JP5056447B2 - ターボ圧縮機及び冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボ圧縮機及び冷凍機に関する。
ターボ圧縮機において、ディフューザ流路の断面積を変化させる可変ディフューザが知られている。例えば、特許文献1には、ディフューザ流路に配置される環状部材(ディフューザリング)を3点支持するとともに、環状部材を位置調節するための駆動力を伝達手段を介して周方向に伝達する機構が開示されている。
特開2007−211716号公報
環状部材を備える可変ディフューザでは、環状部材の前面(径方向内側面)と背面(径方向外側面)との間の圧力差等に起因した軸方向の力が環状部材に作用する。
駆動力の伝達手段として周方向全体に張設された線状部材を有する上記特許文献1においては、環状部材に作用する力の一部が線状部材に伝わり、伝達手段あるいは位置調節手段における部材の姿勢が不安定になる場合がある。
また、周つながりを有する伝達手段においては、ある区間の引張状態の調整がその両隣の区間に影響する。これは、ある区間の調整の影響がすべての区間に及ぶ可能性があることを意味する。こうした伝達手段の調整は煩雑である。
本発明は、ディフューザ流路に配される環状部材の位置を安定的に変化させることが可能なターボ圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の態様は、インペラの軸方向に互いに離間しかつその間にディフューザ流路が形成される第1及び第2壁と、少なくとも一部が前記ディフューザ流路に配置可能な環状部材と、前記環状部材を支持しかつ前記第1壁又は前記第2壁からの前記環状部材の高さを調節する位置調節装置とを備えるターボ圧縮機を提供する。前記位置調節装置は、前記環状部材につながったロッドを各々が有しかつ前記環状部材の周方向に互いに離間して配置された複数のレバー機構と、前記複数のレバー機構の少なくとも1つが受けた駆動力を他のレバー機構に伝達する伝達機構とを有する。伝達機構は、開放区間が部分的に設けられた周つながりの関係を有する。
この態様によれば、ディフューザ流路における環状部材の位置(高さ)が位置調節装置によって調節される。位置調節装置において、伝達機構を介して複数のレバー機構に駆動力が伝達され、適切に分配された駆動力によって環状部材の位置が変化する。また、伝達機構の周つながりが部分的な開放区間を有するから、その開放区間で伝達機構における力の一部が開放される。また、この態様によれば、伝達機構の調整が比較的容易である。すなわち、伝達機構における、ある区間の調整の影響が少なくとも開放区間で開放可能である。
本発明の別の態様は、上記のターボ圧縮機を備える冷凍機を提供する。
この態様によれば、安定したディフューザ効果が得られることから、信頼性の向上が図られる。
本発明によれば、伝達機構あるいはレバー機構における部材の姿勢が安定的に維持される結果、ディフューザ流路に配される環状部材の位置を安定的に変化させることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るターボ圧縮機及び冷凍機の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、ターボ冷凍機S1(冷凍機)の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態において、ターボ冷凍機S1は、例えば空調用の冷却水を生成するためにビルや工場に設置されるものであり、図1に示すように、凝縮器1と、エコノマイザ2と、蒸発器3と、ターボ圧縮機4とを備えている。
凝縮器1において、気体状態で圧縮された冷媒(作動流体)である圧縮冷媒ガスX1が液化して冷媒液X2となる。凝縮器1は、図1に示すように、圧縮冷媒ガスX1が流れる流路R1を介してターボ圧縮機4と流体的につながり、冷媒液X2が流れる流路R2を介してエコノマイザ2と流体的につながる。流路R2には、冷媒液X2を減圧するための膨張弁5が設置されている。
エコノマイザ2は、膨張弁5にて減圧された冷媒液X2を一時的に貯留する。このエコノマイザ2は、冷媒液X2が流れる流路R3を介して蒸発器3と流体的につながり、エコノマイザ2にて生じた冷媒の気相成分X3が流れる流路R4を介してターボ圧縮機4と流体的につながる。流路R3には、冷媒液X2をさらに減圧するための膨張弁6が設置されている。流路R4は、ターボ圧縮機4が備える後述する第2圧縮段22に気相成分X3を供給するようにターボ圧縮機4と流体的に接続されている。
蒸発器3において、冷媒液X2の蒸発に伴って、気化熱に相当する熱が水等の冷却対象物から奪われ、その冷却対象物が冷却される。蒸発器3は、蒸発した冷媒ガスX4が流れる流路R5を介してターボ圧縮機4と流体的につながる。流路R5は、ターボ圧縮機4が備える後述する第1圧縮段21と流体的に接続されている。
ターボ圧縮機4は、冷媒ガスX4を圧縮して上記圧縮冷媒ガスX1とする。このターボ圧縮機4は、上述のように圧縮冷媒ガスX1が流れる流路R1を介して凝縮器1と流体的につながり、冷媒ガスX4が流れる流路R5を介して蒸発器3と流体的につながる。
このように構成されたターボ冷凍機S1において、流路R1を介して凝縮器1に供給された圧縮冷媒ガスX1は、液化冷却されて冷媒液X2とされる。冷媒液X2は、膨張弁5によって減圧され、流路R2を介してエコノマイザ2に供給される。減圧された冷媒液X2は、エコノマイザ2において一時的に貯留される。エコノマイザからの冷媒液X2は、膨張弁6によってさらに減圧され、流路R3を介して蒸発器3に供給される。
蒸発器3に供給された冷媒液X2は、蒸発して冷媒ガスX4となる。その冷媒ガスX4は、流路R5を介してターボ圧縮機4に供給される。冷媒ガスX4は、ターボ圧縮機4によって圧縮されて圧縮冷媒ガスX1とされ、再び流路R1を介して凝縮器1に供給される。
エコノマイザ2に貯留されている冷媒液X2から発生した気相成分X3は、流路R4を介してターボ圧縮機4に供給される。その気相成分X3は、冷媒ガスX4と共に圧縮されて圧縮冷媒ガスX1として流路R1を介して凝縮器1に供給される。このようなターボ冷凍機S1では、蒸発器3にて冷媒液X2が蒸発する際に、冷却対象物から熱を奪うことによって、冷却対象物を冷却あるいは冷凍する。
次に、ターボ圧縮機4についてより詳細に説明する。
図2は、ターボ圧縮機4の水平断面図である。図3はターボ圧縮機4の垂直断面図である。図4は、ターボ圧縮機4が備える圧縮ユニット20を拡大した垂直断面図である。
本実施形態において、ターボ圧縮機4は、図2〜図4に示すように、モータユニット10と、圧縮ユニット20と、ギアユニット30とを備える。
モータユニット10は、出力軸11を有すると共に圧縮ユニット20を駆動させるための駆動源となるモータ12と、モータ12を囲むと共にモータ12を支持するモータハウジング13とを備えている。モータ12の出力軸11は、モータハウジング13に固定される第1軸受14と第2軸受15とによって回転可能に支持されている。モータハウジング13は、ターボ圧縮機4を支持する脚部13aを備えている。脚部13aの内部は、中空とされており、そのスペースは、ターボ圧縮機4の摺動部位に供給された潤滑油の回収用の油タンク40として用いられる。
圧縮ユニット20は、冷媒ガスX4(図1参照)を吸入して圧縮する第1圧縮段21(圧縮手段)と、第1圧縮段21にて圧縮された冷媒ガスX4をさらに圧縮して圧縮冷媒ガスX1(図1参照)として排出する第2圧縮段22(圧縮手段)とを備えている。
第1圧縮段21は、スラスト方向(軸方向)に沿って供給される冷媒ガスX4に速度エネルギを付与してその冷媒ガスX4をラジアル方向に導く第1インペラ21aと、第1インペラ21aによって冷媒ガスX4に付与された速度エネルギが圧力エネルギに変換されるディフューザ流路を有する第1ディフューザ21bと、第1ディフューザ21bで圧縮された冷媒ガスX4を第1圧縮段21の外部に導出する第1スクロール室21cと、冷媒ガスX4を吸入して第1インペラ21aに導く吸入口21dとを備えている。第1ディフューザ21b、第1スクロール室21c、及び吸入口21dの少なくとも一部は、第1インペラ21aを囲う第1ハウジング21eによって形成されている。
第1インペラ21aは、回転軸23に固定される。回転軸23がモータ12の出力軸11から回転動力を伝達されて回転すると、第1インペラ21aが回転駆動される。
第1ディフューザ21bは、第1インペラ21aを囲む環状を有するディフューザ流路を有する。本実施形態において、第1ディフューザ21bは、冷媒ガスX4の旋回速度を低減させて速度エネルギを効率的に圧力エネルギに変換する複数のディフューザベーン21fを備えるベーン付ディフューザである。
第1圧縮段21の吸入口21dには、第1圧縮段21の吸入流量を制御するための複数のインレットガイドベーン21gが設置されている。各インレットガイドベーン21gは、第1ハウジング21eに固定された駆動機構21hによって配設角度が変更される。インレットガイドベーン21gの配設角度に応じて、冷媒ガスX4の流れ方向からの見かけ上の面積(実質的な流路断面積)が変更可能である。
第2圧縮段22は、第1圧縮段21からの冷媒ガスX4に速度エネルギを付与してラジアル方向に導く第2インペラ22aと、第2インペラ22aによって冷媒ガスX4に付与された速度エネルギが圧力エネルギに変換されるディフューザ流路を有する第2ディフューザ22bと、第2ディフューザ22bで圧縮された圧縮冷媒ガスX1を第2圧縮段22の外部に導出する第2スクロール室22cと、第1圧縮段21で圧縮された冷媒ガスX4を第2インペラ22aに導く導入スクロール室22dとを備えている。第2ディフューザ22b、第2スクロール室22c及び導入スクロール室22dの少なくとも一部は、第2インペラ22aを囲う第2ハウジング22eによって形成されている。
第2インペラ22aは、第1インペラ21aと背面合わせに配置され、上記回転軸23に固定される。回転軸23がモータ12の出力軸11から回転動力を伝達されて回転すると、第2インペラ22aも回転駆動される。他の実施形態において、第1インペラ21aと第2インペラ22aとが背面合わせ以外の位置関係にできる。
第2ディフューザ22bは、第2インペラ22aを囲む環状を有するディフューザ流路を有する。本実施形態において、第2ディフューザ22bは、ディフューザベーンを備えないベーンレスディフューザである。また、本実施形態において、第2ディフューザ22bは、ディフューザリング500及び位置調節装置510を有し、ディフューザ流路の実質的な断面積が可変である。ディフューザリング500及びその位置調節装置510については後述する。
第2スクロール室22cは、流路R1と流体的に接続されており、第2圧縮段22からの圧縮冷媒ガスX1を流路R1を介して凝縮器1に供給する。
第1圧縮段21の第1スクロール室21cと、第2圧縮段22の導入スクロール室22dとは、第1圧縮段21及び第2圧縮段22とは別体で設けられる外部配管(不図示)を介して接続されている。第1圧縮段21にて圧縮された冷媒ガスX4が、この外部配管を介して、第2圧縮段22に供給される。また、この外部配管には、上述の流路R4(図1参照)が流体的に接続されている。エコノマイザ2にて発生した冷媒の気相成分X3がこの外部配管を介して第2圧縮段22に供給される。
回転軸23は、第1圧縮段21と第2圧縮段22との間の空間50において第2圧縮段22の第2ハウジング22eに固定される第3軸受24と、モータユニット10側において第2ハウジング22eに固定される第4軸受25とによって回転可能に支持されている。
ギアユニット30は、モータユニット10のモータハウジング13と圧縮機ユニット20の第2ハウジング22eとによって形成される空間60に収納され、モータ12の出力軸11の回転動力を回転軸23に伝達する。ギアユニット30は、モータ12の出力軸11に固定される大径歯車31と、回転軸23に固定されると共に大径歯車31と噛み合う小径歯車32とを有する。ギアユニット30において、モータ12の出力軸11の回転動力が回転軸23に伝達されるとともに、出力軸11の回転数に対して回転軸23の回転数が増加する。
本実施形態において、ターボ圧縮機4は、軸受(第1軸受14,第2軸受15,第3軸受24,第4軸受25)、インペラ(第1インペラ21a,第2インペラ22a)とハウジング(第1ハウジング21e,第2ハウジング22e)との間、及びギアユニット30等の摺動部位に油タンク40に貯留された潤滑油を供給する潤滑油供給装置70を備えている。なお、図面において潤滑油供給装置70は、一部のみが示されている。第3軸受24が配置される空間50は、第2ハウジング22eに形成された貫通孔80を介して、ギアユニット30が収納される空間60に流体的につながる。さらに、空間60は、油タンク40に流体的につながる。空間50,60に供給されかつ摺動部位から回収された潤滑油は、油タンク40に送られる。
次に、このように構成されたターボ圧縮機4の動作について説明する。
潤滑油供給装置70によってターボ圧縮機4の摺動部位に油タンク40から潤滑油が供給された後、モータ12が駆動される。モータ12の出力軸11の回転動力がギアユニット30を介して回転軸23に伝達され、圧縮機ユニット20の第1インペラ21aと第2インペラ22aとが回転駆動される。
第1インペラ21aが回転すると、第1圧縮段21の吸入口21dが負圧状態となり、流路R5からの冷媒ガスX4が吸入口21dを介して第1圧縮段21に流入する。
第1圧縮段21において、冷媒ガスX4は、スラスト方向(軸方向)に沿って第1インペラ21aに流入する。第1インペラ21aによって速度エネルギを付与された冷媒ガスX4は、ラジアル方向に沿って第1インペラ21aから排出される。
第1ディフューザ21bにおいて、冷媒ガスX4の速度エネルギが圧力エネルギに変換され、冷媒ガスX4が圧縮される。本実施形態において、冷媒ガスX4がディフューザベーン21fにぶつかることによって冷媒ガスX4の旋回速度が急激に減少され、速度エネルギが高効率で圧力エネルギに変換される。第1ディフューザ21bから排出された冷媒ガスX4は、第1スクロール室21cを介して第1圧縮段21の外部に導出され、外部配管を介して第2圧縮段22に供給される。
第2圧縮段22において、第1圧縮段21からの冷媒ガスX4は、導入スクロール室22dを介して、スラスト方向(軸方向)に沿って第2インペラ22aに流入する。第2インペラ22aによって速度エネルギを付与された冷媒ガスX4は、ラジアル方向に沿って第2インペラ22aから排出される。
第2ディフューザ22bにおいて、冷媒ガスX4の速度エネルギが圧力エネルギに変換され、冷媒ガスX4が圧縮される。本実施形態において、第2ディフューザ22bがベーンレスであるため、冷媒ガスX4がディフューザベーンにぶつかることによって生じる振動の発生がない。第2ディフューザ22bから排出された圧縮冷媒ガスX1は、第2スクロール室22cを介して第2圧縮段22の外部に導出される。
第2圧縮段22からの圧縮冷媒ガスX1は、流路R1を介して凝縮器1に供給される。本実施形態において、第2ディフューザ22bにおける振動が低減されるから、凝縮器1の内部において反響した強い振動音が発生することが防止される。
次に、第2ディフューザ22bの可変機構について詳しく説明する。
図4に示すターボ圧縮機4において、流体の吸い込み流量が変化すると、十分なディフューザ効果が得られなくなる場合がある。吸い込み流量は、例えば、モータ12の出力速度、すなわち、回転軸23の回転速度を変化させることで変化可能である。あるいは、吸い込み流量は、例えば、インレットガイドベーン21gの配設角度を制御することで変化可能である。吸い込み流量が変化すると、例えば、第1インペラ21aから吹き出す流体の流れ方向と第1ディフューザ21bの流路の途中又は出口付近に設けられたディフューザベーン21fの配設方向とが一致しなくなるなどにより、十分なディフューザ効果が得られなくなる可能性がある。
本実施形態において、冷媒ガス(流体)の吸い込み流量等に応じて、ディフューザ流路の幅(流路断面積)を調節するための可変機構がターボ圧縮機4に組み込まれている。本実施形態において、可変ディフューザは、第2ディフューザ22bに設けれている。他の実施形態において、可変ディフューザを第1ディフューザ21bに設けてもよく、第1及び第2ディフューザ21b及び22bの双方に設けてもよい。
図5は、第2ディフューザ22bにおけるディフューザ流路600を示す模式的な断面図である。図5において、ターボ圧縮機4は、第2インペラ22aの軸方向に互いに離間した第1及び第2壁611,612と、ディフューザリング500と、位置調節装置510とを備える。第1及び第2壁611,612は、第2インペラ22aのラジアル方向に少なくとも延びる。本実施形態において、第1壁611と第2壁612とを実質的に平行に配置することができる。他の実施形態において、第1壁611の少なくとも一部が第2壁612と実質的に非平行であってもよく、又は第2壁612の少なくとも一部が第1壁611と実質的に非平行であってもよい。
第1及び第2壁611,612に挟まれたディフューザ流路600の全体形状は、第2インペラ22aを囲む環状を有する。第2インペラ22aで圧縮された流体は、環状のディフューザ流路600を少なくともラジアル方向(径方向外方)に流れる。
本実施形態において、ディフューザリング500の全体形状は、第2インペラ22a又はディフューザ流路600と同心の環状を有する。第1壁611には、ディフューザリング500が収容される環状の溝502が設けられている。本実施形態において、ディフューザリング500は、ディフューザ流路600に対して進退自在である。位置調節装置510は、ディフューザリング500を支持しかつ第1壁611からのディフューザリング500の高さ(突出高さ、突出量)を調節する。本実施形態において、ディフューザリング500の突出高さを実質的にゼロにすることもできる。
ディフューザリング500の配設位置において、ディフューザリング500の突出高さに応じてディフューザ流路600の断面積(ディフューザ流路600の幅)が変化する。本実施形態において、第1ディフューザ21bの流路と組み合わせて好ましいディフューザ効果が得られるように、位置調節装置510を用いて、ターボ圧縮機4における吸い込み流量などに応じたディフューザリング500の最適な突出高さが設定される。
位置調節装置510には、位置調節用の駆動力が駆動シャフト512を介して外部から供給される。本実施形態において、駆動シャフト512は、位置調節装置510に接続された端部とは反対側の端部に取り付けられた不図示のノブを有する。ターボ圧縮機4の外部から手動で駆動シャフト512を回転させることにより、位置調節装置510に駆動力が供給される。他の実施形態において、駆動シャフト512は、サーボモータ等のモータの出力シャフトに接続できる。モータはターボ圧縮機4の内部に設置してもよく、外部に設置してもよい。この場合、モータを介して、駆動力の供給タイミング及び供給量が制御可能である。
図6は、ディフューザリング500を示す模式的な斜視図である。本実施形態において、図6に示すように、ディフューザリング500の軸方向の長さ(軸方向の幅)は、ラジアル方向のそれ(ラジアル幅、ディフューザリング500の厚み)に比べて長い。他の実施形態において、ディフューザリング500の軸方向の長さは、ラジアル方向のそれに比べて実質的に同じ又は短くできる。
図6において、ディフューザリング500に、3つのロッド515が取り付けられている。3つのロッド515は、ディフューザリング500の周方向に実質的に等間隔で離間している。ボルト等を介して各ロッド515の1つの端部がディフューザリング500に固定される。ロッド515の軸方向の動きに伴い、ディフューザリング500が軸方向に動く。本実施形態において、ディフューザリング500の内周面にロッド515の端部が固定されている。他の実施形態において、ディフューザリング500の他の適切な箇所にロッド515を固定してもよい。また、他の実施形態において、ロッド515の数は、2、4、5、6、7、8、9、又は10以上にできる。ロッド515の数が3であると、ディフューザリング500の傾き調整が比較的容易である。
図7は、位置調節装置510を示す平面図、図8は、図7に示されるA−B−C−D−E−Fのラインに沿ったケーシング501及び位置調節装置を示す断面図である。
図7及び図8において、位置調節装置510は、前記ロッド515を各々が有しかつ周方向に互いに離間して配置された3つのレバー機構520A,520B,520Cと、3つのレバー機構520A,520B,520Cの少なくとも1つが受けた駆動力を他のレバー機構に伝達する伝達機構540とを有する。本実施形態において、1つのレバー機構520Aに駆動シャフト512からの駆動力が伝達される。伝達機構540は、レバー機構520Aが受けた駆動力を他のレバー機構520B,520Cに伝達する。
図9A及び図9Bは、レバー機構520Aを示す模式的な正面図である。他のレバー機構520B,520Cについてもレバー機構520Aと同様の構成を有することができる。
図9A及び図9Bにおいて、レバー機構520Aは、前記ロッド515、ブッシュ517、連結軸524、揺動レバー530、及び連結軸532を有する。ケーシング501に設けられた孔504にブッシュ517及びロッド515が挿入される。ロッド515の軸方向の動きが、ブッシュ517に案内される。
連結軸524は、揺動レバー530を揺動自在にケーシング501に連結する。揺動レバー530は、連結軸524の軸心(支点522)を中心に、揺動することができる。
本実施形態において、レバー機構520Aの揺動レバー530に駆動シャフト512が接続される。具体的には、駆動シャフト512の一端が揺動レバー530に固定され、駆動シャフト512の軸心は、揺動レバー530の支点(連結軸524の軸心)と一致する。駆動シャフト512が回動すると、揺動レバー530の配設角度が支点522を中心に変化する。
連結軸532は、揺動レバー530とロッド515とを連結するとともに、揺動レバー530の揺動運動を軸方向に沿った直線運動に変換する。連結軸532の軸心は、揺動レバー530の揺動中心(連結軸524の軸心)の側方に配置される。すなわち、ロッド515の移動方向と直交する方向に沿った揺動中心の側方に連結軸532の軸心が位置する。揺動レバー530には、連結軸532が挿入されかつ連結軸532と揺動中心との距離の変化を許容する溝531が設けられている。揺動レバー530の揺動に伴い、連結軸532及びロッド515が軸方向に沿って直線運動し、その結果、第1壁611からのディフューザリング500の突出高さが変化する。
図9A及び図9Bに示すように、伝達機構540の伝達レバー550も揺動レバー530に連結される。連結軸552は、揺動レバー530と伝達レバー550とを連結する。連結軸552の軸心は、揺動中心(連結軸524の軸心)に対してロッド515の移動方向に向いた側に位置する。伝達レバー550は、ロッド515の移動方向(ロッド515の延在方向)と直交する方向に少なくとも延びる。揺動レバー530の揺動に伴い、伝達レバー550の軸心(連結軸552)が支点522(連結軸524の軸心)を中心に揺動する。また、揺動レバー530の揺動に伴い、伝達レバー550に対する揺動レバー530の配設角度が連結軸552を介して変化するとともに、伝達レバー550の位置がシフトする。
図7に戻り、伝達機構540は、前記伝達レバー550を3つ有する。すなわち、伝達機構540は、レバー機構520A,520B,520Cにそれぞれ連結された3つの伝達レバー550を有する。さらに伝達機構540は、6つのリレー部材560と、2つの可変ジョイント570とを有する。
本実施形態において、図7に示すように、6つのリレー部材560は、ディフューザリング500の周方向に沿って約60°ピッチで配置されている。また、ディフューザリング500の周方向に沿って伝達レバー550と可変ジョイント570が交互に配置されている。各伝達レバー550の一端部が1つのリレー部材560に連結され、他端部が隣のリレー部材560に連結される。また、各可変ジョイント570の一端部が1つのリレー部材560に連結され、他端部が隣のリレー部材560に連結される。
各リレー部材560は、ケーシング501に取り付けられ、各軸心562を中心に揺動自在である。リレー部材560に連結された伝達レバー550及び可変ジョイント570の軸(長軸)は、ディフューザリング500の接線方向に少なくとも延びる。
図10に示すように、レバー機構520Aに対して駆動力が駆動シャフト512を介して供給されると、ディフューザリング500の接線方向に沿った伝達レバー550の位置が少なくともシフトする。ディフューザリング500の径方向に沿った伝達レバー550の変位はレバー機構520Aの連結軸552(図9参照)等によって許容される。伝達レバー550の動きに伴い、その伝達レバー550に連結された2つのリレー部材560が揺動する。また、そのうちの1つのリレー部材560に連結された可変ジョイント570が動く。
図7に戻り、伝達機構540において、レバー機構520Aに対応する伝達レバー550が動くと、リレー部材560及び可変ジョイント570を介して、レバー機構520B及び520Cにそれぞれ対応する伝達レバー550が同期的に動く。すなわち、本実施形態において、伝達機構540は、実質的に周つながりの関係を構成する複数の連結手段(3つの伝達レバー550、6つのリレー部材560、2つの可変ジョイント570)を有する。
レバー機構520Aが受けた駆動力が隣のレバー機構520Bに伝わり、さらに隣のレバー機構520Cに伝わる。すなわち、1つのレバー機構520Aが受けた駆動力が伝達機構540を介して他のレバー機構520B,520Cに伝達される。その結果、周方向に互いに離間して配置されたレバー機構520A,520B,520Cが実質的に同時に動く。各レバー機構520B,520Cにおいて、伝達レバー550の動きに伴い、揺動レバー530が揺動するとともに、ロッド515が軸方向に直線運動する。このとき、各レバー機構520A,520B,520Cのロッド515が同期的に軸方向に移動し、ディフューザリング500の軸方向の位置(突出高さ)が変化する。すなわち、位置調節装置510は、3つのレバー機構520A,520B,520Cに適切に分配された駆動力によって、ディフューザリング500の位置を安定的に変化させることができる。
本実施形態において、レバー機構520Aとレバー機構520Bとは互いに隣り合う関係にある。レバー機構520Aに対応する伝達レバー550とレバー機構520Bに対応する伝達レバー550との間には、それらを連結する可変ジョイント570が配置されている。同様に、レバー機構520Bとレバー機構520Cとは互いに隣り合う関係にある。レバー機構520Bに対応する伝達レバー550とレバー機構520Cに対応する伝達レバー550との間には、それらを連結する可変ジョイント570が配置されている。
レバー機構520Cとレバー機構520Aとも、互いに隣り合う関係にある。しかしながら、レバー機構520Aに対応する伝達レバー550とレバー機構520Bに対応する伝達レバー550との間には連結手段が配置されていない。
このように、本実施形態において、レバー機構520Cとレバー機構520Aとの間に、周つながりの開放区間580が部分的に設けられている。これは、位置調節装置510における部材姿勢の安定性、及びテンション調整の容易さ等の点で有利である。
ここで、図7において、第2インペラ22aからの流体がディフューザ流路600を流れると、ディフューザリング500の前面(径方向内側面)と背面(径方向外側面)との間の圧力差等に起因した軸方向の力がディフューザリング500に作用する。ディフューザリング500に作用する軸方向の力は、通常、ディフューザ流路600に向けてディフューザリング500が持ち上げられる方向である。
流体流れに起因するこの軸方向の力は、図9A及び9Bにおいて、レバー機構520Aの揺動レバー530及び伝達機構540の伝達レバー550に伝わる。伝達レバー550には、ディフューザリング500の接線方向に沿った応力が働く。
図7において、他のレバー機構520B,520Cに対応する伝達レバー550にも同様に、流体流れに起因する応力が働く。3つの伝達レバー550に働く応力の向きは、伝達機構540の周つながりにおける互いに同じ向きである。本実施形態において、レバー機構520Aに対応する伝達レバー550に働く応力の向きは、周つながりにおけるレバー機構520Aからレバー機構520Bに向かう向きである。すなわち、3つの伝達レバー550に働く応力の向きはすべて、周つながりにおけるレバー機構520Aからレバー機構520Cに向かう向き(図7における左周り)である。他の実施形態において、3つの伝達レバー550に働く応力の向きがすべて、周つながりにおけるレバー機構520Cからレバー機構520Aに向かう向き(図7における右周り)にすることもできる。
伝達機構540において、周つながりの関係を構成する複数の連結手段(3つの伝達レバー550、6つのリレー部材560、2つの可変ジョイント570)に、流体流れに基づく、周つながりにおける同じ向きに沿って応力が働く。伝達機構540に作用する流体流れに基づく力の向きが伝達機構540の全体で一様であることにより、伝達機構540に連結された3つのレバー機構520A,520B,520Cの姿勢が安定的に維持される。
本実施形態において、周つながりにおけるレバー機構520Aからレバー機構520Cに向かう向きに沿った力の伝達は、レバー機構520Cに対応する伝達レバー550で途切れる。すなわち、伝達機構540において、周つながりにおける一つの向きに沿った力の伝達が開放区間580で開放される。レバー機構520Cとレバー機構520Aとの間に設けられた伝達機構540における周つながりの開放区間580は、伝達機構540に作用する応力の向きの一様性に貢献する。仮に、伝達機構540の周つながりに部分的な開放区間がなく、周つながりが完全に閉じた系である場合、伝達機構540及び/又はレバー機構520A,520B,520C内の少なくとも一部に姿勢のねじれを生じさせる可能性がある。
本実施形態において、開放区間580における力の解放によって、伝達機構540及びレバー機構520A,520B,520Cにおける部材の姿勢が安定的に維持される。その結果、位置調節装置510は、ディフューザリング500の高さ位置を安定的に変化させることができる。
また、図7において、伝達機構540の周つながりの張り(テンション)の調整は、2つの可変ジョイント570を用いて行うことができる。例えば、レバー機構520Aとレバー機構520Bとの間の可変ジョイント570の軸長さを先に調整し、その後、レバー機構520Bとレバー機構520Cとの間の可変ジョイント570の軸長さを調整する。一方の可変ジョイント570の軸長さの調整の影響は、伝達レバー550及びリレー部材560等を介して、他方の可変ジョイント570に伝わる。
本実施形態において、可変ジョイント570を用いた調整の影響の伝達は開放区間580で途切れる。仮に、伝達機構540の周つながりに部分的な開放区間がなく、周つながりが完全に閉じた系である場合、1つの可変ジョイント570の軸長さを調整すると、その影響が途切れることなくその可変ジョイント570自身にも及ぶ。可変ジョイント570での調整の影響が周つながりの開放区間580で開放されることにより、容易かつ精密な調整作業が実施可能である。
本実施形態において、開放区間580は、駆動力を受けるレバー機構520Aに隣接する。これは、伝達機構540に作用する応力の向きの一様性に貢献する。周つながりの関係において、力の向きが一方向で安定していることにより、位置調節装置510のスムーズな動きが導かれる。
他の実施形態において、周つながりにおける開放区間を駆動力を受けるレバー機構から離れた位置に設けることもできる。この場合、駆動力を受けるレバー機構に隣接する一方のレバー機構と、隣接する他方のレバー機構との間でレバー機構の構成が異なっていてもよい。
また、他の実施形態において、周つながりの関係を構成する連結手段の一部として、線状部材(ワイヤ)を用いることもできる。線状部材を用いた場合であっても、周つながりに部分的な開放区間を設けることにより、位置調節装置における部材姿勢の安定性、及びテンション調整の容易さ等の利点を得ることができる。
なお、他の実施形態において、上記の可変ディフューザ(ディフューザリング500、位置調節装置510)を単段のターボ圧縮機に適用することもできる。あるいは、他の実施形態において、ターボ圧縮機の段数は、3、4、5、6、7、8、9、又は10以上にできる。
また、他の実施形態において、上記の可変ディフューザをベーン付きディフューザに適用することも可能である。
また、他の実施形態において、上記のターボ圧縮機を家庭用や業務用の冷蔵庫あるいは冷凍庫や、家庭用の空調装置に適用することも可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。上記説明において使用した数値は一例であって、本発明はこれに限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の請求の範囲によってのみ限定される。
ターボ冷凍機の概略構成を示すブロック図である。 ターボ冷凍機が備えるターボ圧縮機の水平断面図である。 ターボ冷凍機が備えるターボ圧縮機の垂直断面図である。 図3の要部拡大図である。 ディフューザ流路を示す模式的な断面図である。 ディフューザリングを示す模式的な斜視図である。 位置調節装置を示す平面図である。 図7に示されるA−B−C−D−E−Fのラインに沿ったケーシング及び位置調節装置を示す断面図である。 レバー機構を示す模式的な正面図である。 レバー機構を示す模式的な正面図である。 レバー機構の動きを説明するための図である。
符号の説明
S1……冷凍機、1……凝縮器、3……蒸発器、4……ターボ圧縮機、21……第1圧縮段(圧縮手段)、21a……第1インペラ、21b……第1ディフューザ、21f……ディフューザベーン、22……第2圧縮段、22a……第2インペラ、22b……第2ディフューザ、100……第1圧縮段、X1……圧縮冷媒ガス、X2……冷媒液、X3……気相成分、X4……冷媒ガス、500……ディフューザリング、501……ケーシング、510……位置調節装置、512……駆動シャフト、515……ロッド、520A,520B,520C……レバー機構、522……支点、530……揺動レバー、540……伝達機構、550……伝達レバー、560……リレー部材、570……可変ジョイント、580……開放区間、600……ディフューザ流路、612……第1壁、612……第2壁。

Claims (4)

  1. ターボ圧縮機であって、
    インペラの軸方向に互いに離間しかつその間にディフューザ流路が形成される第1及び第2壁と、
    少なくとも一部が前記ディフューザ流路に配置可能な環状部材と、
    前記環状部材を支持しかつ前記第1壁又は前記第2壁からの前記環状部材の高さを調節する位置調節装置と、を備え、
    前記位置調節装置は、
    前記環状部材につながったロッドを各々が有しかつ前記環状部材の周方向に互いに離間して配置された複数のレバー機構と、
    前記複数のレバー機構の少なくとも1つが受けた駆動力を他のレバー機構に伝達するとともに、開放区間が部分的に設けられた周つながりの関係を有する伝達機構と、
    を有することを特徴とするターボ圧縮機。
  2. 前記開放区間は、前記複数のレバー機構のうちの前記駆動力を受ける1つに隣接することを特徴とする請求項1に記載のターボ圧縮機。
  3. 前記複数のレバー機構から前記伝達機構に伝わる、前記ディフューザ流路内の流体流れに基づく前記周つながりに沿った力の向きが、前記複数のレバー機構の間で同じであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のターボ圧縮機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のターボ圧縮機を備えることを特徴とする冷凍機。
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