JP5069439B2 - 自己位置認識システム - Google Patents

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本発明は、自律移動車両等で用いられる自己位置認識システムに関する。
従来から、車両やロボットなどの自律移動体の開発と実用化が行われている。自律移動体が自律的に移動するには、障害物の検出とその回避、および自己位置の認識が重要である。自己位置の認識によって、事前に地図情報を参照できるので、障害物の検出も容易となる。自己位置の認識には、自己の姿勢(向き)の認識と現在地の位置座標の認識の両方が必要である。このような自己位置の認識には、例えば車両において、駆動輪のモータに取り付けられたエンコーダから求められる車輪の回転数や舵角などの内部データを用いて移動距離や移動方向を決定するいわゆるデッドレコニングの方法が多く用いられる。
上述のエンコーダ情報を用いる場合、車輪のスリップ発生等により誤差が累積して大きくなるので、通常、デッドレコニングにマップマッチングによる位置補正が組み合わされる。マップマッチングでは、例えば、入力済の地図情報を記憶した記憶媒体と水平レーザレーダとを備え、地図情報とレーザレーダで取得した障害物位置情報との差分に基づいて、デッドレコニングによって認識した位置を補正する。
レーザレーダは、反射光によって、物体表面までの距離データを取得する。レーザレーダによって取得される障害物位置情報は、測定に係る物体表面の位置情報を含んでおり、移動空間における自己以外の移動する障害物のほか、壁や柱などの環境を構成する物体の位置情報を含んでいる。そして、地図情報には、これらの位置情報と比較可能な情報を含めておく。人が介在するような環境では、予期せぬ障害物が置かれることが多く、入力済の地図情報に載っていない障害物が存在することも多い。
上述のマップマッチングを効率的かつ精度良く行うために、距離データの測定点列が直線となる平面壁などの表面位置を用いることが考えられる。自律移動体が屋内で廊下を走行中に廊下の曲がり角などを通過する場合、互いに直交する壁などが環境情報として存在する。レーザレーダによって広い水平視野範囲を水平にスキャンすると、スキャン平面内に直線状に配列された、直交する測定点列が得られる。このような状況のもとで、ヒストグラムを用いてデータ点列の特徴を効率的に抽出して利用することにより、直線状に配列した点列の方向を検出すると共に、その点列の配置を地図情報における壁の配置とマッチングさせる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述のヒストグラムを用いたマップマッチングの方法を電動車椅子の操縦補助システムに応用した例が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上述した特許文献1,2に示されるようなマップマッチングにおいては、壁が直交することが前提とされており、直交しない壁の情報を活用する点について述べられていない。自律移動体が移動する実際の環境においては、壁が直交しない環境も数多くあるので、このような直交しない壁情報をマップマッチングに有効に用いて自己位置認識における位置補正を行えるようにすることが、複雑な移動環境における精度良い自己位置認識にとって重要である。
本発明は、上記課題を解消するものであって、直交しない壁情報を自己位置認識に用いて位置補正を行うことができ、複雑な移動環境における演算負荷を低減した精度良い自己位置認識を実現できる自己位置認識システムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、予め入力された地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記地図情報上で認識した自律移動体の自己の位置を記憶する自己位置記憶手段と、自律移動体の自己の周辺に存在する障害物をセンシングするレーザレーダと、前記レーザレーダによって得られた障害物情報と前記自己位置記憶手段が現在記憶している自己位置における周辺の前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とを演算処理して自己位置を補正する演算手段と、を備えた自己位置認識システムにおいて、前記演算手段は、現在位置として認識している位置で前記レーザレーダを用いてセンシングされるはずの前記地図情報に基づく障害物情報(第1の距離データという)と、前記レーザレーダによってセンシングされた実際の障害物情報(第2の距離データという)とを取得し、前記第1の距離データおよび第2の距離データのそれぞれについて、データ点を結ぶ線分の角度を求めると共に、得られた角度の出現頻度を求めて第1の角度ヒストグラムおよび第2の角度ヒストグラムを形成し、前記第1および第2の角度ヒストグラムの相互相関関数を算出すると共にその結果に基づいて現在認識している自律移動体の回転方向を補正する補正角度を求めて前記第1の距離データを前記補正角度だけ回転した新たな第1の距離データを取得し、前記第1の角度ヒストグラムまたは第2の角度ヒストグラムのいずれかにおいて出現頻度の高い2つの角度(これらを第1の角度と第2の角度という)を抽出し、前記新たな第1の距離データを、そのデータが前記第2の距離データに重なるように、第1の角度の方向に直交する方向の軸(第1の並進軸という)と第2の角度の方向に直交する方向の軸(第2の並進軸という)とに沿って並進移動させることにより現在認識している自律移動体の前記第1および第2の並進軸方向の位置を補正するものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の自己位置認識システムにおいて、前記演算手段は、前記新たな第1の距離データおよび前記第2の距離データのそれぞれについて、前記第1の並進軸にデータ点を投影して第1の並進軸に対するデータ点の出現頻度から成る第1の位置ヒストグラムおよび第2の位置ヒストグラムを形成すると共に、前記第2の並進軸にデータ点を投影して第2の並進軸に対するデータ点の出現頻度から成る第1の位置ヒストグラムおよび第2の位置ヒストグラムを形成し、前記第1の並進軸に対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出しその結果に基づいて現在認識している自律移動体の第1の並進軸方向の位置を補正する距離データを求めると共に、前記第2の並進軸に対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出しその結果に基づいて現在認識している自律移動体の第2の並進軸方向の位置を補正する距離データを求めることにより自己位置を認識するものである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の自己位置認識システムにおいて、前記第1または第2の角度の方向が、自己位置認識に用いる座標系の座標軸の1つと平行になるように、前記新たな第1の距離データおよび前記第2の距離データの両方を回転し、これらの回転した距離データを用いて前記第1および第2の並進軸方向の補正距離を求めるものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の自己位置認識システムにおいて、前記第1および第2の角度は、前記第1の角度ヒストグラムから抽出するものである。
請求項1の発明によれば、角度ヒストグラムから出現頻度の高い2つの角度を抽出し、それらの角度の方向に直交する方向の軸に沿って距離データを並進移動させることにより現在認識している自律移動体の各並進軸方向の位置を補正するので、直交する壁の情報がない複雑な移動環境においても、直交しないが向きの異なる2つの壁の情報を含む障害物情報(距離データ)を用いて精度良く自己位置を認識することが可能である。
請求項2の発明によれば、2つの壁が直交するという条件を前提とすることなく、一般的な異なる方向を向いた2つの壁の情報を含む距離データに対して、ヒストグラムと相互相関関数を用いる数値的処理を施すことにより、精度良く自己位置認識ができる。
請求項3の発明によれば、1つの並進軸の方向が自己位置認識に用いている座標系の座標軸の方向に一致するので、位置ヒストグラム形成のための演算が容易となり、自己位置認識のための演算負荷を低減できる。
請求項4の発明によれば、第1の角度ヒストグラムが、マップマッチングにとってノイズデータとなる移動する障害物などを含まない地図情報に基づくので、地図情報にない2方向でマップマッチングをしてしまうという誤認識の発生を回避でき、複雑な移動環境においても精度良い自己位置認識ができる。
以下、本発明の一実施形態に係る自己位置認識システムについて、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は自己位置認識システムのブロック構成を示し、図2は同システムにおける自己位置認識処理のフローチャートを示し、図3乃至図7は各処理の内容を示す。まず、図1、図2によって自己位置認識システム1の概要を説明した後、詳細説明する。
自己位置認識システム1は、図1に示すように、予め入力された地図情報を記憶する地図情報記憶手段2と、地図情報上で認識した自律移動体の自己の位置を記憶する自己位置記憶手段3と、自律移動体の自己の周辺に存在する障害物をセンシングするレーザレーダ4と、レーザレーダ4によって得られた障害物情報と自己位置記憶手段3が現在記憶している自己位置における周辺の地図情報記憶手段2に記憶された地図情報とを演算処理して自己位置を認識する演算手段5とを備えている。
演算手段5は、図2に示すように、現在位置として認識して自己位置記憶手段3に記憶している位置でレーザレーダ4を用いてセンシングされるはずの障害物情報(第1の距離データAという)を地図情報記憶手段2に記憶した地図情報に基づいて取得すると共に、レーザレーダ4によってセンシングした結果に基づいて実際の障害物情報(第2の距離データPという)を取得する(S1、図3参照)。
上記に続いて演算手段5は、第1の距離データAおよび第2の距離データPのそれぞれについて、データ点を結ぶ線分の角度を求めると共に、得られた角度の出現頻度を求めて第1の角度ヒストグラムおよび第2の角度ヒストグラムを形成する(S2、図4参照)。
上記に続いて演算手段5は、第1および第2の角度ヒストグラムの相互相関関数を算出すると共にその結果に基づいて現在認識している自律移動体の回転方向を補正する補正角度Δθを求め(S3)、さらに、第1の距離データAを補正角度Δθだけ回転した新たな第1の距離データBを取得する(S4、図5参照)。
上記に続いて演算手段5は、第1の角度ヒストグラムまたは第2の角度ヒストグラムのいずれかにおいて出現頻度の高い第1の角度と第2の角度の2つの角度を抽出する(S5)。この場合、通常は、前記第1の角度ヒストグラムから第1および第2の角度を抽出する。これは、第1の距離データA、従って第1の角度ヒストグラムが、マップマッチングにとってノイズとなる移動する障害物などを含まない地図情報に基づくことによる。これにより、地図情報にない2方向でマップマッチングをしてしまうという誤認識の発生を回避でき、従って、複雑な移動環境においても精度良い自己位置認識ができる。
なお、上述のステップS5は、ステップS4の後に行うように説明したが、この2つのステップは、互いに処理順序に関する制約はない。そこで、処理の順番を入れ替えて、ステップS5の処理を行った後に、ステップS4の処理を行うようにしてもよい。
上記に続いて演算手段5は、新たな第1の距離データBおよび第2の距離データPのそれぞれについて、第1の角度の方向に直交する方向の軸(第1の並進軸uという)にデータ点を投影して第1の並進軸uに対するデータ点の出現頻度から成る第1の位置ヒストグラムおよび第2の位置ヒストグラムを形成すると共に、第2の角度の方向に直交する方向の軸(第2の並進軸vという)にデータ点を投影して第2の並進軸vに対するデータ点の出現頻度から成る第1の位置ヒストグラムおよび第2の位置ヒストグラムを形成する(S6、図6参照)。
上記に続いて演算手段5は、第1の並進軸uに対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出しその結果に基づいて現在認識している自律移動体の第1の並進軸方向の位置を補正する第1の補正距離Δuを求めると共に(S7)、第2の並進軸vに対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出しその結果に基づいて現在認識している自律移動体の第2の並進軸方向の位置を補正する第2の補正距離Δvを求める(S8)。
上記により、自己位置認識システム1の演算手段5は、ヒストグラムを用いるマップマッチングによって得られた補正角度Δθ、第1の補正距離Δu、および第2の補正距離Δvに基づいて、現在認識している自律移動体の回転方向すなわち向き(または姿勢)と現在位置の座標とを補正でき、従って、自己位置認識ができる。向きの補正は補正角度Δθによって行われ、位置座標の補正は、図5、図6におけるΔx,Δyを、Δu,Δvから求めることによって行われる(図7参照、後述)。
以下、詳細説明する。図3は、自己位置認識システム1で処理される第1の距離データA、第2の距離データP、及びレーザレーダ4の配置例を示す。前提条件を述べる。レーザレーダ4は、自律移動車両などの自律移動体に備えられて移動する。自律移動体が稼働する2次元領域における位置を定義する座標系として、グローバル座標系が定義されており、地図情報は、そのグローバル座標系に基づいて記述される。通常、自律移動体は複数のレーザレーダを備えるが、ここでは、レーザレーダ4そのものが自律移動体であり、レーザレーダ4の自己位置認識が自律移動体の自己位置認識であるとする。レーザレーダ4には、その進行方向前方にy軸を有し、右方向にx軸を有して、レーザレーダ4と共に移動するxy座標系(ローカル座標系)が定義されている。グローバル座標系に対するxy座標系の向きと位置を確定することが、すなわち自己位置認識である。
レーザレーダ4は、前方の水平面内における視野範囲を一定角度、例えば、3度毎に、レーザビームでスキャンして、所定距離範囲内における物体表面位置の距離データを取得する。演算手段5が現在位置として認識している位置が、図3に示すレーザレーダ4の位置であるとされ、かつ、この位置において、レーザレーダ4を用いてセンシングされるはずの、いわば仮想の測定点が、データ点a1〜a12(第1の距離データA)であるとされいる。これらのデータ点a1〜a12は、2つの壁w1,w2を有する地図情報記憶手段2に記憶された障害物上の点である。xy座標系において、角度をx軸の方向からy軸方向に測るものとする。壁w1は角度α1の方向(矢印sの方向)にあり、壁w2は角度α2の方向(矢印tの方向)にある。
また、図3には、レーザレーダ4によって実際に測定された2つの壁w1,w2を有する障害物上の測定点が、データ点p1〜p11(第2の距離データP)として示されている。xy座標系において、実測された壁w1は角度φ1の方向、壁w2は角度φ2の方向にある。
図3に示す状況において、確認前の想定した自己位置に基づいた距離データである第1の距離データAと実測データである第2の距離データPの位置が異なっているので、現在の自己位置認識が間違っていることになる。そこで、第1の距離データAを回転し、さらに並進移動して第2の距離データPに重ねる操作(すなわちマップマッチング)により、正しい自己位置認識が行われる。
また、図3において、レーザレーダ40の配置は、実測による第2の距離データPに対するレーザレーダ4の位置に対応させて、第1の距離データAに対するレーザレーダの位置に示したものである。従って、レーザレーダ4とレーザレーダ40の向きと位置の違い(Δθ,Δx1,Δy1)が、自己位置認識のずれを表している。このΔθ,Δx1,Δy1、またはその相当量(Δx,Δy)などを求める処理が自己位置認識の処理である。
次に、角度ヒストグラムの形成と補正角度の算出について説明する。図3において、壁w1,w2上の実測によるデータ点a1〜a12は、壁の平面性と距離測定の誤差の支配のもとで略直線状に並んでいる。地図情報に基づくデータ点p1〜p11は、障害物のモデル化の程度に従って、前記同様に略直線状に並んでいる。そこで、隣接するデータ点間の線分の傾き角度を、例えば、データ点a1,a2間の線分は、傾き角度α1という具合に求めて、傾き角度の出現頻度F、すなわち度数を求める。すると、第1の距離データAについては、図4(a)に示す第1の角度ヒストグラムが得られ、また、第2の距離データPについては、図4(b)に示す第2の角度ヒストグラムが得られる。
第1及び第2の角度ヒストグラムにおいて、壁w1の方向に対応して、角度φ1,α1に度数のピークが現れ、壁w2の方向に対応して、角度φ2,α2に度数のピークが現れる。ところで、第1および第2の距離データA,Pにおいて、それぞれのデータを構成するデータ点間の相互配置は全体の回転や並進移動に対する不変量(保存量)である。また、第1の距離データAが実測データであり、第2の距離データPがモデルデータであるという違いはあるが、同じ障害物に対するデータである。これらの点を反映して、第1および第2のヒストグラムにおける各ピーク間の配置は、両ヒストグラム間の不変量と成っている。すなわち、両ヒストグラムを角度方向にずらして互いに重ね合わすことができる。ヒストグラムを角度方向にずらすことは距離データを回転することに対応し、互いに重ね合わすことは2つの距離データに含まれる直線状のデータ点列を互いに平行な状態にすることに対応する。
上述のことから、ヒストグラムを重ね合わせるために必要な移動角度が、自己位置認識のための補正角度そのものであることが分かる。なお、実際の自律移動体の稼働環境では、傾きの異なる複数の平面からなる壁や、曲面を有する壁や、移動障害物などが存在するので、図4(b)に示す第2のヒストグラムの波形はノイズを含んだ形状になる。また、図4(a)に示す第1のヒストグラムの波形も、通常、なにがしかのノイズを含む。このような2つの波形を最適重ね合わせ状態とする角度の導出は、いわゆる相互相関関数を用いて数値的に行われる。
角度を表す変数をiとし、第1および第2のヒストグラムをh1(i),h2(i)とすると、相互相関関数はk(j)は、
k(j)=Σh1(i)h2(i+j)、
と表される。ここで、Σは、角度変数iについて和を求める記号である。この相互相関関数k(j)のピーク値(通常最大値、以下同様)を与える角度変数jが、補正角度Δθである。なお、図3、図4(b)におけるΔθ,Δθ1,Δθ2は、一般には誤差を含んでいるので互いに等しいとは限らず、Δθ≒Δθ1≒Δθ2である。
図5は、第1の距離データAを、レーザレーダ4の位置を回転中心として上述の相互相関関数を算出して求めた補正角度Δθだけ回転し、これにより、回転補正して得られた新たな第1の距離データBを示す。この図において、壁w1に対応するデータ点b1〜b4とデータ点p1〜p7とは、互いに距離Δuを隔てて平行に並んでおり、壁w2に対応するデータ点b5〜b12とデータ点p8〜p11とは、互いに距離Δvを隔てて平行に並んでいる。
また、補正角度Δθの回転によってレーザレーダ40がレーザレーダ41の位置に移動する。このレーザレーダ4とレーザレーダ41のxy方向の位置ずれが、第1および第2の補正距離Δx,Δyであり、図5の状態における自己位置認識のずれである。この第1および第2の補正距離Δx,Δyを求めるために、上述の補正距離Δu,Δvを求める。
補正距離Δu,Δvを求めるため、まず、前述の図4(a)に示す第1のヒストグラムから、出現頻度の高い第1の角度α1と第2の角度α2の2つの角度を抽出する。本例では、簡略化された例が示されており、ピークは2つしかないが、一般に2以上存在する可能性がある。また、第1の角度ヒストグラムを用いるのは、第1のヒストグラムが、マップマッチングにとってノイズとなる移動する障害物などを含まない地図情報に基づくので、誤認識の発生を回避でき、複雑な移動環境においても精度良い自己位置認識ができるからである。
上述の第1および第2の角度α1,α2の差が90度に近いときは、2つの角度のいずれか一方の角度を他方の角度の方向に直交する方向の角度とする。これは、通常、互いに90度に近い角度関係で異なる方向を向いている2つの壁は、互いに直交して配置されていると考えられることによる。この場合に、現実に即して、互いに直交する2方向を並進方向とすることにより、角度決定の誤差を排除して精度良い自己位置認識ができる。
この第1および第2の角度α1,α2は、第1の距離データAを補正角度Δθだけ回転して得られた新たな第1の距離データBにおいては、図6に示すように、それぞれ、β1,β2となる。ここで、β1=α1+Δθ、β2=α2+Δθである。これらの角度α1,α2従って、β1,β2は、上述の距離Δu,Δvを求めるために用いられる。すなわち、この2角度によって、図6に示すように、第1の角度β1の方向(矢印sの方向)に直交する方向の軸(第1の並進軸u)と第2の角度β2の方向(矢印tの方向)に直交する方向の軸(第2の並進軸v)が決定される。第1の距離データBは、これらの並進軸u,vに沿って、第2の距離データPに重なるように平行移動(並進移動)され、その移動距離により、現在認識している自律移動体の各並進軸方向の位置を補正する第1および第2の補正距離Δu,Δvが求められる。
上述の第1および第2の補正距離Δu,Δvは、補正角度Δθを求めた処理と同様に、ヒストグラムと相互相関関数を用いて求められる。図6に示すように、第1の距離データBおよび第2の距離データPのそれぞれについて、第1の並進軸uにデータ点を投影して第1の並進軸uに対する、データ点b1〜b12の出現頻度G1から成る第1の位置ヒストグラム、およびデータ点p1〜p11の出現頻度G2から成る第2の位置ヒストグラムを形成する。
同様に、第2の並進軸vにデータ点を投影して第2の並進軸vに対するデータ点b1〜b12の出現頻度G1から成る第1の位置ヒストグラム、およびデータ点p1〜p11の出現頻度G2から成る第2の位置ヒストグラムを形成する。
第1の並進軸uに対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出し、相互相関関数のピーク値を与える位置変数から、現在認識している自律移動体の第1の並進軸u方向の位置を補正するための第1の補正距離Δuを求める。また、第2の並進軸vに対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出し、相互相関関数のピーク値を与える位置変数から、現在認識している自律移動体の第2の並進軸v方向の位置を補正するための第2の補正距離Δvを求める。
次に、図7を参照して、上述の補正距離Δu,Δv,Δx,Δyの相互関係を求める。図7において、直線bdは補助線である。角度δは、2つの壁w1,w2、従ってこれらの壁に沿った、好ましくは、第1の距離データA,Bに基づくデータ点列の成す角度であり、δ=β2−β1=α2−α1、である。図7における幾何学的考察により、Δx,Δyを表す式が以下のように求められる。
Δx=((Δv・cos(β1)+Δu・cos(π−β2))/sin(δ)、
Δy=((Δu・sin(π−β2)−Δv・sin(β1))/sin(δ)。
(第2の実施形態)
次に、自己位置認識システム1における自己位置認識処理の他の例を説明する。図8はこの処理のフローチャートを示し、図9は距離データ及びレーザレーダの配置例を示す。この実施形態における自己位置認識システム1のブロック構成は、図1に示した第1の実施形態のものと同様である。また、図8に示すフローチャートにおいて、ステップ#1は、図2に示した第1の実施形態におけるフローチャートのステップS1〜S3、およびステップS5と同様であり、その説明は省略する。なお、前述したように、ステップS4,S5の順序は入れ替え可能である。
本実施形態は、ステップ#2に特徴があり、このステップでは、図8におけるステップS4の回転処理に続けて、両方の距離データA,Pを更に回転する。このステップ#2の回転によって、図9に示すように、第1の角度α1の方向(矢印sの方向)が自己位置認識に用いる座標系であるxy座標系のy軸と平行になるように、第1の距離データAおよび第2の距離データPの両方が回転される。レーザレーダ4は、この追加の回転によりその場回転してレーザレーダ4aの配置となる。また、第1の距離データAに対応しているレーザレーダ41は、この追加の回転によりレーザレーダ41aの配置となる。
第1の距離データAは、角度ω1=π/2−α1の回転により新たな第1の距離データB1とされる。また、第2の距離データPは、角度ω2=π/2−α1−Δθの回転により新たな第2の距離データP1とされる。この回転により、第1の並進軸がx軸方向となる。また、第2の並進軸(図9におけるY軸)は、x軸から角度δ=α2−α1、だけ回転した方向となる。
ステップ#3において、図9に示した回転された第1および第2の距離データB1,P1から、第1の並進軸x、および第2の並進軸Yに関するヒストグラムが形成される。この処理は、第1の実施形態におけるステップS6、および図6の説明と同様である。
また、ステップ#4において、第1の実施形態におけるステップS7,S8と同様に、各並進軸x,Yについて、それぞれ相互相関関数を算出して、第1および第2の補正距離が求められる。すなわち、図9に示すように、第1の並進軸x方向の補正距離Δx2、第2の並進軸Y方向の補正距離ΔYが求められる。また、これらの補正距離Δx2,ΔY、および、ステップ#1で求めた補正角度Δθを用いて、現在認識している自律移動体の回転方向すなわち向き(または姿勢)と現在位置の座標とを補正して、自己位置認識が行われる。
次に、上述の補正距離Δx2,ΔYと、上述の追加の回転の前の補正距離、すなわちΔx,Δyとの相互関係を求める。ここで、第1の距離データB1と第2の距離データP1のy軸方向の並進差をΔy2とすると、δ=α2−α1,ΔY,Δx2を用いて、
Δy2=(ΔY−Δx2・cosδ)/sinδ、
となる。ところで、第1の距離データB1と第2の距離データP1は、前述の図5において、互いの並進差から補正距離Δx,Δyを生成している第1の距離データBと第2の距離データPを、共に角度(π−α1)回転したものであるから、補正距離(Δx,Δy)は、補正距離(Δx2,Δy2)を角度(π−α1)だけ逆回転することによって得られる。従って、
Δx=Δx2・cos(α1)−Δy2・sin(α1)、
Δy=Δx2・sin(α1)+Δy2・cos(α1)、
となる。
なお、上記において、第1および第2の角度α1,α2のうち何れの方向を、何れの座標系の座標軸に平行にするかは、任意に選択できる。図9の例では、2つの角度α1,α2のうち、小さい角度α1(α1<α2)の方向をy軸に平行にしている。また、上述の最初の回転と追加の回転とは、実際は、2段階に分けることなく、1回の回転で済ませることができる。
上述の回転を行う本実施形態によれば、1つの並進軸の方向が自己位置認識に用いている座標系の座標軸の1つ(x軸)の方向に一致するので、位置ヒストグラム形成のための演算が容易となり、自己位置認識のための演算負荷を低減できる。
(第3の実施形態)
図10乃至図12(a)(b)(c)を参照して、第3の実施形態を説明する。この実施形態では、上述の第2の実施形態で説明した自己位置認識システム1を実環境に適用した場合のデータ例を示す。図10は自己位置認識システムを備えた自律移動体10が移動中に自己位置認識を行う様子を示し、図11(a)(b)(c)、図12(a)(b)(c)はヒストグラムと相互相関関数の例を示す。
略直方体形状の自律移動体10は、自己位置認識システム1(不図示)のレーザレーダ4を前面左隅部に備えて、壁Wによって左右を囲まれた通路を移動中である。左方の壁Wには、直交しない壁面から成る凹所が存在する。自律移動体10の自己位置認識システム1は、現在認識している自己位置に基づいて地図情報から第1の距離データを取得し、レーザレーダ4を用いた実測によって、そのスキャン可能角度範囲における前方および左方の障害物の距離データ(第2の距離データ)を取得する。なお、レーザ光の入射角が90゜に近い場合(壁面に平行に近くなる場合)には、測定データが得られない。
上述の状況のもとで取得された第1および第2の距離データに基づいて得られた角度ヒストグラム、距離ヒストグラムは、図11(a)(b)(c)に示すようになる。第1の距離データ(地図情報から求めたもの)に対応する第1の角度ヒストグラムm0と、第2の距離データ(実測値)に対応する第2の角度ヒストグラムr0との角度座標軸方向のずれが補正角度である。また、角度ヒストグラムm0の最初の2つのピークに対する角度から第1軸方向および第2軸方向が定められ、これらの軸に関する距離ヒストグラムから補正距離が求められる。距離ヒストグラムm1,m2が第1の距離データから得られ、距離ヒストグラムr1,r2が第2の距離データから得られる。
上述の角度ヒストグラムm0,r0、距離ヒストグラムm1,r1、および距離ヒストグラムm2,r2について、それぞれ相互相関関数kを算出すると、図12(a)(b)(c)に示すようになる。それぞれピークc0,c1,c2の位置に対応する角度差、および距離差の値が、補正角度および補正距離となる。自己位置認識システム1における自動処理に際して、閾値THを変化させることにより所定のピークを検出する。
なお、以上に述べた第1乃至第3の実施形態における自己位置認識システム1の地図情報記憶手段2、自己位置記憶手段3、演算手段5は、CPUやメモリや外部記憶装置や表示装置や入力装置などを備えた一般的な構成を備えた電子計算機、および、その上のプロセス又は機能の集合として構成することができる。また、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。例えば、環境情報である第2の距離データを取得する手段として、レーザレーダ4を説明したが、レーザレーダに限らず、超音波アレイセンサやCCD画像装置などを用いて距離画像を生成し、その距離画像から第2の距離データを取得するようにしてもよい。また、図2、図8に示したフローチャートにおいて、並列処理が可能な処理は並列に処理を行ってもよく、また処理の順番を替えてもよい。
また、上記において、第1の距離データAを、補正角度Δθ、または、ω1=π/2−α1−Δθだけ回転して、新たな第1の距離データB、B1を取得しているが、この場合の回転処理について2通りの方法で処理を行って第1の距離データB、B1を取得することができる。1つは、各データ点の座標を、回転変換して新たな座標値を有するデータ点を生成する方法である。他の1つは、第1の距離データを取得するもともとの方法に基づく方法である。すなわち、現在位置として認識している位置についてΔθ、または、ω1に基づいて方向の補正を行った後に、回転後の新たな、現在位置として認識している位置においてレーザレーダ4を用いてセンシングされるはずの地図情報に基づく障害物情報(第1の距離データという)を取得する方法である。第2の方法によると、角度補正されている分、実測データに近くなり、2つの距離ヒストグラムの一致精度が向上すると考えられる。
本発明の第1の実施形態に係る自己位置認識システムのブロック構成図。 同上システムにおける自己位置認識処理を説明するフローチャート。 同上システムで処理される第1および第2の距離データのデータ点配置例を示す平面図。 (a)は図3に示した第1の距離データに関する角度ヒストグラムの図、(b)は図3に示した第2の距離データに関する角度ヒストグラムの図。 図3における第1の距離データを補正角度分回転した状態の平面図。 図5に示した第1および第2の距離データから位置ヒストグラムを形成する様子を示す平面図。 同上システムにおける補正距離の導出を説明するための幾何学配置図。 第2の実施形態に係る自己位置認識システムにおける自己位置認識処理を説明するフローチャート。 同上フローチャートに従って処理される第1および第2の距離データのデータ点配置例を示す平面図。 第3の実施形態に係る自己位置認識システムを備えた自律移動体が自己位置認識を行う様子を示す斜視図。 (a)は角度ヒストグラムの例を示す図、(b)(c)は位置ヒストグラムの例を示す図。 (a)は図11(a)の角度ヒストグラムについての相互相関関数の図、(b)は図11(b)の距離ヒストグラムについての相互相関関数の図、(c)は図11(c)の距離ヒストグラムについての相互相関関数の図。
符号の説明
1 自己位置認識システム
2 地図情報記憶手段
3 自己位置記憶手段
4,4a,40,41,41a レーザレーダ
5 演算手段
a1〜a12,b1〜b12,p1〜p11 データ点
k 相互相関関数
u,x 第1の並進軸
v,Y 第2の並進軸
A,B,B1 第1の距離データ
F (角度の)出現頻度
G,G1,G2 (位置の)出現頻度
P,P1 第2の距離データ
α1,β1 第1の角度
α2,β2 第2の角度
Δθ 補正角度
Δx 第1の補正距離
Δy 第2の補正距離

Claims (4)

  1. 予め入力された地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、前記地図情報上で認識した自
    律移動体の自己の位置を記憶する自己位置記憶手段と、自律移動体の自己の周辺に存在す
    る障害物をセンシングするレーザレーダと、前記レーザレーダによって得られた障害物情
    報と前記自己位置記憶手段が現在記憶している自己位置における周辺の前記地図情報記憶
    手段に記憶された地図情報とを演算処理して自己位置を補正する演算手段と、を備えた自
    己位置認識システムにおいて、
    前記演算手段は、
    現在位置として認識している位置で前記レーザレーダを用いてセンシングされるはずの
    前記地図情報に基づく障害物情報(第1の距離データという)と、前記レーザレーダによ
    ってセンシングされた実際の障害物情報(第2の距離データという)とを取得し、
    前記第1の距離データおよび第2の距離データのそれぞれについて、データ点を結ぶ線
    分の角度を求めると共に、得られた角度の出現頻度を求めて第1の角度ヒストグラムおよ
    び第2の角度ヒストグラムを形成し、
    前記第1および第2の角度ヒストグラムの相互相関関数を算出すると共にその結果に基
    づいて現在認識している自律移動体の回転方向を補正する補正角度を求めて前記第1の距
    離データを前記補正角度だけ回転した新たな第1の距離データを取得し、
    前記第1の角度ヒストグラムまたは第2の角度ヒストグラムのいずれかにおいて出現頻
    度の高い2つの角度(これらを第1の角度と第2の角度という)を抽出し、
    前記新たな第1の距離データを、そのデータが前記第2の距離データに重なるように、
    前記第1の角度の方向に直交する方向の軸(第1の並進軸という)と前記第2の角度の方
    向に直交する方向の軸(第2の並進軸という)とに沿って並進移動させることにより現在
    認識している自律移動体の前記第1および第2の並進軸方向の位置を補正することを特徴
    とする自己位置認識システム。
  2. 前記演算手段は、前記新たな第1の距離データおよび前記第2の距離データのそれぞれ
    について、前記第1の並進軸にデータ点を投影して第1の並進軸に対するデータ点の出現
    頻度から成る第1の位置ヒストグラムおよび第2の位置ヒストグラムを形成すると共に、
    前記第2の並進軸にデータ点を投影して第2の並進軸に対するデータ点の出現頻度から成
    る第1の位置ヒストグラムおよび第2の位置ヒストグラムを形成し、
    前記第1の並進軸に対する第1および第2の位置ヒストグラムの相互相関関数を算出し
    その結果に基づいて現在認識している自律移動体の第1の並進軸方向の位置を補正する距
    離データを求めると共に、前記第2の並進軸に対する第1および第2の位置ヒストグラム
    の相互相関関数を算出しその結果に基づいて現在認識している自律移動体の第2の並進軸
    方向の位置を補正する距離データを求めることを特徴とする請求項1記載の自己位置認識
    システム。
  3. 前記第1または第2の角度の方向が、自己位置認識に用いる座標系の座標軸の1つと平
    行になるように、前記新たな第1の距離データおよび前記第2の距離データの両方を回転
    し、これらの回転した距離データを用いて前記第1および第2の並進軸方向の補正距離を
    求めることを特徴とする請求項1または請求項2記載の自己位置認識システム。
  4. 前記第1および第2の角度は、前記第1の角度ヒストグラムから抽出することを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の自己位置認識システム。
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