JP5063387B2 - 無線通信システム、送信装置、受信装置、無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、送信装置、受信装置、無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、適応変調(高速適応変調)による無線通信が可能な無線通信システム、送信装置、受信装置、無線通信方法に関する。
近年、PHS(Personal Handy phone System)や携帯電話等に代表される移動局が普及し、場所や時間を問わず通話や情報入手が可能となった。特に昨今では、入手可能な情報量も増加の一途を辿り、大容量のデータをダウンロードするため高速かつ高品質な無線通信方式が取り入れられるようになってきた。
例えば、高速デジタル通信を可能とする次世代PHS通信規格として、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD T95またはPHS MoU(Memorandum of Understanding)があり、このような通信では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式が採用されている。かかるOFDMは、多重化方式の一つに分類され、単位時間軸上で多数の搬送波を利用し、変調対象となる信号波の位相が隣り合う搬送波間で直交するように搬送波の帯域を一部重ね合わせて周波数帯域を有効利用する方式である。
また、OFDMが個別のユーザ毎に時分割でサブチャネルを割り当てているのに対して、複数のユーザが全サブチャネルを共有し、各ユーザにとって最も伝送効率のよいサブチャネルを割り当てるOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多元接続)も提供されている。
ARIB STD T95やPHS MoUでは、適応変調により決定された変調方式およびコーディング方式(MCS:Modulation and Coding Scheme、以下単にMCSという。)を、FM−mode(Fast access channel based on Map-Mode)(例えば、非特許文献1)におけるアンカーチャネルを通じて送信装置に送信し、送信装置では、そのMCSに基づきデータを変調することで、その時点の通信環境における最適なMCSを用いた通信を行うことができる。
かかる適応変調は、移動局から基地局に送信される上り通信信号の信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference and Noise Ratio)やビットエラーレートに基づいて送信装置と受信装置との間の通信環境を推測し、より良い通信環境の下ではより高い変調効率を示すMCSを選択し、通信環境の悪い状況下では低い変調効率を示すMCSを選択して、安定した無線通信の実施を可能にする。
さらに、ARIB STD T95やPHS MoUでは、受信装置が誤ったデータを受信した場合、送信した送信装置に対してそのデータの再送を要求する自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat reQuest、以下単にARQという。)が送信される。送信装置は、かかるARQに対しMACレイヤ(低レイヤ)でデータの再送処理を行うので、短い制御時間でエラーを効率良く補償することができる(非特許文献2)。また、ARIB STD T95やPHS MoUでは、かかるARQと前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)とを組み合わせて、パケットエラー訂正の効率をさらに向上させたHARQ(Hybrid ARQ)技術も採用されている。
ARIB(Association of Radio Industries and Businesses) STD-T95 A-GN4.00-01-TS Rev.3「Next Generation PHS Specifications」,P331-340
ARIB STD T95やPHS MoUでは、送受信されるデータはフレーム単位に分割されており、MCSはその送信フレームにおけるデータの最小単位(PRU:Physical Resource Unit、以下単にPRUという。)毎に設定することもできる。しかし、MCSに割かれる情報量が膨大になり、無駄にデータ領域を占有してしまう。そこで、1つのフレームのデータはほぼ同時刻に伝達されることに鑑み、本規格では、フレーム総てに対して一度のみMCSを指定するようになっている。
しかし、上述したARQでは再送されるデータのMCSが前回送信されたときと等しくなくてはならず、また、1つのフレームには1種類のMCSしか指定することができないので、その再送データを含むフレームの総てのデータが、そのときの電波環境の如何にかかわらず再送データのMCSに固定されていた。
すると、そのフレームの再送データ以外の通常データを送信するために受信端末から取得した最適なMCSはキャンセルされ、適応変調の恩恵を受けることができないばかりか、再送データのMCSによっては、通信速度が速すぎたり、また遅すぎたりして通常データに新たなエラーが生じることとなり、エラー訂正動作(ARQ)が却ってエラーを引き起こす原因になりかねない。
かかる問題を回避するため、ARIB STD T95やPHS MoUにおいてはARQの機能を停止し、さらに上位レイヤでエラー修正させることも可能である。しかし、短い制御時間で効率良くエラーを補償するARQを利用しないことでエラーの訂正時間の長時間化を招くこととなる。
本発明は、このような問題に鑑み、規格を逸脱することなく、再送データと通常データとのMCSを独立して制御し、それぞれのデータに適したMCSを用いることで、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることが可能な、無線通信システム、送信装置、受信装置、無線通信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の代表的な構成は、適応変調により決定されたMCSに基づいて送信されるデータを変調するデータ変調部と、変調されたデータを順次送信するデータ送信部とを備える送信装置と、送信装置からデータを受信するデータ受信部と、受信したデータを復調するデータ復調部と、復調されたデータのエラーを検出するエラー検出部と、復調されたデータにエラーが検出された場合、ARQ(自動再送要求)を送信するARQ送信部とを備える受信装置と、を含む無線通信システムであって、送信装置は、送信されるデータとデータを変調するMCSのMCS識別子とをデータのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持する送信データ保持部を備え、受信装置は、復調されたデータにエラーが検出された場合、復調されたデータとデータのMCSのMCS識別子とをフレーム識別子に関連付けて保持する復調データ保持部を備え、ARQ送信部は、復調されたデータにエラーが検出された場合、データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むARQを送信し、データ変調部は、ARQの受信から所定フレーム後に、ARQのフレーム識別子およびエラー部分の識別子で特定される送信データ保持部に保持されたデータのエラー部分を送信データ保持部に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調し、データ送信部は、変調されたデータと共にエラー部分以外のMCSのMCS識別子送信し、データ復調部は、受信したデータのエラー部分を復調データ保持部に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を当該データと共に受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調することを特徴とする。
当該無線通信システムにおけるFM−modeの下では、1つのフレームに対して1種類のMCSしか指定することができない。ただし、エラー部分の再送は、所定のフレームタイミングで行われるので、送信装置および受信装置の両装置においてエラーが生じたフレームとエラー部分を特定しそのフレームに用いられたMCSとを特定できれば、ARQまたはHARQにMCSを載せなくても所望するMCSに基づいてエラー部分を変復調することができる。従って、そのMCSの要求領域を通常データに解放することが可能となり、適応変調に基づくMCSを通常データに設定することができる。このように、再送データと通常データとのMCSを独立して制御し、それぞれのデータに適したMCSを用いることで、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることが可能となる。
データ変調部は、ARQまたはHARQにより再送されるデータのエラー部分をフレーム内の予め定められた位置に配して変調してもよい。
かかる構成により、再送フレームにおけるエラーPRUの配置や数に拘わらず、所定の位置に、MCSが等しいエラー部分のPRUを集約的に配置することができるので、変調の処理負担を軽減させることが可能となる。
データ変調部におけるMCSは、受信装置が要求するMCSと等しいかまたは変調効率が劣るMCSであってもよい。
かかる構成により、当該データの変調を、受信装置の要求があったMCS以下であり、かつ送信装置が変調可能なMCSに基づいて行うことができ、受信装置および送信装置の両装置における最適なMCSによる、より安定な無線通信を構築することができる。
本発明にかかる他の構成は、適応変調により決定されたMCSに基づいて送信されるデータを変調するデータ変調部と、変調されたデータを順次送信するデータ送信部とを備える送信装置であって、送信されるデータとデータを変調するMCSのMCS識別子とをデータのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持する送信データ保持部を備え、受信装置からARQ(自動再送要求)を受信した場合、データ変調部は、ARQの受信から所定フレーム後に、ARQのフレーム識別子およびエラー部分の識別子で特定される送信データ保持部に保持されたデータの受信装置から指定されたエラー部分を送信データ保持部に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調し、データ送信部は、変調されたデータと共にエラー部分以外のMCSのMCS識別子送信することを特徴とする。
かかる構成により、送信装置は、規格を逸脱することなく、再送データと通常データとを独立して、それぞれのデータに適したMCSに基づいて変調するので、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることができる。
本発明にかかる他の構成は、送信装置からデータを受信するデータ受信部と、受信したデータを復調するデータ復調部と、復調されたデータのエラーを検出するエラー検出部と、復調されたデータにエラーが検出された場合、ARQ(自動再送要求)を送信するARQ送信部とを備える受信装置であって、復調されたデータにエラーが検出された場合、復調されたデータとデータのMCSのMCS識別子とをそのフレーム識別子に関連付けて保持する復調データ保持部を備え、ARQ送信部は、復調されたデータにエラーが検出された場合、データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むARQを送信し、データ復調部は、送信装置から受信したデータのエラー部分を復調データ保持部に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を当該データと共に受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調することを特徴とする。
かかる構成により、受信装置は、規格を逸脱することなく、再送データと通常データとを独立して、それぞれのデータに適したMCSに基づいて復調するので、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることができる。
本発明にかかる他の構成は、送信装置が、適応変調により決定されたMCSに基づいて送信されるデータを変調し、変調されたデータを順次送信し、受信装置が、送信装置からデータを受信し、受信したデータを復調し、復調されたデータのエラーを検出する無線通信方法であって、送信装置は送信されるデータとデータを変調するMCSのMCS識別子とをデータのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持し、受信装置は復調されたデータにエラーが検出された場合、復調されたデータとデータのMCSのMCS識別子とをフレーム識別子に関連付けて保持し、データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むARQを送信し、送信装置はさらに、ARQの受信から所定フレーム後に、ARQのフレーム識別子およびエラー部分の識別子で特定される当該送信装置に保持されたデータのエラー部分を当該送信装置に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調し、変調されたデータと共にエラー部分以外のMCSのMCS識別子送信し、受信装置はさらに、受信したデータのエラー部分を当該受信装置に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を当該データと共に受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調することを特徴とする。
かかる構成により、無線通信システム同様、規格を逸脱することなく、再送データと通常データとのMCSを独立して制御し、それぞれのデータに適したMCSを用いることで、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることが可能となる。
上述した無線通信システムにおける技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該送信装置、受信装置、無線通信方法にも適用可能である。
以上のように本発明の無線通信システムでは、規格を逸脱することなく、再送データと通常データとのMCSを独立して制御し、それぞれのデータに適したMCSを用いることで、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
PHS端末や携帯電話等に代表される移動局は、所定間隔をおいて固定配置される基地局と無線で通信を行う無線通信システムを構築する。かかる無線通信システムにおける基地局および移動局は、いずれの局もデータを送受信する送信装置および受信装置として機能する。本実施形態では、理解を容易にするため基地局を送信装置、移動局を受信装置として説明しているが、逆の構成も成り立つのは言うまでもない。ここでは、まず、無線通信システム全体を説明し、その後、基地局および移動局としてのPHS端末の具体的構成を説明する。また、本実施形態では、移動局としてPHS端末を挙げているが、かかる場合に限らず、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、ポータブルテレビ、ゲーム機器、DVDプレイヤー、リモートコントローラ等無線通信可能な様々な電子機器を移動局として用いることもできる。
(第1の実施形態:無線通信システム100)
図1は、無線通信システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。当該無線通信システム100は、PHS端末110(110A、110B)と、基地局120(120A、120B)と、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線、インターネット、専用回線等で構成される通信網130と、中継サーバ140とを含んで構成される。
上記無線通信システム100において、ユーザが自身のPHS端末110Aから他のPHS端末110Bへの通信回線の接続を行う場合、PHS端末110Aは、通信可能範囲内にある基地局120Aに無線接続要求を行う。無線接続要求を受信した基地局120Aは、通信網130を介して中継サーバ140に通信相手との通信接続を要求し、中継サーバ140は、他のPHS端末110Bの無線通信範囲内にある例えば基地局120Bを選択して基地局120Aと基地局120Bとの通信経路を確保し、PHS端末110AとPHS端末110Bの通信を確立する。
このような無線通信システム100においては、PHS端末110と基地局120との通信速度および通信品質を向上させるため様々な技術が採用されている。本実施形態では、例えば、ARIB STD T95やPHS MoU等の次世代PHS通信技術が採用され、PHS端末110と基地局120との間ではTDD(Time Division Duplex:時分割双方向伝送方式)/OFDMA(またはTDD/OFDM)方式に基づいた無線通信が実行される。また、当該無線通信システム100には適応変調も用いられ、PHS端末110と基地局120とが互いにMCSを要求することで、通信品質を維持しつつ、通信環境の変化に応じて適応的に変調方式を変え通信速度を向上させることができる。
当該無線通信システム100におけるFM−modeの下では、1つのフレームに対して1種類のMCSしか指定することができない。ただし、エラー部分の再送は、所定のフレームタイミングで行われるので、送信装置および受信装置の両装置においてエラーが生じたフレームとエラー部分を特定しそのフレームに用いられたMCSとを特定できれば、HARQにMCSを載せなくても所望するMCSに基づいてエラー部分を変復調することができる。従って、そのMCSの要求領域を通常データ(フレームにおける再送データ以外の部分)に解放することが可能となり、適応変調に基づくMCSを通常データに設定することができる。このように、再送データと通常データとのMCSを独立して制御し、それぞれのデータに適したMCSを用いることで、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることが可能となる。以下、具体的な構成と動作を説明する。
(基地局120)
図2は、基地局120の概略的な構成を示したブロック図である。基地局120は、基地局制御部210と、基地局メモリ212と、基地局無線通信部214と、基地局有線通信部216とを含んで構成される。
上記基地局制御部210は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により基地局120全体を管理および制御する。また、基地局制御部210は、基地局メモリ212のプログラムを用いて、PHS端末110の通信網130や他のPHS端末110への通信接続を制御する。
上記基地局メモリ212は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、基地局制御部210で処理されるプログラムや時刻情報等を記憶する。
上記基地局無線通信部214は、PHS端末110との通信を確立し、データの送受信を行う。また、PHS端末110との通信品質に応じて効率のよい通信を行うための最適なMCSを決定し、PHS端末110に要求することもできる。
上記基地局有線通信部216は、通信網130を介して中継サーバ140を含む様々なサーバと接続することができる。
また、本実施形態において基地局無線通信部214は、送信データ保持部230、データ変調部232、データ送信部234、HARQ受信部236としても機能する。
上記送信データ保持部230は、巡回冗長検査ビット(CRC:Cyclic Redundancy Check Bit)が付加された送信対象のデータと、このデータを変調するMCSを特定するMCS識別子とを、データのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持する。本実施形態において「識別子」は、数値、アルファベット、記号によりそのものを一意に特定できる表示をいう。
上記データ変調部232は、保持されたMCSに基づきデータを変調し、ベースバンド信号を生成する。ここで、MCSは、PHS端末110が要求するMCSと等しいかまたは変調効率が劣るMCSとなる。かかる構成により、当該データの変調を、PHS端末110の要求があったMCS以下であり、かつ基地局120が変調可能なMCSに基づいて行うことができ、PHS端末110および基地局120の両装置における最適なMCSによる、より安定な無線通信を構築することができる。
また、データ変調部232は、PHS端末110からHARQの要求があった場合に、HARQの対象となるフレーム識別子およびエラー部分識別子で特定される送信データ保持部230に保持されたデータのエラー部分(再送データ)を、送信データ保持部230に保持されたMCSに基づいて変調し、エラー部分以外(通常データ)を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調する。この変調タイミングおよび後段の送信タイミングは規格によって定められている。
さらに、データ変調部232は、PHS端末110からHARQの要求があった場合、HARQにより再送されるデータのエラー部分をフレーム内の予め定められた位置に配して変調してもよい。かかる構成により、再送フレームにおけるエラーPRUの配置や数に拘わらず、所定の位置に、MCSが等しいエラー部分のPRUを集約的に配置することができるので、変調の処理負担を軽減させることが可能となる。
上記データ送信部234は、データ変調部232によって変調されたフレーム単位のデータとMCSを特定可能なMCS識別子とを送信する。また、データ送信部234は、PHS端末110からHARQの要求があった場合、データ変調部232によって変調された、再送データおよび通常データを無線通信システム100で定められている所定のフレームタイミングで再送する。このときのMCS識別子は通常データのMCSを示す。
上記HARQ受信部236は、PHS端末110からHARQがあった場合に、アンカーチャネルに含まれるエラーのあったデータのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを抽出し、そのデータとエラー部分を特定する。
(PHS端末110)
図3は、PHS端末110のハードウェア構成を示した機能ブロック図であり、図4は、PHS端末110の外観を示した斜視図である。PHS端末110は、端末制御部310と、端末メモリ312と、表示部314と、操作部316と、音声入力部318と、音声出力部320と、端末無線通信部322とを含んで構成される。
上記端末制御部310は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末110全体を管理および制御する。また、端末制御部310は、端末メモリ312のプログラムを用いて、通話機能、メール送受信機能、撮像機能、音楽再生機能、TV視聴機能も遂行する。
上記端末メモリ312は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、端末制御部310で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。
上記表示部314は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)等で構成され、端末メモリ312に記憶された、または通信網130を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。
上記操作部316は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
上記音声入力部318は、マイク等の音声認識手段で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末110内で処理可能な電気信号に変換する。
上記音声出力部320は、スピーカで構成され、PHS端末110で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や、操作部316の操作音、アラーム音等も出力できる。
上記端末無線通信部322は、通信網130における基地局120との無線通信を確立し、データを送受信する。通信の確立の際、端末無線通信部322は、同期信号を含むTCCH(Timing Control Channels:タイミング制御チャネル)を基地局120に送信し、基地局120は、そのTCCHから同期シンボルを標本化してPHS端末110の送信タイミングを把握し、その差分を、SCCH(Synchronisation Control Channels:同期制御チャネル)を用いてPHS端末110に返信する。
また、本実施形態において端末無線通信部322は、データ受信部330、データ復調部332、エラー訂正部334、エラー検出部336、復調データ保持部338、HARQ送信部340、チェイス合成部342としても機能する。
上記データ受信部330は、基地局120からデータおよびMCS識別子を受信する。
上記データ復調部332は、データ受信部330が受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づきデータを復調し、エラー訂正部334に転送する。また、当該PHS端末110がHARQを要求した後、所定のフレームタイミングで再送データを含むデータを受信した場合、データ復調部332は、受信したデータの再送データを、後述する復調データ保持部338に保持されたMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調し、通常データを、受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調し、チェイス合成部342に転送する。
上記エラー訂正部334は、巡回冗長検査ビット(CRC)を通じて、データ復調部332またはチェイス合成部342から転送されたデータのエラー訂正を行う。
上記エラー検出部336は、エラー訂正部334によっても訂正できなかったエラーを検出する。
上記復調データ保持部338は、エラー検出部336がエラーを検出した場合、復調されたデータとデータのMCS識別子とをフレーム識別子に関連付けて保持する。
上記HARQ送信部340は、エラー検出部336がエラーを検出した場合、データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むHARQを基地局120に対して送信する。本実施形態ではTDD/OFDMA方式によりフレーム単位のデータが基地局120との間で交互に送受信されているので、HARQは基地局120に送信すべき送信データのアンカーチャネルを利用して送信される。このとき、同じくアンカーチャネルに設定されるMCSの要求(MR)は通常の適応変調に基づくMCSである。
上記チェイス合成部342は、データ復調部332によって復調された再送データと、復調データ保持部338に保持されたデータとをチェイス合成(Chase Combining)し、エラー訂正部334に転送する。
以上説明した無線通信システム100では、2つの装置間、ここでは、PHS端末110と基地局120との通信経路を利用して、双方がHARQによるエラー修正を行うことができ、かつ、その通信環境の変化に拘わらず最適なMCSを用いることができる。
次に、上述したPHS端末110や基地局120を用いて無線通信を行う無線通信方法を説明する。
(無線通信方法)
図5は、無線通信方法の処理の流れを示したフローチャートであり、図6は、図5のフローチャートの補足説明を行うためのブロック図である。
まず、PHS端末110は、送信データのアンカーチャネルを通じてMCSを要求し(S400)、基地局120は、要求されたMCSに応じて送信するデータのMCSを決定する(S402)。そして、基地局120は、送信されるデータと、そのデータを変調するMCSのMCS識別子とをフレーム識別子に関連付けて送信データ保持部230に一旦保持する(S404)。送信データ保持部230に保持されたデータは、HARQが発生していないとみなすことができる所定時間が経過するまで保持される。
図7は、送信されるデータのフレーム構成を説明するための説明図である。OFDMA(またはOFDM)では、時間軸方向と周波数方向とに2次元化したマップを有し、周波数軸方向には均一のベースバンド距離をおいて複数のチャネル500が配され、各チャネル500には、TDMAスロット502毎にPRU510が配される。従って、PRU510はベースバンド距離に応じた900kHzの占有帯域と時分割による625μsecの時間長で定義される。また、フレームは、制御信号に関するアンカーチャネル(ANCH)520とデータを格納するエクストラチャネル(EXCH)522とから構成される。
上記アンカーチャネル520は、FM−Modeの制御信号であり、例えばMI(Mcs Indicator)、MR(Mcs Requirement)、マップ、ACKフィールドを含んでいる。ここで、MIは、当該基地局120においてデータを変調したときのMCSのMCS識別子を示している。MRは、自体へ送信されるデータのMCS要求である。時間的な観点で説明すると、MIは当該MCS識別子と同時に送信されるデータの変調に用いたMCSを示し、MRは次回以降に所望するMCSを示している。従って、MRで要求したMCSは要求してから少なくとも1フレーム遅れて反映されることとなる。また、本実施形態のHARQにおいて、PHS端末110から基地局120に送信されるMRは、再送データのMCSに拘わらず、通常の適応変調に基づくMCSを用いることができ、基地局120からのMIも通常データのMCSを用いることができる。
また、マップは、基地局120からPHS端末110への送信フレームにのみ存在し、エクストラチャネル522の割当を示している。ACKフィールドは、復調されたデータのエラー検出結果を示し、正常に受信された場合ACKを、エラーが検出された場合、NACKとそのエラー部分の特定に必要なビット列とが格納される。かかるビット列によって示されるエラー検出単位はPRU毎でもよいし、CRCの検出単位である1または複数のPRU毎であってもよい。
上記エクストラチャネル522は、FM−Modeにおける通話路としてユーザ毎に割り当てられるPRUであり、1ユーザに複数割り当てることができる。例えば、図7の例では、斜線で示されるEXCH1〜EXCH10がユーザに解放され、そのEXCH1〜EXCH10を用いてデータが送信される。かかるエクストラチャネル522の割当は、PRUが他のユーザに利用されているかどうかを判定するキャリアセンスを通じて行われる。割り当てられた結果は、上述したようにアンカーチャネル520のマップに示される。
続いて、基地局120のデータ変調部232が上記MCSを用いてデータを変調し(S406)、データ送信部234がその変調されたデータをPHS端末110に送信する(S408)。
図8は、MCSのクラスを説明するための説明図である。本実施形態では、例えば、11クラスのMCSを設け、各クラスには、変調方式とコーディング方式が準備されている。図8においては、MCS識別子の数値が高くなるほど変調効率が高くなる。
続いて、PHS端末110のデータ受信部330は、基地局120からデータおよびMCS識別子を受信する(S410)。そして、データ復調部332がMCS識別子により特定されるMCSに基づきそのデータを復調し(S412)、エラー訂正部334がデータのエラー訂正を行う(S414)。ここで、エラー検出部336は、データにエラー訂正部334によっても訂正できなかったエラーが残っているかどうか検出し(S416)、エラーがない場合、ACKを基地局120に返信し、そのデータを上位レイヤ(例えば、端末制御部310)に転送する(S418)。
エラー検出ステップ(S416)でエラーが検出された場合、復調データ保持部338が復調されたデータとデータのMCS識別子とをフレーム識別子に関連付けて保持し(S420)、HARQ送信部340がNACK、フレーム識別子、エラー部分の識別子を含むACKフィールドを用いてHARQを送信する(S422)。
図9は、フレームにおけるエラー部分を説明するための説明図である。本実施形態では、エラー検出単位を2つのPRUとしているので、例えば、1つのPRUであるEXCH4にエラーがあったとしてもエラー部分は図9のエクストラチャネル522にクロスハッチングで示したEXCH3およびEXCH4となる。この場合にアンカーチャネル520におけるエラー部分の識別子は例えば「3」および「4」となる。
かかるHARQ送信ステップ(S422)では、エラーを生じたフレームのMCSをPHS端末110に送信していないことが特徴的である。本実施形態では、PHS端末110および基地局120においてエラーを生じたフレームとエラー部分を特定することでそのフレームに用いられたMCSとを特定するので、HARQにMCSを載せなくても所望するMCSに基づいてエラー部分を変復調することができる。従って、そのMCSの要求領域を通常データに解放することができ、適応変調に基づくMCSを設定することができる。
基地局120のHARQ受信部236は上記HARQを受け(S424)、データ変調部232が、ACKフィールドのフレーム識別子およびエラー部分識別子で特定される、送信データ保持部230に保持されたデータのエラー部分(再送データ)を、送信データ保持部230に保持されたMCSに基づいて所定フレーム後に変調する(S426)。
図10は、再送データと通常データとの位置関係を説明するための説明図である。PHS端末110からエラー部分として指定されたのはデータのEXCH3およびEXCH4であるが、再送するフレーム中ではそのエラー部分をフレームの予め定められた位置、ここでは先頭に詰めて配置する(図10中クロスハッチングで示す。)。そして、その他の通常データは再送データに続いて配置される(図10中斜線で示す。)。
続いて、基地局120のデータ送信部234は、変調されたデータをPHS端末110に送信し(S428)、PHS端末110のデータ受信部330がそのデータを受信すると(S430)、データ復調部332は、規定されたHARQタイミングにおいて、受信したデータの再送データを復調データ保持部338に保持されたMCSに基づいて復調し、通常データを適応変調により決定されたMCSに基づいて復調する(S432)、その後、チェイス合成部342が復調されたエラー部分と、復調データ保持部に保持されたデータとをチェイス合成する(S434)。
図11は、チェイス合成の動作を説明するための説明図である。PHS端末110が受信、復調したデータにエラーが検出された場合、NACKと共にそのエラー部分のみを基地局120に伝達し、かつ、そのエラーが検出されたフレームを破棄せずに復調データ保持部338に保持する。そして、基地局120からそのエラー部分のみを再送データ550として受信すると、PHS端末110は、再送データ550と復調データ保持部338に保持されていたデータ552とを最大比合成(MRC:Maximum Ratio Combining)によって合成し、復元データ554を生成する。かかるチェイス合成法では、データの最大比合成によって受信フレームのSINRを向上させて、効率的にエラー低減を図ることができる。
このようにしてエラー部分が復元されたデータは、最初に受信したデータ同様、データ訂正ステップ(S414)から繰り返され、最終的に上位レイヤに伝達される(S418)。
以上説明した無線通信方法においても、規格を逸脱することなく、再送データと通常データとのMCSを独立して制御し、それぞれのデータに適したMCSを用いることで、適応変調の有効活用および無線通信の安定性向上を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の無線通信方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしても良い。
本発明は、適応変調(高速適応変調)による無線通信が可能な無線通信システム、送信装置、受信装置、無線通信方法に利用可能である。
無線通信システムの概略的な接続関係を示した説明図である。 基地局の概略的な構成を示したブロック図である。 PHS端末のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 PHS端末の外観を示した斜視図である。 無線通信方法の処理の流れを示したフローチャートである。 図5のフローチャートの補足説明を行うためのブロック図である。 送信されるデータのフレーム構成を説明するための説明図である。 MCSのクラスを説明するための説明図である。 フレームにおけるエラー部分を説明するための説明図である。 再送データと通常データとの位置関係を説明するための説明図である。 チェイス合成の動作を説明するための説明図である。
符号の説明
100 …無線通信システム
110 …PHS端末
120 …基地局
230 …送信データ保持部
232 …データ変調部
234 …データ送信部
236 …HARQ受信部
330 …データ受信部
332 …データ復調部
334 …エラー訂正部
336 …エラー検出部
338 …復調データ保持部
340 …HARQ送信部
342 …チェイス合成部
344 …エラー送信部
520 …アンカーチャネル
522 …エクストラチャネル

Claims (7)

  1. 適応変調により決定されたMCSに基づいて送信されるデータを変調するデータ変調部と、該変調されたデータを順次送信するデータ送信部とを備える送信装置と、該送信装置からデータを受信するデータ受信部と、該受信したデータを復調するデータ復調部と、該復調されたデータのエラーを検出するエラー検出部と、該復調されたデータにエラーが検出された場合、ARQ(自動再送要求)を送信するARQ送信部とを備える受信装置と、を含む無線通信システムであって、
    前記送信装置は、前記送信されるデータと該データを変調するMCSのMCS識別子とを該データのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持する送信データ保持部を備え、
    前記受信装置は、前記復調されたデータにエラーが検出された場合、前記復調されたデータと該データのMCSのMCS識別子とを前記フレーム識別子に関連付けて保持する復調データ保持部を備え、
    前記ARQ送信部は、前記復調されたデータにエラーが検出された場合、該データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むARQを送信し、
    前記データ変調部は、前記ARQの受信から所定フレーム後に、該ARQのフレーム識別子およびエラー部分の識別子で特定される前記送信データ保持部に保持されたデータの前記エラー部分を該送信データ保持部に保持された前記MCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調し、
    前記データ送信部は、前記変調されたデータと共に前記エラー部分以外のMCSのMCS識別子送信し、
    前記データ復調部は、受信したデータのエラー部分を前記復調データ保持部に保持された前記MCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を当該データと共に受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記データ変調部は、ARQにより再送されるデータのエラー部分をフレーム内の予め定められた位置に配して変調することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記データ変調部におけるMCSは、前記受信装置が要求するMCSと等しいかまたは変調効率が劣るMCSであることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 当該無線通信システムは、ARIB STD T95またはPHS MoUに準拠したシステムであり、前記ARQは当該無線通信システムにおけるHARQ(Hybrid ARQ)であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 適応変調により決定されたMCSに基づいて送信されるデータを変調するデータ変調部と、該変調されたデータを順次送信するデータ送信部とを備える送信装置であって、
    前記送信されるデータと該データを変調するMCSのMCS識別子とを該データのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持する送信データ保持部を備え、
    前記受信装置からARQ(自動再送要求)を受信した場合、
    前記データ変調部は、前記ARQの受信から所定フレーム後に、該ARQのフレーム識別子およびエラー部分の識別子で特定される前記送信データ保持部に保持されたデータの前記受信装置から指定されたエラー部分を該送信データ保持部に保持された前記MCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調し、
    前記データ送信部は、前記変調されたデータと共に前記エラー部分以外のMCSのMCS識別子送信することを特徴とする送信装置。
  6. 送信装置からデータを受信するデータ受信部と、該受信したデータを復調するデータ復調部と、該復調されたデータのエラーを検出するエラー検出部と、該復調されたデータにエラーが検出された場合、ARQ(自動再送要求)を送信するARQ送信部とを備える受信装置であって、
    前記復調されたデータにエラーが検出された場合、前記復調されたデータと該データのMCSのMCS識別子とをそのフレーム識別子に関連付けて保持する復調データ保持部を備え、
    前記ARQ送信部は、前記復調されたデータにエラーが検出された場合、該データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むARQを送信し、
    前記データ復調部は、前記送信装置から受信したデータのエラー部分を該復調データ保持部に保持された前記MCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を当該データと共に受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調することを特徴とする受信装置。
  7. 送信装置が、適応変調により決定されたMCSに基づいて送信されるデータを変調し、該変調されたデータを順次送信し、受信装置が、該送信装置からデータを受信し、該受信したデータを復調し、該復調されたデータのエラーを検出する無線通信方法であって、
    前記送信装置は、前記送信されるデータと該データを変調するMCSのMCS識別子とを該データのフレームを特定可能なフレーム識別子に関連付けて保持し、
    記受信装置は、前記復調されたデータにエラーが検出された場合、前記復調されたデータと該データのMCSのMCS識別子とを前記フレーム識別子に関連付けて保持し、該データのフレーム識別子とエラー部分の識別子とを含むARQを送信し、
    前記送信装置はさらに、前記ARQの受信から所定フレーム後に、該ARQのフレーム識別子およびエラー部分の識別子で特定される当該送信装置に保持された前記データのエラー部分を当該送信装置に保持された前記MCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を適応変調により決定されたMCSに基づいて変調し、該変調されたデータと共に前記エラー部分以外のMCSのMCS識別子送信し、
    前記受信装置はさらに、受信したデータのエラー部分を当該受信装置に保持された前記MCS識別子により特定されるMCSに基づいて、エラー部分以外を当該データと共に受信したMCS識別子により特定されるMCSに基づいて復調することを特徴とする無線通信方法。
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