JP5067760B2 - 網下気室型湿式比重選別機 - Google Patents

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Description

本発明は一般に、網下気室型湿式比重選別機に関する。より詳細には、本発明は、軽比重物質の回収量の制御を可能にした網下気室型湿式比重選別機に関する。
混在した複数の物質の中から特定の物質を選択的に回収する機械として、網下気室型湿式比重選別機が知られている。網下気室型湿式比重選別機は、選別しようとする物質(以下「被選別物質」という)が入れられる選別室が上方に、水が充填される脈動室が下方に位置し、選別室と脈動室との間に網目が配置されている。脈動室内には、空気を入/出させる空気室が配置されており、空気室内の水位を空気の入/出によって昇降させることにより、選別室内の水位を昇降させることができるようになっている。そして、選別室に入れた物質に適切な水の脈動を与えることによって、選別室内に比重別の物質の層が形成されるように構成されている(図5参照)。
網下気室型湿式比重選別機においては通常、成層化された物質のうち最下層の物質が回収しようとする物質(以下「被回収物質」という)になるが、被回収物質は、選別室の下部に設けた排出口から排出路を介して外部に回収されるようになっている。一方、被選別物質のうちから被回収物質を除いた物質(以下「軽比重物質」という)は、排出路の上方に位置する回収口から、排出路の上端を越流するオーバーフロー水とともに、比重選別機の外部に排出されるようになっている。
しかしながら、従来の網下気室型湿式比重選別機では、軽比重物質の排出量は、オーバーフロー水(従って、脈動の大小)に左右されるという課題があった。すなわち、大きな脈動が必要とされる場合であっても軽比重物質の排出量が少なくともよいことがある一方、脈動を小さくしなければならない場合であっても多量の軽比重物質を排出するのが好ましいこともある。
本発明は、このような事情に鑑みて案出されたものであって、軽比重物質の回収量の制御を可能にする網下気室型湿式比重選別機を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の、被選別物質が投入される選別室と、前記選別室の下方に位置する脈動室と、前記選別室と前記脈動室との間に位置する網目と、前記選別室に設けられ、被回収物質が排出される排出口と、前記排出口に隣接して配置され、被回収物質が外部に排出される際の経路となる排出路と、前記排出路の上方に位置し、被回収物質以外の被選別物質を回収するための回収口とを備えた網下気室型湿式比重選別機は、前記回収口の下端の位置を調節するための可動式排出テーブルを更に備え、前記可動式排出テーブルが、前記排出路の頂壁の上端に設けられたヒンジに回転可能に取り付けられた板状部材の形態を有するものであることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の網下気室型湿式比重選別機は、前記請求項1の選別機において、前記回収口の上端の位置を定めるための補助板が配置されていることを特徴とするものである。
本発明の網下気室型湿式比重選別機によれば、軽比重物質の回収量の制御を容易に行うことができる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る網下気室型湿式比重選別機について詳細に説明する。図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る網下気室型湿式比重選別機は、被選別物質が投入される選別室12と、選別媒体(例えば水)が充填される脈動室14と、選別室12と脈動室14との間に配置される網目16とを備えている。
選別室12の一方の側の上部には、被選別物質が投入される投入口12aが設けられ、選別室12の他方の側の下部には、被回収物質が排出される排出口12bが設けられている。そして、排出口12bに隣接して、被回収物質が外部に排出される際の経路となる排出路18が配置され、排出路18内に、被回収物質を排出させるためのエジェクタ18aが配置されている。一方、被回収物質以外の被選別物質(すなわち、投入口12aに投入された被選別物質から、排出口12bから回収された被回収物質を除いた物質)は、排出路12bの上方に位置する回収口12cから回収されるが、これらの物質が選別室12から回収口12cに移動し易いように、排出路18の頂壁18bは、回収口12cに向かって下方に傾斜している。
エジェクタ18aは、シャフトに複数枚(図1では4枚)のブレードが取り付けられた形態を有しており、シャフトに連結されたモータ(図示せず)を回転駆動させることによってブレードを回転させ、これにより排出口12b付近に位置する被回収物質を排出路18を介して排出させるようになっている。
網下気室型湿式比重選別機10は又、選別室12内の回収口12cに設けられた可動式排出テーブル20を備えている。可動式排出テーブル20は、排出路18の頂壁18bの上端に設けられたヒンジ20aに回転可能に取り付けられた板状部材の形態を有しており、可動式排出テーブル20を上下に回転させることにより、回収口12cの下端12c1を所望の高さに位置決めすることができるようになっている。
好ましくは、回収口12cの上端12c2を定めるための補助板22を配置してもよい(図4参照)。補助板22を配置することにより、被選別物質の上面より上方に必要な脈動水の層を形成することができる。
次に、図3を参照して、以上のように構成された網下気室型湿式比重選別機10の作動について説明する。物質A(比重γA 、図3で「○」で図示)と物質B(比重γB <γA、図3で「△」で図示、「軽比重物質」となる)とから構成される物質(A+B)を取り扱う場合を例にとる。
まず最初に、選別室内に物質(A+B)を投入し、脈動を開始すると、物質(A+B)は、比重差により次第に分離し、比重の重い物質A「○」が下層を、比重の軽い物質B「△」が上層を構成するように成層化する。このようにして成層化された物質のうち、物質Aは、エジェクタ18aを作動させて排出口12bから排出路18を経由して外部に排出される。一方、選別室内の上層に位置する軽比重物質Bは、回収口12cからオーバーフロー水とともに外部に排出される。この際、可動式排出テーブル20を上下に回転させることより、軽比重物質Bの排出量を所望のように調節することができる。すなわち、たとえば、回収口12cの下端12c1が水位上限WU と水位下限WL との間の高さに位置するように可動式排出テーブル20を回転させると、一定量の軽比重物質Bが回収口12cから排出され(図3(a)参照)、回収口12cの下端12c1が水位上限WU の上方の高さに位置するように可動式排出テーブル20を回転させると、軽比重物Bは排出されないこととなる(図3(b)参照)。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、、単一の選別室をもつ比重選別機について説明されているが、複数の選別室が直列に連結された比重選別機の回収口に可動式排出テーブルをそれぞれ設けてもよい(その場合には、回収口が次位の選別機の投入口と連結している)。
本発明の好ましい実施の形態に係る網下気室型湿式比重選別機を模式的に示した斜視図である。 図1の部分2の拡大図である。 図1の網下気室型湿式比重選別機の作動を説明するための図である。 回収口に補助板が設けられている変形例を示した図である。 網下気室型湿式比重選別機の動作原理を説明するための図である。
符号の説明
10 網下気室型湿式比重選別機
12 選別室
12c 回収口
12c1 回収口の下端
12c2 回収口の上端
14 脈動室
16 網目
18 排出路
18a エジェクタ
20 可動式排出テーブル
20a ヒンジ
22 補助板

Claims (2)

  1. 被選別物質が投入される選別室と、前記選別室の下方に位置する脈動室と、前記選別室と前記脈動室との間に位置する網目と、前記選別室に設けられ、被回収物質が排出される排出口と、前記排出口に隣接して配置され、被回収物質が外部に排出される際の経路となる排出路と、前記排出路の上方に位置し、被回収物質以外の被選別物質を回収するための回収口とを備えた網下気室型湿式比重選別機であって、
    前記回収口の下端の位置を調節するための可動式排出テーブルを更に備え、前記可動式排出テーブルが、前記排出路の頂壁の上端に設けられたヒンジに回転可能に取り付けられた板状部材の形態を有するものであることを特徴とする比重選別機。
  2. 前記回収口の上端の位置を定めるための補助板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載された比重選別機。
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