JP5064395B2 - 携帯電子機器および入力操作判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電子機器に関し、より詳細には、操作入力部として接触を検出する複数のセンサ素子を設けた携帯電子機器に関する。
従来、携帯電子機器の操作入力部として様々なインターフェースや構成が開発されてきた。例えば、携帯電子機器に回転ダイヤル式入力デバイスを設け、表示部上に表示させたカーソルを回転ダイヤル式入力デバイスの回転量に応じて移動させる技術がある(特許文献1参照)。しかしながら、このような従来技術では、物理的・機械的な回転を伴う「回転ダイヤル」を用いているため、機械的な磨耗などによって誤動作や故障などが発生し易く、操作入力部のメンテナンスが必要であったり、耐用期間が短かかったりするという問題があった。
そこで、物理的・機械的な回転を伴わない操作入力部としてタッチセンサを利用する技術が提案されている(特許文献2、3参照)。この提案技術は、複数のタッチセンサ素子を円環状に配して、個々のタッチセンサ素子からの接触検出を監視し、連続的な接触検出を検出した場合は、その接触検出箇所の移動に応じて、表示位置の移動指示が生じたと判定するものである。
特開2003−280792号公報 特開2005−522797号公報 特開2004−311196号公報
特許文献1に示される回転式ダイヤル入力デバイスに比べ、特許文献2,3に示されるタッチセンサの場合、誤動作や故障などは減少する。しかし、携帯性が問われる携帯電子機器においては、タッチセンサのデバイスのサイズ自体も小さく、緻密なレイアウトとなるため、ユーザがタッチセンサを操作したときに、ユーザの意図しない操作となってしまう場合があった。このため、ユーザに細かな操作技術を要求することとなってしまい、ユーザにより高度な入力テクニックを課してしまうことになる場合もあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、タッチセンサが操作されたときにユーザの意図した操作どおりに動く携帯電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の携帯電子機器は、第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子と、前記複数のセンサ素子のうちの1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出し、当該検出に基づく制御を実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1センサ素子に対する接触から隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触を連続的に検出するか、又は隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触から当該第2センサ素子の接触を連続的に検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする。
また、本発明の携帯電子機器は、第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子と、前記複数のセンサ素子のうちの1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出し、当該検出に基づく制御を実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1センサ素子に対する接触、隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子に対する同時接触を連続的に検出した段階では、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を行わず、さらに前記第2センサ素子に対する接触を連続して検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする。
また、本発明の入力操作判定方法は、第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子のうち1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出する第1ステップと、前記第1センサ素子に対する接触から隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触を連続的に検出するか、又は隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触から当該第2センサ素子の接触を連続的に検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行する第2ステップとを含むことを特徴とする。

本発明によれば、タッチセンサ式の操作手段を有する携帯電子機器において、ユーザに対して、より誤動作の少ない、しかもユーザの意図した通りの操作性を提供できる。
本発明を適用した携帯電話端末の基本的な構成を示すブロック図である。 センサ素子を筐体に実装した携帯電話端末の斜視図である。 本発明を適用した携帯電話端末の詳細な機能ブロック図である。 本発明による携帯電話端末のタッチセンサ機能のより詳細な構成を示すブロック図である。 本発明による携帯電話端末の構成要素の配置を示す平面図である。 図5に示した携帯電話端末の構成要素の分解斜視図である。 本発明による携帯電話端末における各センサ素子からの接触検知データの処理を説明する概略ブロック図である。 センサ素子上をユーザがなぞった場合のサブ表示部の応答を説明する図である。 センサ素子上をユーザがなぞった場合のサブ表示部の応答を説明する図である。 センサ素子検出状態を16個に分割して示した概念図である。 16個の検出状態における移動確定処理(即ち、保留処理)の一例を示すフローチャートである。 図11のフローチャートの処理を図10のセンサ素子L1からL4への接触に適用した場合の確定処理を説明する図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下、携帯電子機器の典型例として携帯電話端末に本発明を適用して説明する。図1は、本発明を適用した携帯電話端末の基本的な構成を示すブロック図である。図1に示す携帯電話端末100は、制御部110、センサ部120、表示部130、記憶部(フラッシュメモリなど)140、情報処理機能部150、電話機能部160、キー操作部KEYおよびスピーカSP、さらに、図示しないCDMA通信網に接続して通信を行う通信部COMにより構成されている。さらに、センサ部120は、複数のセンサ素子(例えば、その検知部を機器筐体の外面に設けてあり、指などの物体の接触・近接を検出する接触センサ)を含んだセンサ素子群を、用途に応じてn個、即ち、第1のセンサ素子群G1、第2のセンサ素子群G2および第nのセンサ素子群G3を含み、記憶部140は、保存領域142、外部データ保存領域144から構成されている。制御部110および情報処理機能部150は、CPUなどの演算手段およびソフトウェアモジュールなどから構成させることが好適である。なお、後述するシリアルインターフェース部SI、シリアルインターフェース部SIを介して制御部110に接続されるRFIDモジュールRFIDや赤外線通信部IR、さらにはカメラ220やライト230の他、マイクMIC、ラジオモジュールRM、電源PS、電源コントローラPSCON等が制御部110に接続されるが、ここでは簡略化のため省略する。
図1のブロック図における各ブロックの機能を簡単に説明する。制御部110は、センサ部120によりユーザの指などによる物体の接触を検出し、記憶部140の保存領域142に検出した情報を格納し、情報処理機能部150により格納した情報の処理を制御する。そして、処理結果に応じた情報を表示部130に表示させる。さらに制御部110は、通常の通話機能のための電話機能部160、キー操作部KEYおよびスピーカSPを制御する。なお、表示部130は、サブ表示部ELDおよび図示しないメイン表示部(携帯電話端末100が閉状態にて隠れ、開状態にて露出する位置に設けられる表示部)を含んで構成される。
図2は、センサ素子を筐体に実装した携帯電話端末の斜視図である。携帯電話端末100は、図2に示すような閉状態のほか、ヒンジ部を回動、スライドさせて開状態を形成することも可能であって、タッチセンサ部210は、閉状態においても操作可能な位置に設けられている。図2(a)は携帯電話端末100の外観を示す斜視図である。携帯電話端末100は、タッチセンサ部210(外観上、センサ部130、すなわちセンサ素子群G1、G2を覆う、図6にて後述するパネルPNLが見えている)、カメラ220、およびライト230を備える。図2(b)は、タッチセンサの動作の説明のために、パネルPNLを省略し、センサ素子とサブ表示部ELD周辺のみの配置を表示した携帯電話端末100の斜視図である。図のように、センサ素子L1〜L4およびR1〜R4が、サブ表示部ELDの周囲に沿って並べて配置されている。センサ素子L1〜L4は第1のセンサ素子群G1を構成し、センサ素子R1〜R4は第2のセンサ素子群G2を構成している。第1のセンサ素子群G1と第2のセンサ素子群G2は、離間部SP1、SP2を隔てて並べられている。第1のセンサ素子群G1のレイアウトに対して、第2のセンサ素子群G2は、サブ表示部ELDを挟み、選択候補項目の並べられている方向を中心線とする線対称なレイアウトを持つ。また、本構成ではサブ表示部ELDに有機ELディスプレイを用いたが、例えば液晶表示ディスプレイ等を用いることもできる。また、本構成ではセンサ素子として静電容量式の接触センサを用いたが、薄膜抵抗式の接触センサを用いることもできる。
図2の携帯電話端末100において、サブ表示部ELDは、携帯電話端末100の用途に応じた情報を表示する。例えば、携帯電話端末100を音楽プレーヤーとして用いる場合、サブ表示部ELDには演奏できる曲目が表示される。曲名およびアーティスト名の組で1つの項目、即ち、「選択候補項目」となる。ユーザは、操作入力部としてタッチセンサ部210を操作してセンサ素子L1〜L4、R1〜R4の静電容量を変化させて、サブ表示部ELDに表示された項目や操作対象領域を移動させて曲目の選択を行う。このときタッチセンサは、図2のように、サブ表示部ELDの周囲にセンサ素子を並べる構成とすれば、小型な携帯電子機器の外部筐体における実装部分を大きく占有せずに済み、かつ、ユーザは、サブ表示部ELDの表示を見ながらセンサ素子を操作することができる。
図3は、本発明を適用した携帯電話端末100の詳細な機能ブロック図である。言うまでもないが、図3に示す各種ソフトウエアは、記憶部140に記憶されるプログラムに基づいて、同じく記憶部140上にワークエリアを設けた上で、制御部110が実行することにより動作する。図に示すように、携帯電話端末の諸機能は、ソフトウェアブロックとハードウェアブロックとに分かれる。ソフトウェアブロックは、フラグ記憶部FLGを持つベースアプリBA、サブ表示部表示アプリAP1、ロックセキュリティアプリAP2、その他アプリAP3、およびラジオアプリAP4から構成される。ソフトウェアブロックは、さらに、赤外線通信アプリAPIRおよびRFIDアプリAPRFも含む。これらの各種アプリ(アプリケーションソフトウェア)がハードウェアブロックの各種ハードウェアを制御するときに、赤外線通信ドライバIRD、RFIDドライバRFD、オーディオドライバAUD、ラジオドライバRD、およびプロトコルPRをドライバとして使用する。例えば、オーディオドライバAUD、ラジオドライバRD、およびプロトコルPRは、それぞれ、マイクMIC、スピーカSP、通信部COM、およびラジオモジュールRMを制御する。ソフトウェアブロックは、さらに、ハードウェアの操作状態を監視・検出するキースキャンポートドライバKSPも含み、タッチセンサドライバ関連検出、キー検出、折り畳み式やスライド式などの携帯電話端末の開閉を検出する開閉検出、イヤホン着脱検出などを行う。
ハードウェアブロックは、ダイヤルキーや後述するタクトスイッチSW1〜SW4を含む各種ボタンなどを含むキー操作部KEY、ヒンジ部の動作状況などに基づき開閉を検出する開閉検出デバイスOCD、機器本体付属のマイクMIC、着脱可能なイヤホンEAP、スピーカSP、通信部COM、ラジオモジュールRM、シリアルインターフェース部SI、および切替制御部SWCONから構成される。切替制御部SWCONは、ソフトウェアブロックの該当ブロックからの指示に従って、赤外線通信部IR、RFIDモジュール(無線識別タグ)RFID、タッチセンサモジュールTSM(センサ部120と、発振回路などのセンサ部120を駆動する上で必要な部品一式をモジュール化したもの)のうちのいずれか1つを選択して当該信号をシリアルインターフェース部SIが拾い上げるように選択対象ハードウェア(IR、RFID、TSM)を切り替える。電源PSは、電源コントローラPSCONを介して選択対象ハードウェア(IR、RFID、TSM)に電力を供給する。
図4は、本発明による携帯電話端末100のタッチセンサ機能のより詳細な構成を示すブロック図である。図に示すように、本携帯電話端末100は、タッチセンサドライバブロックTDB、タッチセンサベースアプリブロックTSBA、デバイス層DL、割込ハンドラIH、キューQUE、OSタイマーCLK、各種アプリAP1〜AP3を備える。ここでタッチセンサベースアプリブロックTSBAは、ベースアプリBAおよびタッチセンサドライバ上位アプリケーションプログラムインターフェースAPIを備え、タッチセンサドライバブロックTDBは、タッチセンサドライバTSDおよび結果通知部NTFを備える。また、デバイス層DLは、切替制御部SWCON、切替部SW、シリアルインターフェース部SI、赤外線通信部IR、RFIDモジュールRFIDおよびタッチセンサモジュールTSMを備え、割込ハンドラIHは、シリアル割込み監視部SIMONおよび確認部CNFを備える。
次に、各ブロックの機能を図を参照して説明する。タッチセンサベースアプリブロックTSBAにおいて、ベースアプリBAと、タッチセンサドライバ上位アプリケーションプログラムインターフェースAPIとの間では、タッチセンサを起動するか否かのやり取りが行われる。ベースアプリBAは、サブ表示部用のアプリケーションであるサブ表示部表示アプリAP1、セキュリティ保護用に携帯電話端末100にロックをかけるアプリケーションであるロックセキュリティアプリAP2、その他のアプリケーションAP3のベースとなるアプリケーションであり、ベースアプリBAに前記各アプリからタッチセンサの起動が要求された場合に、タッチセンサドライバ上位アプリケーションプログラムインターフェースAPIにタッチセンサの起動を要求する。なお、サブ表示部とは、各図に示すサブ表示部ELDであって、本実施例における携帯電話端末100において、環状に配置されたセンサ素子群の中央領域に設けられた表示部のことを指す。
起動の要求を受け、タッチセンサドライバ上位アプリケーションプログラムインターフェースAPIは、ベースアプリBA内のアプリケーションの起動を管理するブロック(図示せず)に、タッチセンサの起動が可能か否かの確認を行う。即ち、アプリケーションの選択が実行されていることを示すサブ表示部ELDの点灯、またはFMラジオその他の携帯電話端末100に付属するアプリケーション等の、あらかじめタッチセンサの起動が不可能と設定されたアプリケーションの起動を示すフラグの有無を確認する。その結果、タッチセンサの起動が可能と判断された場合、タッチセンサドライバ上位アプリケーションプログラムインターフェースAPIは、タッチセンサドライバTSDにタッチセンサモジュールTSMの起動を要求する。すなわち、実質的には電源コントローラPSCOMを介した電源PSからタッチセンサモジュールTSMへの電源供給を開始する。
起動が要求されると、タッチセンサドライバTSDは、デバイス層DL内のシリアルインターフェース部SIに要求して、シリアルインターフェース部SIにおけるタッチセンサドライバTSDとのポートを開くように制御する。
その後、タッチセンサドライバTSDは、タッチセンサのセンシング結果の情報を有する信号(以下、接触信号と記す)を、タッチセンサモジュールTSMが有する内部クロックによる20msの周期で、シリアルインターフェース部SIに出力されるように制御する。
接触信号は、上述した各センサ素子L1〜L4およびR1〜R4の8つのセンサ素子それぞれに対応した8ビット信号で出力されている。即ち、各センサ素子が接触を検知したときには、この接触を検知したセンサ素子に対応するビットに、接触検知を表す「フラグ:1」を立てた信号であって、これらのビット列により接触信号が形成される。つまり、接触信号には、「どのセンサ素子」が「接触/非接触のいずれか」を示す情報が含まれる。
割込ハンドラIHにおけるシリアル割込み監視部SIMONは、シリアルインターフェース部SIに出力された接触信号を取り出す。ここで確認部CNFが、シリアルインターフェース部SIにおいてあらかじめ設定された条件に従い、取り出した接触信号のTrue/Falseの確認を行い、True(真)な信号のデータのみをキューQUEに入れる(信号のTrue/Falseの種別については後述する。)。また、シリアル割込み監視部SIMONは、タクトスイッチの押下の発生などのタッチセンサ起動中のシリアルインターフェース部SIの他の割込み事象の監視も行う。
なお、監視部SIMONは、検出した接触が最初の接触であった場合には「プレス」を意味する信号を接触信号の前にキューQUEに入れる(キューイングする)。その後、オペレーションシステムの有するOSタイマーCLKによるクロック45ms周期で接触信号の更新を行い、所定回数接触を検出しなかった場合には「リリース」を意味する信号をキューQUEに入れる。このことにより、接触開始からリリースまでのセンサ素子間での接触検出の移動を監視することができるようになる。なお、「最初の接触」とは、キューQUEにデータのない状態、或いは、直近の入力データが「リリース」である場合に「フラグ:1」を有する信号が発生する事象を指す。これらの処理により、タッチセンサドライバTSDは、「プレス」から「リリース」の区間のセンサ素子の検出状態を知ることができる。
同時に、監視部SIMONは、タッチセンサから出力される接触信号がFalseとなる条件を満たす信号であった場合に、「リリース」を意味する信号を擬似的に生成してキューQUEに入れる。ここでFalse(偽)となる条件としては、「非連続な2つのセンサ素子で接触を検出した場合」、「タッチセンサ起動中に割込みが生じた場合(例えば、メール着信等の通知でサブ表示部ELDの点灯/消灯状態が変更された場合)」、「タッチセンサ起動中にキー押下が発生した場合」、または後述するように「複数のセンサ素子群をまたぐ接触を検出した場合」などが設定される。
また、監視部SIMONは、例えば、センサ素子R2とR3といった隣接する2つのセンサ素子で同時に接触を検出した場合には、単一の素子を検出した場合と同様に、接触を検出した素子に対応するビットにフラグが立った接触信号をキューQUEに入れる。
タッチセンサドライバTSDは、45ms周期でキューQUEから接触信号を読み出し、読み出した接触信号によって、接触を検知した素子を判定する。タッチセンサドライバTSDは、キューQUEから順次に読み出した接触信号により判定した接触の変化、および、検知した素子との位置関係を考慮して、「接触スタートの素子」、「接触の移動方向(右/左回り)の検出」、および「プレスからリリースまでの移動距離」の判定を行う。タッチセンサドライバTSDは、判定された結果を結果通知部NTFに書き込むとともに、ベースアプリBAに結果を更新するように通知する。
接触の移動方向および移動距離の判定は、隣接するセンサ素子の検出および各センサ素子の検出の組合せによって行うが、これには種々の手法(判定ルール)を適用することができる(詳細について後述する)。例えば、ある1つのセンサ素子(例えばR2)から隣接するセンサ素子(この例の場合、R2およびR3)へと接触が遷移すると、その方向に、1素子分(サブ表示部における1項目分)の移動とすると判定する。
前述のように、結果の更新がタッチセンサドライバTSDによってベースアプリBAに通知されると、ベースアプリBAは結果通知部NTFを確認し、結果通知部NTFに通知された情報の内容を、さらに上位のアプリケーションであってタッチセンサ結果を要するアプリケーション(サブ表示部におけるメニュー画面表示のための表示部表示アプリAP1、およびロック制御のためのロックセキュリテイアプリAP2など)に通知する。
図5は、本発明による携帯電話端末100の特にタッチセンサ部210の構成要素の配置を示す平面図である。作図および説明の便宜上、一部の構成要素のみを図示および説明する。図に示すように、有機EL素子からなるサブ表示部ELDの周囲に沿って円環状のパネルPNLが配されている。パネルPNLは、下部に設けるセンサ素子の感度に影響を与えないように十分に薄くすることが好適である。パネルPNLの下部には、人体の指の接触/近接を検知できる静電容量型の8個のセンサ素子L1〜L4、R1〜R4をほぼ環状に配置してある。左側の4つのセンサ素子L1〜L4で第1のセンサ素子群G1、右側の4つのセンサ素子R1〜R4で第2のセンサ素子群G2をそれぞれ構成している。各センサ素子群内の隣接するセンサ素子の間には、隣接するセンサ素子同士で接触検出機能に干渉しないように、クリアランス(隙間)を設けて配置してある。なお、干渉しないタイプのセンサ素子を用いる場合にはこのクリアランスは不要である。第1のセンサ素子群G1の一端に位置するセンサ素子L4と、第2のセンサ素子群G2の一端に位置するセンサ素子R1との間には、前記クリアランスより大きいクリアランス(例えば、2倍以上の長さ)である離間部SP1を設ける。第1のセンサ素子群G1の他端に位置するセンサ素子L1と、第2のセンサ素子群G2の他端に位置するセンサ素子R4との間にも、離間部SP1と同様に離間部SP2を設ける。このような離間部SP1、SP2によって、第1のセンサ素子群G1と第2のセンサ素子群G2とが別個に機能させる際に、互いに干渉することを防止することができる。
第1のセンサ素子群G1の各センサ素子は円弧状に配置されているが、この円弧の中央、即ち、センサ素子L2およびL3の中間の下部に、タクトスイッチSW1の中心を配置する。同様に、第2のセンサ素子群G2の各センサ素子で形成される円弧の中央、即ち、センサ素子R2およびR3の中間の下部に、タクトスイッチSW2の中心を配置する(図6参照)。このように、方向性を連想させない位置であるセンサ素子群の配置方向のほぼ中央にタクトスイッチを配置することによって、センサ素子上におけるユーザによる指の方向性を持った移動指示操作による方向指示とは直接関係しない操作を行うスイッチであることを、ユーザは容易に把握することができる。センサ素子群の配置方向の中央ではなく端部(例えばL1やL4)にタクトスイッチを配置してあると、端部側向きの方向性を連想させるため、タッチセンサによる移動動作を継続するなどのために長押しする「スイッチ」であるという誤解をユーザに与え易い。一方、本発明の構成のように、センサ素子群の配置方向の中央にタクトスイッチを配置してあれば、このような誤解を防止することができ、より快適なユーザインターフェースを提供することが可能である。また、センサ素子の下方にタクトスイッチを配して機器外面に露出していないため、機器の外観上も露出する操作部の点数を削減でき、複雑な操作を要さない様なスマートな印象となる。なお、スイッチをパネルPNL下部以外の箇所に設ける場合には、機器筐体に別途貫通孔を設ける必要があるが、貫通孔を設ける位置によっては筐体強度の低下が生じ得る。本構成では、パネルPNL、および、センサ素子の下方にタクトスイッチを配することによって、新たな貫通孔を設ける必要がなくなり、筐体強度の低下も防止できる。
ユーザが、例えば、指で順次にセンサ素子L1、L2、L3、L4を円弧状に上方に向かってなぞると、表示部ELDに表示されている選択候補項目(この場合は、音、表示、データ、カメラ)のうち選択対象領域(反転表示や別のカラーでの強調表示など)として表示されている項目が上方のものに順次変化したり、選択候補項目が上方にスクロールしたりする。所望の選択候補項目が選択対象領域として表示されているときに、ユーザは、パネルPNLおよびセンサ素子L2,L3越しにタクトスイッチSW1を押下して選択決定を行ったり、タクトスイッチSW2を押下して表示自体を別画面に変更したりすることができる。即ち、パネルPNLは、タクトスイッチSW1、SW2を押下するのに十分な可撓性を持ち、あるいはわずかに傾倒可能に機器筐体に取り付けられ、タクトスイッチSW1、SW2に対する押し子の役も持っている。
図6は、図2および図5に示した携帯電話端末の構成要素、特にタッチセンサ部210の分解斜視図である。図に示すように、端末筐体の外面をなす第1の層には、パネルPNLおよび表示部ELDが配される。第1の層のパネルPNLの下方に位置する第2の層には、センサ素子L1〜L4、R1〜R4が配される。第2の層のセンサ素子L2、L3の間の下方、および、センサ素子R2、R3の間の下方に位置する第3の層には、タクトスイッチSW1、SW2がそれぞれ配される。
図7は、本発明による携帯電話端末における各センサ素子からの接触検知データの処理を説明する概略ブロック図である。説明の簡易化のため、センサ素子R1〜R4についてのみ示してあるが、センサ素子L1〜L4についても同様である。センサ素子R1〜R4の各々には、高周波が印加されており、一定の浮遊容量の変化を考慮してキャリブレーションし、このときの高周波状態を基準として設定されており、それぞれ、前処理部300(R1用前処理部300a、R2用前処理部300b、R3用前処理部300c、R4用前処理部300d)にて、指の接触などによる静電容量の変化に基づく高周波状態の変動を検出すると、A/D変換器310(R1用A/D変換器310a、R2用A/D変換器310b、R3用A/D変換器310c、R4用A/D変換器310d)へと送信され、接触検出を示すデジタル信号に変換される。デジタル化された信号は制御部320へと送信されてセンサ素子群としてのまとまった信号の集合として、記憶部330に信号の保持する情報を格納する。その後、シリアルインターフェース部、割り込みハンドラにこの信号が送出され、割り込みハンドラにて、タッチセンサドライバが読み取り可能な信号に変換した後、変換後の信号をキューに入れる。なお、制御部320は、記憶部330に格納した情報に基づき、隣接したセンサ素子の2つ以上で接触を検出した時点で方向の検出を行う。
以下、図8および図9は、センサ素子上をユーザがなぞった場合のサブ表示部の応答を説明する図である。図8および図9において、(a)は携帯電話端末に実装したサブ表示部と、その周辺に沿って並べて配置したセンサ素子のみを、説明の簡易化のために示した概略図、(b)は時間推移に伴い検知したセンサ素子を示す図、(c)は検知したセンサ素子に応じたサブ表示部ELDの操作対象領域の位置変化を示す図である。これらの図の(a)において、センサ素子、センサ素子群および離間部には図2(b)と同様の符号を付している。また(c)のサブ表示部ELDの表示において、TIはサブ表示部が表示する項目リストのタイトル、LS1〜LS4は選択候補項目(例えば、スクロール可能な幾つかの行)を示す。また(c)のサブ表示部において、操作の対象となる状態にある項目は、現在の操作対象領域であることが識別できるように、当該項目にカーソルを配置する、或いは、項目自体を反転表示などで強調表示する。これらの図では、操作対象領域として表示されている項目にはハッチングを施して強調して示している。説明の便宜上、「移動対象」を操作対象領域のみで説明するが、項目自体を移動(スクロール)させる場合も同様の原理でサブ表示部は動作する。
図8(a)において矢印AR1に示す上から下の向きに、例えば指などの接触手段を用いて各センサ素子上を連続的になぞると、制御部は、(b)で示す時間推移で接触を検知する。この場合は、センサ素子R1、R2、R3、R4の順に接触を検知する。このR1からR4までの連続した接触は、隣接したセンサ素子の2つ以上で検知しているため、方向の検出を行い、隣接したセンサ素子を遷移した回数とその方向に応じて、操作対象領域がサブ表示部ELDに表示したリスト上を移動する。この場合は、(c)で示したように、操作対象領域は、初期位置の項目LS1から項目LS4まで下方へ項目を3つ分移動する。なお、操作対象領域は、ハッチングで表してあるが、ハッチングピッチの狭いものが初期位置であり、ハッチングピッチの広いものが移動後の位置である。このように、本構成によれば、ユーザの「下方への指の指示動作」と同じように、サブ表示部の「操作対象領域が下方に移動」するため、ユーザはあたかも自己の指で操作対象領域を自在に移動させているように感じることになる。即ち、ユーザの意図した通りの操作感覚が得られる。
同様に、同図(a)において矢印AR2に示す向きにセンサ素子がなぞられたとすると、(b)で示したように各センサ素子のうちセンサ素子L4、L3、L2、L1がこの順に接触を検知し、この場合、矢印AR1と同じく上から下へ、隣接するセンサ素子を3つ遷移する接触のため、(c)のように下方に向かって項目LS1から項目LS4まで操作対象領域が3つ分移動する。
図9(a)において矢印AR1に示す下から上の向き(反時計回り方向)にセンサ素子がなぞられたとすると、(b)で示したように各センサ素子のうちセンサ素子R4、R3、R2、R1がこの順に接触を検知し、この場合、下から上へ、隣接するセンサ素子を3つ遷移する接触のため、(c)のように上方に向かって項目LS4から項目LS1まで操作対象領域が3つ分移動する。
同様に、同図(a)において矢印AR2に示す下から上の向き(時計回り方向)にセンサ素子がなぞられたとすると、(b)で示したように各センサ素子のうちセンサ素子L1、L2、L3、L4がこの順に接触を検知し、この場合、矢印AR1と同じく下から上へ、隣接するセンサ素子を3つ遷移する接触のため、(c)のように上方に向かって項目LS4から項目LS1まで操作対象領域が3つ分移動する。
図10は、センサ素子検出状態を単一素子検出状態だけでなく、隣接する2つの素子を更に検出している複数素子検出状態を判定するようにして16個に分割して示した概念図である。図5の構成とほぼ同様であるが、ここでは、第1のセンサ素子群G1と第2のセンサ素子群G2との間にもタクトスイッチが設けられている構成、即ち、センサ素子L4とセンサ素子R1との間にタクトスイッチSW3と、センサ素子R4とセンサ素子L1との間にタクトスイッチSW4とが設けられている構成で説明する。
制御部は、図10に示すように、センサ素子の1つのみについての接触を検出するR1検出、R2検出、R3検出、R4検出、L1検出、L2検出、L3検出、L4検出の他に、隣接する2つのセンサ素子の接触を検出するR1−R2検出、R2−R3検出、R3−R4検出、L1−R4検出、L1−L2検出、L2−L3検出、L3−L4検出、L4−R1検出の合計16個の検出状態を管理できる。本発明では、センサ素子の1つのみについて操作状態を検出している単一素子検出状態と、隣接する2つのセンサ素子の操作状態を検出している隣接素子検出状態とを検出できるようにして、センサ素子検出状態を16個にすることによって、より精密な制御を可能としている。
8個のセンサ素子の検出状態を1個ずつ管理すると、8個の検出状態を管理できる。しかしながら、8個の検出状態では、状態の数、即ち、状態変化が少ないため、あまり精密な制御はできない。また、携帯性が問われる携帯電子機器においては、センサ素子のサイズ自体も小さいため、センサ素子間にまたがってセンサ素子に接触する場合があり、その際に、例えばセンサ素子L2、L3の順に接触が検出された場合には、上方への移動指示となってしまい、ユーザの意図しない動作となる恐れがある。このようなセンサ素子への接触検出を適切に処理するためには、16個の検出状態で2つまたは3つの検出状態変化(移動)を検出するまで、移動指示の確定を保留する必要がある。以下、移動指示の確定を保留する処理を、フローチャートを参照して詳細に説明する。
図11は、16個の検出状態における移動確定処理(即ち、保留処理)の一例を示すフローチャートであって、いずれか1個の検出状態がキューQUEに発生することを検出する毎に、このフローチャート処理をタッチセンサドライバTSPが行う。リリースされた状態から最初に検出した位置(16個のいずれか1つの検出状態)を最初の基準点とする。この基準点、現在の検出位置(キューQUEに新たに入れられた検出状態)、前回の検出位置(キューQUEに残されている1つ前の検出状態)の3つから、移動距離(検出状態の遷移)を判定する。図に示すように、ステップS10では、前回の位置がリリースされたか否かを判定する。リリースされていると判定された(キューQUEに残っている前回のデータが「リリース」である)場合は、ステップS12に進み、現在の検出位置がリリースされたか否か(即ち、新たに入れられたデータが「リリース」であるか否か)を判定する。現在の検出位置がリリースされていると判定された場合は処理を終了し、そうでない場合はステップS14に進み、基準点と前回の検出位置を現在の検出位置に設定する。
ステップS10で前回の位置がリリースされていないと判定された(即ち、他に検出が生じており、今回の検出がそれに引き続くものである場合)場合は、ステップS16に進み、現在の検出位置がリリースされたか否か(即ち、新たに入れられた信号が「リリース」であるか否か)を判定する。現在の検出位置がリリースされていると判定された場合は、基準点と前回の検出位置を初期化(クリアー)して処理を終える(ステップS18)。ステップS16で現在の検出位置がリリースされていないと判定された場合は、前回の検出位置と現在の検出位置との距離を計算して(ステップS20)、計算した距離が1または2であるか否かを判定する(ステップS22)。計算した距離が1または2ではないと判定された場合は、センサ素子を飛ばして不連続な検出状態であると判定し(ステップS24)、基準点を現在の検出位置に設定し、ステップS36に進む。ステップS22で計算した距離が1または2であると判定された場合は、現在の検出位置と基準点との距離を計算する(ステップS28)。なお、距離の計算は、キューQUEに入れられる信号により、センサ素子ごとの検出位置が分るため、前回の検出位置と、現在の検出位置との間に、16個の検出状態のうちの何個分の差があるのかをタッチセンサドライバTSDが判断して行う。
また、ステップS28で計算された距離が、2または3である否かを判定し(ステップS30)、条件を満たさない場合(即ち、4以上)はステップS36にエラーとして進み、条件を満たす場合(距離が2または3である場合)は、移動を確定する(ステップS32)。即ち、最初に触れた位置が「基準点」とされ、その後「リリース」されることなく引き続いて接触が検出され続けると「前回位置」が更新され、最終的に、最新の検出位置である「現在の位置」が基準点に対して「2または3移動した」と判定されたときに初めて、「移動あり」と判定している。さらに、単一素子検出状態および複数素子検出状態を連続して検出することで、「2の移動」であると判定しているため、センサ素子上では、上記「2の移動」により初めてセンサ素子1つ分指が移動していることになる。次の基準点を前の基準点から移動方向に2つ移動した位置に設定し(ステップS34)、ステップS36に進む。ステップS36では、次回の処理のために「前回の検出位置」を「現在の検出位置」に設定して、処理を終える。
図12は、図11のフローチャートの処理を図10のセンサ素子L1からL4への接触に適用した場合の確定処理を説明する図である。図に示すように、検出状態変化は、「L1検知」、「L1−L2検知」、「L2検知」、「L2−L3検知」「L3検知」、「L3−L4検知」、「L4検知」となる。即ち、単一素子検出状態と複数素子検出状態とをL1からL4まで繰り返し検知する。まず、初めの「L1検知」が基準点BP1に設定される(S14)。次に「L1−L2検知」が生じると、前回の位置がリリースではなく「L1検知」であるため、前回の位置と今回検出された現在位置とを比較する(S22)。ここではL1からL1−L2への1コマの移動であり、「1または2か?」の判定条件を満たすため有効とされ、今度は基準点と現在位置とを比較する(S30)。ここでは、基準点も前回位置も同じL1に設定されているため、やはり移動量は1コマであり、この段階では移動は確定せず、現在位置のL1−L2検知状態を前回位置PP1とする(S36)。
さらに「リリース」が途中で生じることなく「L2検知」が生じると、前回の位置が「L1−L2検知」であるため、前回の位置と今回検出された現在位置CP1とを比較する(S22)。ここではL1−L2からL2への1コマの移動であり、「1または2か?」の判定条件を満たすため有効とされ、今度は、基準点と現在位置とを比較する(S30)。今回も基準点はL1検知時と変わらず同じL1に設定されているため、L2との位置関係は2コマであるため、移動量は2コマと判定される。そして、ここで初めて移動が確定する(S32)。そして、次の判定のために、基準点BP2を「L1検知」から移動方向に2コマ遷移させた点、すなわち「L2検知」に設定する(S34)とともに、前回位置を現在位置「L2検知」に再度設定し直して、確定処理1が完了する(S36)。
このように、タッチセンサドライバは、2コマの検知状態の遷移を検出することにより、移動「1」が決定される。つまり、ステップS32において移動が確定されると、結果通知部NTFに移動方向成分(L1からL4に向かう時計回り方向)および「1」の移動を格納すると共に、ベースアプリに対して記憶内容の更新を通知し、ベースアプリはこの更新内容を抽出してサブ表示部表示アプリAP1などに通知することになる。サブ表示部表示アプリAP1が使用中ならば、移動方向成分に基づいて「下から上に向かう方向」に、「1」の移動量か与えられているので、これに見合った処理として、サブ表示部ELDの表示を変化させる。具体的には図8(c)に示すようなリスト表示を行っていて、操作対象領域がLS4に位置している場合には、確定処理1に基づき操作対象領域はLS3に移動することとなる。ところで、この確定処理1と同様に第2のセンサ素子群であるR1〜R4に対して、「R4検知」状態から連続して「R4−R3検知」「R3検知」と継続して検知状態が遷移したときにもタッチセンサからは移動方向成分に基づいて「下から上に向かう方向」および、「1」の移動量の付与の情報がベースアプリ経由でサブ表示部表示アプリAP1に与えられ、リスト表示の画面表示上は第1のセンサ素子群における操作と同じように、操作対象領域は項目LS4からLS3に変化することとなる。
次に、確定処理1に引き続き、「リリース」が生じることなく指の移動が継続した場合を説明する。確定処理1の場合と同様、図中の確定処理2に示すように、検知状態が、基準点BP2から2コマ進み、「L2−L3検知」を前回の位置PP2とし、「L3検知」が現在の位置CP2となったとき、基準点BP2と現在の位置CP2との距離が2コマとなるため、さらに移動「1」が確定する。すなわち、確定処理1に引き続いた確定処理2の両方により、合計「2」の移動が確定する。そして、さらに引き続く処理のために、基準点BP2「L2検知」から2コマ先の「L3検知」を新たな基準点BP3として基準点を変更する。
同様に、図中の確定処理3に示すように、検知状態が、基準点BP3から2コマ進み、「L3−L4検知」を前回の位置CP3とし、「L4検知」が現在の位置CP3になった時点で、距離が2コマとなるため、さらに「1」移動が確定して、確定処理1および確定処理2と合わせて合計「3」個の移動が確定する。このようにして、合計「3」の移動がアプリに通知されることとなる。
サブ表示部ELDにおける表示としては、サブ表示部表示アプリAP1に、確定処理1に引き続いて、「下から上に向かう方向」に「1」の移動確定が2回通知されることとなるので、操作対象領域がLS3から上方向に「2」移動したLS1にまで変化することとなる。ここで、単一素子検出状態の検出だけではなく、複数素子検出状態も検出するように構成して検出状態を細分化したにもかかわらず、状態遷移2コマの移動により確定する移動量を「1」としたことにより、結局、例のような4つのセンサ素子で構成されるセンサ素子時の場合には最大「3」の移動確定を行うようにした。つまり、センサ素子数4つの場合に単一素子検出のみによって移動確定を行う場合と、最終的に見た目の移動量は非常に近似したものとなるが、正確に単一の素子の真上のみを触っていなくとも、最大「3」の移動量を確保することができ、ユーザの不正確な操作にも無反応などとなることなく、ユーザの希望に沿う形で対応できることとなる。
また、携帯電話機を携帯するユーザが、振動の生じやすい場所にて操作を行ったときに、外部振動によって指の移動中に一瞬タッチセンサから指が離れる場合などが考られる。このような場合に、センサ素子数分についてのみを検知するという単一素子検出のみを行って移動検出する粗い検知方式ならば、検知漏れが生じにくいが、単一素子検出だけでなく複数素子検出状態も検知するような緻密な検知方式とした場合、瞬間的に指が離れただけでも指は回転動作を継続中であるために検知状態を1つ飛ばしてしまう場合も考えられる。しかしながら、ステップS22にて「前回位置と現在位置の距離が1か2か?」としたことにより、前回位置から2移動している場合、つまり前回位置から1つ飛ばしても連続移動検出状態として扱うことができるため、振動下においてもユーザの希望した動作に極力近づけることができる。
なお、ステップS30において距離2コマだけでなく3コマについても有効としていることからも、振動などで指が一瞬はずれたり、素早い操作で検出状態が1つ飛んで検出されたりした場合などにも移動操作を検出することができる。さらに、3コマの移動量検出でも、次の2コマのときと同様に「1」の移動量確定とするだけでなく、次回検出のための基準点の設定は2コマ移動のときと同様に前回基準点に対して2コマのみ移動させるにとどめているため、3コマ検出による移動確定を行った場合でも、センサ素子数nから1を引いた「n−1」の移動確定する量を確保することができ、ユーザにとってはいかなる触り方をしても同じ操作感という安定した操作感を得ることができるようになる。
上述したように、本発明は、複数のセンサ素子のうちの1つのみについて操作状態を検出している単一素子検出状態と、複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子の操作状態を検出している隣接素子検出状態を検知し、単一素子検出状態と隣接素子検出状態との組合せにより、移動を決定することによって、ユーザの意図した通りの操作感覚が得られ、また、デバイスに手を加えることなく、より緻密な移動検出ができる。さらに、同時に2箇所の異なるポイントを触ったことによる誤動作も防止でき、単に触れただけや、ノイズなどの影響による誤検出も防止できる。
また、画面上には5つ以上の選択項目を表示させる場合であって、4つの素子だけでの検出を行うような場合には、選択項目の最下段を選択させるためには、何度か上段素子から下段素子まで指をなぞらせなければならないが、本発明は、例えば2つの素子で最大2コマの移動量を与えるようにすることによって、なぞる回数を少なくすることができる。すなわち、少ないセンサ素子数で多種類の移動パラメータを提供することにも転用できる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。例えば、実施例では、円環状に設けたセンサ素子レイアウトで説明したが、コ字状に配置されるセンサ素子群を表示部を挟んで対向配置させてもよい。また、センサ素子群は左右の配置の実施例で説明したが、上下2群で構成してもよい。さらに、実施例では、携帯電話端末を挙げて説明してあるが、電話以外の携帯無線端末、PDA(パーソナルデジタルアシスタンス)、携帯ゲーム機、携帯オーディオプレイヤー、携帯ビデオプレイヤー、携帯電子辞書、携帯電子書籍ビューワーなどの携帯電子機器に幅広く本発明を適用することが可能である。また、実施例では、センサ素子として静電容量式の接触センサを挙げたが、前述した薄膜抵抗式、さらには、受光量の変動によって接触を検知する光学方式、表面弾性波の減衰によって接触を検知するSAW方式、誘導電流の発生によって接触を検知する電磁誘導方式のセンサ素子を用いてもよい。また、接触センサのタイプによっては、指以外の専用ペンなどの指示器具を使用するものがあるが、本発明の原理はこのような接触センサを搭載した携帯電子機器にも適用し得るものである。
さらに、上記実施例では、複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子の操作状態を検出している。しかし、本発明はこのような場合に限定されるものではない。たとえば、複数のセンサ素子のうちの複数(少なくとも2つ以上のセンサ素子)の操作状態を検出する場合に適用可能である。
すなわち、この場合、本発明は、連続的に配列される複数のセンサ素子と、複数のセンサ素子の操作状態を監視する制御部とを備え、制御部は、複数のセンサ素子のうち1つのセンサ素子における操作状態を検出している単一素子検出状態と、複数のセンサ素子のうち複数のセンサ素子における操作状態を検出している複数素子検出状態と、を検知可能であり、単一素子検出状態と複数素子検出状態との組合せにより、操作状態を判定する。
このような構成の実施例では、例えば、単一素子の操作状態が検出された後、この単一素子に追加して他のセンサ素子の操作が検出されれば、その追加された素子の方向への操作がなされたと検出できる。この場合、例えばディスプレイに表示された項目上の移動個数は、1つと設定しても良いし、元の検出されていた単一素子の位置から追加された素子までのセンサの個数に対応するとしても良い。
さらに、このような構成の実施例では、例えば、単一素子の操作状態が検出された後この単一素子以外の他の複数のセンサ素子の操作が検出されれば、その追加された素子の方向への操作がなされたと検出できる。
この場合、例えばディスプレイに表示された移動個数は、1つと設定しても良いし、元の検出されていた単一素子の位置から追加されたいずれかの素子までのセンサの個数に対応するとしても良い。
関連出願へのクロスリファレンス
本願は、日本国特許出願第2006−229465号(2006年8月25日出願)の優先権の利益を主張し、これの全内容を参照により本願明細書に取り込むものとする。

Claims (9)

  1. 第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子と、
    前記複数のセンサ素子のうちの1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出し、当該検出に基づく制御を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1センサ素子に対する接触から隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触を連続的に検出するか、又は隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触から当該第2センサ素子の接触を連続的に検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記制御部は、隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触から前記第1センサ素子の接触を連続的に検出するか、又は前記第2センサ素子の接触から隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触を連続的に検出すると、前記第2センサ素子から前記第1センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子と、
    前記複数のセンサ素子のうちの1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出し、当該検出に基づく制御を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1センサ素子に対する接触、隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子に対する同時接触を連続的に検出した段階では、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を行わず、さらに前記第2センサ素子に対する接触を連続して検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする携帯電子機器。
  4. 前記制御部は、前記第2センサ素子に対する接触、隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子に対する同時接触を連続的に検出した段階では、前記第2センサ素子から前記第1センサ素子への方向に対応する制御を実行せず、さらに前記第1センサ素子に対する接触を連続して検出すると、前記第2センサ素子から前記第1センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 第1センサ素子、当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子及び当該第2センサ素子に隣接して配列される第3センサ素子を含む複数のセンサ素子と、
    前記複数のセンサ素子のうちの1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出し、当該検出に基づく制御を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子に対する同時接触、前記第2センサ素子に対する接触を連続的に検出した段階では前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を行わず、さらに隣接する前記第2センサ素子及び前記第3センサ素子に対する同時接触を連続して検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする携帯電子機器。
  6. 前記制御部は、隣接する前記第2センサ素子及び前記第3センサ素子に対する同時接触、前記第2センサ素子に対する接触を連続的に検出した段階では、前記第2センサ素子から前記第1センサ素子への方向に対応する制御を実行せず、さらに隣接する前記第2センサ素子及び前記第1センサ素子に対する同時接触を連続して検出すると、前記第2センサ素子から前記第1センサ素子への方向に対応する制御を実行することを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記センサ素子は、環状に連続的かつ隣接して配列されていること特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  8. 第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子のうち1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出する第1ステップと、
    前記第1センサ素子に対する接触から隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触を連続的に検出するか、又は隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子の同時接触から当該第2センサ素子の接触を連続的に検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする入力操作方法。
  9. 第1センサ素子及び当該第1センサ素子に隣接して配列される第2センサ素子を含む複数のセンサ素子のうち1つのセンサ素子に対する接触又は前記複数のセンサ素子のうちの隣接する2つのセンサ素子に対する同時接触のいずれかをそれぞれ検出する第1ステップと、
    前記第1センサ素子に対する接触、隣接する前記第1センサ素子及び前記第2センサ素子に対する同時接触を連続的に検出した段階では、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行せず、さらに前記第2センサ素子に対する接触を連続して検出すると、前記第1センサ素子から前記第2センサ素子への方向に対応する制御を実行する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする入力操作方法。
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