JP2010176504A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顔候補が重複した領域において、精度良く被写体パターンを検出できるようにする。
【解決手段】画像から前記被写体パターンと照合するための所定の部分領域を抽出し、前記抽出された部分領域が前記被写体パターンであるかどうかを判別する。そして、抽出された部分領域の被写体の信頼度を算出する。次に、判別された複数の部分領域同士が画像中で重なり合う領域を含むか否かを判定し、2つの部分領域同士が重なり合う領域を含むと判定された場合、前記算出した被写体の信頼度の値が小さい方を被写体パターン候補から削除し、削除された後に残った被写体パターン候補を代表パターンとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関し、特に、特定の被写体パターンを検出するために用いて好適な技術に関する。
画像から特定の被写体パターンを自動的に検出する画像処理方法は非常に有用であり、例えば人間の顔の判定に利用することができる。このような方法は、通信会議、マン・マシン・インタフェース、セキュリティ、人間の顔を追跡するためのモニタ・システム、画像圧縮などの多くの分野で使用することができる。
このような画像中から顔を検出する技術としては、例えば、非特許文献1に記載されている。非特許文献1には、いくつかの顕著な特徴(2つの目、口、鼻など)とその特徴間の固有の幾何学的位置関係とを利用する方式が示されている。
また、非特許文献2には、人間の顔の対称的特徴、人間の顔色の特徴、テンプレート・マッチング、ニューラル・ネットワークなどを利用することによって、人間の顔を検出する方式が示されている。以下、非特許文献2に記載されている顔検出の方法について簡単に説明する。
まず、顔の検出を対象とする画像データをメモリに読み込み、読み込んだ画像データから顔と照合する所定の領域を切り出す。そして、切り出した領域の画素値の分布からニューラル・ネットワークによる演算を用いて1つの出力結果を得る。このとき、ニューラル・ネットワークの重み、閾値が膨大な顔画像パターンと非顔画像パターンとが予め学習されており、例えば、ニューラル・ネットワークの出力が0以上なら顔、それ以外は非顔であると判別する。
そして、ニューラル・ネットワークで用いる顔と照合する画像パターンの切り出し位置を、例えば、図4に示すように画像全域から縦横順次に走査していくことにより、画像中から顔を検出する。また、様々な大きさの顔の検出に対応するため、図4に示すように読み込んだ画像を所定の割合で順次縮小し、それに対して前述した顔検出の走査を行うようにしている。
IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE, VOL.24 , NO.1, JANUARY 2002の"Detecting Faces in Images: A Survey" IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE, VOL.20 , NO.1, JANUARY 1998の"Neural network-based face detection"
前記方法で顔検出を行い、顔であると判別されたパターンを出力した場合には、隣接したパターンや大きさが微妙に異なるパターン等で重なりあってパターンが検出される状況が頻繁に発生する可能性がある。このような場合には、重複した領域の位置とサイズとを平均して出力したり、所定の閾値を利用してパターンの大きさや出現数を絞り込んだりするなど、経験的なアルゴリズムを組み合わせて、正しい顔の絞り込みを行っている。ところが、このように従来は、顔であると判定された領域に正しい顔が含まれているにもかかわらず、位置とサイズとを平均することにより、正しい出力結果が得られないことがあるという問題があった。
本発明は前述の問題点に鑑み、顔候補が重複した領域において、精度良く被写体パターンを検出できるようにすることを目的としている。
本発明の画像処理装置は、画像から所定の被写体パターンを検出する画像処理装置であって、前記画像から前記被写体パターンと照合するための所定の部分領域を抽出する照合パターン抽出手段と、前記照合パターン抽出手段によって抽出された部分領域が前記被写体パターンであるかどうかを判別するパターン判別手段と、前記照合パターン抽出手段によって抽出された部分領域の被写体の信頼度を算出する被写体信頼度算出手段と、前記パターン判別手段によって判別された複数の部分領域同士が画像中で重なり合う領域を含むか否かを判定する重複判定手段と、前記重複判定手段により、2つの部分領域同士が重なり合う領域を含むと判定された場合、前記被写体信頼度算出手段によって算出された被写体の信頼度の値が小さい方を被写体パターン候補から削除する重複除去手段と、前記重複除去手段によって削除された後に残った被写体パターン候補を代表パターンとして出力する代表パターン出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、画像から所定の被写体パターンを検出する画像処理方法であって、前記画像から前記被写体パターンと照合するための所定の部分領域を抽出する照合パターン抽出ステップと、前記照合パターン抽出ステップにおいて抽出された部分領域が前記被写体パターンであるかどうかを判別するパターン判別ステップと、前記照合パターン抽出ステップにおいて抽出された部分領域の被写体の信頼度を算出する被写体信頼度算出ステップと、前記パターン判別ステップにおいて判別された複数の部分領域同士が画像中で重なり合う領域を含むか否かを判定する重複判定ステップと、前記重複判定ステップにより、2つの部分領域同士が重なり合う領域を含むと判定された場合、前記被写体信頼度算出ステップにおいて算出した被写体信頼度の値が小さい方を被写体パターン候補から削除する重複除去ステップと、前記重複除去ステップにおいて削除した後に残った被写体パターン候補を代表パターンとして出力する代表パターン出力ステップとを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、顔候補が重複した領域において、部分領域同士の顔信頼度の比較を行うことにより、精度良く被写体パターンを検出することができる。
(第1の実施形態)
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本実施形態に係る画像処理装置は、PC(パーソナルコンピュータ)やWS(ワークステーション)等のコンピュータにより構成されている。また、デジタルカメラから入力された画像、インターネットからダウンロードされた画像、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体からの読み出し等により入力された画像において、所定の被写体を判別し、その領域を検出することを目的とする。
以下、このような処理を行う本実施形態に係る画像処理装置についてより詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る画像処理装置のハード構成例を示すブロック図である。
図3において、201はCPUであり、RAM202やROM203に格納されているプログラムやデータを用いて本装置全体の制御を行うと共に、後述する各処理を行う。
202はRAMであり、外部記憶装置207や記憶媒体ドライブ装置208から読み出したプログラムやデータを一時的に記憶するためのエリアを備えると共に、CPU201が各種の処理を実行するために用いるワークエリアも備える。203はROMであり、ブートプログラムや本装置の設定データなどを格納する。204はキーボードであり、205はマウスである。これらのキーボード204及びマウス205は、CPU201に各種の指示を入力するためのものである。
206は表示部であり、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU201による処理結果を文字や画像などにより表示する。207は外部記憶装置であり、例えばハードディスクドライブ装置等の大容量情報記憶装置である。また、外部記憶装置207には、OS(オペレーティングシステム)や、後述する各処理をCPU201に実行させるためのプログラムやデータが格納されており、これらは必要に応じて、CPU201の制御によりRAM202に読み出される。
208は記憶媒体ドライブ装置であり、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体に記録されているプログラムやデータを読み出して、RAM202や外部記憶装置207に出力する。なお、外部記憶装置207に記憶されているプログラムやデータの一部を前記記憶媒体に記録しておいてもよい。その場合には、これら記憶されているプログラムやデータを使用する際に、記憶媒体ドライブ装置208がこの記憶媒体に記録されているプログラムやデータを読み出して、RAM202に出力する。
209はI/F(インターフェース)であり、デジタルカメラやインターネットやLANのネットワーク回線等を接続することができる。210は前述の各構成を繋ぐためのバスである。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。
図1において、10は画像入力部であり、例えばデジタルスチルカメラ、フィルムスキャナーなどで構成されており、画像データを撮像あるいはその他公知の手段により入力する。また、画像データを保持する記憶媒体から画像データを読み込むようなコンピュータ・システムのインターフェース機器であってもよい。
20は画像メモリであり、画像入力部10から出力された画像データを一時的に記憶する。30は画像縮小部であり、画像メモリ20に記憶されている画像データを所定の倍率にしたがって縮小し、出力する。40は照合パターン抽出部であり、画像縮小部30で縮小された画像データから所定の部分領域を照合対象のパターンとして抽出する。50は輝度正規化部であり、照合パターン抽出部40で抽出された照合パターンの輝度分布を正規化する。
60は顔判別部(パターン判別手段)であり、輝度正規化部50で正規化された照合パターンが人物の顔パターンか非顔パターンかを判別する。70は顔信頼度算出部(被写体信頼度算出手段)であり、顔判別部60で顔と判別されたパターンをPCAにより再構成したパターンと、照合パターンとの誤差をもとに顔信頼度(被写体信頼度)を算出する。80は顔候補リスト格納部であり、顔判別部60で顔と判別されたパターンの入力画像中の位置及び大きさと、顔信頼度算出部70で求めた顔信頼度の値とが記憶される。
90は重なり判定部(重複判定手段)であり、顔候補リストに登録された被写体パターン候補同士が画像上で重なり合う領域を含むか否かを判定する。100は重複除去部であり、重なり判定部90で、重なり合う領域を含むと判定された2つの照合パターンについて、顔信頼度算出部70で求めた顔信頼度の値を比較し、顔信頼度が小さいパターンを、顔候補リストから削除する。110は代表パターン出力部であり、重複除去部100で削除されずに顔候補リストに残った顔候補パターンを代表パターンとして出力する。
次に、本実施形態の動作について図2を参照しながら説明する。
まず、画像入力部10を介して本装置に以下の処理対象の画像データを入力する(ステップS101)。ここで読み込まれた画像データは、例えば8ビットの画素により構成される2次元配列のデータであり、R、G、Bの3つの面により構成される。このとき、画像データがJPEG等の方式により圧縮されている場合は、画像データを所定の解凍方式にしたがって解凍し、RGB各画素により構成される画像データとする。さらに、本実施形態ではRGBデータを輝度データに変換し、輝度画像データを以後の処理に適用するものとし、RAM202に格納する。また、画像データとしてYCrCbのデータを入力する場合はY成分をそのまま輝度データとしてもよい。
次に、画像縮小部30は、入力画像を所定の倍率に縮小して縮小輝度画像を生成する(ステップS102)。これは、本実施形態では、非特許文献2に記載されている技術のように様々な大きさの顔の検出に対応するため、複数のサイズの画像データに対して順次検出を行うようにしたためである。例えば、倍率が1.2倍程度異なる複数の画像への縮小処理が後段の検出処理のために順次適用される。
次に、照合パターン抽出部40は、縮小された縮小輝度画像から所定の大きさの部分領域を抽出する(ステップS103)。この様子を図4に示す。
図4に示すAの列は、画像縮小部30で縮小されたそれぞれの縮小輝度画像を示しており、ここでは、それぞれの縮小輝度画像に対して所定の大きさの矩形領域を切り出すものとする。図4に示すBの列は、それぞれの縮小輝度画像から縦横順次に走査を繰り返していく途中の切り出しの様子を示すものである。図4から分かるように、縮小率の大きな画像から照合パターンを切り出して顔の判別を行う場合には、画像に対して大きな顔の検出を行うことになる。
次に、輝度正規化部50は、照合パターン抽出部40で切り出された部分領域の輝度をその分布をもとに正規化する(ステップS104)。このとき、例えば、ヒストグラム平滑化などの輝度補正を行う。これは、撮像される被写体パターンはその照明条件によって輝度分布が変わるので被写体照合の精度が劣化するのを抑制するためである。
次に、顔判別部60は、輝度正規化部50から出力された部分領域の輝度分布から輝度パターンが顔であるかどうかを判別する(ステップS105)。
図5を参照しながらその判別方法について説明する。
図5において、Rは部分領域であり、本実施形態においては部分領域Rを図5に示すように3種類の方法にてさらに領域分割し、各ニューロンへの受容野とする。そして、分割された領域の輝度分布を各ニューロンに入力し、中間層での出力が得られる。そして、各ニューロンの出力を出力層のニューロンの入力として最終出力が得られる。
ここで、各ニューロンでは予め学習によって得られた重みと輝度分布との積和演算およびその結果のシグモイド関数による演算が行われる。本実施形態では、出力層のニューロンの出力値がある閾値より大きい場合に照合パターンが顔であるとして顔判別処理を行う。ニューラル・ネットワークの詳細および学習の方法については、非特許文献2に記載されている方法を用いる。なお、それ以外の方法を用いてもよい。
ステップS105の判別の結果、輝度正規化された照合パターンが顔であると場合には、ステップS106において顔信頼度の値を算出する。一方、顔でない場合は、ステップS108に進む。
本実施形態では、主成分分析(PCA)により再構成したパターンと、照合パターンとの誤差を顔信頼度と定義し、顔信頼度の値を後述する重複除去処理において利用する。PCAにより再構成パターンを作成する方法は一般的な方法でも良い。
以下、本実施形態における顔信頼度算出方法について簡単に説明する。
まず、PCAにより求めた固有顔(固有ベクトル)を用いて、以下の数1及び数2に示す式により再構成パターンΦfを求める。
Figure 2010176504
Figure 2010176504
ここで、ukは多数の顔画像サンプルから求めた固有顔(固有ベクトル)であり、φは照合パターンであり、Ψは平均顔である。なお、M′は、再構成に利用するベクトルの次元数である。固有ベクトルの次元数M′を小さくすることで、元の照合パターンを低次元で近似して表現することができる。さらに、以下の数3〜数5に示す式を用いて、照合パターンと再構成パターンとの誤差εを算出する。
Figure 2010176504
Figure 2010176504
ここで誤差εは、固有空間における、照合パターンを固有空間に射影したものと、照合パターンを固有顔(ベクトル)を用いて近似したものとの差であるので、値が小さいほど信頼度が高く顔らしいと言うことができる。そこで本実施形態では、数3の式における誤差εの逆数を、以下の数5の式に示すように顔信頼度Confとし、後述する重複除去処理において利用する。
Figure 2010176504
次に、顔信頼度算出部70で求めた、顔信頼度Confの値と照合パターンの入力画像での位置及び大きさの情報とを顔候補リストに記憶する(ステップS107)。さらに、ステップS108に進み、画像縮小部30から出力される縮小輝度画像において矩形の移動先があるのか否かをチェックする。このチェックの結果、縮小輝度画像において、移動先がある場合には、ステップS109に進み、縮小輝度画像における矩形の位置を移動させる。そして矩形の移動が完了すると、ステップS103に戻り、移動後の矩形内における照合パターンを抽出し、ステップS107までの処理を順次繰り返す。
一方、ステップS108のチェックの結果、矩形の移動先がない場合には、ステップS110進み、全ての縮小輝度画像について以上の処理を行ったのか否かを判断する。この判断の結果、まだ処理対象になっていない縮小輝度画像がある場合は、ステップS111に進み、縮小輝度画像上に配置する矩形の位置を初期化する。ここで初期化とは、例えば、縮小輝度画像の左上隅の位置に戻す等の処理である。その後、次の縮小輝度画像についてステップS103以降の処理を行う。
一方、ステップS110の判断の結果、全ての縮小輝度画像ついて以上の処理を行った場合には、ステップS112の重なり判定処理及びステップS113の重複除去処理を行う。本実施形態のように、顔であると判別されたパターンを出力とした場合には、図6に示すように、隣接したパターンや大きさが微妙に異なるパターン等で重なりあってパターンが検出される状況が頻繁に発生する。これらの重複した領域から、精度よく代表パターンを抽出するために、本実施形態では、ステップS106で算出した顔信頼度の値を用いる。
以下、ステップS112の重なり判定処理及びステップS113の顔信頼度を用いた重複除去処理について図7に沿って説明する。図7は、本実施形態における顔信頼度を利用した重複除去の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、顔リストに登録されているN個のパターンの中から2つのパターンPi,Pjを読み出す。そして、ステップS202において、顔リストに登録されているすべての顔候補について判定を行ったか否かを判断する。この判断の結果、また、判定していないものがある場合には、ステップS203に進む。そして、これら2つのパターンの入力画像上での位置関係から、2つのパターンが重なっているか否かを判定する(ステップS203)。重なりの判定方法は、例えば図8に示すように、重なり領域Sが、Pi,Pjの面積で小さい方と比較して、以下の数6に式を満たす場合に、2つのパターンは重なっているものとする。
Figure 2010176504
このとき、αは0から1の値をとるものとする。重なりの判定方法はこれに限らず、例えば、図9に示すように、以下の数7に示す式を用いてそれぞれのパターンの中心ci,cj間の距離とパターンの一辺Li,Ljの小さい方との関係を利用し判定してもよい。
Figure 2010176504
ステップS203の判定の結果、2つのパターンが重なっている場合は、前記顔信頼度算出処理で求めた、顔信頼度Confの値(Conf(i)、Conf(j))を比較する(ステップS204)。この比較の結果、顔信頼度Conf(j)の方が小さい場合は、顔候補パターンを顔リストから削除し、顔信頼度Confが大きい方を顔候補としてリストに残す(ステップS205)。そして、ステップS201に戻る。一方、ステップS204の比較の結果、顔信頼度Conf(j)の方が大きい場合は、ステップS201に戻る。
一方、ステップS202の判断の結果、顔リストに登録されているすべての顔候補について行った場合は、最終的に顔候補リストに残った顔パターンが、代表パターンとして出力する(ステップS206)。最後に、代表パターン出力部110では、重複除去部100において、重複パターンの除去後に顔リストに残った顔パターンを、顔領域を示す代表パターンとして出力する(ステップS114)。ここで、出力する情報は、例えば代表パターンの入力画像上での位置、サイズ等が挙げられる。
以上のように、本実施形態によれば、経験的な閾値を必要とせず、照合パターンとPCAによる再構成パターンとの誤差をもとに重複した部分領域同士の顔信頼度の比較を行う。これにより、精度良く被写体パターンを検出することができる。
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における画像処理装置を構成する各手段、並びに画像処理方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録(記憶)したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図2及び図7に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する場合も含む。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体(記憶媒体)としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体(記憶媒体)にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体(記憶媒体)に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記録媒体(記憶媒体)から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における顔パターンの照合の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像処理装置のハード構成例を示すブロック図である。 画像から顔パターンの探索を行う方法を説明する図である。 ニューラル・ネットワークによる顔判別の方法を説明する図である。 隣接したパターンや大きさが微妙に異なるパターン等で重なりあってパターンが検出される状況の一例を示す図である。 本発明の実施形態における顔信頼度を利用した重複除去の処理手順の一例を示すフローチャートである。 重なり判定において利用するパターンの重なりの関係を示す図である。 重なり判定におけるci,cj間の距離を示す図である。
10 画像入力部
20 画像メモリ
30 画像縮小部
40 照合パターン抽出部
50 輝度正規化部
60 顔判別部
70 顔信頼度算出部
80 顔候補リスト格納部
90 重なり判定部
100 重複除去部
110 代表パターン出力部

Claims (5)

  1. 画像から所定の被写体パターンを検出する画像処理装置であって、
    前記画像から前記被写体パターンと照合するための所定の部分領域を抽出する照合パターン抽出手段と、
    前記照合パターン抽出手段によって抽出された部分領域が前記被写体パターンであるかどうかを判別するパターン判別手段と、
    前記照合パターン抽出手段によって抽出された部分領域の被写体の信頼度を算出する被写体信頼度算出手段と、
    前記パターン判別手段によって判別された複数の部分領域同士が画像中で重なり合う領域を含むか否かを判定する重複判定手段と、
    前記重複判定手段により、2つの部分領域同士が重なり合う領域を含むと判定された場合、前記被写体信頼度算出手段によって算出された被写体の信頼度の値が小さい方を被写体パターン候補から削除する重複除去手段と、
    前記重複除去手段によって削除された後に残った被写体パターン候補を代表パターンとして出力する代表パターン出力手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記被写体信頼度算出手段は、前記照合パターン抽出手段によって抽出された部分領域を複数の被写体パターンから主成分分析により求めた固有ベクトルで射影したものを用いて、前記部分領域を再構成したパターンを求め、前記部分領域と前記再構成したパターンとの誤差に基づいて前記被写体の信頼度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記被写体パターンは、人物の顔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 画像から所定の被写体パターンを検出する画像処理方法であって、
    前記画像から前記被写体パターンと照合するための所定の部分領域を抽出する照合パターン抽出ステップと、
    前記照合パターン抽出ステップにおいて抽出された部分領域が前記被写体パターンであるかどうかを判別するパターン判別ステップと、
    前記照合パターン抽出ステップにおいて抽出された部分領域の被写体の信頼度を算出する被写体信頼度算出ステップと、
    前記パターン判別ステップにおいて判別された複数の部分領域同士が画像中で重なり合う領域を含むか否かを判定する重複判定ステップと、
    前記重複判定ステップにより、2つの部分領域同士が重なり合う領域を含むと判定された場合、前記被写体信頼度算出ステップにおいて算出した被写体信頼度の値が小さい方を被写体パターン候補から削除する重複除去ステップと、
    前記重複除去ステップにおいて削除した後に残った被写体パターン候補を代表パターンとして出力する代表パターン出力ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項4に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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