JP5076938B2 - 色測定方法および色測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、色測定方法および色測定装置に関する。
従来、画像表示装置における表示画像の品質を検査するために、RGBフィルターを装備する単板または三板のカラーカメラと、カメラによる測定値を補正する演算装置とを備えた色均一性測定装置が使用される(特許文献1)。
また、順次送りの三刺激値フィルターを装備するカラーカメラと、三刺激値それぞれの画像データを結合して色度を演算する制御装置とを備えた色均一性測定装置が知られる(特許文献2)。特許文献2の三刺激値のそれぞれのフィルターは、円形のフォルダにセットされ、このフォルダが回転することで受光素子に順次対向するように構成される。
特開平6−233333号公報 特開平6−201472号公報
近年、プロジェクターなどの表示装置の主な用途が、従来の文字表示から風景や人物などの自然画像あるいはグラフィック画像などのより色彩豊かな画像の表示にシフトしている。また、プロジェクターの高輝度化に伴う光エネルギー密度の増大により、光源ランプや液晶素子、光学部品などの光学的歪が生じ易くなり、これが表示装置の色均一性の劣化に繋がっている。これらの点で、表示画像の色均一性を高精度かつ高速に測定することが可能な技術が要請されていた。
しかしながら、特許文献1のようなRGBフィルターを使う技術では、標準光源に近似するスペクトル形状の場合には誤差が小さいが、急峻なリップルを含む複雑な分光特性を示すスペクトル形状の場合には、RGBフィルターと、本来の色の測定が可能な三刺激値フィルターとの違いから、測定誤差が大きくなってしまう。特に、人の視力の感度が高いグレー色については、色度の誤差が無視できない程大きくなる。
一方、特許文献2のような三刺激値フィルターを順次回転させて使う技術では、通常の表示画像に生じるフリッカーの影響を低減させるために、フィルター毎に測定値を積分する必要があり、フリッカー周期によるが、測定に数秒を要したり、あるいはフリッカー周期が不明の場合にはそれ以上を要することがある。すなわち、測定時間の短縮が望めない。
そのうえ、特許文献2の技術では、例えばDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)を備えたプロジェクターなど、表示色が時間軸に対して変化する色順次表示方式の表示装置の表示画像を測定する場合に、表示色が変化する分だけ、測定にさらに時間が掛かってしまう。すなわち、色順次表示方式の表示装置の色測定には適していなかった。
以上に鑑みて、本発明の目的は、色測定の時間短縮化と、色測定の高精度化とが可能な色測定方法および色測定装置を提供することにある。
本発明の色測定方法は、色校正値を算出する色校正値算出工程を有する色校正工程と、表示装置に表示された被測定画像の色を前記色校正値に基づいて補正することにより、測定値を得る色測定工程と、を備え、前記色校正工程は、格子状のパターンを含むパターン画像を表示装置に表示するパターン画像表示工程と、三刺激値の3つのフィルターがそれぞれ設けられた3つのカメラにより前記パターン画像を同時に撮像してパターン撮像画像を得るパターン画像撮像工程と、前記パターン撮像画像のそれぞれにおいて、前記格子状のパターンを含む所定の校正画像に基づいて、前記パターンの直線で仕切られた領域毎に画像位置を補正するパターン画像位置補正工程と、画像位置がそれぞれ補正された前記パターン撮像画像を合成してパターン画像合成画像を作成するパターン画像合成工程と、前記パターン画像合成画像を前記パターンの直線の位置に基づいて複数の領域に区画する領域区画工程と、前記パターン画像合成画像の色を前記領域毎に取得するパターン画像色取得工程と、前記パターン画像を前記領域毎に基準色度計で計測して前記領域それぞれの色基準値を得る基準計測工程と、前記パターン画像合成画像における前記領域のそれぞれの色と、前記領域それぞれの前記色基準値とに基づいて、前記領域毎に、色校正値を算出する色校正値算出工程と、を有し、前記色測定工程は、前記パターン画像表示工程と、前記パターン画像撮像工程と、前記パターン画像位置補正工程と、前記パターン画像合成工程と、前記領域区画工程と、表示装置に被測定画像を表示する被測定画像表示工程と、前記3つのカメラにより前記被測定画像を同時に撮像して被測定撮像画像を得る被測定画像撮像工程と、前記被測定撮像画像のそれぞれにおいて、前記領域区画工程で区画された領域毎に画像位置を補正する被測定画像位置補正工程と、画像位置がそれぞれ補正された前記被測定撮像画像を合成して被測定合成画像を作成する被測定画像合成工程と、前記被測定合成画像の色を前記領域毎に取得する被測定画像色取得工程と、前記被測定合成画像における前記領域のそれぞれの色を、前記領域毎に、前記色校正値に基づいて補正する色補正工程と、を有することを特徴とする。
この発明では、三刺激値フィルターを装備する3つのカメラで格子状のパターン画像を同時に撮像し、この画像においてパターンの直線で仕切られた領域のそれぞれの位置を補正するとともに、パターン撮像画像の合成画像をパターンの直線に基づいて区画した領域それぞれについて、色校正値を算出する。これにより、各領域毎の正確な色校正値が得られる。一方、色測定時にもパターン撮像画像の合成画像をパターンの直線に基づいて複数の領域に区画するとともに、被測定撮像画像の画像位置をパターン撮像画像と同様に補正し、被測定撮像画像の合成画像において、前記区画された領域にそれぞれ対応する領域毎に、色の取得、色の補正を行う。
このように、3つのカメラで同時に撮像して時間短縮を図りつつ、3つのカメラの位置の違いによる画像位置の違いを補正することで、表示画像の色測定に要する時間短縮化と高精度化とが可能となる。ここで、表示画像がカメラによって同時に撮像されることにより、フリッカー、あるいは順次画像走査などによる表示色の変化に影響されることなく、
色測定を短時間で高精度に行うことが可能となり、表示画像の色均一性の評価をより一層高精度に行うことができる。
本発明の色測定装置は、表示装置の表示画像を撮像する3つのカメラと、前記カメラに1つずつ設けられる三刺激値の3つのフィルターと、前記カメラを保持する保持部材と、制御部と、を備え、前記3つのカメラには、前記表示画像の中心部にカメラレンズの光軸が向くように配置された中央のカメラ、および前記光軸と直交する方向における前記中央のカメラの両側にそれぞれ配置された両側のカメラがあり、前記中央のカメラと前記両側のカメラとは、ヒンジにより互いに連結され、前記保持部材には、前記中央のカメラが設けられる中央長孔と、前記両側のカメラがそれぞれ設けられる2つの両側長孔とが形成され、前記中央長孔は、前記光軸に沿って形成され、前記各両側長孔は、前記光軸に直交する方向に沿って形成され、前記制御部は、前記表示画像を同時に撮像するように前記カメラを同期制御するカメラ制御部と、前記カメラのそれぞれの撮像画像の画像位置を所定の校正画像に基づいて補正する画像位置補正部と、画像位置がそれぞれ補正された前記撮像画像を合成して合成画像を作成する合成画像作成部と、前記表示画像の色を基準色度計で測定した際の色基準値、および前記合成画像の色に基づいて、色校正値を算出する色校正値算出部と、前記合成画像の色を前記色校正値に基づいて補正する色補正部と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、前述の色測定方法の発明と同様に、3つのカメラで同時に撮像して時間短縮を図りつつ、3つのカメラの位置の違いによる画像位置の違いを補正することで、表示画像の色測定に要する時間短縮化と高精度化とが可能となる。
また、この発明によれば、中央のカメラを光軸に沿って移動させた際に、ヒンジおよび保持部材を介して両側のカメラが追従し、両側のカメラが中央のカメラを視点として対称の仰角を形成する。これにより、3つのカメラが表示装置の表示画像の中心部に向くように、簡便に調整することができる。このため、画像位置補正処理を容易にかつ正確に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔1.色測定装置の構成〕
図1は、本実施形態の色測定装置の概略構成を示すブロック図である。この色測定装置は、表示装置1に表示された表示画像を撮像する3つのモノクロ式カメラ21〜23と、これらのカメラに1つずつ設けられた三刺激値の3つのフィルターとしてのXフィルター31、Yフィルター32、およびZフィルター33と、画像処理装置およびコンピュータ装置などで構成された制御部40と、表示装置1にパターン画像や被測定画像などの表示画像を表示する信号を発生する信号発生部50と、分光型色彩輝度計である基準色度計60とを備える。
本実施形態の色測定装置は、色校正機能と、色測定機能とを有し、表示画像の色均一性の評価が可能である。
本実施形態の表示装置1は、所定周期で交番する駆動信号によって画像が間欠的に表示される液晶パネルである。
制御部40は、カメラ21〜23の動作を制御するカメラ制御部41と、カメラ21〜23のそれぞれの撮像画像の画像位置を補正する画像位置補正部42と、撮像画像を合成する合成画像作成部43と、合成画像を複数の領域に区画する領域区画部44と、色取得部45と、色校正値算出部46と、色補正部47と、記憶部48とを有する。
カメラ制御部41は、カメラ21〜23の動作を同期制御し、これらのカメラ21〜23によって表示装置1の表示画像を同時に撮像する。
画像位置補正部42は、カメラ21〜23のそれぞれの撮像画像の画像位置を所定の校正画像に基づいて補正する。
合成画像作成部43は、画像位置がそれぞれ補正された撮像画像を合成して合成画像を作成する。
領域区画部44は、合成画像を格子状に複数の領域に区画する。
色取得部45は、合成画像から前記領域のそれぞれの色を取得する。
色校正値算出部46は、表示装置1の表示画像を基準色度計60で測定した際の色基準値と、合成画像の色とに基づいて、前記領域毎に色校正値を算出する。
色補正部47は、合成画像の色を領域毎に色校正値に基づいて補正する。
記憶部48は、色校正値などを記憶する。
〔2.色校正工程の各工程〕
本実施形態に係る色測定方法は、図2に示す色校正工程と、図8に示す色測定工程とを備える。
図2は、本実施形態に係る色校正工程の各工程を示す。この色校正工程は、パターン画像表示工程S11と、パターン画像撮像工程S12と、パターン画像位置補正工程S13と、パターン画像合成工程S14と、領域区画工程S15と、パターン画像色取得工程S16と、基準計測工程S17と、色校正値算出工程S18と、色校正値記憶工程S19とを備える。
パターン画像表示工程S11では、パターン表示信号を信号発生部50から表示装置1に送信し、図3に示すような格子状のパターン(クロスパターン)9を含むパターン画像を表示装置1に表示する。このパターン画像は、図3のように格子状に交差した直線91からなるクロスパターン9と、直線91以外の部分である無地色表示部92とから形成される。無地色表示部92は、肌色などのグレー色で表示される。クロスパターン9の直線91により、パターン画像は16個の領域に均等に区画される。
パターン画像撮像工程S12では、表示装置1に表示されたパターン画像をカメラ制御部41の制御によってカメラ21〜23で同時に撮像し、撮像された画像をカメラ21〜23から制御部40に取り込む。
図4〜図6は、カメラ21〜23によってそれぞれ撮像されたパターン撮像画像を模式的に示す。各パターン撮像画像には、無地色表示部92の外側の額縁部93が写っている。なお、図4〜図6に示した「a1」〜「a16」の文字は、実際のパターン撮像画像には含まれていない。
ここで、カメラ21〜23のそれぞれの位置が表示装置1の表示画像に正対する位置から若干ずれていることにより、各パターン撮像画像は台形状の歪を持つ。なお、図4〜図6では、歪が誇張されている。
パターン画像位置補正工程S13では、画像位置補正部42により、所定の校正画像に基づいて、図4〜図6の各パターン撮像画像の画像位置を補正するとともに、これら3枚のパターン撮像画像を合成する。
ここで、本実施形態の校正画像は、前記パターン画像を撮像した歪のない画像である。本実施形態では、パターン撮像画像における無地色表示部92の四隅の座標と、校正画像の四隅の座標とから位置変換処理を行い、図4〜図6のパターン撮像画像の画像位置を補正する。具体的に、図4のx1〜x4の各座標と、校正画像の四隅の座標とから画像位置の補正を行う。また、図5のy1〜y4の各座標と、校正画像の四隅の座標とから画像位置の補正を行う。さらに、図6のz1〜z4の各座標と、校正画像の四隅の座標とから画像位置の補正を行う。
このようなパターン撮像画像全体の位置補正処理に続いて、各画像における領域「a1」〜「a16」のそれぞれの位置変換も行い、領域毎に位置を補正する。本実施形態では、カメラ21〜23と表示装置1との距離や撮像倍率などに応じて撮像画像の歪が大きくなった場合にも対応できるように、校正画像に基づいて、クロスパターン9の直線91で仕切られた各領域「a1」〜「a16」の位置補正を行う。
パターン画像合成工程S14では、合成画像作成部43により、3枚のパターン撮像画像を合成して、図7のようなパターン合成画像を得る。なお、図7に示した「Ca1」〜「Ca16」の文字は、実際のパターン合成画像には含まれていない。また、パターン合成画像では、額縁部93(図4〜図6)が除かれる。
領域区画工程S15では、領域区画部44により、パターン合成画像を図7の「Ca1」〜「Ca16」のように16個の領域に区画する。本実施形態では、領域「Ca1」〜「Ca16」の境界線は、図3のクロスパターン9の直線91の位置とは若干異なる場合があり、これら「Ca1」〜「Ca16」の領域は均等でない場合がある。
但し、カメラ21〜23と表示装置1との距離が十分に大きく、また撮像倍率がそれ程大きくないために撮像画像の歪が小さい場合には、パターン画像位置補正工程S13における領域毎の位置補正は行わなくてもよい。この場合には、合成画像を均等に複数の領域に区画すればよい。以上のように、領域毎の位置補正および領域区画の処理は、許容される誤差等に応じて適宜行われるものであり、パターン画像以外の表示画像に基づいて、画像位置の補正および領域区画を行ってもよい。なお、本実施形態では、合成画像において領域区画を実施しているが、これに限らず、合成前の各撮像画像において領域区画を実施してもよい。
パターン画像色取得工程S16では、色取得部45により、パターン合成画像の領域「Ca1」〜「Ca16」のそれぞれの色を取得する。ここで取得された各領域の色をXYZ(xyzC0(n,m))と示す。なお、「XYZ」は三刺激値を示す(以降において同じ)。
基準計測工程S17では、基準色度計60を使用して、パターン画像の領域「Ca1」〜「Ca16」のそれぞれの色を測定する。これによって、領域「Ca1」〜「Ca16」のそれぞれの色基準値XYZ:xyzCref(n,m)が取得される。
色校正値算出工程S18では、色校正値算出部46により、基準計測工程S17で取得した色基準値XYZ:xyzCref(n,m)からパターン画像色取得工程S16で取得したXYZ:xyzC0(n,m)を引いてその差分を計算する。これにより、図7に示す「Ca1」〜「Ca16」の領域毎に、色校正値XYZ:xyzCal(n,m)が算出される。
色校正値記憶工程S19では、領域毎の色校正値を記憶部48に保存する。
〔3.色測定工程の各工程〕
上述した色校正工程により算出された色校正値を使用して、表示装置1に表示された被測定画像の色を測定する方法について説明する。図8は、本実施形態の色測定工程(色均一性測定工程)の各工程を示す。この色測定工程は、パターン画像表示工程S11と、パターン画像撮像工程S12と、パターン画像位置補正工程S13と、パターン画像合成工程S14と、領域区画工程S15と、被測定画像表示工程S21と、被測定画像撮像工程S22と、被測定画像位置補正工程S23と、被測定画像合成工程S24と、被測定画像色取得工程S25と、色補正工程S26と、色度算出工程S27と、色均一性算出工程S28とを備える。
ここで、パターン画像表示工程S11〜領域区画工程S15は、図2の色校正工程で述べた処理と同様に実施する。
色測定工程では、領域区画工程S15の後に、被測定画像表示工程S21および被測定画像撮像工程S22を実施する。
被測定画像表示工程S21では、グレー色の無地画像や、風景等の自然画像などの被測定画像を信号発生部50を介して表示装置1に表示する。
また、被測定画像撮像工程S22では、カメラ制御部41の制御により、被測定画像をカメラ21〜23で同時に撮像する。
被測定画像位置補正工程S23では、被測定画像の撮像画像に対して、前述のパターン画像位置補正工程S13と同様の位置変換方法により、画像全体の位置補正、および前述した領域「Ca1」〜「Ca16」に対応するそれぞれの領域の位置補正を行う。
その後、被測定画像合成工程S24において、前述のパターン画像合成工程S14と同様に、被測定画像を撮像した3枚の撮像画像の合成画像を得る。
さらに、被測定画像色取得工程S25を実施し、被測定画像を撮像した画像の合成画像における領域「Ca1」〜「Ca16」のそれぞれの色を取得する。これにより、XYZ:xyzC0(n,m)が取得される。
色補正工程S26では、色補正部47により、上記被測定画像色取得工程S25で取得されたXYZ:xyzC0(n,m)に、色校正値XYZ:xyzCal(n,m)を加算する。これにより、「Ca1」〜「Ca16」の領域毎に、色補正値XYZ:xyzC1(n,m)が算出される。
色度算出工程S27では、所定のテーブルデータを参照して色補正値XYZ:xyzC1(n,m)を換算し、「Ca1」〜「Ca16」の領域毎に、色度C2を算出する。
色均一性算出工程S28では、「Ca1」〜「Ca16」の各領域における最大色差に基づいて、色均一度を算出する。以上により、表示装置1に表示された被測定画像の色均一性の測定が終了する。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)カメラ制御部41を介して3台のカメラ21〜23が同期接続され、三刺激値フィルター31〜33を1つずつ装備したカメラ21〜23による撮像が同時に行われるため、色校正および色測定にそれぞれ要する時間を短縮できる。
ここで、3台のカメラが使用されるためカメラ21〜23の位置の違いによる撮像画像の位置の違いが問題となるが、パターン画像位置補正工程S13の処理によって画像位置が補正されるため、校正および測定の高精度化が可能となる。
また、表示画像がカメラ21〜23によって同時に撮像されることにより、フリッカー、あるいは順次画像走査などによる表示色の変化に影響されることなく、色校正および色測定を短時間で高精度に行うことが可能となる。
以上により、表示画像の分光特性に適合した色測定の時間短縮化および高精度化が可能となる。このように、表示装置1の製造時に必要な色測定が高速にかつ高精度に行われることで、表示装置1のコストダウン、および信頼性向上が可能となる。
(2)区画された「Ca1」〜「Ca16」の領域毎に算出された色校正値XYZ:xyzCal(n,m)に基づいて、被測定画像の各領域の色をそれぞれ補正可能となるので、色均一性の評価を高精度に行うことができる。
(3)また、クロスパターン9を含むパターン画像を表示し、このクロスパターン9の直線91の位置に基づいて画像位置の補正を行い、クロスパターン9の直線91の位置に基づいて区画した領域「Ca1」〜「Ca16」毎に校正処理、および測定処理を行うため、表示画像の色均一性の評価をより一層高精度に行うことができる。
〔本発明の変形例〕
本発明は、以上述べた実施形態には限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で種々の改良および変形を行うことが可能である。
図9は、本発明の変形例に係る色測定装置が備えるカメラの取付構造を示す。カメラ21〜23には、ヒンジ20Aと、カメラ21〜23を保持する略板状の保持部材200とが設けられる。
ヒンジ20Aは、カメラ21〜23を互いに連結する。
保持部材200には、カメラ21〜23に設けられたネジ部材Sがそれぞれ固定される長孔201〜203が形成される。ここで、3つのカメラ21〜23のうち中央に配置されたカメラ22が固定される中央長孔202は、カメラ22のレンズの光軸Lに沿って形成される。一方、両側のカメラ21,23がそれぞれ固定される両側長孔201,203は、光軸Lに直交する方向に沿って形成される。このため、中央のカメラ22を光軸Lに沿って移動させた際に、ヒンジ20Aおよび保持部材200を介して両側のカメラ21,23が追従し、両側のカメラ21,23は中央のカメラ22を視点として対称の仰角を形成する。
このような構成により、3つのカメラ21〜23が表示装置1(図1)の表示画像の中心部に向くように、簡便に調整することができる。すなわち、前記実施形態で述べた画像位置補正処理を容易にかつ正確に行うことができる。
本発明の色測定方法および色測定装置は、液晶パネル、有機ELディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の各種表示装置の表示画像の色測定に利用できる。また、本発明の色測定方法および色測定装置は、時間軸に対して表示色が変化するDMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)を備えたプロジェクターの投影画像の色測定にも好適に利用できる。
本発明の実施形態に係る色測定装置の概略構成を示すブロック図。 前記実施形態に係る色校正工程の各工程を示すフロー図。 表示装置に表示されるパターン画像を示す図。 Xフィルターが設けられたカメラの撮像画像を模式的に示す図。 Yフィルターが設けられたカメラの撮像画像を模式的に示す図。 Zフィルターが設けられたカメラの撮像画像を模式的に示す図。 色校正工程において得られる合成画像を示す図。 前記実施形態に係る色測定工程の各工程を示すフロー図。 本発明の変形例に係る色測定装置が備えるカメラの取付構造を示す図。
符号の説明
1・・・表示装置、9・・・クロスパターン(格子状のパターン)、20A・・・ヒンジ、21〜23・・・カメラ、31〜33・・・三刺激値フィルター、40・・・制御部、41・・・カメラ制御部、42・・・画像位置補正部、43・・・合成画像作成部、44・・・領域区画部、45・・・色取得部、46・・・色校正値算出部、47・・・色補正部、48・・・記憶部、50・・・信号発生部、60・・・基準色度計、91・・・直線、92・・・無地色表示部、93・・・額縁部、200・・・保持部材、201,203・・・両側長孔、202・・・中央長孔、L・・・光軸、S・・・ネジ部材(固定部材)、S11・・・パターン画像表示工程、S12・・・パターン画像撮像工程、S13・・・パターン画像位置補正工程、S14・・・パターン画像合成工程、S15・・・領域区画工程、S16・・・パターン画像色取得工程、S17・・・基準計測工程、S18・・・色校正値算出工程、S21・・・被測定画像表示工程、S22・・・被測定画像撮像工程、S23・・・被測定画像位置補正工程、S24・・・被測定画像合成工程、S25・・・被測定画像色取得工程、S26・・・色補正工程。

Claims (2)

  1. 校正値を算出する色校正値算出工程を有する色校正工程と、表示装置に表示された被測定画像の色を前記色校正値に基づいて補正することにより、測定値を得る色測定工程と、を備え、
    前記色校正工程は、
    格子状のパターンを含むパターン画像を表示装置に表示するパターン画像表示工程と、
    三刺激値の3つのフィルターがそれぞれ設けられた3つのカメラにより前記パターン画像を同時に撮像してパターン撮像画像を得るパターン画像撮像工程と、
    前記パターン撮像画像のそれぞれにおいて、前記格子状のパターンを含む所定の校正画像に基づいて、前記パターンの直線で仕切られた領域毎に画像位置を補正するパターン画像位置補正工程と、
    画像位置がそれぞれ補正された前記パターン撮像画像を合成してパターン画像合成画像を作成するパターン画像合成工程と、
    前記パターン画像合成画像を前記パターンの直線の位置に基づいて複数の領域に区画する領域区画工程と、
    前記パターン画像合成画像の色を前記領域毎に取得するパターン画像色取得工程と、
    前記パターン画像を前記領域毎に基準色度計で計測して前記領域それぞれの色基準値を得る基準計測工程と、
    前記パターン画像合成画像における前記領域のそれぞれの色と、前記領域それぞれの前記色基準値とに基づいて、前記領域毎に、色校正値を算出する色校正値算出工程と、を有し、
    前記色測定工程は、
    前記パターン画像表示工程と、
    前記パターン画像撮像工程と、
    前記パターン画像位置補正工程と、
    前記パターン画像合成工程と、
    前記領域区画工程と、
    表示装置に被測定画像を表示する被測定画像表示工程と、
    前記3つのカメラにより前記被測定画像を同時に撮像して被測定撮像画像を得る被測定画像撮像工程と、
    前記被測定撮像画像のそれぞれにおいて、前記領域区画工程で区画された領域毎に画像位置を補正する被測定画像位置補正工程と、
    画像位置がそれぞれ補正された前記被測定撮像画像を合成して被測定合成画像を作成する被測定画像合成工程と、
    前記被測定合成画像の色を前記領域毎に取得する被測定画像色取得工程と、
    前記被測定合成画像における前記領域のそれぞれの色を、前記領域毎に、前記色校正値に基づいて補正する色補正工程と、を有する
    ことを特徴とする色測定方法。
  2. 表示装置の表示画像を撮像する3つのカメラと、
    前記カメラに1つずつ設けられる三刺激値の3つのフィルターと、
    前記カメラを保持する保持部材と、
    制御部と、を備え、
    前記3つのカメラには、前記表示画像の中心部にカメラレンズの光軸が向くように配置された中央のカメラ、および前記光軸と直交する方向における前記中央のカメラの両側にそれぞれ配置された両側のカメラがあり、
    前記中央のカメラと前記両側のカメラとは、ヒンジにより互いに連結され、
    前記保持部材には、前記中央のカメラが設けられる中央長孔と、前記両側のカメラがそれぞれ設けられる2つの両側長孔とが形成され、
    前記中央長孔は、前記光軸に沿って形成され、
    前記各両側長孔は、前記光軸に直交する方向に沿って形成され、
    前記制御部は、前記表示画像を同時に撮像するように前記カメラを同期制御するカメラ制御部と、前記カメラのそれぞれの撮像画像の画像位置を所定の校正画像に基づいて補正する画像位置補正部と、画像位置がそれぞれ補正された前記撮像画像を合成して合成画像を作成する合成画像作成部と、前記表示画像の色を基準色度計で測定した際の色基準値、および前記合成画像の色に基づいて、色校正値を算出する色校正値算出部と、前記合成画像の色を前記色校正値に基づいて補正する色補正部と、を有する
    ことを特徴とする色測定装置。
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