JP5066151B2 - 電球交換器具 - Google Patents

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本発明は、手の届かない高所に取り付けられた電球を交換するのに使用される電球交換器具に関する。
従来、手の届かない高所に取り付けられた電球は、人が椅子や踏み台に載って腕を伸ばして手で直接まわして緩めてソケットから取り外した後、新規のものを同じく手で直接にソケットにねじ込んで取り付けていた。このため、高齢者、体の不自由な人、妊婦等は、椅子や踏み台に載って電球を交換することが危険であった。また、電球の交換に椅子や踏み台を用意しなければならなかった。
そこで、安全で、椅子や踏み台を用意することなく電球の交換ができる電球交換器具が特許文献1に開示されている。
この電球交換器具は、昇降操作棒の先端に設けられた弾性部材からなる電球把持部と、昇降操作棒の外周に同心状にスライド自在に配置された円筒状のスライド棒と、このスライド棒の先端に設けられた漏斗状の押圧部と、昇降操作棒をスライド棒に引き込む方向に付勢するばねとで構成されている。
通常、電球把持部は、ばねが昇降操作棒をスライド棒に引き込む方向に付勢しているので、押圧部内に引き込まれて窄まされている。電球を交換するとき、昇降操作棒をばねに抗して、スライド棒から押し出すように上昇させると、電球把持部は、押圧部内から出て広がり、電球の略下半分を受け入れることができるようになる。そして、昇降操作棒をばねによって、スライド棒に引き込ませると、電球把持部は、押圧部内に引き込まれて窄まり、ソケットにねじ込まれている電球を把持する。この状態で、昇降操作軸とスライド軸とを一体に回すと電球把持部も一体に回り、電球把持部は電球を把持したまま回転する。この結果、電球をソケットから外すことができる。
特許平7−14559号公報
しかし、従来の電球交換器具は、電球把持部が電球を横方向から把持して押圧部内に多少引き込まれて窄まり、電球を把持するようになっているので、押圧部の形状と異なる電球を把持するのが困難であった。
また、電球把持部が電球を把持する把持力は、電球把持部を押圧部内に引き込むばねによって得ていた。このため、保持力は、強過ぎると電球を割るおそれがあるので、おのずと、交換頻度の多い電球に合わせていた。しかし、その電球より小さい電球の場合、把持力不足が生じて、円滑に電球の交換を行うことができないことがあった。また、逆に、大きい電球の場合、把持力が強くなり、電球を割るおそれがあった。
また、把持部等が可動であるために構造が複雑となり、さらに、昇降操作棒とスライド棒とが二重構造となるために、重さが重いという問題があった。
また、電球の交換中に把持部が緩んだ場合には、電球が大きく姿勢を崩して落下するおそれもあった。
そこで、本発明は、構造が簡単で軽量化が可能でありながら、形状の異なる電球を、交換中に電球の姿勢を崩すことなく安全で確実に交換することができる電球交換器具を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、手の届かない高所に露出状態で下向きに取り付けられた電球を交換する際に、立てた状態で使用される棒状の電球交換器具に関する。この発明に係る電球交換器具は、人手により下端側が回転操作される操作棒と、前記操作棒の上端に椀状に設けられ、内周面において球状電球と扁平電球とを択一的に保持する電球保持体と、を備え、前記電球保持体は、前記内周面のうちの下側に設けられて、前記球状電球の電球本体の下部を略下方から支持する球状電球支持面と、前記内周面のうちの上側に、前記球状電球支持面の上端縁に沿って環状に設けられて、前記扁平電球の電球本体の側部を略斜め下方から支持する扁平電球支持面と、前記内周面を周方向に等分する位置のそれぞれに設けられ、支持状態の前記電球本体に接触して前記球状電球又は前記扁平電球の姿勢を安定させるとともに、前記電球保持体の回転を前記電球本体に伝達する複数の滑り止め部と、を有し、前記操作棒は、下端側の可動軸と、上端側の従動軸とに分割されていて、前記可動軸の上部と前記従動軸の下部との間に、電球取り付け時の前記可動軸の過回転力が前記従動軸、前記電球保持体を介して前記電球に伝達されるのを防止する空回り機構を有し、前記空回り機構は、前記可動軸の上部と前記従動軸の下部とのうちの、一方に設けられたフランジ部と他方に設けられて前記フランジ部の外周面を覆う包持部と、前記フランジ部の外周側と前記包持部の内周側との間に周方向に沿って設けられた溝部に配設されたばね部材と、有し、前記ばね部材は、電球取り外し時の前記可動軸の回転に対しては、一方の端部を前記フランジ部側に係合させるとともに他方の端部を前記包持部側に係合させて、前記可動軸の回転をそのまま前記従動軸に伝達し、電球取り付け時の前記可動軸の回転に対しては、前記可動軸に前記過回転力が加わったときには、前記可動軸との間に滑りを発生させて前記過回転力が前記従動軸に伝達されるのを禁止する、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記操作棒が、長さ方向に分割された複数の分割軸によって構成され、隣接する2つの分割軸の端部相互の間に、前記分割軸相互を着脱可能に接続する接続機構が設けられている、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記球状電球及び前記扁平電球よりも小型の電球を保持する小型電球保持孔を有し、前記扁平電球支持面に着脱可能な小型電球保持体と、前記小型電球保持体を前記扁平電球支持面に着脱可能に固定するロック機構と、を備えた、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電球保持体は、球状電球支持面によって球状電球の電球本体の下部を略下方から支持し、滑り止め部によって球状電球を安定した姿勢で保持することができる。また、扁平電球支持面によって扁平電球の電球本体の側部を略斜め下方から支持し、滑り止め部によって扁平電球を安定した姿勢で保持することができる。つまり、電球保持体は、それぞれ形状の異なる球形電球を扁平電球とを、球形電球支持面又は扁平電球支持面と滑りとめ部によって、択一的に安定した姿勢で保持することができる。
操作棒の下端側を握って回転させると、その回転は、電球保持体を介して、滑り止め部によって電球に伝達することができる。
したがって、電球交換器具は、ソケットにねじ込まれている電球を取り外す際には、操作棒の下端を握って緩み方向(左回り)に回転させることで、電球保持体、滑り止め部を介して電球を緩み方向に回転させてソケットから取り外すことができる。そして、このと取り外し動作中においては、電球が緩んだり、外れたりした場合であっても、球面電球支持面又は扁平電球支持面と滑り止め部とによって電球を安定した姿勢で保持することができるので、取り外し動作を確実に行うことができるとともに、たとえ、操作棒が傾斜した場合であっても、電球が姿勢を崩したり落下したりするおそれがないため、電球の取り外しを安全で確実に行うことができる。
一方、電球交換器具は、電球をソケットにねじ込んで取り付ける際には、まず、球状電球支持面又は扁平電球支持面と滑り止め部とによって電球を安定した姿勢で保持する。この状態で、操作棒を立てて、その下端側を握って締め付け方向(右回り)に回転させることで、電球保持体、滑り止め部を介して電球を締め付け方向に回転させてソケットに取り付けることができる。この取り付け動作中においても、球状電球支持面又は扁平電球支持面と滑り止め部とによって電球を安定した姿勢で保持することができるので、取り付け動作中に電球が姿勢を崩したり、落下したりするおそれがないため、電球の取り付けを安全で確実に行うことができる。
また、電球を保持するための可動部分が不要となるので、構造を簡素化することができる。
また、昇降操作棒とスライド棒とが必要な従来例に比較して、軽量化することが可能である。
また、空回り機構によって、可動軸の過回転力が電球本体に伝達されるのを禁止することができるので、電球本体が割れたり、締め付けすぎによって球状電球や扁平電球が外れなくなったりすることを防止できる。
また、空回り機構は、電球取り外し時には、フランジ部と包持部との双方にばね部材が係合することにより、可動軸の回転をそのまま従動軸に伝達する一方、電球取り付け時には、駆動軸の過回転力に対してはフランジ部とばね部材との間で滑りが発生して、回転力が電球本体に伝達されるのを防止できる。
請求項2の発明によれば、操作棒は、複数の分割軸を接続部材によって着脱することにより、簡単に長さ調整をすることができる。
請求項3の発明によれば、小型電球保持体をロック機構によって電球保持体に着脱可能に取り付けることにより、小型電球の取り付け・取り外しが可能となる。
(A)〜(C)は、実施形態1の電球交換器具1を説明する図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は一部破断正面図である。 電球交換器具1のヘッド(電球保持体)20が球状電球WA(実線で図示)又は扁平電球WB(二転鎖線で図示)を保持した状態を示す正面拡大図である。 (A)〜(C)は、ヘッド20の拡大図であり、(A)は平面図、(B)は球状電球WA、扁平電球WB(いずれも二点鎖線で図示)を取り付けた状態の正面断面図、(C)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。 (A)〜(C)は、実施形態2の電球交換器具2を説明する図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は一部破断正面図である。 空回り機構14を説明する図であり、(A)は可動軸12Dを回転させていないときの正面断面図、(B)は(A)中のG−G線矢視断面図、(C)は可動軸12Dを、電球WA,WBの緩み方向(矢印L方向:左回り)に回転させたときの正面断面図、(D)は(C)中のH−H線矢視断面図、(E)は可動軸12Dを、電球WA,WBの締め付け方向(矢印R方向:右回り)に回転させて空転しているときの正面断面図、(F)は(E)中のJ−J線矢視断面図である。 操作棒10の長さを調節する接続機構15を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は(A)の断面図(正面断面図)、(C)は右側面図、(D)は(C)の断面図(右側面断面図)、(E)は(C)中のK−K矢視断面図、(F)は(C)中のM−M矢視断面図、(G)は左側面図、(H)は(G)の断面図(左側面断面図)である。なお、図6においては、断面のハッチングは省略している。 実施形態3において、電球WA,WBよりも小型の小型電球(不図示)を交換できる小型電球用ヘッド(小型電球保持体)51と、ロック機構52とを説明する図であり、(A)は平面図、(B)は正面断面図、(C)は(B)のロック機構52の右側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同じ構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
以下、図1〜図3を参照して、本発明を適用した実施形態1の電球交換器具1について説明する。ここで、図1(A)〜(C)は、電球交換器具1を説明する図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は一部破断正面図である。図2は、電球交換器具1のヘッド(電球保持体)20が球状電球WA(実線で図示)又は扁平電球WB(二転鎖線で図示)を保持した状態を示す正面拡大図である。図3(A)〜(C)は、ヘッド20の拡大図であり、(A)は平面図、(B)は球状電球WA、扁平電球WB(いずれも二点鎖線で図示)を取り付けた状態の正面断面図、(C)は(A)中のA−A線矢視拡大図である。
ここで、電球交換器具1が交換対象(着脱対象)とする球状電球WA、扁平電球WBについて説明する。図2に示すように、球状電球WAは、天井Tに設けられたソケットSに螺合されるねじ部WAaと、下部が略半球状の電球本体WAbとを有している。球状電球WAとしては、例えば、電球型蛍光灯(パルックボール(登録商標))があげられる。一方、扁平電球WBは、球状電球WA用のソケットSとは異なるソケットSに螺合されるねじ部WBaと、下部が球形を上下方向の押し潰したような扁平形状の電球本体WBbとを有している。扁平電球WBとしては、例えば、レフ電球があげられる。これらの球状電球WA、扁平電球WBは、電球本体WAb,WBbよりも、ねじ部WAa,WBaの方が重く、重心が高い位置にあるため、交換中に姿勢を崩さないように、しっかりと保持することが肝要である。一方、電球本体WAb,WBbは、例えば、薄手のガラス、あるいはこれと同等の合成樹脂によって形成されていて、大きな力が作用した場合には、割れるおそれがあるので、必要以上の力が作用しないようにすることも肝要である。
なお、以下の説明で、特に球状電球WAと扁平電球WBとを区別する必要がない場合には、適宜、電球WA,WBといい、電球一般についていうときは、単に、電球という。
本実施形態の電球交換器具1は、手の届かない高所に露出状態で下向きにソケットSにねじ込まれている電球WA,WBを、椅子や踏み台等を使用することなく取り外し、また、新規のものを取り付ける器具、つまり、形状の異なる電球WA,WBのいずれも交換することができる器具である。また、電球交換器具1は、電球を横方向から把持する従来のものと比較して、交換時に電球WA,WBが割れにくい。また、従来のものと比較して、交換中に電球WA,WBの姿勢が変化しにくく、バランスを崩して落下する等の事故を有効に防止することができる。
以下、電球交換器具1について詳述する。
電球交換器具1は、図1に示すように、中心軸Cに沿って棒状に長く延びて、使用時には長手方向を上下方向に向けた立てた状態で使用される操作棒10と、この操作棒10の上端(先端)に開口部を上に向けて取り付けられた椀状のヘッド(電球保持体)20とを備えている。
操作棒10は、中心軸Cに沿って延びる棒本体12と、この棒本体12の下端に設けられたグリップ11とを有している。
棒本体12は、例えば、ステンレス,アルミニウム等の金属パイプによって形成されていて、中心軸Cに直交する断面が円形に形成されている。棒本体12は、図3に示すように、上端12aが後述するヘッド20の取付部24に嵌合されている。一方、図1に示すように、棒本体12の下端(基端部)には、例えば、ゴム等によって滑り止めが施されたグリップ11が取り付けられている。ユーザは、電球交換器具1を使用する際には、図1(B)に示すように、この操作棒10を立てた状態でグリップ11を把持し、操作棒10を左回り(矢印L方向)に回転させることにより、ヘッド20を左回り(電球WA,WBの緩み方向)に回転させ、また、右回り(矢印R方向)に回転させることで、ヘッド20を右回り(電球WA,WBの締め付け方向)に回転させることができる。
ヘッド20は、図2に示すように、操作棒10の上端に固定されており、椀状に形成されたヘッド本体21と、滑り止め部としての粘着部22と、緩衝部材23とを有している。
ヘッド本体21は、中心軸Cを中心とした回転体によって、上方に向けて開口された椀状に形成されており、機能的に4つの部分、すなわち、下方から上方に向かって順に、取付部24、下部25、中間部26、上部27とに分かれている。ヘッド本体21は、例えば、合成樹脂(プレスチック)によって形成されている。
取付部24は、内側に、下方に向けて開口する嵌合穴24aが形成されていて、この嵌合穴24aに、上述の棒本体12の先端部12aが挿入されて嵌合されている。
ヘッド本体21の内周面は、中心軸Cからの距離(中心軸Cを基準とした半径)が、上側に位置する部分ほど大きくなるように形成されていて、下方から順に、下部25の内周面である球状電球支持面25aと、中間部26の内周面である扁平電球支持面26aと、上部27の内周面である緩衝部材支持面27aとが連続して形成されている。
球状電球支持面25aは、球状電球WAの電球本体WAbの下部の形状に倣って、略球面の一部によって形成されている。このため、球状電球WAは、電球本体WAbの下部が、球状電球支持面25aに密着して広い面積で略下方から支持されることになり、球状電球WAの交換時に、球状電球支持面25aから電球本体WAbに作用する力を分散させて、電球本体WAbを割れにくくすることができる。球状電球支持面25aの上端縁25bは、扁平電球支持面26aとの境界線を構成するものであり、内側に向かって凸状の円形に形成されている。
扁平電球支持面26aは、扁平電球WBの電球本体WBbの側部の形状に倣って、球状電球支持面25aの上端縁25bに沿った環状に形成されている。扁平電球支持面26aは、球状電球支持面25aの上端側を外側に押し広げたように形成されており、図3(B)に示す断面形状においても、電球本体WBbの側部の形状に倣った曲線状に形成されている。このため、扁平電球WBは、電球本体WBbの側部が、扁平電球支持面26aに密着して広い面積で略斜め下方から支持されることになり、球状電球WBの交換時に、扁平電球支持面26aから電球本体WBbに作用する力を分散させて、電球本体WBbを割れにくくすることができる。球状電球支持面25aの上端縁26bは、緩衝部材支持面27aとの境界線を構成するものであり、円形に形成されている。
緩衝部材支持面27aは、上端縁26bを介して扁平電球支持面26aに連続する環状に形成されている。本実施形態においては、緩衝部材支持面27aは、上端縁26bを介して扁平電球支持面26aに滑らかに連続するように構成されている。このため、上端縁26bは、形状的には区別できるものではないが、扁平電球WBの電球本体WBbに接触する面である扁平電球支持面26aのうちの最上位に位置する部分を上端縁26bと決めている。このように決めると、上端縁26bの上側に位置する緩衝部材支持面27aは、電球本体WBbの側部に接触することなく、上側に位置する部分ほど側部との間の隙間が広くなる。緩衝部材支持面27aの上端は、周端縁27bとなっている。
上述のように、ヘッド本体21の内周面は、機能上、2箇所の上端縁25b,26bを境界として、下方から順に3つ部分、すなわち、球状電球支持面25a、扁平電球支持面26a、緩衝部材支持面27aに分割されている。そして、これら3つの面に対しては、球状電球WAは、その電球本体WAbが球状電球支持面25aにのみ接触し、扁平電球WBは、その電球本体WBbが扁平電球支持面26aにのみ接触するようになっている。
図3(B)に示すヘッド20の深さXは、重みのある球状電球WAであっても、落下させることなく保持するのに最低限必要な深さに設定されている。また、電球WA,WBを交換するとき、ヘッド本体21の周端縁27bがソケットSを設けてある天井Tに当接しない深さXに設定されている。
さらに、ヘッド20の深さXと外径Yは、天井Tに設けられたソケットSに電球WA,WBを着脱する際、ソケットSと電球WA,WBのねじ部WAa,WBaとをユーザが下から見上げたときに、ソケットSの入口とねじ部WAa,WBaとが周端縁27bを覆う後述の緩衝部材23によって見えにくくならない寸法に設定されている。
ここで、球状電球支持面25aは、球状電球WAの電球本体WAbを略下方から、また、扁平電球支持面26aは、扁平電球WBの電球本体WBbを略斜め下方から支持することはできるが、上述のように、交換時の電球WA,WBは、比較的高い位置に重心があるので、交換時の電球WA,WBを安定した正しい姿勢に保持することは困難である。例えば、電球WA,WBは、交換時に上述の操作棒10が傾斜した場合には、姿勢を崩して、極端な場合には落下するおそれがある。なお、正しい姿勢とは、電球WA,WBの中心軸が、電球交換器具1の中心軸Cと一致することをいう。
本実施形態では、次に説明する粘着部22によって、電球WA,WBが正しい姿勢を維持するようにしている。
粘着部(滑り止め部)22は、図3(A)に示すように、ヘッド20の内周面を周方向に等分する位置のそれぞれに設けられている。本実施形態では、2等分する位置のそれぞれに設けられている。粘着部22は、例えば、粘着剤が両面に塗布された両面テープをヘッド本体21の内周面に貼着することで構成することができる。すなわち、粘着部22は、図3(C)に示すように、両面テープを適宜な長さに切って、一方の端部(上端)22aがヘッド本体21の上部27の周端縁27b近傍に位置し、中間部が緩衝部材支持面27aから上端縁26bを超えて扁平電球支持面26aに貼着され、さらに、上端縁25bを超えて球状電球支持面25aにまで延びるように貼着されて、他方の端部(下端)22bが上端縁25bよりも下方に位置するように構成されている。
粘着部22は、このように構成すると、扁平電球支持面26aと球状電球支持面25aとの双方に同時に簡単に設けることができる。また、粘着部22は、両面テープで構成すれば、厚さを薄くすることができるので、球状電球WAの電球本体WAbを粘着部22に粘着させた際に、電球本体WAbの他の部分が球状電球支持面25aに密着されるのを妨げない。同様に、扁平電球WBの電球本体WBbを粘着部22に粘着させた際に、電球本体WBbの他の部分が扁平電球支持面26aに密着されるのを妨げない。また、粘着部22は、扁平電球支持面26aにおける中心軸Cから最も遠い部分(上端縁26a近傍)と球状電球支持面25aにおける中心軸Cから最も遠い部分(上端縁25a近傍)との双方に設けることができ、これにより、ヘッド20の回転を、粘着部22を介して電球WA,WBに伝達する際に、大きな回転力を伝達することが可能である。また、粘着部22が、ヘッド本体21の内周面を周方向に2等分する位置のそれぞれに設けてあるので、粘着部22が1箇所である場合や、2箇所ではあるが2等分する位置ではない場合と比較して、ヘッド20の回転を粘着部22を介して電球WA,WBに円滑に伝達することができる。また、粘着部22が2箇所に設けてあるので、球状電球支持面25a又は扁平電球支持面26aで支持した電球本体WAb,WBbを2箇所の粘着部22に粘着させることで、電球WA,WBの姿勢を正しく保持するとともに、例えば、電球WA,WBの交換中に操作棒10が傾斜した場合であっても、姿勢を崩すことがなく、もちろん落下するおそれもない。さらに、粘着部22のうちの、緩衝部材支持面27aに位置する部分は、後述する緩衝部材23を固定するのに利用することができる。
ところで、天井TのソケットSから電球WA,WBを取り外した後、及び電球WA,WBをソケットSに取り付けた後には、これら電球WA,WBを粘着部22から剥離させることが必要となるため、粘着力は大きすぎないことが要求される。一方、電球WA,WBの姿勢を正しく保持したり、ヘッド20に回転力を確実に電球WA,WBに伝達したりするためには、小さすぎないことが要求される。
そこで、粘着部22は、粘着テープ22の粘着剤自体の粘着力が異なるものを使用したり、粘着テープの幅(ヘッド本体21の周方向に沿っての幅)を変更したり、配設箇所を2箇所ではなく3箇所以上にしたりすることで、全体としての粘着力を調整する。
例えば、粘着部22を、ヘッド本体21の内周面を周方向に3等分する位置のそれぞれに設けた場合には、2箇所の場合と比較して、全体としての粘着力は同じであっても、1箇所ごとの粘着部22の粘着力を小さくすることができるので、電球WA,WBを剥離しやすくすることができ、また、ヘッド20の回転を一層円滑に電球WA,WBに伝達できるとともに、電球WA,WBの姿勢をより安定させることが可能である。
なお、実際には、粘着テープの幅を適宜に設定することにより、粘着部22は、ヘッド本体21の内周面を周方向に2等分する位置にそれぞれ設ければ十分である。また、上述では粘着部22が緩衝部材支持面27aにも存在する場合を例に説明したが、粘着部22は、ここにはなくて、扁平電球支持面26aと球状電球支持面25aとに存在するようにしてもよい。
緩衝部材23は、ヘッド本体21の上部27の周端縁27bを覆うように設けられている。緩衝部材23は、図3(C)に示すように、外側端部23aがヘッド本体21の上部27の外周面側に回り込み、中間部が周端縁27bを覆って、内側端部23bが上端縁26bと略同じかこれよりも少し上に位置するように配置されている。緩衝部材23は、この状態で、周端縁27bを全周にわたって覆うように構成されている。したがって、緩衝部材23のうちの、粘着部22に対応する部分は、この粘着部22によって固定されることになる。緩衝部材23は、例えば、スポンジによって構成されている。緩衝部材23は、その内側端部23bが扁平電球支持面26aにはかからないので、扁平電球支持面26aに扁平電球WBの電球本体WBbの側部が密着される際に、その妨げにならない。また、緩衝部材23のうちの、緩衝部材支持面27a上に位置する部分は、扁平電球支持面26aに扁平電球WBの電球本体WBbの側部が密着される際に、この密着される側部よりも少し上の側部と、緩衝部材支持面27aとの間に挟み込まれて圧縮される。これにより、扁平電球WBを一層確実の保持することが可能となる。このように、緩衝部材23がヘッド本体21の上部27の周端縁27bを覆うように設けられているので、特に、電球WA,WBをソケットSから取り外す際に、周端縁27bが直接、電球本体WAb,WBbに当たって、割ったりするおそれがない。
以上の構成の電球交換器具1によって球状電球WAをソケットSに着脱する動作を説明する。
球状電球WAをソケットSに取り付ける場合、ヘッド20の球状電球支持面21により球状電球WAを支持し、さらに粘着部22に貼着する。これにより、球状電球WAは、ヘッド20によって正しい姿勢で保持される。この状態で、球状電球WAのねじ部WAaをソケットSに挿入して、操作棒10を右回りに回転させる。すると、ヘッド20と球状電球WAは、互いに滑ることなく、粘着部22によって一体に回転して、球状電球WAはソケットSにねじ込まれる。
球状電球WAをソケットSから取り外す場合、球状電球WAにヘッド20の球状電球支持面21を球状電球WAに当接させて、さらに、粘着部22を球状電球22に粘着させる。その後、操作棒10を左回りに回転させる。ヘッド20と球状電球WAは、互いに滑ることなく、粘着部22によって一体に回転して、球状電球WAはソケットSから外れる。球状電球WAはソケットSから外れた後も、粘着部22によって正しい姿勢が保持され、かつ、姿勢を崩して落下するようなことはない。
この一連の交換動作において、電球交換器具1は、球状電球支持面21が球状電球WAの電球本体WAbの下部に倣って形成されているので、電球本体WAbに加わる押圧力を分散させることができ、これにより、球状電球WAが割れにくくなる。また、フィット感と安定感があるので、球状電球WAをソケットSに対して安定した正しい姿勢で回転させて交換し易いという特徴がある。
一方、扁平電球WBをソケットSに取り付ける場合、扁平電球支持面22によって扁平電球WBを保持し、さらに、扁平電球WBを粘着部22に粘着させる。これにより、扁平電球WBは、ヘッド20によって正しい姿勢で保持される。扁平電球WBのねじ部WBbをソケットSに挿入して、操作棒10を右回りに回転させる。すると、ヘッド20と扁平電球WBは、粘着部22によって互いに滑ることなく一体に回転する。この結果、扁平電球WBはソケットSにねじ込まれる。
扁平電球WBをソケットSから取り外す場合、ソケットSにねじ込まれている扁平電球WBに扁平電球支持面22を押し付け、さらに、粘着部22を扁平電球WBに粘着する。その後、操作棒10を左回りに回転させる。ヘッド20と扁平電球WBは、粘着部22によって互いに滑ることなく一体に回転する。この結果、扁平電球WBはソケットSから外れる。
この一連の交換動作において、電球交換器具1は、扁平電球支持面26aが、扁平電球WBの電球本体WBbの側部の形状に倣って形成されていて電球本体WBbに密着するので、電球本体WBbに加わる押圧力を分散させて、電球本体WBbを割れにくくすることができる。また、フィット感と安定感があるので、扁平電球WBをソケットSに対して安定した正しい姿勢を保持した状態で回転させて交換し易いという特徴がある。
また、電球交換器具1は、ソケットSにねじ込まれている電球WA,WBを取り外す際に、周端縁27bが電球本体WAb,WBbにぶつかるようなことがあっても、周端縁27aを覆う緩衝部材23が電球本体WAb,WBbにぶつかるので、電球本体WAb,WBbが割れにくい。
<実施形態2>
図4〜図6を参照して、本発明を適用して実施形態2の電球交換器具2について説明する。なお、ヘッド(電球保持体)20については、実施形態1のものと同様であるので説明は適宜、説明は省略する。
ここで、図4(A)〜(C)は、電球交換器具2を説明する図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は一部破断正面図である。図5は、空回り機構14を説明する図であり、(A)は可動軸12Dを回転させていないときの正面断面図、(B)は(A)中のG−G線矢視断面図、(C)は可動軸12Dを、電球WA,WBの緩み方向(矢印L方向:左回り)に回転させたときの正面断面図、(D)は(C)中のH−H線矢視断面図、(E)は可動軸12Dを、電球WA,WBの締め付け方向(矢印R方向:右回り)に回転させて空転しているときの正面断面図、(F)は(E)中のJ−J線矢視断面図である。図6は、操作棒10の長さを調節する接続機構15を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は(A)の断面図(正面断面図)、(C)は右側面図、(D)は(C)の断面図(右側面断面図)、(E)は(C)中のK−K矢視断面図、(F)は(C)中のM−M矢視断面図、(G)は左側面図、(H)は(G)の断面図(左側面断面図)である。なお、図6においては、断面のハッチングは省略している。
図4に示すように、操作棒10は、長さ方向に3つの分割軸12A,12B,12Cに分割されている。各分割軸12A,12B,12Cは、接続機構15によって、着脱自在に接続されている。さらに、最上位の分割軸12Aは、長さ方向に可動軸12Dと従動軸12Eとに分割されて空回り機構14によって接続されている。
空回り機構14は、ユーザが操作棒10を回転させる側となる可動軸12Dとヘッド20が設けられた従動軸12Eとの間に設けられている。
図5(A)〜(F)に示すように、空回り機構14は、可動軸12Dの上端部に太径に形成されたフランジ部31と、従動軸12Eに設けられてフランジ部31を包持する包持部32と、フランジ部31の外周と包持部32の内周の間に保持されたC字状のばね部材33とによって構成されている。
包持部32は、弾性変形してフランジ部31とばね部材33とを受け入れて、包持して可動軸12Dと従動軸12Eとを接続するようになっている。
フランジ部31の外周の一部分(略1/4周分)には、駆動溝34が形成されている。駆動溝34は、可動軸12Dの右回り(図4(B),図5(F)中の矢印R方向)に深さが徐々に深くなり、終端が段部34aになっている。包持部32の内周には、従動軸12Eの右回り(図4(B),図5(D)中の矢印R方向)に深さが一定で、ばね部材33を保持する保持溝36(略1/2周分)と、保持溝36に連続して従動軸12Eの右回りに深さが徐々に深くなるばね逃げ溝38とが形成されている。ばね逃げ溝38の終端が段部38aになっている。図5(B),(D)に示す状態では、駆動溝34とばね逃げ溝38とは、段部34a,38a相互を一致させた状態で互いに対向するように形成されている。
C字状のばね部材33は、フランジ部31を締め付ける方向に弾性を備えている。ばね部材33の一端には、駆動溝34とばね逃げ溝38との段部34a,38aに同時に当接(係合)する頭部33aが形成されている。
以上の構成の空回り機構14は、球状電球WAと扁平電球WBとのいずれの電球WA,WBであっても、電球WA,WBをソケットSから取り外すとき、図5(A)、(B)に示す状態から、図5(C)、(D)に示すように、可動軸12Dを矢印L方向に回転させると、駆動溝34の段部34aがばね部材33の頭部33aに当接し、ばね部材33の尾部33bが保持溝36の段部36aに当接(係合)して、従動軸12Eも矢印L方向に回転する。従動軸12Eは、矢印L方向に回転して電球WA,WBをソケットSから取り外す。
電球WA,WBをソケットSに取り付けるとき、図5(A),(B)に示す状態、あるいは、図5(C)、(D)に示す状態から可動軸12Dを矢印R方向に回転させると、弾性によって可動軸12Dを締め付けているばね部材33が可動軸12Dと一体に矢印R方向に回転して、ばね部材33の頭部33aがばね逃げ溝38の段部38aを押圧して摩擦力により従動軸12Eを矢印L方向に回転させ、電球WA,WBをソケットSにねじ込む。
電球WA,WBがソケットSにねじ込まれて、それ以上回転しなくなった状態で、可動軸12Dをさらに矢印R方向に回転させると、従動軸12Eの回転が阻止されて、可動軸12Dが回転する。すると、図5(E),(F)に示すように、可動軸12Dを締め付けているばね部材33は、回転阻止されている従動軸12Eのばね逃げ溝38の段部38aに当接して回転を阻止される。したがって、可動軸12Dのみ矢印R方向に回転する。この結果、可動軸12Dの過回転力は、従動軸12Eに伝達されることがなく、電球WA,WBを無理に回転させてソケットSにねじ込みすぎてとれなくなったり、割れたりするおそれを少なくすることができる。
図4に示すように、操作棒10は、長さ方向に3分割されて、分割された分割軸12A,12B,12Cの端部相互の間に、分割軸相互を着脱可能に接続する接続機構15が設けられている。接続機構15は、3本の分割軸12A,12B,12Cのうち、1〜3本を自由に使用できるようにして、電球WA,WBの取り付け高さ位置に合わせて、操作棒10の長さを調節できるようになっている。
操作棒10は、相互の接続部分が断面楕円形のパイプ状に形成されている。接続機構15は、図4(C)において、分割された3つの分割軸12A,12B,12C相互を接続するため、各分割軸12A,12B,12Cの間に設けられている。2つの接続機構15は、同一機構であるので、1番上の分割軸12Aと上から2番目の分割軸12Bとを接続する接続機構15について説明をして、他の接続機構15の説明は、省略する。このため、以下、1番上の分割軸12Aを上位の分割軸12A、上から2番目の分割軸12Bを下位の分割軸12Bと言う。
上位の分割軸12Aの下端部分12Aaは、下位の分割軸12Bの上端部分12Baに挿入できるように細く形成された細径部12Abになっている。上位の分割軸12Aの中間部分と細径部12Abとの境目は、段部12Acになっている。上位の分割軸12Aの下端部分12Aaを下位の分割軸12Bの上端部分12Baに挿入したとき、分割軸12A,12B相互は、段部12Acに受け止められて、接続された状態になる。しかも、両方の分割軸12A,12Bとも断面が楕円に形成されているので、電球WA,WBの交換時に、操作棒10を回しても、分割軸12A,12B相互は、互いに空回りすることなく、一体に回転するようになっている。
分割軸12A,12B相互をつなげたとき、分割軸12A,12B相互が抜けないように、抜け止め部材41が下位の分割軸12Bの上端部分12Baに設けられている。抜け止め部材41は、樹脂製であり、断面楕円形に形成されて、扁平な部分に軸方向に沿ってスリット41aが形成され、上位の分割軸12Aの下端部分12Aaと下位の分割軸12Bの上端部分12Baとに密着させて双方の分割軸12A,12Bを遊びがないように把持して、接続するようになっている。
そして、抜け止め部材41は、内側に突設された突起42が下位の分割軸12Bの上端部分12Baに形成された係合孔43に係合して、下位の分割軸12Bの上端部分12Baから上方へ抜けないように、下位の分割軸12Bの上端部分12Baに固定的に設けられている。
抜け止め部材41は、上位の分割軸12Aの下端部分12Aaを受け入れるようになっている。抜け止め部材41は、上位の分割軸12Aの下端部分12Aaを受け入れたとき、上位の分割軸12Aが上方へ抜けないようにするため、抜け止め部材41に沿って形成された舌片状の弾性を有するロック片44の突起45が上位の分割軸12Aに形成されたロック孔46に係合するようになっている。ロック片44は、引き起こすことができるように抜け止め部材41に形成されている。上位の分割軸12Aの下端部分12Aaには、上位の分割軸12Aを抜け止め部材41に挿入したとき、ロック片44の突起45をロック孔46に案内する案内斜面47が形成されている。
以上の構成の接続機構15による、分割軸12A,12B相互の接続、分離を説明する。抜け止め部材41は、突起42が係合孔43に係合されて、下位の分割軸12Bの上端部分12Baに取り付けられて一体化されている。この状態で、上位の分割軸12Aの下端部分12Aaを抜け止め部材41に挿入し、上位の分割軸12Aの細径部12Abを下位の分割軸12Bの上端部分12Baに挿入する。このとき、上位の分割軸12Aと下位の分割軸12Bとが断面楕円形に形成されているので、上位の分割軸12Aの回転方向の向きを、下位の分割軸12Bの向きに合わせて、細径部12Abを下位の分割軸12Bの上端部分12Baに挿入する。挿入に伴って、ロック片44が一旦外側に弾性変形して、ロック片44の突起45が案内斜面47に案内されてロック孔46に係合する。これによって、上位の分割軸12Aと下位の分割軸12Bとが接続されたことになる。
その後、下位の分割軸12Bを握って回転させると、上位の分割軸12Aと下位の分割軸12Bとが断面楕円形に形成されていることと、突起42が係合孔43に係合し、ロック片44の突起45がロック孔46に係合していることとによって、上位の分割軸12Aと下位の分割軸12Bとが一体に回転する。
双方の分割軸12A,12Bを分離するには、ロック片44を上位の分割軸12Aから離れる方向に撓ませて弾性変形させる。すると、ロック片44の突起45がロック孔46から抜けて、上位の分割軸12Aを抜け止め部材41から抜き取ることができ、双方の分割軸12A,12Bを分離することができる。
以上のように、電球交換器具2に接続機構15を設けると、操作棒10の長さを電球WA,WBの交換をし易い長さに調節することができて、ソケットSから取り外す電球WA,WBに電球交換器具2をぶつけて電球WA,WBを割るおそれを少なくすることができる。
<実施形態3>
図7を参照して、本発明を適用して実施形態3について説明する。
図7は、電球WA,WBよりも小型の小型電球(不図示)を交換できる小型電球用ヘッド(小型電球保持体)51と、ロック機構52とを説明する図であり、(A)は平面図、(B)は正面断面図、(C)は(B)のロック機構52の右側面図である。
小型電球用保持体としての小型電球用ヘッド51は、扁平電球支持面26aに装着されて、小型電球を保持できるようにリング状に形成されている。小型電球用ヘッド51は、太径部51aと、細径部51bと、これらの境目に形成された段部51cと、小型電球保持孔59とで形成されている。
小型電球保持孔59は、小型電球用ヘッド51を貫通する貫通孔である。小型電球保持孔59は、小型電球の形状に合わせて、下方に行くに従って直径が小さくなるように形成されている。なお、小型電球保持孔59にも、粘着部22が等間隔に2つ設けられていてもよい。
ロック機構52は、小型電球用ヘッド51を扁平電球支持面22の先端部に着脱自在に固定するようになっている。ロック機構52は、ヘッド20の下部にはめ込まれたリング状のベース金具55と、ベース金具55に上下方向に回転自在に設けられたリング状のヘッド固定金具56と、ベース金具55の、ヘッド固定金具56の回転中心部56aに対して反対側に上下方向に回転自在に設けられたロック解除金具57と、一端がロック解除金具57の中間部分に回転自在に設けられ、他端がヘッド固定金具56の回転端部56bに係合する方形枠状のロック金具58とによって構成されている。
電球交換器具1で小型電球を交換するには、ヘッド20の扁平電球支持面26aに小型電球用ヘッド51をロック機構52によって取り付ける。その取り付け動作を説明する。
まず、ヘッド固定金具56を扁平電球支持面26aから遠ざける方向に回転させておいて、扁平電球支持面26aに小型電球用ヘッド51を装着する。次に、ヘッド固定金具56を小型電球用ヘッド51に近付ける方向に回転させる。ロック解除金具57の回転端部57aを上方に回転させてロック解除金具57を上向きにして、ヘッド固定金具56の回転端部56aにロック金具58が係合できるようにする。
そして、ヘッド固定金具56の回転端部56bにロック金具58を係合させた状態で、ロック解除金具57の回転端部57aを下方に回転させてロック解除金具57を下向きにする。すると、ロック金具58は、ヘッド固定金具56の回転端部56bに係合したまま、下方に引かれる。そして、ロック金具58の回転中心58aが、ヘッド固定金具56の回転端部56bとロック解除金具57の回転中心57bとを結ぶ仮想線Lを横切ってヘッド20側に移動する。この結果、ロック金具58の回転中心58aがデッドポイントを超えたことになるので、ロック機構52は、ヘッド固定金具56で、小型電球用ヘッド51を扁平電球支持面26aに押し付けた、図7(B)に示すロック状態になる。
電球交換器具1は、ロック機構52によって扁平電球支持面26aに押し付けられて固定された小型電球用ヘッド51の小型電球保持孔59に小型電球を保持させて容易に交換することができる。
電球交換器具1による小型電球の交換動作は、球状電球WAを交換するときの動作と同様であるので、その動作説明は省略する。
小型ヘッド51をヘッド20から取り外すには、ロック解除金具57を図7(B)に示す状態から左回転させて、ロック金具58の回転中心58aを仮想線Lの左側から右側に移動させる。すると、ロック金具58をヘッド固定金具56の回転端部56bから外すことができる。そして、ヘッド固定金具56を、左回転させて小型ヘッド51から離間させると小型ヘッド51をヘッド20から外すことができる。
以上のように、本電球交換器具1は、扁平電球支持面26aの先端部に小型ヘッド51をロック機構52によって着脱自在に固定できるようになっているので、小型ヘッド51によって小型電球を容易に交換することができる。
1,2 電球交換器具
10 操作棒
12 棒本体
12A,12B,12C 分割軸
12D 可動軸
12E 従動軸
14 空回り機構
15 接続機構
20 ヘッド(電球保持体)
21 ヘッド本体
22 粘着部(滑り止め部)
23 緩衝部材
25a 球状電球支持面
25b 球状電球支持面の上端縁
26a 扁平電球支持面
26b 扁平電球支持面の上端縁
27a 緩衝部材支持面
27b 周端縁
31 フランジ部
32 包持部
33 ばね部材
33a 頭部(他方の端部)
33b 尾部(一方の端部)
51 小型ヘッド
52 ロック機構
59 小型電球保持孔
WA 球状電球
WAa ねじ部
WAb 電球本体
WB 扁平電球
WBa ねじ部
WBb 電球本体

Claims (3)

  1. 手の届かない高所に露出状態で下向きに取り付けられた電球を交換する際に、立てた状態で使用される棒状の電球交換器具において、
    人手により下端側が回転操作される操作棒と、
    前記操作棒の上端に椀状に設けられ、内周面において球状電球と扁平電球とを択一的に保持する電球保持体と、を備え、
    前記電球保持体は、
    前記内周面のうちの下側に設けられて、前記球状電球の電球本体の下部を略下方から支持する球状電球支持面と、
    前記内周面のうちの上側に、前記球状電球支持面の上端縁に沿って環状に設けられて、前記扁平電球の電球本体の側部を略斜め下方から支持する扁平電球支持面と、
    前記内周面を周方向に等分する位置のそれぞれに設けられ、支持状態の前記電球本体に接触して前記球状電球又は前記扁平電球の姿勢を安定させるとともに、前記電球保持体の回転を前記電球本体に伝達する複数の滑り止め部と、を有し、
    前記操作棒は、下端側の可動軸と、上端側の従動軸とに分割されていて、前記可動軸の上部と前記従動軸の下部との間に、電球取り付け時の前記可動軸の過回転力が前記従動軸、前記電球保持体を介して前記電球に伝達されるのを防止する空回り機構を有し、
    前記空回り機構は、前記可動軸の上部と前記従動軸の下部とのうちの、一方に設けられたフランジ部と他方に設けられて前記フランジ部の外周面を覆う包持部と、
    前記フランジ部の外周側と前記包持部の内周側との間に周方向に沿って設けられた溝部に配設されたばね部材と、有し、
    前記ばね部材は、電球取り外し時の前記可動軸の回転に対しては、一方の端部を前記フランジ部側に係合させるとともに他方の端部を前記包持部側に係合させて、前記可動軸の回転をそのまま前記従動軸に伝達し、電球取り付け時の前記可動軸の回転に対しては、前記可動軸に前記過回転力が加わったときには、前記可動軸との間に滑りを発生させて前記過回転力が前記従動軸に伝達されるのを禁止する、
    ことを特徴とする電球交換器具。
  2. 前記操作棒が、長さ方向に分割された複数の分割軸によって構成され、隣接する2つの分割軸の端部相互の間に、前記分割軸相互を着脱可能に接続する接続機構が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電球交換器具。
  3. 前記球状電球及び前記扁平電球よりも小型の電球を保持する小型電球保持孔を有し、前記扁平電球支持面に着脱可能な小型電球保持体と、
    前記小型電球保持体を前記扁平電球支持面に着脱可能に固定するロック機構と、を備えた、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電球交換器具。
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