JP5076834B2 - 円筒型電池作製用巻回装置 - Google Patents

円筒型電池作製用巻回装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5076834B2
JP5076834B2 JP2007303405A JP2007303405A JP5076834B2 JP 5076834 B2 JP5076834 B2 JP 5076834B2 JP 2007303405 A JP2007303405 A JP 2007303405A JP 2007303405 A JP2007303405 A JP 2007303405A JP 5076834 B2 JP5076834 B2 JP 5076834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
winding
supply shaft
shaft
positive electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007303405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009129698A (ja
Inventor
竜彦 渡辺
俊也 中村
将博 山田
剛史 藪谷
健一 濱本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007303405A priority Critical patent/JP5076834B2/ja
Publication of JP2009129698A publication Critical patent/JP2009129698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5076834B2 publication Critical patent/JP5076834B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、正極及び負極がセパレータを介して層状になって巻回された円筒型電池の作製装置に関するものであって、より詳細には、セパレータ、正極及び負極を重ねて同心円状に巻き取る際に、セパレータ、正極及び負極の巻回ずれを改善することが可能であって、機構が簡単な円筒型電池作製用巻回装置に関する。
円筒型電池には、正極及び負極(以下「正極及び負極」のことを単に「電極」ということがある。)がセパレータを介して層状になり、同心円状に巻回されてなる円筒型の電池がある。このような円筒型電池を作製するには、正極及び負極の間にセパレータが介在するように重ねた後、その正極、負極、及びセパレータを巻回しなければならない。
しかし、セパレータ及び電極を重ねて巻回する工程において、以下のようなことが問題となっていた。まず、薄いセパレータ及び電極を重ねて巻回することになるため、巻回している最中にセパレータ及び電極の位置がずれる(このずれを「巻回ずれ」という。)ことや皺が発生することが問題となっていた。さらに、巻回する際に、セパレータに過度の力が加えられることによって、セパレータが損傷し、正極と負極とが接触して短絡するということも問題となっていた。
上記問題を解決するという観点から、これまでにいくつかの技術が開示されている。セパレータに損傷を与えずに、かつ巻回ずれが少ないセパレータの巻回方法として、例えば、特許文献1には、正及び負の電池活物質をそれぞれ金属箔集電体に添着せしめてなる電極を、ポリエチレン或いはポリプロピレン製の多孔膜セパレータを介して対向配置し巻き込んでなる電池の巻回工程において、該セパレータにかかるテンションが常に500g/mm以下であることを特徴とする巻回方法が開示されている。
また、特許文献2には、巻取軸に巻き取られて行く帯状の材料にダンサローラを接触させて張力を与えながら巻き取る帯状材巻取機における張力制御装置において、前記巻取軸側における巻き取りトルクを検出するためのトルク検出手段と、前記巻取軸に巻き取られた前記帯状材の巻取長さを検出するための巻取量検出手段と、前記ダンサローラの位置を変えて前記帯状材の張力を調整するためのダンサローラ制御手段と、前記トルク検出手段により検出された前記巻き取りトルクと前記巻取量検出手段により検出された前記巻き取り長さから巻取時の前記張力を計算し、前記ダンサローラ制御手段を介して前記ダンサローラを制御し、前記張力が一定となるように調整するための張力制御手段とを備えたことを特徴とする帯状材巻取機における張力制御装置が開示されており、かかる装置によると、材料を傷めることなく高速で巻き取れるとしている。さらに、特許文献3には、正極集電体に正極合剤を塗布して成るシート状の正極と負極集電体に負極合剤を塗布して成るシート状の負極を、セパレータを介在させて巻回する円筒型電池の渦巻状電極体の製造方法において、前記正極及び前記負極の巻き込みテンションを前記セパレータの巻き込みテンションより強めにして巻回することを特徴とする渦巻状電極体の製造方法が開示されており、かかる方法によると、電極体の内部短絡の防止や、皺や巻回ずれの防止に効果があるとしている。
特開平5−74445号公報 特開平8−215749号公報 特開平9−223518号公報
しかし、上記特許文献1に開示されている技術では、セパレータに一定の張力をかけるために、ツル巻きバネやエアシリンダー等を備えた段差ローラーを用いるとしており、このような手段ではセパレータにかかる張力の安定性が十分ではない。そのため、特許文献1に開示されている技術では、巻回ずれを防止する効果が十分ではない。また、上記特許文献2に開示されているような技術では、装置が複雑であり、かつ高価である。さらに、上記特許文献3に開示されている技術は、帯状のセパレータの端部に重りを吊り下げる構成としているため、短い(ロール状に巻回されていない)セパレータを用いる場合にしか適用することができない。
そこで本発明は、セパレータ、正極及び負極を重ねて同心円状に巻き取る際に、セパレータ、正極及び負極の巻回ずれを改善することが可能であって、機構が簡単な円筒型電池作製用巻回装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段をとる。すなわち、
帯状のセパレータが巻回されてなるセパレータロール、を設置する第一供給軸及び第二供給軸と、第一供給軸に設置されたセパレータロールから引き出されたセパレータ、第二供給軸に設置されたセパレータロールから引き出されたセパレータ、短冊状の正極、及び短冊状の負極を、該正極及び該負極がセパレータを介するように重ねる作業を行う作業台と、作業台で重ねられたセパレータ、正極、及び負極を巻回させる巻取軸と、を備え、第一供給軸及び第二供給軸が、それぞれ上方に配設された固定軸を支点として揺動自在な構造であり、第一供給軸に設置されたセパレータロールから引き出されるセパレータ、及び、第二供給軸に設置されたセパレータロールから引き出されるセパレータが、水平面より上方に引き出されることを特徴とする円筒型電池作製用巻回装置である。
本発明において、「セパレータ」とは、電池のセパレータとして用いることができるものであれば特に限定されず、公知のもので良い。また、「帯状のセパレータが巻回されてなるセパレータロール」とは、帯状に形成されたセパレータが中空形状の芯の外周面側に巻回されることでロール状にされたものを意味する。さらに、「セパレータロール、を設置する第一供給軸及び第二供給軸」とは、第一供給軸をセパレータロールの芯の中空部に通すことで、第一供給軸にセパレータロールを設置し、第二供給軸を他のセパレータロールの芯の中空部に通すことで、第二供給軸にそのセパレータロールを設置することを意味する。さらに、「短冊状の正極」とは、電池を一つ作製するために必要な寸法の正極を意味し、「短冊状の負極」とは、同様に、電池を一つ作製するために必要な寸法の負極を意味する。さらに、「正極及び負極がセパレータを介するように重ねる」とは、巻回した後、正極及び負極が短絡しないようにするために、正極及び負極の間にセパレータが介在するように重ねることを意味する。さらに、「第一供給軸及び第二供給軸が、それぞれ上方に配設された固定軸を支点として揺動自在な構造である」とは、例えば、第一供給軸より上方で壁面などに固定されている固定軸と第一供給軸が、アームを介して連結されることで、第一供給軸が固定軸を支点として揺動自在な構造であって、第二供給軸についても同様に、第二供給軸より上方で壁面などに固定されている固定軸と第二供給軸が、アームを介して連結されることで、第二供給軸が固定軸を支点として揺動自在な構造であることを意味する。さらに、「第一供給軸に設置されたセパレータロールから引き出されるセパレータ、及び、第二供給軸に設置されたセパレータロールから引き出されるセパレータが、水平面より上方に引き出される」とは、具体的には、例えば、セパレータロールからセパレータが引き出される位置より高い位置に作業台を設置する、または、セパレータロールからセパレータが引き出される位置より高い位置に設置されたガイドローラを介して、セパレータを作業台に送る、などの手段によって、第一供給軸(第二供給軸)に設置されたセパレータロールから引き出されるセパレータを、水平面より上方に引き出すことを意味する。
また、上記本発明の円筒型電池作製用巻回装置において、第一供給軸に設置されたセパレータロールの回転を抑制するために、第一供給軸に配設された制御手段、及び/又は、第二供給軸に設置されたセパレータロールの回転を抑制するために、第二供給軸に配設された制御手段、が備えられていることが好ましい。
本発明において、「第一供給軸に設置されたセパレータロールの回転を抑制するために、第一供給軸に配設された制御手段」とは、第一供給軸に設置されたセパレータロールの回転を重くするために第一供給軸に配設された手段であって、例えば、セパレータロールを軸方向の両側から押さえ付けることで、セパレータロールの回転を抑制できる手段を挙げられる。より具体的には、第一供給軸に固定されており、第一供給軸に設置されたセパレータロールの芯の軸方向の一端側に当接するフランジ、及び、該セパレータロールの芯を軸方向の他端側からフランジ側に押さえつけるバネからなる手段などを挙げることができる。「第二供給軸に設置されたセパレータロールの回転を抑制するために、第二供給軸に配設された制御手段」についても、同様である。
また、上記本発明の円筒型電池作製用巻回装置において、正極の長手方向の端部の位置合わせ手段、及び/又は、負極の長手方向の端部の位置合わせ手段が、作業台に備えられていることが好ましい。
本発明において、「正極の長手方向の端部の位置合わせ手段、及び/又は、負極の長手方向の端部の位置合わせ手段」とは、作業台でセパレータと電極とを重ねる際に、少なくとも、セパレータとセパレータの間に重ねられる正極又は負極の長手方向の端部の位置を画一的に決定することができる手段であれば特に限定されない。より具体的には、例えば、正極及び/又は負極の長手方向の端部を揃えるために、作業台の作業面に設けられた目印などを挙げることができる。
また、上記本発明の円筒型電池作製用巻回装置において、作業台で、正極の幅方向の位置決め手段、及び/又は、負極の幅方向の位置決め手段によって、正極の幅方向の位置、及び/又は、負極の幅方向の位置が決められることが好ましい。
本発明において、「正極の幅方向の位置決め手段」とは、作業台でセパレータに正極を重ねる際に、正極の幅方向の位置を画一的に決定することができる手段であれば特に限定されない。「負極の幅方向の位置決め手段」についても同様に、作業台でセパレータに負極を重ねる際に、負極の幅方向の位置を画一的に決定することができる手段であれば特に限定されない。
また、上記本発明の円筒型電池作製用巻回装置において、巻取軸を巻取方向に回転させる回転手段に、逆回転防止機構が備えられることが好ましい。
本発明の円筒型電池作製用巻回装置によれば、セパレータ及び電極を重ねて巻回する際に、セパレータロールや該セパレータロールが設置された第一供給軸(又は第二供給軸)などにかかる重力に起因する力によって、複雑な機構を用いなくとも、巻回されるセパレータに安定した張力をかけることができる。そして、張力を加えられながら巻回されるセパレータの間に電極を挟んで巻回することで、セパレータ及び電極の巻回ずれを改善することができる。したがって、本発明によれば、セパレータ及び電極の巻回ずれを改善することが可能であって、機構が簡単な円筒型電池作製用巻回装置を提供することができる。
また、セパレータロールの回転を抑制する制御手段を備えることによって、セパレータを巻回する際に、セパレータロールの回転をある程度抑制し、セパレータに安定した張力をかけることが容易になる。さらに、制御手段を、第一供給軸(第二供給軸)に固定されており、第一供給軸(第二供給軸)に設置されたセパレータロールの芯の軸方向の一端側に当接するフランジ、及び、該セパレータロールの芯を軸方向の他端側からフランジ側に押さえつけるバネからなる手段とすると、セパレータロールが幅方向にずれることも抑制できる。
また、正極の長手方向の端部の位置合わせ手段、及び/又は、負極の長手方向の端部の位置合わせ手段を設けることによって、作業台でセパレータと電極を重ねる際に、電極の長手方向の端部の位置を画一的に決めることが容易になる。
また、正極の幅方向の位置決め手段、及び/又は、負極の幅方向の位置決め手段を備えることによって、作業台でセパレータと電極を重ねる際に、正極及び/又は負極の幅方向の位置を画一的に決めることが容易になる。
また、巻取軸を巻取方向に回転させる回転手段に、逆回転防止機構を備えることによって、セパレータを巻回する際、及び巻回し終わった時に、セパレータが弛むことを抑制でき、セパレータに安定した張力をかけることがさらに容易になる。
図1〜4を参照しつつ、本発明にかかる円筒型電池作製用巻回装置について、具体的に説明する。図1は、使用状態での本発明の円筒型電池作製用巻回装置100(以下、単に「巻回装置100」という。)を概略的に示す図である。図1(a)は、巻回装置100を概略的に示す側面図で、図1(b)は、図1(a)中にb−b´で示した箇所での断面を概略的に示している。図1(b)において紙面上下方向は、図1(a)での紙面上下方向に相当し、図1(b)において紙面左右方向は、図1(a)での紙面奥/手前方向に相当し、図1(b)において紙面奥/手前方向は、図1(a)での紙面左右方向に相当する。図2は、図1に示した第一セパレータ供給手段1を概略的に示す側面図である。図3は、図1に示した第一セパレータ供給手段1を概略的に示す上面図である。図2及び図3において、何ら外力が加えられていない状態での各部材の位置を点線で示している。また図1〜3に示した片矢印は、セパレータロール11からセパレータ10が引き出される方向を示しており、図2及び図3に示した両矢印はアーム13が動ける方向を示している。図4は、作業台4において、セパレータと電極とを重ねる工程を説明する図である。図4(a)〜(c)において、左側の図は、それぞれ作業面4aの一部を上から見た概略図であって、右側の図は、左側の図に一点鎖線で示した箇所での鉛直方向の断面を概略的に示す図である。
図1(a)に示すように、巻回装置100は、第一セパレータ供給手段1、第二セパレータ供給手段2、ガイドローラ3、作業台4、及び巻取軸5を備えている。以下に、これらの部材について具体的に説明する。
第一セパレータ供給手段1は、図1〜3に示すように、支持軸14、アーム13、13、第一供給軸12、及び制御手段6を備えている。そして、帯状のセパレータ10が中空形状の芯の外周面側に巻回されてなるセパレータロール11の中空部に、第一供給軸12が通されることで、第一供給軸12にセパレータロール11が設置されている。また、支持軸14は壁面などに固定されており、第一供給軸12は、アーム13、13を介して支持軸14と連結されている。そのため、第一供給軸12、及びアーム13、13は、支持軸14を支点として、揺動自在である(図2及び図3に示した両矢印の方向に動くことができる)。したがって、何ら外力を加えられていない状態では、第一供給軸12、及びアーム13、13は自重によって、図2及び図3に点線で示したように、支持軸14の真下に位置することになる。そして、図1〜図3に示すように、セパレータ10が片矢印の方向(水平面より上方)にある程度の勢いを持って引かれると、図1、並びに、図2及び図3において実線で示したように、セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13が持ち上げられる。また、セパレータ10が巻取軸5に巻回されるとき、ガイドローラ3が、セパレータロール11からセパレータ10が引き出される位置より高い位置にあり、セパレータ10の長手方向の一方の端部は巻取軸5に固定されている。したがって、セパレータ10長手方向の一方の端部には、セパレータロール11、及び第一供給軸12などにかかる重力に起因する力が働くとともに、セパレータ10の長手方向の他端部は巻取軸5に固定さているため、セパレータ10の長手方向に容易に安定した張力を加えることができる。
このように、セパレータ10が巻回される際には、セパレータ10にセパレータロール11、及び第一供給軸12などにかかる重力に起因する力が働くが、セパレータ10自体の質量は十分に軽いため、セパレータロール11からセパレータ10が引き出されていっても、セパレータ10が巻回される際にセパレータ10にかかる張力の変化は、無視できる程度である。また、セパレータロール11の芯や第一供給軸12の質量が大きすぎる場合には、セパレータ10に過度の張力が加わって伸びてしまう虞があるため、適当な質量のものを選択する必要がある。
上述したように、セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13が持ち上げられている状態のとき、次に説明する制御手段6の働きによって、セパレータ10の長手方向に安定した張力を加えることがより容易になる。
制御手段6は、第一供給軸12に固定されたフランジ7とバネ8で構成されている。フランジ7はセパレータロール11の芯と当接しており、バネ8はセパレータロール11の芯をフランジ7側に押さえ付けている。かかる形態とすることによって、セパレータロール11の回転が抑制される。そのため、上述したような、セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13が持ち上げられている状態から元の状態(セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13が第一供給軸12の真下にある状態)に戻ることを抑制できる。より具体的に説明すると、セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13が持ち上げられている状態では、セパレータ10が巻取軸5の方へ引かれることでセパレータロール11を持ち上げる方向に力が働いていると同時に、セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13の自重によって、元の状態に戻ろうとする力も働いている。しかし、元の状態に戻るためには、セパレータロール11が回転して、持ち上げられている位置から元の位置まで戻る分のセパレータ10が引き出されなければならない。第一セパレータ供給手段1では、制御手段6がセパレータロール11の回転を抑制するため、セパレータロール11、第一供給軸12、及びアーム13、13が持ち上げられている状態を維持し易くなる。したがって、制御手段6が備えられることによって、セパレータ10の長手方向に安定した張力を加えることがより容易になる。さらに、制御手段6によってセパレータロール11が幅方向に動くことを抑制できるため、セパレータ10が幅方向にずれることも抑制できる。
第二セパレータ供給手段2は、第一セパレータ供給手段1と同様の構成をしており、支持軸24、アーム23、23(図1では1本しか示されていないが、第一セパレータ供給手段1と同様に、紙面奥方向にもう1本のアーム23が備えられる。)、第二供給軸22、及び制御手段6と同様の制御手段(不図示)を備えている。そして、帯状のセパレータ20が中空形状の芯の外周面側に巻回されてなるセパレータロール21の中空部に、第二供給軸22が通されることで、第二供給軸22にセパレータロール21が設置されている。また、支持軸24は壁面などに固定されており、第二供給軸22は、アーム23、23を介して支持軸24と連結されている。そのため、第二供給軸22、及びアーム23、23は、支持軸24を支点として、揺動自在である。さらに、セパレータ20が巻取軸5に巻回されるとき、作業台4は、作業面4a(より正確には溝4bの底部)が、セパレータロール21からセパレータ20が引き出される位置より高い位置にあり、セパレータ20の長手方向の一方の端部は巻取軸5に固定されている。したがって、セパレータ20長手方向の一方の端部には、セパレータロール21、及び第二供給軸22などにかかる重力に起因する力が働くとともに、セパレータ20の長手方向の他端部は巻取軸5に固定さているため、セパレータ20の長手方向に容易に安定した張力を加えることができる。また、第一セパレータ供給手段1と同様の制御手段が備えられることで、セパレータロール21の回転が抑制されて、セパレータ20に安定した張力を加えることが容易になり、さらに、セパレータロール21が幅方向にずれることも抑制できる。
作業台4は、作業面4a(作業台4の上面)において、セパレータ10、電池を1つ作製するのに必要な分の正極30、セパレータ20、及び電池を1つ作製するのに必要な分の負極40を重ねる作業を行える程度の大きさを有する台であって、作業面4aには、図1(b)に示すように、セパレータ10、及びセパレータ20と略同一の幅を有する溝4bが備えられていることが好ましい。かかる形態とすることによって、セパレータ10、及びセパレータ20を巻回する際に、セパレータ10、及びセパレータ20が幅方向にずれることを防止できる。また、上述したように、溝4bの底部が、セパレータロール21からセパレータ20が引き出される位置より高い位置にあることによって、セパレータ20は水平面より上方に引き出され、セパレータ20の長手方向に、セパレータロール21、及び第二供給軸22などにかかる重力に起因する力を働かせることができる。
ガイドローラ3は、セパレータロール11からセパレータ10が引き出される位置、及び、セパレータロール21からセパレータ20が引き出される位置より高い位置にあり、セパレータ10の巻回時にセパレータ10を傷つけることなく円滑に回転できるものであれば、特に限定されない。このようなガイドローラ3を介してセパレータ10を作業台4へと送ることで、上述したように、セパレータ10の長手方向に、セパレータロール11、及び第一供給軸12などにかかる重力に起因する力を働かせることができる。さらに、セパレータ10が作業台4の角で傷つくことを抑制できる。
巻取軸5は、溝4bにおいて重ねられたセパレータ10、正極30、セパレータ20、及び負極40を巻回させられるものであれば特に限定されるものではない。巻取軸5の寸法は、作製する電池の寸法などに応じて適宜変更可能である。また、巻取軸5を巻取方向に回転させる手段は、手動、自動を問わない。さらに、巻取軸5を巻取方向に回転させる手段には、巻取軸5を巻取方向の反対方向に回転させない逆回転防止機構が備えられることが好ましい。かかる形態とすることによって、セパレータ10、及びセパレータ20を巻回する際、及び巻回し終えた時に、セパレータ10、及びセパレータ20が弛むことを抑制でき、セパレータ10、及びセパレータ20に安定した張力をかけ易くなる。
巻回装置100によってセパレータ10、正極30、セパレータ20、及び負極40を重ねて巻回する工程について、図1〜4を用いて以下に具体的に説明する。
巻回装置100によってセパレータ10、正極30、セパレータ20、及び負極40を巻回するには、最初に、第一供給軸12に設置されたセパレータロール11からセパレータ10を引き出し、ガイドローラ3の上、及び作業面4aに備えられた溝4bを通して、セパレータ10の引き出した方の端部を巻取軸5に固定する。
セパレータ10の端部を巻取軸5に固定した後は、図4に示すように、溝4bにおいて、セパレータ10、短冊状の正極30、セパレータ20、及び短冊状の負極40を重ね合わせる。具体的には、まず、図4(a)に示すように、セパレータ10上に正極30を重ねる。このとき、セパレータ10に対する正極30の幅方向の位置は、位置決め手段31を用いることによって画一的に決定することができる。位置決め手段31は、セパレータ10に対する正極30の幅方向の位置を画一的に決められるものであれば特に限定されない。具体的には、例えば、図4(a)に示すように、溝4bにおいて正極30の幅方向の両端にできる間隙と略同一の幅を有する治具31を挙げることができる。
また、作業台4に、正極30の長手方向の端部の位置合わせ手段32を備えることによって、正極30の長手方向の端部の位置を画一的に決定することができる。位置合わせ手段32は、正極30の長手方向の端部の位置を画一的に決定することができるものであれば特に限定されない。具体的には、例えば、正極30の長手方向の端部の位置を合わせるために作業面4aに備えられた目印32などを挙げることができる。目印32に治具31の端面31a、及び正極30の長手方向の端部を合わせることで、正極30の長手方向の端部の位置を容易に決めることができる。
正極30の位置が決まると、正極30の巻取軸5側の端部が巻取軸5に少し巻回されるまで、巻取軸5を回転させる。正極30の端部を巻取軸5に巻回させると、正極30が幅方向にずれにくくなるため、溝4bから治具31を取り除くことができる。
次に、第二供給軸22に設置されたセパレータロール21からセパレータ20を引き出し、図4(b)に示すように、正極30の上に重ねる。そして、セパレータ20の引き出した方の端部を巻取軸5に固定する。
次に、図4(c)に示すように、セパレータ20の上に負極40を重ねる。このとき、セパレータ20に対する負極40の幅方向の位置は、位置決め手段41を用いることによって画一的に決定することができる。位置決め手段41は、セパレータ20に対する負極40の幅方向の位置を画一的に決められるものであれば特に限定されない。具体的には、例えば、図4(c)に示すように、溝4bにおいて負極40の幅方向の両端にできる間隙と略同一の幅を有する治具41を挙げることができる。
また、負極40の長手方向の位置は、目印32の利用や、別に同様の目印を設けることで決めることもできるが、セパレータ20から透けて見える正極30を目安にして決めることもできる。ただし、負極40の長手方向の位置をより正確に決定するためには、図4(c)に示すように、目印32に治具41の端面41a、及び負極40の長手方向の端部を合わせることが好ましい。
負極40の位置が決まると、負極40の巻取軸5側の端部が巻取軸5に少し巻回されるまで、巻取軸5を回転させる。負極40の端部を巻取軸5に巻回させると、負極40が幅方向にずれにくくなるため、溝4bから治具41を取り除くことができる。
上述したように、溝4bにおいて、セパレータ10、正極30、セパレータ20、及び負極40を重ね合わせた後、巻取軸5を回転させることによって、セパレータ10、正極30、セパレータ20、及び負極40を適当な量だけ巻回して巻回体を作製する。そして、セパレータ10、及びセパレータ20を切断して、巻回体にセパレータ10、及びセパレータ20の切断された端部を固定する。
これまでの本発明の説明では、セパレータロールの回転を抑制する制御手段の形態として、第一供給軸(第二供給軸)に固定されており、第一供給軸(第二供給軸)に設置されたセパレータロールの芯の軸方向の一端側に当接するフランジ、及び、該セパレータロールの芯を軸方向の他端側からフランジ側に押さえつけるバネからなる手段を例示したが、制御手段はかかる形態に限定されるものではない。例えば、表面に粘性を持った帯状のセパレータを巻回してなるセパレータロールとすることも可能である。セパレータの表面に粘性を持たせることで、該セパレータが巻回されてなるセパレータロールからセパレータを引き出すためには、粘性に打ち勝つ程度の力が必要となり、セパレータロールの回転を抑制することができる。
また、これまでの本発明の説明では、電極の幅方向の位置決め手段として、治具31、及び治具41を例示したが、本発明に用いることができる電極の幅方向の位置決め手段は、電極の幅方向の位置を画一的に決められるものであれば、かかる形態に限定されない。電極の幅方向の位置決め手段の他の形態例である、治具71について、図7を参照しつつ説明する。図7は、作業面4aで、セパレータ10及び正極30を重ねた状態を示す図であって、左側の図は、作業面4aの一部を上から見た概略図であり、右側の図は、左側の図に一点鎖線で示した箇所での鉛直方向の断面を概略的に示す図である。
治具71は、図7に示すように、内側に正極30をちょうど納められる逆コの字型をしており、溝4bと略同一の幅を有している。セパレータ10に正極30を重ねる際には、治具71を溝4bに納め、治具71で囲まれた部分に正極30を納めることによって、正極30の幅方向位置を画一的に決めることができる。また、治具71の端面71aを目印32に合わせ、端面71aに正極30の長手方向の端部を当接させることで、正極30の長手方向の位置も画一的に決めることができる。
以下、実施例を参照しつつ、本発明についてさらに説明する。
1.実施例
セパレータ及び電極を、巻回装置100を用いて巻回し、巻回体を作製した。用いた材料及び巻回作業について、以下に説明する。
(正極)
正極の材料には、LiNiO、アセチレンブラック、及びポリフッ化ビニリデン(PVdF)の混合材料であって、該混合材料中のLiNiO、アセチレンブラック、及びPVdFの質量の割合が、LiNiO:アセチレンブラック:PVdF=85:10:5である混合材料を用いた。この混合材料を遠心攪拌機で混ぜ合わせてスラリー状にしたものを集電箔に塗布し、乾燥後に切り出して正極とした。正極の寸法は、幅52mm、長さ720mm、厚さ0.042mmであった。
(負極)
負極の材料には、球状天然黒鉛、及びPVdFの混合材料であって、該混合材料中の球状天然黒鉛、及びPVdFの質量の割合が、球状天然黒鉛:PVdF=92.5:7.5である混合材料を用いた。この混合材料を遠心攪拌機で混ぜ合わせてスラリー状にしたものを集電箔に塗布し、乾燥後に切り出して負極とした。負極の寸法は、幅55mm、長さ740mm、厚さ0.042mmであった。
(セパレータ)
幅58mmの帯状で、ポリエチレン製の多孔質膜からなるセパレータを中空形状の芯の外周面側に巻回してロール状にしたセパレータロールを2つ用意した。このセパレータロールの質量はそれぞれ約400gであった。
(巻回作業)
第一供給軸12、及び第二供給軸22の質量がそれぞれ約1000gであって、巻取軸5の直径が7mmの巻回装置100を用いて、セパレータ及び電極を巻回した。
まず作業台4の溝4bにおいて、セパレータ及び電極を、下から、セパレータ、正極、セパレータ、負極の順になるように重ねた。正極をセパレータの上に重ねる際には、治具31、31を用いて幅方向の位置を決定し、治具31、31及び目印32を用いて長手方向の位置を決定した。また、負極をセパレータの上に重ねる際には、治具41、41を用いて幅方向の位置を決定し、治具41、41及び目印32を用いて長手方向の位置を決定した。
そして、重ねられたセパレータ及び電極を巻取軸5に巻回して巻回体を作製した。具体的には、正極、及び負極が巻取軸5に完全に巻かれるまで巻回した後、さらに巻回体の直径が16.8mmになるまで巻回して、セパレータを切断し、切断されたセパレータの端部を巻回体にテープでとめ、その状態で、巻回装置100から巻回体を取り外した。
2.比較例
正極、負極、及びセパレータは、実施例で用いたものと同様のものを用い、従来の円筒型電池作製用巻回装置200(以下、単に「巻回装置200」という。)で巻回して、巻回体を作製した。ただし、以下に説明するように、巻回装置200ではセパレータロールは一つしか用いず、もう一つのセパレータロールの代わりには、帯状のセパレータを用いたが、その帯状のセパレータは、巻回してセパレータロールにされているセパレータと長さ以外は同様のものである。
図5は、使用状態での巻回装置200を概略的に示す側面図である。図5に示すように、巻回装置200は、供給軸201、ガイドローラ202、203、204、作業台54、巻取軸5を備えている。供給軸201は壁面に固定されており、動かすことができない。帯状のセパレータ50が中空形状の芯に巻回されてなるセパレータロール51の中空部に供給軸201が通されることで、供給軸201にセパレータロール51が設置されている。また、供給軸201にはセパレータロール51の回転を抑制するものは備えられておらず、セパレータロール51は自由に回転することができる。さらに、巻回装置200では、帯状のセパレータ60をガイドローラ204に引っ掛け、帯状のセパレータ60の端部におもり205を付けることで、セパレータ60の長手方向に張力が加えられている。さらに、図中の矢印で示した先には、セパレータ60が作業面54aから離れないように押さえつける板状の部材が備えられている。
比較例の巻回体の作製手順は、まず、作業面54aにおいて、セパレータ及び電極を、下から、セパレータ50、正極、セパレータ60、負極の順になるように重ねた。このとき、正極及び負極の位置は、特別な手段は用いず目視で調整した。そして、重ねられたセパレータ及び電極を巻取軸5に巻回して巻回体を作製した。具体的には、正極、及び負極が巻取軸5に完全に巻かれるまで巻回した後、さらに巻回体の直径が16.8mmになるまで巻回して、セパレータを切断し、切断されたセパレータの端部を巻回体にテープでとめ、その状態で、巻回装置200から巻回体を取り外した。
3.結果
実施例の巻回体及び比較例の巻回体を、それぞれ樹脂に埋めて固定し、巻回体の長手方向(セパレータの幅方向)に平行な方向に切断した。そして、切断された巻回体の切断面を光学顕微鏡で観察し、セパレータの幅方向の一方の端部を基準として、同端部側の正極及び負極の端部までの距離を測定した。
図6(a)は、実施例及び比較例について、セパレータの幅方向の一方の端部から同端部側の正極の端部までの距離の測定結果を示している。図6(b)は、実施例及び比較例について、セパレータの幅方向の一方の端部から同端部側の負極の端部までの距離の測定結果を示している。図6(a)及び図6(b)において、横線の実線がセパレータの幅方向の一方の端部から同端部側の正極又は負極の端部までの距離を示しており、右側に記されている横線の破線及び両矢印が実施例の測定結果の範囲を、左側に記されている横線の破線及び両矢印が比較例の測定結果の範囲を、それぞれ示している。
図6(a)及び図6(b)からわかるように、実施例では比較例に比べて電極の巻回ずれが大幅に改善されている。これは、本発明の巻回装置によって、適当な張力を加えられながら巻回されるセパレータの間に電極が挟まれた状態で巻回されたためであると考えられる。したがって、本発明によれば、セパレータ、正極及び負極の巻回ずれを改善することが可能であって、機構が簡単な巻回装置を提供することができる。
使用状態での本発明の円筒型電池作製用巻回装置100を概略的に示す図である。(a)は円筒型電池作製用巻回装置100を概略的に示す側面図で、(b)は(a)中にb−b´で示した箇所での断面を概略的に示す図である。 第一セパレータ供給手段1を概略的に示す側面図である。 第一セパレータ供給手段1を概略的に示す上面図である。 作業台4において、セパレータと電極とを重ねる工程を説明する図である。図4(a)〜(c)において、左側の図は、それぞれ作業面4aの一部を上から見た概略図であって、右側の図は、左側の図に一点鎖線で示した箇所での鉛直方向の断面を概略的に示す図である。 従来の円筒型電池作製用巻回装置200の使用状態での側面を概略的に示す図である。 実施例及び比較例の電極の巻回ずれの測定結果を示す図である。 電極の幅方向の位置合わせ手段の形態例を概略的に示す図である。
符号の説明
1 第一セパレータ供給手段
2 第二セパレータ供給手段
3 ガイドローラ
4 作業台
4a 作業面
4b 溝
5 巻取軸
6 制御手段
7 フランジ
8 バネ
10 セパレータ
11 セパレータロール
12 第一供給軸
13 アーム
14 支持軸
20 セパレータ
21 セパレータロール
22 第二供給軸
23 アーム
24 支持軸
30 正極
31 位置決め手段(治具)
32 位置合わせ手段(目印)
40 負極
41 位置決め手段(治具)
50 セパレータ
51 セパレータロール
54 作業台
54a 作業面
60 セパレータ
100 本発明の円筒型電池作製用巻回装置
200 従来の円筒型電池作製用巻回装置
201 供給軸
202、203、204 ガイドローラ
205 重り

Claims (5)

  1. 帯状のセパレータが巻回されてなるセパレータロール、を設置する第一供給軸及び第二供給軸と、
    前記第一供給軸に設置された前記セパレータロールから引き出された前記セパレータ、前記第二供給軸に設置された前記セパレータロールから引き出された前記セパレータ、短冊状の正極、及び短冊状の負極を、前記正極及び前記負極が前記セパレータを介するように重ねる作業を行う作業台と、
    前記作業台で重ねられた前記セパレータ、前記正極、及び前記負極を巻回させる巻取軸と、を備え、
    前記第一供給軸及び前記第二供給軸が、それぞれ上方に配設された固定軸を支点として揺動自在な構造であり、
    前記第一供給軸に設置された前記セパレータロールから引き出される前記セパレータ、及び、前記第二供給軸に設置された前記セパレータロールから引き出される前記セパレータが、水平面より上方に引き出されることを特徴とする、円筒型電池作製用巻回装置。
  2. 前記第一供給軸に設置された前記セパレータロールの回転を抑制するために、前記第一供給軸に配設された制御手段、及び/又は、前記第二供給軸に設置された前記セパレータロールの回転を抑制するために、前記第二供給軸に配設された制御手段、が備えられていることを特徴とする、請求項1に記載の円筒型電池作製用巻回装置。
  3. 前記正極の長手方向の端部の位置合わせ手段、及び/又は、前記負極の長手方向の端部の位置合わせ手段が、前記作業台に備えられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の円筒型電池作製用巻回装置。
  4. 前記作業台で、前記正極の幅方向の位置決め手段、及び/又は、前記負極の幅方向の位置決め手段によって、前記正極の幅方向の位置、及び/又は、前記負極の幅方向の位置が決められることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の円筒型電池作製用巻回装置。
  5. 前記巻取軸を巻取方向に回転させる回転手段に、逆回転防止機構が備えられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の円筒型電池作製用巻回装置。
JP2007303405A 2007-11-22 2007-11-22 円筒型電池作製用巻回装置 Expired - Fee Related JP5076834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007303405A JP5076834B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 円筒型電池作製用巻回装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007303405A JP5076834B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 円筒型電池作製用巻回装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009129698A JP2009129698A (ja) 2009-06-11
JP5076834B2 true JP5076834B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=40820425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007303405A Expired - Fee Related JP5076834B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 円筒型電池作製用巻回装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5076834B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110137417B (zh) * 2019-06-30 2024-02-02 福建南平南孚电池有限公司 一种电池隔膜制作装置
KR20230174435A (ko) * 2022-06-21 2023-12-28 주식회사 엘지에너지솔루션 전극 활물질층 접착력 테스트용 시편 제작 장치 및 이를 사용하는 전극 활물질층 접착력 테스트용 시편 제작 방법

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285717A (ja) * 1994-04-14 1995-10-31 Sony Corp 帯状材巻取装置
JP2988657B2 (ja) * 1995-10-26 1999-12-13 富士電気化学株式会社 スパイラル形電極群の製造方法並びに装置
JP3435030B2 (ja) * 1997-08-21 2003-08-11 東芝電池株式会社 ポリマー電池用電極要素の製造装置
JP2000182658A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電池用巻回機及び電池の製造方法
JP2004269088A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Sony Corp 張力制御装置および張力制御方法
JP2005259531A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Shimane Jidoki Kk 扁平電子部品の製造装置
JP2006134604A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Ngk Spark Plug Co Ltd 蓄電装置の製造方法
JP4494194B2 (ja) * 2004-12-27 2010-06-30 株式会社サトー 巻き取り装置
JP2007261801A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Sato Corp 巻芯支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009129698A (ja) 2009-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5996204B2 (ja) 帯状の電池素材の搬送装置および搬送方法
JP4775668B2 (ja) 捲回電極体の製造方法およびその装置、および、電池の製造方法
CN102089920B (zh) 卷绕电极体的制造方法和装置及电极卷绕装置
KR101410036B1 (ko) 이차전지용 전극 어셈블리의 제조를 위한 자동화 폴딩 시스템
JP5572676B2 (ja) 捲回装置
JP5790576B2 (ja) 蓄電装置用電極体の製造方法
JP5893427B2 (ja) 帯状の電池素材の搬送装置および搬送方法
CN201498560U (zh) 隔膜卷绕机
CN103762098A (zh) 电芯卷绕成型装置及方法
JP5076834B2 (ja) 円筒型電池作製用巻回装置
CN109802164A (zh) 卷绕式电极组件制造装置
KR101900862B1 (ko) 2차전지 제조장치의 권취부 장력제어장치
JP2001202986A (ja) 渦巻状電極群巻回方法と装置およびそれを用いた電池
KR20220108316A (ko) 상하 이동 가능한 스택 테이블을 포함하는 전극조립체 제조장치, 이를 이용하여 제조된 전극조립체, 및 상기 전극조립체를 포함하는 이차전지
CN116853866A (zh) 一种涂布隔膜生产用收卷装置
CN207883852U (zh) 电池制造控制系统及电池制造设备
JP6107803B2 (ja) 捲回装置および捲回装置の設計方法
JP3518361B2 (ja) 巻き取り装置
JP2018088411A (ja) 二次電池製造装置のスプール張力制御システム
JPH1140144A (ja) 電池電極巻回装置
JP2014162572A (ja) 巻回装置、スリッター装置、および電気化学素子製造装置
CN110854447A (zh) 一种方型电芯卷绕方法及装置
JP2018088409A (ja) 二次電池製造装置の巻き取り部張力制御システム
CN217675756U (zh) 一种能够快速纠偏的放卷装置
US20190033066A1 (en) Method for measuring curl in separator, slit device, and curl measurement device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100511

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20101101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees