JP5059213B2 - 電磁波シールド材ロール体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)透明基材に金属箔を貼り合わせ、または透明基材に金属の薄膜を蒸着した後、フォトリソグラフ法により導電性金属パターンを形成するエッチング法(例えば、特許文献1参照)。
(2)透明基材の上に導電性の金属ペーストをメッシュパターンに印刷した後にメッキして導電性金属パターンを形成する印刷−メッキ法(例えば、特許文献2参照)。
(3)細線パターンを写真製法により現像された金属銀で形成した後、この金属銀を物理現像および/またはメッキすることにより導電性金属パターンを形成する写真銀−メッキ法(例えば、特許文献3および特許文献4参照)。
上記(3)の写真銀−メッキ法においては、高い電磁波シールド性が得られ、また、透明基材の寸法に制約を受けることが無く、ロールtoロールで製造でき非常に生産性が高いことから好ましい製造方法である。
前記無電解メッキ層の上に、さらに電解メッキ層が積層されていることが好ましい。
前記現像銀メッシュパターンとしては、露光した部分に現像銀が発現するネガ型の現像方法により生成されたもの、露光しない部分に現像銀が発現するポジ型の現像方法により生成されたもののいずれを採用することも可能である。
前記無電解メッキは、無電解銅メッキまたは無電解ニッケルメッキであることが好ましい。
前記無電解メッキの後、さらに該無電解メッキ層の上に電解メッキ層を積層することが好ましい。
前記現像銀メッシュパターンの生成は、露光した部分に現像銀が発現するネガ型の現像方法、露光しない部分に現像銀が発現するポジ型の現像方法のいずれによっても行うことができる。
写真製法による現像銀メッシュパターンの生成後、透明基材の表面が湿潤した状態を保持したまま引き続いて無電解メッキを行う場合、微小気泡が現像銀のメッシュパターン表面に付着して無電解メッキ液との接触を妨害してメッキ不良の原因となるのを減少させることができる。
図1は、本発明において、ロールtoロールで露光・現像工程に引き続いて無電解メッキを行う装置の一例を示す概略図である。図2は、本発明において、ロールtoロールで露光・現像工程に引き続いて無電解メッキ及び電解メッキを行う装置の一例を示す概略図である。図3は、本発明の電磁波シールド材ロール体におけるメッシュパターン及び連続給電層の配置の一例を示す部分平面図である。図4は、本発明の電磁波シールド材ロール体におけるメッシュパターン及び連続給電層の配置の他の例を示す部分平面図である。図5は、従来のディスプレイ用電磁波シールド材におけるメッシュパターン及び給電層の配置の一例を示す部分平面図である。
無電解メッキ槽8を出たロールシート3は、水洗浄槽7で不要な無電解メッキ液9を洗い落としてから、電解メッキ槽16に移送される。
ここで本発明では、電解メッキ槽16における電解メッキの際には、ロールシート3上において長手方向に連続して設けられた電解メッキ用給電層(以下、「連続給電層」という場合がある。)を通じ、現像銀メッシュパターンに対して給電を行う。
本発明に使用される透明基材21、31としては、可視領域で透明性を有し、一般に全光線透過率が90%以上のものが好ましい。中でも、フレキシブル性を有する樹脂フィルムは、取扱い性が優れている点で、好適に用いられる。透明基材21、31に使用される透明樹脂フィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテルスルフォン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂等からなる厚さ50〜300μmの単層フィルム又は前記透明樹脂からなる複数層の複合フィルムが挙げられる。
本発明に適用できる導電性の金属メッシュの作製方法は、細線パターンを写真製法により現像された金属銀で形成した後、この金属銀を物理現像および/またはメッキすることにより導電性金属パターンを形成する露光現像法によるものである。
本発明に適用できる、この写真製法に基づく露光現像法には、上記のとおり、(a)露光マスクに覆われていなくて露光された部分に現像銀が発現する、即ち、露光マスクと反対の形に現像銀が表れるいわゆるネガ型の露光現像方法と、(b)露光マスクに覆われて露光されなかった部分には現象銀が発現する、即ち、露光マスクと同じ形に現像銀が表れるいわゆるポジ型の露光現像方法の2通りがある。本発明には、(a)ネガ型の露光・現像方法と、(b)ポジ型の露光・現像方法のいずれでも適用できる。
前記ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀組成は、塩化銀を80モル%以上含有するのが好ましく、特に90モル%以上が塩化銀であることが好ましい。塩化銀含有率を高くすることによって形成された物理現像銀の導電性が向上する。
金属メッシュの全光線透過率を向上させるためには、細線が設けられた領域の面積に対して、細線間の光透過部の面積を十分に広くする必要がある。このため、細線の間隔は、100〜900μmであることが好ましく、より好ましくは150〜700μmである。
Claims (5)
- 長尺の透明基材の少なくとも一方の面に金属メッシュパターンが設けられ、ロールの状態で供給される電磁波シールド材ロール体の製造方法であって、
前記透明基材を連続的に繰り出し、該透明基材の少なくとも一方の面に、ロール巻取りの横幅寸法が600〜1600mmであり、該透明基材の長手方向に繋ぎ目無く連続して設けられた現像銀メッシュパターンと、前記現像銀メッシュパターンの幅方向の両外側に接して、前記透明基材の長手方向に連続して設けられた一定幅の現像銀による連続給電層を、写真製法により生成し、引き続いて、前記現像銀メッシュパターン、及び前記現像銀による連続給電層の上に無電解メッキ層を形成した後、該無電解メッキ層が形成された前記連続給電層を通して、電解メッキを施すための通電を行うことにより、該無電解メッキ層の上に電解メッキ層を積層し、再び巻き取ってロール体とすることを特徴とする電磁波シールド材ロール体の製造方法。 - 前記現像銀メッシュパターンの生成後、前記透明基材の表面が湿潤した状態を保持したまま引き続いて前記無電解メッキを行うことを特徴とする請求項1に記載の電磁波シールド材ロール体の製造方法。
- 前記無電解メッキは、無電解銅メッキまたは無電解ニッケルメッキであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁波シールド材ロール体の製造方法。
- 前記現像銀メッシュパターンの生成は、露光した部分に現像銀が発現するネガ型の現像方法により行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電磁波シールド材ロール体の製造方法。
- 前記現像銀メッシュパターンの生成は、露光しない部分に現像銀が発現するポジ型の現像方法により行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電磁波シールド材ロール体の製造方法。
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