JP5061988B2 - 隆線方向抽出装置および隆線方向抽出プログラムと隆線方向抽出方法 - Google Patents
隆線方向抽出装置および隆線方向抽出プログラムと隆線方向抽出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5061988B2 JP5061988B2 JP2008079294A JP2008079294A JP5061988B2 JP 5061988 B2 JP5061988 B2 JP 5061988B2 JP 2008079294 A JP2008079294 A JP 2008079294A JP 2008079294 A JP2008079294 A JP 2008079294A JP 5061988 B2 JP5061988 B2 JP 5061988B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pixel
- ridge
- certainty factor
- extracted
- pixels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V40/00—Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
- G06V40/10—Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
- G06V40/12—Fingerprints or palmprints
- G06V40/1347—Preprocessing; Feature extraction
- G06V40/1359—Extracting features related to ridge properties; Determining the fingerprint type, e.g. whorl or loop
Description
画像から抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的にメモリのテーブルに記憶させる確信度抽出手段と、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更新する周期性評価手段と、
前記テーブルから更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として決定する隆線方向決定手段とを備えたことを特徴とした構成を有する。
コンピュータのマイクロプロセッサを、
入力された画像から画素を1つずつ抽出し、抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択し、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定して、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的にメモリのテーブルに記憶させる確信度抽出手段、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更に更新する周期性評価手段、および、
前記テーブルから更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として出力する隆線方向決定手段として機能させることを特徴とした構成を有する。
画像から画素を1つずつ抽出し、抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、
前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的に記憶した後、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、
前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して記憶された確信度の値を更新し、
更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として決定することを特徴とした構成を有する。
この実施形態では、当該画素(x,y)と其の左右あわせて3つの画素の方向性確信度C2(i)で決定される周期性確信度dF(i)を求め、その左右の画素間にある全ての画素のテーブルCrに対して周期性確信度を登録するようにしている。
また、隆線方向決定手段12は、確信度が最大となる方向コードr(R1)の確信度eF(R1)と、確信度が最大となる方向コードr(R1)に直交する方向RVの隆線方向に対応する確信度eFとの差分〔eF(R1)−eF(RV)〕を求め、この値を画素(x,y)の確信度とし、確信度が設定値よりも小さい画素に関しては隆線の方向性が不明であると見做して、方向コードr(R1)に代えて方向が不明であることを意味するコードを記憶させる。
尚、本実施例においては16方向を採用しているので、RVは、以下の式で計算できる。但し、MODは(R1+8)を16で除した余りを求める関数である。
RV=MOD(R1+8,16)
但し、隆線方向決定手段12で決定された隆線の方向性の信頼度と比較すれば、隆線方向合成手段13で求められた部分の隆線の方向性の信頼度は低い。
既に述べた通り、このテーブルCr(x,y)は、画像を構成する各画素(x,y)毎に生成されるもので、予め設定された幾つかの方向すなわちi=0,1,2,・・・,15の16の方向コードr(i)と、各方向コードr(i)毎の方向性確信度C(i)と、連続性確信度に基く重み付けで更新された方向性確信度C2(i)と、周期性確信度dF(i)と、連続性確信度と周期性確信度に従って更新された最終的な確信度eF(i)と、当該画素(x,y)の隆線方向を表す方向コードr(R1)もしくは方向が不明であることを意味するコードと、当該画素(x,y)の隆線方向を表す方向コードr(R1)の信頼性を表す確信度〔eF(R1)−eF(RV)〕が一時記憶される。
但し、これらのデータを全て一時記憶しておく必要はなく、例えば、連続性確信度に基く重み付けで更新される方向性確信度C(i)等に関しては方向性確信度C2(i)の演算が終った過程で消去しても構わない。
既に述べた通り、指紋画像入力装置3は使用せず、予め電子化されている画像ファイルをメモリ7のフレームメモリに格納しても構わない。
この場合、データ処理制御手段14として機能するマイクロプロセッサ15は、メモリ7のフレームメモリから画素を抽出するための指標xの値を直ちに1インクリメントし(ステップa15)、次の画素(x,y)の濃度の読み込みに取り掛かることになる。
C(i)=min(f(1),f(-1))×k1+min(f(2),f(-2))×(1-k1)・・・(式1)
但し、
f(1)=max(d(1)-d(0),0)
f(-1)=max(d(-1)-d(0),0)
f(2)=max(d(2)-d(0),f(1))
f(-2)=max(d(-2)-d(0),f(-1))
k1:荷重パラメータ(0から1の間の任意の数値で、本実施形態では0.6を採用)
d(0):画素(x,y)の濃度
d(1):画素(x,y)から方向コードr(i)の方向に対して右側に隣接する画素(走査距離1の画素)の濃度(ステップa9の処理で読み込み済み)
d(-1):画素(x,y)から方向コードr(i)の方向に対して左側に隣接する画素(走査距離1の画素)の濃度(ステップa9の処理で読み込み済み)
d(2):画素(x,y)から方向コードr(i)の方向に対して右側2番目に隣接する画素(走査距離2の画素)の濃度(ステップa9の処理で読み込み済み)
d(-2):画素(x,y)から方向コードr(i)の方向に対して左側2番目に隣接する画素(走査距離2の画素)の濃度(ステップa9の処理で読み込み済み)
ここで、f(1),f(-1)は、隣接画素との濃度差で、画素(x,y)の濃度が隣接画素の濃度より小さいときのみ正数となる。また、f(2),f(-2)は、隣接2画素の濃度により計算される値である。
隆線溝(谷線)の幅が狭いときには、上述の式1で計算すると、仮定した方向コードr(i)が実際の隆線方向に沿っている場合に方向性確信度C(i)の値が大きくなり、また、仮定した方向コードr(i)が実際の隆線方向に沿っていない場合では方向性確信度C(i)の値が小さくなる。従って、方向性確信度C(i)の大小に基いて、仮定した方向コードr(i)が実際の隆線方向に沿っているか否かを判定することが可能になる。
また、隆線溝(谷線)の幅が狭く、例えば、隆線溝の幅が1画素であるとした場合にあっては、隆線溝を形成する画素の濃度は、その左右に隣接する画素の濃度よりも小さいので、格別な計算を行なうことなく、明暗の比較のみで簡単に抽出することが可能である。また、このような狭い隆線溝が連続している場合には、抽出された画素の連続性を検査することで、比較的容易に隆線の方向を抽出できる。その結果、隆線方向を抽出できることになる。この実施形態では、隆線溝(谷線)の幅が3画素以内の細い隆線溝の抽出を前提としているので、画素(x,y)を含めて方向コードr(i)と直交する左右の各向きに2画素つまり合計で5画素の濃度の比較で隆線を抽出することが可能である。
また、式1の処理に代えて方向性確信度C(i)を求めるための最も単純な方法の一つは、該画素の濃度が左右の隣接画素4画素の濃度より小さい場合に隆線として抽出する方法である。この場合の方向性確信度の設定例は、該画素の濃度と、2番目に小さい濃度との差としてもよい。
なお、実際には画素(0,0)は画像の端部に位置するものではなく、画素(0,0)よりもマイナス側および画素(X,Y)よりもプラス側にも画素は存在するので、画素(0,0),画素(X,0),画素(0,Y),画素(X,Y)の周辺での演算処理に不都合を生じることはない。
図7(b)では方向コードr(6)に対応する方向性確信度C(6)の値の大小と画像の濃淡の関係は、方向性確信度C(6)の値が大きいほど画像が濃くなる方向で表しており、また、図7(c)においても此れと同様に、方向コードr(3)に対応する方向性確信度C(3)の値の大小と画像の濃淡の関係は、方向性確信度C(3)の値が大きいほど画像が濃くなる方向で表している。
図6(a)の領域αすなわち図7(a)に相当する部分から公知技術を適用して隆線の方向を抽出した場合には、上下方向に略一定の間隔を空けて右上がりに延びる線分状のインク滲み、より具体的には、方向コードr(3)つまり3/16πrad.を有するインク滲みの影響により、図6(b)に示される通り、正しい隆線の方向である方向コードr(6)つまり3/8πrad.を抽出できず、誤った方向コードr(3)つまり3/16πrad.を抽出してしまっていることが分かる。
一方、本実施形態の確信度抽出手段9による処理を適用した場合にあっては、図7(b)に示されるように、正しい隆線の方向である方向コードr(6)つまり3/8πrad.に沿った方向の方向性確信度C(6)の値が大きくなる画素(x,y)の群が多く出現していることが分かる。
また、図7(c)に示されるように、本実施形態の確信度抽出手段9による処理を適用した場合にあっても、インク滲みの方向コードr(3)つまり3/16πrad.に沿った方向の方向性確信度C(3)の画素(x,y)の群は出現するものの、その濃度すなわち方向性確信度C(3)の値は比較的小さなもので、しかも、画素(x,y)の群はインク滲みの方向コードr(3)すなわち3/16πrad.の方向に沿って連続してはいないことが分かる。
前述した通り、実際には画素(0,0)は画像の端部に位置するものではなく、画素(0,0)よりもマイナス側および画素(X,Y)よりもプラス側にも画素は存在するので、画素(0,0),画素(X,0),画素(0,Y),画素(X,Y)の周辺での演算処理に不都合を生じることはない。
C2(i)=C(i)×L/100・・・(式2)
C2(i):更新された方向性確信度
L:連結画素数
L/100:連続性確信度
確信度抽出手段9の処理で得られた図7(b)や図7(c)と比較すれば分かるように、連続性評価手段10で更新された方向性確信度C2(6),C2(3)で表された図8(b)や図8(c)の画像では、方向コードr(6),r(3)の各方向において連結画素数が短い成分が除去され、また、連結画素数が多い画素は、確信度が高くなっていることが分かる。
また、図8(b)に示される正しい隆線方向つまり方向コードr(6)に沿った方向では、確信度の高い画素が多くなり、逆に図8(c)示されるインク滲みの方向つまり方向コードr(3)に沿った方向では確信度の高い画素が少なくなっていることが分かる。
従って、画素(x,y)の各々に対応するテーブルCr(x,y)の全てに対し、16方向の方向コードr(i)に対応した方向性確信度C2(i)の算出および記憶処理が完了した時点で、各画素(x,y)のテーブルCr(x,y)から方向性確信度C2(i)が最大となる方向コードr(i)を求め、この方向コードr(i)を当該画素(x,y)の隆線の方向として抽出するといったことも可能であり、そうした場合、確信度抽出手段9の処理で得られた方向性確信度C(i)を利用して画素(x,y)の隆線の方向を抽出した場合と比べ(図7(b),図7(c)参照)、この方向コードr(i)の方向に沿って隆線が延びているか否かを更に正確に知ることができる。
つまり、指紋の隆線が或る方向たとえば方向コードr(i)の方向に沿っているという仮定が正しければ、当該方向コードr(i)の方向に沿って確信度の高い画素が連続している筈であり、また、別の見方をすれば、特定の方向コードr(i)の方向に沿って確信度の高い画素が連続していれば、この方向が正しい隆線方向である可能性が大きいとも言える。従って、連続性を考慮した方向性確信度C2(i)を用いることで、隆線方向の抽出精度を向上させることができる。
これと同様、評価対象の画素と方向性を同じくして其の近辺にある画素も、他の隆線溝の構成要素である可能性が高い。
前述した通り、実際には画素(0,0)は画像の端部に位置するものではなく、画素(0,0)よりもマイナス側および画素(X,Y)よりもプラス側にも画素は存在するので、画素(0,0),画素(X,0),画素(0,Y),画素(X,Y)の周辺の画素に対応したテーブルCrの読み出しや演算処理に不都合を生じることはない。
つまり、画素(x,y)の隆線方向として方向コードr(i)を仮定した場合の周期性確信度dFは、
6≦nL≦14
6≦nR≦14
|nL-nR|≦2
dL(nL):左隣接確信度〔方向コードr(i)と直交する方向で画素(x,y)の左側nL番目に位置する画素の方向性確信度C2(i)〕
dR(nR):右隣接確信度〔方向コードr(i)と直交する方向で画素(x,y)の右側nR番目に位置する画素の方向性確信度C2(i)〕
の条件の下で、次の式3によって求められる。
dF=max(min(dL(nL),dR(nR)))・・・(式3)
但し、dFは、上述の条件を満たす任意のnLとnRの組み合わせの中で、左隣接確信度と右隣接確信度の小さい方の最大値である。
そして、今回の処理で求めた周期性確信度dFの値が記憶済みの周期性確信度dF(i)の値を上回っている場合には、周期性評価手段11として機能するマイクロプロセッサ15は、周期性確信度dF(i)の値を新たに求められた周期性確信度dFの値に置き換えてテーブルCr(x,y)に再記憶させ(ステップa48)、また、今回の処理で求めた周期性確信度dFの値が記憶済みの周期性確信度dF(i)の値を上回っていなければ、この時点で記憶されている周期性確信度dF(i)の値を其のまま保持する。
また、ステップa46の判定結果が偽となり、当該画素(x,y)に対応したテーブルCr(x,y)において指標iで特定される方向コードr(i)に対応する周期性確信度dF(i)が此の時点で未だ記憶されていないことが明らかとなった場合には、周期性評価手段11として機能するマイクロプロセッサ15は、今回のステップa45の処理で求めた周期性確信度dFの値を、当該画素(x,y)に対応したテーブルCr(x,y)において指標iで特定される方向コードr(i)に対応する周期性確信度dF(i)として、無条件にテーブルCr(x,y)に一時記憶させる(ステップa48)。
次いで、周期性評価手段11として機能するマイクロプロセッサ15は、前述した画素nLと画素nRの間に位置する画素に対応したテーブルCrを全て読み込み、各テーブルCrにおいて方向コードr(i)に対応して記憶されている周期性確信度dF(i)の値を抽出し、前述したステップa46〜ステップa48の処理と同様、既に各テーブルCrに記憶されている周期性確信度dF(i)の値と今回のステップa45の処理で新たに求めた周期性確信度dFとの大小関係を比較し、今回の処理で求めた周期性確信度dFの値が其のテーブルCrに記憶済みの周期性確信度dF(i)の値を上回っている場合には、このテーブルCrにおける周期性確信度dF(i)の値を新たに求められた周期性確信度dFの値に置き換える一方、今回の処理で求めた周期性確信度dFの値がテーブルCrに記憶済みの周期性確信度dF(i)の値を上回っていなければ、当該時点で此のテーブルCrの方向コードr(i)に対応して記憶されている周期性確信度dF(i)の値を其のまま保持し、また、このテーブルCrにおいて周期性確信度dF(i)の値が記憶されていなければ、今回のステップa45の処理で求めた周期性確信度dFの値を、此のテーブルCrにおいて指標iで特定される方向コードr(i)に対応する周期性確信度dF(i)として無条件に当該テーブルCrに一時記憶させる(ステップa49)。
図9(b)の正しい隆線方向つまり方向コードr(6)の方向では確信度の高い画素が多く出現し、逆に図9(c)のインク滲みの方向すなわち方向コードr(3)の方向では確信度の高い画素が少ないことが分かる。
前述した通り、本実施例においては16方向を採用しているので、RVは、以下の式で計算できる。
RV=MOD(R1+8,16)
図10(b)においては確信度が大きい部分を濃く表示しており、白抜きの画素は方向不明のコードを記憶した画素である。前述した通り、確信度が設定値に満たない部分に関しては隆線方向r(R1)の値を登録せずに方向不明として登録するようにしているので(ステップa84,ステップa86参照)、確信度が設定値に満たない部分では、例えば、図10(a)の略中央部の上方位置と略中央部の下方位置に見られるように、隆線方向を現す方向が存在しなくなる。
図11と図6(a)の比較から分かるように、少なくとも、明確に隆線方向が求められた領域に関しては、公知技術を適用して隆線の方向を抽出した図6(a)の場合よりも、この実施形態の処理操作で抽出された図11のものの方が、抽出に関わる精度が高いことが分かる。
図6(b)と図12を比較すれば分かる通り、隆線方向決定手段12によって方向性が不定であると判定された箇所に関しては、公知技術による隆線方向の抽出処理が行われる結果、そのような箇所に関しては、図12の画像でも図6(b)の画像でも、隆線方向の精度は同等である。
つまり、この実施形態において処理すべきデータの組み合わせは、例えば図13に示されるように、画素の位置情報(x,y)〔但し、x=0,1,2,・・・,X、y=0,1,2,・・・,Y〕と、隆線の方向性を仮定するための方向コードr(i)〔但し、i=0,1,2,・・・,15〕と、方向性確信度C(i)と、連続性を考慮した方向性確信度C2(i)と、周期性確信度dF(i)と、最終的な確信度eF(i)であり、これは要するに〔(x,y),r(i),C(i),C2(i),dF(i),eF(i)〕を1セットする6次元の配列データであるから、画素(x,y)毎にテーブルCr(x,y)を生成して当該テーブルCr(x,y)に〔r(i),C(i),C2(i),dF(i),eF(i)〕の5次元の配列データを記憶させても、また、方向コードr(i)毎に確信度平面を生成し、当該確信度平面に〔(x,y),C(i),C2(i),dF(i),eF(i)〕を1セットする5次元の配列データを記憶させても、その内容は完全に同一であり、どのようなテーブル構造を用いるかは設計上の問題に過ぎない。
実際に、方向性確信度C(i)のみに基いて画素(x,y)における隆線の方向を決定する場合には、図14のステップa17の判定結果が真となった時点で、図13に示されるような各画素(x,y)毎のテーブルCr(x,y)を参照し、方向性確信度C(i)の最大値をテーブルCr(x,y)毎に抽出し、方向性確信度C(i)の最大値に対応した方向コードr(i)を当該画素(x,y)の隆線方向として決定することになる。
谷線によって形成される隆線溝はインク滲み等のノイズによる悪影響を受け難いので、インク滲みのノイズに指紋の隆線に似た周期性があっても、この実施形態のように谷線の特徴を利用することで、正確に隆線方向を抽出することができる。
実際に、方向性確信度C2(i)のみに基いて画素(x,y)における隆線の方向を決定する場合には、図15のステップa36の判定結果が真となった時点で、図13に示されるような各画素(x,y)毎のテーブルCr(x,y)を参照し、方向性確信度C2(i)の最大値をテーブルCr(x,y)毎に抽出し、方向性確信度C2(i)の最大値に対応した方向コードr(i)を当該画素(x,y)の隆線方向として決定することになる。
画素の連続性は指紋の隆線の特徴の1つなので、連続性を評価して方向性確信度を更新すること隆線方向抽出精度が向上する。
従って、このような場合には、まず、方向性確信度が未定義の部分の画素(x,y)の近傍で方向性確信度が定義されている最も近い画素を探索し、その距離が典型的な隆線の間隔の範囲内(例えば14画素程度)ならば、この最も近い画素の方向性確信度を当該画素(x,y)の方向性確信度として登録する膨張処理を実行する。この処理は、具体的には、テーブルCr(x,y)を生成されていない画素(x,y)に対対応するテーブルCr(x,y)を新たに生成し、このテーブルCr(x,y)に、近接する画素のテーブルCrの内容を書き写すといった処理となる。この処理の結果、既に方向性確信度を登録された画素の近傍では、谷線の領域以外の画素も含めて方向性確信度が登録されるので、谷線の領域以外の領域でも方向性の決定が可能になる。これ以降の処理は、最初に述べた実施形態と同様である。
隆線が周期的に存在することは指紋の隆線の特徴の1つであるから、隆線の周期性を評価して最終的な確信度を得ることで隆線方向の抽出精度を向上させることができる。
特に、典型的な隆線間隔である6〜14画素分の間隔内で確信度の高い画素が存在すれば、その左右の画素間には周期性があると判断され、この場合には、当該画素(x,y)と左右の画素の3つの画素の確信度で決定される新しい確信度を計算して、その左右の画素間のすべての画素に対して確信度を更新するようにしているので(図16のステップa45〜ステップa49参照)、周期性を重要視した重み付けが可能となる。
このような構成を適用する場合には、図17に示されるステップa62の処理に代えて、方向性確信度C2(i)と周期性確信度dF(i)の大小関係を比較し、小さい方の値を最終的な確信度eF(i)に代入する処理を実行することになるが、その他の処理に関しては最初に述べた実施形態と全く同様である。
2 特徴点抽出システム
3 指紋画像入力装置
4 隆線抽出装置
5 特徴点抽出装置
6 特徴点出力装置
7 メモリ
8 コントラスト正規化手段
9 確信度抽出手段
10 連続性評価手段
11 周期性評価手段
12 隆線方向決定手段
13 隆線方向合成手段
14 データ処理制御手段
15 マイクロプロセッサ(コントラスト正規化手段,確信度抽出手段,連続性評価手段,周期性評価手段,隆線方向決定手段,隆線方向合成手段,データ処理制御手段)
16 ROM
17 RAM
18 記憶装置
19 インターフェイス
20 入出力回路
21 モニタ
22 キーボード
23 マウス
24 隆線方向抽出プログラム
Cr(x,y) テーブル
Claims (6)
- 入力された指紋や掌紋の画像から画素単位で隆線の方向性を抽出するための隆線方向抽出装置であって、
画像から抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的にメモリのテーブルに記憶させる確信度抽出手段と、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更新する周期性評価手段と、
前記テーブルから更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として決定する隆線方向決定手段とを備えたことを特徴とした隆線方向抽出装置。 - 入力された指紋や掌紋の画像から画素単位で隆線の方向性を抽出するための隆線方向抽出装置であって、
画像から抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的にメモリのテーブルに記憶させる確信度抽出手段と、
前記選択された方向と一致する方向を有して前記抽出された画素に連続する画素数に基いて連続性確信度を求め、該連続性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更新する連続性評価手段と、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更新する周期性評価手段と、
前記テーブルから更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として決定する隆線方向決定手段とを備えたことを特徴とした隆線方向抽出装置。 - 入力された指紋や掌紋の画像から画素単位で隆線の方向性を抽出するための隆線方向抽出プログラムであって、
コンピュータのマイクロプロセッサを、
入力された画像から画素を1つずつ抽出し、抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択し、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定して、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的にメモリのテーブルに記憶させる確信度抽出手段、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更に更新する周期性評価手段、および、
前記テーブルから更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として出力する隆線方向決定手段として機能させることを特徴とした隆線方向抽出プログラム。 - 入力された指紋や掌紋の画像から画素単位で隆線の方向性を抽出するための隆線方向抽出プログラムであって、
コンピュータのマイクロプロセッサを、
入力された画像から画素を1つずつ抽出し、抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択し、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定して、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的にメモリのテーブルに記憶させる確信度抽出手段、
前記選択された方向と一致する方向を有して前記抽出された画素に連続する画素数に基いて連続性確信度を求め、該連続性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更新する連続性評価手段、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して前記テーブルに記憶された確信度の値を更に更新する周期性評価手段、および、
前記テーブルから更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として出力する隆線方向決定手段として機能させることを特徴とした隆線方向抽出プログラム。 - 指紋や掌紋の画像から画素単位で隆線の方向性を抽出するための隆線方向抽出方法であって、
画像から画素を1つずつ抽出し、抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、
前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的に記憶した後、
前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、
前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して記憶された確信度の値を更新し、
更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として決定することを特徴とした隆線方向抽出方法。 - 指紋や掌紋の画像から画素単位で隆線の方向性を抽出するための隆線方向抽出方法であって、
画像から画素を1つずつ抽出し、抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、
前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に隣接する画素の濃度と前記抽出された画素の濃度との差に基いて、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致している可能性を表す方向性確信度を予め設定された幾つかの方向毎に確信度として求め、予め設定された方向と確信度との対応関係を一時的に記憶した後、
前記選択された方向と一致する方向を有して前記抽出された画素に連続する画素数に基いて連続性確信度を求め、該連続性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して記憶された確信度の値を更新し、
更に、前記抽出された画素の各々に対し、予め設定された幾つかの方向から方向を順に選択して、前記抽出された画素の隆線の方向性が前記選択された方向と一致しているものと仮定し、
前記選択された方向と直交する方向で前記抽出された画素に近接する画素の当該方向における確信度の値に基いて当該画素に近接する他の隆線の存在の可能性を周期性確信度として求め、該周期性確信度に比例した重み付けを前記選択された方向毎に行なって、当該方向に対応して記憶された確信度の値を更に更新し、
更新された確信度の最大値を検索し、確信度の最大値に対応する方向を前記抽出された画素の隆線の方向性として決定することを特徴とした隆線方向抽出方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008079294A JP5061988B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 隆線方向抽出装置および隆線方向抽出プログラムと隆線方向抽出方法 |
EP09154952.7A EP2107501B1 (en) | 2008-03-25 | 2009-03-12 | Ridge direction extracting device, ridge direction extracting program, and ridge direction extracting method |
US12/408,190 US20090245648A1 (en) | 2008-03-25 | 2009-03-20 | Ridge direction extracting device, ridge direction extracting program, and ridge direction extracting method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008079294A JP5061988B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 隆線方向抽出装置および隆線方向抽出プログラムと隆線方向抽出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009237621A JP2009237621A (ja) | 2009-10-15 |
JP5061988B2 true JP5061988B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=40940459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008079294A Active JP5061988B2 (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 隆線方向抽出装置および隆線方向抽出プログラムと隆線方向抽出方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090245648A1 (ja) |
EP (1) | EP2107501B1 (ja) |
JP (1) | JP5061988B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5534411B2 (ja) * | 2010-01-20 | 2014-07-02 | 日本電気株式会社 | 画像処理装置 |
WO2015145591A1 (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-01 | 富士通フロンテック株式会社 | 生体認証装置、生体認証方法、及びプログラム |
EP3125195B1 (en) * | 2014-03-25 | 2020-03-11 | Fujitsu Frontech Limited | Biometric authentication device, biometric authentication method, and program |
JP6117988B2 (ja) * | 2014-03-25 | 2017-04-19 | 富士通フロンテック株式会社 | 生体認証装置、生体認証方法、及びプログラム |
JP6242726B2 (ja) * | 2014-03-25 | 2017-12-06 | 富士通フロンテック株式会社 | 生体情報登録方法、生体認証方法、生体情報登録装置、生体認証装置及びプログラム |
JP6069581B2 (ja) * | 2014-03-25 | 2017-02-01 | 富士通フロンテック株式会社 | 生体認証装置、生体認証方法、及びプログラム |
CN107346411A (zh) * | 2016-05-06 | 2017-11-14 | 曦威科技股份有限公司 | 光学感测模块及指纹感测装置 |
KR102625444B1 (ko) | 2016-08-03 | 2024-01-15 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치 |
CN108062816B (zh) * | 2018-01-10 | 2020-05-29 | 杭州锐嵌科技有限公司 | 一种驾驶员身份识别系统 |
EP4357946A1 (en) * | 2021-08-26 | 2024-04-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device and fingerprint recognition guide provision method using same |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927945B2 (ja) | 1975-12-29 | 1984-07-09 | 日本電気株式会社 | シマモンヨウホウコウケツテイソウチ |
DE68928154T2 (de) * | 1988-04-23 | 1997-10-30 | Nec Corp | Fingerabdruckverarbeitungssystem, geeignet für das Ermitteln des Kernes eines Fingerabdruckbildes durch Krümmungsparameter |
US5572597A (en) * | 1994-03-29 | 1996-11-05 | Loral Corporation | Fingerprint classification system |
JP2725599B2 (ja) | 1994-06-21 | 1998-03-11 | 日本電気株式会社 | 隆線方向抽出装置 |
JP2739856B2 (ja) * | 1995-12-18 | 1998-04-15 | 日本電気株式会社 | 指掌紋画像処理装置 |
US5869822A (en) * | 1996-10-04 | 1999-02-09 | Meadows, Ii; Dexter L. | Automated fingerprint identification system |
JP4193163B2 (ja) | 2001-03-26 | 2008-12-10 | 日本電気株式会社 | 指掌紋画像処理装置及び方法 |
JP3597148B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2004-12-02 | Necソフト株式会社 | 指紋特徴抽出装置、指紋特徴抽出方法及び指紋抽出プログラム |
US20040125993A1 (en) * | 2002-12-30 | 2004-07-01 | Yilin Zhao | Fingerprint security systems in handheld electronic devices and methods therefor |
JP4020202B2 (ja) * | 2003-06-16 | 2007-12-12 | 三菱電機株式会社 | 縞状パターン抽出システムおよび縞状パターン抽出方法 |
US7512256B1 (en) * | 2004-07-22 | 2009-03-31 | Odi Security; Llc | System, method, and computer program product for ridge map formation |
KR100825773B1 (ko) * | 2005-08-23 | 2008-04-28 | 삼성전자주식회사 | 방향 추정 방법 및 장치 |
JP4375308B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2009-12-02 | 日本電気株式会社 | 隆線方向抽出装置、隆線方向抽出方法、隆線方向抽出プログラム |
JP2008073234A (ja) | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Denso Corp | 車両用シート温熱装置 |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008079294A patent/JP5061988B2/ja active Active
-
2009
- 2009-03-12 EP EP09154952.7A patent/EP2107501B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-03-20 US US12/408,190 patent/US20090245648A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20090245648A1 (en) | 2009-10-01 |
EP2107501B1 (en) | 2013-05-15 |
EP2107501A1 (en) | 2009-10-07 |
JP2009237621A (ja) | 2009-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5061988B2 (ja) | 隆線方向抽出装置および隆線方向抽出プログラムと隆線方向抽出方法 | |
US8582836B2 (en) | Face recognition in digital images by applying a selected set of coefficients from a decorrelated local binary pattern matrix | |
US9202284B2 (en) | Image processing method, image processing apparatus and non-transitory computer-readable storage medium therefor | |
CN100357958C (zh) | 指纹图像的二进制编码方法 | |
US8363983B2 (en) | Real-time face detection apparatus | |
US8811725B2 (en) | Learning device, learning method, identification device, identification method, and program | |
KR101761586B1 (ko) | 홍채와 공막의 경계선 검출 방법 | |
JP2011053953A (ja) | 画像処理装置及びプログラム | |
US8014574B2 (en) | Character noise eliminating apparatus, character noise eliminating method, and character noise eliminating program | |
US20170111576A1 (en) | Image processing apparatus, method, and medium for extracting feature amount of image | |
KR102655789B1 (ko) | 얼굴 검출 방법 및 장치 | |
KR101177626B1 (ko) | 물체 검출 장치 및 방법 | |
JPWO2011092865A1 (ja) | 物体検出装置及び物体検出方法 | |
EP2528037A1 (en) | Image processing device | |
US20140294301A1 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
US8693740B1 (en) | System and method for face detection in digital images | |
JP2012150730A (ja) | 特徴抽出装置、特徴抽出方法、特徴抽出プログラム、および画像処理装置 | |
CN113255648B (zh) | 一种基于图像识别的滑动窗口框选方法及终端 | |
JP6887154B2 (ja) | 画像処理システム、評価モデル構築方法、画像処理方法及びプログラム | |
JP2014010633A (ja) | 画像認識装置、画像認識方法、及び画像認識プログラム | |
JP6546385B2 (ja) | 画像処理装置及びその制御方法、プログラム | |
JP5761353B2 (ja) | 隆線方向抽出装置、隆線方向抽出方法、隆線方向抽出プログラム | |
KR101407070B1 (ko) | 영상기반 사람 검출을 위한 특징 추출 방법 및 장치 | |
US11301962B2 (en) | Image processing method, image processing apparatus, and medium | |
KR20180072517A (ko) | 홍채와 공막의 경계선 검출 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120710 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120723 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5061988 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |