JP5067451B2 - 通信端末、通信方法および通信プログラム - Google Patents

通信端末、通信方法および通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末、通信方法および通信プログラムに関する。
従来、3拠点以上においてフルメッシュ接続が可能な多地点接続端末装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。フルメッシュ接続とは、同じネットワークに属する他の全ての相手と直接通信できる接続形態を意味する。この装置では、全ての接続候補の端末の識別情報リストを、自拠点と接続済みの全端末に送信する。それを受信した各端末は識別情報リストに基づき、自端末と未接続の端末に接続要求を送信する。それを全端末がフルメッシュで接続できるまで繰り返すことによって、多地点のフルメッシュ接続を実現している。
特開2004−341582号公報
しかしながら、特許文献1に記載の多地点接続端末装置では、識別情報を受信したときに、各端末がそれぞれ勝手に未接続の端末に接続要求を送信する。そのため、接続要求が重複してしまい、無駄な通信を生じるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、3拠点以上で効率よくフルメッシュ接続ができる通信端末、通信方法および通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る通信端末は、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末であって、接続先となる2以上の通信端末である接続先端末に対して接続を要求する接続要求信号を送信する接続要求信号第1送信手段と、他拠点の前記通信端末の前記接続要求第1信号送信手段によって送信された前記接続要求信号を受信する接続要求信号受信手段と、前記接続要求信号受信手段によって前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した他拠点の前記通信端末に対して接続を許可する接続許可信号を返信する接続許可信号返信手段と、前記接続先端末の前記接続許可信号返信手段から返信された前記接続許可信号を受信する接続許可信号受信手段と、前記接続許可信号受信手段によって前記接続許可信号を受信した場合、前記接続許可信号の受信順に基づき、前記接続先端末に対して、前記接続要求信号を送信すべき相手の前記通信端末の情報である送信先端末情報と、他拠点から送信される前記接続要求信号を受信すべき場合、送信元の前記通信端末の情報である送信元端末情報とを各々指定する端末指定情報を作成する端末指定情報作成手段と、前記端末指定情報作成手段によって作成された前記端末指定情報を、前記接続先端末に送信する端末指定情報送信手段と、他拠点の前記通信端末の前記端末指定情報送信手段によって送信された前記端末指定情報を受信する端末指定情報受信手段と、前記端末指定情報受信手段によって受信された前記端末指定情報に基づき、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に前記接続要求信号を送信する接続要求信号第2送信手段と、前記端末指定情報受信手段によって受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信手段から送信された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した前記通信端末と接続する接続手段とを備えている。
第1態様に係る通信端末は、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信するものである。接続要求信号第1送信手段は、接続先となる2以上の接続先端末に対して接続要求信号を送信する。接続要求信号受信手段は、他拠点の通信端末の接続要求第1信号送信手段によって送信された接続要求信号を受信する。次いで、接続許可信号返信手段は、接続要求信号受信手段によって接続要求信号を受信した場合、接続要求信号を送信した他拠点の通信端末に対して接続許可信号を返信する。接続許可信号受信手段は、接続先端末の接続許可信号返信手段から返信された接続許可信号を受信する。接続許可信号受信手段が接続許可信号を受信した場合、端末指定情報作成手段は、接続許可信号の受信順に基づき、端末指定情報を作成する。端末指定情報は、送信先端末情報と、送信元端末情報とを各々指定するものである。送信先端末情報は、接続先端末に対して、接続要求信号を送信すべき相手の通信端末の情報である。送信元端末情報は、他拠点から送信される接続要求信号を受信すべき場合、送信元の通信端末の情報である。端末指定情報送信手段は、端末指定情報作成手段によって作成された端末指定情報を、接続先端末に送信する。端末指定情報受信手段は、他拠点の通信端末の端末指定情報送信手段によって送信された端末指定情報を受信する。接続要求信号第2送信手段は、端末指定情報受信手段によって受信された端末指定情報に基づき、送信先端末情報に対応する通信端末に接続要求信号を送信する。接続手段は、端末指定情報受信手段によって受信された端末指定情報の送信元端末情報に基づき、他拠点の接続要求信号第2送信手段から送信された接続要求信号を受信した場合、接続要求信号を送信した通信端末と接続する。これにより、各拠点において、自拠点の端末から接続要求信号を送信すべき送信先端末をそれぞれ指定できるので、接続要求信号が各接続間で重複せず、無駄な通信を無くすことができる。よって、3拠点以上でフルメッシュ接続する場合に、他拠点の通信端末と効率よく接続できる。さらに、端末指定情報は、送信先端末情報のみならず、送信元端末情報も指定するので、どの拠点から送信される接続要求信号を受信すべきであるかを指定できる。これにより、各端末間において、接続要求信号が重複しないので、他拠点の通信端末とより効率よく接続できる。また、端末指定情報作成手段は、接続許可信号の受信順に基づいて、端末指定情報を作成する。これにより、各拠点につき、接続要求信号を送信すべき相手の送信先端末と、他拠点から送信される接続要求信号を受信すべき場合の送信元の送信元端末とを、効率よく振り分けることができる。
また、第1態様において、前記端末指定情報作成手段が作成する前記端末指定情報では、前記受信順が早い方の前記接続先端末を前記送信先端末に指定し、前記受信順が遅い方の前記接続先端末を前記送信元端末に指定してもよい。これにより、接続許可信号の返信が早ければ早いほど、端末指定情報において、その接続先端末に指定される送信先端末情報は減少し、送信元端末情報は増える。よって、接続許可信号を早く返信した方の接続先端末は、他拠点から送信される接続要求信号を待っていればよいので、接続許可信号を相手に送信する手間を軽減できる。
また、第1態様において、前記送信先端末情報および前記送信元端末情報は、前記接続許可信号を送信すべき相手の前記通信端末との接続、および前記接続許可信号の送信元の前記通信端末との接続を認証するための認証情報を含み、前記接続要求信号第2送信手段は、前記接続要求信号と併せて、前記認証情報を、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に送信し、前記接続手段は、前記端末指定情報受信手段によって受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信手段から送信された前記接続要求信号を受信し、かつ前記送信元端末情報に含まれる前記認証情報と、他拠点の前記接続要求信号第2送信手段から送信された前記認証情報とが一致した場合のみ、前記送信元端末と接続してもよい。つまり、接続手段は、端末指定情報受信手段によって受信された端末指定情報の送信元端末情報に基づき、他拠点の接続要求信号第2送信手段から送信された接続要求信号を受信しただけでは、接続しない。送信元端末情報に含まれる認証情報と、他拠点の接続要求信号第2送信手段から送信された認証情報とが一致した場合のみ、その送信元端末と接続する。これにより、故意に送信元端末になりすまして接続要求信号を送信した通信端末との接続を防止できる。
本発明の第2態様に係る通信方法は、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末によって行われる通信方法であって、接続先となる2以上の通信端末である接続先端末に対して接続を要求する接続要求信号を送信する接続要求信号第1送信ステップと、他拠点の前記通信端末の前記接続要求第1信号送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信する接続要求信号受信ステップと、前記接続要求信号受信ステップにおいて前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した他拠点の前記通信端末に対して接続を許可する接続許可信号を返信する接続許可信号返信ステップと、前記接続先端末の前記接続許可信号返信ステップにおいて返信された前記接続許可信号を受信する接続許可信号受信ステップと、前記接続許可信号受信ステップにおいて前記接続許可信号を受信した場合、前記接続許可信号の受信順に基づき、前記接続先端末に対して、前記接続要求信号を送信すべき相手の前記通信端末の情報である送信先端末情報と、他拠点から送信される前記接続要求信号を受信すべき場合、送信元の前記通信端末の情報である送信元端末情報とを各々指定する端末指定情報を作成する端末指定情報作成ステップと、前記端末指定情報作成ステップにおいて作成された前記端末指定情報を、前記接続先端末に送信する端末指定情報送信ステップと、他拠点の前記通信端末の前記端末指定情報送信ステップにおいて送信された前記端末指定情報を受信する端末指定情報受信ステップと、前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報に基づき、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に前記接続要求信号を送信する接続要求信号第2送信ステップと、前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した前記通信端末と接続する接続ステップとを備えている。
第2態様に係る通信方法は、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末によって行われる。まず、接続要求信号第1送信ステップにおいて、接続先となる2以上の接続先端末に対して接続要求信号を送信する。接続要求信号受信ステップにおいて、他拠点の通信端末の接続要求第1信号送信ステップにおいて送信された接続要求信号を受信する。次いで、接続要求信号受信ステップにおいて接続要求信号を受信した場合、接続許可信号返信ステップにおいて、接続要求信号を送信した他拠点の通信端末に対して接続許可信号を返信する。接続許可信号受信ステップにおいて、接続先端末の接続許可信号返信ステップにおいて返信された接続許可信号を受信する。次いで、接続許可信号受信ステップにおいて前記接続許可信号を受信した場合、端末指定情報作成ステップにおいて、接続許可信号の受信順に基づき、端末指定情報を作成する。端末指定情報は、送信先端末情報と、送信元端末情報とを各々指定するものである。送信先端末情報は、接続先端末に対して、接続要求信号を送信すべき相手の通信端末の情報である。送信元端末情報は、他拠点から送信される接続要求信号を受信すべき場合、送信元の通信端末の情報である。端末指定情報送信ステップにおいて、端末指定情報作成ステップにおいて作成された端末指定情報を、接続先端末に送信する。端末指定情報受信ステップにおいて、他拠点の通信端末の端末指定情報送信ステップにおいて送信された端末指定情報を受信する。接続要求信号第2送信ステップにおいて、端末指定情報受信ステップにおいて受信された端末指定情報に基づき、送信先端末情報に対応する通信端末に接続要求信号を送信する。そして、接続ステップにおいて、端末指定情報受信ステップにおいて受信された端末指定情報の送信元端末情報に基づき、他拠点の接続要求信号第2送信ステップにおいて送信された接続要求信号を受信した場合、接続要求信号を送信した通信端末と接続する。これにより、各拠点において、自拠点の端末から接続要求信号を送信すべき送信先端末をそれぞれ指定できるので、接続要求信号が各接続間で重複せず、無駄な通信を無くすことができる。よって、3拠点以上でフルメッシュ接続する場合に、他拠点の通信端末と効率よく接続できる。さらに、端末指定情報は、送信先端末情報のみならず、送信元端末情報も指定するので、どの拠点から送信される接続要求信号を受信すべきであるかを指定できる。これにより、各端末間において、接続要求信号が重複しないので、他拠点の通信端末とより効率よく接続できる。また、端末指定情報作成手段は、接続許可信号の受信順に基づいて、端末指定情報を作成する。これにより、各拠点につき、接続要求信号を送信すべき相手の送信先端末と、他拠点から送信される接続要求信号を受信すべき場合の送信元の送信元端末とを、効率よく振り分けることができる。
本発明の第3態様に係る通信プログラムは、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末の動作を制御する通信プログラムであって、コンピュータに、接続先となる2以上の通信端末である接続先端末に対して接続を要求する接続要求信号を送信する接続要求信号第1送信ステップと、他拠点の前記通信端末の前記接続要求第1信号送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信する接続要求信号受信ステップと、前記接続要求信号受信ステップにおいて前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した他拠点の前記通信端末に対して接続を許可する接続許可信号を返信する接続許可信号返信ステップと、前記接続先端末の前記接続許可信号返信ステップにおいて返信された前記接続許可信号を受信する接続許可信号受信ステップと、前記接続許可信号受信ステップにおいて前記接続許可信号を受信した場合、前記接続許可信号の受信順に基づき、前記接続先端末に対して、前記接続要求信号を送信すべき相手の前記通信端末の情報である送信先端末情報と、他拠点から送信される前記接続要求信号を受信すべき場合、送信元の前記通信端末の情報である送信元端末情報とを各々指定する端末指定情報を作成する端末指定情報作成ステップと、前記端末指定情報作成ステップにおいて作成された前記端末指定情報を、前記接続先端末に送信する端末指定情報送信ステップと、他拠点の前記通信端末の前記端末指定情報送信ステップにおいて送信された前記端末指定情報を受信する端末指定情報受信ステップと、前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報に基づき、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に前記接続要求信号を送信する接続要求信号第2送信ステップと、前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した前記通信端末と接続する接続ステップとを実行させることを特徴とする。
第3態様に係る通信プログラムは、コンピュータに実行させるものであって、3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末の動作を制御するものである。まず、接続要求信号第1送信ステップにおいて、接続先となる2以上の接続先端末に対して接続要求信号を送信する。接続要求信号受信ステップにおいて、他拠点の通信端末の接続要求第1信号送信ステップにおいて送信された接続要求信号を受信する。次いで、接続要求信号受信ステップにおいて接続要求信号を受信した場合、接続許可信号返信ステップにおいて、接続要求信号を送信した他拠点の通信端末に対して接続許可信号を返信する。接続許可信号受信ステップにおいて、接続先端末の接続許可信号返信ステップにおいて返信された接続許可信号を受信する。次いで、接続許可信号受信ステップにおいて前記接続許可信号を受信した場合、端末指定情報作成ステップにおいて、接続許可信号の受信順に基づき、端末指定情報を作成する。端末指定情報は、送信先端末情報と、送信元端末情報とを各々指定するものである。送信先端末情報は、接続先端末に対して、接続要求信号を送信すべき相手の通信端末の情報である。送信元端末情報は、他拠点から送信される接続要求信号を受信すべき場合、送信元の通信端末の情報である。端末指定情報送信ステップにおいて、端末指定情報作成ステップにおいて作成された端末指定情報を、接続先端末に送信する。端末指定情報受信ステップにおいて、他拠点の通信端末の端末指定情報送信ステップにおいて送信された端末指定情報を受信する。接続要求信号第2送信ステップにおいて、端末指定情報受信ステップにおいて受信された端末指定情報に基づき、送信先端末情報に対応する通信端末に接続要求信号を送信する。そして、接続ステップにおいて、端末指定情報受信ステップにおいて受信された端末指定情報の送信元端末情報に基づき、他拠点の接続要求信号第2送信ステップにおいて送信された接続要求信号を受信した場合、接続要求信号を送信した通信端末と接続する。これにより、各拠点において、自拠点の端末から接続要求信号を送信すべき送信先端末をそれぞれ指定できるので、接続要求信号が各接続間で重複せず、無駄な通信を無くすことができる。よって、3拠点以上でフルメッシュ接続する場合に、他拠点の通信端末と効率よく接続できる。さらに、端末指定情報は、送信先端末情報のみならず、送信元端末情報も指定するので、どの拠点から送信される接続要求信号を受信すべきであるかを指定できる。これにより、各端末間において、接続要求信号が重複しないので、他拠点の通信端末とより効率よく接続できる。また、端末指定情報作成手段は、接続許可信号の受信順に基づいて、端末指定情報を作成する。これにより、各拠点につき、接続要求信号を送信すべき相手の送信先端末と、他拠点から送信される接続要求信号を受信すべき場合の送信元の送信元端末とを、効率よく振り分けることができる。
通信システム1の構成を示すブロック図である。 通信端末3の電気的構成を示すブロック図である。 接続済端末リスト40の概念図である。 端末指定リスト51の概念図である。 端末指定リスト52の概念図である。 端末指定リスト53の概念図である。 通信システム1の通信手順を示す図である。 多地点接続処理のフローチャートである。 多地点接続開始処理のフローチャートである。 接続要求受信処理のフローチャートである。 認証キー割り当てリスト61の概念図である。 端末指定リスト71の概念図である。 端末指定リスト72の概念図である。 端末指定リスト73の概念図である。 第1変形例における多地点接続開始処理のフローチャートである。 第1変形例における接続要求受信処理のフローチャートである。 第2変形例における多地点接続開始処理のフローチャートである。
以下、本発明の通信端末を具現化した一実施の形態である通信端末3〜6を備えた通信システム1について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、通信システム1の構成について、図1を参照して説明する。通信システム1は、4つの拠点にそれぞれ設置する通信端末3、4、5、6を備えている。通信端末3〜6は、ネットワーク(図示外)を介して他の端末と接続し、映像、音声等の各種データの通信を行うことで、遠隔会議を可能とする。通信端末3〜6は、端末のユーザ間で通話を実行させる機能(IP電話機能)を少なくとも備えている。IP電話機能を実現するための呼制御プロトコルとして、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)が用いられる。通信端末3〜6は、専用端末の他、据え置き型のパーソナルコンピュータ、携帯端末等が利用可能である。
通信端末3〜6には、識別情報がそれぞれ割り当てられている。SIPにおいては、SIPアドレスが識別情報に相当する。例えば、図1に示すように、通信端末3には「001」、通信端末4には「002」、通信端末5には「003」、通信端末6には「004」が割り当てられている。ユーザは、SIPアドレスを指定し、特定のユーザの通信端末を呼び出すことで、特定のユーザと通話を行う。
本実施形態の通信システム1は、各端末に対して、接続要求信号を送信すべき端末と受信すべき送信元の端末とをそれぞれ指定することで、同じネットワークに属する全ての通信端末3〜6が相互に接続する「多地点フルメッシュ接続」を効率よく実現できる。
次に、通信端末3の電気的構成について、図2を参照して説明する。他の通信端末4〜6は、通信端末3と同じ構成であるので説明を省略する。通信端末3は、通信端末3の制御を司るCPU10を備えている。CPU10には、ROM11、RAM12、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)13、および入出力インターフェース19が、バス18を介して接続されている。
ROM11は、通信端末3を動作させるためのプログラムおよび初期値等を記憶している。RAM12は、制御プログラム及び本発明の通信プログラムで使用される各種の情報を一時的に記憶する。HDD13は、制御プログラム等の各種の情報を記憶する不揮発性の記憶装置である。HDD13の代わりに、EEPROMまたはメモリカード等の記憶装置を用いてもよい。
入出力インターフェース19には、音声入力処理部21、音声出力処理部22、映像入力処理部23、映像出力処理部24、操作部25、および外部通信I/F26が接続されている。音声入力処理部21は、音声を入力するマイク31からの音声データの入力を処理する。音声出力処理部22は、音声を出力するスピーカ32の動作を処理する。映像入力処理部23は、映像を撮像するカメラ33からの画像データの入力を処理する。映像出力処理部24は、画像を表示画面(図示外)に表示する表示装置34の動作を処理する。操作部25は、ユーザが通信端末3に各種指示を入力するために用いられる。外部通信I/F26は、通信端末3をネットワーク(図示外)に接続する。
次に、接続済端末リスト40について、図3を参照して説明する。接続済端末リスト40は、自拠点と接続が完了した通信端末を管理する。接続済端末リスト40は、HDD13(図2参照)に記憶されている。接続済端末リスト40には、接続済みの端末(接続済端末)を識別する識別情報として、例えば、通信端末のSIPアドレスが登録される。登録する識別情報は、端末を識別できるものであればよく、SIPアドレス以外にも、IPアドレス、マックアドレス等を用いてもよい。
図3に示す例では、自拠点の通信端末3に対して、通信端末4、5、6の順に接続が完了した場合の接続済端末リスト40を示している。この場合、接続済端末リスト40には、上から順に、通信端末4のSIPアドレス=「002」、通信端末5のSIPアドレス=「003」、通信端末6のSIPアドレス=「004」が各々登録される。
次に、端末指定リストについて説明する。端末指定リストは、多地点フルメッシュ接続を最初に指示する端末である「多地点接続開始端末」にて、多地点接続開始端末と接続する接続先端末ごとにそれぞれ作成される。端末指定リストでは、接続要求信号を送信すべき端末である「送信先端末」と、接続要求信号を受信すべき相手の端末である「送信元端末」とがそれぞれ指定される。通信システム1を構成する各端末間において、接続要求信号を送信する側と、受信する側とを予め指定することで、接続要求信号が互いに重複しないように調整できる。なお、送信先端末と送信元端末の指定方法については、後述する。
例えば、通信端末3が多地点接続開始端末である場合、その通信端末3において、通信端末3の接続先端末である通信端末4〜6に対して、図4〜図6に示す端末指定リスト51〜53が作成される。端末指定リスト51(図4参照)は、通信端末4に対して作成されるものの一例である。端末指定リスト52(図5参照)は、通信端末5に対して作成されるものの一例である。端末指定リスト53(図6参照)は、通信端末6に対して作成されるものの一例である。
端末指定リスト51の内容について、図4を参照して説明する。端末指定リスト51には、送信先端末アドレス欄51Aと、送信元端末アドレス欄51Bとが各々設けられている。送信先端末アドレス欄51Aには、送信先端末のSIPアドレスが登録される。送信元端末アドレス欄51Bには、送信元端末のSIPアドレスが登録される。送信先端末アドレス欄51Aには、何も登録されていない。送信元端末アドレス欄51Bには、「003」「004」が登録されている。従って、通信端末4は、接続要求信号を送信する必要はなく、通信端末5、6から送信される接続要求信号を受信すればよいことを意味する。
端末指定リスト52の内容について、図5を参照して説明する。端末指定リスト52にも同様に、送信先端末アドレス欄52Aと、送信元端末アドレス欄52Bとが各々設けられている。例えば、送信先端末アドレス欄52Aには、「002」が登録されている。送信元端末アドレス欄52Bには、「004」が登録されている。従って、通信端末5は、接続要求信号を通信端末4に送信すると共に、通信端末6から送信される接続要求信号を受信すればよいことを意味する。
端末指定リスト53の内容について、図6を参照して説明する。端末指定リスト53にも、送信先端末アドレス欄53Aと、送信元端末アドレス欄53Bとが各々設けられている。例えば、送信先端末アドレス欄53Aには、「002」「003」が登録されている。送信元端末アドレス欄53Bには、何も登録されていない。従って、通信端末6は、接続要求信号を通信端末4、5に送信すればよく、他拠点からは接続要求信号が送信されないことを意味する。
そして、通信端末4〜6において、これら端末指定リスト51〜53に従って、接続要求信号が他拠点の通信端末に送信、又は受信される。これによって、各端末間において接続要求信号が重複しないようにできる。
次に、通信システム1の多地点フルメッシュ接続の通信手順について、図7を参照して説明する。ここでは、多地点フルメッシュ接続の通信手順を、第1ステップから第6ステップの6段階に分けて説明する。なお、図7では、紙面の都合上、通信端末3を「端3」、通信端末4を「端4」、通信端末5を「端5」、通信端末6を「端6」と略している。また、通信端末3を多地点接続開始端末として説明する。
まず、第1ステップにおいて、通信端末3から通信端末4〜6に対して接続要求信号がそれぞれ送信される。
次に、第2ステップにおいて、接続要求信号を受信した通信端末4〜6から、接続要求信号の送信元である通信端末3に対して、接続を許可する接続許可信号が返信される。これにより、通信端末3と通信端末4、通信端末5、通信端末6が各々接続される。
次に、第3ステップにおいて、通信端末3では、通信端末4〜6からそれぞれ送信された各接続許可信号の受信順に基づき、端末指定リスト51〜53(図4〜図6参照)がそれぞれ作成される。そして、通信端末4には、端末指定リスト51(図4参照)が送信され、通信端末5には、端末指定リスト52(図5参照)が送信され、通信端末6には、端末指定リスト53(図6参照)が送信される。
次に、第4ステップにおいて、通信端末4〜6において、端末指定リスト51〜53に基づき、接続要求信号の送信、又は受信が行われる。通信端末4では、通信端末5、6から送信される接続要求信号を受信するだけである。通信端末5では、通信端末4に対して接続要求信号が送信され、通信端末6から送信される接続要求信号を受信する。通信端末6では、通信端末5、6に対して接続要求信号が送信される。このように、各端末間において、接続要求信号が重複せず、効率よく接続できるので、無駄な通信を無くすことができる。
次に、第5ステップにおいて、接続要求信号を受信した通信端末4、5では、端末指定リスト51、52に基づき、接続要求信号を送信した送信元端末に対して、接続許可信号がそれぞれ返信される。即ち、通信端末4から通信端末5、6に接続許可信号が返信される。通信端末5から通信端末6に接続要求信号が返信される。
最後に、第6ステップにおいて、通信端末4と通信端末5、通信端末4と通信端末6、通信端末5と通信端末6が接続される。第2ステップで接続が完了した箇所と合わせ、通信システム1の多地点フルメッシュ接続が完了する。このように、接続要求信号が全く重複せず、効率よく短時間で接続できるので、無駄な通信を無くすことができる。
次に、多地点フルメッシュ接続を実現するために、各端末のCPU10によって実行される多地点接続処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。本処理は、例えば、電源がオンされると、HDD13(図2参照)に記憶されている多地点接続プログラム(本発明の「通信プログラム」に相当)が呼び出されて実行される。なお、本処理の起動は、電源オンに限らず、所定の操作で実行するようにしてもよい。
まず、多地点接続開始処理が起動される(S1)。多地点接続開始処理は、自拠点の端末が多地点接続開始端末として機能する場合に、端末指定リストを作成し、各接続先端末に送信するまでの処理である。次いで、接続要求受信処理が起動される(S2)。接続要求受信処理は、多地点接続開始端末から接続要求信号を受信し、多地点接続開始端末から送信される端末指定リストに基づき、接続要求信号を他拠点の端末に送信、又は受信することで、各端末間の接続を確立する処理である。なお、S1の多地点接続開始処理は、図7の第1、第3ステップを実行する処理であり、S2の接続要求受信処理は、図7の第2、第4〜第6ステップを実行する処理である。S3の処理については後述する。
次に、多地点接続開始処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。まず、多地点接続の開始の指示があったか否かが判断される(S10)。例えば、表示装置34の表示画面に表示された多地点接続開始ボタン(図示外)をマウスでクリックすると、多地点接続の開始の指示があったと判断される。多地点接続の開始の指示がない場合(S10:NO)、S10に戻って、待機状態となる。
多地点接続の開始の指示があった場合(S10:YES)、通信端末3が多地点接続開始端末となり、通信端末4〜6が接続先端末となる。接続先端末は、HDD31(図2参照)に記憶された接続先端末リスト(図示外)によって特定される。接続先端末リストには、通信端末3と多地点フルメッシュ接続を行う端末の識別情報(例えば、SIPアドレス)が予め登録されている。従って、接続先端末リストに登録された通信端末4〜6に対して、接続要求信号が送信される(S11、図7の第1ステップ)。接続要求信号を受信した通信端末4〜6では、通信端末3に対して接続を許可するために、接続許可信号を通信端末3に返信する(図7の第2ステップ)。
次いで、通信端末4〜6から接続許可信号を受信したか否かが判断される(S12)。接続許可信号を受信するまでは(S12:NO)、S12に戻り、待機状態となる。接続許可信号を受信した場合(S12:YES)、その接続許可信号を送信した通信端末のSIPアドレスが、接続済端末リスト40(図3参照)に登録される(S13)。
さらに、全ての接続先端末から接続許可信号を受信したか否かが判断される(S14)。ここでは、HDD31(図2参照)に記憶された接続先端末リスト(図示外)のSIPアドレスと、HDD31に記憶された接続済端末リスト40(図3参照)のSIPアドレスとが全て一致しているか否かで判断される。接続許可信号を受信していない接続先端末がある場合(S14:NO)、S12に戻り、引き続き、接続許可信号を受信したか否かが判断される。
そして、接続許可信号を受信した場合は(S12:YES)、その接続許可信号を送信した通信端末のSIPアドレスが、接続済端末リスト40(図3参照)に同様に登録される(S13)。全ての接続先端末から接続許可信号を受信した場合(S14:YES)、通信端末4、5、6の端末指定リスト51、52、53が各々作成される(S15)。
ここで、端末指定リスト51〜53の作成方法について説明する。各端末指定リスト51〜53において、通信端末4〜6を、送信先端末と送信元端末とにそれぞれ振り分ける。この処理は、接続先端末から送信される接続許可信号の受信順に基づいて行われる。受信順が早い方の接続先端末を「送信先端末」に指定し、受信順が遅い方の接続先端末を「送信元端末」に指定する。
例えば、通信端末3において、接続許可信号を通信端末4、5、6の順に受信した場合、接続許可信号の受信順が最も早い通信端末4を「送信先端末」に指定し、受信順が最も遅い通信端末6を「送信元端末」に指定する。残りの通信端末5については、通信端末5よりも受信順が早い通信端末4の端末指定リスト51(図4参照)では、「送信元端末」に指定する。通信端末5よりも受信順が遅い通信端末6の端末指定リスト53(図6参照)では、「送信先端末」に指定する。このような条件で、「送信先端末」と「送信元端末」を指定する。
図4に示すように、通信端末4の端末指定リスト51では、送信先端末は自分自身(通信端末4)であるので、送信先端末アドレス欄51Aには、何も登録されない。送信元端末アドレス欄51Bには、通信端末5、6のSIPアドレス「003」「004」が登録される。このようにして端末指定リスト51が作成され、HDD31(図2参照)に記憶される。
図5に示すように、通信端末5の端末指定リスト52では、送信先端末アドレス欄52Aに、通信端末3のSIPアドレス「002」が登録される。送信元端末アドレス欄52Bに、通信端末6のSIPアドレス「004」が登録される。このようにして端末指定リスト52が作成され、HDD31(図2参照)に記憶される。
図6に示すように、通信端末6の端末指定リスト53では、送信先端末アドレス欄53Aに、通信端末4、5のSIPアドレス「002」「003」が登録される。送信元端末は自分自身(通信端末6)であるので、送信元端末アドレス欄53Bには、何も登録されない。このようにして端末指定リスト53が作成され、HDD31(図2参照)に記憶される。
そして、HDD31(図2参照)に記憶された端末指定リスト51〜53が、通信端末4〜6に各々送信される(S16、図7の第3ステップ)。端末指定リスト51は通信端末4に送信され、端末指定リスト52は通信端末5に送信され、端末指定リスト53は通信端末6に送信される。こうして、多地点接続開始処理が終了する。
次に、接続要求受信処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。本処理では、まず、他拠点の端末から接続要求信号、端末指定リスト、若しくは接続許可信号を受信したか否か判断される(S21、S29、S30)。接続要求信号、端末指定リスト、接続許可信号の何れも受信しない場合は(S21:NO、S29:NO、S30:NO)、S21に戻って、引き続き、これらの情報を受信したか判断される。
まず、接続要求信号を受信した場合について説明する。他拠点の端末から接続要求信号を受信した場合(S21:YES)、多地点接続開始端末から送信された端末指定リストが、HDD31(図2参照)に記憶されているか否かが判断される(S22)。端末指定リストが記憶されていない場合は(S22:NO)、接続要求信号の送信元である端末に対して、接続許可信号が返信される。(S23)。例えば、多地点接続開始端末から接続要求信号を受信し、その多地点接続開始端末に対して接続許可信号を返信する場合がこれに該当する(図7の第2ステップ参照)。その後、S21に戻り、次に、接続要求信号、端末指定リスト、若しくは接続許可信号を受信したか判断される。
一方、他拠点の端末から接続要求信号を受信し(S21:YES)、多地点接続開始端末から送信された端末指定リストがHDD31(図2参照)に既に記憶されている場合(S22:YES)、接続要求信号を送信した送信元端末のSIPアドレスが、端末指定リストの送信元端末アドレス欄に存在しているか否か判断される(S24)。例えば、通信端末4において、端末指定リスト51(図4参照)の送信元端末アドレス欄51Bには、「003」「004」が記憶されている。
従って、接続要求信号を送信した送信元が、通信端末5又は通信端末6であった場合(S24:YES)、SIPアドレスが一致するので、その送信元端末に対して接続許可信号が返信される(S25、図7の第5ステップ参照)。接続許可信号を返信した場合、その端末間において接続が完了する。よって、接続許可信号の送信元である通信端末のSIPアドレスが接続済端末リスト40に登録される(S26)。
これに対し、接続要求信号の送信元のSIPアドレスが送信元端末アドレス欄51Bになかった場合(S24:NO)、その端末から接続要求信号を受信すべきでないので、何もせずに、S21に戻り、次に、接続要求信号、端末指定リスト、接続許可信号を受信するまで処理が繰り返される。
次に、端末指定リストを受信した場合について説明する。多地点接続開始端末から端末指定リストを受信した場合(S21:NO、S29:YES)、その端末リストがHDD31(図2参照)に記憶されると共に、その端末指定リストで指定された送信先端末に対して、接続要求信号が送信される(S31)。例えば、通信端末5において、端末指定リスト52の送信先端末アドレス欄52A(図5参照)には、通信端末4のSIPアドレスが登録されている。よって、通信端末4に対して接続要求信号が送信される。
次に、接続許可信号を受信した場合について説明する。例えば、端末指定リストに基づき、他拠点の端末に接続要求信号を送信した後で、その端末から接続要求信号を受信した場合(S21:NO、S29:NO、S30:YES)、その端末間において接続が完了する。よって、接続許可信号の送信元である通信端末のSIPアドレスが接続済端末リスト40に登録される(S32)。
このようにして、接続要求信号、端末指定リスト、又は接続要求信号を受信し、受信した情報に応じて各処理がなされると、自拠点の接続済端末リスト40と、HDD31(図2参照)に記憶された端末指定リストとに基づき、全ての送信先端末から接続許可信号を受信したか否かが判断される(S27)。例えば、端末指定リストの送信先端末アドレス欄に登録されたSIPアドレスのうち、接続済端末リスト40に登録されていないSIPアドレスがある場合、接続許可信号を受信していない送信先端末がある。この場合(S27:NO)、S21に戻り、全ての送信先端末から接続許可信号を受信するまで、処理が繰り返される。
そして、全ての送信先端末から接続許可信号を受信した場合(S27:YES)、続いて、自拠点のHDD31(図2参照)に記憶された端末指定リストに基づき、全ての送信元端末から接続要求信号を受信したか否かが判断される(S28)。接続要求信号を受信していない送信元端末がある場合(S28:NO)、S21に戻り、全ての送信元端末から接続許可信号を受信するまで処理が繰り返される。そして、全ての送信元端末から接続要求信号を受信した場合(S28:YES)、端末指定リストに基づき、接続要求信号および接続許可信号を全て受信したことになるので、接続要求受信処理が終了する。
そして、図8に示すフローに戻り、多地点接続処理においては、S1、S2において起動された多地点接続開始処理と、接続要求受信処理との両方が終了したか否かが判断される(S3)。両方の処理が終了していない場合は(S3:NO)、多地点フルメッシュ接続は完了していないので、S3に戻り、待機状態となる。両方の処理が終了している場合は(S3:YES)、図7の第6ステップに示すように、全ての端末間において接続が確立しているので、多地点接続処理は終了する。こうして、多地点フルメッシュ接続が完了する。
以上の説明において、図9のS11の処理を実行するCPU10が本発明の「接続要求信号第1送信手段」に相当し、S12の処理を実行するCPU10が本発明の「接続許可信号受信手段」に相当し、S15の処理を実行するCPU10が本発明の「端末指定情報作成手段」に相当し、S16の処理を実行するCPU10が本発明の「端末指定情報送信手段」に相当する。図10のS21の処理を実行するCPU10が本発明の「接続要求信号受信手段」に相当し、S23の処理を実行するCPU10が本発明の「接続許可信号返信手段」に相当し、S29の処理を実行するCPU10が本発明の「端末指定情報受信手段」に相当し、S31の処理を実行するCPU10が本発明の「接続要求信号第2送信手段」に相当し、S25の処理を実行するCPU10が本発明の「接続手段」に相当する。
以上説明したように、本実施形態の通信システム1では、多地点接続開始端末において、多地点接続開始端末の接続先端末に対して、端末指定リストが接続先端末ごとにそれぞれ作成される。端末指定リストでは、接続要求信号を送信すべき端末である「送信先端末」と、接続要求信号を受信すべき相手の端末である「送信元端末」とがそれぞれ指定される。これら端末指定リストは、各接続先端末に送信される。接続先端末は、多地点接続開始端末から受信した端末指定リストに基づき、他拠点に対して接続要求信号を送信、又は受信する。これにより、各端末間において接続要求信号が重複せず、各端末間を効率よく短時間で接続できるので、無駄な通信を無くすことができる。
また、本実施形態では特に、端末指定リストにおいて、接続先端末からそれぞれ送信された接続許可信号の受信順に基づき、送信先端末と送信元端末とを指定する。具体的には、受信順が早い方の接続先端末を「送信先端末」に指定し、受信順が遅い方の接続先端末を「送信元端末」に指定する。これにより、「送信先端末」と「送信元端末」の指定が効率よく簡単にできる。また、多地点接続開始端末に対して接続許可信号を早く返信した接続先端末については、接続要求信号を送信すべき送信先端末が少なくなるので、接続要求信号を送信する処理を軽減できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態において、多地点接続開始端末において作成される端末リストでは、送信先端末の識別情報と、送信元端末の識別情報とが登録されている。例えば、図5に示す端末指定リスト52では、送信先端末アドレス欄52Aと、送信元端末アドレス欄52Bとに、各端末のSIPアドレスのみが登録されている。
そこで、例えば、接続先端末間の各接続について、接続を認証するための「認証キー」をそれぞれ割り当てる。そして、その認証キーを含めた端末指定リストを作成する。さらに、各接続先端末において、接続要求信号と共に送信された認証キーと、端末指定リストに含まれた認証キーとの一致を確認して接続する。これにより、自拠点と接続すべき端末に成りすました他端末との接続を確実に拒否できる。
そこで、このような認証キーを含めた端末指定リストを用いて多地点フルメッシュ接続を実現する本発明の第1変形例について説明する。なお、第1変形例は、上記実施形態の端末指定リストの構造の一部と、多地点接続開始処理の一部と、接続要求処理の一部とが異なるのみで、その他は上記実施形態と同じである。よって、異なる部分を中心に説明する。CPU10によって実行される処理について、上述のフローと同じ処理については、同じステップ番号を付して説明する。
まず、認証キー割り当てリスト61について、図11を参照して説明する。認証キー割り当てリスト61は、多地点接続開始端末のHDD31(図2参照)に記憶されている。認証キー割り当てリスト61では、通信端末3の接続先端末である通信端末4〜6の各接続態様に対して、認証キーが対応付けられて各々設定されている。
例えば、通信端末4(SIPアドレス「002」)と通信端末5(SIPアドレス「003」)との接続に対しては、認証キー「1111」が割り当てられている。通信端末4(SIPアドレス「002」)と通信端末6(SIPアドレス「004」)との接続に対しては、認証キー「2222」が割り当てられている。通信端末5(SIPアドレス「003」)と通信端末6(SIPアドレス「004」)との接続に対しては、認証キー「3333」が割り当てられている。
次に、認証キーを含めた端末指定リストについて、図12〜図14を参照して説明する。図12の端末指定リスト71は、通信端末4に対して作成されるものであり、図4の端末指定リスト51に対して、認証キーを付与したものである。図13の端末指定リスト73は、通信端末5に対して作成されるものであり、図5の端末指定リスト52に対して、認証キーを付与したものである。図14の端末指定リスト73は、通信端末6に対して作成されるものであり、図6の端末指定リスト53に対して、認証キーを付与したものである。
図12に示す端末指定リスト71には、送信先端末情報欄71Aと、送信元端末情報欄71Bとが各々設けられている。送信先端末情報欄71Aには何も登録されていない。送信元端末情報欄71Bには、通信端末5、6のSIPアドレス「003」「004」に加え、各アドレスに対応する認証キーが対応して登録されている。
図11の認証キー割り当てリスト61を参照すると、通信端末4(SIPアドレス「002」)と通信端末5(SIPアドレス「003」)との接続には、認証キー「1111」が割り当てられている。通信端末4(SIPアドレス「002」)と通信端末6(SIPアドレス「004」)との接続には、認証キー「2222」が割り当てられている。よって、送信元端末情報欄71Bには、SIPアドレス「003」に対して認証キー「1111」が設定され、SIPアドレス「004」に対して認証キー「2222」が設定されている。
図13に示す端末指定リスト72にも、送信先端末情報欄72Aと、送信元端末情報欄72Bとが各々設けられている。送信先端末情報欄72Aには、通信端末4のSIPアドレス「002」に加え、そのアドレスに対応する認証キーが登録されている。送信元端末情報欄72Bには、通信端末6のSIPアドレス「004」に加え、そのアドレスに対応する認証キーが登録されている。
図11の認証キー割り当てリスト61を参照すると、通信端末5(SIPアドレス「003」)と通信端末4(SIPアドレス「002」)との接続には、認証キー「1111」が割り当てられている。通信端末5(SIPアドレス「003」)と通信端末6(SIPアドレス「004」)との接続には、認証キー「3333」が割り当てられている。よって、送信先端末情報欄72Aには、SIPアドレス「002」に対して認証キー「1111」が設定されている。送信元端末情報欄72Bには、SIPアドレス「004」に対して認証キー「3333」が設定されている。
図14に示す端末指定リスト73にも、送信先端末情報欄73Aと、送信元端末情報欄73Bとが各々設けられている。送信先端末情報欄73Aには、通信端末4、5のSIPアドレス「002」「003」に加え、各アドレスに対応する認証キーが対応して登録されている。送信元端末情報欄73Bには何も登録されていない。
図11の認証キー割り当てリスト61を参照すると、通信端末6(SIPアドレス「004」)と通信端末4(SIPアドレス「002」)との接続には、認証キー「2222」が割り当てられている。通信端末6(SIPアドレス「004」)と通信端末5(SIPアドレス「003」)との接続には、認証キー「3333」が割り当てられている。よって、送信先端末情報欄73Aには、SIPアドレス「002」に対して認証キー「2222」が設定され、SIPアドレス「003」に対して認証キー「3333」が設定されている。
次に、第1変形例におけるCPU10の多地点接続開始処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。本処理は、上記実施形態の図9のフローと同様に、S10〜S14の処理が同様に実行される。そして、全ての接続先端末から接続許可信号を受信したと判断された場合(S14:YES)、認証キーを含む端末指定リスト71〜73が作成される(S35)。端末指定リスト71〜73において、送信先端末と送信元端末の指定は、上記実施形態と全く同じであるが、各SIPアドレスに対して認証キーが付与される点が異なる。そして、端末指定リスト71は通信端末4に送信され、端末指定リスト72は通信端末5に送信され、端末指定リスト73は通信端末6に送信される(S36)。こうして、多地点接続開始処理が終了する。
次に、第1変形例におけるCPU10の接続要求受信処理について、図16のフローチャートを参照して説明する。本処理も、上記実施形態の図10のフローと同様に、処理が実行される。図10と同じステップ番号の処理は、上記実施形態の接続要求受信処理と同じ処理である。例えば、通信端末5において、多地点接続開始端末である通信端末3から端末指定リスト72(図13参照)を受信した場合(S29:YES)、端末指定リスト72の送信先端末情報欄72Aには、通信端末4のSIPアドレス「002」と、認証キー「1111」とが登録されている。従って、通信端末5から通信端末4に対して、接続要求信号と、認証キー「1111」とがそれぞれ送信される(S51)。
そして、他拠点から接続要求信号を受信し(S21:YES)、端末指定リストがHDD31に既に記憶されている場合(S22:YES)、上記したように、接続要求信号を送信した送信元の通信端末のSIPアドレスが、端末指定リストの送信元端末アドレス欄に登録されているか否かが判断される(S24)。
さらに、接続要求信号を送信した送信元の端末のSIPアドレスが、端末指定リストの送信元端末アドレス欄に登録されている場合(S24:YES)、続いて、接続要求信号の認証キーと、端末指定リストの送信元端末情報欄に登録された認証キーとが一致しているか否かが判断される(S52)。例えば、接続要求信号を送信した送信元のSIPアドレスと、端末指定リストの送信元端末アドレス欄に登録されているSIPアドレスとが一致している場合でも、送信元端末に成りすました他端末が接続要求信号を送信した可能性がある。
そこで、接続要求信号の認証キーと、端末指定リストの認証キーとが一致しているか否かが判断される(S52)。例えば、通信端末4において、通信端末5から接続要求信号と認証キーとを受信した場合、上述したように、接続要求信号と共に送信される認証キーは「1111」である。そこで、通信端末4に送信された端末指定リスト71(図12参照)を参照すると、送信元端末情報欄71Bに登録されたSIPアドレス「003」に対して、認証キー「1111」が登録されている。「003」は通信端末5のSIPアドレスである。即ち、接続要求信号に付与された認証キーと、端末指定リスト71の認証キーとが一致しているので(S52:YES)、接続要求信号を送信した通信端末5に対して接続許可信号が返信される(S25)。
これとは反対に、接続要求信号の認証キーと、端末指定リストの認証キーとが一致していない場合(S52:NO)、その接続要求信号は、送信元端末に成りすました別の端末からの可能性が高いので、何もせずに、S21に戻って、次の接続要求信号を受信したか否かが判断される。その後の処理は上記実施形態と同じである。
以上説明したように、第1変形例では、接続先端末間の各接続について認証キーをそれぞれ割り当て、その認証キーを含めた端末指定リストを作成し、接続要求信号に付与された認証キーと、端末指定リストに登録された認証キーとの一致を確認して接続する。これにより、自拠点と接続すべき端末に成りすました別の端末との接続を確実に拒否できる。
また、第1変形例の他にも、本発明は種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、図9に示す多地点接続開始処理のように、通信端末3において、接続先端末である通信端末4〜6から接続許可信号を全て受信した場合に(S14:YES)、端末指定リスト51〜53を作成している(S15)。例えば、接続許可信号を受信する度に、接続許可信号の送信元の端末指定リストを作成し、接続許可信号を返信した接続先端末に随時送信するようにしてもよい。
そこで、図9の多地点接続開始処理において、端末指定リストの作成するタイミングを変更した第2変形例について、図17のフローを参照して説明する。本処理は、上記実施形態の図9のフローと同様に、S10〜S12の処理が実行される。そして、接続先端末から接続許可信号を受信した場合(S12:YES)、その接続許可信号を送信した通信端末のSIPアドレスが、接続済端末リスト40(図3参照)に登録される(S13)。
次いで、その他の接続先端末からの接続許可信号の受信を待たずに、その接続許可信号を送信した接続先端末について、端末指定リストが作成される(S15)。上記実施形態で説明したように、端末指定リストにおいて、送信先端末と送信元端末の振り分けは、接続許可信号の受信順で決定する。つまり、受信順が早い方の接続先端末を「送信先端末」に指定し、受信順が遅い方の接続先端末を「送信元端末」に指定する。従って、通信端末4〜6のうち、通信端末4からの接続許可信号を最も早く受信した場合、その端末は送信先端末に指定されるので、端末指定リスト51(図4参照)では、送信先端末アドレス欄51Aには何も登録されず、送信元端末アドレス欄51Bには、通信端末5、6のSIPアドレスが登録される。
つまり、接続許可信号を多地点接続開始端末に返信する接続先端末は、既にわかっているので、接続許可信号を受信する度に、その接続先端末の端末指定リストにおいて、送信先端末と送信元端末を各々指定することができる。従って、通信端末4から接続許可信号を受信した場合に、端末指定リスト51が作成され、作成された端末指定リスト51が通信端末4に対して送信される(S16)。そして、全ての接続先端末から接続許可信号を受信するまで(S17:NO)、S12に戻り、残りの通信端末5、6について、端末指定リスト52、53が作成され、各通信端末5、6に送信される。全ての接続先端末から接続許可信号を受信した場合(S17:YES)、処理を終了する。このような第2変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 通信システム
3〜6 通信端末
10 CPU
13 HDD

Claims (5)

  1. 3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末であって、
    接続先となる2以上の通信端末である接続先端末に対して接続を要求する接続要求信号を送信する接続要求信号第1送信手段と、
    他拠点の前記通信端末の前記接続要求第1信号送信手段によって送信された前記接続要求信号を受信する接続要求信号受信手段と、
    前記接続要求信号受信手段によって前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した他拠点の前記通信端末に対して接続を許可する接続許可信号を返信する接続許可信号返信手段と、
    前記接続先端末の前記接続許可信号返信手段から返信された前記接続許可信号を受信する接続許可信号受信手段と、
    前記接続許可信号受信手段によって前記接続許可信号を受信した場合、前記接続許可信号の受信順に基づき、前記接続先端末に対して、前記接続要求信号を送信すべき相手の前記通信端末の情報である送信先端末情報と、他拠点から送信される前記接続要求信号を受信すべき場合、送信元の前記通信端末の情報である送信元端末情報とを各々指定する端末指定情報を作成する端末指定情報作成手段と、
    前記端末指定情報作成手段によって作成された前記端末指定情報を、前記接続先端末に送信する端末指定情報送信手段と、
    他拠点の前記通信端末の前記端末指定情報送信手段によって送信された前記端末指定情報を受信する端末指定情報受信手段と、
    前記端末指定情報受信手段によって受信された前記端末指定情報に基づき、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に前記接続要求信号を送信する接続要求信号第2送信手段と、
    前記端末指定情報受信手段によって受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信手段から送信された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した前記通信端末と接続する接続手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末。
  2. 前記端末指定情報作成手段が作成する前記端末指定情報では、
    前記受信順が早い方の前記接続先端末を前記送信先端末に指定し、
    前記受信順が遅い方の前記接続先端末を前記送信元端末に指定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記送信先端末情報および前記送信元端末情報は、
    前記接続許可信号を送信すべき相手の前記通信端末との接続、および前記接続許可信号の送信元の前記通信端末との接続を認証するための認証情報を含み、
    前記接続要求信号第2送信手段は、前記接続要求信号と併せて、前記認証情報を、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に送信し、
    前記接続手段は、
    前記端末指定情報受信手段によって受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信手段から送信された前記接続要求信号を受信し、かつ前記送信元端末情報に含まれる前記認証情報と、他拠点の前記接続要求信号第2送信手段から送信された前記認証情報とが一致した場合のみ、前記送信元端末と接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信端末。
  4. 3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末によって行われる通信方法であって、
    接続先となる2以上の通信端末である接続先端末に対して接続を要求する接続要求信号を送信する接続要求信号第1送信ステップと、
    他拠点の前記通信端末の前記接続要求第1信号送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信する接続要求信号受信ステップと、
    前記接続要求信号受信ステップにおいて前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した他拠点の前記通信端末に対して接続を許可する接続許可信号を返信する接続許可信号返信ステップと、
    前記接続先端末の前記接続許可信号返信ステップにおいて返信された前記接続許可信号を受信する接続許可信号受信ステップと、
    前記接続許可信号受信ステップにおいて前記接続許可信号を受信した場合、前記接続許可信号の受信順に基づき、前記接続先端末に対して、前記接続要求信号を送信すべき相手の前記通信端末の情報である送信先端末情報と、他拠点から送信される前記接続要求信号を受信すべき場合、送信元の前記通信端末の情報である送信元端末情報とを各々指定する端末指定情報を作成する端末指定情報作成ステップと、
    前記端末指定情報作成ステップにおいて作成された前記端末指定情報を、前記接続先端末に送信する端末指定情報送信ステップと、
    他拠点の前記通信端末の前記端末指定情報送信ステップにおいて送信された前記端末指定情報を受信する端末指定情報受信ステップと、
    前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報に基づき、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に前記接続要求信号を送信する接続要求信号第2送信ステップと、
    前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した前記通信端末と接続する接続ステップと
    を備えたことを特徴とする通信方法。
  5. 3拠点以上で互いに接続してデータを送受信する通信端末の動作を制御する通信プログラムであって、
    コンピュータに、
    接続先となる2以上の通信端末である接続先端末に対して接続を要求する接続要求信号を送信する接続要求信号第1送信ステップと、
    他拠点の前記通信端末の前記接続要求第1信号送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信する接続要求信号受信ステップと、
    前記接続要求信号受信ステップにおいて前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した他拠点の前記通信端末に対して接続を許可する接続許可信号を返信する接続許可信号返信ステップと、
    前記接続先端末の前記接続許可信号返信ステップにおいて返信された前記接続許可信号を受信する接続許可信号受信ステップと、
    前記接続許可信号受信ステップにおいて前記接続許可信号を受信した場合、前記接続許可信号の受信順に基づき、前記接続先端末に対して、前記接続要求信号を送信すべき相手の前記通信端末の情報である送信先端末情報と、他拠点から送信される前記接続要求信号を受信すべき場合、送信元の前記通信端末の情報である送信元端末情報とを各々指定する端末指定情報を作成する端末指定情報作成ステップと、
    前記端末指定情報作成ステップにおいて作成された前記端末指定情報を、前記接続先端末に送信する端末指定情報送信ステップと、
    他拠点の前記通信端末の前記端末指定情報送信ステップにおいて送信された前記端末指定情報を受信する端末指定情報受信ステップと、
    前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報に基づき、前記送信先端末情報に対応する前記通信端末に前記接続要求信号を送信する接続要求信号第2送信ステップと、
    前記端末指定情報受信ステップにおいて受信された前記端末指定情報の前記送信元端末情報に基づき、他拠点の前記接続要求信号第2送信ステップにおいて送信された前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号を送信した前記通信端末と接続する接続ステップと
    を実行させることを特徴とする通信プログラム。
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