JP5057365B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用前照灯など車両用灯具に関する。
図1は自動車用前照灯の構成例を示す図である。図1の例では、自動車用前照灯は、バルブ(ハロゲンタイプまたはHID放電灯タイプ)101と、バルブ101から放射された光の一部を反射する反射鏡として機能するリフレクタ102と、エクステンション103と、アウターレンズ104とを有している。ここで、図1の例では、リフレクタ102は、反射鏡面が放物面となっている放物面タイプのものとして構成されている。
ところで、従来、上述したような自動車用前照灯などに用いられるリフレクタには、例えば特許文献1に示されているように熱硬化性樹脂であるBMC材(バルクモールディングコンパウンド)が部材として一般に用いられている。BMC材(バルクモールディングコンパウンド)は、耐熱性(200℃)が高く、機械強度(剛性)や寸法安定性が優れ、材料単価が安価であるという利点がある。
しかしながら、その反面、BMC材を使用しているリフレクタにおいては、重量が重いことから、自動車前照灯としての軽量化を図るのに支障がある。また、反射鏡面にアンダーコートが必要となることから(すなわち、BMC材にはGF(ガラスファイバー)や充填剤(炭酸カルシウムなど)が含まれており、表面粗度が大きく、所定の金属(例えば、Al)を蒸着して反射鏡面を得るには、有機溶剤塗料での下地処理工程(以下アンダーコート)が必要となることから)、アンダーコートによる生産工程内の有機溶剤削減などの環境的な改善を図ることができないという問題もある。
また、リフレクタとしての配光性能でも、アンダーコートによって段差部の膜厚が塗料粘度で不均一となり易く、狙っていた配光設計通りに性能が出にくいことが問題となっている(図2(a),(b)を参照)。なお、図2(a)はアンダーコート塗装を施さない場合の配光性能を示す図(配光性能が良い場合を示す図)であり、図2(b)はアンダーコート塗装を施した場合の配光特性を示す図(配光特性が悪い場合を示す図)である。すなわち、BMC材では、図2(b)に示すように所定の金属(例えば、Al)が蒸着される反射鏡面にアンダーコート塗装を施すことで、配光性能が悪化するという問題がある。
これに対して、近年、リフレクタに、熱可塑性樹脂であるPEI材(無充填ポリエーテルイミド)を部材として用いることが提案されている。PEI材(無充填ポリエーテルイミド)は、耐熱性(180℃)が高く、樹脂自体の表面粗度が小さいため、PEI材(無充填ポリエーテルイミド)上に所定の金属(例えば、Al)を直接蒸着して(以下、ダイレクト蒸着という)、反射鏡面を得ることが可能であり、また、比重が1.27と軽く、熱可塑性樹脂のため、マテリアルリサイクルが可能であるといった利点がある反面、機械強度(剛性)が弱く、ねじれ剛性不足によってリフレクタ筐体としてのねじれが起こり易いこと(ねじれによる配光パターン変形が生じ易いこと)、また、材料単価がBMC材と比べて高価なことから、ダイレクト蒸着が可能であっても安価にならないという問題がある。
特開2004−228025号公報
本発明は、BMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタにおける上述した問題(すなわち、BMCリフレクタのアンダーコートによる配光性能悪化と重量の重さの問題、PEIリフレクタのねじれ剛性不足による配光パターン変形と材料高価によるコスト増の問題)を解決することの可能な車両用灯具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、リフレクタと、該リフレクタの内面側に位置する光源とを備えた車両用灯具であって、
前記リフレクタの前記光源からの光を反射する内面には、第1の層と、第1の層の内面上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層と、該第2の層上に反射鏡面としてアンダーコートを施さずに直接形成された金属膜とが順次に積層されており、
前記第2の層には、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、前記第1の層には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、前記第2の層と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、
前記第1の層は、樹脂物性の曲げ弾性率が10GPa以上の射出成型により形成された剛性保持層であり、
前記第2の層は、その外観が前記第1の層の外観よりも反射鏡面の度合いが高く、基本肉厚が0.8mm〜1.5mmの均一肉厚で射出成型により形成された反射鏡面層であり、
第1の層および第2の層の比重が約1.3〜1.9の範囲であることを特徴としている
また、請求項2記載の発明は、リフレクタと、該リフレクタの内面側に位置する光源とを備えた車両用灯具であって、
前記リフレクタの前記光源からの光を反射する内面には、第1の層と、第1の層の内面上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層と、該第2の層上に反射鏡面としてアンダーコートを施さずに直接形成された金属膜とが順次に積層されており、
前記第2の層には、LCP樹脂(液晶ポリマー)が使用され、前記第1の層には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)が使用され、
前記第1の層は、樹脂物性の曲げ弾性率が10GPa以上の射出成型により形成された剛性保持層であり、
前記第2の層は、その外観が前記第1の層の外観よりも反射鏡面の度合いが高く、基本肉厚が0.3mm〜1.0mmの均一肉厚で射出成型により形成された反射鏡面層であり、
第1の層および第2の層の比重が約1.3〜1.9の範囲であることを特徴としている
また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の車両用灯具において、前記第1の層は、基本肉厚が1.0mm〜2.2mmであることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の車両用灯具において、前記第2の層に使用される樹脂は、無充填樹脂であることを特徴としている。
請求項1、請求項3、請求項4記載の発明によれば、第2の層に、流動特性が良く、ダイレクト蒸着が可能なPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、第1の層には、材料単価が安価でねじれ剛性の優れたPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、前記第2の層と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用されるので、通常の射出成形で安易に製造することが可能であり、BMCリフレクタのアンダーコートによる配光性能悪化と重量の重さの問題、PEIリフレクタのねじれ剛性不足による配光パターン変形と材料高価によるコスト増の問題を解決することができる。すなわち、BMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタにおける問題を全て解消し、なおかつ、他の必要要素はBMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタと同等なレベルであることが可能となる。
また、請求項2、請求項3、請求項4記載の発明によれば、第2の層に、流動特性が良く、ダイレクト蒸着が可能なLCP樹脂(液晶ポリマー)が使用され、第1の層には、材料単価が安価でねじれ剛性の優れたPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)が使用されるので、通常の射出成形で安易に製造することが可能であり、BMCリフレクタのアンダーコートによる配光性能悪化と重量の重さの問題、PEIリフレクタのねじれ剛性不足による配光パターン変形と材料高価によるコスト増の問題を解決することができる。すなわち、BMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタにおける問題を全て解消し、なおかつ、他の必要要素はBMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタと同等なレベルであることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図3は本発明の第1の形態のリフレクタの構成例を示す図である。図3を参照すると、本発明の第1の形態のリフレクタは、第1の層(コア層)1と、第1の層1上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層(スキン層)2とを有し、前記第2の層2には、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、前記第1の層1には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、前記第2の層2と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用されることを特徴としている。
すなわち、本発明の第1の形態のリフレクタは、第2の層2に、ダイレクト蒸着性能(表面粗度が小さい)および耐熱性を有するPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)を使用し、第1の層1に、ねじれ剛性性能および耐熱性を有するPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、前記第2の層2と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)を使用したものとなっている。
ここで、第2の層2であるPPS樹脂(具体的には例えば無充填PPS樹脂)は、反射鏡面層として肉厚(基本肉厚)が0.8mm〜1.5mmで形成され、第1の層1との2層構造を形成した後、アンダーコートを施さずに、所定の金属膜3として(具体的には反射鏡被膜として)例えばアルミ蒸着膜を、スパッタリング真空蒸着などにより、第2の層2であるPPS樹脂面に直接施すことができる。この場合、後述のように、従来BMC材リフレクタにおいてアンダーコート塗装で問題となっていた段差部の膜厚不均一による配光性能の悪化(グレア光の増加)は解消され、安定した配光性能を供給することができる。
また、前記第2の層2に使用されるPPS樹脂には、充填剤が含有されていない無充填樹脂が使用されるか、あるいは、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率で20%以下で含有されているものが使用される。すなわち、PPS樹脂として、無充填PPS樹脂のほかに、肉厚が0.8〜1.5mmの流動が可能で、かつ、ダイレクト蒸着が可能な充填剤補強されたPPS樹脂を使用することができる。
なお、第2の層2に使用される樹脂としては、PPS樹脂以外にも、ダイレクト蒸着や耐熱性を満足する充填材補強PBT樹脂や無充填PEI樹脂が考えられるが、肉厚が0.8〜1.5mmの範囲内で平均的なリフレクタ成形品流動長(約300mm)を射出充填で満足できるのは、図4に示すように、PPS樹脂,充填材補強PBT樹脂,無充填PEI樹脂の中では、流動特性が充填材補強PBT樹脂や無充填PEI樹脂よりも1.5倍以上優れるPPS樹脂に限定される。
また、第1の層1としては、より具体的には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)またはPBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)に、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率で30%〜60%で含有されているものを使用することができる。
また、第1の層1であるPBT樹脂(またはPBT/PET樹脂)は、剛性保持層として肉厚が1.0mm〜2.2mm(充填剤補強の場合)に形成される。この第1の層1には、第2の層2のように反射鏡面のような外観は必要なく、リフレクタ筐体としての剛性強度が優れた樹脂が用いられるのが良い。PBT樹脂(またはPBT/PET樹脂)は、リフレクタ筐体としての剛性強度が優れ、従来BMC材と同レベルの曲げ弾性率を保持し(具体的には、樹脂物性の曲げ弾性率<ISO178>で10GPa以上を有し)、なおかつ、比重が軽く、材料単価が安価であることから、第2の層2との2層構造とすることで、表1に示すように、従来BMCリフレクタやPEIリフレクタでは不可能であった(1)軽量化、(2)ダイレクト蒸着、(3)高剛性、(4)安価製品、(5)環境性能などのすべての性能を満足するリフレクタを提供することが可能となる。なお、表1において、A層は第2の層(スキン層)2のことであり、B層は第1の層(コア層)1のことである。
Figure 0005057365
第1の層1に使用される樹脂としては、PBT樹脂(PBT/PET樹脂)以外にも、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)(所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))の含有率が樹脂との重量含有比率で30%〜60%)、すなわち充填剤補強されたPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)を使用することもできる。但し、この場合、前記したPBT系樹脂での(1)軽量化と(4)安価製品の項目での優位性は薄れるが、第2の層2との界面での接着強度安定性はPBT系材よりも優れる。
その他に、第1の層1に使用される樹脂としては、PBT樹脂やPPS樹脂以外に、PPA樹脂(ポリフタルアミド)(充填剤補強含有)も考えられるが、従来BMC材が非常に材料安価なため、高価なPPA樹脂を使用した場合、従来のリフレクタとのコスト乖離が発生するので、第1の層1は前記したPBT系樹脂とPPS樹脂に限定される。
図5には、第1の層1と第2の層2との2層構造の成形方法が示されている。ここで、リフレクタ成形品は、2つのシリンダーを備えた一般的な射出成形機による2色成形手法である。2層構造として、フィルムインサート成形法や予め第1の層1や第2の層2を成形したものを金型内にセットするインサート成形やサーモジェクト成形など特殊な成形手法は行わない。
第1の層1と第2の層2との2層構造では、図5に示すように、リフレクタの基本肉厚2.0mm〜3.0mmを第2の層2/第1の層1と分割して射出成形することにより(第1の層1の肉厚を1.0mm〜2.2mm、第2の層2の肉厚を0.8mm〜1.5mmに分割して射出成形することにより)、第1の層1の射出成形後に第2の層2が均一肉厚で射出成形されるので、従来のPEIリフレクタで起こりやすい厚肉段差部のヒケ(リフレクタの裏面取付ステーなどによるフォーカス面のヒケが配光性能の悪化につながる)が、改善されやすくなる。
また、本発明の第1の形態のリフレクタは、第2の層2の肉厚を0.8〜1.5mmと限定し、この肉厚での充填が可能なPPS樹脂を使用することで、単純な2色成形でフィルムレベルの厚みを通常の射出成形で可能としていることも特徴の一つである。
以上のように、本発明の第1の形態のリフレクタは、第1の層1と、第1の層1上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層2とを有し、第2の層2には、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、第1の層1には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、第2の層2と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用されることを特徴としている。
ここで、第2の層2に使用されるPPS樹脂には、充填剤が含有されていない無充填樹脂が使用されるか、あるいは、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率で20%以下で含有されているものが使用される。無充填樹脂を用いた場合には、充填剤補強された樹脂に比べ、同等もしくはより薄い厚みダイレクト蒸着性能に優れた反射鏡面層とすることができ、また、リフレクタ全体の重量をより軽量化することができる。よって無充填樹脂を用いることが好ましい。
また、第2の層2は、基本肉厚が0.8mm〜1.5mmであるのが良い。
また、第2の層2上には、アンダーコートが施されずに、所定の金属膜3が直接形成されて(例えばAlが直接蒸着されて)、反射鏡面が形成される。
また、第1の層1には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)またはPBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)またはPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)に、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率で30%〜60%で含有されているものを使用することができる。
また、第1の層1は、基本肉厚が1.0mm〜2.2mmであるのが良い。
また、第1の層1は、樹脂物性の曲げ弾性率<ISO178>で10GPa以上を有しているのが良い。
また、第1の層1と第2の層2のいずれの樹脂材料も、BMCの比重(約2.0)に比べて比重の小さな材料(約1.3〜1.9)である。なお、無充填のPPSの比重は約1.35、所定の充填剤が樹脂との重量含有比率で30〜60%で含有されているPBT樹脂の比重が約1.9であり、これらを使用することが好ましい。BMCと同じ厚みで同じ容積の反射鏡を製造した場合、BMCに比べおよそ15〜255%の重量低減を図ることができる。
このように、本発明の第1の形態のリフレクタでは、第1の層1と、第1の層1上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層2とを有し、第2の層2には、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、第1の層1には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、前記第2の層と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用されるので、通常の射出成形で安易に製造することが可能であり、BMCリフレクタのアンダーコートによる配光性能悪化と重量の重さの問題、PEIリフレクタのねじれ剛性不足による配光パターン変形と材料高価によるコスト増の問題を解決することができる。すなわち、BMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタにおける問題を全て解消し、なおかつ、他の必要要素はBMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタと同等なレベルであることが可能となる。
また、図6は本発明の第1の形態のリフレクタを用いた車両用灯具の構成例を示す図である。なお、図6において、図1と同様の箇所には同じ符号を付している。図6の例では、車両用灯具は、自動車用前照灯として構成されており、バルブ(ハロゲンタイプまたはHID放電灯タイプ)101と、バルブ101から放射された光の一部を反射する反射鏡として機能するリフレクタ52と、エクステンション103と、アウターレンズ104とを有している。ここで、図6の例では、リフレクタ52は、反射鏡面が放物面となっている放物面タイプのものとして構成されており、リフレクタ52には、上述した第1の形態のリフレクタが用いられている。
また、図7は本発明の第2の形態のリフレクタの構成例を示す図である。図7を参照すると、本発明の第2の形態のリフレクタは、第1の層(コア層)11と、第1の層11上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層(スキン層)12とを有し、前記第2の層12には、LCP樹脂(液晶ポリマー)が使用され、前記第1の層11には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)が使用されることを特徴としている。
すなわち、本発明の第2の形態のリフレクタは、第2の層12に、ダイレクト蒸着性能(表面粗度が小さい)および耐熱性を有するLCP樹脂(液晶ポリマー),具体的には例えば無充填LCP樹脂を使用し、第1の層11に、ねじれ剛性性能および耐熱性を有するPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)を使用したものとなっている。
ここで、第2の層12であるLCP樹脂は、反射鏡面層として肉厚(基本肉厚)が0.3mm〜1.0mmで形成され、第1の層11との2層構造を形成した後、アンダーコートを施さずに、所定の金属膜13として(具体的には反射鏡被膜として)例えばアルミ蒸着膜を、スパッタリング真空蒸着などにより、第2の層12であるLCP樹脂面に直接施すことができる。この場合、後述のように、従来BMC材リフレクタにおいてアンダーコート塗装で問題となっていた段差部の膜厚不均一による配光性能の悪化(グレア光の増加)は解消され、安定した配光性能を供給することができる。
また、第2の層12に使用されるLCP樹脂には、充填剤が含有されていない無充填樹脂が使用されるか、あるいは、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率30%以下で含有されているものが使用される。すなわち、LCP樹脂として、無充填LCP樹脂のほかに、肉厚が0.3〜1.0mmの流動が可能で、かつ、ダイレクト蒸着が可能な充填剤補強されたLCP樹脂を使用することができる。
なお、第2の層12に使用される樹脂としては、LCP樹脂以外にも、ダイレクト蒸着や耐熱性を満足する充填材補強PBT樹脂や無充填PEI樹脂が考えられるが、肉厚が0.3〜1.0mmで平均的なリフレクタ成形品流動長(約300mm)を射出充填で満足できるのは、LCP樹脂,充填材補強PBT樹脂,無充填PEI樹脂の中では、基本流動特性が充填材補強PBT樹脂や無充填PEI樹脂よりも2倍以上優れるLCP樹脂に限定される。
また、第1の層11としては、より具体的には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)またはPBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)に、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率で30%〜60%で含有されているものを使用することができる。
また、第1の層11であるPBT樹脂(またはPBT/PET樹脂)は、剛性保持層として肉厚が1.0mm〜2.2mmの範囲内で形成される。この第1の層11には、第2の層12のように反射鏡面のような外観は必要なく、リフレクタ筐体としての剛性強度が優れた樹脂が用いられる。PBT樹脂(またはPBT/PET樹脂)は、リフレクタ筐体としての剛性強度が優れ、従来BMC材と同レベルの曲げ弾性率を保持し(具体的には、樹脂物性の曲げ弾性率<ISO178>で10GPa以上を有し)、なおかつ、比重が軽く、材料単価が安価であることから、第2の層12との2層構造とすることで、表2に示すように、従来BMCリフレクタやPEIリフレクタでは不可能であった(1)軽量化、(2)ダイレクト蒸着、(3)高剛性、(4)安価製品、(5)環境性能などのすべての性能を満足するリフレクタを提供することが可能となる。なお、表2において、A層は第2の層(スキン層)12のことであり、B層は第1の層(コア層)11のことである。
Figure 0005057365
この第2の形態において、第1の層11に使用される樹脂としては、PBT樹脂(またはPBT/PET樹脂)の他に、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)やPPA樹脂(ポリフタルアミド)(充填剤補強含有)も考えられるが、従来BMC材が非常に材料安価なため、高価なPPA樹脂等を使用した場合、従来のリフレクタとのコスト乖離が発生するので、また、第2の層界面での接着強度安定性を考慮して、第1の層は前記したPBT系樹脂に限定される。
この第2の形態のリフレクタも、第1の形態のリフレクタと同様、図5に示した方法,すなわち、2つのシリンダーを備えた一般的な射出成形機による2色成形手法によって、2層構造として射出成形することができる。
第1の層11と第2の層12との2層構造では、図5に示すように、リフレクタの基本肉厚2.0mm〜2.5mmを第2の層/第1の層と分割して射出成形することにより(第1の層11の肉厚を1.0mm〜2.2mm、第2の層12の肉厚を0.3mm〜1.0mmに分割して射出成形することにより)、第1の層11の射出成形後に第2の層12が均一肉厚で射出成形されるので、従来のPEIリフレクタで起こりやすい厚肉段差部のヒケ(リフレクタ裏面取付ステーなどによるフォーカス面のヒケ)が、改善されやすくなる。
また、本発明の第2の形態のリフレクタは、第2の層12の肉厚を0.3〜1.0mmと限定し、この肉厚での充填が可能なLCP樹脂を使用することで、単純な2色成形でフィルムレベルの厚みを通常の射出成形で可能としていることも特徴の一つである。
以上のように、本発明の第2の形態のリフレクタは、第1の層11と、第1の層11上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層12とを有し、第2の層12には、LCP樹脂(液晶ポリマー)が使用され、第1の層11には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)が使用されることを特徴としている。
ここで、第2の層12に使用されるLCP樹脂には、充填剤が含有されていない無充填樹脂が使用されるか、あるいは、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー))が樹脂との重量含有比率30%以下で含有されているものが使用される。無充填樹脂を用いた場合には、充填剤補強された樹脂に比べ、同等もしくはより薄い厚みダイレクト蒸着性能に優れた反射鏡面層とすることができ、また、リフレクタ全体の重量をより軽量化することができる。よって無充填樹脂を用いることが好ましい。
また、第2の層12は、基本肉厚が0.3mm〜1.0mmであるのが良い。
また、第2の層12上には、アンダーコートが施されずに、所定の金属膜が直接形成されて(例えばAlが直接蒸着されて)、反射鏡面が形成される。
また、第1の層11には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)またはPBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)に、所定の充填剤(具体的には、例えば、無機フィラー(例えば炭酸カルシウムやタルクなど)+GF(ガラスファイバー)が樹脂との重量含有比率で30%〜60%で含有されているものを使用することができる。
また、第1の層11は、基本肉厚が1.0mm〜2.2mmであるのが良い。
また、第1の層11は、樹脂物性の曲げ弾性率<ISO178>で10GPa以上を有しているのが良い。
また、第1の層11と第2の層12のいずれの樹脂材料も、BMCの比重(約2.0)に比べて比重の小さな材料(約1.3〜1.9)である。なお、無充填のPPSの比重は約1.35、所定の充填剤が樹脂との重量含有比率で30〜60%で含有されているPBT樹脂の比重が約1.9であり、これらを使用することが好ましい。BMCと同じ厚みで同じ容積の反射鏡を製造した場合、BMCに比べおよそ15〜255%の重量低減を図ることができる。
このように、本発明の第2の形態のリフレクタでは、第1の層11と、第1の層11上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層12とを有し、第2の層12には、LCP樹脂(液晶ポリマー)が使用され、第1の層11には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)が使用されるので、通常の射出成形で安易に製造することが可能であり、BMCリフレクタのアンダーコートによる配光性能悪化と重量の重さの問題、PEIリフレクタのねじれ剛性不足による配光パターン変形と材料高価によるコスト増の問題を解決することができる。すなわち、BMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタにおける問題を全て解消し、なおかつ、他の必要要素はBMC材のリフレクタおよびPEI材のリフレクタと同等なレベルであることが可能となる。
また、図8は本発明の第2の形態のリフレクタを用いた車両用灯具の構成例を示す図である。なお、図8において、図1と同様の箇所には同じ符号を用いている。図8の例では、車両用灯具は、自動車用前照灯として構成されており、バルブ(ハロゲンタイプまたはHID放電灯タイプ)101と、バルブ101から放射された光の一部を反射する反射として機能するリフレクタ62と、エクステンション103と、アウターレンズ104とを有している。ここで、図8の例では、リフレクタ62は、反射鏡面が放物面となっている放物面タイプのものとして構成されており、リフレクタ62には、上述した第2の形態のリフレクタが用いられている。
自動車用前照灯の構成例を示す図である。 リフレクタの配光性能を説明するための図である。 本発明の第1の形態のリフレクタの構成例を示す図である。 材質による流動特性化を示す図である。 2色成形方法を説明するための図である。 本発明の第1の形態のリフレクタを用いた車両用灯具の構成例を示す図である。 本発明の第2の形態のリフレクタの構成例を示す図である。 本発明の第2の形態のリフレクタを用いた車両用灯具の構成例を示す図である。
符号の説明
1,11 第1の層
2,12 第2の層
3,13 所定の金属膜
52,62 リフレクタ

Claims (4)

  1. リフレクタと、該リフレクタの内面側に位置する光源とを備えた車両用灯具であって、
    前記リフレクタの前記光源からの光を反射する内面には、第1の層と、第1の層の内面上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層と、該第2の層上に反射鏡面としてアンダーコートを施さずに直接形成された金属膜とが順次に積層されており、
    前記第2の層には、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、前記第1の層には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)、または、前記第2の層と組成の異なるPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)が使用され、
    前記第1の層は、樹脂物性の曲げ弾性率が10GPa以上の射出成型により形成された剛性保持層であり、
    前記第2の層は、その外観が前記第1の層の外観よりも反射鏡面の度合いが高く、基本肉厚が0.8mm〜1.5mmの均一肉厚で射出成型により形成された反射鏡面層であり、
    第1の層および第2の層の比重が約1.3〜1.9の範囲であることを特徴とする車両用灯具
  2. リフレクタと、該リフレクタの内面側に位置する光源とを備えた車両用灯具であって、
    前記リフレクタの前記光源からの光を反射する内面には、第1の層と、第1の層の内面上に積層され、反射鏡面が形成される第2の層と、該第2の層上に反射鏡面としてアンダーコートを施さずに直接形成された金属膜とが順次に積層されており、
    前記第2の層には、LCP樹脂(液晶ポリマー)が使用され、前記第1の層には、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)、または、PBT/PET樹脂(ポリブチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレート)が使用され、
    前記第1の層は、樹脂物性の曲げ弾性率が10GPa以上の射出成型により形成された剛性保持層であり、
    前記第2の層は、その外観が前記第1の層の外観よりも反射鏡面の度合いが高く、基本肉厚が0.3mm〜1.0mmの均一肉厚で射出成型により形成された反射鏡面層であり、
    第1の層および第2の層の比重が約1.3〜1.9の範囲であることを特徴とする車両用灯具
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用灯具において、前記第1の層は、基本肉厚が1.0mm〜2.2mmであることを特徴とする車両用灯具。
  4. 請求項1または請求項2に記載の車両用灯具において、前記第2の層に使用される樹脂は、無充填樹脂であることを特徴とする車両用灯具。
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