JP5067619B2 - 部品干渉チェック装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、コンピュータを利用した部品干渉チェック装置及び方法に係り、より詳細には、必要な干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる部品干渉チェック装置及び方法に関する。
下記の特許文献1には、コンピュータを利用した3次元CAD(computer aided design)システムにおいて、干渉チェック対象の部品をマウス等のポインティングデバイスを使用して指定することにより、干渉チェック対象を簡単に設定する技術が開示されている。
特開平11−296571号公報
しかしながら、干渉チェック対象となる個々の部品をマウス等で指定する場合、指定されなかった部品については、干渉チェックが行われない。このため、干渉チェックに漏れが生じるおそれがある。
一方、データベースに部品データが格納されている全ての部品どうしの組合せを干渉チェックの対象とすると、膨大な数の組合せについて干渉チェックを行うことになる。さらに、一律に一定距離以下に接近した部品どうしの組合せだけを干渉チェックの対象とした場合においても、実際に干渉チェックが必要ではない組合せが多く含まれる。このため、干渉チェックの効率が悪く、設計者の負担が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる部品干渉チェック装置及び方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、除外手段は、互いに異なる車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外することを特徴としている。
このように構成された本発明の第1の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、除外装置は、互いに異なる車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一車両に搭載されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品が搭載される車両の仕向地のデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、互いに異なる仕向地の車両にそれぞれ搭載され部品どうしの組合せを除外する。
このように、互いに異なる仕向地の車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一仕向地の車両に搭載されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品が搭載されるボディタイプのデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、互いに異なるボディタイプの車両にそれぞれ搭載され部品どうしの組合せを除外する。
このように、互いに異なるボディタイプの車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一のボディタイプの車両に搭載されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の使用されるエンジンタイプのデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、互いに異なるタイプのエンジンにそれぞれ使用され部品どうしの組合せを除外する。
このように、互いに異なるタイプのエンジンにそれぞれ使用される部品どうしの組合せを除外することによって、すなわち、同一タイプのエンジンに使用されない部品どうしの組合せを除外することによって、実際にあり得ない組合せが予め除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第2の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、除外手段は、互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せを除外することを特徴としている。
このように構成された本発明の第2の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せを除外する。これにより、同一空間内に取り付けられない部品の組合せが除外され、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。また、同一空間内に取り付けられない部品の組合せについて干渉ありとする誤判定の回避を図ることができる。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の取り付けられる場所が車室内か車室外かを識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、車室内に取り付けられる部品と車室外に取り付けられる部品との組合せを除外する。
これにより、互いに仕切られた異なる空間内それぞれ取り付けられる部品どうしの組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、本発明において好ましくは、データベースは、部品データに、部品の取り付けられる場所がトランク内かトランク外かを識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、トランク内に取り付けられる部品とトランク外に取り付けられる部品との組合せを除外する。
これにより、互いに仕切られた異なる空間内それぞれ取り付けられる部品どうしの組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第3の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、データベースは、部品データに、部品の組み付け工程順序を識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、特定の部品の組み付け工程順序より後の組み付け工程順序の部品を含む組合せを除外することを特徴としている。
このように構成された本発明の第3の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、部品の組み付け工程順序に基づいて、部品の組合せを除外することにより、部品の組み付け時点での部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第4の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、データベースは、部品データに、部品が組み付けられる組み立てライン及び当該組み立てラインに合流する複数のサブラインを識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、互いに異なるサブラインでそれぞれ組み付けられる部品どうしの組合せを除外する。ことを特徴としている。
このように構成された本発明の第4の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。ところで、車両の組み立て工程においては、予め複数のサブラインでそれぞれ組み立てられた組立体が、順次に、組み立てライン上で車体に取り付けられる。その場合、互いに異なるサブラインでそれぞれ組み付けられる部品どうしは通常干渉しない。このため、サブラインごとに部品の組合せを除外することにより、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第5の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、データベースは、部品データに、部品が既存の車両に搭載された流用部品か否かを識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、流用部品どうしの組合せを除外することを特徴としている。
このように構成された本発明の第5の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。ところで、流用部品は、すでに既存の車両の設計段階において干渉しないことが確認されている。したがって、流用部品どうしの組合せについて改めて干渉チェックを行う必要はない。このように干渉チェックを行う必要がない組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第6の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、データベースは、車両を構成しない部品に関する部品データを含み、かつ、部品データに、車両を構成する部品か否かを識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、車両を構成しない部品を含む組合せを除外することを特徴としている。
このように構成された本発明の第6の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、干渉チェックの必要ない部品が除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の第7の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベースと、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれデータベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備え、データベースは、部品データに、部品が検討中であるか否かを識別するデータを含み、除外手段は、データベースの部品データに基づいて、検討中の部品を含む組合せを除外することを特徴としている。
このように構成された本発明の第7の部品干渉チェック装置によれば、干渉の有無をチェックすべき部品の組合せを選択するのではなく、網羅的な部品群の中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する。特に、最終的なものでない部品が除外され、部品乾燥チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。まず、図1を参照して、第1実施形態の部品干渉チェック装置を実現するための構成について説明する。
本実施形態の部品干渉チェック装置は、車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、各部品に関する部品データを格納したデータベース1と、互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、を備えている。
データベース1には、部品データとして、車両を構成する部品の3D−CADデータを初めとする部品に関する種々のデータが格納されている。部品データには、後述する部品の組合せを除外するためのデータの他に、例えば、部品ごとの設計の完成度、部品の設計上検討すべき課題等の事項に関する情報、部品どうしが互いに取付けられるものか否か、及び、その部品が組み付けられる工程順序についての情報等の種々の情報が含まれる。
本実施形態では、抽出手段、除外手段及び干渉チェック手段は、サーバコンピュータ2において所定のプログラムを実行することにより実現される。また、サーバコンピュータに直接又は通信回線を介して接続された端末コンピュータユニット3のディスプレイに、干渉チェック結果の一覧表等が表示される。
以下、図2のフローチャートを参照して、本実施形態の部品干渉チェック装置の作動例、即ち、本発明の部品干渉チェック方法の例について説明する。
部品の干渉チェックを行うに際して、まず、データベース1から干渉チェックの対象となる部品が抽出読み出される(ステップS1)。
図3に、抽出された部品群の一例を示す。図3に示すように、第1部品群と第2部品群とは、互いに同一の部品群で構成されている。このように、同一の部品群どうしで、個々の部品を互いに組み合わせることにより、網羅的に干渉チェックを行うことができる。
なお、形状が変化する部品について、複数の形状についてそれぞれ個別の部品として登録されている。このため、図3に示す部品群では、形状が変化する「フロントシートA」が2つ含まれている。形状が異なる同一部品は、部品番号の末尾の識別子等により適宜識別される。例えば、図6の部品データにおいては、「フロントシートA」の部品番号「XXXYY」と「XXXYY−FF」との違いによって、変形により形状が異なる「フロントシートA」どうしを識別している。
また、同一の部品どうしの組合せは、干渉チェック対象から除外される。また、第1及び第2部品群の、データベース1に格納されている全ての部品データを対象としてもよいし、その一部分だけを対象としてもよい。一部分を対象とする場合、車両を複数の評価単位のブロックに分割するとよい。評価単位のブロックとしては、車両を複数のブロックに分割するにあたっては例えば、エンジンルーム、フロア、キャブサイド及びルーフ、ダッシュパネル及びカウル等のブロックに分割するとよい。
次に、第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する(ステップS2)。まず、同一車両に搭載されない部品どうしの組合せを除外する例について説明する。
図4に、干渉チェック対象外の組合せを除外するための部品データの例を示す。図4では、部品ごとに、その部品の搭載される車種の「仕向地」、「ボディタイプ」及び「エンジンタイプ」が示されている。例えば、車種Aは、仕向地が「日本」、ボディタイプが「5ドアハッチバック(5HB)」、エンジンタイプが「EA」であり、「ブラケットA」及び「ブラケットC」の部品が搭載されることを示す。また、車種Cは、仕向地が「日本」、ボディタイプが「4ドアセダン(4SD)」、エンジンタイプが「EA」であり、「ブラケットB」及び「ブラケットC」の部品が搭載されることを示す。
そして、「仕向地」に着目すると、「日本」向けの車種A〜Dに搭載される「ブラケットA」〜「ブラケットD」の部品は、「米国」向けの車種Fには搭載されない。一方、「米国」向けの車種Eに搭載される「ブラケットF」の部品は、「日本」向けの車種A〜Dには搭載されない。したがって、「ブラケットA」〜「ブラケットD」と「ブラケットF」とは、互いに同一の仕向地の車両に搭載に搭載されないことが分かる。よって、かかる同一仕向地の車両に搭載されない部品どうしの組合せが、干渉チェックの対象部品の組合せから除外される。
図5に除外される組合せの例を示す。図5には、「仕向地」に着目して除外される組合せの例として、「ブラケットA」と「ブラケットF」、「ブラケットB」と「ブラケットF」、「ブラケットC」と「ブラケットF」、「ブラケットD」と「ブラケットF」、及び「ブラケットE」と「ブラケットF」の組合せが挙げられている。
また、「ボディタイプ」に着目すると、「5HB」の車種A及び車種Bに搭載される「ブラケットA」は、「4SD」の車種C〜車種Fには搭載されない。一方、「4SD」の車種C〜車種Fに搭載される「ブラケットB」及び「ブラケットF」は、「5HB」の車種A及び車種Bには搭載されない。したがって、「ブラケットA」と「ブラケットB」及び「ブラケットF」とは、互いに同一のボディタイプの車両に搭載に搭載されないことが分かる。よって、かかる同一のボディタイプの車両に搭載されない部品どうしの組合せが、干渉チェックの対象部品の組合せから除外される。
図5には、「ボディタイプ」に着目して除外される組合せの例として、「ブラケットA」と「ブラケットB」、及び「ブラケットA」と「ブラケットF」の組合せが挙げられている。
また、「エンジンタイプ」に着目すると、エンジンタイプが「EA」の車種A、車種C及び車種Eに搭載される「ブラケットC」及び「ブラケットF」は、エンジンタイプが「EB」の車種B及び車種Dには搭載されない。一方、エンジンタイプが「EB」の車種B及び車種Dに搭載される「ブラケットD」及び「ブラケットE」は、エンジンタイプが「EA」の車種A、車種C及び車種えには搭載されない。したがって、「ブラケットC」及び「ブラケットF」と、「ブラケットD」及び「ブラケットE」とは、互いに同一のエンジンタイプの車両に搭載されないことが分かる。よって、かかる同一のボディタイプの車両に搭載されない部品どうしの組合せが、干渉チェックの対象部品の組合せから除外される。
図5には、「エンジンタイプ」に着目して除外される組合せの例として、「ブラケットC」と「ブラケットD」、「ブラケットC」と「ブラケットE」、「ブラケットF」と「ブラケットD」、及び「ブラケットF」と「ブラケットE」の組合せが挙げられている。このようにして、実際にあり得ない組合せが予め除外されることにより、部品の干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことが可能となる。
次に、互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せ等を除外する例について説明する。この場合、同一の車両に搭載される部品どうしの組合せであっても、干渉の可能性が無ければ、干渉チェック対象から除外することができる。
図6に、干渉チェック対象外の組合せを除外するための別の部品データの例を示す。図6では、部品ごとに、その部品の「部品番号」、その部品の組み付け工程順序を識別する「組み付け順」のデータ、その部品の取り付けられる場所が車室内か車室外かを識別する「車室」のデータ、部品が既存の車両に搭載された流用部品か否かを識別する「流用」のデータ、部品が作業中の一時的なデータであるか否かを示す「作業中」のデータ、部品が車両を構成するものか否かを識別する「工具等」データが示されている。
まず、「車室」のデータに着目すると、図6は、「フロントシートA」が、車室内「IN」に取り付けられることを示し、一方、図6に示されているそれ以外の部品は、車室外「OUT」に取り付けられることを示す。車室内と車室外との間は、車体パネルによって仕切られている。このため、「フロントシートA」とその他の車室外に取り付けられる部品との組合せは、原則的に互いに干渉しない。よって、かかる互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せが、干渉チェックの対象部品の組合せから除外される。
図5には、「車室」の内外に着目して除外される組合せの例として、「フロントシートA」と「フューエルフィルタA」、「フロントシートA」と「ハーネスA」、「フロントシートA」と「ハーネスB」、及び「フロントシートA」と「フューエルパイプA」等の組合せが示されている。
なお、車室の内外と同様に、トランクの内の空間とトランク外の空間も互いに仕切られている。したがって、図6に示した部品データにおいて、「車室」の内外に着目する代わりに、「トランク」の内外に着目して、部品データに、部品の取り付けられる場所がトランク内かトランク外かを識別するデータを含ませてもよい。そして、その部品データに基づいて、トランク内に取り付けられる部品とトランク外に取り付けられる部品との組合せを除外するようにしてもよい。また、「車室」内外及び「トランク」内外それぞれの組合せを共に除外するようにしてもよい。
次に、部品の組み付け工程順序に着目して、部品の組合せを除外する例について説明する。
図7に、組み立てラインの一例を示す。図7に示す組み立てラインは、メインライン10と、第1サブライン11と、第2サブライン12とから構成されている。第1サブライン11は、メインラインの工程「002」に合流する。また、第2サブラインは、メインラインの工程「004」に合流する。
部品どうしの干渉をチェックする場合、特定の部品が、既に組み付けられている種々の部品に対して干渉するか否かが検討される場合がある。その場合、その特定の部品が組み付けられる工程よりも後の工程で組み付けられる部品との干渉は検討する必要がない場合がある。そこで、特定の部品の組み付け工程順序より後の組み付け工程順序の部品を含む組合せを除外する。
図6に示す部品データにおいては、「組付順」の欄において、部品が組み付けられる組み立てライン上の工程及び当該組み立てラインに合流する複数のサブライン上の工程を識別するデータが示されている。例えば、「フューエルパイプB」は、メインライン10上の工程「003」で組み付けられることが分かる。また、「ハーネスA」は、第1サブライン11上の工程「202」で組み付けられることが分かる。また、「ブラケットA」は、第2サブライン上の工程「404」で組み付けられることが分かる。
ここで、図6に示す部品データにおいて、「フューエルパイプB」を特定部品とすると、メインライン10上の工程「003」より後の工程で組み付けられる部品を含む組合せが、組み付け時の干渉チェック対象から除外される。例えば、第2のサブライン12上の工程「404」で組み付けられる「ブラケットA」〜「ブラケットF」や、メインラインの工程「005」で組み付けられる「フロントシートA」を含む組合せが除外される。
また、同じサブライン上の工程で組み付けられる部品どうしでは干渉チェックが必要となるが、別のサブライン上の工程で組み付けられる部品との間では、通常、干渉チェック必要がない。そこで、互いに異なるサブラインでそれぞれ組み付けられる部品どうしの組合せを除外する。
例えば、図8に示すように、第1サブライン11上の工程「202」で組み付けられる「ハーネスA」に着目すると、この「ハーネスA」と、第2サブライン12上の工程で組み付けられる「ブラケットA」〜「ブラケットF」とでは、組み付け時の干渉チェックの必要がない。このため、「ハーネスA」と「ブラケットA」〜「ブラケットF」との組合せが除外される。その結果、干渉チェック対象は、「ハーネスA」と、第1サブライン11上の工程で組み付けられる部品との組合せ、即ち、同一ステーション内の部品どうしの組合せに絞り込まれることになる。
次に、流用部品どうしの組合せを除外する例について説明する。
流用部品は、すでに既存の車両の設計段階において干渉しないことが確認されている。したがって、流用部品どうしの組合せについて改めて干渉チェックを行う必要はない。図6に示す例では、「ハーネスB」及び「ブラケットB」が同一車種からの流用品であることが分かる。このため、図5には、「流用」に着目して除外される組合せの例として、「ハーネスB」と「ブラケットB」の組合せが示されている。このように干渉チェックを行う必要がない流用部品どうしの組合せが除外され、部品干渉チェックを漏れなくかつ効率よく行うことができる。
また、データベースには、一時的な作業データも部品データとして格納されていることがある。このような作業中の部品データについては、部品データの変更後に再度干渉チェックを行う必要が生じる。このため、作業中の部品データは、干渉チェック対象から除外することが望ましい。図6に示す例では、「ブレーキパイプA」の部品データが作業中であることが分かる。このため、図5には、「作業中」の部品データを含む組合せとして、「ブレーキパイプA」と他の全ての部品との組合せが除外されることが示されている。
また、データベースには、車両を構成しない部品に関する部品データも格納されていることがある。係る部品データとしては、例えば、工具のデータや、保守点検の容易さを検討するサービス性検討データが挙げられる。かかる工具等のデータは、干渉チェックの対象とする必要がない。このため、工具等の部品データが第1及び第2部品群に含まれる場合には、工具等の部品データを干渉チェック対象から除外することが望ましい。図6に示す例では、「工具等」の欄の印から、「ドライバ」及び「サービス性検討データ」が車両を構成しない部品であることが分かる。このため、図5には、「工具等」の部品データを含む組合せとして、「ドライバ」及び「サービス性検討データ」と他の全ての部品との組合せがそれぞれ除外されることが示されている。
次に、干渉チェック対象外の組合せが除外された第1部品群の各部品と第2部品群の各部品との組合せについて、干渉チェックを行う(図2のステップS3)。干渉チェックにあたっては、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較する。干渉チェックにあたっては、サーバコンピュータ2において3D−CADの隙計算プログラムを実行することにより、部品間の最短距離(最短隙)が算出される。図9に、ブレーキパイプA41、ブレーキパイプB42、フューエルパイプA43及びフューエルフィルタ44の各部品の画像表示例を示す。
なお、部品間隙計測ブログラムは、通常のCADで使用されるものを使用するとよい。
本実施形態では、基準距離(基準隙)は、部品の組合せにごとに、第1基準距離と、当該第1基準距離よりも短い第2基準距離とを各々設定してもよい。そして、部品どうしの最短距離が、第1基準距離より長い部品どうしの組合せについては、干渉なし(OK)と判定され、第2基準距離未満の部品どうしの組合せについては、干渉あり(NG)と判定される。また、最短距離が第1基準距離以下、かつ第2基準距離以上の組合せについては、保留(PEND)としてもよいし、更に詳細な基準値と比較してもよい。
なお、互いに取付関係にある部品どうしの組合せについては、基準距離を「0」とし、最短距離が「0以外」の値の場合、すなわち、最短距離がプラスの場合は部品どうしが離間して取り付けできない状態であり、最短距離がマイナスの場合は部品どうしが干渉している状態であり、よって、最短距離が「0以外」の値の場合に、問題ありとして干渉あり(NG)と判定するとよい。
そして、干渉チェック結果の一覧表等が、端末コンピュータユニット3のディスプレイに表示される(図2のステップ4)。
図10に、干渉チェック結果の一覧表の例を示す。図10の一覧表では、例えば、「フューエルパイプA」と「フューエルフィルタ」との組合せについては、最短隙が「−5」ミリメートルであり、マイナスの値となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「NG」となっている。また、「フューエルパイプA」と「ハーネスA」との組合せについては、最短隙が「25」ミリメートルであり、第1基準距離より大きな値となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「OK」となっている。また、「ブラケットA」と「ブレーキパイプA」との組合せについては、最短隙が「15」ミリメートルであり、第1基準距離以下、かつ第2基準距離以上の値となっている。このため、干渉チェックの判定(隙判定)は「PEND(保留)」となっている。
図10に示す一覧表には、図5に示した除外される組合せは表示されない。すなわち、干渉チェック対象外の組合せが除外されている。このため、干渉チェックを詳細に評価すべき部品の組合せを絞り込むことが容易となる。その結果、この一覧表により設計管理を行う設計者の負担が軽減される。
上述した実施形態においては、本発明を所定の条件で構成した例について説明したが、本発明は種々の変更及び変形を行うことができる。例えば、上述した実施形態では、干渉チェック結果を一覧表で表示する例について説明したが、本発明では、干渉チェック結果の表示形態はこれに限定されない。例えば、マトリクス形式で表示してもよいし、チェック結果の一部分についてのみ表示してもよい。例えば、特定の部品とその周辺部品との干渉チェック結果について選択的に表示するようにしてもよい。
本実施形態の部品干渉チェック装置の構成を示す図である。 本実施形態の部品干渉チェック方法のフローチャートである。 抽出された部品群の例を示す図表である。 部品の組合せを除外するための部品データの例を示す図表である。 除外される組合せの例を示す図表である。 部品の組合せを除外するための部品データの例を示す図表である。 部品の組み付け工程を示す模式図である。 部品の組み付け工程を示す模式図である。 部品の配置関係の画像表示例である。 部品の干渉チェック結果を示す一覧表である。
符号の説明
1 データベース
2 サーバコンピュータ
3 端末コンピュータユニット
10 メインライン
11 第1のサブライン
12 第2のサブライン
41 ブレーキパイプA
42 ブレーキパイプB
43 フューエルパイプA
44 フューエルフィルタ
45 ハーネス

Claims (12)

  1. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記除外手段は、互いに異なる車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
  2. 上記データベースは、部品データに、部品が搭載される車両の仕向地のデータを含み、 上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なる仕向地の車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする請求項1記載の部品干渉チェック装置。
  3. 上記データベースは、部品データに、部品が搭載されるボディタイプのデータを含み、 上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なるボディタイプの車両にそれぞれ搭載される部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の部品干渉チェック装置。
  4. 上記データベースは、部品データに、部品の使用されるエンジンタイプのデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なるタイプのエンジンにそれぞれ使用される部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の部品干渉チェック装置。
  5. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記除外手段は、互いに仕切られた異なる空間内にそれぞれ取り付けられる部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
  6. 上記データベースは、部品データに、部品の取り付けられる場所が車室内か車室外かを識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、車室内に取り付けられる部品と車室外に取り付けられる部品との組合せを除外する、
    ことを特徴とする請求項5記載の部品干渉チェック装置。
  7. 上記データベースは、部品データに、部品の取り付けられる場所がトランク内かトランク外かを識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、トランク内に取り付けられる部品とトランク外に取り付けられる部品との組合せを除外する、
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の部品干渉チェック装置。
  8. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記データベースは、部品データに、部品の組み付け工程順序を識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、特定の部品の組み付け工程順序より後の組み付け工程順序の部品を含む組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
  9. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記データベースは、部品データに、部品が組み付けられる組み立てライン及び当該組み立てラインに合流する複数のサブラインを識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、互いに異なるサブラインでそれぞれ組み付けられる部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
  10. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記データベースは、部品データに、部品が既存の車両に搭載された流用部品か否かを識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、流用部品どうしの組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
  11. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記データベースは、車両を構成しない部品に関する部品データを含み、かつ、部品データに、車両を構成する部品か否かを識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、車両を構成しない部品を含む組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
  12. 車両を構成する部品間の干渉チェックを行うための部品干渉チェック装置であって、
    各部品に関する部品データを格納したデータベースと、
    互いに同一の部品からなる第1部品群及び第2部品群に関する部品データを、それぞれ上記データベースから抽出する抽出手段と、
    上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せの中から、干渉チェック対象外の組合せを除外する除外手段と、
    干渉チェック対象外の組合せが除外された上記第1部品群の各部品と上記第2部品群の各部品との組合せについて、同一部品どうしの組合せを除いて、部品どうしの最短距離と所定の基準距離とを比較して干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    を備え、
    上記データベースは、部品データに、部品が検討中であるか否かを識別するデータを含み、
    上記除外手段は、上記データベースの部品データに基づいて、検討中の部品を含む組合せを除外する、
    ことを特徴とする部品干渉チェック装置。
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