JP5078768B2 - アルカリ性電解水の洗浄力維持方法及びその装置 - Google Patents
アルカリ性電解水の洗浄力維持方法及びその装置 Download PDFInfo
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Description
計算に必要な入力値は次の通りである。
a. 洗浄槽10内の洗浄水ADのpH(設定値)
b. 洗浄槽10の容積(洗浄水量)
c.洗浄槽10内の洗浄水ADの温度
d.蒸発係数:基準(仮の)蒸発量を算出するための実験値から得られた係数。基準(仮の)蒸発量は洗浄槽10の容積と洗浄水の温度及び蒸発係数から算出できるので上記b、c、dを入力すると自動的に計算され設定される。
その他に、制御装置5内には上記入力値に基づいてpHと生成量を算出する算式が格納されている。
f.洗浄手法によるpHの降下。(洗浄の手法:シャワー洗浄、浸漬洗浄:物品の量:洗浄頻度:油脂の付着や汚れ具合いにより実験値から係数を決定する)
g.一定時間経過毎のpHの降下。(実験により降下係数を決定する)。
上記の計算値に基づき生成条件を変更して、生成及び注水。
以上の手順によって洗浄槽内の洗浄水のpHを維持することができる。
* 実際の蒸発量の方が多かったら、注水量を増やしてpHを下げ、
* 実際の蒸発量の方が少なかったら、注水量を減らしてpHを上げる。
次回から基準蒸発量の替わりに実際の蒸発量を使って算出を行なう。
ステップS1:先ず、最初に現在の洗浄槽10に於ける洗浄水ADのpHを確 認する。
方法は、最初だけはpH計を使用して測定。もしくは、前回の洗浄時の推定pHをベースに経過時間よりpHの降下を算出して現在値を求める。
ステップS2:現在のpHが確認できたので、洗浄水ADが設定したpHになる様に注水する洗浄水ADのpHと注水量を計算する。
計算は、洗浄槽10の容量が設定され、現在のpHが分かったので新たに注水するpHと注水量が決まる。
ステップS3:計算値に基づき生成及び注水する。
ステップS4:洗浄可能表示灯48点灯(水温も考慮し、設定温度を確認する)
ステップS5:一定時間運転する。(替わりに、一定の生成量もしくは一定の排水量を基準に考えても良い)
ステップS6:排水量を確認する。
排水量が分かると、注水量−排水量=蒸発量により実際の蒸発量が算出できる。
ステップS7:現在の洗浄槽10の推定pHを算出する。
洗浄手法によるpH降下係数と、一定時間経過毎のpHの降下係数と、予め設定した設定値に基づき算出。
ステップS8:洗浄水ADを設定pHに保つために、注水pH及び注水量計算。
ステップS9:新たな生成条件に変更して洗浄水ADを生成及び注水。
ステップS10:洗浄を中止するか確認。中止しないで継続する場合はステップS4の洗浄可能表示灯点灯の次にる。
ステップS11:中止する場合は洗浄可表示灯48を消灯する。(ヒーター12もOFF)
ステップS20: 注水量−排水量で算出した実際の蒸発量が初期の基準蒸発量に比べ、大きい場合は、ステップS21に進んで生成する生成水の注水量を増やしてpHを下げる。
ステップS22:小さい場合は、注水量を減らしてpHを上げる。
ステップS23:次回からは、基準蒸発量の替わりに注水量−排水量で算出した実際の蒸発量を使用して算出する。
尚、排水方式で洗浄槽10の底部にバルブを設置し、バルブの操作により排水するバルブ方式もあるが、排水ポンプ方式と同様であり図は省略する。
1 電解水生成装置
5 制御装置
10 洗浄槽
11 水温計
12 ヒーター
13 ポンプ
14 シャワー
15 カゴ
T 部品
16 流量計
Claims (4)
- 電解水生成装置より洗浄槽に注水された洗浄水としてのアルカリ性電解水のpHを、洗浄に最適な理想のpHに維持するための方法であって、
洗浄に先立ち、洗浄槽内の上記アルカリ性電解水のpHを直接測定するか、若しくは、前回洗浄終了後からの経過時間から現在の推定pHを計算することにより、現在の上記洗浄槽内におけるアルカリ性電解水のpHを検出する工程と、
これ等測定又は計算することによって検出した現在のアルカリ性電解水のpHを前記理想のpHにするために、上記洗浄槽に注水するアルカリ性電解水の仮のpHと生成量を計算する工程と、
前記電解水生成装置を制御して、上記計算した仮のpHと生成量にてアルカリ性電解水を生成して、上記洗浄槽に注水する工程と、
上記計算した仮のpHと生成量によるアルカリ性電解水の注水によって、上記洗浄槽内のアルカリ性電解水のpHが理想とするpHになったら、洗浄運転を開始する工程と、
上記洗浄運転を開始して一定時間経過後に、流量計のデータから上記洗浄槽からの排水量を抽出して、前記電解水生成装置の生成量とこの排水量との差から、前記アルカリ性電解水の実際の蒸発量を算出する工程と、
この蒸発量と、洗浄によるpHの降下係数と、洗浄による一定時間経過毎のpHの降下係数とを勘案して、上記洗浄槽内における現在の上記アルカリ性電解水の推定pHを再計算する工程と、
この再計算された推定pHの計算値に基づいて、前記電解水生成装置が生成する新たなアルカリ性電解水の生成条件を調整する工程と、
当該新たなアルカリ性電解水の注水によって、前記洗浄槽内における前記洗浄水としてのアルカリ性電解水のpHを、前記理想とするpHに維持するための工程と、
から成ることを特徴とするアルカリ性電解水の洗浄力維持方法。 - 前記アルカリ性電解水の推定pHを再計算する工程において、
前記算出されたアルカリ性電解水の実際の蒸発量と、前記洗浄槽の容積と洗浄水の温度及び蒸発係数から算出された基準の蒸発量とを比較して、
実際の蒸発量の方が多い場合は、前記電解水生成装置によって生成されるアルカリ性電解水の注水量を増やしてpHを下げ、
実際の蒸発量の方が少ない場合は、前記電解水生成装置によって生成されるアルカリ性電解水の注水量を減らしてpHを上げると共に、
次回からは前記基準蒸発量を使わずに、実際の蒸発量を使って前記アルカリ性電解水の推定pHを再計算することを特徴とする請求項1に記載のアルカリ性電解水の洗浄力維持方法。 - 前記実際の蒸発量と基準の蒸発量とを比較することにより、前記電解水生成装置によるアルカリ性電解水の生成条件を変更する場合に、
上記電解水生成装置を制御する制御装置に、予め、一定時間当たりの最大排水量と、アルカリ性電解水の生成における最適なpHの数値と、注水量を優先、若しくは、生成水のpH優先、の区分が設定されていて、排水処理設備の処理能力に制限がある場合は、上記注水量が優先して決められ、次いで、生成水のpHを決めてアルカリ性電解水の生成条件が造られ、
一方、上記排水処理設備の処理能力に制限がない場合は、少なくとも上記電解水生成装置の生成効率が考慮されて、上記生成水のpHが優先して決められ、次いで、注水量を決めて上記アルカリ性電解水の生成条件が造られるように構成されていて、
これ等2つの生成条件のいずれか一方を選択して、前記洗浄槽内のアルカリ性電解水のpHを維持することを特徴とする請求項2に記載のアルカリ性電解水の洗浄力維持方法。 - 電解水生成装置より洗浄槽に注水される洗浄水としてのアルカリ性電解水のpHを、洗浄に最適な理想のpHに維持するための洗浄力維持装置であって、
上記電解水生成装置によるアルカリ性電解水の生成量及びpHを制御可能に構成した制御装置が、
前回洗浄終了後からの経過時間から現在の推定pHを計算することにより、現在の上記洗浄槽内におけるアルカリ性電解水のpHを検出するpH検出手段と、
上記検出したアルカリ性電解水のpHを上記理想のpHにするために、上記洗浄槽に注水するアルカリ性電解水の仮のpHと生成量を計算する計算手段と、
上記の電解水生成装置を制御して、上記計算した仮のpHと生成量にてアルカリ性電解水を生成して、上記の洗浄槽に注水する注水手段と、
上記計算した仮のpHと生成量によるアルカリ性電解水の注水によって、上記洗浄槽内のアルカリ性電解水のpHが理想とするpHになったら、洗浄運転を開始する洗浄運転手段と、
上記洗浄運転を開始して一定時間経過後に、上記洗浄槽に設けた流量計のデータから上記洗浄槽からの排水量の積算値を抽出して、上記電解水生成装置の生成量とこの排出量との差から、上記アルカリ性電解水の蒸発量を算出する蒸発量算出手段と、
この蒸発量と、洗浄によるpHの降下係数と、洗浄による一定時間経過毎のpHの降下係数とを勘案して、上記洗浄槽内における現在の上記アルカリ性電解水の推定pHを再計算するpH再計算手段と、
上記新たなアルカリ性電解水の注水によって、上記洗浄槽内における上記洗浄水としてのアルカリ性電解水のpHを、上記理想とするpHに維持するためのpH維持手段と、
を備えて成ることを特徴とするアルカリ性電解水の洗浄力維持装置。
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