JP5059516B2 - 高温用ダイバータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転炉床炉の排出装置から排出される高温の直接還元鉄を、シュータを介して直接還元鉄容器に分配するためのダイバータに関し、より詳しくは、前記直接還元鉄を、下部が二股の通路に分岐されたシュータを介して前記各通路の下端に夫々配置された直接還元鉄容器に投入するため、前記分岐点に設けられた弁板によって前記二股の何れかの通路に分配する高温用ダイバータの改善技術に関する。
従来より、外周壁、内周壁、およびこれら壁間に配置された円環状の回転炉床を具備する回転炉床炉が、鋼材ビレット等金属の加熱処理あるいは可燃性廃棄物の燃焼処理等に用いられている。更に近年は、前記回転炉床炉を用いて鉄酸化物から直接還元鉄を製造する方法が注目されている。
直接還元鉄の製造に用いられる回転炉床炉には電気炉が併設され、前記回転炉床炉で製造した還元鉄を直ちに電気炉に移送し、溶解・精錬して溶鋼を製造するのが一般的である。その際、前記回転炉床炉で製造した直接還元鉄は、回転炉床炉の排出装置から排出され、ダイバータを有するシュータによって台車に搭載された直接還元鉄容器に分配され、次工程の電気炉に搬送される。
この様な従来例に係る直接還元鉄用ダイバータについて、以下添付図4,5を参照しながら説明する。図4は従来例の実施に係る還元金属を金属製容器に収納する機構の一形態を説明する概要図、図5は図4のダイバータの弁軸及び弁板の水冷構造を説明するための模式的説明図である。
図4に示す如く、従来例に係るシュート33は、その下部を二股に分岐しその分岐点に還元金属の通路を切替えるためのダイバータ34が設けられ、二股のシュート33下端夫々にドラム缶35a,35bを接続する。そして、一方のドラム缶35aにのみ還元金属が収容される様にダイバータ34をセットし、一方のドラム缶35aが還元金属で一定重量以上充填されたときダイバータ34を反対方向に切替え、他方のドラム缶35bに還元金属を充填しつつ、一方のドラム缶35aを別の空ドラム缶に交換する。この様にしてドラム缶35交換時にも、連続して回転炉床炉31から還元金属を排出できるものである(特許文献1参照)。
この様な従来例に係るダイバータ34は、図5に示す如く、弁板34aの下部に弁軸34bが接続されると共に、前記弁軸34bのみあるいはこれら弁板34aと弁軸34bの内部に通水路36が連通して形成され、この通水路36に冷却水37を通水して冷却する構造を有するのが一般的である。ところが、前記還元金属中には、前記回転炉床炉31への原料装入時や前記炉31内での原料の粉化等により、少なくとも2〜3質量%程度の粉末が含まれている。
特開2003−41310号公報
その上、前記還元金属は温度1,000℃程度の高温であるため、前記弁板34aが熱膨張したり、あるいは熱膨張した弁板34aがずれて、前記粉末がダイバータ34とシュート33の通路との隙間に詰まって、弁板34aの切換が出来なくなる等のトラブルを生じていた。また、前記弁板34aの内部にも通水路36が形成され、冷却水37を通水して冷却する構造を有する場合は、弁板34aに形成された通水路36の上部Pにおいて、冷却水37中に若干でも含まれる気泡が次第に空気溜まりを形成して、局部的な冷却不足による弁板34aの過熱、溶損に至る恐れがあった。
従って、本発明の目的は、回転炉床炉の排出装置から排出される高温の直接還元鉄を、下部が二股の通路に分岐されたシュータを介して直接還元鉄容器に分配するダイバータにおいて、弁板の熱膨張やずれによる切替不良や、弁板内に形成された通水路の空気溜まりによる局部的な冷却不足を生ずることのない高温用ダイバータを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る高温用ダイバータが採用した手段は、回転炉床炉の排出装置から排出される高温の直接還元鉄を、下部が二股の通路に分岐されたシュータを介して、この分岐点に設けられた弁板によって前記二股の何れかの通路に分配し、前記各通路の下端に夫々配置された直接還元鉄容器に投入するダイバータにおいて、上部で弁軸に接続された前記弁板が前記分岐点の各通路入口に夫々1枚設けられ、これら2枚の弁板により前記通路入口を交互に開閉させることによって前記直接還元鉄が前記各通路に分配されると共に、前記弁軸と弁板内部に冷却水を通水するための通水路が連通して設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る高温用ダイバータが採用した手段は、請求項1に記載の高温用ダイバータにおいて、前記弁板が、前記弁軸に固定されたレバーの駆動によって所定角度に回動して前記通路入口を開閉可能とされると共に、前記弁板が回動して閉塞位置となる所定角度が複数選択可能に構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る高温用ダイバータが採用した手段は、請求項1または2に記載の高温用ダイバータにおいて、前記弁軸と弁板の接続が溶接構成になることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る高温用ダイバータが採用した手段は、求項1乃至3の何れか一つの項に記載の高温用ダイバータにおいて、前記弁板と弁軸とが、この弁軸の軸心方向に、前記シュータの通路から一体的に抜き取り可能に構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る高温用ダイバータは、回転炉床炉の排出装置から排出される高温の直接還元鉄を、下部が二股の通路に分岐されたシュータを介して、この分岐点に設けられた弁板によって前記二股の何れかの通路に分配し、前記各通路の下端に夫々配置された直接還元鉄容器に投入するダイバータに関する。
そして、この高温用ダイバータによれば、上部で弁軸に接続された前記弁板が前記分岐点の各通路入口に夫々1枚設けられ、これら2枚の弁板により前記通路入口を交互に開閉させることによって前記直接還元鉄が前記各通路に分配されると共に、前記弁軸と弁板内部に冷却水を通水するための通水路が連通して設けられてなるので、弁板の熱膨張やずれによる切替不良が解消されると共に、弁板内に形成された通水路に空気溜まりを生ずることが無くなり局部的な冷却不足が解消される。
また、本発明の請求項2に係る高温用ダイバータによれば、前記弁板が、前記弁軸に固定されたレバーの駆動によって所定角度に回動して前記通路入口を開閉可能とされると共に、前記弁板が回動して閉塞位置となる所定角度が複数選択可能に構成されてなるので、前記直接還元鉄の硬度、安息角、強度等の特性に応じて前記弁板の閉塞位置を選択し、分岐された通路への落下のさせ方を変えることが可能となる。
更に、本発明の請求項3に係る高温用ダイバータによれば、前記弁軸と弁板の接続が溶接構成になるので、前記弁軸と弁板の内部に、熱膨張によって生じる水漏れを起こすことのない連通する冷却水の通水路を設けることが可能となる。
また更に、本発明の請求項4に係る高温用ダイバータによれば、前記弁板と弁軸とが、この弁軸の軸心方向に、前記シュータの通路から一体的に抜き取り可能に構成されてなるので、弁板や弁軸の保守点検や修理する際の作業性が改善されると共に、作業時間の短縮化を図ることが出来る。
以下、図1〜図3を参照しながら、本発明に係る高温用ダイバータの好ましい実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る高温用ダイバータの立断面図、図2は図1の矢視A−Aを示す部分切欠断面図、図3は図2の矢視B−Bを示す外形図である。
図1において、本発明に係る高温用ダイバータ1は、下部が二股の通路3及び4に分岐されたシュータ2の分岐点に組み込まれ、このシュータ2を介して、回転炉床炉の排出装置(図示せず)から排出される高温の直接還元鉄を前記各通路3,4に分配し、各通路3,4の下端に夫々配置された直接還元鉄容器(図示せず)に交互に投入する装置である。
即ち、前記高温用ダイバータ1は、シュータ2が前記通路3,4に分岐される分岐点に配設され、上部で弁軸6に接続された弁板5が、前記分岐点から分岐された通路3,4の夫々の通路入口3a,4aに各1セット設けられている。そして、図2に示す如く、前記高温用ダイバータ1の側面にはフランジ部18が設けられ、このフランジ部18には台座22が取り付けられている。前記弁軸6は、この台座18aに固定された自動調芯軸受7により両端を軸支され、レバー8を駆動する後述の弁板開閉駆動機構によって、前記弁板5が回動自在に構成されている。
従って、前記2枚の弁板5は、2本の弁軸6に夫々接続されて一体構成をなすと共に、弁板5の最上部に接続された弁軸6を介して前記自動調芯軸受7に懸架された状態をなしている。そして、夫々の弁軸6を中心として、これら2枚の弁板5の回動により前記通路入口3a,3bを交互に開閉することによって、前記直接還元鉄が前記各通路3,4に交互に分配される様に構成されている。
前記弁板5により分配され落下して来た直接還元鉄は、前記通路3または4の内壁に衝突しながら更に下方に落下する。そのため、直接還元鉄が衝突する前記通路3,4の内壁には、キャスタブル耐火物20を施工して衝突による変形や摩耗を防止している。
一方、前記弁軸6の内部には、図2に示す如く、冷却水を通水するための通水路9a,9cが軸心方向に貫通して形成されると共に、これらの通水路9a,9cを止水するための止水板6aが取り付けられ、更に、この止水板6aには小径の貫通孔6bが2本穿設されている。そして、この弁軸6の両端には、スイベルジョイント10が夫々取り付けられ、一方のスイベルジョイント10から冷却水を給水11aし、他方のスイベルジョイント10から前記冷却水の排水11bを可能としている。
また、前記弁軸6と接続された弁板5の内部は、対向する鋼板間に挟まれて形成される空間に、一端側に交互に通水用の隙間12aを形成させながら仕切板12を垂直方向に並行配列することによって、弁板5内を複数回往復する通水路9bが形成される。そして、前記弁板5内に形成された通水路9bの左端と前記弁軸6内に形成された通水路9a、及び前記弁板5内に形成された通水路9bの右端と前記弁軸6内に形成された通水路9cとが連通して構成されている。
この様な通水路9a,9b,9cを連通して形成することによって、冷却水は下記の通り通水可能となる。
給水11a→スイベルジョイント(左側)10→弁軸内の通水路9a
→弁板内の通水路9b→弁軸内の通水路9c→スイベルジョイント(右側)10
→排水11b
ここで、前記弁軸6内の通水路9aに通水された冷却水は、止水板6aにより流れを阻止されて、殆ど弁板5側の通水路9bに通水されるが、一部の冷却水は前記仕切板7aに穿設された貫通孔6bを経て弁軸6内の通水路9cに流れる様構成されている。即ち、前記弁軸6を弁板5より上部に配置すると共に、前記弁軸6内の通水路9a,9cを止水する止水板7aにも貫通孔6bを設けて、前記弁軸6内の通水路9aから通水路9cへの少量の流れを形成する様構成することが肝要である。
この様な構成をなすことによって、冷却水中に含まれる気泡が、弁板5側の通水路9bに進入することなく通水路9a,9cから抜き取り可能となり、空気溜まりが弁板5や弁軸6内の通水路に形成されるのを防ぐことが出来るのである。更に、前記弁軸6と弁板5との接続は、Oリングやパッキン等のシール構造を用いた接続としても良いが、直接還元鉄は1000℃程度の高温であることを勘案すると、溶接構成による接続とするのが冷却水のシール上好ましい。
次に、本発明の実施の形態に係る弁板5の開閉駆動機構について説明する。前記弁板5と接続された2本の弁軸6には夫々レバー8が取り付けられて回動自在に構成されると共に、図3に示す如く、これらのレバー8に夫々2個形成されたピン穴の一つと、ロッド14に形成されたピン穴にピンを差し込んでピン接合13aまたは13bの何れかが回動自在に構成される。
そして、前記ロッド14の一端が流体シリンダー15のシリンダー15aにピン接続されると共に、この流体シリンダー15のハウジング15bを台座17にピン接合16される。この様に構成することにより、前記流体シリンダー15のシリンダー15aの伸縮によって、前記レバー8を駆動して弁軸6を回動させ、前記弁板5を開閉させるのである。
即ち、図3において実線で示す如く、レバー8aとロッド14aとが、前記レバー8aの一方のピン穴に接合されたピン接合13aの状態で、かつ流体シリンダー15のシリンダー15aが収縮したときは、図1に実線で示す如く、左側の弁板5は通路入口3aを開放する開放位置5cに、同時に右側の弁板5は弁板5の開放位置5cから回動角度αをなして通路入口4aを閉塞する閉塞位置5aにあり、その結果シュート2に投入された直接鉄還元鉄は前記通路3側に分配される。
次いで、前記流体シリンダー15のシリンダー15aが伸長したときは、図1に二点鎖線で示す如く、左側の弁板5は弁板5の開放位置5cから回動角度αをなして通路入口3aを閉塞する閉塞位置5aに、同時に右側の弁板5は通路入口4aを開放する開放位置5cにあり、その結果シュート2に投入された直接鉄還元鉄は前記通路4側に分配される。
そして、前記流体シリンダー15の伸縮を上記の如く交互に繰り返し、前記2枚の弁板5により交互に通路入口3a,4bを開閉させることによって、前記シュート2に投入された直接鉄還元鉄を前記通路3及び4に分配するのである。前記弁板5の閉塞位置5aの開放位置5cから回動角度αは、前記シュータ2から落下してきた直接還元鉄を弁板5上に受け止めて堆積させ、以降シュート2から落下して来る前記直接還元鉄が直接弁板5に接触するのを防止するのに必要な角度であり、50〜85度程度であるのが好ましい。この様な構成をなすことによって、前記弁板5の摩耗を防止できる。
一方、図3において二点鎖線(左側のレバー8bは8aと重なったため実線)で示す如く、レバー8bとロッド14bとが、前記レバー8bの他方のピン穴に接合されたピン接合13bの状態で、かつ流体シリンダー15のシリンダー15aが収縮したときは、図1に示す如く、左側の弁板5は通路入口3aを開放する開放位置5cに、同時に右側の弁板5は弁板5の開放位置5cから回動角度βをなして通路入口4aを閉塞する閉塞位置5bにあり、結果としてシュート2に投入された直接鉄還元鉄は前記通路3側に分配される。
次いで、前記流体シリンダー15のシリンダー15aが伸長したときは、図1に図示しないが右側の弁板5と同様に、左側の弁板5は弁板5の開放位置5cから回動角度βをなして通路入口3aを閉塞する閉塞位置に、同時に右側の弁板5は通路入口4aを開放する開放位置5cにあり、シュート2に投入された直接鉄還元鉄は前記通路4側に分配される。
そして、前記流体シリンダー15の伸縮を上記の如く交互に繰り返し、前記2枚の弁板5により前記通路入口3a,4aを交互に開閉させることによって、前記シュート2に投入された直接鉄還元鉄を通路3及び4に分配する。前記弁板5の閉塞位置5aにおける開放位置5cから回動角度βは、シュータ2から落下してきた直接還元鉄を弁板5で受け止めて、直下の通路入口3aまたは4aの何れか一方を閉塞し他方の通路側に投入するのに必要な角度であり、前記直接還元鉄の安息角にもよるが40〜60度程度であるのが好ましい。
この様に、前記レバー8におけるロッド14へのピン接合箇所を2箇所13a,13b設けることにより、前記直接還元鉄の硬度、安息角、強度等の特性に応じて前記回動角度を選択し、通路3または4への落下のさせ方を変更することが可能となる。勿論、前記レバー8におけるロッド14へのピン接合箇所は3箇所以上であっても良い。
更に、本発明に係る高温用ダイバータ1は、前記弁板5と弁軸6とが、この弁軸6の軸心方向に、前記シュータ2から一体的に抜き取り可能に構成されており、この抜き取り方法について図2を参照しながら説明する。先ず、右側のスイベルジョイント10、自動調芯軸受7及びグランドパッキン部材19を、軸心に沿って右方向に順次抜き取る。次いで、左側のスイベルジョイント10、レバー8とロッド14を接合しているピン、自動調芯軸受7を固定している図示しないボルト及びフランジ部18をダイバータ本体に取り付けているボルト18aを取り外す。
そして、前記弁軸6に固定された弁板5と、前記弁軸6に嵌め込まれたレバー8、左側の自動調芯軸受7、グランドパッキン部材19及びフランジ部18とを弁軸6の軸心左方向に一体的に抜き取るのである。符号21は、前記フランジ部に施工されたキャスタブル耐火物を示し、このフランジ部18と一体的に抜き取り可能な構成をなしている。
以上説明した通り、本発明に係る高温用ダイバータによれば、上部で弁軸に接続された弁板がシュートの分岐点の各通路入口に夫々1枚設けられ、これら2枚の弁板により前記通路入口を交互に開閉させることによって前記直接還元鉄が前記各通路に分配されると共に、前記弁軸と弁板内部に冷却水を通水するための通水路が連通して設けられてなるので、弁板の熱膨張やずれによる切替不良が解消されると共に、弁板内に形成された通水路に空気溜まりを生ずることが無くなり局部的な冷却不足が解消される。
また、本発明に係る高温用ダイバータによれば、前記弁板が、前記弁軸に固定されたレバーの駆動によって所定角度に回動して前記通路入口を開閉可能とされると共に、前記弁板が回動して閉塞位置となる所定角度が複数選択可能に構成されてなるので、前記直接還元鉄の硬度、安息角、強度等の特性に応じて前記回動角度を選択し、分岐された通路への落下のさせ方を変えることが出来る。
本発明の実施の形態に係る高温用ダイバータの立断面図である。 図1の矢視A−Aを示す部分切欠断面図である。 図2の矢視B−Bを示す外形図である。 従来例の実施に係る還元金属を金属製容器に収納する機構の一形態を説明する概要図である。 図4のダイバータの弁板及び弁軸の水冷構造を説明するための模式的説明図である。
符号の説明
α,β:弁板の開放位置から閉塞位置までの回動角度,
1:高温用ダイバータ, 2:シュート,
3,4:(分岐された)通路, 3a,4a:通路入口,
5:弁板, 5a,5b:弁板の閉塞位置, 5c:弁板の開放位置,
6:弁軸, 6a;止水板, 6b;貫通孔,
7:自動調芯軸受,
8,8a,8b,8c:レバー,
9a,9b,9c:通水路,
10:スイベルジョイント,
11a:給水, 11b:排水,
12:仕切板, 12a:隙間,
13a,13b:ピン接合, 14,14a,14b:ロッド,
15:流体シリンダー, 15a:シリンダー, 15b:ハウジング,
16:ピン接合, 17:架台,
18:フランジ部, 18a:ボルト,
19:グランドパッキン部材, 20,21:キャスタブル耐火物,
22:台座

Claims (4)

  1. 回転炉床炉の排出装置から排出される高温の直接還元鉄を、下部が二股の通路に分岐されたシュータを介して、この分岐点に設けられた弁板によって前記二股の何れかの通路に分配し、前記各通路の下端に夫々配置された直接還元鉄容器に投入するダイバータにおいて、上部で弁軸に接続された前記弁板が前記分岐点の各通路入口に夫々1枚設けられ、これら2枚の弁板により前記通路入口を交互に開閉させることによって前記直接還元鉄が前記各通路に分配されると共に、前記弁軸と弁板内部に冷却水を通水するための通水路が連通して設けられてなることを特徴とする高温用ダイバータ。
  2. 前記弁板が、前記弁軸に固定されたレバーの駆動によって所定角度に回動して前記通路入口を開閉可能とされると共に、前記弁板が回動して閉塞位置となる所定角度が複数選択可能に構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の高温用ダイバータ。
  3. 前記弁軸と弁板の接続が溶接構成になることを特徴とする請求項1または2に記載の高温用ダイバータ。
  4. 前記弁板と弁軸とが、この弁軸の軸心方向に、前記シュータの通路から一体的に抜き取り可能に構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つの項に記載の高温用ダイバータ。





























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