JP5062254B2 - 設計支援装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、柔軟性のある部品や部材などの形状設計を支援する設計支援装置に関する。
最近では、機器の設計支援装置であるCAD(Computer Aided Design)において3次元データ化が進んでおり、3次元の仮想空間上で機器の設計や動作検証などを行なえるようになってきている。これにより、以前は試作品を作製して行なっていた検証を、仮想空間上に配置した製品データを用いて製品の設計段階で行なえるようになり、短期間での製品開発が可能となっている。
電子機器内部の電子部品は、ハーネス(ワイヤハーネス)やケーブルなどにより電気的に接続されている。このようなハーネスやケーブルなどの電気信号の接続配線においても、設計段階からの事前検証に対するニーズが高くなってきている。ハーネスやケーブルなどは柔軟物であり、軽量であるため、その配線経路は曲線状となる場合が多い。
ハーネスやケーブルなどを仮想空間上に配置して設計する場合、まず、その経路(ルート)を曲線として定義し、次に、その曲線を中心としてハーネスやケーブルの形状を描く。
この場合、経路の曲線は、開始点と終了点、及びそれらの間の通過点で分割され、それらの各点を結ぶ曲線として定義される。開始点と終了点及び各通過点は、「位置座標」と「通過方向」を組とする「通過点情報」によって管理される。通過方向は、その通過点を通過する曲線の接線方向を示し、ベクトル(通過ベクトル)として定義される。仮想空間に設定される座標系には、大別して、「絶対座標系」と「相対座標系」がある。絶対座標系は仮想空間上に一つ定義されるが、相対座標系は通過点ごとに設定される。尚、ここでの通過点は、ハーネスやケーブルの経路の開始点と終了点も含むものである。以後の説明では、「通過点」という用語は、開始点と終了点も含むものとする。
次に、従来のハーネスやケーブルの仮想空間上での形状作成方法について説明する。尚、以降の説明では、便宜上、ハーネスやケーブルを、「柔軟物」という用語により統一して表現することにする。
{従来の第1の柔軟物の形状作成方法}
図1は、仮想空間上の柔軟物の形状を作成する従来の第1の方法を示す図である。
この方法では、図1に示すように、柔軟物10の始点(開始点)11と終点(終了点)12間を複数の区間(この例では、5つの区間)に分割し、各区間内の柔軟物を円柱や矩形などの一定形状のモデル13として取り扱う。そして、各区間にモデル13を配置することで、柔軟物の形状を表現する。柔軟物は、一般に、曲がった形状となるので、その中心線は曲線14となる。したがって、先ず、その曲線14の形状を決定し、次にその曲線14を適当に複数の区間に分割し、各区間に円柱や矩形のモデル13を配置していくことで、柔軟物の形状を生成できる。
この手法の長所は、柔軟物の位置または形状を変更した場合、始点(開始点)と終点(終了点)間の線長に変化がないならば、各モデルの座標変換のみで対応可能なことである。つまり、変更前の各区間のモデルをそのまま使用できるので、モデル変更作業が不要になり、柔軟物の配置変更や形状変更を高速処理できる。
この手法の短所は、以下のようなものである。
・開始点と終点間の線長が変化する場合、変更前の区間をそのまま使用できないので、モデルの再作成が必要となる。
・各区間の形状を、円柱や矩形などの固定形状のモデルで代替しているだけなので、柔軟物の実際の形状とは異なる
・開始点と終点間を細かく分割することで、実物に近い滑らかな形状になるが、分割数を多くすると、処理時間の増加を招く。
・分割する形状を、元となる柔軟物に合わせて可変長にした場合、形状が大きい区間が大きい曲率に対応できない
{従来の第2の柔軟物の形状作成方法}
図2は、仮想空間上の柔軟物の形状を作成する従来の第2の方法を示す図である。
この方法では、図2に示すように、柔軟物20の始点(開始点)21と終点(終了点)22を結ぶ区間の曲線部24に点を設定し、それらの点間を直線(近似直線)25で結ぶ。この場合、上記直線25の長さが一定以下となるようにして、上記曲線部24を複数の短い直線25で近似する。次に、各点に対して断面形状26を作成し、隣接する点のそれぞれの断面26の形状を繋いで、始点21と終点22間を結ぶ曲線を1つのモデルとしてモデル化する。
この第2の従来方法の長所は、曲率が大きい箇所について、細かく断面形成ができるので、実物の形状を正確に表現できることである。
一方、短所としては、以下のようなものがある。
・曲線変更後に形状の再作成が必要であり、変更処理時間が長い
・柔軟物を1つのモデルで管理するため、曲線変更の度に、柔軟物全体の曲線・形状変更が必要となる
ところで、一般の構造物の場合、部品を1つの剛体とみなし、初回の形状生成以降は、形状全体を移動や回転させて、形状を3次元の仮想空間上に表現している。これに対し、ハーネスやケーブルなどの柔軟物の場合、装置内部の部品の配置形態などに伴なって、その形状が変形するため、部品の移動や回転に伴ない、それが通過するルートが変化する。このため、部品の移動や回転が発生する都度、該ルートの曲線を再計算し、紐状や帯状などの形状を再作成する必要がある。
このため、以下のような問題がある。
・柔軟物(ハーネスやケーブルなど)のルートが変更になると、ハーネスの形状変更に伴ない、ハーネスの全体についての曲線や形状の再計算が必要となる。このため、柔軟物のルート変更が生じた場合、柔軟物の曲線や形状を動的に生成してリアルタイムで表示処理するためには、コンピュータに多大な計算処理能力が要求される。
・柔軟物のルートの一箇所だけに変更があった場合でも、ルート全体について曲線を再作成する。このため、ハーネスのルートが変更された場合、変更箇所を容易に確認することができない。
PCT/JP2007/50187 PCT/JP2007/50189
本発明の目的は、柔軟性のある部品の形状に変更があった場合、その部品の形状の再生成を従来よりも高速に処理できるようにすることである。
本発明の設計支援装置は、紐状あるいは帯状の部品を設計する設計支援装置を前提とする。
本発明の設計支援装置の第1態様は、前記部品が通過する通過点の位置を変更することで該部品を編集する部品編集部と、前記部品編集部による編集前の連続する複数の該通過点を有する区間と、前記部品編集部による編集後の該区間を比較し、区間が有する二つの該通過点の相対位置もしくは相対通過方向が異なる該区間を抽出する区間比較部とを有する。
本発明の設計支援装置の第1態様は、紐状あるいは帯状の部品の通過点が変更された場合、該部品を編集する。そして、該編集結果を基に、変更前と変更後で、相対位置もしくは相対通過方向に変化のあった区間を抽出する。これにより、例えば、各区間に設定した相対座標系を用いるなどして、形状に変化があった区間を抽出することができる。
本発明の設計支援装置の第2態様は、本発明の設計支援装置の第1態様において、前記区間比較は、該区間が有する少なくとも1つの該通過点における部品形状の接線の方向と重力方向が該編集前と該編集後が異なる該区間を抽出する。
本発明の設計支援装置の第2態様は、各区間について、編集前と編集後で、部品形状の接線方向と重力方向に変化が区間を抽出する。これにより、相対位置及び相対通過方向に変化は無いが、絶対座標系での位置が変化したために形状の再生成が必要な区間を抽出できる。尚、前記通過方向の重力方向に対する差異を考慮する区間は、例えば、指定可能である。この指定は、例えば、ユーザにより行われる。
本発明の設計支援装置の第3態様は、本発明の設計支援装置の第1または第2態様において、前記区間比較部によって抽出された該区間の形状生成を行い、該区間外の区間の形状と接続する形状生成部を、さらに備える。
本発明の設計支援装置の第3態様によれば、形状が変化する区間の形状を生成できる。
本発明の設計支援装置の第4態様は、本発明の設計支援装置の第1乃至第3態様のいずれかにおいて、前記区間比較部によって抽出された該区間の表示属性を変更し表示する表示部を、さらに備える。
本発明の設計支援装置の第4態様によれば、形状が変化した区間と形状が変化しない区間を識別表示できる。
本発明の設計支援装置の第5態様は、本発明の設計支援装置の第1乃至第4態様のいずれかにおいて、前記区間比較部によって抽出された該区間の該変更前と該変更後に関する情報を表示する変更区間表示部を、さら備える。
本発明の設計支援装置の第5態様によれば、形状が変化した区間について、形状がどのように変化したか把握できる。
本発明の設計支援方法は、紐状あるいは帯状の部品を設計する設計支援方法を前提とする。
本発明の設計支援方法の第1態様は、前記部品が通過する通過点の位置を変更することで該部品を編集する部品編集ステップと、前記部品編集部による編集前の連続する複数の該通過点を有する区間と、前記部品編集ステップによる編集後の該区間を比較し、区間が有する二つの該通過点の相対位置もしくは相対通過方向が異なる該区間を抽出する区間比較ステップとを有する。
本発明の設計支援方法の第2態様は、前記区間比較ステップは、該区間が有する少なくとも1つの該通過点における部品形状の接線の方向と重力方向が該編集前と該編集後が異なる該区間を抽出する。
本発明の設計支援方法の第3態様は、前記区間比較ステップによって抽出された該区間の形状生成を行い、該区間外の区間の形状と接続する形状生成部をさらに備える。
本発明のプログラムの第1態様は、紐状あるいは帯状の部品を設計する設計支援コンピュータに、前記部品が通過する通過点の位置を変更することで該部品を編集する部品編集ステップと、前記部品編集ステップによる編集前の連続する複数の該通過点を有する区間と、前記部品編集部による編集後の該区間を比較し、区間が有する二つの該通過点の相対位置もしくは相対通過方向が異なる該区間を抽出する区間比較ステップとを実行させる。
本発明のプログラムの第2態様は、本発明のプログラムに第1態様において、前記区間比較ステップは、該区間が有する少なくとも1つの該通過点における部品形状の接線の方向と重力方向が該編集前と該編集後が異なる該区間を抽出する。
仮想空間上の柔軟物の形状を作成する従来の第1の方法を示す図である。 仮想空間上の柔軟物の形状を作成する従来の第2の方法を示す図である。 本発明の設計支援装置の実施形態を適用したシステムの構成を示す図である。 本実施形態で使用する「相対位置」、「相対通過方向」及び「重力方向」の定義を説明する図である。 区間比較部が区間のハーネス形状の変化検出で利用する「相対位置の差異」について説明する図である。 図5Aに示す区間2の変更前後の相対位置の変化を示す図である。 区間比較部が区間のハーネス形状の変化検出で利用する「相対通過方向の差異」について説明する図である。 図6Bに示す区間2の変更前後の相対通過方向の変化を示す図である。 重力方向比較部が区間のハーネス形状の変化検出で利用する「重力方向との差異」について説明する図である。 図7Bに示す区間2の変更前後の重力方向との差異の変化を示す図である。 区間形状管理部が1本のハーネスを区間単位で管理する例を示す図である。 区間形状管理テーブルの構成例を示す図である。 図9Aの区間形状管理テーブルに格納される区間3の詳細を示す図である。 ハーネス管理部が実行する重力考慮フラグ設定処理の手順を示すフローチャートである。 ハーネス管理部が備える重力考慮フラグ管理テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の設計支援装置により実行されるハーネス変更処理の全体フローを示すフローチャートである。 図11Aのハーネス形状生成処理の詳細を示すフローチャートである。 図11Bの曲線・形状生成処理の詳細を示すフローチャートである。 区間形状表示部によって表示装置の画面に表示される、作成済みハーネス(変更前のハーネス)の表示例を示す図である。 区間形状表示部によって表示装置の画面に表示される、作成済みハーネスの他の表示例を示す図である。 区間形状表示部によって表示装置の画面に表示される、ハーネスの強調表示の例(表示色による強調表示)を示す図である。 区間形状表示部によって表示装置の画面に表示される、ハーネスの強調表示の他の例(形状による強調表示)を示す。 区間情報表示部によって表示される、区間情報表示の一例を示す図である。 本実施形態の設計支援プログラムを実行するコンピュータのシステム構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
[構成]
{システム構成}
図3は、本発明の設計支援装置の実施形態を適用したシステムの構成を示す図である。
図3に示す本実施形態の設計支援装置100は、ハーネス編集部101、3次元モデル管理102、通過点管理部103、比較部104、生成部105、区間形状管理部106及び表示部107を備えている。
ハーネス編集部101は、入力装置120からユーザの入力を基に各ハーネスのルート設計に関する情報を編集、管理する。また、本実施形態においては、後述するように、入力装置120からの通過点指定情報を基に、ユーザが指定した通過点について「重力考慮フラグ」を設定する。この重力考慮フラグは、ユーザが指定した通過点の中で、通過方向(通過方向ベクトル)と重力方向(重力方向ベクトル)との差分に変更があった通過点について設定されるフラグである。ハーネス編集部101は、重力考慮フラグ以外にも、ユーザが入力装置120を介して指示するハーネスの各区間に対する強調形状の設定情報などを入力装置120から受け取り、それらを管理する。
3次元モデル管理部102は、設計する装置に実装される部品のモデルデータ(仮想空間上に配置される部品の3次元モデルデータ)を管理する。3次元モデル管理部102は、モデルデータ・データベース(モデルデータDB)102aと検証モデル管理部102bを備えている。モデルデータDB102aは、上記部品のモデルデータを格納・管理しているデータベースである。検証モデル管理部102bは、モデルデータDB102aを管理し、部品のモデルデータの登録や削除などを行なう。通過点管理部103は、各ハーネスごとに、そのルートの通過点に関する情報(位置や通過方向、重力方向などの情報)を管理している。以後、この通過点に関する情報を「通過点情報」と呼ぶことにする。
比較部104は、ハーネスの通過点が変更された場合、そのハーネスの通過点情報を通過点管理部103から取得して、そのハーネスについて、形状を変更する必要がある区間を検出する。この区間変更の検出には、「相対位置」、「相対通過方向」及び「重力方向」の3種類のパラメータが用いられる。比較部104は、区間比較部104aと重力方向比較部104bを備えており、これらにより、形状変更が必要な区間を検出する。区間比較部104aは、ハーネスのルートの各区間について相対位置と相対通過方向の変化を調べることにより、形状変更が必要な区間を検出する。重力方向比較部104bは、ハーネスのルートの各区間について、「重力方向」の変化を調べることにより、形状変更が必要な区間を検出する。相対位置、相対通過方向及び重力方向の定義と、形状変更が必要な区間の検出方法の詳細については、後述する。比較部104は、形状変更が必要なハーネスを検出すると、そのハーネスを生成部105に通知する。このとき、形状変更が必要な区間に関する情報も生成部105に通知する。
生成部105は、比較部104から上記通知を受け取ると、通知されたハーネスのルートの形状を生成する。この生成は、形状変更が必要な区間(以後、「形状再生成区間」と呼ぶ)のみについて行う。形状再生成区間の形状生成は、前述した従来手法を用いて行う。したがって、まず、形状再生成区間の曲線を生成し、次に、その曲線を基に、形状再生成区間の形状を生成する。生成部105は、曲線生成部105aと形状生成部105bを備えている。曲線生成部105aは形状再生成区間の曲線を生成する。形状生成部105bは、曲線生成部105aにより生成された曲線を基に、前記形状再生成区間の形状を生成する。生成部105は、生成した形状再生成区間の形状に関する情報(以後、形状再生成区間形状情報と呼ぶ)を区間形状管理部106に通知する。この形状再生成区間形状情報には、形状再生成区間の変更前と変更後の線長などの情報なども含まれる。生成部105は、生成したハーネスの各区間の形状データを区間形状管理部106に送る。
区間形状管理部106は、ハーネス編集部101から取得する管理情報や生成部105から受け取る上記ハーネスの各区間の形状データを基に、ハーネスの各区間について、その形状に関する情報を管理する。
表示部107は、区間形状管理部106からハーネスのルートの形状情報を取得し、ハーネスの形状の表示データ(以後、「ハーネス形状表示データ」と呼ぶ)を生成する。このハーネス形状表示データは、形状が変更された区間(以後、「形状変更区間」と呼ぶ)が形状が変更されていない区間と識別されて表示されるようなデータである。表示部107は、また、形状変更区間に関する変更情報(以後、「区間情報」と呼ぶ)の表示データを生成する。表示部107は、区間形状表示部107aと区間情報表示部107bを備えている。区間形状表示部107aは、上記ハーネス形状表示データの生成を行う。区間情報表示部107bは、上記区間情報の表示データの生成を行う。表示部107は、3次元モデル管理部102から、部品のモデルデータを取得し、このモデルデータを、部品の配置位置に合わせて仮想空間上に配置することで、部品が配置された装置内部の3次元モデル表示データを生成する。そして、この3次元モデル表示データを、区間形状表示部107aによって生成されたハーネス形状表示データとマージすることで、装置内部の部品がハーネスによって接続された3次元モデルの表示データ(設計する装置の3次元モデル表示データ)を生成する。
設計支援装置100には、入力装置120と表示装置130が接続されている。入力装置120は、設計支援装置100に対してコマンドやデータを入力するための装置であり、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスを備えている。設計支援装置100のユーザは、入力装置120を介して、装置設計に必要なデータ(部品のモデルデータやハーネスに関するデータ)などを入力する。また、ハーネスのルート変更に際しては、そのルート上に設定される通過点の変更位置の指定などを、入力装置120を介して行う。
表示装置130は、設計支援装置100によって設計された装置の3次元モデルを表示する表示装置であり、液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどを備える。設計支援装置100の表示部107は、表示装置130に上記設計する装置の3次元モデル表示データやハーネス形状表示データ、さらには、前記区間情報の表示データなどを出力する。表示装置130は、これらの表示データが入力されると、その表示データに対応する画面を表示する。また、表示装置130は、ユーザが設計支援装置100に指示やデータを入力するためのユーザインターフェース画面も表示する。
{相対位置、相対通過方向及ぶ重力方向の定義}
前述した「相対位置」、「相対通過方向」及び「重力方向」の定義を、図4を参照しながら説明する。
図4において、点P2と点P3は、それぞれ、ハーネスの曲線上に設定された通過点であり、これらの隣接する通過点P2、P3間を区間と定義する。また、その区間の開始点側の通過点P2を始点通過点と定義し、終了点側の通過点P3を終点通過点と定義する。
図4の破線で示された曲線L2は、通過点P2、P3間を結ぶ区間(以下、区間2と呼ぶ)のハーネスを示している。また、M2とM3は、部品のモデルであり、例えば、ハーネスを動かないようにクランプする部品(以下、クランプ部品と呼ぶ)である。この例では、通過点P2とP3は、それぞれ、部品M2とM3から法線方向に所定距離だけ離れた位置に設定されている。
ここで、区間2について、始点通過点P2を原点とする相対座標系を設定する。この相対座標系は、図中の矩形枠201で囲まれた3次元の直交座標系202である。本実施形態では、この相対座標系202のX軸の正の方向を、始点通過点P2におけるハーネスL2の通過方向に設定する。始点通過点P2の通過方向は、3次元ベクトル(以下、通過方向ベクトルと呼ぶ)VP2で表現される。尚、区間の始点通過点を原点とする相対座標系のX軸の方向は、始点通過点の通過方向に限定されるものではない。例えば、始点通過点の通過方向を、前記相対座標系のY軸に設定するようにしてもよい。
このような通過点P2を原点(0,0,0)とする相対座標系202において、通過点P3の座標(x3,y3,z3)が決定される。このとき、x3、y3、z3を、それぞれ、X方向(X軸方向)の相対位置、Y方向(Y軸方向)の相対位置、Z方向(Z軸方向)の相対位置と定義する。また、通過点P2の通過方向ベクトルVP2は、相対座標系202において(1,0,0)と表現される単位ベクトルに設定する。通過点P3においても、曲線L2(ハーネス)の通過方向に平行な単位ベクトルとして通過方向ベクトルVP3が設定する。この場合、相対座標系202における通過方向ベクトルVP3は(xv3,yv3,zv3)で表現される。したがって、通過点P2に対する通過点P3の相対通過方向は、(1−xv3、0−yv3、0−zv3)と表現される。
重力方向は万有引力の方向であり、通過点P2、P3それぞれにおいて、重力方向のベクトルVGが設定される。本実施形態においては、この重力方向ベクトルVGは、絶対座標系の座標で表現される。
{相対位置の変化}
次に、図5A、5Bを参照しながら、区間比較部104aが区間のハーネス形状の変化検出で利用する「相対位置の変化」について説明する。
図5Aには、部品(モデル)Msと部品(モデル)Me間をハーネスで接続する例を示している。図5Aにおいて、破線の曲線は変更前のハーネスのルートであり、実線の曲線は変更後の曲線のルートである。この例では、部品Ms上にハーネスの開始点Psを設定し、部品Me上にハーネスの終了点Peを設定している。また、ハーネスの開始点Psと終了点Pe間に、通過点として、ハーネスの開始点側から順に通過点P2、P3を設定している。ここで、開始点Psと通過点P2の区間を区間1、通過点P2とP3間の区間を区間2、通過点P3と終了点Pe間の区間を区間3と定義する。
この例では、通過点P3の位置を変更している。図5Aにおいて、変更後の通過点P3を通過点P3´と表記している。通過点P3の位置が変更された結果、開始点Psと終了点Peを接続するハーネスにおいて、区間2と区間3のルート形状が変化する。すなわち、区間2のハーネスの曲線L2と区間3のハーネスの曲線L3の形状が変化する。但し、この例では、通過点P3の通過方向VP3と通過点P3´の通過方向VP´は同じであり、区間3において通過方向の変化はない。また、この例では、重力方向VGの変化もない。
図5Bに、区間2におけるハーネスのルートの「相対位置(X,Y,Z)」、「相対通過方向(Rx,Ry,Rz)」、「重力方向との差異」の変更前と変更後の値を示す。図5Bに示すように、通過点P3の相対位置は変更前と変更後で変化しているが、相対通過方向と重力方向との差異は変更前と変更後で変化していない。この場合、通過点P3の位置がYの正の方向に移動した結果、通過点P3の相対位置は(25,−5,0)から(25,20,0)している。区間比較部104aは、通過点管理部103から受け取る通過点位置情報を基に、この通過点P3の相対位置の変化を検出する。尚、図5Bでは、区間2のみ示しているが、区間3においても、区間2と同様に相対位置が変化し、この変化が区間比較部104aによって検出される。
{相対通過方向の変化}
次に、図6A、6Bを参照しながら、区間比較部104aが区間のハーネス形状の変化検出に利用する「相対通過方向の変化」について説明する。図6Aにおいて、図5Aの構成要素と同じものついては同一の符号を付与している。
図6Aに示す例では、通過点P3の位置は変更されないが、通過点P3における通過方向、すなわち、通過方向ベクトルVP3が変更されている。この通過方向ベクトルVP3の変更により、区間2のハーネスのルートL2と区間3のハーネスのルートL3の形状が変化する。すなわち、図5Aに示すように、区間2のルートがL2からL2´に、区間3のルートがL3からL3´に変化する。尚、この例の場合、重力方向VGは変化しない。
図6Bに、区間2における変更前と変更後の「相対位置」、「相対通過方向」、「重力方向との差異」を示す。図6Bに示すように、区間2において変更前と変更後で変化しているパラメータは、「相対通過方向」のみである。この場合、通過方向(通過方向ベクトルVP3)は、X−Y平面上でY方向に回転している。この結果、区間2の相対通過方向(Rx,Ry,Rz)は、(0.86,0.52,0)から(0.62,0.86,0)に変化する。区間比較部104aは、通過点管理部103から受け取る通過点の位置情報を基に、この変化を検出する。尚、図6Bでは、図5Bと同様に、区間2の「相対位置」、「相対通過方向」、「重力方向との差異」の変更前と変更後の値しか示していないが、区間3においても、通過方向ベクトルVP3の変化に伴なって、終了点Peの相対通過方向VPeの値が変化する。
{重力方向との差異}
区間の始点通過点と終点通過点の間で「相対位置」と「相対通過方向」に変化が無い場合でも、絶対座標系で、通過点の通過方向に変化が生じた場合、重力の影響により区間内のハーネスの形状が変化する。このため、絶対座標系における通過点の通過方向の変化を検出する必要がある。このため、本実施形態では「重力方向との差異」という概念(パラメータ)を導入し、この重力方向との差異を考慮して、区間のハーネス形状の生成(変更)を行う。ここで、重力方向との差異とは、絶対座標系における、通過点の通過方向(通過方向ベクトル)と重力方向(重力方向ベクトル)との差異である。本実施形態では、区間比較部104aが、各区間の始点通過点について、この重力方向との差異を検出し、その差異が一定値以上であった場合、区間の形状を再生成する。尚、重力方向との差異を検出する通過点は、区間の始点通過点始点ではなく、区間の終点通過点であってもよい。
この重力方向との差異について、図7A、7Bを参照しながら詳細に説明する。尚、図7Aにおいおて、図5Aと同じ構成要素については同じ符号を付与している。
図7Aに示す例では、通過点(開始点)Psを中心にして部品Msを回転させている。図7Aにおいては、部品Msを変更前と変更後で識別するために、変更前を部品Msで変更後を部品Ms´で表している。この部品Msの回転に伴ない、部品Msと部品Meを接続するハーネスの形状は、区間1〜3の全てで変化する。すなわち、区間1のハーネスのルートがL1からL1´に、区間2のハーネスのルートL2からL2´に、区間3のハーネスのルートがL3からL3´に変化し、それに伴ない各ルートの形状も変化する。尚、図7Aに示す、開始点Psと終了点Peを結ぶ曲線LCは、重力の影響を考慮しない場合のハーネスのルートを示す曲線である。
本例の場合、変更前後で通過点間の相対位置並びに相対通過方向は変化しない。しかしながら、重力方向との差異は変化する。ここで、図7Aに示す区間2(通過点P2とP3の区間)に着目すると、区間2の始点通過点P2の重力方向の差異は、変更前と変更後で変化する。すなわち、図7Bに示すように、始点通過点P2における重力方向の差異(Rx,Ry,Rz)は、(0.5,−0.85,0)から(0.0,−1.0,0)に変化する。このように、本実施形態では、各区間の「重力方向との差異」の検出は、始点通過点の「重力方向との差異」を検出することにより行う。尚、区間の「重力方向との差異」の検出は、始点通過点ではなく、終点通過点の重力方向との差異を検出することによっても可能である
{変更箇所の検出方法の概要}
本実施形態におけるハーネスの形状生成は、本願の発明者が、以前、出願した発明(国際出願番号がPCT/JP2007/50189の発明)のハーネス形状作成方法を基本としており、本実施形態で用いる「通過点」と「通過方向」の設定方法については、PCT/JP2007/50189の発明の明細書と図面に詳しく説明されている。
本発明の実施形態では、ハーネスの開始点と終了点との間に通過点を設定する。開始点と終了点も通過点の一種である。個々の通過点は、「座標」と「通過方向」を備える。図4を参照しながら上述したように、通過点の座標は、前の通過点を原点とする相対座標系(3次元直交座標系)における座標である。また、この相対座標系のX軸は、上記原点となる通過点の通過方向(通過方向ベクトル)と一致するように設定される。また、上記相対座標系のY軸は、上記原点となる通過点に対応する部品の指定面の法線方向(法線ベクトル)に設定される。そして、上記相対座標系のZ軸の単位ベクトルは、X軸の単位ベクトル(通過方向ベクトル)とY軸の単位ベクトル(法線ベクトル)の外積に等しい。
本実施形態では、以下の手順により、ハーネスの変更箇所特定する。
1.通過点の変更(絶対座標による位置と姿勢(方向)の変化)を検出する。
2.上記検出した通過点に該当するハーネスを選定する。
3.上記選定したハーネスにおける変更が必要な箇所(以後、変更箇所と呼ぶ)を特定する。
この変更箇所の特定においては、ハーネスの各区間について、「始点位置」、「終点位置」、「通過方向」及び「重力方向」を検証する。この検証は、下記の(1)〜(3)の手順により行う。ここでは、図4に示す区間2を例に取り上げて、(1)〜(3)の手順を説明する。
(1)通過点P3(区間2の終点側の通過点)の位置と通過方向を、絶対座標系から、通過点P2(区間2の始点側の通過点)を原点とする相対座標系での座標に変換する。
(2)上記座標変換結果を、変更前の通過点P3の相対位置と相対通過方向と比較する。
(3)重力方向の変化の検証が必要な場合((2)の検証で、通過点P3の相対位置及び通過方向に変化が無かった場合)、通過点2に設定した上記相対座標系で重力方向(重力ベクトル)を表現した値を、変更前と変更後で比較する。
上記(1)〜(3)の手順により、比較結果(変更前の変更後の値の差)がある一定の値以上であると判明したならば、ハーネスの曲線と形状を変更する処理を行う。
{区間形状管理部}
本実施形態では、1本のハーネスを開始点側から終了点側に向かう方向に複数の区間に分割し、各区間単位でハーネスの形状を管理する。この管理は、区間形状管理部106が行う。
図8は、区間形状管理部106が1本のハーネスを区間単位で管理する例を示す図である。図8に示す例では、1本のハーネス211が、区間201(区間1)〜区間208(区間8)の8つの区間に分割して管理されている。尚、各区間に対応付けられた吹きだしの矩形枠内の形状は、帯臆する区間におけるハーネスの形状を示す。
区間201は、開始点Ps(通過点1(不図示))と通過点P2(不図示)間の区間であり、クランプ部品221−1に対応する位置に通過点P2が設定されている。区間202は、通過点P2を始点とし、通過点P3(不図示)を終点とする区間である。通過点P3はクランプ部品221−2に対応する位置に設定されている。
以下、同様にして、クランプ部品221−3〜221−7のそれぞれに対応して通過点P4(不図示)〜P8(不図示)が設定されている。そして、通過点P2とP3間が区間202、通過点P3とP4間が区間203、通過点P4とP5(不図示)間が区間204、通過点P5とP6(不図示)間が区間205、区間P6とP7(不図示)間が区間206、区間P7とP8(不図示)間が区間207、区間P8と終了点Pe(不図示)間が区間208となっている。
区間形状管理部106は、図8に示す1本のハーネス211を前記区間201〜208の各区間ごとに個別に管理する。この管理は、区間形状管理部106が保有するテーブル(区間形状管理テーブル)を用いて行われる。
図9A、9Bは、区間形状管理部106が保有する前記区間形状管理テーブルの構成例を示す図である。
図9Aに示す区間形状管理テーブル106aは、図8に示すハーネス211の区間形状を管理するテーブルである。。図8に示すハーネス211は、区間1〜8から構成される。したがって、ハーネス211に対応する区間形状管理テーブル106aは、ハーネス211の全区間1〜8の形状管理情報を格納するが、図9Aではその区間形状管理テーブルの一部(区間1〜3の形状管理情報のみ)を示している。図9Bは、区間形状管理テーブルに格納される区間3の形状管理情報の詳細を示す図である。
区間形状管理テーブル106aは、図9Aに示すような形式で、ハーネス211の区間1〜3の形状管理情報を格納している。尚、上述したように、区間形状管理テーブル106aには、実際には、区間1〜8の形状管理情報を格納している。
前述したように、各区間のハーネスの形状は、始点通過点を原点とする相対座標系を基準にして生成される。図9Aに示す区間形状管理テーブル106aは、「区間」、「始点通過点」及び「形状」の3つの項目により、区間1〜3のハーネスの形状を管理している。区間1の始点通過点は通過点P1(開始点Ps)であり、区間1については、その通過点P1を原点とする相対座標系が設定される。この相対座標系のX軸は、通過点P1におけるハーネスの通過方向に平行な方向に設定される。そして、このX軸に垂直であって、原点を含む平面内にY軸とZ軸が設定される。区間1の形状項目には、図9Aに示すような区間1のハーネス形状データ231が格納される。区間2の始点通過点は通過点P2であり、区間3の始点通過点は通過点P3である。区間形状管理テーブル106aの区間2、3に対応する形状項目には、それぞれ、図9Aに示すようなハーネス形状データ232、233が格納される。
図9Bに、区間形状管理テーブル106aに格納される区間3のハーネス形状データを示す。図9Bに示すように、区間3の始点側の通過点である通過点P3に、通過点P3を原点とする相対座標系が設定され、始点通過点P3と終点通過点P4間のハーネス形状データ233が格納される。
[動作]
上記構成の本実施形態の設計支援装置100の動作を説明する。以下の説明では、本発明の要部に係る処理について説明する。
{重力考慮フラグ設定処理}
ハーネス編集部101は、ユーザが、入力装置120を介して既存のハーネス設計モデルについて変更を加えた場合、ユーザの入力情報を入力装置120から受け取り、その入力情報に基いて、図10Aに示す「重力考慮フラグ設定処理」を行なう。
図10Aは、ハーネス編集部101により実行される上記重力考慮フラグ設定処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、表示装置130の画面に表示されるGUI(Graphical User Interface)画面を介して入力されるユーザに指示に基いて行われる。
ハーネス編集部101は、まず、入力装置120から受け取るユーザの入力情報を基に、重力考慮フラグの設定対象となる1本のハーネスを選択する(S1)。次に、その選択したハーネスについて、入力装置120から受け取るユーザ入力情報を基に、重力方向変更の対象となる区間を選定する(S2)。この区間選定は1つであってもよいし、複数であってもよい。最後に、ステップS2で選定された各区間について、入力装置120から受け取るユーザ入力情報を基に、重力考慮フラグの設定または解除を行う(S3)。
以上の処理により、表示装置130の画面に表示されるGUI画面を介して、ユーザが入力装置120を介して指示する重力考慮フラグの設定操作に基き、ユーザが選定したハーネスの全区間について、重力考慮フラグの設定または解除が行われる。
ハーネス編集部101が、上記のようにして設定または解除された重力考慮フラグを、例えば、図10Bに示す重力考慮フラグ管理テーブルにより管理する。
図10Bに示す重力考慮フラグ管理テーブル101aは、ある1本のハーネスの全ての区間1〜nについて、重力考慮フラグの“設定”または“解除”の情報を格納している。ハーネス編集部101は、ユーザが選定した全てのハーネスについて、図10Bに示す形式の重力考慮フラグ管理テーブルを作成・保管する。この重力考慮フラグは、後述するハーネス形状生成処理で参照される。
{ハーネス変更処理の全体フロー}
図11Aは、本実施形態の設計支援装置100により実行されるハーネス変更処理の全体フローを示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、設計支援装置100に搭載されたCPU(Central Processing Unit)がメインメモリにロードされたプログラム(設計支援プログラム)を実行することにより行われる。
図11Aのフローチャートについて説明する。
まず、通過点の絶対座標系での位置と姿勢(方向)を調べ、該2つの情報のいずれかが変更された通過点を検出する(S11)。次に、ステップS1で検出した通過点(変更通過点)のハーネスを選定する(S12)。そして、以降のステップにおいて、ステップS12で選定したハーネス(以後、「選定ハーネス」と呼ぶ)の全区間についてルートの変更の有無を調べ、ルートが変更された区間については曲線・形状の生成処理などを行う。
ステップS12においてハーネスを選定すると、次に、そのハーネスの最初の区間(区間1)を選定する(S13)。そして、この選定した区間(この場合、区間1)について、「ハーネス形状生成処理」を行う(S14)。このハーネス形状生成処理については、後に、詳細に説明するが、この処理では、上述した「相対位置」、「相対通過方向」及び「重力方向との差異」の変化を調べ、上記3種類のパラメータのいずれか一つでも変化量(差異)が予め定められた一定値以上であれば「変更箇所フラグ」をオンに設定する。
ステップS14の処理が終了すると、上記変更箇所フラグを調べ、そのフラグを基に対象区間(この場合、区間1)のハーネス形状の変更の有無を判別する(S15)。この判別においては、変更箇所フラグがオンになっていれば、対象区間のハーネス形状に変更があったと判別し、次のステップS16に移行する。一方、変更箇所フラグがオフであれば、対象区間のハーネス形状に変更がないと判別し、ステップS13に戻る。
ステップS16においては、対象区間に変更表示が設定されているか否かを判別する。この各区間に対する変更表示の設定は、ユーザが入力装置120を介して行う。ステップS16において、対象区間に変更表示が設定されている(変更表示設定有り)と判別すると、次のステップS17に移行する。一方、対象区間に変更表示の設定が無い(変更表示設定無し)と判別すると、ステップS13に戻る。
ステップS17においては、ハーネス形状に変更があった対象区間を、ハーネス形状に変更が無かった区間と異なる色で一時的に表示する。この表示例については後述する。 ステップS17の処理が終了すると、ステップS13に戻る。
2回目のステップS13では、前記選定ハーネスの次の区間を選定する。この場合、区間2が存在する場合は、区間2が選定され、区間2が新たな対象区間となる。そして、区間2について、上述した区間1と同様な処理がステップS13以降で行われる。
このようにして、ステップS13において選定ハーネスに対象区間が無いと判別するまで、選定ハーネスの全区間について、ステップS14〜S17の処理を行う。そして、ステップS13において、選定ハーネスに対象区間が無いと判別すると、本フローチャートの処理を終了する。
{ハーネス形状生成処理}
次に、上述した図11AのステップS14の「ハーネス形状生成処理」の詳細を、図11Bを参照しながら説明する。図11Bは、ハーネス形状生成処理の詳細フローを示すフローチャートである。この処理は比較部104と生成部105によって行われる。
まず、前記対象区間の変更前と変更後の「相対位置」と「相対通過方向」を算出する(S31)。ステップS31において、対象区間の変更前の「相対位置」と「相対通過方向」がメモリ等に保存されている場合には、変更後の「相対位置」と「相対通過方向」のみを算出する。
次に、対象区間の「相対位置」と「相対通過方向」について、変更後と変更前の差異(差分)を算出する(S32)。そして、上記差異が一定値以上であるか否か判別し(S33)、一定値以上であればステップS37に移行する。一方、一定値未満であればステップS34に移行する。
ステップS34においては、対象区間の前記重力考慮フラグを調べ、重力を考慮すべきか判別する。この判別においては、対象区間の重力考慮フラグがオンに設定されていれば重力を考慮する必要があると判別し、重力考慮フラグがオフであれば重力を考慮する必要がないと判別する。ステップS34において重力を考慮する必要があると判別すると、次のステップS35に移る。一方、重力を考慮する必要がないと判別すると、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS35においては、変更前と変更後の「重力方向との差異」の差異(差分)を算出する。そして、その差異が一定値以上であるか判別し(S36)、一定値以上であればステップS37に移行し、一定値未満であれば本フローチャートの処理を終了する。
ステップS37においては、対象区間のルートの曲線・形状を生成する「曲線・形状生成処理」を行い、対象区間のルートの曲線を生成し、次に、その曲線を基に、対象区間のルートの形状を生成する。この「曲線・形状生成処理」については、後に、詳細に説明する。
以上述べたように、本実施形態においては、対象区間について、「相対位置」、「相対通過方向」、「重力方向との差異」の変更前と変更後との差異(差分)を算出し、上記3種類のパラメータのいずれか一つでも、上記差異が一定値以上であれば、その対象区間のルートの形状を生成する。逆に、対象区間において、上記3種類のパラメータの全てが、変更前と変更後との差異が一定値未満であれば、その対象区間についてはルートの形状を生成しない。このようにすることで、形状が変化するハーネスの形状生成処理を必要な区間だけに限定し、ハーネスの形状生成処理時間を短縮することができる。
{曲線・形状生成処理}
次に、図11Bのステップ38の「曲線・形状生成処理」の詳細を、図11Cを参照しながら説明する。図11Cは、曲線・形状生成処理の詳細フローを示すフローチャートである。この処理は、生成部105の曲線生成部105aと形状生成部105bによって行なわれる。
ます、前記対象区間に曲線を生成する(S51)。続いて、対象区間に対して強調形状が設定されているか判別する(S52)。この強調形状設定は、例えば、ユーザが入力装置120を介して設定する。この設定情報は、フラグ等により、ハーネス編集部101によって管理される。ステップS52において対象区間に強調形状設定がなされていると判別すると、対象区間のルートの強調形状を生成する(S53)。そして、ステップS54に移行する。一方、ステップS52において対象区間に強調形状設定がなされていないと判別すると、直ちに、ステップS54に移行する。
ステップS54においては、対象区間のルートの通常形状を生成し(S54)、その後、本フローチャートの処理を終了する。
このように、対象区間のルートの形状生成は、曲線生成→形状生成という手順で行われる。このとき、形状生成においては、強調形状が設定されている区間については、強調形状が設定されていない区間と識別できるように強調形状(強調して表示されるような形状)を生成する。また、強調形状が設定する区間については、強調形状と通常形状の両方を生成する。これは、ユーザがハーネス表示の際に、強調形状表示と通常形状表示を切り替え選択できるようにするためである。強調形状が設定されている区間の強調表示例については後述する。尚、強調形状が設定されていない区間については、通常形状のみを生成する。
[ハーネスの形状表示]
本実施形態の設計支援装置100は、ハーネスの表示形態として、「通常表示(正常表示)」と「強調表示」の2つの形態を提供する。以後、これらの表示形態について説明する。
{変更前のハーネスの表示(通常表示)}
図12は、区間形状表示部107aによって、表示装置130の画面に表示される作成済みハーネス(変更前のハーネス)の表示の一例を示す図である。
図12に示すハーネスの表示においては、第1のコネクタ(不図示)と第2のコネクタ322を接続する1本のハーネス301が全ての区間で同じ色と形状で表示されている。このハーネス301は、第1のコネクタと第2のコネクタ322間を、クランプ部品311−2〜311−8によってクランプされている。
図13は、区間形状表示部107aによって表示装置130の画面に表示される、ハーネスの作成済みハーネスの表示の他の例を示す図である。尚、図12において、図13の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付与している。また、図13に示す画面表示おいては、第1のコネクタは部品に隠れて実際はその形状は表示されないが、便宜上、第1のコネクタ321と表現している。
図13に示す作成済みハーネスの表示においては、通過点を表示するようにしている。また、ハーネスの開始点と終了点が接続されるコネクタについても表示するようにしている。コネクタについては「コネクタ」という部品名称を表示し、通過点については、対応するクランプ部品311−2〜311−8の近傍に「通過点」という名称を表示するようにしている。また、この「通過点」の表示において、ハーネス301の開始点となる第1のコネクタ321から終了点となる第2のコネクタ322に向かう順序で、“2”〜“8”の番号(通過点番号)を先頭に表示するようにしている。また、第1のコネクタ321については開始点(通過点1)を示す“1”を、第2のコネクタ322については終了点(通過点9)を示す“9”を表示するようにしている。
尚、図12、13のハーネス表示は、前記ハーネスの通常表示(正常表示)でもある。
{強調表示}
図14Aと図14Bに、区間形状表示部107aによって表示装置130の画面に表示される、ハーネスの強調表示の例を示す。この強調表示では、形状が変更された区間と形状が変更されなかった区間をユーザが容易に識別できるように、形状に変更が有った区間を強調して表示するようにしている。尚、図14A、14Bにおいて、図12の構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付与している。
図14Aに示す強調表示においては、表示色によって、形状が変更された区間と形状に変更がなかった区間を識別できるようにしている。具体的には、形状が変更された区間L4、L6、L8を黄色で、形状に変更が無かった区間L1、L2、L3、L5、L7を緑色(上記通常表示のときと同じ色)で表示するようにしている。
図14Bに示す強調表示においては、表示色に加え、形状の太さも変えることによって、形状が変更された区間と形状に変更がなかった区間を識別できるようにしている。具体的には、形状が変更された区間L4、L6、L8を太い黄色で、形状に変更が無かった区間L1、L2、L3、L5、L7を通常の太さの緑色(上記通常表示のときと同様)で表示するようにしている。このように、図14Bに示す強調表示においては、表示色と形状(断面形状の径の大きさ)の組み合わせによって、形状が変更された区間を強調させて表示するようにしている。本発明の設計支援装置における強調表示は、図14A、13Bに示す例に限定されるものではなく、形状が変更された区間を強調表示するための表示属性としては、上記以外にも様々なものが考えられる。
{区間情報表示}
本実施形態の区間情報表示部107bは、ハーネスの形状が変更された区間について、その変更前と変更後に関する様々な区間情報(長さ、断面形状、大きさなど)を、入力装置120に対するユーザ操作などに伴ない、表示装置130の画面に表示させる。
この区間情報表示の一例を、図15を参照しながら説明する。尚、図15において、図14Aの構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付与している。
図15に示す例では、ユーザがカーソル401を形状が変更された区間L6に近づけると、区間L6の区間情報403が表示される。区間情報403は、区間番号(この例では“6”)、区間L6のハーネスの径(この例では、4mm)、変更前の区間L6の線長(この例では、65mm)及び変更後の区間L6の線長(この例では、60mm)を含んでいる。ユーザは、この区間情報403の表示内容を見ることにより、区間L6の線長が65mmから60mmに短縮されたことを容易かつ即座に知ることができる。本発明の設計支援装置によって表示される変更区間の区間情報の内容は、図15に示す例に限定されるものではない。例えば、変更区間のハーネスの断面形状や大きさなど、様々な情報も含む。
[本実施形態の設計支援装置を実現するコンピュータのシステム構成]
上述した本実施形態の設計支援装置100は、コンピュータで動作するプログラム(設計支援プログラム)として実現することが可能である。
図16は、上記設計支援プログラムを実行するコンピュータのシステム構成例を示す図である。
図16に示すコンピュータ500は、本体部501、ディスプレイ502、キーボード503、マウス504、通信装置505を備えている。本体部501は、CPU、BIOSチップセット、メモリ、USB(Universal Serial Bus)ポート、シリアルポート、パラレルポート、ハードディスク装置などの記憶装置、フロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気方式の記憶媒体のドライブ、CDやDVDなどの光学方式の記憶媒体用のドライブ、MOなどの光磁気方式の記憶媒体のドライブ、NIC(Net Interface Card)等を内蔵している。ディスプレイ502は、本体部501の表示制御部から表示データや制御信号を入力して、GUI(Graphical User Interface)画面や、設計画面などを表示する。キーボード503は、ユーザがコマンドやデータを本体部501に入力するために使用される。マウス504は、ディスプレイ502の画面502aに表示された設計モデルの任意の位置を指定したり、設計モデルの部品を指定したり移動させるためなどに使用される。通信装置505は、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)などのネットワーク600を介して、外部のサーバなどにアクセスし、該サーバなどのコンピュータから本実施形態の設計支援プログラム等をダウンロードするために使用する装置であり、ネットワーク通信カードやモデムなどである。本実施形態の設計支援プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気ディスク、CD−ROMやDVDなどの光ディスク、ICカードメモリなどのコンピュータ500が読み取り可能な可搬型記録媒体610に格納される。この場合、該可搬型記憶媒体610を本体部501の対応ドライブに装着することで、設計支援プログラムはコンピュータ600の記憶装置にインストールされる。尚、対応ドライブに可搬型記憶媒体610を装着した状態で、設計支援プログラムを本体部501のCPUで実行することも可能である。また、本実施形態の設計支援プログラムは、上述したように、通信装置105を介してネットワーク600を介して接続されるサーバなどのコンピュータからダウンロードして本体部501のCPUにより実行させることも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、下記(1)〜(3)の処理により、ハーネスの形状が変更される場合にも、形状の再生成を行う箇所を、区間単位で限定するので、ハーネスの形状変更処理を高速化できる。実際、本実施形態の設計支援装置を適用した結果、ハーネスの形状変更処理時間を、従来装置の1/5に短縮することを確認できた。
(1)ハーネスが通過する通過点について、互いに隣接する通過点間を「区間」と定義し、各区間毎に形状のモデル化を行う。
(2)ハーネスの形状が変化した場合、形状が変化した区間についてのみ、形状の再生成を行う。
(3)ハーネス全体が移動した場合において、各区間の始点通過点と終点通過点の相対位置に変化がない場合には、各区間の形状を再生成しないで、区間の始点通過点と終点通過点の位置・通過方向のみを変更するだけで、上記移動に対応できる。
また、区間において、始点通過点と終点通過点との間で、相対位置と相対通過方向に変化がない場合でも、絶対座標系において通過点の通過方向に変化が生じた場合、重力の影響によりハーネスの形状が変化する。本実施形態では、ハーネスの各区間の始点通過点について、前記前重力方向との差異の変化を調べ、その変化が一定値以上である区間については形状を再生成する。このようにすることで、ハーネスの形状モデルを、より正確にすることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々に変形して実施することができる。例えば、電子機器用としては、ケーブルの形状生成支援にも適用できる。また、ハーネスやケーブル以外の柔軟性のある部品、例えば、サッカーゴールにおける紐の形状生成や、テニスやバレーボールなどのネットにおける紐の形状生成の設計支援などにも適用できる。また、網目状のハンモックの紐の形状生成の設計支援にも適用できる。
産業所の利用可能性
本発明は、ハーネスやケーブルなどの電子機器で装置間を接続する部品の形状生成以外にも、サッカーのゴールで使用される糸や、アパレル分野で使用される繊維の糸などの形状の設計支援にも適用可能であり、その産業用途は広範囲にわたる。

Claims (7)

  1. 紐状あるいは帯状の部品を設計する設計支援装置において、
    前記部品が通過する通過点の位置を変更することで該部品を編集する部品編集部と、
    前記部品編集部による編集前の連続する複数の該通過点を有する区間と、前記部品編集部による編集後の該区間を比較し、区間が有する2つの該通過点の相対位置もしくは相対通過方向が異なる該区間を抽出するとともに、区間が有する少なくとも1つの該通過点における該編集前の部品形状の接線の方向と重力方向との第1の差異と、該編集後の部品形状の接線の方向と重力方向との第2の差異との差分が閾値より大きい場合に、該通過点を有する区間を抽出する区間比較部とを有することを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記区間比較部によって抽出された該区間の形状生成を行い、該区間外の区間の形状と接続する形状生成部をさらに備えたことを特徴とする請求項記載の設計支援装置。
  3. 前記区間比較部によって抽出された該区間の表示属性を変更し表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の設計支援装置。
  4. 前記区間比較部によって抽出された該区間の該変更前と該変更後に関する情報を表示する変更区間表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至いずれか一項に記載の設計支援装置。
  5. 紐状あるいは帯状の部品を設計する設計支援装置によって実行される設計支援方法において、
    部品編集部が、前記部品が通過する通過点の位置を変更することで該部品を編集する部品編集ステップと、
    区間比較部が、前記部品編集による編集前の連続する複数の該通過点を有する区間と、前記部品編集部による編集後の該区間を比較し、区間が有する2つの該通過点の相対位置もしくは相対通過方向が異なる該区間を抽出するとともに、区間が有する少なくとも1つの該通過点における該編集前の部品形状の接線の方向と重力方向との第1の差異と、該編集後の部品形状の接線の方向と重力方向との第2の差異との差分が閾値より大きい場合に、該通過点を有する区間を抽出する区間比較ステップとを有することを特徴とする設計支援方法。
  6. 形状生成部が、前記区間比較によって抽出された該区間の形状生成を行い、該区間外の区間の形状と接続する形状生成ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項記載の設計支援方法。
  7. 紐状あるいは帯状の部品を設計する設計支援コンピュータに
    前記部品が通過する通過点の位置を変更することで該部品を編集する部品編集ステップと、
    前記部品編集ステップによる編集前の連続する複数の該通過点を有する区間と、前記部品編集ステップによる編集後の該区間を比較し、区間が有する2つの該通過点の相対位置もしくは相対通過方向が異なる該区間を抽出するとともに、区間が有する少なくとも1つの該通過点における該編集前の部品形状の接線の方向と重力方向との第1の差異と、該編集後の部品形状の接線の方向と重力方向との第2の差異との差分が閾値より大きい場合に、該通過点を有する区間を抽出する区間比較ステップとを実行させるためのプログラム。
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