JP5080604B2 - 同軸コネクタ用回転機構部品および同軸コネクタ - Google Patents
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Description
このとき、レセプタクル外部導体4とプラグ外部導体5が互いに接触して電気的に接続されると共に、図示しないがコネクタレセプタクル1の中心導体とコネクタプラグ2の中心導体が互いに接触して電気的に接続され、この状態でコネクタプラグ2がコネクタレセプタクル1の中心導体を中心として回転することとなる。
逆に、リング状スプリングの弾性力を電気的接続に適した値に設定すると、接触箇所における摩擦は小さく、メッキの損傷または摩耗に起因した接触抵抗の増大を回避することはできるが、回転トルクが小さくなるので、コネクタレセプタクルとコネクタプラグとの間で円滑な回転運動を行うことが困難となり、回転機構における機械的特性が低下するという問題を生じてしまう。
また、この発明は、このような同軸コネクタ用回転機構部品を用いた同軸コネクタを提供することも目的としている。
また、複数のスプリング部材は、それぞれ第1の部位と第2の部位に互いに異なる表面処理が施されたものを使用することができる。
図1および図2に、この発明の実施の形態に係る同軸コネクタの構成を示す。同軸コネクタは、コネクタレセプタクル11と、このコネクタレセプタクル11に嵌合されるコネクタプラグ12から構成されている。コネクタレセプタクル11は、ラック等の支持体13上にボルト14により固定され、コネクタプラグ12には、同軸ケーブル15が接続されている。
また、第1の外殻部材18の外側の段部18cに回転機構部品25の環状のベース部材26が嵌入固定されており、第2の外殻部材21は、フランジ部21aが第1の外殻部材18の段部18bと回転機構部品25のベース部材26との間にわずかなクリアランスを介して挟まれることで、第1の外殻部材18から脱落することなく第1の外殻部材18に対して回転自在に保持されている。
また、回転機構部品25のベース部材26の中心部分に貫通孔26aが形成されており、第1の中心コンタクト20の外周部を覆う絶縁部材19の上半部が第2の外殻部材21の挿通部21bの下半部に挿入された状態でベース部材26の貫通孔26a内に嵌入固定されている。
スプリング部材S1の先端部近傍の凸部27aが、この発明における電気的接続のための第1の部位を構成し、スプリング部材S2の基端部近傍の凸部27bが、この発明における回転トルク制御のための第2の部位を構成している。
回転機構部品25は、導電性を有すると共に所望の接触力を得るために優れたバネ性を有する材料から形成されることが好ましく、例えばリン青銅からなる丸棒材を切削加工した後、上記のような曲げ加工を施すことにより、製造することができる。さらに、第2の外殻部材21の挿通部21bの内周面との接触箇所における良好な電気的特性および機械的特性を得るために、回転機構部品25の表面上に金メッキが施されている。
この同軸コネクタのコネクタレセプタクル11は、以上のような構成を有するため、回転機構部品25の6本のスプリング部材S2の基端部近傍の凸部27bがそれぞれ回転トルク制御に適した接触力で第2の外殻部材21の挿通部21bの内周面に接触することで、第2の外殻部材21は第3の外殻部材22と共に第1の外殻部材18の中心軸の回りに全周にわたって円滑に回転運動を行うことが可能となる。このとき、回転機構部品25の2本のスプリング部材S1の先端部近傍の凸部27aが、上記のスプリング部材S2における接触力とは異なる、電気的接続に適した接触力でそれぞれ第2の外殻部材21の挿通部21bの内周面に接触するので、回転機構部品25と第2の外殻部材21とを小さな接触抵抗で良好に電気的に接続することが可能となる。すなわち、第1の外殻部材18から回転機構部品25のベース部材26、2本のスプリング部材S1および第2の外殻部材21を介して第3の外殻部材22まで常時良好な電気的接続がなされる。
第2の外殻部材21との電気的接続と第2の外殻部材21の回転運動に対する回転トルク制御とを互いに異なるスプリング部材S1およびS2を介して行うため、それぞれ最適な接触力に設定することが容易となり、電気的特性および機械的特性の双方において信頼性の高い同軸コネクタが実現される。
また、一つの回転機構部品25で電気的接続のための接触力と回転トルク制御のための接触力の双方を個別に設定することができるので、少ない部品点数で電気的特性および機械的特性を共に向上させることが可能となる。
また、回転トルク制御のためには、3本以上のスプリング部材S2で第2の外殻部材21にトルクをかけることが好ましく、さらに、これら3本以上のスプリング部材S2は、トルクのバランスをとるために第2の外殻部材21の回転方向に対称に配置されることが好ましい。
回転機構部品25のスプリング部材27の本数は、8本には限らない。ただし、より多数のスプリング部材27を有する方が、全体の接触点が増加するため、1つの接触点あたりの接触力を小さく設定することができ、各接触点における摩擦が低減されるので、電気的特性および機械的特性の双方において信頼性のさらなる向上を図ることができる。
また、各スプリング部材27の基端部近傍の凸部27bは、回転トルク制御を行うためのものであり、電気的接続を行う必要がないので、導電性を有しない被膜を表面上に形成することもできる。例えば、フッ素樹脂等からなる被膜を形成すれば、凸部27bの表面における摩擦を低減することが可能となる。
Claims (4)
- 外周部が絶縁部材で覆われた中心導体が外部導体の円筒状の挿通部内に挿通されると共に前記外部導体が前記中心導体を中心として回転自在に配置された同軸コネクタに用いられる導電性の回転機構部品であって、
前記絶縁部材の外周部を囲むと共に前記絶縁部材の外周部に固定された環状のベース部材と、それぞれ基端部が前記ベース部材に接続されると共に先端部が自由端となるように前記外部導体の挿通部の内周面に沿って互いに周方向に離間し且つ前記ベース部材から前記中心導体の軸方向に延在する複数のスプリング部材とを備え、
前記複数のスプリング部材のうち、一部のスプリング部材は、それぞれ電気的接続のために長手方向における第1の部位が所定の接触力で前記外部導体の挿通部の内周面に接触し、残部のスプリング部材は、それぞれ前記中心導体を中心とする前記外部導体の回転トルク制御のために前記第1の部位とは異なる第2の部位が前記所定の接触力よりも大きな接触力で前記外部導体の挿通部の内周面に接触するように曲げ加工されていることを特徴とする同軸コネクタ用回転機構部品。 - 前記複数のスプリング部材は、それぞれ前記第1の部位が前記先端部側に配置され、前記第2の部位が前記第1の部位よりも前記基端部側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の同軸コネクタ用回転機構部品。
- 前記複数のスプリング部材は、それぞれ前記第1の部位と前記第2の部位に互いに異なる表面処理が施されていることを特徴とする請求項1または2に記載の同軸コネクタ用回転機構部品。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の同軸コネクタ用回転機構部品を用いて同軸ケーブルを引き出し方向回転自在に接続することを特徴とする同軸コネクタ。
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JP2010069557A JP5080604B2 (ja) | 2010-03-25 | 2010-03-25 | 同軸コネクタ用回転機構部品および同軸コネクタ |
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