JP5072805B2 - コンデンサ誘導電動機および換気扇 - Google Patents

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Description

本発明はコンデンサ誘導電動機および換気扇に関し、特に、進相コンデンサおよび分圧コンデンサをコンデンサ誘導電動機に搭載する方法に関する。
コンデンサ誘導電動機では、分圧コンデンサをモータ巻線に直列に接続し、分圧コンデンサにて電源電圧を分圧することで、速調を得ることが行われている。
また、特許文献1には、電動機のスペース的に広い中心部を利用して進相コンデンサを搭載することで、コンデンサ誘導電動機の大型化や特性の悪化を防止する方法が開示されている。
また、特許文献2、3には、速度調整のための変速巻線を設け、所定の巻数毎に設けられたタップの接続を切り換えることにより、コンデンサ誘導電動機の速度調整を可能とする方法が開示されている。
また、特許文献4には、補助コイルに接続される進相コンデンサの総容量を変更することにより、コイルの総巻数を変化させることなく、モータの出力調整を行う方法が開示されている。
特開2006−314166号公報 特開平7−123659号公報 特開平9−46985号公報 特開2004−364434号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、進相コンデンサが単体として構成されているため、進相コンデンサを電動機に内蔵した上に、分圧コンデンサも電動機に内蔵すると、コンデンサ誘導電動機の大型化を招くようになる。そのため、コンデンサ誘導電動機が搭載された製品も大型化し、例えば、コンデンサ誘導電動機を換気扇に用いた場合には、換気扇を薄壁に設置できなくなるという問題があった。
一方、コンデンサ誘導電動機の大型化を抑えるために、分圧コンデンサを電動機の外部に設置すると、モータの外部結線が複雑化するという問題があった。
さらに、分圧コンデンサの異常時にも製品からの発煙や発火がないなどの安全確保を図るために、分圧コンデンサを板金で覆う必要があり、余分に部品が必要になり、構造が複雑化するとともに、コストアップを招くという問題があった。
また、特許文献2、3に開示された方法では、電動機の速調を得るには、巻線を余分に設ける必要があるため、モータ効率が悪化したり、電磁加振力が大きくなり、振動騒音が増大したりするという問題があった。
また、特許文献4に開示された方法では、進相コンデンサの総容量を変更すると、回転磁界のバランスが崩れるため、モータ効率が悪化したり、電磁加振力が大きくなり、振動騒音が増大したりするという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、大型化を抑えつつ、進相コンデンサおよび分圧コンデンサを内蔵することが可能なコンデンサ誘導電動機および換気扇を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のコンデンサ誘導電動機は、回転子が挿入され、巻線が巻回された固定子と、外郭を構成するブラケットの軸方向端に配置され、前記巻線に接続される接続端子が設けられた端子台と、前記端子台に配置され、前記巻線に印加される交流電圧の位相を進める進相コンデンサと、前記端子台に配置され、前記巻線に印加される電源電圧を分圧する分圧コンデンサとを備えることを特徴とする。
この発明によれば、コンデンサ誘導電動機の大型化を抑えつつ、進相コンデンサおよび分圧コンデンサをコンデンサ誘導電動機に内蔵することが可能という効果を奏する。
以下に、本発明に係るコンデンサ誘導電動機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機の実施の形態1の概略構成を示す斜視図、図2は、図1のコンデンサ誘導電動機の概略構成を示す外観図、図3は、図2のコンデンサ誘導電動機の概略構成を示す断面図、図4は、図1のコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの概略構成を示す斜視図、図5は、図4の積層コンデンサの概略構成を示す外観図である。
図1〜図3において、コンデンサ誘導電動機の固定子3には巻線4が巻回されるとともに、回転子1が挿入され、回転子1には回転軸2が設けられている。そして、回転子1および固定子3の周囲は、回転軸2が突出するようにして、コンデンサ誘導電動機の外郭を構成するブラケット5およびフレーム6にて覆われ、回転子1は軸受7a、7bを介してブラケット5およびフレーム6にて支持されている。
そして、ブラケット5の軸方向端には端子台8が配置され、端子台8には巻線4に接続される接続端子9a、9bが設けられるとともに、積層コンデンサ11が配置されている。なお、端子台8には、温度ヒューズを配置したり、電源リードを引き出したりすることができ、温度ヒューズや電源リード以外にも電気部品を収納することができる。また、端子台8の径は、ブラケット5の径とほぼ等しくすることができ、樹脂などの絶縁体で構成することができる。また、接続端子9a、9bは、巻線4に接続されるリード線を絡めたピンであってもよいし、巻線4に接続されている平板端子であってもよい。
ここで、積層コンデンサ11には、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bが設けられ、進相コンデンサ11aと分圧コンデンサ11bとは互いに積層することができる。そして、図5に示すように、進相コンデンサ11aと分圧コンデンサ11bとは互いに積層された状態でケース12に収容されている。なお、進相コンデンサ11aと分圧コンデンサ11bはケース12に収容された状態で樹脂にて封止することができる。そして、端子台8には、積層コンデンサ11が覆われるようにしてカバー10が被せられている。
なお、積層コンデンサ11を端子台8に配置する場合、端子台8の中央部に配置することが好ましく、端子台8の配置領域は隔壁で仕切ることが好ましい。これにより、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bをコンデンサ誘導電動機に内蔵した場合においても、周囲からの外乱を受けにくくして、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bを保護することが可能となるとともに、コンデンサ誘導電動機の外径が増大するのを防止することができ、コンデンサ誘導電動機の大型化を抑制することができる。
ここで、図4に示すように、進相コンデンサ11aの一方の端子と分圧コンデンサ11bの一方の端子とはリード線R4を介して互いに接続されている。そして、進相コンデンサ11aの一方の端子からは、リード端子R1が引き出されるとともに、進相コンデンサ11aの他方の端子と分圧コンデンサ11bの他方の端子からは、リード端子R2、R3がそれぞれ引き出されている。
そして、リード端子R2、R3が接続端子9a、9bにそれぞれ接続されることにより、進相コンデンサ11aの両端が巻線4に接続されるとともに、分圧コンデンサ11bの一端が巻線4に接続される。
図6は、図1のコンデンサ誘導電動機のモータ結線状態を示す回路図である。図6において、巻線4には主巻線M1および補助巻線M2が設けられている。そして、主巻線M1の一端および補助巻線M2の一端は電源端子T1に接続され、主巻線M1の他端、進相コンデンサ11aの一端および分圧コンデンサ11bの一端は電源端子T2に接続されている。また、補助巻線M2の他端は、進相コンデンサ11aの他端に接続され、分圧コンデンサ11bの他端は、電源端子T3に接続されている。
そして、強ノッチ時には、電源端子T1、T2間に電源を入れることにより、電源電圧が分圧コンデンサ11bにて分圧されることなく、主巻線M1および補助巻線M2に印加される。また、弱ノッチ時には、電源端子T1、T3間に電源を入れることにより、電源電圧が分圧コンデンサ11bにて分圧されてから、主巻線M1および補助巻線M2に印加される。
また、強ノッチ時および弱ノッチ時のいずれにおいても、主巻線M1および補助巻線M2に印加される交流電圧の位相が進相コンデンサ11aにて進められ、回転磁界ができる。
ここで、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bを積層して端子台8に配置することで、コンデンサ誘導電動機の大型化を抑えつつ、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bをコンデンサ誘導電動機に内蔵することができる。
このため、コンデンサ誘導電動機を換気扇に用いた場合においても、換気扇を薄壁に設置することが可能となるとともに、モータ効率の劣化や振動騒音の増大を抑制しつつ、コンデンサ誘導電動機の速調を得ることが可能となる。
また、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bをコンデンサ誘導電動機に内蔵することにより、分圧コンデンサ11bをコンデンサ誘導電動機の外部に設置する必要がなくなることから、モータ結線を簡略化することが可能となるとともに、分圧コンデンサ11bの異常時にも製品からの発煙や発火がないなどの安全確保を図るために、分圧コンデンサ11bを板金で覆う必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
また、コンデンサ誘導電動機の速調を得る必要がない場合、分圧コンデンサ11bを除去すればよく、積層コンデンサ11以外の部品は端子台8を含めて全て流用することが可能となることから、コンデンサ誘導電動機の構成を標準化することが可能となる。
なお、コンデンサ誘導電動機の温度上昇が激しい場合、進相コンデンサ11aおよび分圧コンデンサ11bとして耐熱プラスチックフィルムコンデンサを用いることが好ましい。この耐熱プラスチックフィルムコンデンサとしては、例えば、ポリプロピレンフィルムコンデンサ、テフロン(登録商標)フィルムコンデンサまたはポリフェニレンサルファイドフィルムコンデンサなどを用いることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態2の概略構成を示す斜視図である。図7において、積層コンデンサ21には、進相コンデンサ21aおよび分圧コンデンサ21bが設けられ、進相コンデンサ21aおよび分圧コンデンサ21bは横方向に並べて配置されている。そして、進相コンデンサ21aおよび分圧コンデンサ21bが横方向に並べて配置された状態でケース22に収容されている。
そして、進相コンデンサ21aの一方の端子と分圧コンデンサ21bの一方の端子とは互いに接続されている。そして、進相コンデンサ21aの一方の端子からは、リード端子R21が引き出されるとともに、進相コンデンサ21aの他方の端子と分圧コンデンサ21bの他方の端子からは、リード端子R22、R23がそれぞれ引き出されている。
ここで、進相コンデンサ21aおよび分圧コンデンサ21bを横方向に並べて配置することにより、図1の積層コンデンサ11に比べての積層コンデンサ21を薄くすることが可能となる。
実施の形態3.
図8は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態3の概略構成を示す斜視図、図9は、図8の積層コンデンサが搭載されたコンデンサ誘導電動機の概略構成を示す斜視図である。図8において、積層コンデンサ31には、進相コンデンサ31aおよび分圧コンデンサ31bが設けられ、進相コンデンサ31aおよび分圧コンデンサ31bは互いに積層されている。そして、進相コンデンサ31aおよび分圧コンデンサ31bは互いに積層された状態でケース32に収容され、図9に示すように、エポキシなどの樹脂33にて封止されている。なお、進相コンデンサ31aおよび分圧コンデンサ31bを互いに積層する場合、進相コンデンサ31aおよび分圧コンデンサ31bの片面Pを互いに揃えることが好ましい。
ここで、進相コンデンサ31aと分圧コンデンサ31bとは大きさが互いに異なり、例えば、2層目の分圧コンデンサ31bは、1層目の進相コンデンサ31aよりも薄くすることができる。また、分圧コンデンサ31bは、進相コンデンサ31aよりも耐圧が低くなるようにしてもよい。また、分圧コンデンサ31bの形状は平坦化されていることが好ましい。
そして、進相コンデンサ31aの一方の端子と分圧コンデンサ31bの一方の端子とは互いに接続されている。そして、進相コンデンサ31aの一方の端子からは、リード端子R31が引き出されるとともに、進相コンデンサ31aの他方の端子と分圧コンデンサ31bの他方の端子からは、リード端子R32、R33がそれぞれ引き出されている。
ここで、分圧コンデンサ31bを平坦化して薄くすることにより、図9に示すように、端子台8の上部が覆われるように分圧コンデンサ31bを配置することができ、コンデンサ誘導電動機を薄型化することができる。
また、進相コンデンサ31aおよび分圧コンデンサ31bの片面Pを互いに揃えることにより、進相コンデンサ31aの一方の端子と分圧コンデンサ31bの一方の端子との結線構造を簡略化することができる。
さらに、進相コンデンサ31aよりも分圧コンデンサ31bの耐圧を低くすることにより、分圧コンデンサ31bを薄膜化することができ、コンデンサ誘導電動機を薄型化することができる。
実施の形態4.
図10は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態4の概略構成を示す斜視図である。図10において、積層コンデンサ41には、進相コンデンサおよび分圧コンデンサが設けられ、進相コンデンサおよび分圧コンデンサは互いに積層されている。そして、これらの進相コンデンサおよび分圧コンデンサは互いに積層された状態でケースに収容され、樹脂にて封止されている。
そして、進相コンデンサの一方の端子と分圧コンデンサの一方の端子とは互いに接続されている。そして、進相コンデンサの一方の端子からは、リード端子R41が引き出されるとともに、進相コンデンサの他方の端子と分圧コンデンサの他方の端子からは、リード端子R42、R43がそれぞれ引き出されている。
そして、積層コンデンサ41は端子台8に配置され、端子台8からは電源リード13a、13bが引き出されている。なお、電源リード13a、13bは、図6の電源端子T1、T2にそれぞれ対応させることができ、リード端子R43は、図6の電源端子T3に対応させることができる。
ここで、分圧コンデンサのリード端子R43は、進相コンデンサのリード端子R41、R42と互いに向きが異なるように配置され、電源リード13a、13bと並行に配置されている。
これにより、分圧コンデンサのリード端子R43を電源リード13a、13bとともにコンデンサ誘導電動機の外部に直接引き出すことが可能となり、端子台8上での結線構造を簡略化することができる。
なお、リード端子R43としては、電源コードに直接繋げられるコネクタを用いるようにしてもよい。これにより、電源コードをコネクタに挿入することで、分圧コンデンサと電源コードとを結線することができ、リード線処理をモータ自動組立工程で行うことが可能となる。
実施の形態5.
図11は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態5の概略構成を示す斜視図である。図11において、積層コンデンサ51には、進相コンデンサ51aおよび分圧コンデンサ51bが設けられ、進相コンデンサ51aおよび分圧コンデンサ51b、51cは互いに積層されている。そして、進相コンデンサ51aおよび分圧コンデンサ51b、51cは互いに積層された状態でケース52に収容されている。
そして、進相コンデンサ51aの一方の端子と分圧コンデンサ51bの一方の端子とは互いに接続され、分圧コンデンサ51bの他方の端子と分圧コンデンサ51cの一方の端子とは互いに接続されている。そして、進相コンデンサ51aの一方の端子からは、リード端子R51が引き出され、進相コンデンサ51aの他方の端子と分圧コンデンサ51bの他方の端子と分圧コンデンサ51cの他方の端子からは、リード端子R52、R53、R54がそれぞれ引き出されている。
ここで、進相コンデンサ51aおよび複数の分圧コンデンサ51b、51cを互いに積層することにより、積層コンデンサ51を図1の端子台8に配置することが可能となり、進相コンデンサ51aおよび分圧コンデンサ51b、51cをコンデンサ誘導電動機に内蔵することを可能としつつ、多段階の速調を得ることが可能となる。
なお、図11の実施の形態では、進相コンデンサ51aおよび2つの分圧コンデンサ51b、51cを積層する方法について説明したが、4段階以上の速調が得られるようにするために、進相コンデンサ51aおよび3つ以上の分圧コンデンサを積層するようにしてもよい。
実施の形態6.
図12は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態6の概略構成を示す斜視図である。図12において、積層コンデンサ61には、進相コンデンサおよび分圧コンデンサが設けられ、進相コンデンサおよび分圧コンデンサは互いに積層されている。そして、これらの進相コンデンサおよび分圧コンデンサは互いに積層された状態でケースに収容され、樹脂にて封止されている。
そして、進相コンデンサの一方の端子と分圧コンデンサの一方の端子とは互いに接続されている。そして、進相コンデンサの一方の端子からは、リード端子R61が引き出されるとともに、進相コンデンサの他方の端子と分圧コンデンサの他方の端子からは、リード端子R62、R63がそれぞれ引き出されている。
ここで、分圧コンデンサのリード端子R43は折り曲げられている。また、リード端子R43の形状は、ピン状の他、電源リードとの接合を容易化するために、平板状であってもよい。
そして、分圧コンデンサのリード端子R43を折り曲げることにより、端子台8上の空きスペース内でリード端子R43を引き回すことが可能となり、任意の位置および方向からリード端子R43を引き出すことが可能となる。
実施の形態7.
図13は、本発明に係るコンデンサ誘導電動機が搭載された換気扇の実施の形態7の概略構成を示す断面図である。図13において、換気扇の前方には、羽根車101が設けられ、換気扇の後方には、羽根車101を駆動するコンデンサ誘導電動機102が設けられている。ここで、コンデンサ誘導電動機102には、図1の端子台8が設けられ、図1から図12のいずれかの積層コンデンサが端子台8に配置されている。
これにより、モータ効率の劣化や振動騒音の増大を抑制しつつ、換気扇を薄壁に設置することが可能となるとともに、コンデンサ誘導電動機102の速調を得ることが可能となる。
また、分圧コンデンサを製品グリル部103に設置する必要がなくなることから、モータ結線を簡略化することが可能となるとともに、分圧コンデンサの異常時にも製品からの発煙や発火がないなどの安全確保を図るために、分圧コンデンサを板金カバーで覆う必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
以上のように本発明に係るコンデンサ誘導電動機は、コンデンサ誘導電動機の大型化を抑えつつ、進相コンデンサおよび分圧コンデンサをコンデンサ誘導電動機に内蔵する方法に適している。
本発明に係るコンデンサ誘導電動機の実施の形態1の概略構成を示す斜視図である。 図1のコンデンサ誘導電動機の概略構成を示す外観図である。 図2のコンデンサ誘導電動機の概略構成を示す断面図である。 図1のコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの概略構成を示す斜視図である。 図4の積層コンデンサの概略構成を示す外観図である。 図1のコンデンサ誘導電動機のモータ結線状態を示す回路図である。 本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態2の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態3の概略構成を示す斜視図である。 図8の積層コンデンサが搭載されたコンデンサ誘導電動機の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態4の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態5の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコンデンサ誘導電動機に搭載される積層コンデンサの実施の形態6の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコンデンサ誘導電動機が搭載された換気扇の実施の形態7の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 回転子
2 回転軸
3 固定子
4 巻線
5 ブラケット
6 フレーム
7a、7b 軸受
8 端子台
9a、9b 接続端子
10 カバー
11、21、31、41、51、61 積層コンデンサ
12、22、32、52 ケース
13a、13b 電源リード
33 封止樹脂
M1 主巻線
M2 補助巻線
11a、21a、31a、51a 進相コンデンサ
11b、21b、31b、51b、51c 分圧コンデンサ
T1〜T3 電源端子
R1〜R3、R21〜R23、R31〜R33、R41〜R43、R51〜R54、R61〜R63 リード端子
R4 リード線
101 羽根車
102 コンデンサ誘導電動機
103 製品グリル部

Claims (13)

  1. 回転子が挿入され、巻線が巻回された固定子と、
    前記巻線に接続される接続端子が設けられた端子台と、
    前記端子台に配置され、前記接続端子に接続され、前記巻線に印加される交流電圧の位相を進める進相コンデンサと、
    前記端子台に配置され、前記接続端子に接続され、前記巻線に印加される電源電圧を分圧する分圧コンデンサとを備えることを特徴とするコンデンサ誘導電動機。
  2. 前記進相コンデンサの一方の端子と前記分圧コンデンサの一方の端子とは互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ誘導電動機。
  3. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとは互いに積層されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ誘導電動機。
  4. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとは互いに積層された状態でケースに収容され、前記進相コンデンサと分圧コンデンサとは樹脂にて封止されていることを特徴とする請求項3に記載のコンデンサ誘導電動機。
  5. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとは大きさが互いに異なることを特徴とする請求項3または4に記載のコンデンサ誘導電動機。
  6. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとのうちの2層目のコンデンサは1層目のコンデンサよりも薄いことを特徴とする請求項5に記載のコンデンサ誘導電動機。
  7. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとは片面が互いに揃うように配置されていることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機。
  8. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとはリード線の向きが互いに異なっていることを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機。
  9. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとのうちの2層目のコンデンサのリード線は、電源コードに繋げられるコネクタであることを特徴とする請求項3から8のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機。
  10. 前記分圧コンデンサは複数積層されていることを特徴とする請求項3から9のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機。
  11. 前記分圧コンデンサは前記進相コンデンサよりも耐圧が低いことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機。
  12. 前記進相コンデンサと前記分圧コンデンサとは、耐熱プラスチックフィルムコンデンサであることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のコンデンサ誘導電動機が搭載されていることを特徴とする換気扇。
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