JP5074870B2 - 繊維補強セメント板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根材や外壁材など建築用のパネルとして用いられる繊維補強セメント板及びその製造方法に関するものである。
セメントに補強繊維を配合して作製される繊維補強セメント板として、セメントと補強繊維を主成分として含有するセメントスラリーを抄造してグリーンシートを作製し、セメントと補強繊維を主成分として含有する粉状のセメント成形材料に若干の水を混ぜて半乾式にしたものをグリーンシートの上に散布し、これをプレス成形することによって製造したものがある。このものは、図2(a)のように、セメントスラリーを湿式抄造した基材層1と、基材層1の上に堆積されたセメント成形材料からなる表面層2から形成されるものであり、これを養生・硬化させることによって、繊維補強セメント板を得ることができるものである(特許文献1等参照)。
このものにあって、基材層1は抄造して形成された緻密なマトリックス組織であり、しかも基材層1に含有される補強繊維は繊維長が長いものが用いられるので、基材層1は曲げ強度や衝撃強度が高く、またたわみ性も十分に得られ、基材層1によって繊維補強セメント板の強度を高く得ることができる。また表面層2は半乾式の粉状のセメント成形材料からなり、また含有される補強繊維は繊維が短いものが用いられ、マトリックス組織はかさ高で疎であるので、プレス成形する際に大きく変形することができ、表面層2によって深い凹凸模様をシャープに形成することができるのである。
特開2000−301525号公報
しかし図2(b)に示すように、目地などの凹凸柄を形成するための成形用凸部6を有するプレス盤3でプレス成形する場合、かさ高で疎な表面層2は形成用凸部6による加圧で凹変形して凹部7が形成されるが、緻密でしかも長繊維を含有する基材層1は変形が小さいので、成形用凸部6が十分に圧入されず、柄深さに制約があり、凹部7の柄の側面角度にも制約があるという問題があった。さらにこのように成形用凸部6が十分に圧入されないと、プレス盤3の成形用凸部6以外の部分では表面層2を十分に加圧することができず、プレス圧力が高く加わる部分と低い部分との差が大きくなって、例えばプレス圧力が低い部分では表面層2と基材層1との間で層間剥離が生じるおそれがあるなどの問題が生じるものであった。
そこで、表面層2を厚くして、プレス盤3の成形用凸部6が表面層2に十分に圧入されるようにして、凹凸模様の成形性を向上することが検討されたが、表面層2を厚くすると、相対的に基材層1の厚みが薄くなるので、強度が低下するという問題が生じるものであった。さらに、このように表面層2を厚く形成すると同時に、表面層2に含有される補強繊維として、基材層1の補強繊維と同様に繊維長の長いものを用い、強度の低下を防ぐようにしたものも検討されたが、表面層2に長い繊維を含有させる結果、表面層2の変形性が小さくなって、凹凸模様の成形性が低下することになり、しかも凹部7の角部にクラックが発生するものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、強度を低下させることなく、凹凸模様の成形性を高めることができる繊維補強セメント板及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の繊維補強セメント板は、セメントと補強繊維を含有するセメントスラリーを抄造して得られる基材層1の上に、セメントと補強繊維を含有する粉状のセメント成形材料を散布し、プレス成形することによって、基材層1の上にセメント成形材料からなる表面層2を積層して形成される繊維補強セメント板において、基材層1に含有される補強繊維として長い繊維を用い、表面層2を、補強繊維として短い繊維を含有する表面側の上層2aと、上層2aに含有される繊維よりも長い繊維を補強繊維として含有する下層2bとの二層構造に形成して成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、表面層2は繊維長の短い補強繊維を含有する上層2aと、繊維長が長い補強繊維を含有する下層2bの二層に形成してあるため、セメントと補強繊維を含有する粉状のセメント成形材料からなる表面層2の厚みを厚く形成すると共に抄造で形成される基材層1の厚みを薄くして、プレス成形の際の凹凸模様の成形性を高めるにあたって、表面層2の下層2bに含有される繊維長の長い補強繊維で強度を確保することができるものであり、強度を低下させることなく、凹凸模様の成形性を高めることができるものである。
また、本発明は、基材層1に含有される補強繊維の平均繊維長は2mm以上であり、表面層2の上層2aに含有される補強繊維の平均繊維長は1.2mm以下であり、表面層2の下層2bに含有される補強繊維の平均繊維長は2mm以上であることを特徴とするものである。
この発明によれば、下層2bに含有される平均繊維長が2mm以上の補強繊維で強度を確保することができ、強度を低下させることなく、凹凸模様の成形性を高めることができるものである。
本発明の繊維補強セメント板の製造方法は、セメントと補強繊維として平均繊維長が2mm以上の長い繊維とを含有するセメントスラリーを抄造してグリーンシートを作製し、セメントと補強繊維として平均繊維長が2mm以上の長い繊維とを含有する粉状のセメント成形材料をグリーンシートの上に散布し、さらにこの上に、セメントと補強繊維として平均繊維長が1.2mm以下の短い繊維を含有する粉状のセメント成形材料を散布した後、プレス成形することを特徴とするものである。
この発明によれば、強度を低下させることなく、凹凸模様の成形性を高めた繊維補強セメント板を製造することができるものである。
本発明によれば、表面層2は繊維長の短い補強繊維を含有する上層2aと、繊維長が長い補強繊維を含有する下層2bの二層に形成してあるため、セメントと補強繊維を含有する粉状のセメント成形材料からなる表面層2の厚みを厚く形成すると共に抄造で形成される基材層1の厚みを薄くして、プレス成形の際の凹凸模様の成形性を高めるにあたって、表面層2の下層2bに含有される繊維長の長い補強繊維で強度を確保することができるものであり、強度を低下させることなく、凹凸模様の成形性を高めることができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
セメントスラリーは、セメントと補強繊維を主成分とし、さらにフライアッシュや充填材などを水に分散させることよって調製されるものである。セメントスラリーに含有されるこの補強繊維としては、平均繊維長が2mm以上と長い繊維を用いるものである。繊維長の上限は特に限定されるものではないが、補強繊維としてパルプを用いた場合、通常は平均繊維長3mm程度が上限である。このような繊維長が長い補強繊維としては、例えば針葉樹系パルプ、木質繊維、無機繊維、合成樹脂繊維、金属繊維、古布繊維などを用いることができる。
またセメント成形材料は、セメントと補強繊維を主成分とし、さらにフライアッシュや充填材などを混合し、さらに含水率が5〜60質量%となるように水を加えた粉状のものである。本発明では、このセメント成形材料として、補強繊維として繊維長が短い繊維を配合したものと、補強繊維として繊維長が長い繊維を配合したものを、それぞれ調製するものである。
セメント成形材料に配合される短い繊維長の繊維としては、平均繊維長が1.2mm以下のものを用いるものである。このような繊維長が短い補強繊維としては、例えば広葉樹系パルプやその粉砕品、木粉、セルロースパウダーなどを用いることができる。
セメント成形材料に配合される長い繊維長の繊維としては、平均繊維長が2mm以上のものを用いるものである。繊維長の上限は特に限定されるものではないが、パルプの場合、通常は平均繊維長3mm程度が上限である。このような繊維長が長い補強繊維としては、セメントスラリーに含有されるものと同じものを使用することができ、例えば針葉樹系パルプなどを用いることができる。
そして先ず、長網式や丸網式などの抄造機でセメントスラリーを抄造し、水分を含有するグリーンシートを作製する。次に、このグリーンシートを長尺のままベルトコンベアなどで送りながら、グリーンシートの上に繊維長の長い補強繊維を配合した粉状のセメント成形材料を散布し、さらにこの上に繊維長の短い補強繊維を配合した粉状のセメント成形材料を散布する。
このようにして、セメントスラリーを抄造して得られるグリーンシートからなる基材層1と、粉状のセメント成形材料の堆積層からなる表面層2とを積層した未成形板Aを図1(a)のように得ることができる。またこの表面層2は、繊維長の長い補強繊維を配合したセメント成形材料からなる下側の下層2bと、繊維長の短い補強繊維を配合したセメント成形材料からなる上側の上層2aの二層構造になっている。
ここで、プレス成形後の成形板Bの総板厚が15mmの場合、従来の図2のものでは、プレス成形後の厚みにおいて、基材層1の厚みは12mm程度、表面層2の厚みは3mm程度が一般的であり、基材層1と表面層2の厚みの比は4:1程度である。これに対して本発明では、プレス成形後の厚みにおいて、基材層1の厚みを7〜11mm程度、表面層2の厚みを4〜8mm程度に設定して、基材層1と表面層2の厚みの比を11:4〜7:8程度の範囲にし、従来よりも基材層1の厚みが薄く、表面層2の厚みが厚くなるようにするのが好ましい。また表面層2において上層2aと下層2bの厚みの比は、3:2〜1:3程度の範囲に設定するのが好ましい。
次に、上記の基材層1と表面層2とを積層した未成形板Aに上からプレス盤3を加圧して、図1(b)のようにプレス成形する。プレス盤3の下面には成形用凸部6が設けてあり、プレス盤3でプレス成形することによって、かさ高で疎な表面層2を形成用凸部6による加圧で凹変形させて凹部7を成形し、凹凸模様を成形することができるものである。またこのプレス成形で、グリーンシートからなる基材層1から水分が表面層2のセメント成形材料へと浸透することになる。
ここで、上記のように、基材層1の厚みを薄くして、表面層2は厚みが厚く形成してあるので、プレス盤3の成形用凸部6は表面層2に十分に圧入されるものであり、深い凹凸柄で凹凸模様を、シャープに成形することができるものであり、凹凸模様の成形性を向上することができるものである。またこのように成形用凸部6が表面層2に十分に圧入されるので、プレス盤3の成形用凸部6以外の部分でも表面層2を十分に加圧することができるものであり、プレス圧力が高く加わる部分と低い部分との差が小さくなり、プレス圧力が低い部分において表面層2と基材層1との間に層間剥離が生じるようなことがなくなるものである。
また、凹凸模様の成形性を高めるために、上記のように表面層2の厚みを厚くする結果、基材層1の厚みが薄くなって、基材層1で得られる強度が低下しても、表面層2には繊維長が長い補強繊維を含有する下層2bが設けられているので、下層2bに含有される繊維長が長い補強繊維で強度を確保して、基材層1で得られる強度の低下を補うことができるものであり、強度低下を防ぐことができるものである。
そして上記のようにプレス盤3でプレス成形して得られる成形板Bを、養生・硬化することによって、繊維補強セメント板を得ることができるものである。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
普通ポルトランドセメント40質量部、フライアッシュ40質量部、セメント製品の廃材粉砕物14質量部、補強繊維として平均繊維長3mmのNBKP6質量部を、固形分が10質量%濃度になるように水に分散してセメントスラリーを調製した。
また普通ポルトランドセメント40質量部、フライアッシュ40質量部、セメント製品の廃材粉砕物14質量部、補強繊維として平均繊維長1mmのLBKP6質量部を混合し、これに水30質量部を混合して第1のセメント成形材料を調製した。さらに、補強繊維としてLBKPの代わりに平均繊維長3mmのNBKPを用いて第2のセメント成形材料を調製した。
そして、長網式抄造機を用いてセメントスラリーを抄造してグリーンシートを作製し、このグリーンシートの上に第2のセメント成形材料を散布し、さらにこの上に第1のセメント成形材料を散布して、図1(a)のようなグリーンシートからなる基材層1の上に第2のセメント成形材料からなる下層2bと第1のセメント成形材料からなる上層2aの二層構成の表面層2を積層した未成形板Aを作製した。
次に、突出高さが5.5mmの成形用凸部6を設けたプレス盤3を用い、未成形板Aを8MPaの圧力でプレス成形することによって、図1(b)のような成形板Bを得た。この成形板Bにおいて、基材層1の厚みは10mm、下層2bの厚みは3mm、層2aの厚みは2mmであり、表面層2の厚みは5mmであった。
そしてこの成形板Bを、自然養生48時間を行なった後、160℃、5時間の条件でオートクレーブ養生して硬化させることによって、繊維補強セメント板を得た。
(実施例2)
実施例1において、基材層1の厚みが8mm、下層2bの厚みが5mm、層2aの厚みが2mm(表面層2の厚みは7mm)となるように成形板Bを作製した。その他は実施例1と同様にして繊維補強セメント板を得た。
(比較例1)
実施例1で得たセメントスラリーを抄造してグリーンシートを作製し、このグリーンシートの上に第1のセメント成形材料を散布して、図2(a)のようなグリーンシートからなる基材層1の上に第1のセメント成形材料からなる表面層2を積層した未成形板Aを作製した。
そして実施例1と同様にして未成形板Aをプレス成形することによって、基材層1の厚み12mm、表面層2の厚み3mmの成形板Bを得た。その他は実施例1と同様にして繊維補強セメント板を得た。
(比較例2)
比較例1において、基材層1の厚みが10mm、表面層2の厚みが5mmとなるように成形板Bを作製した。その他は実施例1と同様にして繊維補強セメント板を得た。
(比較例3)
実施例1で得たセメントスラリーを抄造してグリーンシートを作製し、このグリーンシートの上に第2のセメント成形材料を散布して、図2(a)のようなグリーンシートからなる基材層1の上に第2のセメント成形材料からなる表面層2を積層した未成形板Aを作製した。
そして実施例1と同様にして未成形板Aをプレス成形することによって、基材層1の厚み10mm、表面層2の厚み5mmの成形板Bを得た。その他は実施例1と同様にして繊維補強セメント板を得た。
上記のようにして得た実施例1〜2及び比較例1〜3で得た繊維補強セメント板について、凹凸模様成形性を評価した。この評価は目視で行ない、プレス盤3の成形用凸部6で凹凸模様を再現性高く成形されたものを「○」、特にシャープに成形されたものを「◎」と判定した。また凹凸模様の再現性が低いものを「△」、特にクラックが生じたものを「×」と判定した。
また実施例1〜2及び比較例1〜3で得た繊維補強セメント板について、曲げ強度をJIS A 1408に準拠して測定し、曲げ強度が10MPa以上のものを「○」、それ未満のものを「×」と判定した。
これらの結果を表1に示す。
Figure 0005074870
表1にみられるように、実施例1,2のものは、凹凸模様の再現性、強度共に優れるものであった。一方、比較例1は従来の繊維補強セメント板に相当するものであり、強度は良好であるが、凹凸模様成形性に問題を有するものであった。また比較例2では短い繊維を補強繊維として含有する表面層2の厚みを厚く形成することによって、凹凸模様成形性は良好になったが、基材層1の厚みが薄くなるために強度が低下するものであった。さらに比較例3では、表面層2を厚く形成すると共に表面層2に長い補強繊維を含有させることによって、強度の低下を防ぐことができたが、表面層2に長い補強繊維を含有しているために、凹凸模様にクラックが発生し、凹凸模様成形性が低下するものであった。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ一部の概略断面図である。 従来例の一例を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ一部の概略断面図である。
符号の説明
1 基材層
2 表面層
3 プレス盤

Claims (2)

  1. セメントと補強繊維を含有するセメントスラリーを抄造して得られる基材層の上に、セメントと補強繊維を含有する粉状のセメント成形材料を散布し、プレス成形することによって、基材層の上にセメント成形材料からなる表面層を積層して形成される繊維補強セメント板において、基材層に含有される補強繊維として長い繊維を用い、表面層を、補強繊維として短い繊維を含有する表面側の上層と、上層に含有される繊維よりも長い繊維を補強繊維として含有する下層との二層構造に形成し、基材層に含有される補強繊維の平均繊維長は2mm以上であり、表面層の上層に含有される補強繊維の平均繊維長は1.2mm以下であり、表面層の下層に含有される補強繊維の平均繊維長は2mm以上であることを特徴とする繊維補強セメント板。
  2. セメントと補強繊維として平均繊維長が2mm以上の長い繊維とを含有するセメントスラリーを抄造してグリーンシートを作製し、セメントと補強繊維として平均繊維長が2mm以上の長い繊維とを含有する粉状のセメント成形材料をグリーンシートの上に散布し、さらにこの上に、セメントと補強繊維として平均繊維長が1.2mm以下の短い繊維を含有する粉状のセメント成形材料を散布した後、プレス成形することを特徴とする繊維補強セメント板の製造方法。
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