JP5056698B2 - 光導波路構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば光通信などに用いる光導波路構造体に関し、例えば発光デバイス及び受光デバイスを共通の光ファイバアレイに接続するのに好適の光導波路構造体に関する。
近年、例えば面発光レーザ(発光デバイス)やフォトダイオード(フォトディテクタ;受光デバイス)などの面型光デバイスを備える多チャンネル光トランシーバ(例えば波長多重多チャンネル光トランシーバ)の開発が進められている。
例えば多チャンネル光トランシーバなどの光モジュールにおいて、面発光レーザやフォトダイオードなどの面型光デバイスを使用する場合、面型光デバイスの光入射面(受光面)又は光出射面(発光面)は実装基板に対して平行になるため、実装基板に対して垂直に光を入射又は出射させることになる。
一方、このような光モジュールにおいては、小型化、薄型化を図ることが必要である。
小型化、薄型化を図るためには、光ファイバ(光ファイバアレイ)を実装基板に対して平行に配置するのが望ましい。この場合、光ファイバの端面と面型光デバイスの光入射面又は光出射面とは略直角の位置関係になる。
このため、基板上に実装された面型光デバイスの光入射面又は光出射面に対して垂直に入射又は出射する光の経路(光路)を略90度曲げて、光ファイバアレイと面型光デバイスとを光学的に接続することが必要になる。
そこで、例えば光トランシーバなどの装置内の狭いスペースで光の経路を急峻に曲げるために、略直角の曲面上に光導波路(曲線導波路)を有する光導波路構造体を用い、面型光デバイスに対して入射又は出射する光を、曲面に沿って導いて、光ファイバアレイに結合させる技術がある。
このような光導波路構造体は、曲面上に液状コア材料を滴下し、その上にフィルムを貼り付け、シリコンゴムのような柔らかい素材を用いて一定の圧力で押さえ付けることによって液状コア材料を薄く延ばし、紫外線照射によって硬化させることによって製造される。
特開2005−115346号公報
ところで、上述のような光導波路構造体では、各光導波路のコア(導波路コア)の断面形状を矩形にし、そのサイズを、受信側・送信側を問わず、同一にするのが一般的である。
また、上述のような光導波路構造体は、発光デバイスと受光デバイスを共通の光ファイバアレイに接続するのに用いられる。そして、通常、光ファイバアレイを構成する各光ファイバの直径(ファイバ径;コア径)は同一である。
例えば、正方形状の導波路コアの一辺の長さと円形状の光ファイバの直径とを同一にすると、図13(A)に示すように、送信チャネル(送信ch)において、光導波路構造体の光導波路(送信側)から出射される光を光ファイバアレイの光ファイバ(送信側)へ入射させる際に、光導波路の四隅からの光が漏れてしまい、光導波路構造体の光導波路から出射した光を、光ファイバアレイの光ファイバに損失なく結合させることができない。
逆に、正方形状の導波路コアの対角線の長さと円形状の光ファイバの直径とを同一にすると、図13(B)に示すように、受信チャネル(受信ch)において、光ファイバアレイの光ファイバ(受信側)から出射される光を光導波路構造体の光導波路(受信側)へ入射させる際に、光ファイバの周囲からの光が漏れてしまい、光ファイバアレイの光ファイバから出射した光を、光導波路構造体の光導波路に損失なく結合させることができない。
このように、送信側・受信側の少なくとも一方において、光導波路及び光ファイバの幾何学形状に起因して、光導波路と光ファイバとの接続部で光が漏れてしまい、結合損失が生じてしまうのを避けることができない。
この場合、発光デバイス及び受光デバイスを共通の光ファイバアレイに接続するのに用いられる光導波路構造体の各光導波路と光ファイバアレイの各光ファイバとの間の結合損失を低減できるように、受信側光導波路のコアの断面積を、送信側光導波路のコアの断面積よりも大きくすることが考えられる。
このようなコアサイズの異なる受信側光導波路及び送信側光導波路を形成する場合に、受信側と送信側とで共通の光ファイバアレイに接続するために、図14に示すように、光ファイバアレイが接続される側の端面において、受信側光導波路の中心軸と送信側光導波路の中心軸とが同一平面上に並ぶようにすると、受信側光導波路と送信側光導波路との間のクラッド構造体の表面に段差ができてしまう。クラッド構造体の表面に段差ができていると、クラッド構造体の表面を覆うクラッドフィルムにクラックが生じやすく、長期信頼性を確保するのが難しい。
そこで、表面に段差ができないように受信側光導波路の中心軸の位置と送信側光導波路の中心軸の位置とがずれていても、光導波路構造体の各光導波路と光ファイバアレイの各光ファイバとの間の結合損失を低減できるようにしたい。
このため、光導波路構造体を、光ファイバアレイに含まれる受信光ファイバと受光デバイスとを接続する受信側光導波路と、受信側光導波路に対してコアサイズが異なり、受信側光導波路に対して中心軸の位置が上下にずれており、光ファイバアレイに含まれる送信光ファイバと発光デバイスとを接続する送信側光導波路と、送信側光導波路の中心軸から送信側光ファイバの中心軸へ向けて光軸を傾ける手段、又は、受信光ファイバの中心軸から受信側光導波路の中心軸へ向けて光軸を傾ける手段とを備えることを要件とする。
したがって、光導波路構造体によれば、表面に段差ができないように受信側光導波路の中心軸の位置と送信側光導波路の中心軸の位置とがずれていても、光導波路構造体の各光導波路と光ファイバアレイの各光ファイバとの間の結合損失を低減できるという利点がある。
以下、図面により、本実施形態にかかる光導波路構造体及びその製造方法、光モジュールについて、図1〜図9を参照しながら説明する。
まず、本光導波路構造体は、曲線状の導波路コア内を光が伝播するように形成された曲線光導波路部品(例えばポリマ光導波路)であって、図1に示すように、曲面2上に形成され、複数の溝3A,3B(ここでは2種類の異なるサイズの溝3A,3Bをそれぞれ複数有する)を備えるクラッド構造体(下部クラッド)1と、各溝3A,3Bに形成された導波路コア4A,4Bと、複数の導波路コア4A,4Bを覆うクラッドフィルム(上部クラッド)5とを備える。
ここで、クラッド構造体1は、図1に示すように、構造体表面の曲面2上に、曲面2の一端から他端まで延び、並列に設けられた複数の溝(導波路用溝;細溝)3A,3Bを有する曲面構造体である。ここでは、クラッド構造体1は、透明なクラッド材料からなる透明部材によって形成された透明構造体であって、屈折率n1を有する。例えばオレフィン系ポリマ(例えばポリオレフィン)を用いたモールド成型体(樹脂成型体)である。
導波路コア4A,4Bは、図1に示すように、クラッド構造体1の曲面表層部に形成された各溝3A,3Bを透明なコア材料で埋め込むことによって形成されている。このため、導波路コア4A,4Bは、クラッド構造体1の曲面2に沿って曲線状に形成されており、柱状になっている。この導波路コア4A,4Bは、クラッド構造体1の屈折率n1よりも大きい屈折率n2を有する(n2>n1)。
なお、後述するように、本実施形態では、導波路コア4A,4Bを、液状コア材料(液状接着剤)4を塗布し、硬化させて形成しているため、硬化後の屈折率がn2になる材料(屈折率がn2の透明固体)を用いる。
クラッドフィルム5は、図1に示すように、クラッド構造体1の曲面2上の各溝3A,3Bに形成された導波路コア4A,4Bを覆うようにラミネートされている。このクラッドフィルム5は、導波路コア4A,4Bの屈折率n2よりも小さい屈折率n3を有する(n3<n2)。
このような光導波路構造体8は、例えば、入力された電気信号を光信号に変換し、アレイ状の光ファイバ(光ファイバアレイ)を介して送信する機能(光送信機)と、光ファイバアレイを介して入力された光信号を電気信号に変換して受信する機能(光受信機)とを備える多チャンネル光トランシーバ(光モジュール)に用いられる。
この場合、多チャンネル光トランシーバは、例えば図6に示すように、プリント基板(回路基板)30と、表面に入射面(受光面)を有する複数の面型受光デバイス31Aからなる面型受光デバイスアレイ31と、表面に出射面(発光面)を有する複数の面型発光デバイス32Aからなる面型発光デバイスアレイ32と、ドライバIC35と、レシーバIC36と、クラッド構造体、導波路コア及びクラッドフィルムによって構成される複数(ここでは8つ)の曲線導波路7A,7Bを有する光導波路構造体8とを備えるものとして構成される。なお、送信側4チャンネル、受信側4チャンネルの光トランシーバを例に挙げている。
ここでは、面型受光デバイス31Aは、フォトダイオード(フォトディテクタ;PD;Photo detector)であり、面型受光デバイスアレイ31は複数(ここでは4つ)のフォトダイオードを備えるPDアレイチップである。
また、面型発光デバイス32Aは、面発光レーザ[VCSEL(Vertical-Cavity Surface−Emitting Laser)]であり、面型発光デバイスアレイ32は複数(ここでは4つ)の面発光レーザを備えるVCSELアレイチップある。
また、光導波路構造体8に備えられる複数(ここでは8つ)の曲線導波路のうち、一部(ここでは4つ)の曲線導波路7Bは、光ファイバアレイ33に含まれる一部(ここでは4つ)の光ファイバ(受信用光ファイバ)33Aと受光デバイス31Aとを接続する受信側光導波路(受信チャネル)として機能し、残り(ここでは4つ)の曲線導波路7Aは、光ファイバアレイ33に含まれる残り(ここでは4つ)の光ファイバ(送信用光ファイバ)33Aと発光デバイス32Aとを接続する送信側光導波路(送信チャネル)として機能する。ここでは、複数の受信側光導波路7Bと複数の送信側光導波路7Aとが並列に設けられていることになる。
そして、光導波路構造体8は、その一の端面を介してプリント基板30上に実装され、この一の端面には、面型受光デバイスアレイ31及び面型発光デバイスアレイ32が例えばレンズなどを介して光学的に接続され、この一の端面に直交する他の端面には、同一のファイバ径を有する複数(ここでは12本)の光ファイバ33Aからなる光ファイバアレイ33が光学的に接続される。なお、ここでは、光ファイバアレイ33はリボンファイバである。また、ここでは、光コネクタ34付きの光ファイバアレイ33を用いている。
また、プリント基板30は、装置側電気コネクタを介して外部装置と電気的に接続されており、電気信号が入力又は出力(電気I/O)されるようになっている。
このように、本光導波路構造体8は、送信側と受信側が並列に設けられた多チャンネル光トランシーバにおいて面型発光デバイスアレイ32及び面型受光デバイスアレイ31を共通の(同一の)光ファイバアレイ33に接続する多チャンネル光導波路アダプタとして用いられる。
ところで、マルチモード光伝送の場合、光ファイバ又は光導波路の端面から出射される光は、そのコアの表面の任意の点から開口数(NA;Numeral Aperture)で規定される範囲の任意の角度で出射した光線の束(光束)として表現できる。この光束を、一般的なレンズ系を用いて、出射したコア面よりも狭いエリアに集光させるのは困難である。
そこで、光ファイバ33A(又は光導波路7A,7B)の出射面(コア面)におけるスポットサイズと光導波路7A,7B(又は光ファイバ33A)の入射面(コア面)におけるスポットサイズとが同じになるように、レンズ系[ここでは図4(B)中、符号9A,9Bで示すレンズ]によって集光させるようにしている。なお、各光導波路7A,7Bと発光デバイス32Aや受光デバイス31Aとの間でもレンズ系[ここでは図1中、符号9Xで示すレンズ]によって集光されるようになっている。
そして、本実施形態では、図2に示すように、受信側光導波路7Bのコア(導波路コア;受信側コア)4Bの断面積が、送信側光導波路7Aのコア(導波路コア;送信側コア)4Aの断面積よりも大きくなるようにしている。
具体的には、図2に示すように、受信側光導波路7Bのコア4Bの断面の最短距離(ここでは導波路コア4Bの断面は矩形であるため、その短辺の長さ)が、光ファイバ33Aのコア(円形断面)の直径と同一又はそれよりも大きくなるようにしている。また、送信側光導波路7Aのコア4Aの断面の最長距離(ここでは矩形断面の対角線の長さ)が、送信用光ファイバ33Aのコア(円形断面)の直径と同一又はそれよりも小さくなるようにしている。
このように、受信側・送信側のいずれにおいても出射側の断面積よりも入射側の断面積の方が大きくなる(出射側断面積<入射側断面積)ようにすることで、光導波路構造体8の各光導波路7A,7Bと光ファイバアレイ33の各光ファイバ33Aとの間の結合損失を最小限に低減するようにしている。
また、図5(A)に示すように、送信側光導波路7Aのコア4Aの断面の最短距離(ここでは導波路コア4Aの断面は矩形であるため、その短辺の長さ)が、発光デバイス32Aの発光面(円形)32AXの直径と同一又はそれよりも大きくなるようにしている。また、図5(B)に示すように、受信側光導波路7Bのコア4Bの断面の最長距離(ここでは矩形断面の対角線の長さ)が、受光デバイス31Aの受光面(円形)31AXの直径と同一又はそれよりも小さくなるようにしている。
このように、受信側・送信側のいずれにおいても出射側の断面積よりも入射側の断面積の方が大きくなる(出射側断面積<入射側断面積)ようにすることで、光導波路構造体8の各光導波路7A,7Bと発光デバイス32Aや受光デバイス31Aとの間の結合損失を最小限に低減するようにしている。
なお、本実施形態では、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aは、いずれも、全長にわたって断面積のサイズが同一になるようにしているが、これに限られるものではなく、少なくとも、光ファイバアレイ33との接続部(結合部)、あるいは、発光デバイス32Aや受光デバイス31Aとの接続部(結合部)において、上述のような関係を満たす断面積のサイズになっていれば良い。
また、本実施形態では、光導波路構造体8の各光導波路7A,7Bのコア4B,4Aの断面形状は矩形であるが、これに限られるものではなく、例えば楕円形や円形であっても良い。この場合、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aのコア4B,4Aの断面の最短距離は、楕円形の短径の長さあるいは円形の直径の長さであり、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aのコア4B,4Aの断面の最長距離は、楕円形の長径の長さあるいは円形の直径の長さである。
ところで、コアサイズの異なる受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aを形成する場合に、各光ファイバ33Aの光軸が同一面内に形成されている受信側及び送信側で共通の光ファイバアレイ33に損失なく接続するために、光ファイバアレイ33が接続される側の端面近傍(ファイバ接続端近傍)において、受信側光導波路7Bの中心軸(光軸)と送信側光導波路7Aの中心軸(光軸)とが同一平面上に並ぶようにし、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aの中心軸が光ファイバアレイ33を構成する各光ファイバ33Aの中心軸(光軸)の間隔(ピッチ)と一致するように構成することが必要になる。
しかしながら、受信側光導波路7Bの中心軸と送信側光導波路7Aの中心軸とが同一平面上に並ぶようにするためには、受信側光導波路7Bと送信側光導波路7Aとの間のクラッド構造体1の表面に段差を設けることになり、このような段差ができていると、この部分でクラッド構造体1の表面を覆うクラッドフィルム5に応力がかかるため、破損しやすくなる(例えばクラックが生じやすくなる)など(図14参照)、長期信頼性を確保するのが難しい。
そこで、本実施形態では、受信側光導波路7Bと送信側光導波路7Aとの間のクラッド構造体1の表面に段差ができないように、図2に示すように、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aのコア4A,4Bの上面の位置を揃えている。つまり、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aのコア4A,4Bの上面が同一面上に形成されている。
ここでは、クラッド構造体1の曲面2の表面上に複数の光導波路7A,7Bからなる導波路アレイを形成するのに、クラッド構造体1の表面の位置を基準にして、クラッド構造体1の各溝3A,3Bの深さ(各導波路コア4A,4Bの高さ)を設定している。
なお、これらの光導波路7A,7Bのコア4A,4Bの中心軸は、図4(B)に示すように、光ファイバアレイ33を構成する各光ファイバ33Aのコアの中心軸の間隔(ピッチ)と一致するように設けられている。ここでは、光ファイバアレイ33の各光ファイバ33Aのコアの中心軸の間隔と一致するように、クラッド構造体1の各溝3A,3Bの間隔(ピッチ)を設定している。
上述のように、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aのコア4A,4Bの上面の位置を揃えると、受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aは、光ファイバアレイ33が接続される側の端面において、図2に示すように、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置と送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置とが上下にずれてしまう。このため、共通の光ファイバアレイ33を構成する各光ファイバ33Aのコアの中心軸の位置を、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置、及び、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置のいずれか一方の位置に合わせると、他方の位置は、光ファイバ33Aのコアの中心軸の位置から上下にずれてしまうことになる。つまり、光ファイバアレイ33の光導波路構造体8側の出射端の光軸配置と、光導波路構造体8に含まれる送信側又は受信側の光導波路7A,7Bの光ファイバアレイ33側の出射端の光軸配置が一致していないことになる。
そこで、本実施形態では、共通の光ファイバアレイ33を構成する各光ファイバ33Aのコアの中心軸の位置を、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置に合わせるようにし、この場合、光ファイバ33Aのコアの中心軸の位置に対して、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置が上方へずれるため、光導波路構造体8の両者の接続部分に、送信側光導波路7Aの中心軸から光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aの中心軸へ向けて光軸を傾ける手段10(送信チャンネルの光軸をシフトさせる機能;中心軸のずれを光学的にキャンセルする機能)を設けている。
具体的には、光軸を傾ける手段10として、図3(A)に示すように、送信側光導波路7Aのコア4Aの端部(終端;エッジ部)に傾斜部10Aを形成し、この傾斜部10Aに接するように、コア4Aと屈折率の異なる透明材料(ここではクラッド材料)からなる部分10Bを設けている。つまり、送信側光導波路7Aのコア4Aの終端と光導波路構造体8(クラッド構造体1)の端面との間に、コア4Aと屈折率の異なる透明材料(ここではクラッド材料)からなる部分10Bを設け、コア4Aと透明材料部分10Bとの間の接触面に傾斜部10Aを設けている。
このようにして、送信側光導波路7Aから出力される光(送信側ビーム;出射ビーム)を、送信側光導波路7Aと光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aとの間の経路の途中に設けられた屈折率の異なる材料が接している傾斜部10Aで下方へ屈折させ(下方へ曲げ)[即ち、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸から光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸へ向けて出射光の光軸を傾け]、各光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心に集光させるようにしている。
これにより、中心軸がずれている送信側においても光ファイバアレイ33との接続を損失なく行なうことができ、さらに、受信側と送信側とで結合損失の差が生じないようにすることができる。
本実施形態では、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸と、各光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸と、受信側光導波路7Bと光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aとの間に設けられる受信側レンズ9Bの光軸とが一致するようにしている。つまり、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸とその光軸が一致するように、受信側レンズ9Bを、光導波路構造体8の光ファイバアレイ33側の端面に形成している。このため、光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aから出力される光(受信側ビーム)は、光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸から受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸へ向けて直進し、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心に集光することになる。
また、図3(A)に示すように、受信側レンズ9Bの光軸と、送信側光導波路7Aと光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aとの間に設けられる送信側レンズ9Aの光軸とが、同一平面上に位置するように、送信側レンズ9Aを、光導波路構造体8の光ファイバアレイ33側の端面に形成している。このため、送信側レンズ9Aの光軸の位置と、各光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸の位置とが一致することになる。この場合、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置に対して送信側レンズ9Aの光軸の位置がずれることになるため、後述の変形例[図3(B)参照]と同様に、送信側レンズ9Aも、光軸を傾ける手段10として機能することになる。
なお、ここでは、送信側レンズ9Aも光軸を傾ける手段10として機能するように構成しているが、これに限られるものではなく、例えば、送信側レンズ9Aは光軸を傾ける手段10として機能しなくても良い。つまり、送信側レンズ9Aの光軸と、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置とが一致するようにしても良い。この場合、受信側レンズ9Bの光軸の位置と送信側レンズ9Aの光軸の位置とはずれることになる。
なお、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸から光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸へ向けて光軸を傾ける方法(光軸を傾ける手段10)は、これに限られるものではない。
例えば、光軸を傾ける手段10を、図3(B)に示すように、送信側光導波路7Aからの出射光が光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aの中心に集光するように、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置に対して光軸の位置がずれている送信側レンズ9Aによって構成しても良い。
具体的には、送信側レンズ9Aの前後に所定の集光/拡散領域を確保した上で、送信側レンズ9Aの光軸が送信側光導波路7Aの中心軸の位置と光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aの中心軸の位置との中間(例えばレンズ9Aが送信側光導波路7Aと送信側光ファイバ33Aとの中間に位置する場合には中点付近)に位置するように、送信側レンズ9Aを設ければ良い。
この場合、図3(B)に示すように、送信側レンズ9Aの光軸の位置と受信側レンズ9Bの光軸の位置とは上下にずれることになる。また、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸と、送信側レンズ9Aの光軸と、各光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸とは互いにずれることになる。
また、例えば、光軸を傾ける手段10を、図3(C)に示すように、送信側光導波路7Aからの出射光が光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aの中心に集光するように、送信側光導波路7Aの中心軸に対して光軸が傾けられている送信側レンズ9Aによって構成しても良い。
具体的には、送信側レンズ9Aの前後に所定の集光/拡散領域を確保した上で、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸から光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸へ向けて傾いている光軸を持つ送信側レンズ9Aを設ければ良い。つまり、送信側レンズ9Aの光軸を、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸に合わせた上で、光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸に向けて角度を変える(回転させる)ようにすれば良い。
この場合、図3(C)に示すように、送信側レンズ9Aの光軸の位置と受信側レンズ9Bの光軸の位置とはずれることになる。また、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸と、送信側レンズ9Aの光軸と、各光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸とは互いにずれることになる。
なお、ここでは、光軸を傾ける手段として、3つの例を別個に説明しているが、上述の第1の例[図3(A)参照]と第2の例[図3(B)参照]とを組み合わせても良いし、上述の第1の例[図3(A)参照]と第3の例[図3(C)参照]とを組み合わせても良い。
次に、本実施形態にかかる光導波路構造体の製造方法について、図7(A)〜(D)を参照しながら説明する。
本光導波路構造体の製造方法は、光ファイバアレイ33に含まれる光ファイバ33Aと受光デバイス31Aとを接続する受信側光導波路7Bと、受信側光導波路7Bに対して中心軸の位置がずれており、光ファイバアレイ33に含まれる光ファイバ33Aと発光デバイス32Aとを接続する送信側光導波路7Aとを備える光導波路構造体8の製造方法であって、図7(A)〜(D)に示すような各工程を含む。
まず、図7(A)に示すように、構造体表面の曲面2上に、曲面2の一端から他端まで延びる複数の溝(導波路用溝;細溝)3A,3Bを有する曲面構造体(クラッド構造体;透明構造体)1を、例えばオレフィン系ポリマ(ポリオレフィン;透明なクラッド材料からなる透明部材)を用い、モールド成型によって作製する。つまり、予め曲面2上に溝3A,3Bが形成されている曲面構造体(モールド母材;モールド光導波路)1を作製する。
ここでは、受信側光導波路7Bのコア4Bの断面積が送信側光導波路7Aのコア4Aの断面積よりも大きくなるように[図2参照]、曲面2の最表面から形成された2種類の異なるサイズの溝3A,3Bをそれぞれ複数有する曲面構造体1を作製する。
このため、後述のようにしてクラッドフィルム5がラミネートされる面(クラッドフィルム5との境界面)が、段差を有しない平面になる。一方、後述のようにして形成される受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aのコア4A,4Bの中心軸が同一平面上にならないため、送信側に光軸を傾ける手段10を設ける必要がある。例えば、曲面構造体1を作製する際に、溝3Aの端部に傾斜部を形成したり、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸に対して光軸をずらした送信側レンズ9Aを形成したり、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸に対して光軸を傾斜させた送信側レンズ9Aを形成したりすれば良い[図3(A)〜(C)参照]。
次に、図7(B)に示すように、ディスペンサ(定量ディスペンサ;液体コア材料滴下装置)によって、曲面構造体1の各溝3A,3Bの一端側又は他端側の各溝3A,3Bを含む曲面2上に所定量の液状コア材料(導波路コア液或いは透明ポリマ液或いは透明液体或いは透明接着剤)4を滴下する。
次いで、図7(C)に示すように、液状コア材料4が滴下された側から反対側へ向けて、クラッドフィルム(例えばオレフィン系フィルム)5を徐々に押し付けて覆っていきながら(即ち、クラッドフィルム5をラミネートしていきながら)、各溝3A,3Bに液状コア材料4を充填していく。
次に、図7(D)に示すように、クラッドフィルム5によって覆われた状態で(即ち、クラッドフィルム5を曲面2上に押し付けたままの状態で)、例えば紫外線を照射して液状コア材料(例えばUVエポキシ樹脂或いは紫外線硬化性樹脂材料或いは光硬化性樹脂材料)4を硬化(ここでは半硬化或いは仮硬化)させる。
なお、本実施形態では、この段階で液状コア材料4を半硬化状態に留めておくため、その後の工程において、液状コア材料4を完全に、或いは、略完全に硬化させることになる。なお、本明細書では、以下、このように、完全に、或いは、略完全に硬化させることを「本硬化」という。
ここでは、透明曲面構造体1の裏面側から曲面構造体1を通して例えば紫外線を照射して液状コア材料4を硬化(ここでは半硬化)させるようにしている。なお、クラッドフィルム5として透明フィルムを用いる場合、表面側からクラッドフィルム5を通して例えば紫外線を照射して液状コア材料4を硬化(ここでは半硬化)させるようにしても良い。
なお、ここでは、液状コア材料4は、この段階では半硬化させるようにしているが、これに限られるものではなく、この段階で本硬化させるようにしても良い。
その後、図7(D)に示すように、例えば熱を加えて液状コア材料4を本硬化させる。これにより、導波路コア4A,4Bが形成される。
このようにして、曲面2上に複数のチャネル状の光導波路(曲線導波路;光路)として受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aを備える光導波路構造体8を製造する。なお、光導波路構造体8は、ポリマを主材料とするポリマ光導波路であり、光導波路部材ともいう。また、光導波路構造体8は、光ファイバ33Aと受光デバイス31Aや発光デバイス32Aとを光学的に接続するものであるため、光接続部材ともいう。
したがって、本実施形態にかかる光導波路構造体及びその製造方法によれば、表面に段差ができないように受信側光導波路7Bの中心軸の位置と送信側光導波路7Aの中心軸の位置とがずれていても、光導波路構造体8の各光導波路7A,7Bと光ファイバアレイ33の各光ファイバ33Aとの間の結合損失を低減できるという利点がある。
また、発光デバイス32Aと受光デバイス31Aを共通の光ファイバアレイ33に接続するのに用いられる光導波路構造体8の各光導波路7A,7Bと光ファイバアレイ33の各光ファイバ33Aとの間の結合損失、あるいは、各光導波路7A,7Bと発光デバイス32Aや受光デバイス31Aとの間の結合損失を低減できるという利点もある。
このため、送信側と受信側とを同一部品に組み込んだ光導波路構造体(光導波路アダプタ)8を用いる場合に、送信側・受信側ともに標準的な光ファイバアレイ33との結合損失を最低限に抑えることができ、高性能な光トランシーバを実現できることになる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
例えば、上述の実施形態では、共通の光ファイバアレイ33を構成する各光ファイバ33Aのコアの中心軸の位置を、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置に合わせるようにし、光導波路構造体8に、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸から光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸へ向けて光軸を傾ける手段10を設けているが、これに限られるものではない。例えば、共通の光ファイバアレイ33を構成する各光ファイバ33Aのコアの中心軸の位置を、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸の位置に合わせるようにし、光導波路構造体8に、光ファイバ(受信用光ファイバ)33Aのコアの中心軸から受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸へ向けて光軸を傾ける手段10を設けるようにしても良い。
この場合、光軸を傾ける手段10は、例えば、図8(A)に示すように、光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aからの出射光が受信側光導波路7Bの中心に集光するように、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置に対して光軸の位置がずれている受信側レンズ9Bによって構成すれば良い。なお、図8(A)では、上述の実施形態[図3(B)参照]のものと同一のものには同一の符号を付している。
具体的には、受信側レンズ9Bの前後に所定の集光/拡散領域を確保した上で、受信側レンズ9Bの光軸が受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置と光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸の位置との中間(例えばレンズ9Bが受信側光導波路7Bと受信側光ファイバ33Aとの中間に位置する場合には中点付近)に位置するように、受信側レンズ9Bを設ければ良い。
この場合、図8(A)に示すように、受信側レンズ9Bの光軸の位置と送信側レンズ9Aの光軸の位置とは上下にずれることになる。また、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸と、受信側レンズ9Bの光軸と、各光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸とは互いにずれることになる。
また、例えば、光軸を傾ける手段10は、図8(B)に示すように、光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aからの出射光が受信側光導波路7Bの中心に集光するように、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸に対して光軸が傾けられている受信側レンズ9Bによって構成しても良い。なお、図8(B)では、上述の実施形態[図3(C)参照]のものと同一のものには同一の符号を付している。
具体的には、受信側レンズ9Bの前後に所定の集光/拡散領域を確保した上で、光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸から受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸へ向けて傾いている光軸を持つ受信側レンズ9Bを設ければ良い。つまり、受信側レンズ9Bの光軸を、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸に合わせた上で、光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸に向けて角度を変える(回転させる)ようにすれば良い。
この場合、図8(B)に示すように、受信側レンズ9Bの光軸の位置と送信側レンズ9Aの光軸の位置とはずれることになる。また、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸と、受信側レンズ9Bの光軸と、各光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸とは互いにずれることになる。
また、上述の実施形態では、液体コア材料4として、例えばUVエポキシ樹脂材料などの紫外線硬化性樹脂材料を用い、紫外線を照射して硬化させるようにしているが、これに限られるものではなく、例えば、液体コア材料として光硬化性樹脂材料を用い、光を照射して硬化させるようにしても良い。また、液体コア材料として熱硬化性樹脂材料を用い、熱を加えて硬化させるようにしても良い。
また、上述の実施形態では、多チャンネル光トランシーバにおいて面型発光デバイスアレイ32及び面型受光デバイスアレイ31を共通の光ファイバアレイ33に接続するのに用いられる多チャンネル光導波路アダプタ8に本発明を適用した場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、光トランシーバにおいて一の発光デバイス及び一の受光デバイスを共通の光ファイバアレイ(2つの光ファイバからなる)に接続するのに用いられる光導波路アダプタに本発明を適用することもできる。
また、上述の実施形態では、曲面2上に形成された受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aを持つクラッド構造体1を用いた光導波路構造体8(光導波路が形成される平面が、光導波路の進行方向に沿った曲面となっているもの)に本発明を適用した場合を例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、例えば図9に示すように、平面12上に形成された受信側光導波路(直線導波路)7BX及び送信側光導波路(直線導波路)7AXを持つクラッド構造体11を用いた光導波路構造体に本発明を適用することもできる。なお、図9では、上述の実施形態[図1参照]のものと同一のものには同一の符号を付している。
以下、実施例によって更に詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
本実施例では、上述の実施形態で説明した製造方法(プロセスフロー)によって、曲面2上にコアサイズの異なる受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aを有し、受信側光導波路7Bと送信側光導波路7Aとで中心軸の位置がずれている光導波路構造体(ポリマ光導波路)8のサンプルを作製し、光ファイバアレイ33、受光デバイス31A、発光デバイス32Aとの間の結合損失を、比較例のサンプルと比較した。
本実施例では、透明曲面構造体1を射出成型(モールド成型)によって作製して用いた。つまり、曲率半径5mmの曲面(1/4円弧)を凸面とし、この凸面を構成する曲面2に沿って、8本の溝(導波路溝)3A,3Bが平行に形成されたモールド成型体を曲面構造体1として用いた。材料はポリオレフィン樹脂を用いた。波長850nmでの屈折率は1.50であった。
ここでは、8本の溝として、縦0.050mm×横0.050mmの断面形状を有する4本の溝(受信側導波路溝)3Bをピッチ0.25mmで平行に形成するとともに、縦0.034mm×横0.034mmの断面形状を有する4本の溝(送信側導波路溝)3Aをピッチ0.25mmで平行に形成した。
また、曲面構造体1の曲面2上に段差ができないように、同一平面から掘り込んで、縦0.050mm×横0.050mmの断面形状を有する受信側導波路溝3B、及び、縦0.034mm×横0.034mmの断面形状を有する送信側導波路溝3Aを形成した。このため、縦0.050mm×横0.050mmの断面形状を有する受信側導波路溝3Bの底は、縦0.034mm×横0.034mmの断面形状を有する送信側導波路溝3Aの底よりも0.016mmだけ深い位置に形成された[図4(A)参照]。
この場合、後述するようにして受信側導波路溝3Bに形成される導波路コア(受信側光導波路7Bのコア)4Bの中心軸(受信側光導波路7Bの中心軸)は、送信側導波路溝3Aに形成される導波路コア(送信側光導波路7Aのコア)4Aの中心軸(送信側光導波路7Aの中心軸)よりも0.008mmだけ深い位置に形成されることになる(図2参照)。また、各光導波路7A,7Bの中心軸の間隔(ピッチ)は、光ファイバアレイ33(ここでは12本の光ファイバ33Aをピッチ0.25mmで備えるファイバアレイ)を構成する各光ファイバ33Aの中心軸の間隔(ピッチ)と一致するように形成されることになる[図4(B)参照]。
さらに、上述のように射出成型によって曲面構造体1を作製する際に、各溝3A,3Bの両端面に外向きに凸の半球面レンズ9A,9Bを同時に形成した[図4(B)参照]。レンズ9A,9Bの直径は0.25mmとし、レンズ9A,9Bと溝3A,3Bの終端との間の距離は0.5mmとし、レンズ9A,9Bの焦点距離(レンズ9A,9Bと光ファイバ33Aとの間の距離)は0.5mmとした[図4(B)参照]。
充填用のコア液(ポリマ液)4には、硬化後の屈折率が1.55となる紫外線硬化型エポキシ樹脂を用いた。
コア液4が充填された溝(導波路溝)3A,3Bの上部を覆うクラッドフィルム5には、ポリオレフィン製で厚さ0.05mmのフィルム(透明フィルム;オレフィンフィルム)を用いた。波長850nmでの屈折率は1.50であった。
これらを用いて、以下のようにして光導波路構造体8のサンプルを作製した。
まず、透明曲面構造体1の曲面2上の溝部分に、定量ディスペンサによって例えば0.1ccのコア液4を滴下した。
次に、その表面にクラッドフィルム5を押し当てながら、溝3A,3Bにコア液4を完全に充填し、同時に溝3A,3B以外の部分のコア液4を排除した。
この状態でコア液4に紫外線を照射して半硬化させた。なお、ここではコア液4を半硬化させるに留めているが、この段階で本硬化させても良い。
そして、これをオーブンに入れて120℃で60分にわたって加熱して、コア液4を本硬化させて、導波路コア4A,4Bを形成した。
このようにして、曲面2上に受信側光導波路7B及び送信側光導波路7Aを備える光導波路構造体8のサンプルを作製した。
具体的には、光ファイバ(受信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸の位置、受信側レンズ9Bの光軸の位置、受信側光導波路7Bのコア4Bの中心軸の位置を合わせるようにして、以下の実施例1、2、比較例1〜3のサンプルを作製した。
まず、実施例1として、図10に示すように、光軸を傾ける手段10として送信側光導波路7Aのコア4Aの終端に傾斜部10A(傾斜角14deg)を設け、この傾斜部10Aにポリオレフィン樹脂(クラッド材料)からなる部分10Bが接しているサンプルを用意した。
ここでは、送信側レンズ9Aの光軸の位置と、光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸の位置とが一致しており、これらと送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸との位置ずれ量を8μmとした。
また、実施例2として、図11に示すように、光軸を傾ける手段10として送信側レンズ9Aの光軸を送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸に対してずらしたサンプルを用意した。
ここでは、送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸と光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸との位置ずれ量を8μmとし、これらの中点付近に送信側レンズ9Aの光軸の位置がくるように、送信側レンズ9Aの光軸と送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸との位置ずれ量を4μmとし、送信側レンズ9Aの光軸と光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸との位置ずれ量を4μmとした。つまり、送信側レンズの光軸(中心軸)を、0.004mmだけ光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸側へずらした。
さらに、比較例1として、光軸を傾ける手段10を設けていないサンプルも用意した。
ここでは、送信側レンズ9Aの光軸の位置と、光ファイバ(送信側光ファイバ)33Aのコアの中心軸の位置とが一致しており、これらと送信側光導波路7Aのコア4Aの中心軸との位置ずれ量を8μm(0.008mm)とした。
また、比較例2、3として、従来構造のサンプルも用意した。つまり、8本の溝のすべてが縦0.050mm×横0.050mmの断面形状を有し、それ以外は同一の透明曲面構造体、及び、8本の溝のすべてが縦0.034mm×横0.034mmの断面形状を有し、それ以外は同一の透明曲面構造体の2種類の透明曲面構造体を用意した。そして、これらの透明曲面構造体のそれぞれに、上述の実施例と同様の方法で、コア液を滴下し、クラッドフィルムで覆いながら溝にコア液を充填した後、コア液を硬化させて、2種類の従来構造のサンプルを作製した。なお、コアが縦0.050mm×横0.050mmの断面形状を有するものを比較例2とし、コアが縦0.034mm×横0.034mmの断面形状を有するものを比較例3とする。
このようにして得られたサンプルを、以下のようにして評価した。
送信側の結合損失の評価は、以下のようにして行なった。
光源として波長850nmの面発光レーザ32Aを用い、この面発光レーザ32Aの発光面32AX(出射径15μm)上に、上述のようにして作製した各サンプルをアライメントして設置し、各サンプルを通過して反対側に出てきた光を、調芯したマルチモード光ファイバ(コア径0.050mm)33Aで受け、光パワーメータで出力を測定した。
受信側の結合損失の評価は、以下のようにして行なった。
波長850nmの外部光源からの光を、マルチモード光ファイバ(コア径0.050mm)を介して、上述のようにして作製した各サンプルの光ファイバ側の端面まで導き、各サンプルを通過して反対側に出てきた光を、調芯したマルチモード光ファイバ(コア径0.10mm)で受け、光パワーメータで出力を測定した。なお、ここでは、結合損失を、より正確に測定するために、フォトディテクタ(受光素子)31Aの受光面31AX(直径0.10mm)と同じ直径のコアを持つ光ファイバで受けて、光パワーメータで出力を測定するようにしている。
この結果、図12に示すように、本実施例1、2のサンプルを用いた場合の送信側の結合損失は、比較例2を用いた場合と比較して、0.9〜1.3dB程度低くなった。また、本実施例1、2のサンプルを用いた場合の受信側の結合損失は、比較例3を用いた場合と比較して、0.5〜0.9dB程度低くなった。また、本実施例1、2のサンプルを用いた場合の送信側の結合損失は、光軸を傾ける手段10を設けなかった場合(比較例1)と比較して、1.0〜1.4dB程度低くなった。このように、本実施例1、2のサンプルを用いることで、受信側及び送信側ともに結合損失を抑えることができることが確認できた。
以下、上述の実施形態に関し、更に、付記を開示する。
(付記1)
光ファイバアレイに含まれる受信用光ファイバと受光デバイスとを接続する受信側光導波路と、
前記受信側光導波路に対して中心軸の位置がずれており、前記光ファイバアレイに含まれる送信用光ファイバと発光デバイスとを接続する送信側光導波路と、
前記送信側光導波路の中心軸から前記送信側光ファイバの中心軸へ向けて光軸を傾ける手段、又は、前記受信用光ファイバの中心軸から前記受信側光導波路の中心軸へ向けて光軸を傾ける手段とを備えることを特徴とする光導波路構造体。
(付記2)
前記光軸を傾ける手段が、前記送信側光導波路のコアの端部に形成された傾斜部と、前記傾斜部に接し、前記コアと屈折率の異なる透明材料からなる部分とから構成されることを特徴とする、付記1記載の光導波路構造体。
(付記3)
前記光軸を傾ける手段が、前記送信側光導波路と前記送信側光ファイバとの間に設けられ、前記送信側光導波路の中心軸の位置に対して光軸の位置がずれている送信側レンズ、又は、前記受信側光導波路と前記受信側光ファイバとの間に設けられ、前記受信側光導波路の中心軸の位置に対して光軸の位置がずれている受信側レンズによって構成されることを特徴とする、付記1又は2に記載の光導波路構造体。
(付記4)
前記光軸を傾ける手段が、前記送信側光導波路と前記送信側光ファイバとの間に設けられ、前記送信側光導波路の中心軸に対して光軸が傾けられている送信側レンズ、又は、前記受信側光導波路と前記受信側光ファイバとの間に設けられ、前記受信側光導波路の中心軸に対して光軸が傾けられている受信側レンズによって構成されていることを特徴とする、付記1又は2に記載の光導波路構造体。
(付記5)
前記送信側光導波路と前記送信側光ファイバとの間に設けられた送信側レンズと、
前記受信側光導波路と前記受信側光ファイバとの間に設けられた受信側レンズとを備え、
前記送信側レンズの光軸と前記受信側レンズの光軸とが同一平面上に位置することを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の光導波路構造体。
(付記6)
前記送信側光導波路と前記送信側光ファイバとの間に設けられた送信側レンズと、
前記受信側光導波路と前記受信側光ファイバとの間に設けられた受信側レンズとを備え、
前記送信側レンズの光軸の位置と前記受信側レンズの光軸の位置とがずれていることを特徴とする、付記1〜4のいずれか1項に記載の光導波路構造体。
(付記7)
前記受信側光導波路のコアの断面積が、前記送信側光導波路のコアの断面積よりも大きいことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の光導波路構造体。
(付記8)
曲面上に形成された異なるサイズの溝を有するクラッド構造体と、
前記溝に形成された導波路コアと、
前記導波路コアを覆うクラッドフィルムとを備え、
前記受信側光導波路及び前記送信側光導波路は、前記クラッド構造体、前記導波路コア及び前記クラッドフィルムによって構成されることを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項に記載の光導波路構造体。
(付記9)
付記1〜8のいずれか1項に記載の光導波路構造体を備えることを特徴とする光モジュール。
(付記10)
光ファイバアレイに含まれる受信用光ファイバと受光デバイスとを接続する受信側光導波路と、前記光ファイバアレイに含まれる送信用光ファイバと発光デバイスとを接続する送信側光導波路とを備える光導波路構造体の製造方法であって、
前記受信側光導波路のコアの断面積が前記送信側光導波路のコアの断面積よりも大きくなり、前記受信側光導波路と前記送信側光導波路とで中心軸の位置がずれるように、曲面上に異なるサイズの溝を有するクラッド構造体を作製する工程と、
前記溝に液状コア材料を充填するとともに、前記溝をクラッドフィルムで覆う工程と、
前記クラッドフィルムによって覆われた状態で前記液状コア材料を硬化させる工程とを含むことを特徴とする光導波路構造体の製造方法。
本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体の構成を示す模式的断面図(光導波路の中心軸方向に沿う断面図)である。 本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体に含まれる光導波路の断面形状(光導波路の中心軸に直交する方向に沿う断面形状)と光ファイバアレイに含まれる光ファイバの断面形状との関係を示す模式的断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体の光軸を傾ける手段の構成を示す模式図(断面図及びレンズが設けられている面を示す図)である。 (A)は、本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体の構成を示す模式的断面図(光導波路の中心軸に直交する方向に沿う断面図)であり、(B)は、本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体の構成を示す模式的断面図(光導波路の中心軸方向に沿う断面図)、及び、光ファイバアレイの構成を示す模式的断面図(光ファイバの中心軸方向に沿う断面図)である。 (A)は、本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体に含まれる光導波路の断面形状(光導波路の中心軸に直交する方向に沿う断面形状)と受光デバイスの受光面形状との関係を示す模式図であり、(B)は、本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体に含まれる光導波路の断面形状(光導波路の中心軸に直交する方向に沿う断面形状)と発光デバイスの発光面形状との関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体を用いた多チャンネル光トランシーバ(光モジュール)を説明するための模式的斜視図である。 (A)〜(D)は、本発明の一実施形態にかかる光導波路構造体の製造方法を説明するための図である。 (A),(B)は、本発明の一実施形態の変形例にかかる光導波路構造体の光軸を傾ける手段の構成を示す模式図(断面図及びレンズが設けられている面を示す図)である。 本発明の一実施形態の他の変形例にかかる光導波路構造体の構成を示す模式的斜視図である。 本発明の実施例1にかかる光導波路構造体のサンプルの構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施例2にかかる光導波路構造体のサンプルの構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施例1、2にかかる光導波路構造体のサンプル、比較例1〜3としてのサンプルのそれぞれの結合損失を測定した結果を示す図である。 (A),(B)は、本発明の課題を説明するための模式的断面図である。 本発明の課題を説明するための模式的断面図である。
符号の説明
1 曲面構造体(クラッド構造体)
2 曲面(凸面)
3A 送信側溝(導波路用溝)
3B 受信側溝(導波路用溝)
4 液状コア材料
4A 送信側導波路コア
4B 受信側導波路コア
5 クラッドフィルム
7A 送信側光導波路(曲線導波路)
7B 受信側光導波路(曲線導波路)
7AX 送信側光導波路(直線導波路)
7BX 受信側光導波路(直線導波路)
8 光導波路構造体(ポリマ光導波路)
9A 送信側レンズ
9B 受信側レンズ
10 光軸を傾ける手段
10A 傾斜部
10B 透明材料部分
11 平面構造体(クラッド構造体)
12 平面
30 プリント基板(回路基板)
31 面型受光素子アレイ(PDアレイチップ)
31A 受光デバイス
31AX 受光面
32 面型発光素子アレイ(VCSELアレイチップ)
32A 発光デバイス
32AX 発光面
33 光ファイバアレイ(リボンファイバ)
33A 光ファイバ
34 光コネクタ
35 ドライバIC
36 レシーバIC

Claims (5)

  1. 光ファイバアレイに含まれる受信光ファイバと受光デバイスとを接続する受信側光導波路と、
    前記受信側光導波路に対してコアサイズが異なり、前記受信側光導波路に対して中心軸の位置が上下にずれており、前記光ファイバアレイに含まれる送信光ファイバと発光デバイスとを接続する送信側光導波路と、
    前記送信側光導波路の中心軸から前記送信側光ファイバの中心軸へ向けて光軸を傾ける手段、又は、前記受信光ファイバの中心軸から前記受信側光導波路の中心軸へ向けて光軸を傾ける手段とを備えることを特徴とする光導波路構造体。
  2. 前記光軸を傾ける手段が、前記送信側光導波路のコアの端部に形成された傾斜部と、前記傾斜部に接し、前記コアと屈折率の異なる透明材料からなる部分とから構成されることを特徴とする、請求項1記載の光導波路構造体。
  3. 前記光軸を傾ける手段が、前記送信側光導波路と前記送信側光ファイバとの間に設けられ、前記送信側光導波路の中心軸の位置に対して光軸の位置がずれている送信側レンズ、又は、前記受信側光導波路と前記受信側光ファイバとの間に設けられ、前記受信側光導波路の中心軸の位置に対して光軸の位置がずれている受信側レンズによって構成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光導波路構造体。
  4. 前記光軸を傾ける手段が、前記送信側光導波路と前記送信側光ファイバとの間に設けられ、前記送信側光導波路の中心軸に対して光軸が傾けられている送信側レンズ、又は、前記受信側光導波路と前記受信側光ファイバとの間に設けられ、前記受信側光導波路の中心軸に対して光軸が傾けられている受信側レンズによって構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光導波路構造体。
  5. 前記受信側光導波路のコアの断面積が、前記送信側光導波路のコアの断面積よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光導波路構造体。
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