JP5074241B2 - 非水系インクジェット用インク組成物 - Google Patents
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Description
赤色の蛍光体としてY2O2S:Eu、Y2O3:Eu、Y2SiO5:Eu、Y3AlO12:Eu、Zn3(PO4)2:Mn、YBO3:Eu、(Y、Gd)BO3:Eu、GdBO3:Eu、ScBO3:Eu、LuBO3:Eu等があり、
青色の蛍光体としてBaMg2Al16O27:Eu、Y2SiO5:Ce、CaWO4:Pb、BaMgAl14O23:Eu等があり、
緑色の蛍光体としてBaMg2Al16O27:(Eu,Mn)、(Ba,Mg)Al16O27:(Eu,Mn)、Zn2SiO4:Mn、BaAl12O19:Mn、SrAl13O19:Mn、CaAl12O19:Mn、YBO3:Tb、BaMgAl14O23:Mn、LuBO3:Tb、GdBO3:Tb、ScBO3:Tb、Sr6Si3O3C14:Eu等がある。
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、9,10−アントラセンジカルボン酸、ジフェン酸等の芳香族ジカルボン酸;
p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の芳香族オキシカルボン酸;
コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸;
フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、シクロヘキセンジカルボン酸、ダイマー酸、トリマー酸、テトラマー酸等の脂肪族不飽和多価カルボン酸;
ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸等の脂環族ジカルボン酸;
トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等の多価カルボン酸
等を例示できる。また、多塩基酸に一部、一塩基酸を併用してもよい。一塩基酸類としては、例えば、安息香酸、クロロ安息香酸、ブロモ安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、t−ブチル安息香酸、ナフタレンカルボン酸、3−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、サリチル酸、チオサリチル酸、フェニル酢酸、ナフタレンカルボン酸、アントラセンカルボン酸、t−ブチルナフタレンカルボン酸、シクロヘキシルアミノカルボニル安息香酸等を例示できる。
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の脂肪族ジオール類、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール等のトリオール及びテトラオール類等の脂肪族多価アルコール類;
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、スピログリコール、ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、トリシクロデカンジオール、トリシクロデカンジメタノール等の脂環族多価アルコール類;
パラキシレングリコール、メタキシレングリコール、オルトキシレングリコール、1,4−フェニレングリコール等の芳香族多価アルコール類
を例示できる。また、多価アルコールに一部、一価アルコールを併用してもよい。
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類;
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸エステル類;
スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;
ビニルピロリドン等の複素環式ビニル化合物;
塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;
エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;
エチレン、プロピレン等のα−オレフィン類
等が例示される。
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、マレイン酸モノn−ブチル、フマル酸モノn−ブチル、イタコン酸モノn−ブチル、クロトン酸等のカルボキシル基含有単量体;
(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、アクリル酸(2−ヒドロキシメチル)エチル、アクリル酸(2−ヒドロキシメチル)ブチル、(メタ)アクリル酸(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチル、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類;
アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸アミド、ジアセトンアクリルアミド等のアミド基含有単量体類;
メタクリル酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル等のグリシジル基含有単量体;
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアノ基含有単量体;
ブタジエン、イソプレン等のジエン類;
アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルアリルエーテル等の水酸基含有アリル化合物;
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等の3級アミノ基含有単量体;
ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン等のアルコキシシリル基含有単量体類
等が挙げられる。また、フタル酸ジアリル、ジビニルベンゼン、アクリル酸アリル、トリメチロールプロパントリメタクリレート等の1分子中に2個以上の不飽和結合を有する単量体類等も使用できる。これらの単量体は単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせても使用できる。
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、トリデシルアルコール、シクロヘキシルアルコール、2−メチルシクロヘキシルアルコール等のアルコール類;
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等のグリコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルアセテート、エチレングリコールモノエチルアセテート、エチレングリコールモノブチルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルアセテート、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類;
酢酸エチル、酢酸イソプロピレン、酢酸n−ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン、ジアセトンアルコール等のケトン類;
その他トルエン、キシレン、アセトニトリル、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン
等が挙げられる。これらは、印刷時のヘッドノズルの特性への適合性、安全性、乾燥性の観点から種々の溶剤が選択され、必要に応じて複数の溶剤を混合して用いることができる。
表1に示す成分と配合量(質量部)で含有する混合物をそれぞれサンドミルで0.5〜3時間練合して、実施例1〜15及び比較例1〜4のインク組成物を調製した。
各インク組成物の粘度は、B型粘度計を用い、20℃にて測定した。
各インク組成物の粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定器(島津製作所製「SALD−7000」)を用いて平均粒子経(D50)を測定した。
各インク組成物の水抽出物のpHは、分液ロートを用いてインク組成物1gを蒸留水100gへ滴下して良く混合・撹拌し、しばらく静置後その水抽出物(下層部)を取り出して、pHメーターにて20℃で測定した。
各インク組成物を密閉容器中で60℃・1ヶ月間保存した後、取り出しその粘度及び粒子径を上記のように測定し、試験前と試験後のそれぞれの変化を下記の基準で評価した。
◎:粘度及び粒子径の変化が、両方とも±5%以内。
○:粘度及び粒子径の変化が、少なくとも一方が±5%超±10%以内。
×:粘度及び粒子径の変化が、少なくとも一方が±10%超。
ラージフォーマット用インクジェットプリンタを用いて塩化ビニルの基材に画像を1時間連続して印刷し、その後温度35℃、湿度60%の環境下で4日間放置し、再度塩化ビニルの基材に画像を連続して1時間印刷し、その印字状態を目視で下記の基準で評価した。
◎:印字したドットの内、90%以上で所定の位置に正しく印字できる。
○:印字したドットの内、70%以上90%未満で所定の位置に正しく印字できる。
△:印字したドットの内、50%以上70%未満で所定の位置に正しく印字できる。
×:印字したドットの内、50%以上でドットの曲がりが発生。
ラージフォーマット用インクジェットプリンタで塩化ビニルの基材に画像を印刷し乾燥させた後、50質量%エタノール水をしみ込ませた布で印刷した画像表面を擦り、その表面状態を目視で評価した。なお、ノズル詰まり等の不具合が生じて、耐エタノール性試験が実施できる程度まで印字できない場合は、「−」と表記した。
◎:全く変化なし。
○:一部インクが剥離し、印字が薄くなる。
×:インクが剥離し、素地が見える。
ラージフォーマット用インクジェットプリンタで画像を印刷し乾燥させた後、その印字について蛍光分光光度計(製品名:RF−1500、島津製作所社製)を用いて蛍光発光強度を測定した。相対発光強度は、波長365nmの励起光を照射した時の蛍光発光強度について、実施例1の発光強度を100とした場合の相対値である。なお、ノズル詰まり等の不具合が生じて、発光強度が測定できる程度まで印字できない場合は、「−」と表記した。
Claims (8)
- 無機蛍光顔料、樹脂、顔料分散剤、有機溶媒及びアミノ基含有アルコールを含有し、該アミノ基含有アルコールの含有量が全体の0.01〜3質量%であり、該アミノ基含有アルコールが2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール及び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールからなる群から選択されることを特徴とする非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記非水系インクジェット用インク組成物の水抽出物のpHが6.0〜10.0である請求項1に記載の非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記アミノ基含有アルコールが、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール又は2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオールである請求項1又は2に記載の非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記有機溶媒が、グリコールエーテル類を含む請求項1〜3のいずれかに記載の非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記アミノ基含有アルコールの含有量が、上記有機溶媒100質量%に対して0.01〜5質量%である請求項1〜4のいずれかに記載の非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記顔料分散剤が、1分子中に2個以上のアミド基を有し、且つ、数平均分子量が700〜15000のポリエステルポリアミド樹脂である請求項1〜5のいずれかに記載の非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記樹脂が、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂のいずれかを含む請求項1〜6のいずれかに記載の非水系インクジェット用インク組成物。
- 前記無機蛍光顔料の体積平均粒子経が300〜800nmである請求項1〜7のいずれかに記載の非水系インクジェット用インク組成物。
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