JP5077249B2 - 無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム - Google Patents

無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5077249B2
JP5077249B2 JP2009006966A JP2009006966A JP5077249B2 JP 5077249 B2 JP5077249 B2 JP 5077249B2 JP 2009006966 A JP2009006966 A JP 2009006966A JP 2009006966 A JP2009006966 A JP 2009006966A JP 5077249 B2 JP5077249 B2 JP 5077249B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
zone
pilot
axis direction
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009006966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010166334A (ja
Inventor
真弘 渡辺
勇太 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009006966A priority Critical patent/JP5077249B2/ja
Priority to US12/648,570 priority patent/US8184586B2/en
Priority to CN2010100023467A priority patent/CN101784118B/zh
Priority to KR1020100002590A priority patent/KR101132871B1/ko
Priority to EP10150618.6A priority patent/EP2216930B1/en
Publication of JP2010166334A publication Critical patent/JP2010166334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077249B2 publication Critical patent/JP5077249B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0003Two-dimensional division
    • H04L5/0005Time-frequency
    • H04L5/0007Time-frequency the frequencies being orthogonal, e.g. OFDM(A), DMT
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0037Inter-user or inter-terminal allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver
    • H04L5/005Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver of common pilots, i.e. pilots destined for multiple users or terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/006Quality of the received signal, e.g. BER, SNR, water filling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0078Timing of allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/56Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria
    • H04W72/566Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on priority criteria of the information or information source or recipient
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0224Channel estimation using sounding signals
    • H04L25/0228Channel estimation using sounding signals with direct estimation from sounding signals
    • H04L25/023Channel estimation using sounding signals with direct estimation from sounding signals with extension to other symbols
    • H04L25/0232Channel estimation using sounding signals with direct estimation from sounding signals with extension to other symbols by interpolation between sounding signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/10Scheduling measurement reports ; Arrangements for measurement reports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、移動体通信に利用する無線リソースの割り当て技術に関する。
次世代高速データ通信の標準規格の一つであるモバイルWiMAXや、LTE(Long Term Evolution)の下りリンクにおいては、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)通信方式が採用され、時間軸方向(シンボル方向)と周波数軸方向(サブキャリア方向)の2次元に無線リソースが割り当てられる。さらに、OFDMA通信方式では、伝搬環境や通信の使用目的に対応して、フレームを時間軸方向に複数のゾーンで分割し、各ゾーンに対して異なるサブキャリア配置(分散サブキャリア配置、隣接サブキャリア配置)を適用することができる。
かかるフレームの構成例を図12に示す。図12に示されるフレームでは、下りリンク(Downlink)のサブフレームはプリアンブル信号に続いて、分散サブキャリア配置が適用されるゾーンZ1と、隣接サブキャリア配置が適用されるゾーンZ2と、隣接サブキャリア配置が適用されるゾーンZ3とで構成される。なお、TTG(Transmit Transition Gap)は、無線基地局(以下、単に「基地局」)が送信から受信に切り替える際のガード期間であり、RTG(Receive Transition Gap)は、基地局が受信から送信に切り替える際のガード期間である。
ゾーンの切り替えは、全ユーザへのブロードキャスト通信と、特定ユーザ向けに指向性を制御することにより送信される通信とを使い分けるためにも行われる。図12に示した例では、ゾーンZ1及びZ2にブロードキャスト通信が割り当てられ、ゾーンZ3に特定ユーザ向けの通信が割り当てられる。
また、無線基地局と移動局の間ではチャネル推定を行うために、ユーザデータ(ユーザシンボル)の他にパイロット信号(パイロットシンボル)などの基準信号を送受信する。この場合、サブキャリア配置に対応してチャネル推定精度と帯域利用効率が高くなるように、各サブキャリア配置に対してそれぞれ異なるパイロット配置(パイロットサブキャリア配置)が用いられる。
それぞれ異なるパイロット配置を図13及び図14に示す。図13に示すパイロット配置PC1は例えば分散サブキャリア配置に対して用いられ、図14に示すパイロット配置PC2は例えば隣接サブキャリア配置に対して用いられる。図13に示すように、パイロット配置PC1ではパイロットシンボルの奇数シンボルと偶数シンボルが数サブキャリアずつ移動して配置される。図14に示すように、パイロット配置PC2ではパイロットシンボルが特定のサブキャリアに配置される。
フレームを受信する移動局では、基地局から受信したパイロットシンボルと既知のパイロットシンボルとを比較することで、基地局から移動局へのリンク(下りリンク)についてのチャネル推定値を算出する。パイロットシンボルが配置されていないシンボル(すなわち、データシンボル)に関するチャネル推定値は、パイロットシンボルに基づいて算出したチャネル推定値を、時間軸方向及び/又は周波数軸方向に線形補間して算出する。
図13において、例えば、データシンボルD22におけるチャネル推定値は、パイロットシンボルP11及びP31のチャネル推定値の平均値として算出され、データシンボルD21におけるチャネル推定値は、パイロットシンボルP21及びデータシンボルD22のチャネル推定値を用いて線形補間して算出される。
また、図14において、例えば、データシンボルD61におけるチャネル推定値は、パイロットシンボルP61及びP62のチャネル推定値を用いて線形補間して算出されるが、時間軸方向に隣接したパイロットシンボルP51,P52,P71,P72を利用して算出精度が高められる。
なお、一般に、フレーム内にパイロットシンボルを多く挿入すればチャネル推定精度(例えば上記補間の精度)は向上するが、その分データシンボルが多く挿入できずデータ伝送効率(スループット)が低下する。したがって、データ伝送効率向上の要請から、各パイロット配置に従ってフレーム内に挿入可能なパイロットシンボルの数は制限されることになる。
特許文献1には、受信品質に応じて移動局宛のフレーム内のパイロット数を可変にする無線通信方法が開示されている。
特開2007−150971号公報
ここで、フレームにおいてそれぞれ異なるパイロット配置が適用される隣接ゾーン同士のゾーン境界に着目する。このようなゾーン境界では、図15に示すように、パイロットが配置された時間軸方向の位置の連続性が失われているため、チャネル推定の精度が低下しうるという課題がある。特に、伝播路の変動が大きい場合にチャネル推定の精度の低下が顕著となる。
さらに、隣接ゾーン同士でパイロット配置が同一であっても、隣接ゾーン同士でパイロットの指向性が異なる場合には、スケジューリング対象ゾーンの境界近傍の領域では、隣接ゾーンのパイロットを用いて時間軸方向の補間演算、平均化演算を行うことができないので、チャネル推定精度が低下するという課題がある。パイロットの指向性が異なる例として、スケジューリング対象ゾーン内に割り当てられる特定の移動局に対してビームフォーミング動作により下りリンクの通信を行う場合がある。このような場合には、ブロードキャスト通信の場合とは伝播路が異なるため、隣接ゾーンのパイロット配置が同一であっても、その隣接ゾーンのパイロットを用いて時間軸方向の補間演算、平均化演算を行うことができない。
さらに、ゾーンの周波数軸上の端近傍の領域(端領域)に着目する(図16参照)。このような端領域では、必然的にパイロットが配置された周波数軸方向の位置の連続性が失われているため、チャネル推定の精度が低下しうるという課題がある。特に、周波数軸方向の伝播路の変動が大きい場合にチャネル推定の精度の低下が顕著となる。また、周波数ダイバーシチ効果が期待できない隣接サブキャリア配置が適用される場合に影響が大きい。
したがって、本発明の課題は、フレーム内においてパイロット配置、又はパイロット指向性の連続性が失われる領域でのパイロットに基づくチャネル推定精度の低下を防止することにある。
上記課題を解決するための無線基地局は、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局であって、前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるスケジューリング部と、を備える。
上記課題を解決するための他の無線基地局は、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局であって、複数の移動局の各々について、周波数軸方向の伝播路の変動値を推定する推定部と、複数の移動局に対する帯域を割り当てるとき、前記複数の移動局のうち前記伝播路の変動が小さい第1移動局を、伝播路の変動が大きい第2移動局よりも優先的に、前記フレームの周波数軸方向の端領域に割り当てるスケジューリング部と、を備える。
また、上記課題は、上記無線基地局と同様の無線リソース割り当て方法、上記無線基地局を含む無線通信システムによっても解決できる。
本発明によれば、フレーム内においてパイロット配置、又はパイロット指向性の連続性が失われる領域でのパイロットに基づくチャネル推定精度の低下を防止することができる。
(1)第1の実施形態
以下、本発明の無線通信システムの第1の実施形態について説明する。
(1−1)無線通信システムの構成
図1は、第1の実施形態の無線通信システムのシステム構成を示す図である。この無線通信システムにおいて、無線基地局(以下、単に「基地局」)BSは、サービスエリア(セルC1)内の複数の移動局MSと無線通信を行う。この無線通信には、マルチキャリア通信方式、例えばOFDMA通信方式などが適用される。また、この無線通信では、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースの割り当て(スケジューリング)が行われる。
(1−2)フレーム構成
OFDMA通信方式では、伝搬環境や通信の使用目的に対応して、フレームを時間軸方向に複数のゾーンで分割し、各ゾーンに対して異なるサブキャリア配置(分散サブキャリア配置、隣接サブキャリア配置)が適用される。サブキャリア配置に対応してチャネル推定精度と帯域利用効率が高くなるように、各サブキャリア配置に対してそれぞれ異なるパイロット配置(パイロットサブキャリア配置方法)が用いられる。
(1−3)スケジューリング方法
この無線通信システムにおいて、あるゾーンに対する無線リソースのスケジューリング方法について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、スケジューリング対象ゾーンが、パイロット配置が異なるゾーンと隣接する場合のスケジューリング方法(パイロット送信方法)について示す図である。図3は、スケジューリング対象ゾーンが、パイロットの指向性が異なるゾーンと隣接する場合のスケジューリング方法(パイロット送信方法)について示す図である。なお、図2及び図3は、一例として、プリアンブル信号を除いた下りリンク(Downlink)のサブフレームを示している。
・パイロット配置が異なるゾーンと隣接する場合
図2において例えばゾーンZ2がスケジューリング対象ゾーンである場合、この無線通信システムでは、ゾーンZ2内の隣接ゾーン(Z1,Z3)との境界近傍の領域(ZB12,ZB23)に対して、複数の移動局のうち、低速で移動する移動局(以下、「低速移動局」)が優先的にスケジューリングされる。そして、ゾーンZ2内の隣接ゾーン(Z1,Z3)との境界近傍以外の領域に対して、複数の移動局のうち、高速で移動する移動局(以下、「高速移動局」)がスケジューリングされる。
ここで、基地局と低速移動局との通信は、高速移動局との通信よりも伝搬路の時間的な変動が少ないため、時間軸方向の補間演算、平均化演算の精度が低下しやすいゾーン境界近傍の領域に割り当てられる場合でも、チャネル推定精度の低下が少ない。一方、基地局と高速移動局との通信は、伝搬路の時間的な変動が大きいが、ゾーン境界近傍以外の領域に割り当てられるため、時間軸方向の補間演算、平均化演算の精度が保たれ、チャネル推定精度の低下が少ない。したがって、図2に示したスケジューリング方法を適用することにより、ゾーン全体に割り当てられる複数の移動局との通信のスループットが向上することになる。
・パイロットの指向性が異なるゾーンと隣接する場合
一方、図3に示すように、スケジューリング対象ゾーンが、パイロットの指向性が異なるゾーンと隣接する場合も、図2と同様のスケジューリングが行われる。すなわち、ゾーンZ2がスケジューリング対象ゾーンである場合、この無線通信システムでは、ゾーンZ2内の隣接ゾーン(Z1,Z3)との境界近傍の領域(ZB12,ZB23)に対して、複数の移動局のうち、低速移動局が優先的にスケジューリングされる。そして、ゾーンZ2内の隣接ゾーン(Z1,Z3)との境界近傍以外の領域に対して、複数の移動局のうち、高速移動局がスケジューリングされる。
一般に、隣接ゾーン同士でパイロット配置が同一であっても、隣接ゾーン同士でパイロットの指向性が異なる場合には、スケジューリング対象ゾーンの境界近傍の領域では、隣接ゾーンのパイロットを用いて時間軸方向の補間演算、平均化演算を行うことができないので、チャネル推定精度が低下しやすい。パイロットの指向性が異なる例として、スケジューリング対象ゾーン内に割り当てられる特定の移動局に対してビームフォーミング動作により下りリンクの通信を行う場合がある。このような場合には、ブロードキャスト通信の場合とは伝播路が異なるため、隣接ゾーンのパイロット配置が同一であっても、その隣接ゾーンのパイロットを用いて時間軸方向の補間演算、平均化演算を行うことができない。
しかしながら、図3に示すようなスケジューリング方法によれば、基地局と低速移動局との通信は、高速移動局との通信よりも伝搬路の時間的な変動が少ないため、時間軸方向の補間演算、平均化演算の精度が低下しやすいゾーン境界近傍の領域に割り当てられる場合でも、チャネル推定精度の低下が少ない。一方、基地局と高速移動局との通信は、伝搬路の時間的な変動が大きいが、ゾーン境界近傍以外の領域に割り当てられるため、時間軸方向の補間演算、平均化演算の精度が保たれ、チャネル推定精度の低下が少ない。したがって、図3に示したスケジューリング方法を適用することにより、ゾーン全体に割り当てられる複数の移動局との通信のスループットが向上することになる。
(1−4)基地局及び移動局の構成例
以下では、上記スケジューリング方法を実現するための具体的な基地局及び移動局の構成について説明する。
以下、実施形態の無線通信システムにおける基地局及び移動局の構成について、それぞれ図4及び図5を参照して説明する。図4は、基地局(BS)の内部構成の要部を示すブロック図である。図5は、移動局(MS)の内部構成の要部を示すブロック図である。
・基地局の構成
図4に示すように、基地局(BS)は、制御情報生成部11、ユーザデータ生成部12、チャネルコーディング部13、変調部14、IFFT部15、送信機16、アンテナ17、デュプレクサ18、受信機19、FFT部20、復調部21、チャネルデコード部22、受信品質測定部23、移動速度推定部24、制御情報抽出部25、ユーザデータ抽出部26、スケジューリング部27、通信制御部28(ゾーン構成部)を備える。デュプレクサ18(DPX)は、送受信系でアンテナ17を共用するために設けられる。
チャネルコーディング部13は、ユーザデータ生成部12からのユーザデータと、制御情報生成部11からの制御情報とを多重するとともに、誤り訂正符号化、インタリーブ処理等を行う。
変調部14は、チャネルコーディング部13で符号化されたデータのビット繰り返し処理、パイロット信号及びプリアンブル信号の挿入処理を行うとともに、所定の変調処理を行う。例えば、ユーザデータに対する変調は、所定の変調多値数の変調方式(例えばQPSK、16QAM、64QAM変調)を用いて行われ、高品質伝送を必要とする制御情報に対する変調は、BPSK変調或いはQPSK変調であって、かつ低い符号化率を用いて行われる。
さらに変調部14は、通信制御部28による指令の下、通信制御部28が保持するスケジューリング結果となるように、変調処理の結果として得られたデータシンボル及びパイロットシンボルを各サブキャリアの各OFDMシンボルに割り当てる。
IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部15は、変調部14の出力を逆高速フーリエ変換して時間軸波形に変換し、送信機16に出力する。
送信機16は、D/A(Digital to Analog)変換器、ローカル周波数発信器、ミキサ、パワーアンプ、フィルタ等を備え、IFFT部15からの送信データを、ベースバンド周波数から無線周波数へアップコンバート等した後に、アンテナ17から空間へ放射する。
受信機19は、帯域制限フィルタ、ローノイズアンプ(LNA: Low Noise Amplifier)、ローカル周波数発信器、直交復調器、AGC(Automatic Gain Control)アンプ、A/D(Analog to Digital)変換器などを含み、受信したRF信号をデジタルベースバンド信号に変換する。
FFT部20は、通信制御部28によって指定されたタイミングでFFTウィンドウを設定するとともに、入力したデジタルデータをサンプリングしてFFT処理を行う。これにより、各サブキャリアの符号化シンボル列が得られる。
復調部21は、所定のサブキャリアに挿入されているパイロットシンボルに基づいて、チャネル推定処理を行う。チャネル推定処理では、受信して得られたパイロットシンボルと既知のパイロットシンボルとを比較することで、移動局から基地局へのリンク(上りリンク)についてのチャネル推定値を算出する。パイロットシンボルが配置されていないシンボル(すなわち、データシンボル)に関するチャネル推定値は、パイロットシンボルに基づいて算出したチャネル推定値を、時間軸方向及び/又は周波数軸方向に線形補間して算出される。
さらに復調部21は、復調処理を行って符号化シンボル列を生成する。
チャネルデコード部22は、符号化シンボル列に対して、移動局で施された誤り訂正符号化処理に対応した復号化処理、デインタリーブ処理等を行い、受信データ列を抽出する。
受信品質測定部23は、復調部21から得られる符号化シンボル列からパイロットシンボル、プリアンブル等の既知の基準信号を抽出して、この基準信号に基づいてサブキャリア毎の受信品質を測定する。ここでは、例えばCINR(Carrier to Interferer plus Noise Ratio)またはRSSI(Received Signal Strength Indicator)等の公知の受信品質の値が測定される。
移動速度推定部24は、復調部21から得られる符号化シンボル列からパイロットシンボル、プリアンブル等の既知の基準信号を抽出し、この基準信号の電界強度の落ち込みの間隔(フェージングピッチ)を測定することにより、移動速度を推定する。なお、移動速度推定の具体的方法は周知(例えば特開平10−79701号公報(US 6,335,923B2)参照)であるので詳細は説明しない。
なお、移動局において自局の移動速度を検出して基地局に逐次通知する場合には、基地局に移動速度推定部24も設けなくてもよい。
制御情報抽出部25は、チャネルデコード部22からの受信データ列から制御情報を抽出して通信制御部28へ出力する。ユーザデータ抽出部26は、チャネルデコード部22からの受信データ列からユーザデータを抽出する。
通信制御部28(ゾーン構成部)は、上位レイヤ機器(図示せず)からの指令や、制御情報抽出部25からの制御情報等に基づいて、基地局内の各部の動作を制御する。また、通信制御部28は、送信フレームのゾーン構成の情報(複数のゾーンの配置、各ゾーンのサブキャリア配置、及び各ゾーンのパイロットの指向性)を与えるとともに、スケジューリング部27に対してスケジューリング要求を行う。
スケジューリング部27は、移動速度推定部24から得られる各移動局の移動速度と、通信制御部28からのゾーン構成の情報とに基づいて、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に各移動局に対する通信リソースの割り当て(スケジューリング)を行う。
・移動局の構成
図5に示すように、移動局(MS)は、制御情報生成部31、ユーザデータ生成部32、チャネルコーディング部33、変調部34、IFFT部35、送信機36、アンテナ37、デュプレクサ38、受信機39、FFT部40、復調部41、チャネルデコード部42、受信品質測定部43、移動速度検出部44、制御情報抽出部45、ユーザデータ抽出部46、タイミング同期部47、通信制御部48を備える。デュプレクサ38(DPX)は、送受信系でアンテナ37を共用するために設けられる。
チャネルコーディング部33は、ユーザデータ生成部32からのユーザデータと、制御情報生成部31からの制御情報とを多重するとともに、誤り訂正符号化、インタリーブ処理等を行う。なお、制御情報生成部31で生成される制御情報には、移動局の移動速度に関する情報が含まれている。
変調部34は、チャネルコーディング部33で符号化されたデータのビット繰り返し処理、パイロット信号及びプリアンブル信号の挿入処理を行うとともに、所定の変調処理を行う。例えば、ユーザデータに対する変調は、所定の変調多値数の変調方式(例えばQPSK、16QAM、64QAM変調)を用いて行われ、高品質伝送を必要とする制御情報に対する変調は、BPSK変調或いはQPSK変調であって、かつ低い符号化率を用いて行われる。
さらに変調部34は、通信制御部48による指令の下、変調処理の結果として得られたデータシンボル及びパイロットシンボルを各サブキャリアの各OFDMシンボルに割り当てる。
IFFT部35は、変調部34の出力を逆高速フーリエ変換して時間軸波形に変換し、送信機36に出力する。
送信機36は、D/A変換器、ローカル周波数発信器、ミキサ、パワーアンプ、フィルタ等を備え、IFFT部35からの送信データを、ベースバンド周波数から無線周波数へアップコンバート等した後に、アンテナ37から空間へ放射する。
受信機39は、帯域制限フィルタ、ローノイズアンプ、ローカル周波数発信器、直交復調器、AGC(Automatic Gain Control)アンプ、A/D変換器などを含み、受信したRF信号をデジタルベースバンド信号に変換する。
FFT部40は、通信制御部48によって指定されたタイミングでFFTウィンドウを設定するとともに、入力したデジタルデータをサンプリングしてFFT処理を行う。これにより、各サブキャリアの符号化シンボル列が得られる。
復調部41は、所定のサブキャリアに挿入されているパイロットシンボルに基づいて、チャネル推定処理を行う。チャネル推定処理では、受信して得られたパイロットシンボルと既知のパイロットシンボルとを比較することで、基地局から移動局へのリンク(下りリンク)についてのチャネル推定値を算出する。パイロットシンボルが配置されていないシンボル(すなわち、データシンボル)に関するチャネル推定値は、パイロットシンボルに基づいて算出したチャネル推定値を、時間軸方向及び/又は周波数軸方向に線形補間して算出される。
さらに復調部41は、復調処理を行って符号化シンボル列を生成する。
チャネルデコード部42は、符号化シンボル列に対して、基地局で施された誤り訂正符号化処理に対応した復号化処理、デインタリーブ処理等を行い、受信データ列を抽出する。
受信品質測定部43は、復調部41から得られる符号化シンボル列からパイロットシンボル、プリアンブル等の既知の基準信号を抽出して、この基準信号に基づいてサブキャリア毎の受信品質を測定する。ここでは、例えばCINRまたはRSSI等の公知の受信品質の値が測定される。
移動速度検出部44は、速度センサ等(図示せず)からの信号に基づいて移動局の移動速度を検出し、その検出データを制御情報生成部31へ逐次出力する。移動局が車載される場合には、速度センサ等を設けず、移動速度に関する信号を他の車載機器から取得する場合もありうる。
なお、基地局において移動局からの基準信号に基づいて移動局の移動速度を推定する場合には、移動局に移動速度検出部44も設けなくてもよい。
制御情報抽出部45は、チャネルデコード部42からの受信データ列から制御情報を抽出して通信制御部48へ出力する。ユーザデータ抽出部46は、チャネルデコード部42からの受信データ列からユーザデータを抽出する。
通信制御部48は、上位レイヤ機器(図示せず)からの指令や、制御情報抽出部45からの制御情報等に基づいて、移動局内の各部の動作を制御する。
(1−5)基地局のスケジューリング部の動作
次に、基地局のスケジューリング部27の動作について、図6を参照して説明する。図6は、基地局のスケジューリング部27の動作を示すフローチャートである。
図6において先ず、スケジューリング部27は、通信制御部28から送信フレームのゾーン構成の情報(複数のゾーンの配置、各ゾーンのサブキャリア配置、及び各ゾーンのパイロットの指向性)とともにスケジューリング要求を受けると(ステップS10のYes)、各ゾーンに対してスケジューリング動作を開始する。そして、スケジューリング対象ゾーンの隣接ゾーンが異なるパイロット配置、又は異なるパイロットの指向性が適用されている場合には(ステップS12のYes)、移動局の移動速度を取得する(ステップS14)。移動速度の取得は、移動速度推定部24からの出力に基づいて行われるか、又は移動局からの制御情報に基づいて行われる。
そして、スケジューリング部27は、移動局の移動速度が所定の閾値よりも大きい場合に、移動局が高速移動中であると判定し(ステップS16のYes)、スケジューリング対象ゾーンにおいて、その移動局をゾーン境界近傍以外の領域にスケジューリングする(ステップS18)。スケジューリング部27は、移動局の移動速度が所定の閾値よりも小さい場合に、移動局が低速移動中であると判定し(ステップS16のNo)、スケジューリング対象ゾーンにおいて、その移動局をゾーン境界近傍を含む全領域にスケジューリングする(ステップS20)。結果として、低速移動局が高速移動局よりも優先的に、スケジューリング対象ゾーンのゾーン境界近傍に割り当てられることになる。
ステップS12〜S20の処理は、各ゾーンについて順次行われる。スケジューリングが終了すると、スケジューリング結果に基づいて下りリンクの通信が開始される(ステップS22)。
以上説明したように、本実施形態の無線通信システムにおけるスケジューリング方法によれば、伝播路の時間軸方向の変動が少ない低速移動局を優先的にゾーン境界近傍に割り当て、伝播路の時間軸方向の変動が大きい高速移動局をゾーン境界近傍以外の領域に割り当てられる。したがって、パイロット配置、又はパイロットの指向性の相違によりチャネル推定精度が低下しやすいゾーン境界近傍に高速移動局が割り当てられないようになる。そのため、高速移動局に対するチャネル推定精度の低下が回避されることになって、ゾーン全体に割り当てられる複数の移動局との通信のスループットが向上する。
(1−6)シミュレーション結果
発明者は、本実施形態の無線通信システムによる性能向上を検証するために、高速移動局を想定したシミュレーションを行った。図7に、シミュレーションにおけるゾーン構成を示す。また、シミュレーション条件は、モバイルWiMAX規格の分散サブキャリア配置(PUSC−STC、MatrixB)、変調・符号化方式は64QAM(CTC符号化レート1/2)、伝搬路環境はVehicular−A(60km/h)、受信CNR=30dBとした。シミュレーション結果は、ゾーン内の各バーストの誤り訂正後のBER(Bit Error Rate)として、下の表1に示す。ここでバースト1(Burst1)の領域がゾーン境界の領域である。
表1に示すように、高速移動局では、64QAMなどの高いチャネル推定精度を必要とする変調方式の場合、ゾーン境界のバースト1(Burst1)の領域に割り当てられることにより、BERが3桁程度低下する。逆に言えば、このシミュレーション結果は、高速移動局をゾーン境界以外の領域に割り当てることで、大幅なBERの向上が実現できることを示している。
(2)第2の実施形態
以下、本発明の無線通信システムの第2の実施形態について説明する。
この実施形態の無線通信システムは、第1の実施形態のものよりも周波数軸方向のチャネル推定精度を向上させることを意図したものである。なお、システム構成、基地局及び移動局の内部構成において、第1の実施形態のものと同一のものは、以下では重複説明を行わない。
(2−1)スケジューリング方法
この無線通信システムにおいて、あるゾーンに対する無線リソースのスケジューリング方法について、図8を参照して説明する。図8は、スケジューリング対象ゾーンに対して隣接サブキャリア配置が適用される場合のスケジューリング方法について示す図である。なお、図8は、図2に示した下りリンク(Downlink)のサブフレームのゾーンZ2のみを示している。
図8に示すゾーンZ2がスケジューリング対象ゾーンである場合、この無線通信システムでは、ゾーンZ2内の周波数軸方向の端領域に対して、複数の移動局のうち、周波数方向の伝播路の変動が小さい移動局が優先的にスケジューリングされる。そして、ゾーンZ2内の周波数軸方向の端領域以外の領域に対して、複数の移動局のうち周波数方向の伝播路の変動が大きい移動局がスケジューリングされる。
ここで一般に、ゾーン内の周波数軸方向の端領域では、より低い周波数帯のパイロット、又はより高い周波数帯のパイロットを用いてチャネル推定を行うことができない(すなわち、チャネル推定のために使用されるパイロットが限定される)ため、チャネル推定の精度が端領域以外の場合よりも低下する。このチャネル推定の精度の低下は、周波数ダイバーシチ効果が期待できる分散サブキャリア配置の場合よりも、隣接サブキャリア配置の場合の方が顕著である。
そこで、本実施形態の無線通信システムでは、周波数方向の伝播路の変動が小さい移動局に対する帯域を優先的に、ゾーン内の周波数軸方向の端領域に割り当てる。周波数方向の伝播路の変動が小さい移動局の場合には、チャネル推定のために使用されるパイロットが限定されたとしても、十分にチャネル推定の精度が確保されることになる。
一方、周波数方向の伝播路の変動が大きい移動局の場合には、周辺の多くのパイロットを用いることで周波数軸方向の補間演算、平均化演算の精度が保たれ、チャネル推定精度の低下が少ない。したがって、図8に示したスケジューリング方法を適用することにより、ゾーン全体に割り当てられる複数の移動局との通信のスループットが向上する。
(2−2)基地局及び移動局の構成例
次に、基地局及び移動局の構成について説明する。移動局の構成は、図5に示したものと同一である。基地局(BS)の構成は図9に示すが、図4に示したものと大部分が同一であるので、図4との相違点についてのみ以下で説明する。
図9において、受信品質測定部23(推定部)は、移動局から受信する各サブキャリアのパイロット信号に基づいて、各パイロット信号の周波数軸方向の電力変動を検出することで、周波数帯域内変動値を推定する。この推定結果は、スケジューリング部27へ与えられる。なお、周波数帯域内変動値は、FFT部20によるFFT処理前の時間領域の信号に基づきマルチパスのディレイスプレッドを検出することにより算出することもできる。
(2−3)基地局のスケジューリング部の動作
次に、本実施形態の基地局のスケジューリング部27の動作について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態の基地局のスケジューリング部27の動作を示すフローチャートである。
図10において先ず、スケジューリング部27は、通信制御部28から送信フレームのゾーン構成の情報(複数のゾーンの配置、各ゾーンのサブキャリア配置、及び各ゾーンのパイロットの指向性)とともにスケジューリング要求を受けると(ステップS30のYes)、各ゾーンに対してスケジューリング動作を開始する。そして、スケジューリング対象ゾーンに隣接サブキャリア配置が適用されている場合には(ステップS32のYes)、周波数帯域内変動値を推定する(ステップS34)。この周波数帯域内変動値の推定値は、受信品質測定部23から与えられる。
そして、スケジューリング部27は、移動局の周波数帯域内変動値が所定の閾値よりも大きい場合に(ステップS36のYes)、スケジューリング対象ゾーンにおいて、その移動局の帯域を周波数軸方向の端領域以外の領域に確保する(ステップS38)。スケジューリング部27は、移動局の周波数帯域内変動値が所定の閾値よりも小さい場合に(ステップS36のNo)、スケジューリング対象ゾーンにおいて、その移動局の帯域を周波数軸方向の端領域を含む全領域の中から確保する(ステップS40)。結果として、周波数帯域内変動値が小さい移動局、すなわち周波数による伝播路の変動が小さい移動局が優先的に、スケジューリング対象ゾーンにおいて周波数軸方向の端領域に帯域が確保されることになる。
ステップS32〜S40の処理は、隣接サブキャリア配置が適用される各ゾーンについて順次行われる。スケジューリングが終了すると、スケジューリング結果に基づいて下りリンクの通信が開始される(ステップS42)。
以上説明したように、本実施形態の無線通信システムにおけるスケジューリング方法によれば、伝播路の周波数軸方向の変動が少ない移動局の帯域が優先的に周波数軸方向の端領域に割り当て、伝播路の周波数軸方向の変動が大きい移動局の帯域が端領域以外の領域に割り当てられる。したがって、チャネル推定精度が低下しやすい周波数軸方向の端領域に、周波数による伝播路の変動が大きい移動局が割り当てられないようになる。そのため、周波数による伝播路の変動が大きい移動局に対するチャネル推定精度の低下が回避されることになって、ゾーン全体に割り当てられる複数の移動局との通信のスループットが向上する。
以上、本発明の実施形態について順次説明したが、各実施形態を組み合わせて適用することができることは言うまでもない。また、移動局の移動速度、又は周波数帯域内変動値を推定するための基準となる基準信号は、パイロット信号のほか、サウンディング信号等の他の既知信号でもよい。
なお、各実施形態では、移動局の移動速度、又は周波数帯域内変動値に対する判定のための閾値が固定であることを前提にして説明したが、この閾値は、変調符号化率に応じて可変にしてもよい。具体的には、図11に示すように、変調符号化方式の伝送効率が高いほど、移動速度、又は周波数帯域内変動値の判定についての閾値を低下させることが好ましい。すなわち、移動局との通信に適用される変調符号化方式の伝送効率が高い場合(例えば64QAMの変調方式)には、移動局でのチャネル推定精度の低下による受信データのBER劣化が大きくなるため、その移動局に対しては閾値を低下させ、ゾーン境界、又は周波数端領域に割り当てられにくくすることが好ましい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、
第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるスケジューリング部と、
を備えた無線基地局。(1)
(付記2)
移動局から送信される基準信号の伝播路応答変動を検出することによって、当該移動局の移動速度を推定する、
付記1に記載された無線基地局。(2)
(付記3)
移動局から当該移動局の移動速度に関する信号を受信する、
付記1に記載された無線基地局。(3)
(付記4)
移動局との通信に使用する変調符号化方式の伝送効率が高いほど、当該移動局の移動速度の判定についての閾値を低下させる、
付記1〜3のいずれかに記載された無線基地局。(4)
(付記5)
フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、
複数の移動局の各々について、周波数軸方向の伝播路の変動値を推定する推定部と、
第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する帯域を割り当てるとき、前記複数の移動局のうち前記伝播路の変動が小さい第1移動局を、伝播路の変動が大きい第2移動局よりも優先的に、前記フレームの周波数軸方向の端領域に割り当てるスケジューリング部と、
を備えた無線基地局。(5)
(付記6)
移動局から送信される基準信号の周波数軸方向の伝播路応答変動を検出することによって、当該移動局の前記変動値を推定する、
付記5に記載された無線基地局。
(付記7)
移動局から送信される信号のディレイスプレッドを検出することによって、当該移動局の前記変動値を推定する、
付記5に記載された無線基地局。
(付記8)
移動局との通信に使用する変調符号化方式の伝送効率が高いほど、前記変動値の判定についての閾値を低下させる、
付記5〜7のいずれかに記載された無線基地局。(6)
(付記9)
フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局、における無線リソース割り当て方法であって、
前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するステップと、
移動局から送信される基準信号の電力変動を検出する、又は移動局から当該移動局の移動速度に関する信号を受信することによって、移動局の移動速度を取得するステップと、
第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるステップと、
を備えた、無線リソース割り当て方法。(7)
(付記10)
移動局と、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて前記移動局と無線通信を行う無線基地局と、を含む無線通信システムであって、
無線基地局は、
前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、
第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるスケジューリング部と、を備えた、
無線通信システム。(8)
(付記11)
フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局、における無線リソース割り当て方法であって、
複数の移動局の各々について、周波数軸方向の伝播路の変動を推定するステップと、
複数の移動局に対する帯域を割り当てるとき、前記複数の移動局のうち前記伝播路の変動が小さい第1移動局を、伝播路の変動が大きい第2移動局よりも優先的に、前記フレームの周波数軸方向の端領域に割り当てるステップと、
を備えた、無線リソース割り当て方法。
(付記12)
移動局と、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて前記移動局と無線通信を行う無線基地局と、を含む無線通信システムであって、
無線基地局は、
前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、
複数の移動局の各々について、周波数軸方向の伝播路の変動を推定する推定部と、
第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する帯域を割り当てるとき、前記複数の移動局のうち前記伝播路の変動が小さい第1移動局を、伝播路の変動が大きい第2移動局よりも優先的に、前記フレームの周波数軸方向の端領域に割り当てるスケジューリング部と、を備えた、
無線通信システム。
第1の実施形態の無線通信システムのシステム構成を示す図。 第1の実施形態における無線リソースのスケジューリング方法を示す図。 第1の実施形態における無線リソースのスケジューリング方法を示す図。 第1の実施形態の基地局の内部構成の要部を示すブロック図。 第1の実施形態の移動局の内部構成の要部を示すブロック図。 第1の実施形態の基地局のスケジューリング部の動作を示すフローチャート。 シミュレーションにおけるゾーン構成を示す図。 第2の実施形態における無線リソースのスケジューリング方法を示す図。 第2の実施形態の基地局の内部構成の要部を示すブロック図。 第2の実施形態の基地局のスケジューリング部の動作を示すフローチャート。 実施形態の無線通信システムにおいて、変調符号化方式と、移動速度、又は周波数帯域内変動値の判定閾値との好ましい関係を示す図。 送信フレームの構成例を示す図。 パイロット送信方法の一例を示す図。 パイロット送信方法の一例を示す図。 ゾーン境界におけるパイロット配置を示す図。 ゾーンの周波数軸上の端におけるパイロット配置を示す図。
BS…無線基地局
27…スケジューリング部
28…通信制御部(ゾーン構成部)
MS…移動局

Claims (8)

  1. フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
    前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、
    第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるスケジューリング部と、
    を備えた無線基地局。
  2. 移動局から送信される基準信号の伝播路応答変動を検出することによって、当該移動局の移動速度を推定する、
    請求項1に記載された無線基地局。
  3. 移動局から当該移動局の移動速度に関する信号を受信する、
    請求項1に記載された無線基地局。
  4. 移動局との通信に使用する変調符号化方式の伝送効率が高いほど、当該移動局の移動速度の判定についての閾値を低下させる、
    請求項1〜3のいずれかに記載された無線基地局。
  5. フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
    複数の移動局の各々について、周波数軸方向の伝播路の変動値を推定する推定部と、
    複数の移動局に対する帯域を割り当てるとき、前記複数の移動局のうち前記伝播路の変動が小さい第1移動局を、伝播路の変動が大きい第2移動局よりも優先的に、前記フレームの周波数軸方向の端領域に割り当てるスケジューリング部と、
    を備えた無線基地局。
  6. 移動局との通信に使用する変調符号化方式の伝送効率が高いほど、前記変動値の判定についての閾値を低下させる、
    請求項5に記載された無線基地局。
  7. フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて、移動局と無線通信を行う無線基地局、における無線リソース割り当て方法であって、
    前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するステップと、
    移動局から送信される基準信号の伝播路応答変動を検出する、又は移動局から当該移動局の移動速度に関する信号を受信することによって、移動局の移動速度を取得するステップと、
    第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるステップと、
    を備えた、無線リソース割り当て方法。
  8. 移動局と、フレームの時間軸方向及び周波数軸方向の2次元に無線リソースを割り当てて前記移動局と無線通信を行う無線基地局と、を含む無線通信システムであって、
    無線基地局は、
    前記フレームを時間軸方向で区画する複数のゾーンの各々に対して、パイロット配置、又はパイロット指向性が異なる複数のパイロット送信方法のいずれかを適用するゾーン構成部と、
    第1ゾーンにおいて複数の移動局に対する送信データを割り当てるとき、前記第1ゾーンに隣接する第2ゾーンに対して第1ゾーンとは異なるパイロット送信方法が適用されている場合には、前記複数の移動局のうち低速で移動する第1移動局を、高速で移動する第2移動局よりも優先的に、前記第2ゾーンとの境界近傍に割り当てるスケジューリング部と、を備えた、
    無線通信システム。
JP2009006966A 2009-01-15 2009-01-15 無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム Expired - Fee Related JP5077249B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009006966A JP5077249B2 (ja) 2009-01-15 2009-01-15 無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム
US12/648,570 US8184586B2 (en) 2009-01-15 2009-12-29 Radio base station and radio resource allocation method and radio communication system
CN2010100023467A CN101784118B (zh) 2009-01-15 2010-01-11 无线基站和无线资源分配方法以及无线通信系统
KR1020100002590A KR101132871B1 (ko) 2009-01-15 2010-01-12 무선 기지국, 무선 리소스 할당 방법, 무선 통신 시스템
EP10150618.6A EP2216930B1 (en) 2009-01-15 2010-01-13 Radio base station and radio resource allocation method and radio communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009006966A JP5077249B2 (ja) 2009-01-15 2009-01-15 無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010166334A JP2010166334A (ja) 2010-07-29
JP5077249B2 true JP5077249B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=42269964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009006966A Expired - Fee Related JP5077249B2 (ja) 2009-01-15 2009-01-15 無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8184586B2 (ja)
EP (1) EP2216930B1 (ja)
JP (1) JP5077249B2 (ja)
KR (1) KR101132871B1 (ja)
CN (1) CN101784118B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102025677B (zh) * 2009-09-22 2015-04-22 北京三星通信技术研究有限公司 多载波无线传输系统中传输导频信号的方法
GB2480882B (en) * 2010-06-04 2016-08-31 Samsung Electronics Co Ltd Method and apparatus for multiplexing different efficiency modes in digital radio systems
KR101770323B1 (ko) * 2010-10-27 2017-08-22 삼성전자주식회사 기지국 및 타겟 단말의 통신 방법
EP2907251B1 (en) * 2012-10-09 2019-12-11 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Apparatuses and methods for estimating power using data signals
US9439200B2 (en) 2013-07-16 2016-09-06 Empire Technology Development Llc Resource allocation in wireless communication
US9820297B2 (en) * 2013-08-15 2017-11-14 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Small cell deployment scheduling
CN105517158A (zh) * 2014-09-24 2016-04-20 中兴通讯股份有限公司 无线资源分配处理方法及装置
EP3909318A4 (en) * 2019-01-11 2022-04-13 ZTE Corporation TIMING ADJUSTMENTS FOR DATA TRANSMISSION IN WIRELESS SYSTEMS

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1079701A (ja) 1996-09-03 1998-03-24 Fujitsu Ltd 移動通信端末及びその送信電力制御方式
US6947748B2 (en) * 2000-12-15 2005-09-20 Adaptix, Inc. OFDMA with adaptive subcarrier-cluster configuration and selective loading
KR101083141B1 (ko) * 2003-08-12 2011-11-11 파나소닉 주식회사 무선 통신 장치 및 파일럿 심볼 전송 방법
EP1542488A1 (en) 2003-12-12 2005-06-15 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method and apparatus for allocating a pilot signal adapted to the channel characteristics
KR100927292B1 (ko) * 2005-02-03 2009-11-18 후지쯔 가부시끼가이샤 무선 통신 시스템 및 무선 통신 방법
US9461859B2 (en) * 2005-03-17 2016-10-04 Qualcomm Incorporated Pilot signal transmission for an orthogonal frequency division wireless communication system
JP4841235B2 (ja) 2005-11-30 2011-12-21 富士通株式会社 無線基地局、無線通信方法及び無線通信システム
JP4405471B2 (ja) * 2006-01-31 2010-01-27 株式会社東芝 セルラー無線通信システム、基地局、無線端末および無線通信方法
CN101390356B (zh) * 2006-02-24 2013-07-10 华为技术有限公司 无线资源分配方法和装置
GB2437582B (en) * 2006-04-24 2008-07-16 Nec Technologies Localised and distributed scheduling control method and apparatus
EP2077634B1 (en) * 2006-10-26 2016-02-24 Fujitsu Limited Radio base station apparatus, pilot transmitting method thereof and terminal apparatus
JP4872709B2 (ja) * 2007-02-23 2012-02-08 住友電気工業株式会社 通信装置及びウェイト更新方法
KR100905637B1 (ko) * 2007-07-12 2009-06-30 후지쯔 가부시끼가이샤 무선 통신 시스템
KR101008381B1 (ko) * 2008-08-26 2011-01-13 한국전자통신연구원 이동통신 시스템에서의 자원할당 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US8184586B2 (en) 2012-05-22
US20100177732A1 (en) 2010-07-15
EP2216930B1 (en) 2013-07-17
KR101132871B1 (ko) 2012-04-03
EP2216930A1 (en) 2010-08-11
JP2010166334A (ja) 2010-07-29
KR20100084123A (ko) 2010-07-23
CN101784118A (zh) 2010-07-21
CN101784118B (zh) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11303338B2 (en) Apparatus and method for beamforming in wireless communication system
JP5077249B2 (ja) 無線基地局、無線リソース割り当て方法、無線通信システム
US8199708B2 (en) Allocation of uplink reference signals in a mobile communication system
KR100539925B1 (ko) 직교주파수분할다중 시스템에서 부반송파 할당 장치 및 방법
JP2005160079A (ja) 直交周波数分割多重システムにおける副搬送波のチャンネル品質情報を送受信する方法及び装置
US8380215B2 (en) Method and apparatus of scheduling in multi-cell cooperative wireless communication system
US20080076438A1 (en) Method for dynamic resource allocation of uplink and downlink in ofdma/tdd cellular system
US20080165734A1 (en) Communication systems
JP2008541548A (ja) 適応的変調チャネル及びダイバーシティーチャネルとダイバーシティーチャネルを用いる無線通信システムにおけるチャネルの構成及び運用方法とこのための送受信装置とそのシステム
US8229435B2 (en) Apparatus and method for scheduling in wireless communication system
US20100091730A1 (en) Apparatus and method for determining uplink scheduling priority in broadband wireless communication system
KR100958636B1 (ko) 무선통신 시스템에서 변조 및 코드율 레벨에 따른 전용 파일롯의 송수신 제어 방법 및 장치
US7684765B2 (en) Transmit antenna switching apparatus and method in MIMO system
WO2017094321A1 (ja) 通信装置および通信方法
KR20110089442A (ko) 기지국, 기지국에서의 서브 버스트 영역의 배치 방법, 통신 대상 단말 결정 방법 및 다운링크 버스트 영역의 할당 방법
US7804910B2 (en) Systems and methods for wireless communication system channel allocation using international delay distortion
KR101567893B1 (ko) 광대역 무선통신 시스템에서 맵 크기 추정 장치 및 방법
JP5199820B2 (ja) 端末局装置および通信システム
KR101656527B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 사운딩 신호 송/수신 장치 및 방법
JP2012085084A (ja) Ofdm信号送信装置
JP2010098525A (ja) 基地局装置および通信システム
JP2010130186A (ja) 基地局、および、その基地局でのサブバースト領域の配置方法
JP2010098688A (ja) 基地局装置、端末局装置および通信システム
KR20070008134A (ko) 광대역 무선통신시스템에서 채널 추정 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees