JP5069064B2 - 刻印検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、刻印された文字などを検査する刻印検査装置に関する。
従来、金属パーツ、金属プレートなどに刻印文字を刻印した際には、当該刻印文字を紙などに写し取って紙拓本を形成し、この紙拓本で写し取られた刻印文字の幅寸法から深さを想定していた。
また、刻印の深さを実測する方法としては抜き取り検査が挙げられ、この抜き取り検査では、刻印されたプレートを切断し、その断面から深さを計測したり、極細の測定子を備えた専用ゲージを用いて測定を行っていた。
しかし、前述した刻印文字の幅寸法から深さを想定する方法にあっては、手間が掛かるとともに、前記幅寸法と前記深さとが必ずしも一致するとは限らなかった。
また、専用ゲージを用いた方法では手間が掛かり全数検査が困難であるとともに、刻印されたプレートを切断する方法では、全数検査は不可能であった。
そこで、本願出願人において、これらを解決する刻印検査装置を案出するに至った(例えば、特許文献1)。
この刻印検査装置では、図6に示すように、刻印文字の文字列方向に移動するステージ801を備えており、該ステージ801には、刻印面802にスリット光803を照射するレーザ装置804と、照射されたスリット光803の正反射光805を撮像するカメラ806とが設けられている。このカメラ806は、前記レーザ装置804に正対して配置されており、前記刻印面802で正反射した前記正反射光805を前記カメラ806に入力できるように構成されている。
これにより、前記レーザ装置804と前記カメラ806とを同時に動かす光切断式によって前記刻印面802上の刻印文字の検査が行えるように構成されている。
特願2006−235367号公報
しかしながら、このような従来の刻印検査装置にあっては、前記ステージ801でレーザ装置804とカメラ806とを文字列方向に移動して検査を行うため、配列された文字数が多い場合、時間がかかるという問題があった。
また、正反射した正反射光805を用いて刻印文字の深さの計測を行う構造上、摩耗した刻印ヘッドで底面の無いV字溝状の刻印文字が刻印された場合、前記スリット光803が刻印文字の溝底面で反射せず、前記正反射光805をカメラ806で取得できない。これにより、計測が不能になるという問題があった。
さらに、刻印面802が鏡面状の場合、この刻印面802で正反射した正反射光805が前記カメラ806に入力される際に太くなり、計測精度が悪化する恐れがあった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、測定時間を短縮することができ、V字溝やU字溝状で形成された刻印文字の深さ計測を可能とするとともに、鏡面反射する刻印面であっても測定精度への影響が少ない刻印検査装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の刻印検査装置にあっては、刻印面に刻印された被検査文字を検査する刻印検査装置において、前記被検査文字の文字列方向に沿って複数並設され、前記被検査文字を含む前記刻印面に対して前記文字列方向に延在するライン状のスリット光を照射するレーザスリット光源と、各レーザスリット光源の各々に対応して設けられ、対応したレーザスリット光源より照射された前記スリット光の照射位置を撮像するカメラと、前記各レーザースリット光源および前記カメラを前記文字列方向に直交した直交方向へ移動する移動ステージと、前記各カメラで撮像された前記スリット光のスリット光画像から高さを求めて前記刻印面の三次元情報を取得する処理装置と、を備え、隣接する各レーザスリット光源からの各スリット光がその両端部で重なっており、第一のタイミングで撮像を行うカメラと第二のタイミングで撮像を行うカメラとを並び方向にて交互に配置し、前記第一のタイミングと前記第二のタイミングによる撮像タイミングを異なるタイミングに設定して隣接するカメラが同時に撮像しないように構成するとともに、対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとを同期した。
すなわち、刻印面に刻印された被検査文字を検査する際には、被検査文字の文字列方向に沿って並設されてレーザスリット光源より前記被検査文字を含む刻印面に対して、前記文字列方向に延在するライン状のスリット光を照射するとともに、前記各レーザスリット光源の各々に対応して設けられたカメラによって、対応したレーザスリット光源からのスリット光の照射位置を撮像しつつ、移動ステージによって各レーザースリット光源を前記文字列方向に直交した直交方向へ移動する。
これにより、前記文字列方向に並んだ前記被検査文字は、複数のカメラによって同時にスキャンされ検査が行われる。よって、測定時間を短縮することができる。
加えて、隣り合うカメラにおける撮像タイミングがずれるように設定されており、対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとは同期するように構成されている。
このため、隣接したカメラに対応した前記レーザスリット光源からのスリット光の映り込み等の干渉が防止される。
本発明の請求項2の刻印検査装置にあっては、刻印面に刻印された被検査文字を検査する刻印検査装置において、前記被検査文字の文字列方向に沿って複数並設され、前記被検査文字を含む前記刻印面に対して前記文字列方向に延在するライン状のスリット光を照射するレーザスリット光源と、各レーザスリット光源の各々に対応して設けられ、対応したレーザスリット光源より照射された前記スリット光の照射位置を撮像する固定されたカメラと、前記各レーザースリット光源を前記文字列方向に直交した直交方向へ移動する移動ステージと、前記スリット光を移動させながら前記各カメラで撮像された画像の各画素で、最大輝度を与える前記移動ステージ位置を求め、このステージ位置と画素の位置に基づいて前記刻印面の三次元情報を取得する処理装置と、を備え、隣接する各レーザスリット光源からの各スリット光がその両端部で重なっており、第一のタイミングで撮像を行うカメラと第二のタイミングで撮像を行うカメラとを並び方向にて交互に配置し、前記第一のタイミングと前記第二のタイミングによる撮像タイミングを異なるタイミングに設定して隣接するカメラが同時に撮像しないように構成するとともに、対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとを同期した。
この手法によると、溝底面等のレーザの反射光が微弱な位置であっても、レーザが当たった時点の輝度の方が、レーザが照射されていない時点での輝度より、確実に輝度は高いので、画像中の各画素において最大輝度となるステージ位置を求めて、その位置から高さを求めることで、微弱な反射光であっても高さ計測が可能となる。このため、被検査文字がV字溝やU字溝で形成され、溝底面からの正反射光を取得できない場合であっても、計測が可能となる。
加えて、隣り合うカメラにおける撮像タイミングがずれるように設定されており、対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとは同期するように構成されている。
このため、隣接したカメラに対応した前記レーザスリット光源からのスリット光の映り込み等の干渉が防止される。
また、請求項3の刻印検査装置においては、前記被検査文字を境とする前記直交方向の一方側に前記各レーザスリット光源を配置し、他方側に前記各カメラを配置する一方、前記スリット光の正反射光が対応するカメラの視野内に直接入らないように前記各レーザスリット光源の設置位置を対応したカメラに対して前記文字列方向へずらして配置した。
すなわち、前記各レーザスリット光源は、被検査文字を境とする一方側に配置されており、前記各カメラは他方側に配置されている。そして、各カメラは、対応するレーザスリット光源に対して前記文字列方向へずらして配置されおり、前記各レーザスリット光源からのスリット光の正反射光が、対応するカメラの視野内に直接入らないように構成されている。
このため、前記刻印面が鏡面状であっても、測定精度に与える影響が抑えられる。
以上説明したように本発明の請求項1および請求項2の刻印検査装置にあっては、移動ステージで各レーザースリット光源を文字列方向に直交した直交方向へ移動するため、レーザースリット光源及びカメラを文字列方向へ移動して被検査文字をスキャンする場合と比較して、走査時間を短くすることができる。また、前記文字列方向に並んだ被検査文字は、複数のカメラによって一度に検査することができる。
このため、配列された文字数が多い場合であっても、検査時間を短くすることができる。
加えて、隣り合うカメラにおける撮像タイミングがずれるように設定するとともに、対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとを同期することによって、隣接したカメラに対応した前記レーザスリット光源からのスリット光の干渉に起因した誤計測を確実に排除することができる。
特に、請求項2の刻印検査装置にあっては、カメラを固定とし、移動ステージでレーザスリット光源を移動させながら、各カメラで複数枚の画像を撮像し、各画素(一つのxy)において複数枚(時間が異なるのでステージ位置が異なる)の画像中で輝度が最大となる移動ステージ位置(時間、またはY位置に対応)を求め、そのステージ位置と画素位置(xy座標)に基づいて前記刻印面の三次元情報を取得するようにした。
したがって、V字溝やU字溝状の刻印文字での深さ計測を可能とするとともに、鏡面反射する刻印面であっても測定精度への影響が少なく、かつ測定時間を短縮することができる刻印検査装置となり得る。
また、請求項3の刻印検査装置においては、前記各レーザスリット光源を、対応するカメラに対して前記文字列方向へずらして配置することによって、前記各レーザスリット光源からのスリット光の正反射光を、対応するカメラの視野内に直接入らないようにすることができる。
このため、刻印面で正反射したスリット光が前記カメラに入力される際に太くなり計測精度が悪化してしまう従来と比較して、不必要な光を取るといった不具合を解消し、検査精度を高めることができる。
これにより、前記刻印面が鏡面状であっても、測定精度に与える影響を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる刻印検査装置1を示す図である。該刻印検査装置1は、平坦な刻印面2に刻印された被検査文字3を検査する装置であり、その一例として、車台番号が刻印された短冊状のプレートの検査が挙げられる。
このプレートからなるワーク11は、長方形状の金属板からなり、その刻印面2には、車台番号からなる前記被検査文字3が刻印されている。この被検査文字3は、前記ワーク11の長さ方向に複数配列されており、各被検査文字3,・・・は、刻印ヘッドで打刻された溝によって形成されている。この溝は、通常、平坦な底面を備えているが、摩耗した刻印ヘッドで打刻された場合、底面を備えない断面V字状又はU字状に形成されることがある。
前記刻印検査装置1は、載置台21に載置された前記ワーク11の刻印面2に対して斜め上方からスリット光31を照射する第1〜第5レーザスリット光源41〜45を備えており、各レーザスリット光源41〜45からのスリット光31,・・・は、前記被検査文字3,・・・を含む前記刻印面2に対して前記被検査文字3,・・・の文字列方向であるX方向51に延在したライン状に照射されるように構成されている。前記各レーザスリット光源41〜45は、前記X方向51に並設されており、X方向51に配列された複数の前記被検査文字3,・・・を同時に照射できるように構成されている。
前記各レーザスリット光源41〜45は、第1〜第5レーザ装置61〜65と、各レーザ装置61〜65からのレーザスリット光31,・・・を通過する遮光板66とによって構成されており、各レーザ装置61〜65からのスリット光31,・・・は、図2にも示すように、前記遮光板66に設けられた開口部67を通過して前記刻印面2に照射されるように構成されている。
また、前記刻印検査装置1には、図1に示したように、走査ユニット71が設けられており、該走査ユニット71は、移動ステージ72を前記文字列方向に直交した直交方向であるY方向73へ移動できるように構成されている。前記各レーザスリット光源41〜45を構成する前記各レーザ装置61〜65及び前記遮光板66は、前記移動ステージ72に支持されており、前記各レーザスリット光源41〜45は、この走査ユニット71によって前記Y方向73へ移動されるように構成されている。
この刻印検査装置1は、前記各レーザスリット光源41〜45の各々に対応して設けられた第1〜第5CCDカメラ81〜85を備えており、各CCDカメラ81〜85は、対応したレーザスリット光源41〜45より照射された前記スリット光31,・・・の照射位置を斜め上方から撮像できるように当該刻印検査装置1に固定される、又は前記移動ステージ72に固定されている。
前記各レーザスリット光源41〜45は、前記被検査文字3,・・・を境とする前記Y方向73の一方側(図1中上側)に配置されており、前記各CCDカメラ81〜85は、前記被検査文字3,・・・を境とする前記Y方向73の他方側(図1中下側)に配置されている。
前記各レーザスリット光源41〜45と前記各CCDカメラ81〜85とは、図2に示したように、前記刻印面2で正反射する前記スリット光31の正反射光91が対応するCCDカメラ81〜85に直接入力されないように、対応するレーザスリット光源41〜45とCCDカメラ81〜85との関係が設定されている。
すなわち、図2に示したように、前記各CCDカメラ81〜85は、対応するレーザスリット光源41〜45に対して前記X方向51へずらした位置に配置されており、前記各レーザスリット光源41〜45は、対応するCCDカメラ81〜85の視野範囲内へ向けて斜め上方から前記スリット光31,・・・を照射するように構成されている。
このとき、図4の(a)に示すように、前記各CCDカメラ81〜85は、前記X方向51へ僅かに移動して固定できるように構成されており、図4の(b)に示すように、前記遮光板66を通過した隣接するレーザスリット光源41〜45からのスリット光31,・・・は、その両端部が僅かに重なるように、各レーザスリット光源41〜45の配置や前記遮光板66の開口部67の長さが設定されている。だから、正反射光91は、各CCDカメラ81〜85に直接入力されることはない。
なお、図3に示すように、前記各レーザスリット光源41〜45からの前記スリット光31,・・・及び前記刻印面2が成す角度αと、前記各CCDカメラ81〜85の光軸及び前記刻印面2が成す角度βとが異なる角度となるように、前記各レーザスリット光源41〜45の各レーザ装置61〜65の向きと前記各CCDカメラ81〜85の向きとが設定されている。
そして、前記刻印検査装置1は、図1に示したように、パソコンなどで構成された画像処理装置を兼ねた制御装置101を備えており、該制御装置101には、前記各第1〜第5レーザスリット光源41〜45の各レーザ装置61〜65と、前記走査ユニット71と、前記各CCDカメラ81〜85とが接続されている。
これにより、前記制御装置101がプログラムに従って動作することで、前記走査ユニット71による前記各レーザスリット光源41〜45の移動と、前記各レーザスリット光源41〜45からのスリット光31,・・・の照射と、前記各CCDカメラ81〜85による撮像とを制御できるように構成されている。このとき、隣り合うCCDカメラ81〜85における撮像タイミングは、ずれるように設定されており、対応関係にあるCCDカメラ81〜85の撮像タイミングとレーザスリット光源41〜45からの前記スリット光31,・・・の照射タイミングとは、同期するように構成されている。
図5は、カメラ撮像タイミングを示すタイミングチャートであり、その上段には、第1レーザスリット光源41及び第3レーザスリット光源43並びに第5レーザスリット光源45からのスリット光31,・・・の照射タイミング111と、第1CCDカメラ81及び第3CCDカメラ83並びに第5CCDカメラ85のシャッタタイミング112と、該シャッタタイミング112及び前記照射タイミング111を同期させる為の外部同期信号VD113と、前記第1CCDカメラ81及び前記第3CCDカメラ83並びに前記第5CCDカメラ85からの撮像データの入力及び処理タイミング114とが示されている。
このタイミングチャートの下段には、前記第2レーザスリット光源42及び第4レーザスリット光源44からのスリット光31,31の照射タイミング121と、第2CCDカメラ82及び第4CCDカメラ84のシャッタタイミング122と、該シャッタタイミング122及び前記照射タイミング121を同期させる為の外部同期信号VD123と、前記第2CCDカメラ82及び前記第4CCDカメラ84からの撮像データの入力及び処理タイミング124とが示されている。
この図から判るように、前記第1CCDカメラ81及び第3CCDカメラ83並びに第5CCDカメラ85のシャッタタイミング112では、前記第1レーザスリット光源41及び第3レーザスリット光源43並びに第5レーザスリット光源45からのスリット光31,・・・のみが照明されており、前記第1レーザスリット光源41からのスリット光31と第3レーザスリット光源43からのスリット光31と第5レーザスリット光源45からのスリット光31のみが入力される。
この第1CCDカメラ81及び第3CCDカメラ83並びに第5CCDカメラ85のシャッタタイミング112では、前記第2レーザスリット光源42及び第4レーザスリット光源44からはスリット光31,31が照射されておらず、これらからのスリット光31,31が入力されることはない。
一方、前記第2CCDカメラ82及び第4CCDカメラ84のシャッタタイミング122では、前記第2レーザスリット光源42及び第4レーザスリット光源44からのスリット光31,31のみが照明されており、前記第2レーザスリット光源42からのスリット光31と第4レーザスリット光源44からのスリット光31のみが入力される。
この第2CCDカメラ82及び第4CCDカメラ84のシャッタタイミング122では、前記第1レーザスリット光源41及び第3レーザスリット光源43並びに第5レーザスリット光源45からはスリット光31,・・・が照射されておらず、これらからのスリット光31,・・・が入力されることはない。
また、前記制御装置101は、前記各CCDカメラ81〜85で撮像した画像の画像処理するように構成されている。
画像処理手法としては2つの手法が考えられる。
第1の手法は、各カメラ81〜85を各レーザスリット光源41〜45と共に移動ステージ72に載せて移動させる構成における手法である。
この画像処理では、前記移動ステージ72を動かしながら前記各CCDカメラ81〜85で数百枚の画像入力しスリット光画像を取得する。各スリット光画像において、スリット光座標を求めて高さに変換する。これにより、前記刻印面2の三次元情報を取得する。
第2の手法は、各カメラ81〜85を固定し、各レーザスリット光源41〜45のみを移動ステージ72で移動させる構成における手法である。
この画像処理では、前記移動ステージ72を動かしながら前記各CCDカメラ81〜85で数百枚の画像入力しスリット光画像を取得する。各画素(一つのxy)において数百枚(時間が異なるのでステージ位置が異なる)の画像中で輝度が最大となる移動ステージ位置(時間、またはステージY位置に対応)を求め、そのステージ位置と画素位置(xy座標)に基づいて刻印の高さに変換する。これにより、前記刻印面2の三次元情報を取得する。
そして、この三次元情報に基づいて、前記被検査文字3,・・・の形状を取得し、予め記憶されたマスターデータと比較する等して、前記ワーク11の被検査文字3,・・・を検査できるように構成されている。
以上の構成において、前記ワーク11の刻印面2に刻印された被検査文字3,・・・を検査する際には、被検査文字3,・・・の文字列方向であるX方向51に沿って並設されて各レーザスリット光源41〜45より前記被検査文字3,・・・を含む刻印面2に対して、前記X方向に延在するライン状のスリット光31,・・・を照射するとともに、前記各レーザスリット光源41〜45の各々に対応して設けられた各CCDカメラ81〜85によって、対応したレーザスリット光源41〜45からのスリット光31,・・・の照射位置を撮像しつつ、走査ユニット71の移動ステージ72によって各レーザスリット光源41〜45を前記文字列方向に直交した直交方向であるY方向73へ移動する。
これにより、前記X方向51に並んだ前記被検査文字3,・・・を、第1〜第5CCDカメラ81〜85によって同時にスキャンして検査することができる。
このため、前記各レーザスリット光源41〜45及び前記各CCDカメラ81〜85を文字列方向であるX方向51へ移動して前記被検査文字3,・・・をスキャンする場合と比較して、走査時間を短くすることができる。また、前記文字列方向に並んだ被検査文字3,・・・を、第1〜第5CCDカメラ81〜85によって、一度に検査することができる。
したがって、配列された文字数が多い場合であっても、検査時間を短くすることができる。
そして、第2の画像処理手法にあっては、各画素で輝度が最大となるステージ位置を基にした高さが求められ、前記刻印面2の三次元情報が取得されるため、被検査文字3,・・・がV字溝やU字溝で形成され、溝底面からの正反射光を取得できない場合であっても、被検査文字3,・・・での深さ計測が可能となる。
なぜなら、レーザの反射光が微弱な部分であっても、レーザが当たった時点の輝度の方が、レーザが照射されていない時点での輝度より、確実に輝度は高いので、画像中の各画素において最大輝度となるステージ位置を求めて、その位置から高さを求めれば、微弱な反射光であっても(つまり、たとえ最大輝度が微弱であっても)高さ計測が可能となるからである。
これにより、長期使用により摩耗した刻印ヘッドで刻印した被検査文字3,・・・であっても、検査を行うことができる。
加えて、隣り合うCCDカメラ81〜85における撮像タイミング112,122がずれるように設定するとともに、対応関係にあるCCDカメラ81〜85の撮像タイミング112,122とレーザスリット光源41〜45からの前記スリット光31,・・・の照射タイミング111,121とを同期することによって、隣接したCCDカメラ81〜85に対応した前記レーザスリット光源41〜45からのスリット光31,・・・が撮像されてしまう等の干渉に起因した誤計測を確実に排除することができる。
また、前記刻印検査装置1では、前記各CCDカメラ81〜85を、対応するレーザスリット光源41〜45に対して、前記文字列方向であるX方向51へずらして配置することで、前記各レーザスリット光源41〜45からのスリット光31,・・・の正反射光91,・・・を、対応するCCDカメラ81〜85の視野内に直接入らないようにすることができる。
このため、前記刻印面2で正反射した各スリット光31,・・・が前記各CCDカメラ81〜85に入力される際に太くなり計測精度が悪化してしまう従来と比較して、不必要な光を取るといった不具合を解消し、検査精度を高めることができる。
これにより、前記刻印面2が鏡面状であっても、測定精度に与える影響を防止することができる。
本発明の一実施の形態を示す図である。 同実施の形態の要部を示す説明図である。 同実施の形態の他の要部を示す説明図である。 (a)は、同実施の形態の各CCDカメラを示す説明図であり、(b)は、各レーザスリット光源を示す説明図である。 同実施の形態のカメラ撮像タイミングを示すタイミングチャートである。 従来の刻印検査装置を示す図である。
符号の説明
1 刻印検査装置
2 刻印面
3 被検査文字
31 スリット光
41 第1レーザスリット光源
42 第2レーザスリット光源
43 第3レーザスリット光源
44 第4レーザスリット光源
45 第5レーザスリット光源
51 X方向
72 移動ステージ
73 Y方向
81 第1CCDカメラ
82 第2CCDカメラ
83 第3CCDカメラ
84 第4CCDカメラ
85 第5CCDカメラ
91 正反射光
101 制御装置

Claims (3)

  1. 刻印面に刻印された被検査文字を検査する刻印検査装置において、
    前記被検査文字の文字列方向に沿って複数並設され、前記被検査文字を含む前記刻印面に対して前記文字列方向に延在するライン状のスリット光を照射するレーザスリット光源と、
    各レーザスリット光源の各々に対応して設けられ、対応したレーザスリット光源より照射された前記スリット光の照射位置を撮像するカメラと、
    前記各レーザースリット光源および前記カメラを前記文字列方向に直交した直交方向へ移動する移動ステージと、
    前記各カメラで撮像された前記スリット光のスリット光画像から高さを求めて前記刻印面の三次元情報を取得する処理装置と、を備え、
    隣接する各レーザスリット光源からの各スリット光がその両端部で重なっており、第一のタイミングで撮像を行うカメラと第二のタイミングで撮像を行うカメラとを並び方向にて交互に配置し、前記第一のタイミングと前記第二のタイミングによる撮像タイミングを異なるタイミングに設定して隣接するカメラが同時に撮像しないように構成するとともに、
    対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとを同期したことを特徴とする刻印検査装置。
  2. 刻印面に刻印された被検査文字を検査する刻印検査装置において、
    前記被検査文字の文字列方向に沿って複数並設され、前記被検査文字を含む前記刻印面に対して前記文字列方向に延在するライン状のスリット光を照射するレーザスリット光源と、
    各レーザスリット光源の各々に対応して設けられ、対応したレーザスリット光源より照射された前記スリット光の照射位置を撮像する固定されたカメラと、
    前記各レーザースリット光源を前記文字列方向に直交した直交方向へ移動する移動ステージと、
    前記スリット光を移動させながら前記各カメラで撮像された画像の各画素で、最大輝度を与える前記移動ステージ位置を求め、このステージ位置と画素の位置に基づいて前記刻印面の三次元情報を取得する処理装置と、を備え、
    隣接する各レーザスリット光源からの各スリット光がその両端部で重なっており、第一のタイミングで撮像を行うカメラと第二のタイミングで撮像を行うカメラとを並び方向にて交互に配置し、前記第一のタイミングと前記第二のタイミングによる撮像タイミングを異なるタイミングに設定して隣接するカメラが同時に撮像しないように構成するとともに、
    対応関係にあるカメラの撮像タイミングとレーザスリット光源からの前記スリット光の照射タイミングとを同期したことを特徴とする刻印検査装置。
  3. 前記被検査文字を境とする前記直交方向の一方側に前記各レーザスリット光源を配置し、他方側に前記各カメラを配置する一方、
    前記スリット光の正反射光が対応するカメラの視野内に直接入らないように前記各レーザスリット光源の設置位置を対応したカメラに対して前記文字列方向へずらして配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の刻印検査装置。
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