以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の便宜上、図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
〔1.情報記録再生装置の構成〕
まず、図1及び図2に基づき、本発明の一実施形態である光ディスク装置(情報記録再生装置)1の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である光ディスク装置1の主要部の構成を示すブロックである。
また、図2は、光ディスク装置1の全体の概要構成を示すブロック図である。
まず、図2に基づき、光ディスク装置1の全体の概要構成について説明する。
図2に示すように、光ディスク装置1は、主として格納部3、ディスク装填認識部6、操作部7、記録再生回路群10、光ヘッド11、光ピックアップ12及び制御部20を備えている。
また、記録再生回路群10は、主としてピックアップ駆動回路13、レーザ駆動回路14及び再生回路15を備えている。
また、光ディスク装置1は、光ディスク(情報記録媒体)100を含むDVDやBDなどの光情報記録媒体(情報記録媒体)に対して情報の記録及び再生を行う装置である。
図2に示すように、光ディスク装置1では、回転する光ディスク100の図示しないトラックへ、制御部20がピックアップ駆動回路13を介して光ピックアップ12を移動させるようになっている。
光ピックアップ12には、光ヘッド11が設けられている。そして、制御部20がレーザ駆動回路14を介して記録条件を設定し、光ヘッド11から記録用のレーザビームを光ディスク100の記録部位に照射することによって、光ディスク100のトラックに情報が記録されるようになっている。
また、光ディスク装置1は、制御部20がピックアップ駆動回路13を介して光ピックアップ12を光ディスク100の記録部位へ移動させる。そして、制御部20がレーザ駆動回路14を介して再生条件を設定し、光ヘッド11から再生用のレーザビームを光ディスク100に照射するようになっている。
光ヘッド11が検出した反射光は、再生回路15にて再生信号に変換され、制御部20に入力される。これにより、光ディスク装置1は、光ディスク100のトラック(複数のセクタからなる)に記録された情報を再生するようになっている。
また、光ディスク装置1には、ディスク装填認識部6が設けられている。ディスク装填認識部6は、光ディスク100の装填を検出するためのものであり、例えば、各種センサが例示できるが、光ディスク100の装填を検出できるものであれば、どのようなセンサを用いても良い。
また、ディスク装填認識部6は、検出した結果を検出信号として制御部20へ出力するようになっている。
操作部7は、ユーザが、光ディスク装置1に各種の操作命令を入力するためのものであり、例えば、操作ボタンとそのインターフェースなどが例示できる。
次に、図1に基づき、光ディスク装置1の主要部(制御部20など)の構成について説明する。
まず、図1に示すように、格納部3は、記録層−記録エリア対応テーブル記録部31、層番号−記録層対応テーブル記録部32、層種類判別結果記録部33及び記録・再生制御方式設定情報(記録条件・再生条件)記録部34などの制御部20による情報の演算・加工に必要なデータを常時、若しくは一時的に記録するものである。また、格納部3は、制御部20を動作させるためのプログラム(不図示)なども記録される。
記録層−記録エリア対応テーブル記録部31は、以下で説明する光ディスク100の管理情報領域101の記録エリアA1〜A8・・・と、光ディスク100の各情報記録層との対応関係を示すテーブル情報があらかじめ記録されている。
層番号−記録層対応テーブル記録部32は、光ディスク100の各情報記録層のアドレス情報記録領域107に含まれる、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号(層番号情報)と、光ディスク100の各情報記録層との対応関係を示すテーブル情報があらかじめ記録されている。
層種類判別結果記録部33は、層種類判別部223が判別した、光ディスク100の各情報記録層のうち、アクセスした情報記録層の種類の判別結果を記録するものである。
なお、「アクセス」とは、光ディスク100に記録された情報を再生すること、又は、光ディスク100に情報を記録することである。
また、「アクセスした」とは、情報記録層にアクセスする前でなく、情報記録層にアクセスした後であることを意味する。
記録・再生制御方式設定情報記録部34は、各情報記録層の規格の種類や、記録特性の種類に応じて設定される記録・再生制御方式設定情報(記録条件・再生条件)があらかじめ記録されている。
次に、図1に示すように、制御部20は、ディスク管理部21、再生制御部22、記録制御部(記録条件設定手段)23及び記録再生回路群制御部24を備えた構成である。
ディスク管理部21は、ディスク装填認識部6から光ディスク100が装填されたことを示す検出信号を受信したり、光ディスク100から取得した識別情報から光ディスク100の構造を特定したりして、再生制御部22や記録制御部23などを動作の制御などを行うものである。
再生制御部22は、層種類情報取得部(層種類情報取得手段)221、層番号取得部(層番号取得手段,アクセス層特定手段)222、層種類判別部(アクセス層種類判別手段)223及び再生制御方式設定部(再生条件設定手段)224などを動作させて、主として光ディスク100に記録されている情報を再生する制御を行うものである。
なお、再生データ保持部225は、層種類情報取得部221が取得した層種類情報及び層番号取得部222が取得した層番号(層番号情報)の送信を受けて一時記録し、これらの情報を層種類判別部223に送信したりして各種データのやりとりを行うものである。
層種類情報取得部221は、光ディスク100の管理情報領域101に含まれる記録エリアA1〜A8・・・のそれぞれに記録されている情報記録層の種類を示す層種類情報を取得する(読み出す)ものである。
なお、層種類情報取得部221が取得した層種類情報は、ディスク管理部21が光ディスク100の識別情報と対応付けて格納部3に常時記録させても良い(不図示)。
このとき、ディスク管理部21は、再度光ディスク100が装填されると、光ディスク100の識別情報に対応する層種類情報を格納部3から取得し、層種類情報取得部221に送信するように構成することが好ましい。
これにより、同じ光ディスク100について層種類情報取得部221が、繰り返し層種類情報を取得する必要がないので、管理情報領域101を読まずにいきなり光ディスク100の記録情報層にアクセスした場合でも、アクセスした情報記録層の種類を確実に判別することができる。
なお、「層種類情報」の例としては、書き換え可能な情報記録層、再生専用の情報記録層、前記追記録可能な情報記録層などの記録特性の種類を示すものや、DVDやBDなどのように規格の種類を示すものなどが例示できる。
層番号取得部222は、光ディスク100の各情報記録層のうち、アクセスした情報記録層のアドレス情報に含まれる、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号(層番号情報)を取得する(読み出す)ものである。
これにより、情報記録媒体上の位置を特定するためのアドレス情報に層番号情報を含ませることによって、情報記録媒体上のアクセス可能な、媒体面方向のどの半径位置でも層番号情報を取得することができる。
また、層番号取得部222は、光ディスク100のアドレス情報記録領域107が、情報記録層の種類に応じて、層番号の記録位置が異なっている場合に、アクセスした情報記録層の種類に応じた層番号の記録位置から層番号を取得しても良い。
また、層番号取得部222は、層種類情報取得部221が取得した層種類情報を参照することで特定された層番号の記録位置から、その層番号を取得しても良い。
これにより、光ディスク100の情報記録層の種類に応じて、アドレス情報記録領域107における層番号の記録位置が異なっているため、例えば、規格の異なる情報記録媒体のそれぞれに含まれる同一の層番号を有する情報記録層同士を識別することができる。
すなわち、例えば、RE層を2層有する2層ディスクのRE層なのか、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクのRE層なのかを区別することができる。
なお、層番号取得部(アクセス層特定手段)222は、以下で説明する層種類判別部223の代わりに、層番号を参照して、アクセスした情報記録層を特定しても良い。
以上の構成によれば、光ディスク100における複数の情報記録層の中から、アクセスした情報記録層を特定することができる。
よって、光ディスク100の各情報記録層に異なる層番号を付与することで、簡単に各情報記録媒体を識別することができる。
なお、「層番号」は、アクセスした情報記録層と他の情報記録層とを識別できれば、どのような情報であっても良い。
「層番号」の一例としては、光ディスク100の基板側に最も近い情報記録層から最も遠い情報記録層までの各情報記録層に番号を付与したときのその番号の2進数表示などが例示できる。
また、「層番号」の他の例としては、光ディスク100の光入射側に最も近い情報記録層から最も遠い情報記録層までの各情報記録層に番号を付与したときのその番号の2進数表示などが例示できる。
なお、各情報記録層に付与される番号は、1ずつ増す又は減るように付しても良いし、ランダムに番号を付与しても良い。
層種類判別部223は、層番号取得部222が取得した層番号を再生データ保持部225から読出し、格納部3に記録されている層番号−記録層対応テーブルを参照して、アクセスした情報記録層を特定するようになっている。
以上の構成によれば、光ディスク100における複数の情報記録層の中から、アクセスした情報記録層を特定することができる。
また、層種類判別部223は、層種類情報取得部221が取得した、記録エリアA1〜A8・・・毎に記録された層種類情報及び格納部3に記録されている記録層−記録エリア対応テーブルを参照して、光ディスク100の各情報記録層の層種類情報から、アクセスした情報記録層の層の種類を判別するようになっている。
「情報記録層の種類」としては、書き換え可能なRE層、再生専用のROM層、追記録可能なR層などの記録特性の種類や、DVDやBDなどの規格の種類などが例示できる。
再生制御方式設定部224は、層種類判別部223によって判別されたアクセスした情報記録層の種類に従って、その情報記録層に記録された情報を再生するための再生条件を設定するものである。
また、光ディスク装置1の再生制御部22は、設定された再生条件に従ってアクセスした情報記録層に記録された情報を再生するようになっている。
よって、光ディスク装置1の誤動作などにより、目的の情報記録層とは異なる情報記録層にアクセスした場合でも、その情報記録層の再生条件にマッチした再生条件を設定することができる。
「再生条件」の例としては、再生制御時の各種設定条件(フォーカス制御、トラッキング制御、再生パワー等の設定条件等)が例示できる。
記録制御部23は、記録再生回路群制御部24を介して記録再生回路群10を駆動し、光ピックアップ12のトラッキング制御や光ヘッド11のフォーカス制御などを行って光ディスク100に情報を記録する制御を行うものである。
また、記録制御部23は、層種類判別部223によって判別されたアクセスした情報記録層の種類に従って、その情報記録層に情報を記録するための記録条件を設定するようになっている。
なお、ここでは、記録制御部23が、記録条件を設定する機能を有しているものとして説明したが、上述した再生制御部22のように、記録制御部23を層種類情報取得部221、層種類情報取得部221、層種類判別部223及び再生データ保持部225を備えた構成とし、再生制御方式設定部224を、記録制御方式設定部(不図示)に置換した構成を採用しても良い。
また、再生制御部22の層種類情報取得部221、層種類情報取得部221、層種類判別部223及び再生データ保持部225と共用して、記録制御部23が記録制御方式設定部(不図示)のみを備えた構成としても良い。
また、記録制御部23は、設定された記録条件に従ってアクセスした情報記録層に情報を記録するようになっている。
よって、光ディスク装置1の誤動作などにより、目的の情報記録層とは異なる情報記録層にアクセスした場合でも、その情報記録層の記録条件にマッチした記録条件を設定することができる。
「記録条件」の例としては、記録制御時の各種設定条件(フォーカス制御、トラッキング制御、記録パワー等の設定条件等)が例示できる。
以上より、光ディスク装置1の誤動作等によりアクセスする情報記録層とは別の情報記録層にアクセスしてしまったような場合でも、光ディスク装置1は、そのアクセスした情報記録層の種類を判別することができる。
よって、判別された情報記録層の種類に応じて記録・再生制御方式等の設定を適切に行うことにより、記録・再生制御方式等の設定とアクセスした情報記録層の方式等とをミスマッチしないようにすることができる。
〔2.情報記録媒体の構成〕
次に、図3に基づき、本発明の一実施形態である光ディスク(情報記録媒体)100の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態である光ディスク100の構造を示す模式図であり、図3の(a)部分は、光ディスク100の再生光入射側から見たときの様子を示す模式図であり、図3の(b)部分は、情報記録媒体における断面の一部の様子を示す模式図である。
図3の(a)部分及びに図3の(b)部分示すように、光ディスク100は、大きく分けて管理情報領域(管理情報記録領域)101及びユーザ記録領域102の2つの領域に分けることができる。
管理情報領域101は、トラッキング制御が不要な領域又はフォーカス制御のみでアクセス可能な記録領域である。
なお、このように簡単にアクセス可能な管理情報領域101に層種類情報を記録すれば、光ディスク100の層種類情報を管理情報領域101から簡単かつ、一括して取得することができる。
また、ユーザ記録領域102は、複数のトラック(不図示)から構成され、このトラックは複数のセクタから構成されている。
図3の(a)部分に示すセクタ106は、この複数のセクタの1つを取り出したものである。但し、その大きさは誇張して記載している。
セクタ106には、アドレス情報記録領域107が付随しており、アドレス情報記録領域107は、層番号記録領域B1及びセクタ番号記録領域B2からなる。
本実施形態の層番号記録領域B1には、層番号が記録されており、層番号は、その層が、基板側(再生光入射側の反対側、基板は不図示)から何番目にあたるかを示すものである。
例えば、光ディスク100が、基板側から情報記録層L0〜L7の8層の情報記録層から構成されている場合、層番号記録領域B1に記録される情報を「1」又は「0」を用いた2進数表示で表すと、情報記録層L0が「000」、情報記録層L1が「001」・・・などとなる。
ここで、「アドレス情報記録領域107が付随しており」としているのは、セクタ106に直接ピットでアドレス情報を記録する場合の他に、セクタ106を含むトラックをウォブリング(蛇行)させてアドレス情報が記録される場合などを含める趣旨である。
なお、ROM層は直接ピットでアドレス情報が記録し、RE層とR層とはトラックをウォブリングさせてアドレス情報を記録すれば良い。
すなわち、図3の(a)部分のアドレス情報記録領域107の記録容量を概念的に示すものであり、アドレス情報記録領域107のうち一部の記録容量が、層番号記録領域B1に割り当てられ、残りの記録容量が、セクタ番号記録領域B2に割り当てられることを示しているに過ぎない。
次に、図3の(b)部分示すように、光ディスク100は、再生光入射側の反対側(不図示の基板側)から順に、情報記録層L0〜L7・・・が設けられた多層記録媒体である。
なお、図3の(b)部分では、光ディスク100の情報記録層L1に光ヘッド11からの再生光Rの光スポットが光スポット位置Sに照射されている様子を示している。
ここで、情報記録層L0は、RE層であり、内周側の管理情報領域101には、BCA(Burst Cutting Area)103及びPIC(Permanent Information & Control data)104からなる。
BCA103には、主として、光情報記録媒体の構造を示す識別情報が記録される。
また、識別情報の具体例としては、ディスクの層のタイプ(再生専用型、追記型、書き換え型)、ディスクのサイズ、ディスクのバージョン(速度等に関連)、ディスクへの記録・再生の標準条件、サーボの極性、記録マークの極性及びディスク固有の番号などが例示できるが、これらの各識別情報のBCA103における記録順序(又は配置方法)は、任意であってよい。なお、これらの記録順序は、通常規格などによって決められている。
なお、本実施形態では、BCA103に含まれる層種類情報記録領域105の記録エリアA1〜A8のそれぞれに層種類情報が記録されている。なお、BCA103における層種類情報記録領域105の配置は任意である。
〔3.情報記録媒体に記録される情報〕
次に、図4(a)〜(d)に基づき、光ディスク100に記録されている各情報の具体例について説明する。
なお、ここでは、光ディスク100の情報記録層は、情報記録層L0〜L7の8層である場合について説明する。また、以下では、アドレス情報記録領域107の総ビット数は、32ビットであり、このうち、8ビットが層番号記録領域B1に、24ビットがセクタ番号記録領域B2に割り当てられるものとして説明する。
まず、図4(a)は、記録エリアA1〜A8・・・に記録されている層種類情報の一例である。
なお、層種類情報は、本実施形態では、「01」がROM層、「10」がRE層、「11」がR層を示すものとして説明するが、2ビットの2進数と層の種類とは任意に対応付けることができる。なお、「00」は、層なし、すなわち、情報記録層が存在しないことを示すものとする。
さて、図4(a)の記録エリアA1には、「10」となっているが、これは、記録エリアA1に対応する情報記録層の層の種類が、RE層であることを示している。
また、記録エリアA2〜A4は、「01」となっているが、これは、記録エリアA2〜A4に対応する情報記録層の層の種類が、ROM層であることを示している。
記録エリアA5〜A8は、「00」となっているが、これは、記録エリアA5〜A8に対応する情報記録層は存在しておらず、この光ディスク100の情報記録層の層数が4であることを示している。
次に、図4(b)は、格納部3の記録層−記録エリア対応テーブル記録部31に記録される記録層−記録エリア対応テーブルの一例である。
「記録層−例1」では、記録エリアA1〜A8のそれぞれが、同順で情報記録層L0〜L7に対応していることを示している。
「記録層−例2」では、記録エリアA1〜A8のそれぞれが、逆順で情報記録層L7〜L0に対応していることを示している。
「記録層−例2」では、記録エリアA1〜A8のぞれぞれと情報記録層L7〜L0のそれぞれとの対応関係がランダムである場合を示している。
次に、図4(c)は、セクタ106のアドレス情報記録領域107の層番号記録領域B1に記録される層番号、セクタ番号記録領域B2に記録されるセクタ番号の4つの例(例1〜4)である。
図4(d)は、層番号−記録層対応テーブル記録部32に記録される層番号−記録層対応テーブルの一例である。
ここで、図4(d)に示すように、情報記録層L0〜L7のそれぞれに対応付けられた層番号は、「000」〜「111」であるものとする。
なお、図4(d)に示す例では、情報記録層L0〜L7と層番号との対応関係は、2進数が大きくなる順序で規則的に対応付けているが、層の数が同じであれば、2進数が小さくなる順序で規則的に対応付けても良いし、ランダムに対応付けても良い。
図4(c)の例1では、アクセスした情報記録層の層番号記録領域B1に記録されている層番号が「000」なので、層番号取得部222は、アクセスした情報記録層は情報記録層L0であると特定される。
例2では、層番号記録領域B1に記録されている層番号が「001」なので、層番号取得部222は、アクセスした情報記録層は情報記録層L1であると特定される。
例3では、層番号記録領域B1に記録されている層番号が「010」なので、層番号取得部222は、アクセスした情報記録層は情報記録層L2であると特定される。
例4では、層番号記録領域B1に記録されている層番号が「011」なので、層番号取得部222は、アクセスした情報記録層は情報記録層L3であると特定される。
以上のように、光ディスク100は、2種類以上の情報記録層を複数備えた情報記録媒体であって、アドレス情報記録領域107に記録されているアドレス情報に、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号が含まれており、管理情報領域101に、情報記録層の種類を示す層種類情報が記録されている。
これにより、アクセスした情報記録層のアドレス情報記録領域107に記録されたアドレス情報から層番号を取得すること、及び管理情報領域101から層種類情報を取得することが可能な光ディスク100を提供することができる。
〔4.情報記録再生装置の動作〕
次に、図1及び5〜6に基づき、光ディスク装置1の動作について説明する。
なお、図5〜6は、それぞれ、層種類情報取得ステップ、層番号取得ステップ、及び記録・再生条件設定ステップの動作の流れを示すフローチャートである。
なお、本実施形態では、1つの情報記録層の種類を特定するまでのステップは、層種類情報取得ステップ、層番号取得ステップ、及び記録・再生条件設定ステップの順で流れる場合について説明するが、層種類情報取得ステップと層番号取得ステップとの順序は、任意である。
(4−1.層種類情報取得ステップ)
まず、図5の層種類情報取得ステップについて説明する。
図5に示すように、層種類情報取得ステップのステップS1(以下、「ステップ」を省略する)では、図1に示すディスク装填認識部6が光ディスク100の装填を認識してその旨をディスク管理部21通知してS2に進む。
S2では、まず、ディスク管理部21が再生制御部22に光ディスク100の装填されたことを通知(装填通知)すると共に、光ディスク100のBCA103に記録されている識別情報を取得して格納部3に保持させる旨の命令(識別情報保持命令)を再生制御部22に発する。
次に、再生制御部22は、ディスク管理部21から装填通知及び識別情報保持命令を受けると、記録再生回路群制御部24を介して記録再生回路群10を駆動し、光ディスク100のBCA103(層種類情報記録領域105が含まれる)近傍に光ピックアップ12を移動させてS3に進む。
S3では、再生制御部22は、記録再生回路群制御部24を介して記録再生回路群10を駆動し、光ディスク100のBCA103(層種類情報記録領域105が含まれる)が存在する情報記録層L0にフォーカス制御を行ってBCA103に記録されている情報の再生可能になった段階でS4に進む。なお、このとき、トラッキング制御は不要である。
S4では、再生制御部22は、BCA103に記録されている光ディスク100の識別情報を取得して格納部3に保持させる。
また、BCA103に照射された再生光Rの光スポット位置Sが層種類情報記録領域105に達すると、層種類情報が再生されるので、層種類情報取得部221は、この層種類情報を再生データ保持部225又は格納部3に記録させて結合子「A」に進む。
なお、以上の説明では、層種類情報取得部221が、BCA103に記録された層種類情報を直接、光ディスク100から読み取る場合について説明した。
しかしながら、その他、光ディスク100の識別情報と、BCA103に記録された層種類情報とを対応付けて格納部3に記録させておき、層種類情報取得部221が、この格納部3に記録された識別情報と一致する光ディスク100の場合には、格納部3からその光ディスク100に対応する層種類情報を読み取っても良い。
また、光ディスク100の規格などにより、層種類情報の記録方法が決まっている場合には、格納部3に光ディスク100に対応する層種類情報を予め記録しておき、層種類情報取得部221が、格納部3からその光ディスク100に対応する層種類情報を読み取っても良い。
以上によれば、層番号のみを取得してもアクセスした情報記録層の種類が判別できないが、BCA103にある層種類情報、BCA103から読み取った層種類情報、又は予め格納部3に記録させた層種類情報のいずれかを参照することで、アクセスした情報記録層の種類(R層、RE層及びROM層のいずれかなど)を判別することができる。
(4−2.層番号取得ステップ)
次に、図6の層番号取得ステップについて説明する。
図6に示すように、層番号取得ステップでは、結合子「A」からS5に進む。
S5では、図1に示すユーザが操作部7を介して目的の層に対して情報の記録又は再生を指示(記録再生指示)する。再生制御部22は、この記録再生指示を受けて目的の層(ここでは、L1層であるとする)に記録再生回路群制御部24にフォーカス制御及びトラッキング制御を行わせて光ディスク100のアドレス情報記録領域107を再生する。
このとき、層番号取得部222は、光ディスク100のアドレス情報記録領域107に記録されているアドレス情報から読み出された層番号「001」を再生データ保持部225又は格納部3に一時記録させてS6に進む。
S6では、層種類判別部223が、再生データ保持部225又は格納部3に記録されている層番号「001」を読出し、格納部3の層番号−記録層対応テーブル記録部32に記録された層番号−記録層対応テーブル(図4(d)参照)を参照してアクセスした層がL1層であると特定する。
また、層種類判別部223は、格納部3の記録層−記録エリア対応テーブル記録部31に記録されている記録層−記録エリア対応テーブル(図4(b)の記録層−例1の場合であるとする)を参照して、L1層に対応する層種類情報が記録されている記録エリアは、「A2」であると特定する。
次に、層種類判別部223は、再生データ保持部225又は格納部3に保持した層種類情報(図4(a)参照)を参照して記録エリア「A2」に対応する層種類情報が「01」、すなわち、アクセスした情報記録層L1がROM層であると判別しその判別結果(層種類判別結果を格納部3の層種類判別結果記録部33に記録して結合子「B」に進む。
(4−3.記録・再生条件設定ステップ)
次に、図7の記録・再生条件設定ステップについて説明する。
図7に示すように、記録・再生条件設定ステップでは、結合子「B」からS7に進む。
S7では、再生制御方式設定部224(再生の場合)又は記録制御部23(記録の場合)が、層種類判別結果が層種類判別結果記録部33に記録されたことをトリガとして、格納部3の記録・再生制御方式設定情報記録部34に記録された再生条件又は記録条件を参照して、再生制御部22又は記録制御部23に記録再生回路群10の情報記録層L1層(ROM層)に対応する記録・再生制御方式を設定してS8に進む。
S8では、再生制御部22又は記録制御部23が、設定された記録・再生制御方式で情報記録層L1の再生又は記録を行いS9に進む。
S9では、操作部7を介してユーザが情報記録層L1以外の別の情報記録層に対して情報の記録・再生を指示した場合には、「YES」となり結合子「C」に進む。
一方、操作部7を介してユーザが情報記録層L1以外の別の情報記録層に対して情報の記録・再生を指示していない場合には、「NO」となり「END」となる。
なお、結合子「C」に進むと、図6に示すように、S5に戻る。
〔5.アドレス情報記録領域の様々な利用形態〕
次に、図8(a)及び(b)、並びに、図9(a)及び(b)に基づき、アドレス情報記録領域の様々な利用形態について説明する。
まず、図8(a)は、上述したアドレス情報記録領域の利用形態の他の一例を示す図である。
図8(a)に示す例では、アドレス情報記録領域107を層種類記録領域C1、層番号記録領域C2及びセクタ番号記録領域C3の3つの記録領域を備えた構成としている。
すなわち、層種類情報が、光ディスク100のアドレス情報に含まれる構成としたものである。
これにより、情報記録媒体上の位置を特定するためのアドレス情報に層種類情報を含ませることによって、情報記録媒体上のアクセス可能な、媒体面方向のどの半径位置でも層種類情報を取得することができる。
また、このようなアドレス情報記録領域107の利用形態によれば、前記構成によれば、アクセスした情報記録層から、直接、層種類情報を得ることができるので、上述した管理情報領域101の再生を行うことなくいきなりアクセスした場合でも、情報記録層の層の種類を判別することができる。
例えば、図8(a)に示す例では、アドレス情報記録領域107の層番号記録領域C2に記録されている「000」からアクセスした情報記録層が情報記録層L0であることが特定され、層番号記録領域C2に記録されている「01」から情報記録層L0がRE層であることを判別できる。
次に、図8(b)は、上述したアドレス情報記録領域の利用形態のさらに他の一例を示す図である。
図8(b)に示す例では、層番号記録領域D1に記録されている「01」のように、層番号記録領域B1に記録されている「001」よりもビット数を少なくしている。
これは、アドレス情報記録領域107の総ビット数は、固定数(例えば、DVDでは、総ビット数32、セクタ番号記録領域のビット数24で、その他の記録領域のビット数は8である)であるから、セクタ番号以外の情報のビット数は限られていることを考慮したものである。
例えば、光ディスク100に超解像膜を設けてある情報記録層の記録密度を増大させた場合、セクタ番号記録領域D2に記録されるセクタ番号の総ビット数が増大する可能性がある。そこで、この場合は、セクタ番号記録領域D2の範囲を大きくして層番号記録領域B1の範囲を狭くすれば良い。
また、アドレス情報記録領域の利用形態のさらに他の一例について説明する。
以下では、層番号記録領域と層種類情報記録領域とを一部共用することができるアドレス情報記録領域107の利用形態について説明する。
例えば、RE層とROM層との2層コンビネーションディスクにおいて、層番号記録領域を3ビット使用する場合を考える。
ROM層の場合は、層番号として「000」を使用し、RE層の場合は、層番号として「100」を使用する。
つまり、ROM層の場合は、層番号3ビットのうち、最上位1ビットが「0」である番号を使用し、RE層の場合は、層番号3ビットのうち、最上位1ビットが「1」である番号を使用する。
言い換えれば、層番号3ビットのうち、最上位1ビットを取得することにより、情報記録層の層の種類が分かるようになっている。
上記のような層番号の割り当てを行うことにより、層番号記録領域の3ビットのうち、最上位1ビットは層種類情報記録領域として利用することができる。つまり、層番号記録領域の中に層種類情報を含むような番号の割り当てを行うことにより、使用する領域を削減することができる。
さらに、情報記録層の数が増えた場合、ROM層の場合は、層番号として「000」「001」「010」「011」のいずれかを使用し、RE層の場合は、層番号として「100」「101」「110」「111」のいずれかを使用する。
つまり、層番号記録領域3ビットのうち、最上位1ビットを取得することにより、情報記録層の層の種類を判別することができるようになっている。
上記のような層番号の割り当てを行うことにより、層番号記録領域3ビットのうち、最上位1ビットは層種類情報記録領域として利用することができる。
つまり、さらに情報記録層の数が増えた場合でも、層種類情報記録領域の中に層種類情報を含むような番号の割り当てを行うことにより、使用する領域を削減することができる。
上記では、層番号記録領域3ビットのうち、最上位1ビットを層種類情報記録領域として利用する形態について説明したが、層番号記録領域3ビットのうち、最下位1ビットを層種類情報記録領域として利用してもよい。また、層番号領域3ビットのうち、最上位2ビットを層種類情報記録領域として利用してもよい。
次に、図9(a)及び(b)に示す例では、情報記録層の種類に応じて、アドレス情報が記録されているアドレス情報記録領域107における層番号の記録位置が異なっている例について説明する。なお、ここでは、簡単のため、光ディスク100として2層の場合について説明する。
また、ここでは、RE層及びROM層で構成される2層コンビネーションディスクの場合について説明する。
ところで、RE層及びROM層で構成される2層コンビネーションディスクの場合(ROM−REディスクという)、ROM−REディスクのROM層の作成にROMディスクのROM用スタンパ、並びに、ROM−REディスクのRE層の作成にREディスクのRE用スタンパを兼用できれば、ディスク作成のコストを低減することができる。
また、通常、ROM層用スタンパを作製する費用は、R,RE層用スタンパを作製する費用よりも高い。よって、ROM−REディスクにおいては、少なくともROM用スタンパは兼用できることが好ましい。
しかしながら、単層ROM層用スタンパと、単層RE層用スタンパの両方を兼用スタンパとした場合、ROM層もRE層も所定の記録位置(例えば、図9(a)は、従来の層番号記録位置を示す)に単層の「0」の層番号が記録されるのが通常である。
そうすると、アドレス情報を再生するだけでは、どちらの情報記録層も層番号が「0」となってしまうので、アクセスした情報記録層の特定が困難となってしまうという問題点がある。
よって、ROM層用スタンパと、RE層用スタンパの両方を兼用スタンパとすることはできず、通常は、価格の高いROM層用スタンパを兼用し、RE層用スタンパは兼用しないと考えられる。
一方、例えば、情報記録層L0のRE層の層番号を「0」と違う番号の「1」にしてしまう方法では、次のような問題点が生じる。
すなわち、RE層のみの2層ディスク(RE−REディスクという)では、両方のRE層を「1」とすると、情報記録層L0及びL1を区別することができなくなる。
そうすると、情報記録再生装置がBCAを再生せずに再生等を行う装置であった場合、情報記録再生装置は通常、情報記録層L0より再生情報等を得ようとするため、RE−REディスクの情報記録層L0にアクセスしていても、ROM−REディスクの情報記録層L1にアクセスしていると認識してしまい、実際には存在していない情報記録層L0にジャンプしようとする可能性がある。
しかしながら、実際には、RE−REディスクの情報記録層L0にアクセスしているので、いつまでもレイヤージャンプを繰り返してしまう可能性がある。
以上より、ROM−REディスクのRE層の層番号は、少なくとも通常と違う位置になければならない。つまり、ROM層のアドレス情報における層番号位置とは異なる必要がある。
以上のような観点から、図9(b)に示すように、光ディスク100では、情報記録層の種類に応じて、アドレス情報記録領域107における層番号の記録位置が異なるようにしても良い(なお、図9(b)に示す記録位置は旧規格の予約領域である)。
また、このとき、光ディスク装置1の層番号取得部222は、アクセスした情報記録層の種類に応じた層番号の記録位置からその層番号を取得するように構成する。
また、光ディスク装置1の層番号取得部222は、層種類情報取得部221が取得した層種類情報又はあらかじめ格納部3に記録されている場合はその層種類情報を参照して、層番号の記録位置から層番号を取得することが好ましい。
これにより、情報記録層の種類に応じて、アドレス情報記録領域107における層番号の記録位置が異なっているため、例えば、規格の異なる情報記録媒体のそれぞれに含まれる同一の層番号を有する情報記録層同士を識別することができる。
すなわち、例えば、RE層を2層有する2層コンビネーションディスクのRE層なのか、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクのRE層なのかを区別することができる。
なお、本発明の情報記録再生装置は、異なる種類の層を複数有する多層光記録媒体に対して再生を行う情報記録再生装置において、前記多層光記録媒体に対してレーザ光を照射し、前記光記録媒体からの反射光を読み取る再生手段と、各層に含まれる層番号を取得する層番号取得手段と、少なくとも1つの層の管理情報領域に含まれる前記層番号に対応する層種類情報を取得する層種類情報取得手段と、前記層番号取得手段及び前記層種類情報取得手段から得られた情報に基づいて各層の種類を判別する層種類判別手段とを備えていても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記層番号領域は、アドレス情報に含まれていても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記管理情報領域は、トラッキング制御をすることなく再生可能な領域を含んでも良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、異なる種類の層を複数有する多層光記録媒体に対して、前記多層光記録媒体に対してレーザ光を照射し、前記光記録媒体からの反射光を読み取る再生ステップと、各層に含まれる層番号を取得する層番号取得ステップと、少なくとも1つの層の管理情報領域に含まれる前記層番号に対応する層種類情報を取得する層種類情報取得ステップと、前記層番号取得ステップ及び前記層種類情報取得ステップから得られた情報に基づいて各層の種類を判別する層種類判別ステップと含んでいても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記層番号取得手段は、前記層種類情報取得手段から得られた層種類情報に基づいて層種類に対応したアドレス情報内の層番号を取得しても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、層番号を有する各層のアドレス情報及び層種類情報を有する管理情報領域を含んでいても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、情報を読み出すことのみ可能な情報再生層(ROM)と、情報を記録することが可能な領域を含む情報記録再生層(R、RE)と、を少なくとも有し、前記情報記録層に記録されている前記アドレス情報に含まれる各層内の面内位置を特定する番地の記録位置と、前記層番号の記録位置との位置関係が、前記情報再生層に記録されている前記アドレス情報に含まれる各層内の面内位置を特定する番地と前記層番号との位置関係と異なっていても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、2種類以上の情報記録層を複数備えた情報記録媒体であって、前記情報記録層に、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号情報が含まれており、少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域に、前記情報記録層の種類を示す層種類情報が記録されていても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、前記層番号情報は、前記情報記録層のアドレス情報に含まれていても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、前記層種類情報は、前記情報記録層のアドレス情報に含まれていても良い。
最後に、光ディスク装置1の各ブロック、特に制御部20は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、光ディスク装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである光ディスク装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、前記光ディスク装置1に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、光ディスク装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また、本発明は、以下のように表現することもできる。
また、本発明の情報記録再生装置は、2種類以上の情報記録層を複数備えた情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置であって、前記複数の情報記録層のうち、アクセスした情報記録層を特定するアクセス層特定手段と、前記アクセス層特定手段によって特定された、前記アクセスした情報記録層の種類を判別するアクセス層種類判別手段とを備えていても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、2種類以上の情報記録層を複数備えた情報記録媒体に対して情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置の制御方法であって、前記複数の情報記録層のうち、アクセスした情報記録層を特定するアクセス層特定ステップと、前記アクセス層特定ステップで特定された、前記アクセスした情報記録層の種類を判別するアクセス層種類判別ステップとを含んでいても良い。
前記構成又は方法によれば、アクセス層特定手段は、又はアクセス層特定ステップでは、前記複数の情報記録層のうち、アクセスした情報記録層を特定するようになっている。
それゆえ、複数の情報記録層の中から、アクセスした情報記録層を特定することができる。
なお、「アクセス」とは、情報記録媒体に記録された情報を再生すること、又は、情報記録媒体に情報を記録することである。
また、「アクセスした」とは、情報記録層にアクセスする前でなく、情報記録層にアクセスした後であることを意味する。
また、前記構成又は方法によれば、アクセス層種類判別手段は、又はアクセス層種類判別ステップでは、アクセス層特定手段によって又はアクセス層種類判別ステップ特定された、アクセスした情報記録層の種類を判別するようになっている。
よって、アクセスした情報記録層の種類を判別することができる。
「情報記録層の種類」としては、書き換え可能な情報記録層、再生専用の情報記録層、追記録可能な情報記録層などの記録特性の種類や、DVDやBDなどの規格の種類などが例示できる。
よって、情報記録再生装置の誤動作等によりアクセスする情報記録層とは別の情報記録層にアクセスしてしまったような場合でも、情報記録再生装置は、そのアクセスした情報記録層の種類を判別することができる。よって、判別された情報記録層の種類に応じて記録・再生制御方式等の設定を適切に行うことにより、記録・再生制御方式等の設定とアクセスした情報記録層の方式等とをミスマッチしないようにすることができる。
以上より、情報記録再生装置の誤動作等によりアクセスする情報記録層とは別の情報記録層にアクセスしてしまったような場合でも、記録・再生制御方式等の設定がその情報記録層の方式等とミスマッチしないようにすることができる。
本発明の情報記録再生装置は、前記アクセスした情報記録層に含まれる、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号情報を取得する層番号取得手段と、前記情報記録層の種類を示す層種類情報を取得する層種類情報取得手段とを備えており、前記アクセス層特定手段は、前記層番号取得手段が取得した層番号情報を参照して、前記アクセスした情報記録層を特定し、前記アクセス層種類判別手段は、前記層種類情報取得手段が取得した層種類情報を参照して、前記アクセスした情報記録層の種類を判別しても良い。
前記構成によれば、層番号取得手段は、アクセスした情報記録層に含まれる、層番号情報を取得するようになっている。
また、前記構成によれば、アクセス層特定手段は、層番号取得手段が取得した層番号情報を参照して、アクセスした情報記録層を特定するようになっている。
よって、情報記録媒体の各情報記録層に異なる層番号情報を付与することで、簡単に各情報記録媒体を識別することができる。
また、前記構成によれば、層種類情報取得手段は、前記情報記録層の種類を示す層種類情報を取得するようになっている。
さらに、アクセス層種類判別手段は、層種類情報取得手段が取得した層種類情報を参照して、前記アクセスした情報記録層の種類を判別するようになっている。
よって、アクセスした情報記録層の種類を判別することができる。
ここで、「層番号情報」は、アクセスした情報記録層と他の情報記録層とを識別できれば、どのような情報であっても良い。
「層番号情報」の例としては、情報記録媒体の基板側に最も近い情報記録層から最も遠い情報記録層までの各情報記録層に番号を付与したときのその番号の2進数表示などが例示できる。
また、情報記録媒体の再生光入射側に最も近い情報記録層から最も遠い情報記録層までの各情報記録層に番号を付与したときのその番号の2進数表示などが例示できる。
なお、各情報記録層に付与される番号は、1ずつ増す又は減るように付しても良いし、ランダムに番号を付与しても良い。
なお、「層種類情報」の例としては、書き換え可能な情報記録層、再生専用の情報記録層、前記追記録可能な情報記録層などの記録特性の種類を示すものや、DVDやBDなどのように規格の種類を示すものなどが例示できる。
本発明の情報記録再生装置は、前記層番号情報が、前記情報記録層のアドレス情報に含まれていても良い。
これにより、情報記録媒体上の位置を特定するためのアドレス情報に層番号情報を含ませることによって、情報記録媒体上のアクセス可能な、媒体面方向のどの半径位置でも層番号情報を取得することができる。
本発明の情報記録再生装置は、前記層種類情報は、前記情報記録媒体の少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域に記録されていても良い。
これにより、簡単にアクセス可能な管理情報領域に層種類情報を記録することで、情報記録媒体の層種類情報を管理情報領域から簡単かつ、一括して取得することができる。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記管理情報領域は、トラッキング制御が不要な領域であっても良いし、フォーカス制御のみでアクセス可能な領域であっても良い。
前記構成によれば、各情報記録層を全て再生することなく、トラッキング制御が不要又はフォーカス制御のみでアクセス可能な領域のように、簡単にアクセス可能な領域(管理情報領域)に層種類情報を記録することで、情報記録媒体の層種類情報を管理情報領域から簡単かつ、一括して取得することができる。
本発明の情報記録再生装置は、前記層種類情報は、前記情報記録層のアドレス情報に含まれていても良い。
前記構成によれば、アクセスした情報記録層から、直接、層種類情報を得ることができるので、上述した管理情報領域の再生を行うことなくいきなりアクセスした場合でも、情報記録層の層の種類を判別することができる。
なお、例えば、層種類情報を管理情報領域に記録する場合には、情報記録層に対応付けられた記録エリアを設けて、その記録エリアに対応する情報記録層の層種類情報を記録するようにすれば良い。
ところで、2種類以上の情報記録媒体においては、コスト低減のため、旧規格の情報記録媒体と新規格の情報記録媒体同士でも、同一の記録特性を有する情報記録層を作製するためのスタンパは、共通に使用できることが好ましい。言い換えれば、異なる規格の情報記録媒体のそれぞれに同一の記録特性を有する情報記録層がある場合、これらの情報記録層を同一のスタンパで製造できれば、全体的なコスト低減が可能となる。
例えば、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクでは、ROM層用のスタンパとRE層用のスタンパとが必要であるが、ROM層のみのディスク又はRE層のみのディスクで用いたROM層及びRE層用スタンパを使用できれば、コストが低減できる。
しかしながら、単層ROM層及び単層RE層用スタンパで作成した場合、層番号情報は、通常、単層であることを示す「0」となってしまうので、アドレス情報を再生するだけでは、これらの層のうち、どちらの層にフォーカスされているか情報記録再生装置が判断することができないという問題点がある。
そこで、例えば、ROM層及びRE層用スタンパで作成した前記2層コンビネーションディスクで、いずれか一方の番号を「1」に変更することが考えられるが、今度は、例えば、RE層を2層有する2層コンビネーションディスクのRE層なのか、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクのRE層なのかを区別することができなくなるという問題点がある。
このような問題点を解決するために、前記アドレス情報は、前記情報記録層のアドレス情報記録領域に記録されており、前記情報記録層の種類に応じて、前記アドレス情報記録領域における前記層番号情報の記録位置が異なっており、前記層番号取得手段は、前記アクセスした情報記録層の種類に応じた前記層番号情報の記録位置から前記層番号情報を取得しても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記情報記録層の種類を示す層種類情報を取得する層種類情報取得手段を備えており、前記層番号取得手段は、前記層種類情報取得手段が取得した層種類情報を参照して、前記層番号情報の記録位置から前記層番号情報を取得しても良い。
前記構成によれば、情報記録層の種類に応じて、アドレス情報記録領域における層番号情報の記録位置が異なっているため、例えば、規格の異なる情報記録媒体のそれぞれに含まれる同一の層番号情報を有する情報記録層同士を識別することができる。
すなわち、例えば、RE層を2層有する2層コンビネーションディスクのRE層なのか、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクのRE層なのかを区別することができる。
本発明の情報記録再生装置は、前記アクセス層種類判別手段によって判別された前記アクセスした情報記録層の種類に従って、その情報記録層に記録された情報を再生するための再生条件を設定する再生条件設定手段を備えており、前記再生条件設定手段によって設定された再生条件に従って前記アクセスした情報記録層に記録された情報を再生しても良い。
前記構成によれば、再生条件設定手段は、前記アクセス層種類判別手段によって判別された前記アクセスした情報記録層の種類に従って、その情報記録層に記録された情報を再生するための再生条件を設定し、本発明の情報記録再生装置は、設定された再生条件に従って前記アクセスした情報記録層に記録された情報を再生するようになっている。
よって、情報記録再生装置の誤動作などにより、目的の情報記録層とは異なる情報記録層にアクセスした場合でも、その情報記録層の再生条件にマッチした再生条件を設定することができる。
「再生条件」の例としては、再生制御時の各種設定条件(フォーカス制御、トラッキング制御、再生パワー等の設定条件等)が例示できる。
本発明の情報記録再生装置は、前記アクセス層種類判別手段によって判別された前記アクセスした情報記録層の種類に従って、その情報記録層に情報を記録するための記録条件を設定する記録条件設定手段を備えており、前記記録条件設定手段によって設定された記録条件に従って前記アクセスした情報記録層に情報を記録しても良い。
前記構成によれば、記録条件設定手段は、前記アクセス層種類判別手段によって判別された前記アクセスした情報記録層の種類に従って、その情報記録層に情報を記録するための記録条件を設定し、情報記録再生装置は、設定された記録条件に従って前記アクセスした情報記録層に情報を記録するようになっている。
よって、情報記録再生装置の誤動作などにより、目的の情報記録層とは異なる情報記録層にアクセスした場合でも、その情報記録層の記録条件にマッチした記録条件を設定することができる。
「記録条件」の例としては、記録制御時の各種設定条件(フォーカス制御、トラッキング制御、記録パワー等の設定条件等)が例示できる。
また、本発明の情報記録媒体は、2種類以上の情報記録層を複数備えた情報記録媒体であって、前記情報記録層に、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号情報が含まれており、少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域に、前記情報記録層の種類を示す層種類情報が記録されていても良い。
前記構成によれば、アクセスした情報記録層から層番号情報を取得すること、及び少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域から層種類情報を取得することが可能な情報記録媒体を提供することができる。
また、本発明の情報記録媒体は、前記構成に加えて、前記層番号情報が、前記情報記録層のアドレス情報に含まれていても良い。
これにより、情報記録媒体上の位置を特定するためのアドレス情報に層番号情報を含ませることによって、情報記録媒体上のアクセス可能な、媒体面方向のどの半径位置でも層番号を取得することが可能な情報記録媒体を提供することができる。
また、本発明の情報記録媒体は、前記層種類情報が、前記情報記録層のアドレス情報に含まれていても良い。
これにより、情報記録媒体上の位置を特定するためのアドレス情報に層種類情報を含ませることによって、情報記録媒体上のアクセス可能な、媒体面方向のどの半径位置でも層種類情報を取得することができる。
以上より、アクセスした情報記録層から、直接、層種類情報を得ることができるので、上述した管理情報領域の再生を行うことなくいきなりアクセスした場合でも、情報記録層の層の種類を判別すること可能な情報記録媒体を提供することができる。
なお、前記情報記録再生装置及びその制御方法における各手段、各機能、各処理、並びに、各ステップ及び各工程のそれぞれは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを各手段として動作させ、コンピュータに各機能を実現させ、若しくはコンピュータに各処理、各ステップ又は各工程を実行させることにより前記情報記録再生装置及びその制御方法を、コンピュータにて実現させる前記情報再生プログラム及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
また、本発明は、以下のように表現することもできる。
すなわち、本発明の情報再生方法は、2種類以上の情報記録層を複数備え、前記情報記録層のアドレス情報に、その情報記録層と他の情報記録層とを識別するための層番号情報が含まれており、少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域に、前記情報記録層の種類を示す層種類情報が記録されており、前記情報記録層の種類に応じて、前記アドレス情報が記録されているアドレス情報記録領域における前記層番号情報の記録位置が異なっている情報記録媒体からデータを再生する情報再生方法であって、前記少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域に記録されている層種類情報を取得する層種類情報取得ステップと、アクセスした情報記録層の種類に応じた層番号情報の記録位置から層番号情報を取得する層番号情報取得ステップと、前記層番号取得ステップで取得した層番号情報を参照して、前記アクセスした情報記録層を特定するアクセス層特定ステップと、前記層種類情報取得ステップで取得した層種類情報を参照して、アクセス層特定ステップで特定した前記アクセスした情報記録層の種類を判別するアクセス層種類判別ステップとを含んでいても良い。
前記方法によれば、アクセス層特定ステップでは、前記複数の情報記録層のうち、アクセスした情報記録層を特定する。
それゆえ、複数の情報記録層の中から、アクセスした情報記録層を特定することができる。
また、前記方法によれば、アクセス層種類判別ステップでは、アクセス層種類判別ステップ特定された、アクセスした情報記録層の種類を判別するようになっている。
よって、アクセスした情報記録層の種類を判別することができる。
よって、情報記録再生装置の誤動作等によりアクセスする情報記録層とは別の情報記録層にアクセスしてしまったような場合でも、情報記録再生装置は、そのアクセスした情報記録層の種類を判別することができる。よって、判別された情報記録層の種類に応じて再生制御方式等の設定を適切に行うことにより、再生制御方式等の設定とアクセスした情報記録層の方式等とをミスマッチしないようにすることができる。
以上より、情報記録再生装置の誤動作等によりアクセスする情報記録層とは別の情報記録層にアクセスしてしまったような場合でも、再生制御方式等の設定がその情報記録層の方式等とミスマッチしないようにすることができる。
また、前記方法によれば、層番号取得ステップでは、アクセスした情報記録層に含まれる、層番号情報を取得する。
また、前記方法によれば、アクセス層特定ステップでは、層番号取得ステップで取得した層番号情報を参照して、アクセスした情報記録層を特定する。
よって、情報記録媒体の各情報記録層に異なる層番号情報を付与することで、簡単に各情報記録媒体を識別することができる。
また、前記方法によれば、層種類情報取得ステップでは、前記情報記録層の種類を示す層種類情報を取得する。
さらに、アクセス層種類判別ステップでは、層種類情報取得ステップで取得した層種類情報を参照して、前記アクセスした情報記録層の種類を判別する。
よって、アクセスした情報記録層の種類を判別することができる。
また、情報記録媒体の再生光入射側に最も近い情報記録層から最も遠い情報記録層までの各情報記録層に番号を付与したときのその番号の2進数表示などが例示できる。
なお、各情報記録層に付与される番号は、1ずつ増す又は減るように付しても良いし、ランダムに番号を付与しても良い。
また、前記方法では、前記層番号情報が、前記情報記録層のアドレス情報に含まれている。
これにより、情報記録媒体上の位置を特定するためのアドレス情報に層番号情報を含ませることによって、情報記録媒体上のアクセス可能な、媒体面方向のどの半径位置でも層番号情報を取得することができる。
また、前記方法では、前記層種類情報は、前記情報記録媒体の少なくとも1つの情報記録層の管理情報領域に記録されている。
これにより、簡単にアクセス可能な管理情報領域に層種類情報を記録することで、情報記録媒体の層種類情報を管理情報領域から簡単かつ、一括して取得することができる。
ところで、上記のように、単層ROM層及び単層RE層用スタンパで作成した場合、層番号情報は、通常、単層であることを示す「0」となってしまうので、アドレス情報を再生するだけでは、これらの層のうち、どちらの層にフォーカスされているか情報記録再生装置が判断することができないという問題点がある。
そこで、例えば、ROM層及びRE層用スタンパで作成した前記2層コンビネーションディスクで、いずれか一方の番号を「1」に変更することが考えられるが、今度は、例えば、RE層を2層有する2層コンビネーションディスクのRE層なのか、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクのRE層なのかを区別することができなくなるという問題点がある。
このような問題点を解決するために、前記方法では、前記アドレス情報は、前記情報記録層のアドレス情報記録領域に記録されており、前記情報記録層の種類に応じて、前記アドレス情報記録領域における前記層番号情報の記録位置が異なっており、前記層番号取得ステップでは、前記アクセスした情報記録層の種類に応じた前記層番号情報の記録位置から前記層番号情報を取得する。
また、前記方法では、前記層番号取得ステップでは、前記層種類情報取得ステップで取得した層種類情報を参照して、前記層番号情報の記録位置から前記層番号情報を取得する。
前記方法によれば、情報記録層の種類に応じて、アドレス情報記録領域における層番号情報の記録位置が異なっているため、例えば、規格の異なる情報記録媒体のそれぞれに含まれる同一の層番号情報を有する情報記録層同士を識別することができる。
すなわち、例えば、RE層を2層有する2層コンビネーションディスクのRE層なのか、ROM層とRE層との2層コンビネーションディスクのRE層なのかを区別することができる。
それゆえ、情報記録再生装置の誤動作等によりアクセスする情報記録層とは別の情報記録層にアクセスしてしまったような場合でも、再生制御方式等の設定がその情報記録層の方式等とミスマッチしないようにすることができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。