JP5066739B2 - ベーストレッド用ゴム組成物、ベーストレッドおよびタイヤ - Google Patents

ベーストレッド用ゴム組成物、ベーストレッドおよびタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、ベーストレッド用ゴム組成物、ベーストレッドおよびタイヤに関し、特に、石油資源に由来する材料の使用量を低減することができるとともに、タイヤの転がり抵抗およびタイヤの耐久性を優れたものとすることができるベーストレッド用ゴム組成物、そのベーストレッド用ゴム組成物を用いて製造されたベーストレッドおよびタイヤに関する。
近年、乗用車用タイヤにおいては、環境問題および経済性を考慮してタイヤの転がり抵抗を低減することによって、乗用車の低燃費化を実現することが求められている。また、乗用車の長期の走行におけるタイヤの耐久性も求められている。
さらに、このような乗用車用タイヤにおいては、乗用車の走行時における安全性の観点から、タイヤのトレッドに対して優れたグリップ性能を有することが要求されている。しかしながら、乗用車の低燃費化とグリップ性能とは背反性能である。
したがって、タイヤのトレッドをキャップトレッド/ベーストレッドの2層構造とし、キャップトレッドのような路面と接する表層部はグリップ力の高くなるようなゴム組成物から形成し、ベーストレッドのような内層部は低発熱性となるようなゴム組成物から形成することによって、乗用車の低燃費化とグリップ性能を両立させることが提案されている(たとえば特許文献1の段落[0003]等参照)。
特開2006−199784号公報
近年、環境問題が重視されるようになり、CO2の排出抑制の規制が強化されている。また、石油資源は有限であって、その供給量は年々減少していることから、将来的には石油価格の高騰が予想され、合成ゴムやカーボンブラック等の石油資源からなる材料の使用には限界がみられる。そのため、将来、石油が枯渇したことを想定すると、天然ゴム等のゴム成分ならびにシリカおよび炭酸カルシウム等の白色充填剤のような石油資源に由来しない材料を使用し、石油資源に由来する材料の使用量を低減する必要がある。
しかしながら、石油資源に由来する材料の使用量を低減してタイヤを作製した場合でも、従来の石油資源に由来する材料を多量に使用してタイヤを作製した場合と比べて、同等以上の特性を有している必要がある。
そこで、本発明の目的は、石油資源に由来する材料の使用量を低減することができるとともに、タイヤの転がり抵抗およびタイヤの耐久性を優れたものとすることができるベーストレッド用ゴム組成物、そのベーストレッド用ゴム組成物を用いて製造されたベーストレッドおよびタイヤを提供することにある。
本発明は、タイヤのベーストレッドの形成に用いられるベーストレッド用ゴム組成物であって、天然ゴムのみからなるゴム成分と、天然ゴム100質量部に対して25質量部以上80質量部以下のシリカと、天然ゴム100質量部に対して1質量部以上15質量部以下のシランカップリング剤と、天然ゴム100質量部に対して1質量部以上10質量部以下のステアリン酸カルシウムとを含むベーストレッド用ゴム組成物である。
また、本発明のベーストレッド用ゴム組成物においては、シリカのBET法による窒素吸着比表面積が70m2/g以上250m2/g以下であることが好ましい。
また、本発明は、上記のいずれかのベーストレッド用ゴム組成物から形成されたベーストレッドである。
さらに、本発明は、上記のベーストレッドを用いて製造されたタイヤである。
本発明によれば、石油資源に由来する材料の使用量を低減することができるとともに、タイヤの転がり抵抗およびタイヤの耐久性を優れたものとすることができるベーストレッド用ゴム組成物、そのベーストレッド用ゴム組成物を用いて製造されたベーストレッドおよびタイヤを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<ジエン系ゴム>
本発明に用いられるジエン系ゴムとしては、従来から公知のジエン系ゴムを用いることができるが、石油資源に由来する材料の使用量を低減する観点からは、天然ゴム(NR)若しくはエポキシ化天然ゴム(ENR)のいずれか一方を単独で、または天然ゴム(NR)およびエポキシ化天然ゴム(ENR)を組み合わせて用いることが好ましい。
ここで、天然ゴム(NR)としては従来から公知のものを用いることができ、たとえば、ゴム工業において一般的に使用されているTSR20、RSS♯3等を用いることができる。また、エポキシ化天然ゴム(ENR)も従来から公知のものを用いることができ、たとえば市販のエポキシ化天然ゴム、または天然ゴムをエポキシ化したもの等を用いることができる。
<シリカ>
本発明のベーストレッド用ゴム組成物は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して25質量部以上80質量部以下のシリカを含む。シリカの含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して25質量部未満である場合には石油資源に由来する材料の使用量を抑制することができないだけでなく、シリカによるゴムの補強が不十分となって、加硫後のゴム強度が低下し、タイヤの耐久性が悪くなる。また、シリカの含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して80質量部を超える場合には本発明のベーストレッド用ゴム組成物を用いて作製したタイヤの転がり抵抗が悪くなる。ここで、本発明に用いられるシリカとしては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、無水シリカおよび/または含水シリカ等を用いることができる。
また、押出し加工性を良くする(シュリンクを抑える)観点からは、シリカの含有量は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して、30質量部以上であることが好ましく、40質量部以上であることがより好ましい。
また、ムーニー粘度を上げすぎない観点からは、シリカの含有量は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して、70質量部以下であることが好ましく、60質量部以下であることがより好ましい。
また、シリカのBET法による窒素吸着比表面積(以下、「BET比表面積」という。)は70m2/g以上であることが好ましく、80m2/g以上であることがより好ましい。シリカのBET比表面積が70m2/g以上、特に80m2/g以上である場合には、シリカによるゴムの補強効果がより十分に得られる傾向にある。
また、シリカのBET比表面積は250m2/g以下であることが好ましく、240m2/g以下であることがより好ましい。シリカのBET比表面積が250m2/g以下、特に240m2/g以下である場合には、シリカの配合による本発明のベーストレッド用ゴム組成物のムーニー粘度の上昇を抑えることができ、本発明のベーストレッド用ゴム組成物の加工性が良好となる傾向にある。
なお、シリカのBET比表面積は、ASTM−D−4820−93に準拠した方法により測定することができる。
<シランカップリング剤>
本発明のベーストレッド用ゴム組成物には、上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部以上15質量部以下のシランカップリング剤が含まれる。シランカップリング剤の含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部未満である場合には加硫後のゴム強度が低下してタイヤの耐久性が悪化し、15質量部を超える場合には加硫後のゴム強度が高くなりすぎてタイヤの転がり抵抗が低下してしまう。
ここで、シランカップリング剤としては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリメトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド等のスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン等のメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン等のグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシラン等のニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシラン等のクロロ系が挙げられる。なお、上記のシランカップリング剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、シランカップリング剤の含有量は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部以上であることが好ましく、2質量部以上であることがより好ましい。シランカップリング剤の含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部未満である場合には、効果が十分に得られず、耐磨耗性が悪化する傾向にある。
また、シランカップリング剤の含有量は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して15質量部以下であることが好ましく、14質量部以下であることがより好ましい。シランカップリング剤の含有量が上記のシリカ100質量部に対して15質量部よりも多い場合には、コストが上がる割に効果が得られない傾向にある。
<ステアリン酸カルシウム>
本発明のベーストレッド用ゴム組成物には、上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部以上10質量部以下のステアリン酸カルシウムが含まれる。ステアリン酸カルシウムの含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部以上10質量部以下である場合には、本発明のベーストレッド用ゴム組成物の加工性を良好なものとすることができるとともに、加硫後のゴム強度も優れたものとすることができる。ここで、ステアリン酸カルシウムとしては従来から公知のものを用いることができ、たとえば日本油脂(株)製のステアリン酸カルシウム等を用いることができる。
また、ステアリン酸カルシウムの含有量は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して、1質量部以上であることが好ましく、2質量部以上であることがより好ましい。ステアリン酸カルシウムの含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して1質量部未満である場合には効果が得られない傾向にある。
さらに、ステアリン酸カルシウムの含有量は、上記のジエン系ゴム100質量部に対して、10質量部以下であることが好ましく、9質量部以下であることがより好ましい。ステアリン酸カルシウムの含有量が上記のジエン系ゴム100質量部に対して10質量部よりも多い場合には転がり抵抗とゴム強度の面でバランスが良くない傾向にある。
<カーボンブラック>
本発明のベーストレッド用ゴム組成物には、石油資源に由来する従来から公知のカーボンブラックが含まれていてもよいが、石油資源に由来する材料の使用量を低減する観点からは、上記のジエン系ゴム100質量部に対してカーボンブラックの含有量は25質量部以下であることが好ましく、5質量部以下であることがより好ましく、全く含まれていないことが最も好ましい。
また、カーボンブラックとしては、たとえば、SAF、ISAF、HAF、FEF等の従来から公知のカーボンブラックを用いることができる。
<その他成分>
本発明のベーストレッド用ゴム組成物には、上記の材料以外にも、たとえば、タイヤ工業において一般的に用いられているオイル、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄または加硫促進剤等の各種材料が適宜配合されていてもよい。
オイルとしては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、プロセスオイル、植物油脂、またはこれらの混合物等を用いることができる。プロセスオイルとしては、たとえば、パラフィン系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイル等を用いることができる。植物油脂としては、たとえば、ひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花生油、ロジン、パインオイル、パインタール、トール油、コーン油、こめ油、べに花油、ごま油、オリーブ油、ひまわり油、パーム核油、椿油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、サフラワー油、桐油等を用いることができる。
ステアリン酸としては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、日本油脂(株)製のステアリン酸等を用いることができる。
酸化亜鉛としては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号等を用いることができる。
硫黄としては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、フレキシス社製のクリステックスHSOT20、三新化学工業(株)製のサンフェルEX等を用いることができる。
加硫促進剤としては、従来から公知のものを用いることができ、たとえば、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、もしくは、キサンテート系加硫促進剤のうち少なくとも一つを含有するもの等を用いることができる。スルフェンアミド系としては、たとえばCBS(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、TBBS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどのスルフェンアミド系化合物等を使用することができる。チアゾール系としては、たとえばMBT(2−メルカプトベンゾチアゾール)、MBTS(ジベンゾチアジルジスルフィド)、2−メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩、亜鉛塩、銅塩、シクロヘキシルアミン塩、2−(2,4−ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール等のチアゾール系化合物を用いることができる。チウラム系としては、たとえばTMTD(テトラメチルチウラムジスルフィド)、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化合物を用いることができる。チオウレア系としては、たとえばチアカルバミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素などのチオ尿素化合物などを使用することができる。グアニジン系としては、たとえばジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、トリフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニド、ジフェニルグアニジンフタレート等のグアニジン系化合物を用いることができる。ジチオカルバミン酸系としては、たとえばエチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジアミルジチオカルバミン酸亜鉛、ジプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、ペンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛とピペリジンの錯塩、ヘキサデシル(またはオクタデシル)イソプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジン、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジアミルジチオカルバミン酸カドミウム等のジチオカルバミン酸系化合物を用いることができる。アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系としては、たとえばアセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒド−アンモニア反応物等のアルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系化合物等を用いることができる。イミダゾリン系としては、たとえば2−メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物等を用いることができる。キサンテート系としては、たとえばジブチルキサントゲン酸亜鉛などのキサンテート系化合物等を用いることができる。これらの加硫促進剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
<タイヤ>
本発明のベーストレッド用ゴム組成物は、少なくとも、上記のジエン系ゴムと、シリカと、シランカップリング剤と、ステアリン酸カルシウムとを混練り等により混合することによって作製することができる。
そして、上記の本発明のベーストレッド用ゴム組成物を未加硫の状態で押出し加工等することによって、ベーストレッドを形成することができる。
そして、本発明のベーストレッド用ゴム組成物から形成されたベーストレッドを含むタイヤ部材を所定の位置に配置すること等によってグリーンタイヤを作製し、その後、グリーンタイヤの各部材を構成するゴム組成物を加硫すること等によって、本発明のタイヤが製造される。
図1に、本発明のタイヤの一例の左上部半分の模式的な断面図を示す。ここで、タイヤ1は、タイヤ1の接地面となるキャップトレッド2aと、キャップトレッド2aのタイヤ半径方向内方に位置するベーストレッド2bと、ベーストレッド2bの両端からタイヤ半径方向内方に延びてタイヤ1の側面を構成する一対のサイドウォール3と、各サイドウォール3のタイヤ半径方向内方端に位置するビードコア5とを備える。また、ビードコア5,5間にはプライ6が架け渡されるとともに、このプライ6の外側かつベーストレッド2bの内側にはベルト7が設置されている。
プライ6は、たとえば、タイヤ赤道CO(タイヤ1の外周面の幅の中心をタイヤ1の外周面の周方向に1回転させて得られる仮想線)に対してたとえば70°〜90°の角度を為す複数のコードがゴム組成物中に埋設されたゴムシートから形成することができる。また、プライ6は、ベーストレッド2bからサイドウォール3を経てビードコア5の廻りをタイヤ軸方向の内側から外側に折り返されて係止される。
ベルト7は、たとえば、タイヤ赤道COに対してたとえば40°以下の角度を為す複数のコードがゴム組成物中に埋設されたゴムシートから形成することができる。
また、タイヤ1には、必要に応じてベルト7の剥離を抑止するためのバンド(図示せず)が設けられていてもよい。ここで、バンドは、たとえば、複数のコードがゴム組成物中に埋設されたゴムシートからなり、タイヤ赤道COとほぼ平行にベルト7の外側に螺旋巻きすることによって設置することができる。
また、タイヤ1には、ビードコア5からタイヤ半径方向外方に延びるビードエイペックス8が形成されているとともに、プライ6の内側にはインナーライナー9が設置されており、プライ6の折返し部の外側はサイドウォール3およびサイドウォール3からタイヤ半径方向内方に延びるクリンチ4で被覆されている。
なお、図1に示すタイヤ1は乗用車用のタイヤとなっている、本発明はこれに限定されず、たとえば、乗用車用、トラック用、バス用、重車両用等の各種タイヤに適用される。
本発明のベーストレッド用ゴム組成物は、ジエン系ゴムに、シリカと、シランカップリング剤と、ステアリン酸カルシウムとがそれぞれ上記の適切な含有量だけ配合されていることから、本発明のベーストレッド用ゴム組成物を用いてタイヤのベーストレッドを形成し、そのベーストレッドを用いたタイヤにおいては、タイヤの転がり抵抗を低減でき、さらにはタイヤの優れた耐久性を得ることができる。したがって、本発明のベーストレッド用ゴム組成物はタイヤのベーストレッドの形成に用いられるのが好適である。
また、上記構成のタイヤ1には、カーボンブラック等の石油資源に由来する材料の使用量が抑えられたベーストレッド2bが用いられていることから、環境に配慮することも、将来の石油の供給量の減少に備えることもできるエコタイヤとすることができる。
また、石油資源に由来する成分の使用量を抑制する観点からは、ベーストレッド2b以外のタイヤの部位についても石油資源に由来する成分以外の成分をできるだけ用いて作製することが好ましいことは言うまでもない。
また、上記においては、乗用車用のタイヤについて例示しているが、本発明はこれに限定されず、乗用車用、トラック用、バス用、重車両用等の各種車両に用いられるタイヤとすることができる。
<未加硫ゴム組成物の作製>
まず、表1に示す配合に従って、硫黄および加硫促進剤以外の材料を密閉型混合機に供給して、150℃で3分間混練りした。次に、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を添加した後に90℃で3分間混練りして、実施例1〜2および比較例1〜3の未加硫ゴム組成物をそれぞれ得た。
なお、表1のその他材料の欄に記載されている数値は、ジエン系ゴムの配合量を100質量部としたときの、各材料の配合量が質量部で表わされている。
Figure 0005066739
(注1)ジエン系ゴムA:JSR(株)製のSBR1502
(注2)ジエン系ゴムB:TSR20グレードの天然ゴム(NR)
(注3)カーボンブラック:三菱化学(株)製のN339
(注4)シリカ:ローディア社製のZ115GR(BET比表面積:112m2/g)
(注5)プロセスオイル:出光興産(株)製のダイアナプロセスPS32
(注6)ステアリン酸:日本油脂(株)製の桐
(注7)ステアリン酸カルシウム:日本油脂(株)製のGF200
(注8)酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛1号
(注9)シランカップリング剤:デグサ社製のSi75
(注10)硫黄:フレキシス社製のクリステックスHSOT20
(注11)加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS
<ベーストレッドの作製>
上記のようにして作製した実施例1〜2および比較例1〜3の未加硫ゴム組成物のぞれぞれをカレンダーロールを用いて2mm以下の薄いフィルム状に加工することによって、実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれのベーストレッドを作製した。なお、実施例1〜2および比較例1〜3のベーストレッドにおいては、未加硫ゴム組成物以外の条件については同一としている。
<転がり抵抗測定>
上記のようにして作製した実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれのベーストレッドを用いて、195/65R15サイズの実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの乗用車タイヤを作製した。なお、実施例1〜2および比較例1〜3の乗用車タイヤにおいては、ベーストレッド以外のキャップトレッド等の条件については同一としている。
ここで、作製した乗用車タイヤの基本構造は次のとおりである。
プライ
コード角度 タイヤ周方向に90度
コード材料 レーヨン 1840dtex/2
ベルト
コード角度 タイヤ周方向に24度×26度
コード材料 スチール(真鍮メッキ(銅−亜鉛合金メッキ))
ジョイントレスバンド
コード角度 タイヤ周方向に0度
コード材料 スチールコード 3×3×0.17
そして、上記のようにして作製した実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの乗用車タイヤをそれぞれ、正規リム(6JJ×15)に装着してSTL社製の転がり抵抗試験機を用い、内圧230kPa、時速80km/h、荷重49Nの条件で、実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの乗用車タイヤについてそれぞれ転がり抵抗を測定した。
その後、実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの乗用車タイヤについて、転がり抵抗の測定値を荷重で除した転がり抵抗係数(RRC)を算出し、比較例1の乗用車タイヤの転がり抵抗係数(RRC)を100としたときの相対値を求めた。その結果を表1に示す。表1の転がり抵抗の欄の数値が大きいほど転がり抵抗が小さく、タイヤの性能が良好であることを示している。
<ゴム強度>
上記の実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの未加硫ゴム組成物をそれぞれ175℃で10分間加硫することによって実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの加硫ゴムシートを得た。
そして、上記のようにして得た加硫ゴムシートについて、JIS K6251に準じ、ダンベル状3号形試験片を用いて引張試験を実施して、破断時のモジュラス(TB)および破断時の伸び(EB)を求めた。そして、実施例1〜2および比較例1〜3のそれぞれの加硫ゴムシートのゴム強度の指標として、破断時のモジュラス(TB)と破断時の伸び(EB)との積を算出した。その結果を表1に示す。
表1のゴム強度の欄において、数値が大きい程、ゴム強度が大きいことを示している。また、破断時のモジュラス(TB)と破断時の伸び(EB)との積の算出時において、破断時のモジュラス(TB)の単位はMPaであり、破断時の伸び(EB)の単位は%である。
<評価>
表1に示すように、天然ゴム(NR)100質量部に対して1質量部以上10質量部以下のステアリン酸カルシウムを含む実施例1〜2の未加硫ゴム組成物をそれぞれ用いた場合には、充填剤としてシリカを天然ゴム(NR)100質量部に対して50質量部と多量に配合したときでも、ステアリン酸カルシウムを含まない比較例1〜2の未加硫ゴム組成物または天然ゴム(NR)100質量部に対してステアリン酸カルシウム15質量部含有させた比較例3の未加硫ゴム組成物をそれぞれ用いた場合と比べて、乗用車タイヤの転がり抵抗が低減されるとともに、加硫後のゴム強度が優れていることからタイヤの耐久性も優れたものになると考えられる。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、石油資源に由来する材料の使用量を低減することができるとともに、タイヤの転がり抵抗およびタイヤの耐久性を優れたものとすることができるベーストレッド用ゴム組成物、そのベーストレッド用ゴム組成物を用いて製造されたベーストレッドおよびタイヤを提供することができる。
本発明のタイヤの一例の左上部半分の模式的な断面図である。
符号の説明
1 タイヤ、2a キャップトレッド、2b ベーストレッド、3 サイドウォール、4 クリンチ、5 ビードコア、6 プライ、7 ベルト、8 ビードエイペックス、9 インナーライナー。

Claims (4)

  1. タイヤのベーストレッドの形成に用いられるベーストレッド用ゴム組成物であって、
    天然ゴムのみからなるゴム成分と、前記天然ゴム100質量部に対して25質量部以上80質量部以下のシリカと、前記天然ゴム100質量部に対して1質量部以上15質量部以下のシランカップリング剤と、前記天然ゴム100質量部に対して1質量部以上10質量部以下のステアリン酸カルシウムと、を含む、ベーストレッド用ゴム組成物。
  2. 前記シリカのBET法による窒素吸着比表面積は、70m2/g以上250m2/g以下であることを特徴とする、請求項1に記載のベーストレッド用ゴム組成物。
  3. 請求項1または2に記載のベーストレッド用ゴム組成物から形成された、ベーストレッド。
  4. 請求項3に記載のベーストレッドを用いて製造された、タイヤ。
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