JP5071613B2 - 水難溶性有効成分の付着化組成物及び水難溶性有効成分の付着方法 - Google Patents
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Description
[1].塩感応性高分子化合物を溶解し、水で希釈されることにより該塩感応性高分子化合物が析出する電解質水溶液と、水難溶性有効成分とを含み、水で希釈することにより水難溶性有効成分とともに塩感応性高分子化合物を、対象面に析出・付着させる水難溶性有効成分の付着化組成物であって、上記塩感応性高分子化合物が、(II)下記(1)〜(3)から選ばれる組み合わせである、水難溶性有効成分の付着化組成物。
(1)(i−1)アニオン性高分子化合物と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質との組み合わせ、
(2)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−2)カチオン性高分子化合物との組み合わせ、
(3)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質
[2].(i−2)酸性のタンパク質が、アルブミン、グリニシン、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン及びポリグルタミン酸ナトリウム、並びにムチン、マリンムチン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマンタン硫酸、ヘパリン及びこれらの塩から選ばれる1種以上であり、(ii−1)塩基性のタンパク質が、ラクトフェリン、リゾチーム及びポリリジンから選ばれる1種以上である[1]記載の組成物。
[3].上記(i)((i−1)アニオン性高分子化合物又は(i−2)酸性のタンパク質)と、(ii)((ii−1)塩基性のタンパク質又は(ii−2)カチオン性高分子化合物)との質量比(i)/(ii)が、1/99〜99/1である[1]又は[2]記載の組成物。
[4].塩感応性高分子化合物を溶解し、水で希釈されることにより該塩感応性高分子化合物が析出する電解質水溶液と、水難溶性有効成分とを含み、水で希釈することにより水難溶性有効成分とともに塩感応性高分子化合物を、対象面に析出・付着させる水難溶性有効成分の付着化組成物であって、上記塩感応性高分子化合物が(I)下記共重合体であって、(b)単量体と(a)単量体の質量比〔b〕/〔a〕が0.03〜3、(c)単量体と(a)単量体の質量比〔c〕/〔a〕が0.01〜1である、水難溶性有効成分の付着化組成物。
(a)下記(a1)〜(a3)から選ばれる単量体と、
(a1)スルホベタイン基含有ビニル単量体
(a2)カルボキシベタイン基含有ビニル単量体
(a3)ホスホベタイン基含有ビニル単量体
(b)ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリルアミド、オクチル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド及びベンジル(メタ)アクリレートから選ばれる疎水性基含有ビニル単量体と、
(c)親水性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体
[5].塩感応性高分子化合物が、(a1)スルホベタイン基含有ビニル単量体と、(b)疎水性基含有ビニル単量体と、(c)親水性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体であることを特徴とする[4]記載の組成物。
[6].(c)親水性基含有ビニル単量体が、エチレンオキサイド基含有ビニル単量体であることを特徴とする[4]は[5]記載の組成物。
[7].対象面が口腔内である[1]〜[6]のいずれかに記載の組成物。
[8].水難溶性有効成分が、平均粒子径0.01〜1μmの金属酸化物からなる白色化剤である[1]〜[7]のいずれかに記載の組成物。
[9].塩感応性高分子化合物を溶解し、水で希釈されることにより該塩感応性高分子化合物が析出する電解質水溶液と、水難溶性有効成分とを含む組成物を、水で希釈することにより水難溶性有効成分とともに塩感応性高分子化合物を、水難溶性有効成分を付着させるべき対象面に析出・付着させる水難溶性有効成分の付着方法であって、上記塩感応性高分子化合物が、下記(I)又は(II)である付着方法。
(I)共重合体
(a)下記(a1)〜(a3)から選ばれる単量体と、
(a1)スルホベタイン基含有ビニル単量体
(a2)カルボキシベタイン基含有ビニル単量体
(a3)ホスホベタイン基含有ビニル単量体
(b)ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリルアミド、オクチル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド及びベンジル(メタ)アクリレートから選ばれる疎水性基含有ビニル単量体と、
(c)親水性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体であって、(b)単量体と(a)単量体の質量比〔b〕/〔a〕が0.03〜3、(c)単量体と(a)単量体の質量比〔c〕/〔a〕が0.01〜1である共重合体。
(II)下記(1)〜(3)から選ばれる組み合わせ
(1)(i−1)アニオン性高分子化合物と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質との組み合わせ、
(2)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−2)カチオン性高分子化合物との組み合わせ、
(3)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質
本発明の塩感応性高分子化合物は、室温において、電解質水溶液中で溶解する一方、水中には不溶であるという塩感応性を有する化合物をいう。より具体的には、0.5質量%以上、好ましくは0.5〜10質量%の電解質水溶液中に溶解し、好ましくは塩感応性高分子化合物0.1〜20質量%が溶解するが、水中には不溶である高分子化合物をいう。
(I)1分子中にアニオン性解離基とカチオン性解離基とを有する両性高分子化合物
(II)アニオン性高分子化合物、酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる1種又は2種以上と、カチオン性高分子化合物、塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる1種又は2種以上との組み合わせ
塩感応性高分子化合物を含有する電解質水溶液に用いられる電解質は、水に溶解してイオンを形成するものであれば、特に限定されることはなく、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。具体的には、一価又は多価金属塩が挙げられ、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウム等のような無機電解質が好適に使用される。
本発明の水難溶性有効成分は特に制限されず、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。例えば、白色化剤、口腔用有効成分、殺菌剤、フケ防止剤等が挙げられる。
3−ジメチル(メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムプロパンスルホネート(以下、DMAPSと略す)のホモポリマー(pDMAPS)の調製(スルホベタイン系高分子化合物)
DMAPS単量体をJournal of Applied Polymer Science,30(1985),4697.に記載の方法と同様にして、ジメチルアミノエチルメタクリレートと1,3−プロパンサルトンと反応させることで合成した。撹拌機、還流冷却管、温度計、モノマー滴下口、開始剤滴下口及び窒素の導入管を備えた500mLのセパラブルフラスコに、メタノール105.1gを加え、75℃の湯浴で加温を始めるとともに、窒素導入管より窒素の導入を開始した。
一方、500mL容のビーカーに、上記DMAPS166.3g、メタノール127.5gを秤取り、かき混ぜてモノマー溶液を調製した。また、100mLのビーカーに2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル1.7gを秤取り、メタノール25.8gを加えて溶解し、開始剤溶液を調製した。
次に、前記セパラブルフラスコの内温が65℃になった時点で、滴下ポンプを用いて、開始剤溶液、モノマー溶液を2時間かけて添加し、さらに5時間撹拌を続け、重合を終了した。重合溶媒を除去、乾燥することで、共重合体を得た。重量平均分子量は5万であった。なお、調製例1〜4の重量平均分子量は、スルホベタイン化前の重合体を試料とし、0.42質量%トリエチルアミンを含むテトラヒドロフランを溶媒とし、ポリスチレン標準にて換算して分子量を算出した。
3−ジメチル(メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムエタンカルボキシレート(以下、DMAPCと略す)のホモポリマー(pDMAPC)の調製(カルボキシベタイン系高分子化合物)
DMAPC単量体を Chemical Review,(2002)102,4177−4189.に記載の方法と同様にして、ジメチルアミノエチルメタクリレートとβ−ラクトンと反応させることで合成した。重量平均分子量は5万であった。
3−ジメチル(メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムエタンホスフェート(以下、DMAPPと略す)のホモポリマー(pDMAPP)の調製(ホスホベタイン系高分子化合物)
DMAPP単量体を Chemical Review,(2002)102,4177−4189.に記載の方法と同様にして、ジメチルアミノエチルメタクリレートとジエトキシ−ω−ブロモエチルホスフェートと反応させることで合成した。重量平均分子量は5万であった。
DMAPS、ラウリルメタクリレート(以下、LMAと略す)及びメトキシポリエチレングリコールメタクリレート(下記式(9)で表される単量体p=9、以下M90Gと略す)の共重合体(DMAPS/LMA/M90G)の調製
撹拌機、還流冷却管、温度計、モノマー滴下口、開始剤滴下口及び窒素の導入管を備え
た1000mLのセパラブルフラスコに、エタノール155.1gを加え、85℃の湯浴
で加温を始めるとともに、窒素導入管より窒素の導入を開始した。
一方、300mL容のビーカーに、(a)スルホベタイン基含有ビニル単量体の前駆体
としてジメチルアミノエチルメタクリレート85.6g、(b)疎水性基含有ビニル単量体としてラウリルメタクリレート(LMA)47.4g、(a)及び(b)と共重合可能な(c)ビニル単量体として、M90G7g、エタノール77.5gを秤取り、かき混ぜて均一なモノマー溶液を調製した。
また、100mLのビーカーに2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル1.4
gを秤取り、エタノール25.8gを加えて溶解し、開始剤溶液を調製した。
次に、前記セパラブルフラスコの内温が78℃になった時点で、滴下ポンプを用いて、
開始剤溶液、モノマー溶液を2時間かけて添加し、さらに5時間撹拌を続け、重合を終了した。得られた共重合体溶液をエタノールで該共重合体の質量濃度が15%になるように希釈し、液温25℃で、1,3-プロパンサルトン66.5gを1時間かけて添加し、35℃に昇温後、4時間反応を継続した。冷却後、反応溶媒を除去、乾燥することで、共重合体を得た。該共重合体の〔b〕/〔a〕(質量比)は、0.31、〔c〕/〔a〕(質
量比)は0.05であり、重量平均分子量は7万であった。
なお、該構成単量体(a)は、下記式(10)で示されるものである。
DMAPC、LMA及びM90Gの共重合体(DMAPC/LMA/M90G)の調製
調製例4におけるDMAPSの代わりに、DMAPCを使用する以外は、上記調製例4と同様にして共重合体を得た。重量平均分子量は7万であった。
DMAPP、LMA及びM90Gの共重合体(DMAPP/LMA/M90G)の調製
調製例4におけるDMAPSの代わりに、DMAPPを使用する以外は、上記調製例4と同様にして共重合体を得た。重量平均分子量は7万であった。
DMAPSと、ベンジルメタクリレート(以下、BzMAと略す)と、M90Gとの共重合体(DMAPS/BzMA/M90G)の調製
調製例4におけるラウリルメタクリレート(LMA)の代わりにベンジルメタクリレート(BzMA)を使用する以外は上記調製例4と同様にして共重合体を得た。該共重合体の〔B〕/〔A〕(質量比)は、0.31、〔C〕/〔A〕(質量比)は0.05であり、重量平均分子量は7万であった。
DMAPC、BzMA及びM90Gの共重合体(DMAPC/BzMA/M90G)の調製
調製例7におけるDMAPSの代わりに、DMAPCを使用する以外は、上記調製例7と同様にして共重合体を得た。重量平均分子量は7万であった。
DMAPP、BzMA及びM90Gの共重合体(DMAPP/BzMA/M90G)の調製
調製例7におけるDMAPSの代わりに、DMAPPを使用する以外は、上記調製例7と同様にして共重合体を得た。重量平均分子量は7万であった。
DMAPSと、n−ヘキシルメタクリレート(以下nHMAと略す)と、M90Gとの共重合体(DMAPS/nHMA/M90G)の調製
調製例4におけるラウリルメタクリレート(LMA)の代わりにn−ヘキシルメタクリレート(nHMA)を使用する以外は上記調製例4と同様にして共重合体を得た。該共重合体の〔B〕/〔A〕(質量比)は、0.31、〔C〕/〔A〕(質量比)は0.05であり、重量平均分子量は7万であった。
DMAPC、nHMA及びM90G)の共重合体(DMAPC/nHMA/M90G)の調製
調製例10におけるDMAPSの代わりに、DMAPCを使用する以外は、上記調製例10と同様にして共重合体を得た。重量平均分子量は7万であった。
DMAPP、nHMA及びM90Gの共重合体(DMAPP/nHMA/M90G)の調製
調製例10におけるDMAPSの代わりに、DMAPPを使用する以外は、上記調製例10と同様にして共重合体を得た。重量平均分子量は7万であった。
アクリル酸(以下、AAcと略す)、塩化トリメチルアミノエチルメタクリレート(以下、DMCと略す)及びn−ヘキシルアクリレート(以下、nHAと略す)の共重合体(AAc/DMC/nHA)の共重合体の調製
冷却還流管、滴下ロート、温度計、窒素導入管及び撹拌装置を取り付けたセパラブルフラスコに、アクリル酸(AAc)11.5g、塩化トリメチルアミノエチルメタクリレート(DMC)33.2g、n−ヘキシルアクリレート(nHA)12.5g、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.31g、エチルアルコール100gを仕込み、窒素を吹き込みながら、室温で30分撹拌した。反応系を75℃に昇温し6時間反応させた。生成物を反応器から取り出し、溶媒を滅圧濃縮して、除去することにより高分子の固体を得た。この固体を水に溶解させ、7日間透析した。その水溶液を濃縮し、凍結乾燥してアニオン性基含有ビニル単量体とカチオン性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体49gを得た。得られた共重合体の重量平均分子量は20万であった。
アクリル酸(AAc)、塩化トリメチルアミノエチルメタクリレート(DMC)及びラウリルアクリレート(以下、nLAと略す)の共重合体(AAc/DMC/nLA)の調製
調製例13の「アクリル酸(AAc)11.5g、塩化トリメチルアミノエチルメタクリレート(DMC)33.2g、n−ヘキシルアクリレート(nHA)12.5g、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.31g」の代わりに、「AAc11.5g、DMC41.4g、nLA16.5g、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(下記式(9)で表される単量体p=23、以下、M230Gと略す)10.7g、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.48g」を使用する以外は、調製例13と同様に反応、精製して両性両親媒性高分子58g得た。得られた高分子の重量平均分子量は18万であった。
被験高分子化合物0.1gをサンプル瓶にとり、そこに9.9gの水又は2%塩化ナトリウム水溶液を加え、室温で1.5cmのスターラーバーを用いて5時間撹拌した。1分間静置した後の各液の外観を目視で評価し、水又は2%塩化ナトリウム水溶液に対する各高分子化合物の溶解性を下記評価基準で判断した。
○:ポリマーが溶けて液が透明
×:ポリマーが不溶で沈殿もしくは液が白濁又はゲル化
〈塩感応性〉
塩感応性 :水に対する溶解性は×、2%塩化ナトリウム水溶液に対する溶解性は○の もの
非塩感応性:上記塩感応性以外の挙動を示すもの
調製例で得られた共重合体及び表3〜5に記載の高分子化合物を用いて、表3〜5に示す組成の高分子化合物含有電解質水溶液と、白色化剤TiO2(平均粒子径0.25μm)溶液を調製した。得られた溶液について下記方法で歯牙白色化及び歯牙白色化持続性を評価した。
紅茶による着色汚れの付着したハイドロキシアパタイト板(半径0.35cm×高さ0.35cm),以下、HAP板)を、高分子化合物含有電解質水溶液40mLに、室温で10分間浸漬した。浸漬後のHAP板を、スターラーバーで撹拌されているTiO2溶液40mLに、室温で10分間浸漬した。これらの浸漬操作を1セットとして3回繰り返した。その後、色差を測定する板面の裏側を、イオン交換水を5秒間流して余分なTiO2を除去して自然乾燥し、白色化処理後のHAP板を得た。白色化処理前後のHAP板の色差Labを測定し、下記式に基づいて歯牙白色化を算出した。次に上記処理後のHAP板を、1%ムチン水溶液中で1時間撹拌浸漬後の色差Labを測定し、下記式に基づいて歯牙白色化持続性を評価した。
歯牙白色化 :ΔEa=((L1−L0)2+(a1−a0)2+(b1−b0)2)1/2
歯牙白色化持続性:ΔEb=((L2−L0)2+(a2−a0)2+(b2−b0)2)1/2
なお、L0、a0、b0は、白色化処理前の初期Lab値、L1、a1、b1は、白色化処理後のLab値、L2、a2、b2は1%ムチン水溶液浸漬後のLab値を示す。
〈歯牙白色化〉
◎:ΔEaが7以上
○:ΔEaが5以上7未満
△:ΔEaが3以上5未満
×:ΔEaが3未満
〈白色化持続性〉
◎:ΔEbが7以上
○:ΔEbが5以上7未満
△:ΔEbが3以上5未満
×:ΔEbが3未満
上記評価方法において、HAP板をガラス繊維強化樹脂(0.4cm×0.4cm×0.2cm),以下FRP板)にした以外は同様の方法で、FRP板白色化及びFRP板白色化持続性を評価した。
調製例で得られた共重合体及び表6,7に記載の高分子化合物を用いて、表6,7に示す組成の高分子化合物5%含有塩化ナトリウム0.5%水溶液に4−イソプロピル−3−メチルフェノール(IPMP)を0.7%溶解した溶液、カチオン界面活性剤であるステアリルトリメチルアンモニウムクロライド0.05mol/L(以下、STACと略す)にIPMP0.7%を可溶化した溶液を調製した。この溶液2mLを、綿布0.5g(4cm×4cm)1枚を浸漬した純水及び0.5%の塩化ナトリウム水溶液48mL中に添加し、撹拌した。添加2時間分後に純水及び0.5%の塩化ナトリウム水溶液中のIPMP量をそれぞれ吸光度測定により定量し、綿布に対するIPMP付着量(EIPMP)を算出した。得られた付着量から、純水中のIPMP付着量/0.5%の塩化ナトリウム水溶液中のIPMP付着量で表される比率(AIPMP)を算出し、下記評価基準で、綿布に対するIPMP付着効果を評価した。
<綿布に対するIPMP付着効果>
◎:AIPMPが5以上
○:AIPMPが2以上5未満
△:AIPMPが1以上2未満
×:AIPMPが1未満
<綿布に対するIPMP付着持続性>
◎:IPMP残存率が50%以上
○:IPMP残存率が20%以上50%未満
△:IPMP残存率が10%以上20%未満
×:IPMP残存率が10%未満
なお、IPMPの定量は、分光光度計(島津製作所製、UV−260)を用い、278nmで行った。吸光度とIPMP濃度の検量線は、吸光度2以下の濃度で行い、IPMPの濃度を算出した。高分子化合物共存時は、サンプル溶液1mLに9mLのエタノールを添加し、超音波発生装置内に20分間置いて、IPMPを抽出してから測定を行った。
調製例で得られた共重合体及び表8,9に記載の高分子化合物を用いて、高分子化合物含有(1%又は5%)塩化ナトリウム1%水溶液に、モノフルオロリン酸カルシウム1%を分散させ、表8,9に記載の溶液を調製し試料とした。この溶液及び塩化ナトリウム1%水溶液にモノフルオロリン酸カルシウム1%を分散させた溶液(ブランク)0.5g中にコラーゲンシート(ニッピコラーゲンシート工業製、ニッピ・コラーゲン・ケーシング)20mgを浸漬させ、緩衝液(塩化カリウム50mmol/L、KH2PO41mmol/L、塩化カルシウム1mmol/L、塩化マグネシウム0.1mmol/L)1.5g、ピロリン酸0.01mmol/Lを添加して希釈し、室温にて2時間回転処理した。処理後のコラーゲンシートを取り出し、コラーゲンシートに1mLの6mol/L過塩素酸を加え、100℃、10分加熱、水冷処理して分解させた。得られたコラーゲンシート分解液0.1gを1%塩化ナトリウム水溶液3.9gで希釈し、さらに、得られた希釈後の液0.2gを1mol/Lクエン酸カリウム緩衝液(pH5.5)0.8gで希釈した後、フッ素電極にて、分解液中のフッ素量を定量し、コラーゲンシートに対するモノフルオロリン酸カルシウムの付着量(Ef)を算出した。得られた付着量から、試料のフッ素付着量/ブランクのフッ素付着量で表される比率(Af)を算出し、下記評価基準で、コラーゲンシートに対するモノフルオロリン酸カルシウム付着効果を評価した。
<コラーゲンシートに対するモノフルオロリン酸カルシウム付着効果>
◎:Afが2以上
○:Afが1以上2未満
×:Afが1未満
◎:フッ素残存率が50%以上
○:フッ素残存率が20%以上50%未満
△:フッ素残存率が10%以上20%未満
×:フッ素残存率が10%未満
なお、フッ素の定量は、サンプル溶液0.4mLにクエン酸緩衝液(クエン酸カリウム1M、pH=5.5)1.6mLを加えフッ素電極により測定した。
Claims (9)
- 塩感応性高分子化合物を溶解し、水で希釈されることにより該塩感応性高分子化合物が析出する電解質水溶液と、水難溶性有効成分とを含み、水で希釈することにより水難溶性有効成分とともに塩感応性高分子化合物を、対象面に析出・付着させる水難溶性有効成分の付着化組成物であって、上記塩感応性高分子化合物が、(II)下記(1)〜(3)から選ばれる組み合わせである、水難溶性有効成分の付着化組成物。
(1)(i−1)アニオン性高分子化合物と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質との組み合わせ、
(2)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−2)カチオン性高分子化合物との組み合わせ、
(3)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質 - (i−2)酸性のタンパク質が、アルブミン、グリニシン、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン及びポリグルタミン酸ナトリウム、並びにムチン、マリンムチン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマンタン硫酸、ヘパリン及びこれらの塩から選ばれる1種以上であり、(ii−1)塩基性のタンパク質が、ラクトフェリン、リゾチーム及びポリリジンから選ばれる1種以上である請求項1記載の組成物。
- 上記(i)((i−1)アニオン性高分子化合物又は(i−2)酸性のタンパク質)と、(ii)((ii−1)塩基性のタンパク質又は(ii−2)カチオン性高分子化合物)との質量比(i)/(ii)が、1/99〜99/1である請求項1又は2記載の組成物。
- 塩感応性高分子化合物を溶解し、水で希釈されることにより該塩感応性高分子化合物が析出する電解質水溶液と、水難溶性有効成分とを含み、水で希釈することにより水難溶性有効成分とともに塩感応性高分子化合物を、対象面に析出・付着させる水難溶性有効成分の付着化組成物であって、上記塩感応性高分子化合物が(I)下記共重合体であって、(b)単量体と(a)単量体の質量比〔b〕/〔a〕が0.03〜3、(c)単量体と(a)単量体の質量比〔c〕/〔a〕が0.01〜1である、水難溶性有効成分の付着化組成物。
(a)下記(a1)〜(a3)から選ばれる単量体と、
(a1)スルホベタイン基含有ビニル単量体
(a2)カルボキシベタイン基含有ビニル単量体
(a3)ホスホベタイン基含有ビニル単量体
(b)ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリルアミド、オクチル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド及びベンジル(メタ)アクリレートから選ばれる疎水性基含有ビニル単量体と、
(c)親水性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体 - 塩感応性高分子化合物が、(a1)スルホベタイン基含有ビニル単量体と、(b)疎水性基含有ビニル単量体と、(c)親水性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体であることを特徴とする請求項4記載の組成物。
- (c)親水性基含有ビニル単量体が、エチレンオキサイド基含有ビニル単量体であることを特徴とする請求項4又は5記載の組成物。
- 対象面が口腔内である請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。
- 水難溶性有効成分が、平均粒子径0.01〜1μmの金属酸化物からなる白色化剤である請求項1〜7のいずれか1項記載の組成物。
- 塩感応性高分子化合物を溶解し、水で希釈されることにより該塩感応性高分子化合物が析出する電解質水溶液と、水難溶性有効成分とを含む組成物を、水で希釈することにより水難溶性有効成分とともに塩感応性高分子化合物を、水難溶性有効成分を付着させるべき対象面に析出・付着させる水難溶性有効成分の付着方法であって、上記塩感応性高分子化合物が、下記(I)又は(II)である付着方法。
(I)共重合体
(a)下記(a1)〜(a3)から選ばれる単量体と、
(a1)スルホベタイン基含有ビニル単量体
(a2)カルボキシベタイン基含有ビニル単量体
(a3)ホスホベタイン基含有ビニル単量体
(b)ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリルアミド、オクチル(メタ)アクリルアミド、ラウリル(メタ)アクリルアミド及びベンジル(メタ)アクリレートから選ばれる疎水性基含有ビニル単量体と、
(c)親水性基含有ビニル単量体とを含む単量体の共重合体であって、(b)単量体と(a)単量体の質量比〔b〕/〔a〕が0.03〜3、(c)単量体と(a)単量体の質量比〔c〕/〔a〕が0.01〜1である共重合体。
(II)下記(1)〜(3)から選ばれる組み合わせ
(1)(i−1)アニオン性高分子化合物と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質との組み合わせ、
(2)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−2)カチオン性高分子化合物との組み合わせ、
(3)(i−2)酸性タンパク質及び酸性糖タンパク質から選ばれる酸性のタンパク質と、(ii−1)塩基性タンパク質及び塩基性糖タンパク質から選ばれる塩基性のタンパク質
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