JP5072693B2 - パターン識別装置及びその制御方法、異常パターン検出装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Description
パターン識別の対象となるデータが、予め定義された複数のクラスのいずれに属するかを識別するパターン識別装置であって、
前記複数のクラスのそれぞれについて、特徴空間において該クラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成手段と、
識別対象データを入力する入力手段と、
前記入力された識別対象データを、前記射影規則に基づいて、前記複数のクラスにそれぞれ対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を、各クラスについて算出する算出手段と、
前記算出手段において算出された前記各クラスの射影結果に基づいて、前記識別対象データが前記複数のクラスのいずれに属するかを識別する識別手段と、
を備える。
特徴空間において予め定義されたクラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成手段と、
処理対象データを入力する入力手段と、
前記入力された処理対象データを、前記射影規則に基づいて、前記クラスに対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を算出する算出手段と、
前記算出手段において算出された前記射影結果に基づいて、前記処理対象データが異常であるか否かを検出する検出手段と、
を備える。
パターン識別の対象となるデータが、予め定義された複数のクラスのいずれに属するかを識別するパターン識別装置の制御方法であって、
生成手段が、前記複数のクラスのそれぞれについて、特徴空間において該クラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成工程と、
入力手段が、識別対象データを入力する入力工程と、
算出手段が、前記入力された識別対象データを、前記射影規則に基づいて、前記複数のクラスにそれぞれ対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を、各クラスについて算出する算出工程と、
識別手段が、前記算出工程において算出された前記各クラスの射影結果に基づいて、前記識別対象データが前記複数のクラスのいずれに属するかを識別する識別工程と、
を備える。
生成手段が、特徴空間において予め定義されたクラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成工程と、
入力手段が、処理対象データを入力する入力工程と、
算出手段が、前記入力された処理対象データを、前記射影規則に基づいて、前記クラスに対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を算出する算出工程と、
検出手段が、前記算出工程において算出された前記射影結果に基づいて、前記処理対象データが異常であるか否かを検出する検出工程と、
を備える。
本実施形態では、一例として縦横20×20画素の、人物の顔を切り出したグレースケール画像を入力し、それが何れの人物の顔画像であるかを識別する構成例について説明する。ただし、本実施形態に係る構成を適用することのできる画像のサイズは、これに限られない。
次に、本実施形態に係るパターン識別装置のハードウェア構成について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に係るパターン識別装置のハードウェア構成を模式的に示したブロック図である。尚、本実施形態に係るパターン識別装置は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)、携帯情報端末(PDA)等で実現される。
次に、上記のパターン識別装置がパターン識別処理を実行するための機能構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るパターン識別装置の機能構成を示したブロック図である。
図1において、データ入力部100は、人物の顔画像データを入力する処理部である。入力するデータは、上述の通り、20×20画素のグレースケール画像である。ここで、この入力データの、20×20画素の各画素値を、ラスタスキャン的に並べた400次元のベクトルをxとする。
図4は、射影規則生成部111が実行する射影規則生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、図4を用いて、射影規則生成部111における処理の詳細について説明する。なお、この処理は、例えば、CPU990がRAM992からプログラムを読み出し、パターン識別装置を制御することにより実行される。
・i番目のデータxiと、j番目のデータxjの2点が近傍にある(近接する)場合は、dG(i、j)=dx(i、j)。
・i番目のデータxiと、j番目のデータxjの2点が近傍にない(近接しない)場合は、dG(i、j)=∞。
現実的な演算においては、∞という数値は利用できないので、∞の代わりに、任意のi、jにおけるユークリッド距離dx(i、j)の最大値に比べ、充分に大きい定数を利用すればよい。グラフ距離関係行列DGは、i行j列の成分がdG(i、j)となる行列であり、データ数がN個であるため、N次正方行列となる。また、成分であるグラフ距離dG(i、j)は、dG(i、j)=dG(j、i)である。従って、グラフ距離関係行列DGは対称行列となり、且つdG(i、i)=0なので、対角成分は全て0となる。
dM(i、j)=min{dG(i、j)、dG(i、k)+dG(k、j)}、k≠i、j。
なお、測地線距離は、Floyd−Warshall法以外の手法を用いて算出してもよい。
Alan Edelman, Tomas Arias, Steven T. Smith, "The Geometry of Algorithms with Orthogonality Constraints", Society for Industrial and Applied Mathematics Journal on Matrix Analysis and Applications, Vol. 20, pp. 303-353, 1998. 上記手法を用いることにより、拘束条件付きの誤差関数J(A)の最小化問題として、線形写像行列Aを求めることが可能である。しかし、ここまでは、この線形写像行列Aの列数をhとして一般化していたが、このhの値を定める必要がある。一般に、このhが大きい方が、近似性能が高い、即ち、誤差関数J(A)の値を小さくすることができる。しかし、本実施形態においては、後に説明する識別性能向上等の観点から、余りに大きいhは好適ではない。そこで本実施形態では、様々な値のhにおいて上記手法を用いAを求め、その中で所定の条件を満たすものの内、hが最も小さい値であるAを選択するようにする。具体的には、まずhの値の初期値を1とし、Aを求めるごとにhの値を1ずつ増加させる。そして、各hの値で求めたAにおいて、次の(数2)に示す条件を満たすかどうかを検証する。
次に、本実施形態の、識別モードおける処理について、識別モードの処理部の構成を示す、図1の識別モードブロック12の部分と、処理の手順を示す図3を用いて説明する。なお、この処理は、例えば、CPU990がRAM992からプログラムを読み出し、パターン識別装置を制御することにより実行される。
本実施形態では、第1実施形態で示したパターン識別を行う構成の変形として、第1実施形態における線形写像を、カーネル関数を用いて非線形写像に拡張した場合のパターン識別の構成例を説明する。
図5は、本実施形態における射影規則生成部111が実行する射影規則生成処理の手順を示すフローチャートである。以下、本実施形態における射影規則生成部111の処理の詳細について、図5を用いて説明する。なお、この処理は、例えば、CPU990がRAM992からプログラムを読み出し、パターン識別装置を制御することにより実行される。
基本的には、上記手法により、カーネル関数値結合荷重ベクトル群を求めればよいが、用いるカーネル関数の種別や、それらのパラメータの設定によっては、hを大きくしても、(数2)のような、写像前後の距離関係に関する条件を満たすのが困難な場合がある。このような場合、カーネル関数の種別や、カーネル関数に用いられているパラメータ(上記カーネル関数例でのpやσ等のパラメータ)を変更して、再度、上記誤差関数を最小化するΓを求めるようにすればよい。このようにカーネル関数の変更を行う手法の具体例について、図11を参照して説明する。図11は、非線形写像決定係数算出ステップS541において、カーネル関数を変更させながら、カーネル関数値結合荷重ベクトル群を求める処理の手順を示すフローチャートである。
z=Σαn{Φ(xn)TΦ(x’)}=[ΣαnΦ(xn)T]Φ(x’)。
ここで、ΣαnΦ(xn)Tは、高次特徴空間の次元をDとすると、αnがh次元のベクトルであるので、h行D列の行列とみなせる。ここから、この非線形変換z=Σαn・K(x、xn)は、次元Dの高次特徴空間での、縮退したh次元空間への線形写像と考えられる。つまり、データの全体が表現されるManifoldの構造ができるだけ保存されるような、行列ΣαnΦ(xn)Tの、h個の行ベクトルが張る、高次特徴空間の超平面への写像となる。ここで、高次特徴空間の超平面を張る、行列ΣαnΦ(xn)Tのk番目の行ベクトルを、ベクトルΨkとし、αnのk番目の要素をαk,nとする。このとき、Ψk=Σαk,nΦ(xn)と表される。またここで、非線形写像決定係数算出ステップS541の処理における(数5)に示した拘束条件を考える。この拘束条件は、(数7)のように変形することができる。
・顔画像を登録するm人分の、高次特徴空間における正規直交基底に対応する上記カーネル関数値結合加重ベクトル群等のデータがm組。
・クラスcの中心データ。
・対応するクラスのラベル。
次に、本実施形態の識別モードおける処理について、識別モードの処理部の構成を示す図1の識別モードブロック12の部分と、処理の手順を示す図3を用いて説明する。
・クラスcの中心データxc M。
・Nc個のhc次元のカーネル関数値結合加重ベクトル群αc n(n=1、2、・・・、Nc)。
・Nc個のクラスcのデータxc i(i=1、2、・・・、Nc)。
・対応するラベルc。
は、入力データxに依存しないので、予め求めておくようにしてもよい。ここで、K(xc M、xc M)=1となるのは、本実施形態では、カーネル関数に、ガウシアンカーネルを用いているためである。
具体的には、まず、識別結果判定部123において、射影結果保持部122に記録された、各登録済みのクラスに対応するm個の投影距離の2乗{Rc(x)}2の内、最小の値であるものを求める。そして、その投影距離の2乗が最小であったものに対応するクラスのラベルを、データ入力部100において入力された顔画像に対する判定結果とする。
(概要)
本実施形態では、正常であるとラベル付けされたデータ集合を用い、第2実施形態と同様の射影規則を生成し、その射影規則を用いて、新たに入力されたパターン(処理対象データ)が、正常であるのか異常であるのかを検出する構成例について説明する。
次に、本実施形態に係る異常パターン検出装置の機能構成について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る異常パターン検出装置の機能構成を示すブロック図である。
以下、図7に示した各処理部での処理について、まず、正常パターンモデル化モード71での処理の詳細を、図7、及び、正常パターンモデル化モード71での処理のフローを示した図8を用いて説明する。その後、異常パターン検出モード72での処理の詳細を、図7、及び、異常パターン検出モード72での処理のフローを示した、図9を用いて説明する。
・574877×N個のカーネル関数値結合荷重ベクトル群αn。
・正常パターンを1つのクラスとした場合の、そのクラス中心データxM。
カーネル関数値結合荷重ベクトルは、第2実施形態で述べたように、入力ベクトルxの非線形写像z=Σαn・K(x、xn)を決めるパラメータであり、各パターンに対応するカーネル関数値の結合荷重ベクトルである。ここで、Σは、n=1からn=574877×Nまでの総和である。
・574877×N個のカーネル関数値結合荷重ベクトル群αn。
・中心データxM。
・特徴量正規化ステップS1000で得られた、574877×N個の正規化後のWavelet特徴ベクトル。
ここまでの処理がステップS1001〜ステップS1005の処理に該当する。
1.特徴量正規化のための標準偏差データ群。
2.正常パターンの中心データ。
3.カーネル関数値結合荷重ベクトル群。
4.特徴量正規化後のWavelet特徴ベクトル群。
5.正常であるか否かを判定する距離の閾値。
次に、本実施形態の、異常パターン検出モードおける処理について、異常パターン検出モードの処理部の構成を示す、図7の異常パターン検出モード72の部分と、処理の手順を示す図9を参照して説明する。
上述の構成例では、各クラスのデータ、もしくは正常なデータの全体が表現されるManifoldの構造を近似的に保存するための評価基準として、非特許文献6のIsomapと同様に、データ間の測地線距離を保存するという評価基準を用いた。しかし、これに限るものではなく、例えば、非特許文献7のLLEのように、近傍データとの、線形埋め込み関係を保存するという評価基準を用いるようにしてもよい。また、下記の非特許文献10のLaplacian Eigenmapsや、非特許文献11のLocality Preserving Projectionsのように、近傍であるデータ間の距離関係を保存するというような評価基準を用いても構わない。
Mikhail Belkin, Partha Niyogi, "Laplacian Eigenmaps and Spectral Techniques for Embedding and Clustering", Advances in Neural Information Processing Systems 14. MIT Press, Cambridge, MA 2002. Xiaofei He, Partha Niyogi, "Locality Preserving Projections", Advances in Neural Information Processing Systems 16. MIT Press, Cambridge, MA, 2004. また、上記の実施形態に係るパターン識別方法は、下記の非特許文献12の相互部分空間法や、非特許文献3の核非線形相互部分空間法等のような、相互空間比較の手法へも拡張も可能である。具体的には、まず、識別モードでの処理においても、登録モードでの処理と同様に、1つのクラスに属する多数のデータを入力し、そのデータに基づいて、登録モードでの処理と同様の基準で、入力した多数のデータにおける射影規則を生成する。そして、この生成した射影規則と、予め生成しておいた、各クラスの射影規則を比較することにより、複数の入力データ集合が、何れのクラスに類似しているかを識別する。この時の類似度としては、各射影規則により決まる射影空間同士の正準角を用いるようにすればよい。また、非特許文献13の制約相互部分空間法等のように、照明変動等の変動成分が、ほぼ含まれないとみなせる射影空間に、各上射影空間を射影し、それを比較することで、何れのクラスに類似しているかを識別するような手法へ拡張することもできる。 前田 賢一, 渡辺 貞一, "局所的構造を導入したパターン・マッチング法", 電子情報通信学会論文誌 D, Vol. J68-D No.3, pp. 345-352, March 1985. 福井 和広, 山口 修, 鈴木 薫, 前田 賢一, "制約相互部分空間法を用いた環境変動にロバストな顔画像認識", 電子情報通信学会論文誌 D-II, Vol. J82-D-II No.4, pp. 613-620, April 1999. 更に、上記説明した、第1実施形態、及び第2実施形態の、パターン識別の例では、人物の顔を切り出したグレースケール画像を入力データとして用いた。また、第3実施形態の、異常パターン検出では、表面粗し加工を施した金属板の表面画像を入力データとした。しかし、これに限るものではなく、その他のカテゴリの画像データや、音声データ、また、それらのデータから何らかの特徴抽出を行ったデータに対しても適用可能であることは明らかである。また、例えばWebコンテンツ等の一般的なデータであっても、各データの距離、及び、いくつかのパラメータによって定まる、そのデータに対する多次元空間への写像が定義できれば、上述の手法を適用することができる。この場合、(数1)、(数4)、または(数6)に示したような誤差関数を用い、写像を決めるパラメータを、それぞれに示した拘束条件の元で、この誤差関数が最小になるように定めてやればよい。
Claims (15)
- パターン識別の対象となるデータが、予め定義された複数のクラスのいずれに属するかを識別するパターン識別装置であって、
前記複数のクラスのそれぞれについて、特徴空間において該クラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成手段と、
識別対象データを入力する入力手段と、
前記入力された識別対象データを、前記射影規則に基づいて、前記複数のクラスにそれぞれ対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を、各クラスについて算出する算出手段と、
前記算出手段において算出された前記各クラスの射影結果に基づいて、前記識別対象データが前記複数のクラスのいずれに属するかを識別する識別手段と、
を備えることを特徴とするパターン識別装置。 - 前記超平面は、対応するクラスに属するデータ間の前記多様体の上での測地線距離を、ユークリッド距離として近似する
ことを特徴とする請求項1に記載のパターン識別装置。 - 前記超平面は、対応するクラスに属し互いに近接するデータ間の、配置関係と、線形結合関係と、距離と、の少なくともいずれかを近似する
ことを特徴とする請求項1に記載のパターン識別装置。 - 前記算出手段は、前記射影結果として射影長又は投影距離を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のパターン識別装置。 - 前記生成手段は、前記超平面におけるデータ間の距離と、該超平面が近似する多様体の上での対応するデータ間の測地線距離と、の誤差を最小にする射影規則を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のパターン識別装置。 - 前記生成手段は、
同一のクラスに属するデータの、i番目、及びj番目のデータをxi、xjとし、前記i番目、及びj番目のデータ間の測地線距離をdM(i、j)としたとき、
なる誤差関数J(A)を、ATA=Iの条件の下で最小化する、線形写像行列Aを前記射影規則として生成する
ことを特徴とする請求項5に記載のパターン識別装置。 - 前記生成手段は、
半正定値性を満たす実対称関数であるカーネル関数K(ξ、ζ)と、同一のクラスに属するデータであるxn(n=1、2、・・・)とを用いて、φ(x)=Σαn・K(x、xn)と表される非線形写像であるφ(x)を前記射影規則として生成する
ことを特徴とする請求項5に記載のパターン識別装置。 - 前記超平面におけるデータ間の距離と、該超平面が近似する多様体の上での対応するデータ間の測地線距離とに基づいて、前記カーネル関数を変更するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が変更すると判定した場合に、前記カーネル関数の、関数形状とパラメータとの少なくともいずれかを変更する変更手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のパターン識別装置。 - 前記判定手段は、前記超平面における3つのデータ間の距離の大小関係と、該超平面が近似する多様体の上での対応する3つのデータ間の測地線距離の大小関係と、が一致しない場合に、前記カーネル関数を変更すると判定する
ことを特徴とする請求項8に記載のパターン識別装置。 - 特徴空間において予め定義されたクラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成手段と、
処理対象データを入力する入力手段と、
前記入力された処理対象データを、前記射影規則に基づいて、前記クラスに対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を算出する算出手段と、
前記算出手段において算出された前記射影結果に基づいて、前記処理対象データが異常であるか否かを検出する検出手段と、
を備えることを特徴とする異常パターン検出装置。 - 前記検出手段は、前記射影結果の射影長と投影距離との少なくともいずれかに基づいて前記検出を行う
ことを特徴とする請求項10に記載の異常パターン検出装置。 - パターン識別の対象となるデータが、予め定義された複数のクラスのいずれに属するかを識別するパターン識別装置の制御方法であって、
生成手段が、前記複数のクラスのそれぞれについて、特徴空間において該クラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成工程と、
入力手段が、識別対象データを入力する入力工程と、
算出手段が、前記入力された識別対象データを、前記射影規則に基づいて、前記複数のクラスにそれぞれ対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を、各クラスについて算出する算出工程と、
識別手段が、前記算出工程において算出された前記各クラスの射影結果に基づいて、前記識別対象データが前記複数のクラスのいずれに属するかを識別する識別工程と、
を備えることを特徴とするパターン識別装置の制御方法。 - 生成手段が、特徴空間において予め定義されたクラスに対応する多様体を近似する超平面への射影規則を、当該多様体の上でのデータ間の測地線距離と当該超平面における対応するデータ間の距離とが所定の距離条件を満たすように生成する生成工程と、
入力手段が、処理対象データを入力する入力工程と、
算出手段が、前記入力された処理対象データを、前記射影規則に基づいて、前記クラスに対応する多様体を近似する超平面へ射影した射影結果を算出する算出工程と、
検出手段が、前記算出工程において算出された前記射影結果に基づいて、前記処理対象データが異常であるか否かを検出する検出工程と、
を備えることを特徴とする異常パターン検出装置の制御方法。 - コンピュータを請求項1から9のいずれか1項に記載のパターン識別装置、または、請求項10または11に記載の異常パターン検出装置として機能させるためのプログラム。
- 請求項14に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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