JP5066355B2 - 情報表示用パネルの製造方法 - Google Patents
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趙 国来、外3名、"新しいトナーディスプレイデバイス(I)"、1999年7月21日、日本画像学会年次大会(通算83回)"Japan Hardcopy’99"論文集、p.249-252
図4は本発明の情報表示用パネルの製造方法の一例を説明するための図である。図4に示す例において、11はガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などからなる基板(図1〜図3における基板1または2に対応)、12はITO、金属などからなる電極膜(図1〜図3における電極5または6に対応)、13はセル14を形成するための隔壁(図1〜図3における隔壁4に対応)、15はポリエステルなどの樹脂繊維で編んであるメッシュ状スクリーン、16は板状部材(以下、スキージともいう)である。図4に示す例において、本発明では、表示媒体3をセル14内に充填するにあたり、隔壁13上にスクリーン15を配置し、スクリーン15上に表示媒体3を載せ、スキージ16をスクリーン15と接触させた状態でスクリーン15の一端から他端まで移動させることで、表示媒体3をスクリーン15を介してセル14内に充填している。
図5は本発明の情報表示用パネルの製造方法の他の例を説明するための図である。図5に示す例において、11はガラス、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などからなる基板(図1〜図3における基板1または2に対応)、12はITO、金属などからなる電極膜(図1〜図3における電極5または6に対応)、13はセル14を形成するための隔壁(図1〜図3における隔壁4に対応)、21は孔22が設けられたSUS等の金属板からなるスクリーン、16は板状部材(以下、スキージともいう)である。図5に示す例において、本発明では、表示媒体3をセル14内に充填するにあたり、隔壁13上にスクリーン21を配置し、スクリーン21上に表示媒体3を載せ、スキージ16をスクリーン21と接触させた状態でスクリーン21の一端から他端まで移動させることで、表示媒体3をスクリーン21を介してセル14内に充填している。
本発明に表示媒体として例えば用いる粉流体とは、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。この粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、本発明の情報表示用パネルでは、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で表示媒体として用いられる。
粒子には、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
上記着色剤を配合して、所望の色の表示媒体用粒子を作製できる。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、表示媒体の均一な移動が可能となる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
この空隙部分とは、図1〜図3において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板内側に設けた場合)、表示媒体3(粒子群あるいは粉流体)の占有部分、隔壁4の占有部分、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
対向する基板間の気中空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動の支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
実施例、比較例では表示媒体として、帯電特性の異なる白黒2色の表示媒体(粒子群A、粒子群B)を用いた。
粒子群Aは、アクリルウレタン樹脂EAU53B(亜細亜工業(株)製)/IPDI系架橋剤エクセルハードナーHX(亜細亜工業(株)製)にカーボンブラック(MA100三菱化学(株))4重量部、荷電制御剤ボントロンN07(オリエント化学(株)製)2重量部を添加し、混練り後、ジェットミルにて粉砕し、さらにハイブリダイザー装置(奈良機械製作所(株)製)を用いて機械的衝撃力を加えて略球状としてから分級して作製した。作製された粒子群Aは、平均粒子径が9.1μm、略球状で負帯電性の黒色粒子群であった。
粒子群Bは、ターシャリーブチルメタクリレ−トモノマー80重量部とメタクリル酸2−(ジエチルアミノ)エチルモノマ−20重量部に0.5重量部のAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)を溶解し、カップリング剤処理して親油性とした酸化チタン20重量部を分散させて得られた液を、10倍量の0.5%界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)水溶液に懸濁、重合させ、濾過、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニュ−マチック工業)を用いて作製した。作製された粒子群Bは、平均粒子径が8.5μmで正帯電性の球状白色粒子であり、これを粒子群Bとした。
ITO電極付きガラス製透明基板(7cm×7cm□)を準備し、一方の基板上に高さ50μmのリブを作り、四角形、格子状配置の隔壁を形成した。
隔壁の形成は次のように行った。感光性フィルムであるニチゴーモートン社製ドライフィルムフォトレジストNIT250をITO付ガラス上にラミネートし、露光、現像により、所望とするライン30μm、スペース320μm、ピッチ350μmの隔壁を形成した。もう一方の基板には、ITO電極付きガラス製透明基板(7cm×7cm□)を準備した。
<実施例1(混合した2色の表示媒体を充填する例:ガラス基板)>
帯電特性の異なる白黒2種類の表示媒体(粒子群Aと粒子群B)を予め所定の混合割合で混合して表示媒体3とし、図4に示した表示媒体3の充填方法に従ってセル14内に充填し、対向基板を貼り合わせて情報表示用パネルとした。表示媒体の充填条件は、以下の通りとした。
ポリエステル製、100メッシュ(100本/インチ)、線径:55μm、開孔率(目開き):61%
・スキージ16の構成
ウレタンゴム製
・基板11の構成
ITO電極を備えるガラス基板(隔壁13付き)
・スキージ条件
スクリーン15と基板11(隔壁13の頭頂部)とのギャップ:3mm(スキージ時は押し圧によりスクリーン15と基板11とは接触)、スキージ速度:10cm/s
・充填量:15g/m2
帯電特性の異なる白黒2種類の表示媒体(粒子群Aと粒子群B)を表示媒体3とし、順番に、図5に示した表示媒体3の充填方法に従ってセル14内に充填し、対向基板を貼り合わせて情報表示用パネルとした。表示媒体の充填条件は、以下の通りとした。
ポリエステル製、100メッシュ(100本/インチ)、線径:55μm、開孔率(目開き):61%
・スキージ16の構成
ウレタンゴム製
・基板11の構成
ITO電極を備えるガラス基板(隔壁13付き)
・スキージ条件
スクリーン15と基板11(隔壁13の頭頂部)とのギャップ:3mm(スキージ時は押し圧によりスクリーン15と基板11とは接触)、スキージ速度:10cm/s
・充填量:15g/m2
帯電特性の異なる2種類の表示媒体(粒子群Aと粒子群B)を、スクリーン21を用いて同時にセル14内にした。スクリーン15として、ポリエステル製、100メッシュ(100本/インチ)、線径:55μm、開孔率(目開き):61%のものを用いた。ITO電極付きPET基板11上に、対角長さが300μmの正六角形のセル14を隔壁13により作製した。隔壁13の高さは50μmとした。
ITO電極付きガラス製透明基板の上に、実施例1と同様の隔壁を形成した基板上に、直接2種類の表示媒体を混合した表示媒体を置き、基板表面(隔壁の頭頂部)と直接接触するようにスキージを行った。なお、使用した表示媒体、電極、スキージ条件等は実施例1と同様とした。本例における情報表示用パネルの製造工程中、表示媒体の充填について評価したところ、基板に十分な量の充填ができず、場所によっては表示媒体がほとんど入っていない部分が目視で確認できた。結果を表1に示す。
<実施例11(2色の表示媒体を順番に充填する例:ガラス基板)>
帯電特性の異なる2種類の表示媒体(粒子群Aと粒子群B)を、スクリーン21を用いて順番にセル14内に充填した。スクリーン21として、厚さ80μmのステンレス板に、直径100μmの孔22をセル14の位置に対応させて設けたものを用いた。ITO電極付きガラス基板11上に、320μm×320μmの正方形のセル14を隔壁13により作製した。セル14の面積に対するスクリーン21の孔22の面積は7.6%であった。隔壁13の高さは50μmとした。
帯電特性の異なる2種類の表示媒体(粒子群Aと粒子群B)を、スクリーン21を用いて順番にセル14内に充填した。スクリーン21として、厚さ80μmのステンレス板に、直径80μmの孔22をセル14の位置に対応させて設けたものを用いた。ITO電極付きPET基板11上に、対角長さが300μmの正六角形のセル14を隔壁13により作製した。セル14の面積に対するスクリーン21の孔22の面積は8.6%であった。隔壁13の高さは60μmとした。
帯電特性の異なる2種類の表示媒体(粒子群Aと粒子群B)を、スクリーン21を用いて同時にセル14内にした。スクリーン21として、厚さ80μmのステンレス板に、直径120μmの孔22をセル14の位置に対応させて設けたものを用いた。ITO電極付きPET基板11上に、対角長さが300μmの正六角形のセル14を隔壁13により作製した。セル14の面積に対するスクリーン21の孔22の面積は19%であった。隔壁13の高さは50μmとした。
スクリーン21無しで、基板上に直接実施例13で用いた混合表示媒体を置いて、スキージ16を用いて充填を行おうとしても、表示媒体を構成する粒子が飛散して充填できなかった。結果を表2に示す。
「表示媒体」
実施例、比較例では表示媒体として、帯電極性が同じで、色が異なる、R(赤色)、G(緑色)、B(青紫色)、3色の表示媒体(粒子群A、粒子群B、粒子群C)と、これら3色の表示媒体と帯電極性が異なる黒色表示媒体(粒子群K)を用いた。
メチルメタクリレートモノマー(関東化学試薬)60重量部、及び、1分子中に重合反応基を複数持つ多官能性モノマーとしてエチレングリコールジメタクリレート(和光純薬試薬)40重量部(約25mol%)に、正帯電の荷電制御剤としてニグロシン化合物(ボントロンN07:オリエント化学製)3重量部、及び、黒色顔料として、カーボンブラック(スペシャルブラック:デグッサ製)5重量部をサンドミルにより分散させ、(アクリル系及びメタクリル系)樹脂−炭化水素系樹脂ブロックコポリマー(モディパーF600:日本油脂製)5重量部を溶解させた後、さらに2重量部のラウリルパーオキサイド(パーロイルL:日本油脂製)を溶解させた液を、界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(ラテムルE−118B:花王製)を0.5%添加した精製水に懸濁、重合させ、濾過、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニューマチック工業)を用いて平均粒子径9.2μmの正帯電性黒色表示媒体用粒子を得た。
スチレンモノマー(関東化学試薬)60重量部、及び、ジビニルベンゼン(DVB−960:新日鐵化学製)40重量部(約35mol%)に、負帯電の荷電制御剤としてフェノール系縮合物(ボントロンE89:オリエント化学製)5重量部、及び、赤色顔料(C.I.ピグメントレッド2)5重量部をサンドミルにより分散させ、さらに2重量部のラウリルパーオキサイド(パーロイルL:日本油脂製)を溶解させた液を、界面活性剤としてラテムルE−118B(花王製)を0.5%添加した精製水に懸濁、重合させ、濾過、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニューマチック工業)を用いて平均粒子径8.5μmの負帯電性赤色表示媒体用粒子を得た。
スチレンモノマー(関東化学試薬)60重量部、及び、ジビニルベンゼン(DVB−960:新日鐵化学製)40重量部(約35mol%)に、負帯電の荷電制御剤としてフェノール系縮合物(ボントロンE89:オリエント化学製)5重量部、及び、緑色顔料(C.I.ピグメントグリーン7)5重量部をサンドミルにより分散させ、さらに2重量部のラウリルパーオキサイド(パーロイルL:日本油脂製)を溶解させた液を、界面活性剤としてラテムルE−118B(花王製)を0.5%添加した精製水に懸濁、重合させ、濾過、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニューマチック工業)を用いて平均粒子径8.2μmの負帯電性緑色表示媒体用粒子を得た。
スチレンモノマー(関東化学試薬)60重量部、及び、ジビニルベンゼン(DVB−960:新日鐵化学製)40重量部(約35mol%)に、負帯電の荷電制御剤としてフェノール系縮合物(ボントロンE89:オリエント化学製)5重量部、及び、青紫色顔料(C.I.ピグメントブルー15)5重量部をサンドミルにより分散させ、さらに2重量部のラウリルパーオキサイド(パーロイルL:日本油脂製)を溶解させた液を、界面活性剤としてラテムルE−118B(花王製)を0.5%添加した精製水に懸濁、重合させ、濾過、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニューマチック工業)を用いて平均粒子径8.4μmの負帯電性青紫色表示媒体用粒子を得た。
作製した情報表示用パネルの表示媒体充填状態を光学顕微鏡で数十倍から数百倍の倍率での目視観察によって評価した。
[評価2]
作製した情報表示用パネルを情報表示装置に組み込み、250Vの電圧電源を用いて、所定のカラーテストパターンを表示させて、表示画像の品質を目視観察によって評価した。
図5に示した各セル共通に配置する色の表示媒体充填方法に従って、図17(d)に示すスクリーン21(K用スクリーン)を使用して、まず、黒色表示媒体(粒子群K)を充填し、続いてR、G、B三種類の表示媒体(粒子群A、粒子群B、粒子群C)の各別を、図5に示したセル毎に配置する色の表示媒体充填方法に従って、図17(a)〜(c)に示すスクリーン21(R用スクリーン、G用スクリーン、B用スクリーン)を順番に使用して、セル14内にR、G、Bの三色の表示媒体を行方向各別に充填し、対向基板を貼り合わせて情報表示用パネルとした。表示媒体の充填条件は、以下の通りとした。結果を表3に示す。
ウレタンゴム製
・基板11の構成
ITO電極を備えるガラス基板(隔壁13付き)
・スクリーン21の構成
φ200μmの円形孔、3画素間隔(RGBに対応)で線上に配置
・スキージ条件
R、G、Bと3回に分けて、3種類のスクリーン21を使用して3回スキージ、3ライン周期でR、G、Bと選択的に表示媒体を充填
黒色表示媒体(粒子群K)と、R、G、B三種類の表示媒体(粒子群A、粒子群B、粒子群C)の各別とを所定の割合で混合した、三種類の混合表示媒体(R/K、G/K、B/K)を、図5に示したセル毎に配置する色の表示媒体充填方法に従って、図17(a)〜(c)に示すスクリーン21(ここではR用スクリーン、G用スクリーン、B用スクリーン)を順番に使用して、セル14内にR/K、G/K、B/Kの三種類の混合表示媒体を行方向各別に充填し、対向基板を貼り合わせて情報表示用パネルとした。表示媒体の充填条件は、以下の通りとした。結果を表3に示す。
ウレタンゴム製
・基板11の構成
ITO電極を備えるガラス基板(隔壁13付き)
・スクリーン21の構成
φ200μmの円形孔、3画素間隔(RGBに対応)で線上に配置
・スキージ条件
R/K、G/K、B/Kと3回に分けて、三種類のスクリーン21を使用して、3回スキージ、3ライン周期でR/K、G/K、B/Kと選択的に表示媒体を充填
図24に示した従来の表示媒体充填方法に従って、図17に示す穴あき板状スクリーンをマスクとして用い、まず図17(d)に示すスクリーン21(K用スクリーン)を使用して、黒色表示媒体(粒子群K)を充填し、続いてR、G、B三種類の表示媒体(粒子群A、粒子群B、粒子群C)の各別を、図24に示した従来の表示媒体充填方法に従って、図17(a)〜(c)に示すスクリーン21(R用スクリーン、G用スクリーン、B用スクリーン)を順番に使用して、セル14内にR、G、Bの三色の表示媒体を行方向各別に充填し、対向基板を貼り合わせて情報表示用パネルとした。結果を表3に示す。
3 表示媒体
3W 白色表示媒体
3B 黒色表示媒体
4、13 隔壁
5、6 電極
12 電極膜
14 セル
15、21 スクリーン
16 板状部材(スキージ)
22 孔
Claims (7)
- 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間の隔壁で形成されたセル内に、少なくとも1種類以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電性を有する少なくとも1種類以上の表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、表示媒体をセル内に充填するにあたり、隔壁上にスクリーンを配置し、スクリーン上に表示媒体を載せ、板状部材の押し圧でスクリーンと隔壁頭頂部とを接触させた状態でスクリーン上を移動させることで、表示媒体をセル内に充填することを特徴とする情報表示用パネルの製造方法。
- 前記スクリーンと前記隔壁の頭頂部とが離間配置の状態から、前記板状部材の押し圧でスクリーンと隔壁頭頂部とを接触させることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 前記隔壁で形成されたセルの位置と、スクリーンメッシュ開口部の配置位置もしくはスクリーンの孔の配置位置とを、1対1に対応するようにして行うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 光学的反射率および帯電性の異なる複数種類の表示媒体をセル内に充填するにあたり、光学的反射率および帯電性の異なる複数種類の表示媒体の混合物をセル内に充填することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- スクリーンの目開き形状により、表示媒体を充填すべきエリアをコントロールすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- スクリーンの種類、サイズ、および、板状部材の移動条件により、表示媒体のセル内への充填量をコントロールすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 基板に電極が設けられた情報表示用パネルの製造方法であって、電極の配置位置と、スクリーンメッシュ開口部の配置位置もしくはスクリーンの孔の配置位置とを、1対1に対応するようにして行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報表示用パネルの製造方法。
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