JP5079161B1 - 化粧枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シール材の使用量を少なくして低コスト化を図り、パネル体と連結部材との接合部の水密性を容易かつ確実に向上することができる化粧枠を提供する。
【解決手段】 化粧枠1を第1パネル体10と、第2パネル体11と、連結部材12と、化粧枠1の4つの入隅に嵌着される入隅カバー体13とで構成する。入隅カバー体13には、連結部材12の係止部60嵌合して係止される係止爪85が形成される基部81と、幅方向一端部が第1パネル体10に当接し、幅方向他端部が基部81に連なる第1カバー部82と、幅方向一端部が第2パネル体11に当接し、幅方向他端部が基部81に連なる第2カバー部83とを形成する。凹空間66にシール材200を充填し、入隅カバー体13を連結部材12に嵌着して4つの入隅覆う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建物の開口部に設けられる化粧枠に関する。
建物の外壁には、採光および換気などのために開口部が形成され、該開口部には窓が設けられる。外壁の開口部には、開口部の美観を向上するために、化粧枠が設けられる。化粧枠は、パネル部材から成る化粧枠材を四角筒状に枠組みすることによって構成され、開口部にビスなどによって固定される。
化粧枠の入隅には、化粧枠の水密性を高めるためにシール材が打設される。本発明の従来技術としては、たとえば特許文献1記載の発明を挙げることができる。この従来技術では、断面がV字状の棒状部材である基部と、基部から互いに垂直に突出する複数の差込片と、基部の中心部に形成され基部の長手方向に沿って延びる嵌合溝とを有する連結部材によって縦パネルと横パネルとを主面が互いに垂直となるように連結する。このとき、縦パネルと連結部材との接合部および横パネルと連結部材との接合部には、シリコンから成るシール材が充填される。これによって、各接合部における水密性が高められている。
そして、断面が三日月状のカバー部と、該カバー部と一体に形成される嵌合片とを有するコーナ目地材の該嵌合片を、連結部材の嵌合溝に嵌合させて、カバー部によって入隅を覆うことによりシール材が入隅に露出することを防ぎ、化粧枠の美感を向上している。
特開平6−81545号公報
化粧枠を構成する各縦パネルおよび各横パネルは、生産性および加工の容易性などの観点から合成樹脂を押し出し成形した約1m〜約2mの長尺材を約0.5m〜約1mの定尺長に切断された短尺材として製造されている。そのため、各パネルは、公差の範囲ではあるが、押出し成形後の温度低下に伴う熱収縮によって、表面に波打ち状のひずみを有する場合があり、平面性が低い。
さらに化粧枠が取り付けられる外壁の開口部の大きさは、建物の構造や取付け位置などによって異なり、一律ではない。そのため、前記各パネルは、取付け現場で開口部の大きさに合わせて手作業で切断して用いられることが多い。
このような取付け現場におけるパネルの切断は、作業者が各パネルに切断位置を罫書きし、その罫書きされた切断位置をのこぎりなどの切断工具を用いて切断する手作業によって行なわれる。
のこぎりなどの切断工具を用いて切断された各パネルの切断面は、熟練した作業者であっても各パネルの長手方向、幅方向および厚み方向の傾斜や凹凸が生じてしまい、高精度で平坦かつ直角度の高い切断面を形成することができない。
このようにして切断された縦パネルおよび横パネルを用いて、縦パネルおよび横パネルと連結部材とを連結すると、縦パネルと連結部材との接合部および横パネルと連結部材との接合部には、各パネルの切断面の前述の傾斜および凹凸による隙間が発生し、水密性が低下してしまう。
そのため、従来技術では、接合部における水密性を向上するために、作業者に高度な技術が要求され、容易かつ確実に、高い水密性の接合部を実現することができず、作業者によって化粧枠の水密性に差が生じてしまうという問題がある。
この問題を解決するために、各パネルと連結部材との間には、湿式シール材を打設し、接合部の水密性を確保している。
しかし、前記接合部には、各パネルの切断面の傾斜および凹凸による隙間が発生するので、水密性が得られる適度の充填量を超えてシール材が過剰に充填され、シール材の使用量が多く、高コスト化してしまうという問題がある。
したがって、本発明の目的は、シール材の使用量を少なくして低コスト化を図り、パネル体と連結部材との接合部の水密性を容易かつ確実に向上することができる化粧枠を提供することである。
本発明は、建物の開口部に設けられる化粧枠であって、
差込孔が形成される長尺の2つの第1パネル体と、
差込孔が形成される長尺の2つの第2パネル体と、
前記2つの第1パネル体それぞれの長手方向各端部と、前記2つの第2パネル体それぞれの長手方向各端部との間にそれぞれ介在し、前記2つの第1パネル体の主面と前記2つの第2パネル体の主面とが垂直を成すように、前記2つの第1パネル体と前記2つの第2パネル体とをそれぞれ連結する4つの連結部材であって、
前記第1パネル体の幅方向に沿って延びる第1フランジ部と、
前記第1フランジ部と一体に形成され、前記第2パネル体の幅方向に沿って延びる第2フランジ部と、
前記第2フランジ部に形成され、前記第1パネル体の差込孔に差込まれる第1差込片と、
前記第2フランジ部から垂直に立ち上がり、前記第1フランジ部側に凹んだ係止部が形成される立ち上がり壁と、
前記立ち上がり壁から垂直に突出し、前記第2パネル体の差込孔に差込まれる第2差込片と、
前記立ち上がり壁から垂直に突出し、前記第2差込片と平行に延び、第2パネル体の端面が当接する当接部と、を有する4つの連結部材と、
前記2つの第1パネル体の長手方向各端部と、前記2つの第2パネル体の長手方向各端部とが前記4つの連結部材によってそれぞれ連結された状態で、前記第1パネル体の長手方向各端部と、前記2つの第2パネル体の長手方向各端部と、前記4つの連結部材とによって形成される4つの入隅部にそれぞれ設けられ、前記4つの連結部材にそれぞれ嵌着される4つの入隅カバー体とを含み、
前記入隅カバー体は、
前記第1パネル体の幅方向に沿って延び、先端部に前記係止部に嵌合して前記立ち上がり壁に係止される係止爪を有する基部と、
前記第1パネル体の幅方向に沿って延びる第1カバー部であって、幅方向一端部が前記第1パネル体に当接し、幅方向他端部が前記基部に連なる第1カバー部と、
前記第1パネル体の幅方向に沿って延びる第2カバー部であって、幅方向一端部が前記第2パネル体に当接し、幅方向他端部が前記基部に連なる第2カバー部と、を有することを特徴とする化粧枠である。
また本発明は、前記第2パネル体と前記連結部材との間には、前記係止部に連通する退避空間が形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記第1パネル体は、前記差込孔が形成される第1基部と、
前記第1基部の長手方向に垂直な幅方向一端部に直角に屈曲して連なる第1端壁部とを有し、
前記第2パネル体は、前記差込孔が形成される第2基部と、
前記第2基部の長手方向に垂直な幅方向一端部に直角に屈曲して連なる第2端壁部とを有し、
前記第1パネル体の前記第1端壁部に嵌着される第1カバー体と、
前記第2パネル体の前記第2端壁部に嵌着される第2カバー体とを含み、
前記連結部材は、前記第1および第2フランジ部の長手方向に垂直な平面に沿う略板状のコーナ片を有し、
前記入隅カバー体は、前記基部、前記第1カバー部および前記第2カバー部のうち、少なくとも一つの長手方向一端部に直角に屈曲して連なるコーナカバー部を有することを特徴とする。
また本発明は、前記第1差込片は、前記第2フランジ部の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
前記第2差込片は、前記立ち上がり壁の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
前記第1フランジ部には、各第1差込片間に臨む複数の第1貫通孔が厚み方向に形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記立ち上がり壁には、前記第1貫通孔と同一軸線上に設けられる複数の第2貫通孔が厚み方向に形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記第1フランジ部および前記第2フランジ部の少なくともいずれか一方の表面には、前記コーナ片が形成される長手方向一端部から長手方向他端部に向かって目盛部が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、第1パネル体および第2パネル体には差込孔が形成され、連結部材には前記差込孔に差込まれる第1差込片と第2差込片とが形成されるので、第1パネル体の差込孔に連結部材の第1差込片を差込むことによって、また第2パネル体の差込孔に連結部材の第2差込片を差込むことによって、第1および第2パネル体はそれぞれ連結部材と結合され、位置決めされる。
また連結部材には、第1フランジに平行に延びる立ち上がり壁が形成されるとともに、前記立ち上がり壁から垂直に突出し、前記第2差込片と平行に延び、第2パネル体の端面が当接する当接部が形成される。
このため、第1パネル体と第2パネル体とは、第1パネル体が第2フランジに当接し、かつ第2パネル体が第1および第2当接部に当接した状態、すなわち第1パネル体の長手方向の各端面と第2パネル体の長手方向の各端面とが近接した状態で、連結部材を介して連結される。
また第2パネル体と立ち上がり壁との間には当接部が介在するので、第2パネル体と立ち上がり壁との間に凹状の空間である凹空間が形成される。
第1および第2パネル体と連結部材との接合部の水密性は、各連結部材の各第1フランジおよび第2フランジの幅方向遊端部ならびに前記凹空間にシール材を打設することによって達成することができるので、第1および第2パネル体の長手方向の各端面(切断面)に傾斜および凹凸があり、第1および第2パネル体と連結部材との接合部に隙間が発生しても、第1および第2パネル体と連結部材との接合部の水密性を容易かつ確実に向上することができる。
また凹空間によってシール材の充填量を容易に把握することができるので、シール材の充填量を一律にして低コスト化することができる。
また第1パネル体の長手方向の各端面と、第2パネル体の長手方向の各端面とは近接した状態で連結されるので、入隅カバー体が覆うべき領域を小さくすることができる。これによって入隅カバー体の第1および第2カバー部の幅方向寸法を、従来技術と比較して短くすることができるので、入隅の形状をより直角に近づけることができ、化粧枠の美感を向上することができる。
また本発明によれば、入隅カバー体は、コーナカバー部を有し、コーナカバー部によって、入隅カバー体の位置決めを行うことができるので、コーナ片にコーナカバー部を装着するだけで、入隅カバー体を容易かつ確実に凹空間に嵌着することができる。さらに入隅カバー部とコーナカバー部との間の水密処理が不要である。
また本発明によれば、端壁部は第1カバー体および第2カバー体によって覆われ、コーナ片は、コーナカバー部によって覆われるので、化粧枠の室内側に露出する部分の美感を向上することができる。
また本発明によれば、第1差込片は、第2フランジの長手方向に間隔を空けて複数形成され、第1フランジには、各第1差込片間に臨んで開口する複数の第1貫通孔が形成される。
これによって、第1パネル体と連結部材とを連結することができるとともに、第1パネル体と第2パネル体とを連結するビスが第1差込片に干渉することを防止することができる。したがって、第1パネル体と第2パネル体とを確実にビスを用いて強固に連結することができる。
また本発明によれば、立ち上がり壁には、各第1差込片間に臨んで立ち上がり壁の厚み方向に連通し、かつ前記第1貫通孔と同一軸線上に設けられる複数の第2貫通孔が形成されるので、これら第1および第2貫通孔にビスを容易に挿通することができる。したがって、第1パネル体と、第2パネル体とを連結部材によって容易かつ確実に位置決めした後、ビスを用いて強固に連結することができる。
また本発明によれば、第1フランジおよび第2フランジの少なくともいずれか一方の表面には、コーナ片が形成される長手方向一端部から長手方向他端部に向かって目盛部が形成される。
このような目盛部を第1および第2フランジ部の一方または双方に設けることによって、化粧枠を開口部に取り付けるに際して、連結部材によって第1および第2カバー体を連結して枠組みする前に、連結部材を用いて開口部の奥行き長さを測定し、あるいは連結部材の開口部から奥行き方向への突出長を測定して採寸することができる。
したがって作業者が開口部を奥行き方向の長さを測定した後、その測定長さに合わせて連結部材の切断位置を採寸してから切断する必要がなく、連結部材の切断位置を直接視認して切断作業を行うことができる。これによって化粧枠の開口部への取付け時の作業効率を向上することができる。
本発明の一実施形態の化粧枠1の連結部の構造を示す分解斜視図である。 化粧枠1の連結部の拡大断面図である。 第1パネル体10の断面図である。 一方側用連結部材41の構造を示す図である。 一方側用連結部材41の左側面図である。 図4(1)の切断面線A−Aから見た拡大断面図である。 係止部60を示す部分拡大図である。 入隅カバー体13を示す図である。 入隅カバー体13を示す図である。 入隅カバー体13を示す斜視図である。 カバー体14が端壁部31に装着された状態を示す図である。 化粧枠1の分解斜視図である。 第1および第2パネル体10,11と連結部材12とが連結された状態を示す斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態の化粧枠1の連結部の構造を示す分解斜視図であり、図2は、化粧枠1の連結部の拡大断面図である。
建物の例えば浴室と屋外とを仕切る外壁には、窓を構築するために開口部が形成される。化粧枠1は、開口部の美感を向上するために、開口部に固定されて設けられる。
化粧枠1は、差込孔32が形成される、長尺の2つの第1パネル体10と、差込孔32が形成される、長尺の2つの第2パネル体11と、2つの第1パネル体10それぞれの長手方向各端部と、2つの第2パネル体11それぞれの長手方向各端部との間にそれぞれ介在し、2つの第1パネル体10の主面と2つの第2パネル体11の主面とが垂直を成すように、2つの第1パネル体10と2つの第2パネル体11とをそれぞれ連結する4つの連結部材12と、第1および第2パネル体10,11が連結部材12によって連結されて形成される4つの入隅部にそれぞれ設けられ、4つの連結部材12にそれぞれ嵌着される4つの入隅カバー体13と、第1および第2パネル体10,11の端壁部31に嵌着されるカバー体14と、を含んで構成される。
先ず、第1および第2パネル体10,11について説明する。第1パネル体10は、化粧枠1が開口部に設けられた状態で、床面に垂直な鉛直方向に沿って配置される縦枠材である。第2パネル体11は、床面に沿って配置される横枠材である。
本実施の形態では、第1パネル体10と第2パネル11とは長手方向の寸法が異なるのみで、同一の断面形状を有する。以下では、第1パネル体10について説明し、重複を避けるために第2パネル体11についての説明は省略する。また以下の説明において、「基部30」は、第1基部および第2基部に相当し、「端壁部31」は、第1端壁部および第2端壁部に相当する。
図3は第1パネル体10の断面図である。第1パネル体10は、図3の紙面に垂直な方向に延びる長尺部材であって、長手方向に垂直な断面が略L字状に形成される。第1パネル体10は、平坦状の基部30と、基部30の幅方向(図3の左右方向)一端部から厚み方向(図3の上下方向)一方側に略垂直に屈曲して連なる端壁部31とを有する。第1パネル体10は、たとえば合成樹脂の押出し形材によって実現される。
基部30は、第1パネル体10の幅方向に相互に間隔をあけて略平行に配置され、長手方向に延びる2つの平板状部分35a,35bと、平板状部分35aと平板状部分35bとを連結し、第1パネル体10の長手方向に伸びる複数の板状連結部分36と、平板状部分35aと平板状部分35bとを連結し、第1パネル体10の長手方向へ延びる複数の筒状連結部分37とを有する。
2つの平板状部分35a,35bは、複数の板状連結部分36と複数の筒状連結部分37とによって相互に連結された状態で一体的に形成される。したがって、第1パネル体10の厚みT1は、各平板状部分35a,35bの各厚みと、板状連結部分36の幅とを加えた値に相当する。平板状部分35aの厚み方向一方表面が、第1パネル体10の主面である。前記主面を成す平板状部分35aの厚み方向一方表面部は、たとえばアクリロニトリル アクリルゴム スチレン(略称:AAS)樹脂によって形成される。
複数の筒状連結部分37には、星形の貫通孔40が形成される。貫通孔40は、第1パネル体10の幅方向に間隔ΔL1をあけて、複数形成される。平板状部分35bには、基部30の厚み方向に退避する凹状の溝39が複数形成される。
基部30には、長手方向の各端部間にわたって貫通し、長手方向の各端面で開口する差込孔32が、幅方向に間隔をあけて複数形成される。端壁部31には、後述するカバー体14が装着される。
端壁部31は、基部30の幅方向一端部から基部30の厚み方向に略垂直に屈曲して連なる平板状部分38と、平板状部分38から基部30の幅方向に関して、基部30の一端部から離反する方向に突出して形成される2つの係合片33とを有する。
係合片33は、第1パネル体10の厚み方向に相互に間隔をあけて略平行に配置されて形成される。このように端壁部31の平板状部分38には2つの係合片33が形成されるので、平板状部分38には係合片33を側壁とする凹溝34が形成される。
基部30の厚み方向他方側の外表面部分、すなわち、第1パネル体10と第2パネル体11とが枠組みされた状態で、建物の開口部と当接する部分である平板状部分35bは、耐候性の高い材料、たとえばAAS樹脂、またはアクリロニトリル ブタジエン スチレン(略称:ABS)樹脂の押出し成形によって実現される。
次に連結部材12について説明する。連結部材12は、2つの第1パネル体10それぞれの長手方向各端部と、2つの第2パネル体11それぞれの長手方向各端部との間にそれぞれ介在し、2つの第1パネル体10の主面と2つの第2パネル体11の主面とが垂直を成すように、2つの第1パネル体10と2つの第2パネル体11とをそれぞれ連結する。
連結部材12は、第1パネル体10の長手方向一端部と、第2パネル体11の長手方向一端部とを連結する2つの一方側用連結部材41と、第1パネル体10の長手方向他端部と、第2パネル体11の長手方向他端部とを連結する2つの他方側用連結部材42との2種類から成り、総称する場合には単に「連結部材12」と記す。
一方側用連結部材41と他方側用連結部材42とは、互いに面対称に形成される。したがって、以下においては、一方側用連結部材41について説明し、記載の重複を避けるため、他方側用連結部材42についての説明は省略する。一方側用連結部材41と他方側用連結部材42は、化粧枠1の中心軸線に関して互いに軸対称に用いられる。
図4は、一方側用連結部材41の構造を示す図であり、図4(1)は、一方側用連結部材41の正面図であり、図4(2)は、一方側用連結部材41の背面図であり、図4(3)は、一方側用連結部材41の平面図である。図5は、一方側用連結部材41の左側面図であり、図6は、図4(1)の切断面線A−Aから見た拡大断面図である。図7は、係止部60を示す部分拡大図である。
連結部材12は、第1パネル体10の幅方向(図4の左右方向)に沿って延びる板状の第1フランジ部50と、第1フランジ部50と一体に形成され、第2パネル体11の幅方向に沿って延びる板状の第2フランジ部51と、第1フランジ部50および第2フランジ部51の各長手方向(第1および第2パネル体10,11の幅方向に相当)に垂直な平面に沿って一体的に形成される板状のコーナ片52とを含んで構成される。
第1フランジ部50の一表面部には、後述する第2フランジ部51に形成される各第1差込片56間に臨んで第1フランジ部50の厚み方向に連通する第1貫通孔55が、第1フランジ部50の長手方向に間隔をあけて、複数(本実施形態では4)形成される。各第1貫通孔55の間隔ΔL2は、第1および第2パネル体10,11の各貫通孔40の間隔ΔL1と同一である。したがって、第1貫通孔55は、第2パネル体11と連結部材12とが連結された状態で、貫通孔40と同一軸線上に配置される。
第1フランジ部50の一表面部には、前記コーナ片52が形成される長手方向一端部から長手方向他端部に向かって、目盛部54が形成される。この目盛部54は、前記第1および第2パネル体10,11が配置される側とは反対側の面外方向に臨む表面、さらに詳しくは、第1フランジ部50の前記第1パネル体10に臨む側とは反対側の表面に形成される。
このような目盛部54は、連結部材12を射出成型する際に、第1フランジ部50の長手方向に垂直に延びる凸状に隆起した複数の目盛部分54aを前記長手方向に沿って、例えば10mm毎に等間隔に形成することによって実現されてもよく、前記隆起した目盛部分54aに代えて凹状の陥没した目盛部分54aによって実現されてもよく、さらに成型後の連結部材12の第1フランジ部50の表面に塗料を印刷して目盛部分54aが形成されてもよく、さらには印刷された粘着テープを第1フランジ部50の表面に貼付けることによって目盛部54を設けるようにしてもよい。
また、目盛部54は、前述のようにして形成される目盛部分54aに隣接して、前記コーナ片52を基点として例えば50mm毎に、「50」,「100」,「150」、……のように長さ位置に対応した数値54bを前記目盛部分54aと同様に形成してもよい。
第2フランジ部51は、第1パネル体10の差込孔32に差込まれる第1差込片56と、第2フランジ部51から垂直に立ち上がる立ち上がり壁57とを含んで構成される。第1差込片56は、第1フランジ部50の幅方向(第2フランジ部51の厚み方向)に平行に、第2フランジ部51から突出して形成され、第2フランジ部51の長手方向に間隔をあけて複数(本実施形態では5)形成される。
図4(1)に示すように、第1差込片56は、その長さが長いものと、短いものと2種類あり、長い第1差込片56と短い第1差込片56とが交互に形成されている。
立ち上がり壁57は、板状の壁であり、第1フランジ部50から前記第1パネル体10の厚みT1に相当する間隔Δbをあけた位置に、第2フランジ部51の一表面から第1フランジ部50と平行に突出して形成される。
立ち上がり壁57は、第2差込片58と、第2貫通孔59と、係止部60と、第1当接部61と、第2当接部62とを含んで構成される。
第2差込片58は、立ち上がり壁57から立ち上がり壁57の厚み方向(第2パネル体11の長手方向)に突出して形成され、第2フランジ部51に沿って延びる。第2差込片58は、第2パネル体11の幅方向に間隔をあけて複数(本実施形態では5)形成される。各第2差込片58の間隔は、各第1差込片56の間隔と同一であり、各差込孔32の間隔と同一である。各第2差込片58を第2パネル体11の各差込孔32に挿入することによって、一方側用連結部材41と第2パネル体11とは連結される。
第2貫通孔59は、立ち上がり壁57の厚み方向に貫通して形成され、第2パネル体11の幅方向に間隔をあけて複数形成される。各第2貫通孔59は、第1貫通孔55と同一軸線上に形成される。したがって、第2貫通孔59は、第2パネル体11と連結部材12とが連結された状態で、貫通孔40と同一軸線上に配置される。
係止部60は、立ち上がり壁57の頂部から第2フランジ部51に向かうにつれて傾斜する案内面部60aと、案内面部60aに連なり、立ち上がり壁57の厚み方向に退避する凹所60bとを有する。案内面部60aは、後述する入隅カバー体13の係止爪85を凹所60bに案内する。凹所60bには、係止爪85が係止される。係止部60は、連結部材12の長手方向に関して、間隔L4をあけて複数形成される。係止部60が形成されるピッチは、後述する入隅カバー体13の基部81と同一である。
第1当接部61は、立ち上がり壁57の頂部に、第2パネル部材11の幅方向に間隔をあけて複数形成される。第1当接部61は、各第2差込片58と同じピッチで形成され、その中心軸線と、各第2差込片58の中心軸線とが一致して形成される。言い換えれば、第1当接部61は、第2差込片58毎に形成される。
各第1当接部61は、平面視で長方形を成す立方体の突部によって実現される。第1当接部61は、立ち上がり壁57の頂部から第2差込片58の中間部にわたって形成される。第1当接部61には、平板状部分35aの端面が当接する。
第2当接部62は、立ち上がり壁57の下端部から第2差込片58が突出する方向と平行に突出して形成される突部である。本実施形態では、第2当接部62は直方体状に形成され、第2パネル体11に臨む端面が第1当接部61の第2パネル体11に臨む端面と同一平面を成すように形成される。第2当接部62の第2パネル体11に臨む端面には、平板状部分35bの端面が当接する。
第2当接部62は、係止部60毎に形成される。第2当接部62は、中心軸線が凹所60bの長手方向中間部と一致するように形成される。これによって、第2パネル体11と一方側用連結部材41とが連結された状態において、第2当接部62の側方(図7の紙面において左右方向)には、立ち上がり壁57と、第2当接部62の各側面と、第2パネル体11の端面とによって規定される2つの退避空間65が形成される。
第1当接部61および第2当接部62の立ち上がり壁57からの離間距離Δcは、たとえば2mmに設定される。このように第1当接部61の第2パネル体11に臨む端面と第2当接部62の第2パネル体11に臨む端面とが同一平面上に形成され、かつ、第1当接部61および第2当接部62は、立ち上がり壁57から突出して形成されるので、第2パネル体11の端面は、第1当接部61および第2当接部62に当接し、立ち上がり壁57には当接しない。したがって、図2,6に示すように、第2パネル体11の端面と立ち上がり壁57との間には、幅Δcを有し、第2パネル体11の幅方向(連結部材12の長手方向)に延びる溝状の凹空間66が形成される(後述する図13参照)。
すなわち、第1当接部61および第2当接部62は、立ち上がり壁57と第2パネル体11との間に介在するスペーサとして機能する。これによって、化粧枠1の4つの入隅部には、第1および第2パネル体10,11の幅方向に延びる凹空間66が形成される。
コーナ片52は、第1フランジ部50および第2フランジ部51の長手方向他端部に垂直に連なって形成される略正方形の平板状部分70と、平板状部分70から第1フランジ部50および第2フランジ部51の長手方向(図5の紙面に垂直な方向)に突出する、断面が略L字状の周壁部分71と、平板状部分70から第2パネル体11の厚み方向に突出する第1位置決め片72と、平板状部分70から第2パネル体11の長手方向に突出する第2位置決め片73とを有する。
周壁部分71は、コーナ片52の第1位置決め片72に連なる辺から垂直に立ち上がり、第1位置決め片72に連なる辺に沿って延びる一方側壁部71aと、一方側壁部71aの長手方向一端部に連なり、かつ、平板状部分70から垂直に立ち上がって一方側壁部71aの長手方向に垂直な方向に延びる他方側壁部71bとを有する。周壁部分71の突出量(高さ)は、第1および第2パネル体10,11の端壁部31に形成される係合片33と同一である。
平板状部分70は、他方側壁部71bよりも、第2パネル体11の長手方向に、前記Δcだけ突出して形成される。したがって、第2パネル体11の端壁部31と平板状部分70とは、この部分において当接する。
平板状部分70には、平板状部分70の厚み方向に貫通するビス孔75と、2つの差込突起76とが形成される。ビス孔75は、化粧枠1を開口部にビス止めする際に用いられる孔である。ビス孔75は、平板状部分70の中央部に形成される。
差込突起76は、後述する入隅カバー体13の差込凹部93に嵌合する突起であり、差込突起76は平板状部分70に、ビス孔75から第2パネル体11の長手方向に離間した位置にそれぞれ形成される。差込突起76は、平板状部分70から周壁部分71が立ち上がる方向に突出する。差込突起76と周壁部分71との突出量(高さ)は同一である。
次に入隅カバー体13について説明する。図8は、入隅カバー体13を示す図である。図8(1)は、入隅カバー体13の底面図であり、図8(2)は、入隅カバー体13の背面図であり、図8(3)は、入隅カバー体13の平面図である。図9は、入隅カバー体13を示す図である。図9(1)は、入隅カバー体13の左側面図であり、図9(2)は、入隅カバー部80を示す断面図である。図10は、コーナカバー部90を示す図であり、図10(1)は、入隅カバー部80側からコーナカバー部90を見たときの斜視図であり、図10(2)は、外方からコーナカバー部90を見たときの斜視図である。
入隅カバー体13は、化粧枠1を各連結部材12のコーナ片52を手前にした正面側から見たときに左下方および右上方に配置される一方側用連結部材41に嵌着される一方側の入隅カバー体13Aと、化粧枠1を同様に正面側から見たときに左上方および右下方に配置される他方側用連結部材42に嵌着される他方側の入隅カバー体13Bとの2種類からなり、総称して「入隅カバー体13」と称する。一方側の入隅カバー体13Aと他方側の入隅カバー体13Bとは、互いに軸対称に形成される。以下においては、一方側用連結部材41に嵌着される一方側の入隅カバー体13Aについて説明し、他方側の入隅カバー体13Bの説明は省略する(後述する図12参照)。
入隅カバー体13は、入隅カバー部80と、コーナカバー部90とを有する。入隅カバー部80は、第1パネル体10の幅方向に沿って延び、先端部に、凹所60bに嵌合して立ち上がり壁57に係止される係止爪85を有する複数の基部81と、第1パネル体10の幅方向に沿って延びる第1カバー部であって、幅方向一端部が第1パネル体10に当接し、幅方向他端部が基部81に連なる第1カバー部82と、第1パネル体10の幅方向に沿って延びる第2カバー部であって、幅方向一端部が第2パネル体11に当接し、幅方向他端部が基部81に連なる第2カバー部83を含んで構成される。
基部81は、断面が略J字状に形成され、先端部に係止爪85が形成される。基部81は、入隅カバー体13の長手方向に間隔L5をあけて複数形成される。基部81が形成される間隔L5と、係止部60が形成される間隔L4は同一である。
第1カバー部82は、断面が基部81に向かって凸に緩やかに湾曲した長手板状に形成され、第1パネル体10に当接し、前記長手方向に垂直な幅方向一端部の断面が略半円状を成す。第2カバー部83は、断面が基部81に向かって凸に緩やかに湾曲した長手板状に形成され、第2パネル体11に当接し、前記長手方向に垂直な幅方向一端部の断面が、第1カバー部82にほぼ対称に略半円状を成す。第1および第2カバー部82,83は、前記幅方向に弾性変形可能に形成される。
したがって、第1カバー部82と第1パネル体10との接点および第2カバー部83と第2パネル体11との接点を線接触にすることができる。これによって、入隅カバー体13を連結部材12に嵌着したときに、第1および第2カバー部82,83を無理なく弾性変形させて、第1および第2パネル体10,11に弾発的に線接触させ、凹空間66を塞ぐことができる。
コーナカバー部90は、入隅カバー部80の長手方向一端部に直角に屈曲して連なる四角平板状のカバー本体91と、カバー本体91の周縁部に連なり、入隅カバー部80が延びる方向に立ち上がる断面が略L字状の端面カバー部92とを含む。
このように、コーナカバー部90は、入隅カバー部80の長手方向一端部に直角に屈曲して連なるので、コーナカバー部90と入隅カバー部80との間に、水密性向上のために第1および第2パネル体10,11の切断面を後加工して直角度などを修正する調整作業は不要である。これによって、化粧枠1の施工の容易性および水密性を向上することができる。
カバー本体91には、円筒状の差込凹部93が形成される。差込凹部93は、その中心軸線が連結部材12の平板状部分70に形成される差込突起76の中心軸線と一致するように形成され、端面カバー部92と同一方向に突出する。差込凹部93には、差込突起76が嵌合され、これによってカバー本体91に平板状部分70が係止される。
端面カバー部92は、一端部が一方側壁部71aに当接し、一方側壁部71aが延びる方向に垂直な方向に延びる一方側端面カバー部分92aと、一方側端面カバー部分92aの他端部に連なり、一方側壁部71aと平行に延びる他方側端面カバー部分92bとを有する。
次に、カバー体14について説明する。図11は、カバー体14が端壁部31に装着された状態を示す図である。図11(1)は、カバー体14が装着された状態における連結部材12の左側面図であり、図11(2)は、カバー体14と端壁部31との装着状態を示す断面図である。
カバー体14は、化粧枠1が建物の開口部に取付けられた状態で、建物の内部から見て左右側に配置されるカバー体14と、上下に配置されるカバー体14とに区別される。但し、これらカバー体14は同一の断面構成を有し、両者は配置される位置および長手方向の寸法が異なるのみである。
カバー体14は、長手板状の部材であり、第1および第2パネル体10,11の端壁部31を覆うことによって、化粧枠1の美感を向上する。カバー体14は、化粧枠1の組み立て時に、第1および第2パネル体10,11の長手方向の長さに合わせて、切断され、取付けられる。カバー体14の長手方向、幅方向および厚み方向は、カバー体14が端壁部31に装着された状態で、端壁部31の長手方向、幅方向および厚み方向とそれぞれ同一である。
カバー体14は、平板状部分24と、平板状部分24の幅方向一端部から厚み方向に略垂直に屈曲して連なるカバー片25と、平板状部分24の他端部から厚み方向に略垂直に屈曲して連なる第1係合爪26と、平板状部分24の幅方向一端部側近傍から厚み方向に略垂直に突出して形成される第2係合爪27とを有する。
カバー片25は、第2係合爪27を外側から覆うように形成される。カバー体14の外表面は、耐候性を有する上記AAS樹脂などによって形成される。
カバー体14は、2つの係合爪26,27を第1パネル体10の端壁部31に形成される各係合片33に係合させることによって、第1パネル体10の端壁部31に嵌着される。
各係合爪26,27の基端側部分のカバー体14における幅方向の寸法は、各係合片33の基端側部分の端壁部31における幅方向の最小寸法よりも小さく、各係合爪26,27の剛性は、各係合片33の剛性よりも小さくなるように形成される。
カバー体14は、各係合爪26,27を相互に離反する方向に弾性変形させた後、弾性回復力によって、近接した状態から相互に近接する方向に復帰させ、各係合爪26,27を各係合片33に係止させることによって、端壁部31に嵌着される。
カバー体14の長手方向寸法は、一端部が一方側用連結部材41の周壁部分71と当接し、他端部が他方側用連結部材42の周壁部分71と当接するように選ばれる。言い換えれば、周壁部分71は、各カバー体14の長手方向寸法を決定する位置決めとしての役割を有する。
各カバー体14を第1および第2パネル体10,11に嵌着すると、図11(2)に示すように、各カバー体14の長手方向の各端部は、連結部材12の周壁部分71にそれぞれ当接する。
次に化粧枠1の組み立てについて説明する。化粧枠1は、概略すると、化粧枠1の縦枠である第1パネル体10と、横枠である第2パネル体11とを連結部材12を用いて四角枠状に連結して組立て、次に建物の外壁の開口部に、屋内空間側から化粧枠1をビスによって固定し、次にカバー体14を第1および第2パネル体10,11に嵌着し、第1および第2パネル体10,11と連結部材12との接合部にシール材200を打設して水密処理を施し、入隅カバー体13を連結部材12に嵌着することによって、開口部に取付けられる。以下、詳細に説明する。
図12は、化粧枠1の分解斜視図であり、図13は、第1および第2パネル体10,11と連結部材12とが連結された状態を示す斜視図である。
先ず、化粧枠1を取り付けようとする開口部の縦横の内のり寸法を測定し、この測定結果に基づいて、第1および第2パネル体10,11の長手方向に関する寸法を決定する。そして、この決定された長さ寸法を合せてパネル体を切断工具によって切断して、第1および第2パネル体10,11をそれぞれ2つずつ作製する。
次に、第2パネル体11の長手方向の各端部に開口する差込孔32に、一方側用連結部材41の第2差込片58と、他方側用連結部材42の第2差込片58とをそれぞれ差込み、第2パネル体11と一方側用連結部材41および他方側用連結部材42(連結部材12)とを嵌合させて連結する。
この状態で、第2パネル体11を開口部の底部に配置し、開口部の奥行きと、第2パネル体11の幅方向における長さとを比較して、第2パネル体11の幅方向における長さが開口部の奥行きと一致するように、第2パネル体11の幅方向における長さおよび各連結部材41,42の長手方向の寸法を決定する。そして、この決定された長さ寸法に基づいて、各第1および第2パネル体10,11ならびに各連結部材12を、のこぎりなどの切断工具によって切断加工する。
このように、連結部材12の第1フランジ部50の前記第1パネル体10に臨む側とは反対側の表面には、前記コーナ片52が形成される一端部から長手方向他端部に向かって目盛部54が形成される。このような目盛部54を連結部材12に設けることによって、化粧枠1と開口部との奥行き寸法を合わせる際に、連結部材12を用いて開口部の奥行きを測り、あるいは連結部材12の開口部からの突出量を、目盛部54を直接視認して把握することができ、開口部への化粧枠1の建て込み時における作業者の手間を低減して、作業効率を向上することができる。
次に、相互に直角に連結される第1および第2パネル体10,11のうち、第1パネル体10に形成される差込孔32に、連結部材12の第1差込片56を嵌合させて第1パネル体10を位置決めし、第2パネル体11の差込孔32に連結部材12の第2差込片58を嵌合させて、第2パネル体11を位置決めする。
このとき、第1貫通孔55と第2貫通孔59は同一軸線上に配置され、連通する。またこのとき、第2パネル体11の貫通孔40は、第1貫通孔55および第2貫通孔59と同一軸線上に位置する。
そして、第1貫通孔55と第2貫通孔59にビスを挿通し、連結部材12と第2パネル体11とをビス止めして、固定する。これによって、第1パネル体10と第2パネル体11とは、連結部材12を介して、主面が略垂直となるように、四角枠状に連結される。
このように第1パネル体10と第2パネル体11とを連結部材12を介して連結すると、図13に示すように、化粧枠1の4つの入隅には、立ち上がり壁57と、第2パネル体11の切断面とを側壁とし、幅Δcを有する凹空間66が形成される。
次に、各連結部材12の各第1フランジ部50および第2フランジ部51の幅方向遊端部に、シール材200を打設して、第1フランジ部50と第1パネル体10の裏面との間、および第2フランジ部51と第2パネル体11の裏面との間の水密処理を行なう。これによって、化粧枠1の4つ出隅の水密性は保たれる。
次に四角筒状に枠組みした第1および第2パネル体10,11を、建物の開口部に挿入して取付け、連結部材12のコーナ片52に形成されるビス孔75にビスの軸部を挿通して、開口部に固定する。そして、第1および第2パネル体10,11の端壁部31にカバー体14を装着する。
なお、カバー体14の長手方向の寸法は、一方側用連結部材41の周壁部分71と他方側用連結部材42の周壁部分71との間の距離に基づいて決定し、カバー体14の母材を切断しておくものとする。
次に、凹空間66および周壁部分71の頂部にシール材200を打設する。そして、連結部材12のコーナ片52に形成される差込突起76に、入隅カバー体13の差込凹部93を嵌着させて入隅カバー体13を位置決めし、基部81を凹空間66に差し込む。
このとき、基部81の係止爪85は、案内面部60aに案内されて弾性変形した後、凹所60bに嵌り込む。これによって入隅カバー体13は連結部材12に係止される。またこのとき、端面カバー部92一端部と周壁部分71の一端部とが当接し、端面カバー部92他端部と周壁部分71の他端部とが当接する。以上のようにして、化粧枠1の取り付けが完了する。
なお、シール材200は、たとえばポリサルファイド樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂またはアクリル樹脂等を主成分とした液状シーリング材、もしくはクロロプレンまたはポリ塩化ビニル等のビード状の成形シーリング材であり、本実施の形態ではシリコーン樹脂を用いている。
本実施形態によれば、第1パネル体10および第2パネル体11には差込孔32が形成され、連結部材12には前記差込孔32に差込まれる第1差込片56と第2差込片58とが形成されるので、第1パネル体10の差込孔32に連結部材12の第1差込片56を差込むことによって、また第2パネル体11の差込孔32に連結部材12の第2差込片58を差込むことによって、第1および第2パネル体10,11はそれぞれ連結部材12と結合され、位置決めされる。
また連結部材12には、第1フランジ部50に平行に延びる立ち上がり壁57が形成されるとともに、前記立ち上がり壁57から垂直に突出し、前記第2差込片58と平行に延び、第2パネル体11の端面が当接する第1および第2当接部61,62が形成される。
このため、第1パネル体10と第2パネル体11とは、第1パネル体10が第2フランジ部51に当接し、かつ第2パネル体11が第1および第2当接部61,62に当接した状態、すなわち第1パネル体10の長手方向の各端面と第2パネル体11の長手方向の各端面とが近接した状態で、連結部材12を介して連結される。そして、化粧枠1の4つの入隅には、凹空間66が形成される。
第1および第2パネル体10,11と連結部材12との接合部の水密性は、各連結部材12の各第1フランジ部50および第2フランジ部51の幅方向遊端部ならびに凹空間66にシール材200を打設することによって達成される。シール材200は、凹空間66が埋まる量にすればよいので、作業者に高度な技術は必要とされず、シール材200が過剰に充填されることはない。
したがって、第1および第2パネル体10,11の長手方向の各端面(切断面)に傾斜および凹凸があり、第1および第2パネル体10,11と連結部材12との接合部に隙間が発生しても、第1および第2パネル体10,11と連結部材12との接合部の水密性を容易かつ確実に向上することができるとともに、シール材200の充填量を一律にして低コスト化することができる。
また第1パネル体10の長手方向の各端面と、第2パネル体11の長手方向の各端面とは近接した状態で連結されるので、入隅カバー体13が覆うべき領域を小さくすることができる。これによって入隅カバー体13の第1および第2カバー部82,83の幅方向寸法を、従来技術と比較して短くすることができるので、入隅の形状をより直角に近づけることができ、これによって、化粧枠1の美感を向上することができる。
また本実施形態によれば、第2当接部62の側方(図7の紙面において左右方向)には、立ち上がり壁57と、第2当接部62の各側面と、第2パネル体11の端面とによって規定される2つの退避空間65が形成されるので、凹空間66にシール材200を打設したときに凹所60b内に流れ込んだシール材200を、係止爪85を凹所60bに嵌り込ませることによって、凹所60b内から押出し、退避空間65に移動させることができる。
これによって、図2に示すように、シール材200を凹所60bから流動させて入隅カバー体13を連結部材12に確実に連結するとともに、基部81まわりの水密性を向上することができる。
また本実施形態によれば、入隅カバー体13は、コーナカバー部90を有し、コーナカバー部90によって、入隅カバー体13の位置決めを行うことができるので、コーナ片52にコーナカバー部90を装着するだけで、入隅カバー体13を容易かつ確実に凹空間66に嵌着することができる。さらに入隅カバー部80とコーナカバー部90との間の水密性を向上するために第1および第2パネル体10,11の切断面を後加工して直角度などを修正する調整作業は不要である。
また本実施形態によれば、端壁部31は第1カバー体および第2カバー体であるカバー体14によって覆われ、コーナ片52は、コーナカバー部90によって覆われるので、化粧枠1の室内側に露出する部分の美感を向上することができる。
また本実施形態によれば、第1差込片56は、第2フランジ部51の長手方向に間隔を空けて複数形成され、第1フランジ部50には、各第1差込片56間に臨んで開口する複数の第1貫通孔55が形成される。
これによって、第1パネル体10と連結部材12とを連結することができるとともに、第1パネル体10と第2パネル体11とを強固に連結するビスが第1差込片56に干渉することを防止することができる。したがって、第1パネル体10と第2パネル体11とを確実にビスを用いて強固に連結することができる。
また本実施形態によれば、立ち上がり壁57には、各第1差込片56間に臨んで立ち上がり壁57の厚み方向に連通し、かつ前記第1貫通孔55と同一軸線上に設けられる複数の第2貫通孔59が形成されるので、これら第1および第2貫通孔55,59にビスを容易に挿通することができる。したがって、第1パネル体10と、第2パネル体11とを連結部材12によって容易かつ確実に位置決めした後、ビスを用いてより強固に連結することができる。
また本実施形態によれば、第1フランジ部50および第2フランジ部51の少なくともいずれか一方の表面には、コーナ片52が形成される長手方向一端部から長手方向他端部に向かって目盛部54が形成される。
このような目盛部54を第1および第2フランジ部50,51の一方または双方に設けることによって、化粧枠1を開口部に取り付けるに際して、連結部材12によって第1および第2パネル体10,11を連結して枠組みする前に、連結部材12を用いて開口部の奥行き長さを測定し、あるいは連結部材12の開口部から奥行き方向への突出長を測定して採寸することができる。
したがって作業者が開口部を奥行き方向の長さを測定した後、その測定長さに合わせて連結部材12の切断位置を採寸してから切断する必要がなく、連結部材12の切断位置を直接視認して切断作業を行うことができる。これによって化粧枠1の開口部への取付け時の作業効率を向上することができる。
1 化粧枠
10 第1パネル体
11 第2パネル体
12 連結部材
13 入隅カバー体
14 カバー体
24 平板状部分
25 カバー片
26 第1係合爪
27 第2係合爪
30 基部
31 端壁部
32 差込孔
33 係合片
34 凹溝
40 貫通孔
41 一方側用連結部材
42 他方側用連結部材
50 第1フランジ部
51 第2フランジ部
52 コーナ片
54 目盛部
55 第1貫通孔
56 第1差込片
57 立ち上がり壁
58 第2差込片
59 第2貫通孔
60 係止部
60a 案内面部
60b 凹所
61 第1当接部
62 第2当接部
65 退避空間
66 凹空間
70 平板状部分
71 周壁部分
72 第1位置決め片
73 第2位置決め片
75 ビス孔
76 差込突起
80 入隅カバー部
81 基部
82 第1カバー部
83 第2カバー部
85 係止爪
90 コーナカバー部
91 カバー本体
92 端面カバー部
200 シール材

Claims (6)

  1. 建物の開口部に設けられる化粧枠であって、
    差込孔が形成される長尺の2つの第1パネル体と、
    差込孔が形成される長尺の2つの第2パネル体と、
    前記2つの第1パネル体それぞれの長手方向各端部と、前記2つの第2パネル体それぞれの長手方向各端部との間にそれぞれ介在し、前記2つの第1パネル体の主面と前記2つの第2パネル体の主面とが垂直を成すように、前記2つの第1パネル体と前記2つの第2パネル体とをそれぞれ連結する4つの連結部材であって、
    前記第1パネル体の幅方向に沿って延びる第1フランジ部と、
    前記第1フランジ部と一体に形成され、前記第2パネル体の幅方向に沿って延びる第2フランジ部と、
    前記第2フランジ部に形成され、前記第1パネル体の差込孔に差込まれる第1差込片と、
    前記第2フランジ部から垂直に立ち上がり、前記第1フランジ部側に凹んだ係止部が形成される立ち上がり壁と、
    前記立ち上がり壁から垂直に突出し、前記第2パネル体の差込孔に差込まれる第2差込片と、
    前記立ち上がり壁から垂直に突出し、前記第2差込片と平行に延び、第2パネル体の端面が当接する当接部と、を有する4つの連結部材と、
    前記2つの第1パネル体の長手方向各端部と、前記2つの第2パネル体の長手方向各端部とが前記4つの連結部材によってそれぞれ連結された状態で、前記第1パネル体の長手方向各端部と、前記2つの第2パネル体の長手方向各端部と、前記4つの連結部材とによって形成される4つの入隅部にそれぞれ設けられ、前記4つの連結部材にそれぞれ嵌着される4つの入隅カバー体とを含み、
    前記入隅カバー体は、
    前記第1パネル体の幅方向に沿って延び、先端部に前記係止部に嵌合して前記立ち上がり壁に係止される係止爪を有する基部と、
    前記第1パネル体の幅方向に沿って延びる第1カバー部であって、幅方向一端部が前記第1パネル体に当接し、幅方向他端部が前記基部に連なる第1カバー部と、
    前記第1パネル体の幅方向に沿って延びる第2カバー部であって、幅方向一端部が前記第2パネル体に当接し、幅方向他端部が前記基部に連なる第2カバー部と、を有することを特徴とする化粧枠。
  2. 前記第2パネル体と前記連結部材との間には、前記係止部に連通する退避空間が形成されることを特徴とする請求項1記載の化粧枠。
  3. 前記第1パネル体は、前記差込孔が形成される第1基部と、
    前記第1基部の長手方向に垂直な幅方向一端部に直角に屈曲して連なる第1端壁部とを有し、
    前記第2パネル体は、前記差込孔が形成される第2基部と、
    前記第2基部の長手方向に垂直な幅方向一端部に直角に屈曲して連なる第2端壁部とを有し、
    前記第1パネル体の前記第1端壁部に嵌着される第1カバー体と、
    前記第2パネル体の前記第2端壁部に嵌着される第2カバー体とを含み、
    前記連結部材は、前記第1および第2フランジ部の長手方向に垂直な平面に沿う略板状のコーナ片を有し、
    前記入隅カバー体は、前記基部、前記第1カバー部および前記第2カバー部のうち、少なくとも一つの長手方向一端部に直角に屈曲して連なるコーナカバー部を有することを特徴とする請求項1または2記載の化粧枠。
  4. 前記第1差込片は、前記第2フランジ部の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
    前記第2差込片は、前記立ち上がり壁の長手方向に間隔をあけて複数形成され、
    前記第1フランジ部には、各第1差込片間に臨む複数の第1貫通孔が厚み方向に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の化粧枠。
  5. 前記立ち上がり壁には、前記第1貫通孔と同一軸線上に設けられる複数の第2貫通孔が厚み方向に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の化粧枠。
  6. 前記第1フランジ部および前記第2フランジ部の少なくともいずれか一方の表面には、前記コーナ片が形成される長手方向一端部から長手方向他端部に向かって目盛部が形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の化粧枠。
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