JP5067619B2 - 部品干渉チェック装置及び方法 - Google Patents
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このように、互いに異なる仕向地の車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一仕向地の車両に搭載されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように、互いに異なるボディタイプの車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一のボディタイプの車両に搭載されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように、互いに異なるタイプのエンジンにそれぞれ使用される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一タイプのエンジンに使用されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように構成された本発明の第2の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せを除外する。これにより、同一空間内に取り付けられない部品の組合せが除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。また、同一空間内に取り付けられない部品の組合せについて干渉ありとする誤判定の回避を図ることができる。
これにより、互いに仕切られた異なる空間内それぞれ取り付けられる部品どうしの組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
これにより、互いに仕切られた異なる空間内それぞれ取り付けられる部品どうしの組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように構成された本発明の第3の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、部品の組み付け工程順序に基づいて、部品の組合せを除外することにより、部品の組み付け時点での部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように構成された本発明の第5の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。ところで、流用部品は、すでに既存の車両の設計段階において干渉しないことが確認されている。したがって、流用部品どうしの組合せについて改めて干渉チェックを行う必要はない。このように干渉チェックを行う必要がない組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように構成された本発明の第6の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、干渉チェックの必要ない部品が除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
このように構成された本発明の第7の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、最終的なものでない部品が除外され、部品乾燥チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
部品の干渉チェックを行うに際して、まず、データベース1から干渉チェックの対象となる部品が抽出読み出される(ステップS1)。
図7に、組み立てラインの一例を示す。図7に示す組み立てラインは、メインライン10と、第1サブライン11と、第2サブライン12とから構成されている。第1サブライン11は、メインラインの工程「002」に合流する。また、第2サブラインは、メインラインの工程「004」に合流する。
流用部品は、すでに既存の車両の設計段階において干渉しないことが確認されている。したがって、流用部品どうしの組合せについて改めて干渉チェックを行う必要はない。図6に示す例では、「ハーネスB」及び「ブラケットB」が同一車種からの流用品であることが分かる。このため、図5には、「流用」に着目して除外される組合せの例として、「ハーネスB」と「ブラケットB」の組合せが示されている。このように干渉チェックを行う必要がない流用部品どうしの組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
なお、部品間隙計測ブログラムは、通常のCADで使用されるものを使用するとよい。
図10に、干渉チェック結果の一覧表の例を示す。図10の一覧表では、例えば、「フューエルパイプA」と「フューエルフィルタ」との組合せについては、最短隙が「−5」ミリメートルであり、マイナスの値となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「NG」となっている。また、「フューエルパイプA」と「ハーネスA」との組合せについては、最短隙が「25」ミリメートルであり、第1基準距離より大きな値となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「OK」となっている。また、「ブラケットA」と「ブレーキパイプA」との組合せについては、最短隙が「15」ミリメートルであり、第1基準距離以下、かつ第2基準距離以上の値となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「PEND(保留)」となっている。
2 サーバコンピュータ
3 端末コンピュータユニット
10 メインライン
11 第1のサブライン
12 第2のサブライン
41 ブレーキパイプA
42 ブレーキパイプB
43 フューエルパイプA
44 フューエルフィルタ
45 ハーネス
Claims (12)
- 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記除外手段は、互いに異なる車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。 - 上記データベースは、部品データに、部品が搭載される車両の仕向地のデータを含み、 上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なる仕向地の車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする請求項1記載の部品干渉チェック装置。 - 上記データベースは、部品データに、部品が搭載されるボディタイプのデータを含み、 上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なるボディタイプの車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の部品干渉チェック装置。 - 上記データベースは、部品データに、部品の使用されるエンジンタイプのデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なるタイプのエンジンにそれぞれ使用される部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。 - 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記除外手段は、互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。 - 上記データベースは、部品データに、部品の取り付けられる場所が車室内か車室外かを識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、車室内に取り付けられる部品と車室外に取り付けられる部品との組合せを除外する、
ことを特徴とする請求項5記載の部品干渉チェック装置。 - 上記データベースは、部品データに、部品の取り付けられる場所がトランク内かトランク外かを識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、トランク内に取り付けられる部品とトランク外に取り付けられる部品との組合せを除外する、
ことを特徴とする請求項5又は6記載の部品干渉チェック装置。 - 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記データベースは、部品データに、部品の組み付け工程順序を識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、特定の部品の組み付け工程順序より後の組み付け工程順序の部品を含む組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。 - 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記データベースは、部品データに、部品が組み付けられる組み立てライン及び当該組み立てラインに合流する複数のサブラインを識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なるサブラインでそれぞれ組み付けられる部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。 - 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記データベースは、部品データに、部品が既存の車両に搭載された流用部品か否かを識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、流用部品どうしの組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。 - 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記データベースは、車両を構成しない部品に関する部品データを含み、かつ、部品データに、車両を構成する部品か否かを識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、車両を構成しない部品を含む組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。 - 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
を備え、
上記データベースは、部品データに、部品が検討中であるか否かを識別するデータを含み、
上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、検討中の部品を含む組合せを除外する、
ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
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