JP5066216B2 - 巻き付け用芯管 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、食品や日用品等の被包装物を包装する包装材に用いられる長尺シート材料を巻き付けるために用いられ、又は、包装用原反として巻き付けられた長尺シート材料を繰り出すために用いられる巻き付け用芯管に関する。
従来から食品や日用品等の被包装物を包装するために、紙を多重に積層させて略円筒状に形成された紙管(包装材巻き付け用芯管)に包装材を巻き付けた包装用原反が各種提供されている。
この包装用原反は、図5(a),(b)に示すように、包装機に備えられ紙管500の両開口端部500a,500a’を着脱自在に保持する保持部材4によって包装機に装着される。保持部材4は、包装機のシャフト5の回動と連動して回動可能にシャフト5に取り付けられる。保持部材4は、紙管500の一方の開口端部500aを保持可能な固定保持部材41,…にその一方の開口端部500aと対向して固定し、他方の開口端部500a’を着脱自在に保持可能な可動保持部材42,…にその他方の開口端部500a’と対向して固定して、紙管500をシャフト5に保持する。包装機は、シャフト5に紙管500の両端部を保持させつつ、シャフト5を回動することで、包装用原反から包装材が順次繰り出すように設計されている。
また、この包装用原反の包装材表面に印刷を施すようなときは、印刷機は、紙管500をシャフト5に装着し、印刷された包装材の一端を紙管500に取り付け、シャフト5を回動させることで、印刷済みの包装材を巻き付けるようにも設計されている(特許文献1参照)。
包装機に取り付けられる紙管500は、保持部材4の固定保持部材41,…及び可動保持部材42,…に、開口端部500a,500a’直近の内周面500b,500b’を食い込させることで、シャフト5に対して空回りすることなく、シャフト5と一体に回動するように設けられている。
特開2009− 83912号公報
しかし、紙管500は、紙を多重に積層させて略円筒状に形成したものであるので、その内周面500b,500b’の場所によって硬度が異なる。硬度が低い内周面500b,500b’には、固定保持部材41,…及び可動保持部材42,…は、深く食い込ませることができるが、硬度が強い内周面500b,500b’には、浅く食い込ませることしかできない。そして、その固定保持部材41,…及び可動保持部材42,…が紙管500の内周面500b,500b’に不均一に食い込むことにより、シャフト5の回動軸(中心軸)と紙管500の回動軸(中心軸)とが偏芯する。シャフト5と紙管500との回動軸が偏芯すると、包装用原反から繰り出される又は紙管500に巻き付けられる包装材の速度は一定にならず、包装材に過度の張力が掛かったり、包装材が弛んだりする。このような状況で包装された被包装物は、包装材が破損したり、しわができたりするなどの不具合が生じる場合がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、機械のシャフトの回動軸に対して偏心しないようにシャフトに装着することができる巻き付け用芯管を提供することを課題とする。
本発明に係る巻き付け用芯管は、略円筒形に形成された芯管本体と、該芯管本体の開口端部に設けられ、芯管本体と一体に回動可能に芯管本体に装着される弾性部材とを備え、芯管本体は、一方の開口と他方の開口との間の筒芯方向に沿って連続してリブをその内周面に備え、弾性部材は、環状に形成され、芯管本体のリブに沿って溝が切られ該リブを嵌め込み可能な係合部をその外周面に備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、この巻き付け用芯管は、シャフトの接触面の形状に合わせて弾性部材の内周面が弾性変形することにより、シャフトに密着する。このとき、弾性部材は、シャフトの接触面に対して略均一に弾性変形するため、芯管本体は、機械のシャフトの回動軸に対して偏心しないように装着することができる。
また、シャフトに保持されつつ回動する弾性部材から芯管本体が空回りするようなことが防止でき、弾性部材の回動速度で芯管本体に巻き付けた長尺シート材料を繰り出すことができると共に、弾性部材の回動速度で芯管本体に長尺シート材料を巻き付けることができる。
更に、シャフトに保持されつつ回動する弾性部材から芯管本体が筒心中心に空回りするようなことが防止でき、弾性部材の回動速度で芯管本体に巻き付けた長尺シート材料を繰り出すことができると共に、弾性部材の回動速度で芯管本体に長尺シート材料を巻き付けることができる。
また、本発明に係る巻き付け用芯管において弾性部材は、接着剤を注入して芯管本体に固定するために、全周に渡って連続して形成される溝を備えていることが好ましい
また、本発明に係る巻き付け用芯管は、略円筒形に形成された芯管本体と、該芯管本体の開口端部に設けられ、芯管本体と一体に回動可能に芯管本体に装着される弾性部材とを備え、芯管本体は、一方の開口と他方の開口との間の筒芯方向に沿って連続してリブをその内周面に備え、弾性部材は、芯管本体の一方の開口端から他方の開口端に至る長さを有する略円筒形に形成され、芯管本体のリブに沿って溝が切られ該リブを嵌め込み可能な係合部をその外周面に備え、係合部が筒芯方向に沿って芯管本体の一方の開口端から他方の開口端に渡って形成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、この巻き付け用芯管は、シャフトの接触面の形状に合わせて弾性部材の内周面が弾性変形することにより、シャフトに密着する。このとき、弾性部材は、シャフトの接触面に対して略均一に弾性変形するため、芯管本体は、機械のシャフトの回動軸に対して偏心しないように装着することができる。
また、シャフトに保持されつつ回動する弾性部材から芯管本体が空回りするようなことが防止でき、弾性部材の回動速度で芯管本体に巻き付けた長尺シート材料を繰り出すことができると共に、弾性部材の回動速度で芯管本体に長尺シート材料を巻き付けることができる。
以上の如く、本発明に係る巻き付け用芯管によれば、包装機、印刷機、巻取機等の機械のシャフトの回動軸に対して偏心しないようにシャフトに装着することができるという優れた効果を奏する。
(a)は、本発明の第1実施形態に係る巻き付け用芯管の側面断面図、(b)は、(a)のa部の要部拡大図、を示す。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る巻き付け用芯管の側面断面図、(b)は、筒心方向断面図、(c)は、(b)のa部の要部拡大図、を示す。 (a)〜(b)は、他の実施形態に係る巻き付け用芯管の要部拡大図を示す。 (a)〜(b)は、他の実施形態に係る巻き付け用芯管の要部拡大図を示す。 (a)は、機械のシャフトに装着された状態にある従来の紙管の半断面図、(b)は、(a)の紙管の開口端部を切った断面図、を示す。
本発明に係る巻き付け用芯管の第1実施形態である包装材巻き付け用芯管について図1を参照しながら説明する。同図(a)は、包装材巻き付け用芯管1の側面断面図、同図(b)は、包装材巻き付け用芯管1の要部拡大図であり、同図(a)のa部を拡大した図である。この包装材巻き付け用芯管1は、略円筒形に形成された芯管本体2と、該芯管本体2の両端の開口端部に設けられる弾性部材3とを備える。この実施形態の包装材として、長尺シート材料を用いる例を説明する。この長尺シート材料は、食品や日用品等の被包装物を包装するためのシート及びフィルムを含むと共に、このシート及びフィルムに貼り付けるためのラベルを剥離可能に貼り付けた下地フィルム等も含む。
芯管本体2は、硬質の材質で一体成型されており、少なくとも巻き付けられる包装材の荷重(負荷)を支えることができる強度を有している。具体的には、芯管本体2の材質は、ポリアセタール、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニール等のプラスチック類である。
弾性部材3は、芯管本体2の内周面2bを保護すべく、芯管本体2の開口端部2a,2aの内周面2b及び開口端2c,2cに沿うように環状に形成される。弾性部材3は、所定の応力に対して均一に変形し、応力が解放されると応力が加えられる前に復元可能な材質で作製されている。具体的には、ウレタン、ゴム類等の硬度HS50〜100(50°〜100°)の復元性のあるプラスチック類である。
弾性部材3は、芯管本体2の内周面2bに挿入され該内周面2bの口径と略同一の外径寸法を有する第1環状部31と、芯管本体2の開口端2c,2cに接触させ芯管本体2の外周面2dの口径と略同一の外径寸法を有する第2環状部32とを備える。
第1環状部31は、芯管本体2の開口端部2a内に嵌め込まれ接着剤で固定されることで、芯管本体2に装着することができる。第2環状部32は、第1環状部31に一体成形されており、第1環状部31が芯管本体2に装着されることにより、芯管本体2に装着される。第2環状部32は、少なくとも包装機の固定保持部材及び可動保持部材が第2環状部32を介して芯管本体2に装着されるときに接触可能な芯管本体2の内周面2bの範囲に設けられる。第2環状部32は、弾性変形することによりシャフトの固定保持部材及び可動保持部材などを食い込ませて、シャフトに保持されるようになっている。
弾性部材3は、芯管本体2に巻き付けられた包装材を繰り出すための回転方向又は芯管本体2に包装材を巻き付けるための回転方向に回動することに対して、芯管本体2と一体に回動可能に芯管本体2に装着される。
すなわち、本実施形態に係る弾性部材3は、第1環状部31の外周面に沿って溝33が形成される。この溝33は、第1環状部31の全周に渡って連続して形成されていてもよく、不連続に所定の間隔を空けて形成されていてもよい。このとき、溝33は、第1環状部31の軸芯方向に1つ形成される例を挙げたが、1つに限定されるものではなく、軸芯方向に複数形成されていてもよい。弾性部材3は、この溝33に接着剤を注入し、芯管本体2に固定する。このようにすることにより、弾性部材3の第1環状部材31と芯管本体2とが固定され、包装機のシャフトの回動に伴い芯管本体2から弾性部材3が脱落しないようになっている。
また、本実施形態に係る弾性部材3は、芯管本体2の内周面2bに第1環状部31が嵌め込まれた状態で第1環状部材31が弾性変形することにより芯管本体2の内周面2bと第1環状部材31との間の隙間34が埋まり、その隙間34にも接着剤を注入して、芯管本体2に固定されてもよい。このようにすることにより、弾性部材3の第1環状部材31と芯管本体2の内周面2bとの間の隙間34も接着剤で塞がれ、包装機のシャフトの回動に伴い芯管本体2から弾性部材3が脱落しないようになっている。もちろん、接着剤は、芯管本体2と弾性部材3との隙間34から芯管本体2及び弾性部材3の外周面側に漏れることがないように注入されなくてはならない。本実施形態に係る溝33にのみ接着剤を注入して固定する場合は、隙間34から芯管本体2及び弾性部材3の外周面側に接着剤が漏れることがない。なお、図1では、説明を簡易にするために、この隙間34を広く記載しているが、芯管1に対して隙間34がこの寸法関係で嵌め込まれていることを示しているのではなく、更に密着している場合も含む。
次に、包装機のシャフトに装着される包装材巻き付け用芯管1の作用・効果について説明する。まず、包装機の固定保持部材及び可動保持部材を弾性部材3,3のそれぞれの開口端部からそれぞれ装着する。このとき、包装材巻き付け用芯管1は、それぞれ固定保持部材及び可動保持部材が第2環状部32の外周面を略均一に弾性変形させて食い込んだ状態にある。そして、包装材巻き付け用芯管1は、シャフトに密着することにより装着することができる。
包装材巻き付け用芯管1を包装機のシャフトに装着すると、シャフトは、弾性部材3の弾性力により固定保持部材及び可動保持部材を第2環状部32に略均一に食い込むため、中心軸を第2環状部32の中心軸に合わせることができる。更には、シャフトの中心軸は、包装材巻き付け用芯管1の中心軸と一致するため、偏心を防止することができる。よって、従来の紙管のように、内周面の硬度が不均一であることにより、シャフトの固定保持部材及び可動保持部材が紙管に対して不均一に食い込んでしまい、シャフトの中心軸と紙管の中心軸とが偏心するようなことがない。
そして、シャフトを回動させると、シャフトに第2環状部32で保持された包装材巻き付け用芯管1は、弾性部材3,3に固定され回動する弾性部材3,3から芯管本体2が空回りするようなことが防止でき、弾性部材3,3の回動速度で芯管本体2に巻き付けられた包装材を繰り出すことができると共に、弾性部材3,3の回動速度で芯管本体2に包装材を巻き付けることができる。
弾性部材3,3は、固定保持部材及び可動保持部材を弾性変形することで食い込ませているが、シャフトから取り外すと固定保持部材及び可動保持部材が食い込む前に復元されるため、固定保持部材及び可動保持部材の跡が第2環状部32の内周面に残ることがない。芯管本体2及び弾性部材3は、プラスチック類によって作製されているため、容易に洗浄することができる。よって、何度(使用回数 約20〜100回)も再利用することができる。また、従来の紙管のように紙粉が出ることもないため、包装材に紙粉が混入することもない。
次に、本発明に係る巻き付け用芯管の第2実施形態である包装材巻き付け用芯管について図2を参照しながら説明する。同図(a)は、包装材巻き付け用芯管1Aの側面断面図、同図(b)は、包装材巻き付け用芯管1Aの筒心方向の断面図、同図(c)は、包装材巻き付け用芯管1Aの要部拡大図であり、同図(b)のa部を拡大した図である。
この包装材巻き付け用芯管1Aは、共押出成形することにより、略円筒形に形成された芯管本体部2Aと、該芯管本体部2Aの内周面2Abに一体成形される弾性部3Aとを備える。芯管本体部2Aは、硬質の材質で成形される。弾性部3Aは、芯管本体部2Aの内周面2Abを保護すべく、芯管本体部2Aの内周面2Abに沿って一定厚さで筒状に形成される。弾性部3Aは、所定の応力に対して均一に変形し、応力が解放されると応力が加えられる前に復元可能な材質である弾性変形可能な材質で作製されている。すなわち、包装材巻き付け用芯管1Aは、硬質の材質の芯管本体部2Aと弾性変形可能な材質の弾性部3Aとの2層に成形される。
芯管本体部2Aは、筒心方向に沿って内周面2Abに形成されるリブ21Aを備え、弾性部3Aは、芯管本体部2Aのリブ21Aに対応して溝が切られリブ21Aを嵌め込み可能な係合部31Aを備えるように一体成形されている。具体的には、包装材巻き付け用芯管1Aは、芯管本体部2Aの筒芯方向に一方の開口端部2Aaから他方の開口端部2Aaまで連続して一条のリブ21Aを設けつつ押出成形し、その後、包装材巻き付け用芯管1Aの内周面が芯管本体部2Aの中心と略同一の中心を有する弾性部3Aを押出成形することにより、弾性部3Aに係合部31Aを設けつつ押出成形し、芯管本体部2Aと弾性部3Aとを一体成形する。
なお、芯管本体部2Aの内周面2Abからリブ21Aが突出する突出量が高くなると押出成形速度が遅くなり、コストが高くなるため、リブ21Aの突出量は低い方がよい。具体的には、リブ21Aの突出量は、(芯管本体部2Aの厚さ約10mmに対して)1mm〜10mmの範囲(芯管本体部2Aの厚さの10%〜100%の範囲)で設けられることが好ましく、1mm〜5mmの範囲(芯管本体部2Aの厚さの10%〜50%の範囲)で設けられることが更に好ましい。また、芯管本体部2Aの内周面2Abに設けられるリブ21Aの数が増えるにつれて押出成形速度が遅くなるため、一条であることが好ましいが、1条以上備えるようにしてもよい。
次に、包装機のシャフトに装着される包装材巻き付け用芯管1Aの作用・効果について説明する。まず、包装機の固定保持部材及び可動保持部材を弾性部3Aの内周面3Abに沿うように開口端部3Aa,3Aa側からそれぞれ挿入して装着する。このとき、包装材巻き付け用芯管1Aは、それぞれ固定保持部材及び可動保持部材が弾性部3Aの内周面3Abを略均一に弾性変形させて食い込んだ状態にある。そして、包装材巻き付け用芯管1Aは、シャフトに密着させることによりシャフトに装着することができる。
包装材巻き付け用芯管1Aを包装機のシャフトに装着すると、シャフトは、弾性部3Aの弾性力により固定保持部材及び可動保持部材を弾性部3Aに略均一に食い込むため、中心軸を弾性部3Aの中心軸に合わせることができる。更には、シャフトの中心軸は、包装材巻き付け用芯管1Aの中心軸と一致するため、偏心を防止することができる。よって、従来の紙管のように、内周面の硬度が不均一であることにより、シャフトの固定保持部材及び可動保持部材が紙管に対して不均一に食い込んでしまい、シャフトの中心軸と紙管の中心軸とが偏心するようなことがない。また、包装材巻き付け用芯管1Aは、芯管本体部2Aにリブ21Aが設けられるため、係合部31Aが設けられる場合と比較して、芯管本体部2Aの外周面から内周面に向かって荷重がかかっても、リブ21Aが設けられた個所に荷重が集中して、変形・破損等の原因となりにくい構造となっている。
そして、シャフトを回動させると、シャフトに弾性部3Aで保持された包装材巻き付け用芯管1Aによって、一体成形された芯管本体部2Aと弾性部3Aとが共に回動する。また、芯管本体部2Aと弾性部3Aとがリブ21Aと係合部31Aとで凹凸係合しているため、弾性部3Aが筒芯方向を回転中心とする回転力を受けても弾性部3Aと芯管本体部2Aとが容易に剥離しないため、弾性部3Aが芯管本体部2Aに対して空回りするようなことが防止できる。よって、弾性部3Aの回動速度で芯管本体部2Aに巻き付けられた包装材を繰り出すことができると共に、弾性部3Aの回動速度で芯管本体部2Aに包装材を巻き付けることができる。
また、包装材巻き付け用芯管1Aは、使用されることにより弾性部3Aの内周面3Abが磨耗するなどしてシャフトに対して均一に食い込まなくなった場合であっても、その両開口端部2Aa,2Aa,3Aa,3Aaを切断して切り落とすことにより、シャフトと接触するため磨耗した開口端部3Aa,3Aaより筒芯方向内側のシャフトと接触しないため磨耗していない弾性部3Aの内周面3Aa,3Aaを新たな開口端部として利用することができ、この包装材巻き付け用芯管1Aを再利用することができる。
また、包装材巻き付け用芯管1Aは、芯管本体部2Aと弾性部3Aとを共押出成形せずに、芯管本体部2Aと弾性部3Aとを別々に押出成形し、芯管本体部2A又は弾性部3Aの少なくとも一方に形成されたリブ21Aに、芯管本体部2A又は弾性部3Aの少なくともいずれか他方に形成された係合部31Aを嵌め込むものであっても同様の効果を奏することができる。
なお、本発明に係る巻き付け用芯管は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記第1実施形態に係る包装材巻き付け用芯管1は、弾性部材3の溝33に接着剤を注入して、弾性部材3を芯管本体2に対して嵌め込むことで、芯管本体2と弾性部材3とを固定する例を説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、図3(a)に示す包装材巻き付け用芯管100のように、弾性部材130は、芯管本体120の両端の開口端部の内周面にのみ沿うように環状に形成されるようにしてもよい。この弾性部材130は、外周面に溝131が形成される。弾性部材130は、この溝131に接着剤を注入し、芯管本体120に固定するようにしてもよい。
この包装材巻き付け用芯管100は、芯管本体120の中心軸方向の長さを切断するなどして短縮しても、そのまま切断した開口端部の内周面に弾性部材130を接着するだけで、シャフトを保持することができるようになる。よって、包装材巻き付け用芯管100で用いる包装材の寸法に合わせて芯管本体120の中心軸方向の長さを調整することができる。
また、図3(b),図4(a)に示す包装材巻き付け用芯管200,300のように、芯管本体220,320は、包装材を巻き付ける支持管部221,321と、弾性部材230,330を装着するために該支持管部221,321の内周面の口径より広い内径寸法を有する受け部222,322とを備えるようにしてもよい。一方、弾性部材230,330は、受け部222,322の内周面の口径と略同一の外径寸法を有する第1環状部231,331と、芯管本体220,320の開口端に接触させ芯管本体220,320の外周面の口径と略同一の外径寸法を有する第2環状部232,332とを備えるようにしてもよい。このような包装材巻き付け用芯管200,300は、弾性部材230,330を装着することにより開口端部が狭くなることを防止することができ、既存の包装機のシャフトをそのまま利用することができる。
包装材巻き付け用芯管200は、芯管本体220の受け部222の内周面に雌ねじ223が形成され、該雌ねじ223に対応させるように弾性部材230の第1環状部231に雄ねじ233が形成され、芯管本体220と弾性部材230とを装着するようになっている。この雌ねじ223と雄ねじ233とを締め付ける回転方向と、芯管本体220に巻き付けられた包装材を繰り出すための回転方向又は芯管本体220に包装材を巻き付けるための回転方向とが逆回転となるようにすることにより、シャフトに弾性部材230を保持させたまま、シャフトを回動させても、弾性部材230を芯管本体220と一体に回動可能に芯管本体220に装着することができる。
包装材巻き付け用芯管300は、芯管本体320の受け部322の内周面の内径寸法と、弾性部材330の第1環状部331の外径寸法が略一致、もしくは、該第1環状部331の外径寸法の方が若干広くなるように形成されており、受け部322と第1環状部331が密着した状態で装着することができる。
このように、包装材巻き付け用芯管200,300は、弾性部材230,330が芯管本体220,320に対して着脱自在に装着されており、弾性部材230,330がシャフトに長時間及び他数回に渡って装着されることによる経年劣化により、弾性力が低下し、略均一に弾性変形できなくなった場合であっても、芯管本体220,320から弾性部材230.330を取り外し、新品の弾性部材230,330に交換することでその弾性力を元に戻すことができる。このように経年劣化に伴い芯管本体220,320が包装機のシャフトの回動軸に対して偏心するようなことを防止することができる。
なお、本実施形態に係る包装材巻き付け用芯管1及び上述の包装材巻き付け用芯管100のような、弾性部材3,130が芯管本体2,120の内周面側に挿入されるタイプであって、芯管本体2,120の内径寸法とこの芯管本体2,120の内周面と接触する弾性部材3,130(又は第1環状部31)の外周面の外径寸法とが略一致するように形成されておれば、接着剤を使用することなく、弾性部材3,130が芯管本体2,120に密着した状態で装着することができる。もしくは、芯管本体2,120の内径寸法がこの芯管本体2,120の内周面と接触する弾性部材3,130の外周面の外径寸法より若干狭くなるように形成されておれば、弾性部材3,130の外周面を芯管本体2,120の内周面の内径寸法に合わせて弾性変形するため、弾性部材3,130が芯管本体2,120に更に密着した状態で装着することができる。
また、図4(b)に示す包装材巻き付け用芯管400のように、芯管本体420の両端の開口端部の内周面420bには雌ねじ421を形成し、一方、弾性部材430の第1環状部431の外周面には芯管本体420に形成された雌ねじ421に対応するように雄ねじ433を形成して、弾性部材430の第1環状部431を芯管本体420の開口端部内に嵌入する構成であってもよい。また、この場合に、雌ねじ421と雄ねじ433との間を含む、芯管本体420と弾性部材430との間の隙間434に接着剤を注入して、固定するようにしてもよい。
上記第1又は第2実施形態に係る包装材巻き付け用芯管1,1Aは、芯管本体2又は芯管本体部2Aをプラスチック類とする例を説明したが、これに限定されるものではない。芯管本体の材質は、巻き付ける包装材の応力に耐え得ることが可能であれば、従来通りの紙製であってもよい。
また、包装材巻き付け用芯管は、芯管本体及び弾性部材に抗菌剤を混入させて製造されてもよい。このようにして製造された包装材巻き付け用芯管は、芯管本体及び弾性部材にカビが発生することを抑制できる。
また、第2実施形態に係る包装材巻き付け用芯管2Aは、芯管本体部2Aにリブ21Aを備え、弾性部3Aに係合部31Aを備える例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1実施形態に係る包装材巻き付け用芯管2の芯管本体にリブを備え、弾性部材に係合部を備えるようにして、弾性部材を芯管本体と一体に回動可能に芯管本体に装着されるようにしてもよい。また、第1又は第2実施形態に係る包装材巻き付け用芯管は、弾性部にリブを備え、芯管本体部に係合部を備えてもよいし、リブ及び係合部を備えなくてもよい。第1実施形態に係る包装材巻き付け用芯管2にリブ及び係合部を設ける場合であっても、第2実施形態に係る包装材巻き付け用芯管2Aと同様に、シャフトに保持されつつ回動する弾性部材から芯管本体が筒心中心に空回りするようなことが防止できる。
また、第2実施形態に係る包装材巻き付け用芯管2Aは、芯管本体部2Aと弾性部3Aとを押出成形によって一体に成形する例を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、包装材巻き付け用芯管は、芯管本体部と弾性部とをインサート成形、アウトサート成形、その他の方法により成形されてもよい。
1…包装材巻き付け用芯管、2…芯管本体、2a…開口端部、2b…内周面、2c…開口端、2d…外周面、21…雌ねじ、3…弾性部材、31…第1環状部、32…第2環状部、33…溝、34…隙間、4…保持部材、41…固定保持部材、42…可動保持部材、1A…包装材巻き付け用芯管、2A…芯管本体部、2Aa…開口端部、2Ab…内周面、21A…リブ、3A…弾性部、3Aa…開口端部、3Ab…内周面、31A…係合部、5…シャフト、100…包装材巻き付け用芯管、120…芯管本体、130…弾性部材、131…溝、200…包装材巻き付け用芯管、220…芯管本体、221…支持管部、222…受け部、223…雌ねじ、230…弾性部材、231…第1環状部、232…第2環状部、233…雄ねじ、300…包装材巻き付け用芯管、320…芯管本体、321…支持管部、322…受け部、330…弾性部材、331…第1環状部、332…第2環状部、500…紙管(包装材巻き付け用芯管)、500a,500a’…開口端部、500b,500b’…内周面

Claims (3)

  1. 略円筒形に形成された芯管本体と、該芯管本体の開口端部に設けられ、芯管本体と一体に回動可能に芯管本体に装着される弾性部材とを備え
    芯管本体は、一方の開口と他方の開口との間の筒芯方向に沿って連続してリブをその内周面に備え、
    弾性部材は、環状に形成され、芯管本体のリブに沿って溝が切られ該リブを嵌め込み可能な係合部をその外周面に備えることを特徴とする巻き付け用芯管。
  2. 弾性部材は、接着剤を注入して芯管本体に固定するために、全周に渡って連続して形成される溝を備える請求項1に記載の巻き付け用芯管。
  3. 略円筒形に形成された芯管本体と、該芯管本体の開口端部に設けられ、芯管本体と一体に回動可能に芯管本体に装着される弾性部材とを備え
    芯管本体は、一方の開口と他方の開口との間の筒芯方向に沿って連続してリブをその内周面に備え、
    弾性部材は、芯管本体の一方の開口端から他方の開口端に至る長さを有する略円筒形に形成され、芯管本体のリブに沿って溝が切られ該リブを嵌め込み可能な係合部をその外周面に備え、係合部が筒芯方向に沿って芯管本体の一方の開口端から他方の開口端に渡って形成されることを特徴とする巻き付け用芯管。
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