JP5056436B2 - 三次元地図生成装置、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、三次元地図生成装置、及びプログラムに関する。
従来、対象物が撮影された画像から、この対象物の三次元空間における三次元の形状を特徴点の三次元の位置を推定することにより生成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−115420号公報
しかしながら、特許文献1に技術では、特徴点に基づいて三次元形状を推定し生成しているため、ノイズの影響を受けやすく、生成された三次元形状の大きさや位置などの精度が低い場合がある、という問題がある。
本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、対象物の三次元の形状を生成するために用いられる精度が高い三次元位置座標を生成することができる三次元地図生成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の三次元地図生成装置は、異なる複数の撮影位置の各々から対象物を撮影することにより、撮影位置の各々に応じた画像の各々を表す画像データを取得する取得手段と、前記画像データに基づいて、前記画像の各々における直線エッジを抽出する抽出手段と、前記画像の各々における同一の直線エッジを同一直線エッジとして対応付ける対応処理手段と、前記複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、前記三次元位置座標で表された直線エッジを前記画像の各々に投影し、前記抽出された直線エッジを構成する画素の各々と前記投影された直線エッジとの距離の和、または前記投影された直線エッジを構成する画素の各々と前記抽出された直線エッジとの距離の和を前記画像の各々について加算した総和が最小となるように、前記三次元位置座標を変更して前記画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった前記三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定する推定手段と、前記推定手段で推定された三次元位置座標を、三次元地図情報として記憶手段に記憶するように制御する制御手段とを含んで構成されている。
本発明の三次元地図生成装置によれば、複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、三次元位置座標で表された直線エッジを画像の各々に投影し、抽出された直線エッジを構成する画素の各々と投影された直線エッジとの距離の和、または投影された直線エッジを構成する画素の各々と抽出された直線エッジとの距離の和を画像の各々について加算した総和が最小となるように、三次元位置座標を変更して画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定するので、精度の高い三次元位置座標を推定することができる。そして、この精度の高い三次元位置座標が、三次元地図情報として記憶手段に記憶される。この記憶された三次元地図情報は、上記で説明したように三次元位置座標であり、例えば、三次元の対象物(例えば、ランドマーク)を地図上に生成する際に、この対象物の精度の高い位置情報として用いることが可能である。また、周囲の画像を取得するためのカメラ等の撮像手段と、この撮像手段によって取得された画像から直線エッジを検出する機能を備えた情報機器とが設けられた移動体、例えば車両等において、記憶手段(例えば、HDD(Hard Disk Drive))に記憶された三次元地図情報を読み出して、検出された直線エッジに対応する位置情報を取得することで、検出された直線エッジの精度の高い三次元位置座標を取得することができる。そして、取得した三次元位置座標に基づいて、特開2005−115420号公報等に記載されている公知の技術を用いることにより精度の高いカメラベクトル(カメラの三次元位置座標及びそれぞれの座標軸の回転角)を求めることができる。このため、求められたカメラベクトルに含まれるカメラの三次元位置座標を、カメラを搭載した移動体の位置と同一としてみなすと、本発明の三次元地図生成装置を用いることで、精度の高い移動体の三次元位置座標を求めることができる。
また、前記所定の知識に基づいた拘束条件を、所定範囲内の縦方向に延び、かつ該直線エッジの周囲に存在する縦方向に延びた他の直線エッジと異なる方向に、推定した三次元位置座標で表される直線エッジが延びている場合には、推定した三次元位置座標で表される直線エッジは、該他の直線エッジと同一方向に延びる直線エッジとなる条件、及び画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在する直線エッジとなる条件の少なくとも一方の条件を含むようにしてもよい。これにより、縦方向に延びる直線エッジはほとんどが同一の方向に延びているという知識、及び画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在するという知識の少なくとも一方の知識に従って補正が行われたより精度の高い直線エッジを推定することができる。
また、本発明において、前記推定手段によって推定された三次元位置座標で表された直線エッジを前記画像の各々に再投影し、前記抽出された直線エッジを構成する画素の各々と前記再投影された直線エッジとの距離の和、または前記抽出された直線エッジと前記再投影された直線エッジを構成する画素の各々との距離の和が所定の閾値以下となる前記抽出された直線エッジのみ前記再投影された直線エッジに対して同一直線エッジとして対応付けるように前記対応処理手段を制御する対応処理制御手段を更に含むようにし、前記推定手段を、前記対応処理制御手段によって新たに同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジが存在する場合、及び同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジが前記対応処理制御手段によって新たに同一直線エッジとして対応付けられなくなった場合の少なくとも一方の場合に、再び、前記複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を推定するようにしてもよい。これにより、同一直線エッジとして対応付けられる直線エッジの正確性が高まり、より精度の高い三次元位置座標を推定することができる。
また、本発明の前記推定手段を、GPS衛星からの電波に基づいて絶対位置を演算する絶対位置演算部により絶対位置を表す撮影位置を演算することにより、前記同一直線エッジの三次元空間における絶対位置を表す三次元位置座標を推定するようにしてもよい。これにより、絶対位置を表す三次元位置座標を推定することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のプログラムは、コンピュータを異なる複数の撮影位置の各々から対象物を撮影することにより、撮影位置の各々に応じた画像の各々を表す画像データを取得する取得手段から前記画像データに基づいて、前記画像の各々における直線エッジを抽出する抽出手段、前記画像の各々における同一の直線エッジを同一直線エッジとして対応付ける対応処理手段、前記複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、前記三次元位置座標で表された直線エッジを前記画像の各々に投影し、前記抽出された直線エッジを構成する画素の各々と前記投影された直線エッジとの距離の和、または前記投影された直線エッジを構成する画素の各々と前記抽出された直線エッジとの距離の和を前記画像の各々について加算した総和が最小となるように、前記三次元位置座標を変更して前記画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった前記三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定する推定手段、及び前記推定手段で推定された三次元位置座標を、三次元地図情報として記憶手段に記憶するように制御する制御手段として機能させる。
本発明のプログラムによれば、複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、三次元位置座標で表された直線エッジを画像の各々に投影し、抽出された直線エッジを構成する画素の各々と投影された直線エッジとの距離の和、または投影された直線エッジを構成する画素の各々と抽出された直線エッジとの距離の和を画像の各々について加算した総和が最小となるように、三次元位置座標を変更して画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定するので、精度の高い三次元位置座標を推定することができる。そして、この精度の高い三次元位置座標が、三次元地図情報として記憶手段に記憶される。この記憶された三次元地図情報は、上記で説明したように三次元位置座標であり、例えば、三次元の対象物(例えば、ランドマーク)を地図上に生成する際に、この対象物の精度の高い位置情報として用いることが可能である。また、周囲の画像を取得するためのカメラ等の撮像手段と、この撮像手段によって取得された画像から直線エッジを検出する機能を備えた情報機器とが設けられた移動体、例えば車両等において、記憶手段(例えば、HDD)に記憶された三次元地図情報を読み出して、検出された直線エッジに対応する位置情報を取得することで、検出された直線エッジの精度の高い三次元位置座標を取得することができる。そして、取得した三次元位置座標に基づいて、特開2005−115420号公報等に記載されている公知の技術を用いることにより精度の高いカメラベクトルを求めることができる。このため、求められたカメラベクトルに含まれるカメラの三次元位置座標を、カメラを搭載した移動体の位置と同一としてみなすと、本発明の三次元地図生成装置を用いることで、精度の高い移動体の三次元位置座標を求めることができる。
以上説明したように、本発明の三次元地図生成装置、及びプログラムによれば、対象物の三次元の形状を生成するために用いられる精度が高い三次元位置座標を生成することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の三次元地図生成装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る三次元地図生成装置10は、移動体、例えば車両に搭載され、カメラ12と、車速センサ14と、操舵角センサ15と、ジャイロセンサ16と、コンピュータ18とを備えている。
カメラ12は、所定の姿勢角で車両の前方を撮影可能な位置に設けられており、所定のフレームレートで対象物を撮影し、動画の画像データを取得する。すなわち、カメラ12によって、異なる複数の撮影位置の各々から対象物を撮影することにより、撮影位置の各々に応じた画像の各々を表す画像データを取得することができる。なお、カメラ12には、所定の間隔毎に静止画像を取得することが可能なカメラを用いるようにしてもよい。
車速センサ14は、車両の車輪の回転数を検出可能な位置に設けられ、車両の車速を示す検出信号を出力する。
操舵角センサ15は、車両の前輪の操舵角を検出可能な位置に設けられ、車両の進行方向を示す検出信号を出力する。
ジャイロセンサ16は、車両の姿勢角(X軸、Y軸、及びZ軸回りの各回転角)を示す検出信号を出力する。
コンピュータ18は、ROM(Read Only Memory)18a、HDD(Hard Disk Drive)18b、CPU(Central Processing Unit)18c、RAM(Random Access Memory)18d、及びI/O(入出力)ポート18eを備えている。これらROM18a、HDD18b、CPU18c、RAM18d、及びI/Oポート18eは互いにバス18fで接続されている。
記憶媒体としてのROM18aには、OS等の基本プログラムが記憶されている。
記憶媒体としてのHDD18bには、詳細を以下で説明する三次元地図生成処理、直線エッジ対応付更新処理の各処理の処理ルーチンを実行するための各プログラムが記憶されている。
CPU18cは、プログラムをROM18a及びHDD18bから読み出して実行する。
RAM18dには、各種データが一時的に記憶される。
I/Oポート18eには、カメラ12、車速センサ14、及びジャイロセンサ16が接続されている。
コンピュータ18を以下で詳細を説明する三次元地図生成処理に従って機能ブロックで表すと、図2に示すように、抽出手段70、対応処理手段72、推定手段74、対応処理制御手段76、制御手段78、及び記憶手段80で表すことができる。
次に、コンピュータ18のCPU18cが実行する三次元地図生成処理の処理ルーチンについて図3を用いて説明する。なお、本実施の形態において、本三次元地図生成処理は、三次元地図生成装置10のスイッチ(図示せず)がオンされた時点から所定時間間隔(例えば、数10msec)毎に実行される。
まず、ステップ100で、カメラから動画像データの取り込みを開始すると共に、車速センサ14、操舵角センサ15、及びジャイロセンサ16から各検出信号の取り込みを開始する。
次のステップ102では、車速センサ14からの検出信号に基づいて、三次元地図生成装置10が搭載された車両の車速を演算し、演算された車速に積分処理を施して車両の進んだ距離の演算を所定間隔で繰り返す処理を開始する。また、ステップ102では、操舵角センサ15からの検出信号に基づいて、三次元地図生成装置10が搭載された車両の進行方向の演算を所定間隔で繰り返す処理を開始する。また、ステップ102では、ジャイロセンサ16からの検出信号に基づいて、三次元地図生成装置10が搭載された車両の三次元空間における姿勢角を演算することにより、カメラ12の姿勢角を演算する処理を所定間隔で繰り返す処理を開始する。そして、ステップ102では、演算された車両の進んだ距離及び車両の進行方向に基づいて、カメラ12によって撮影された動画像データの各フレーム画像が表す画像の撮影位置の各三次元位置座標(X,Y,Z)を演算する。なお、車両の進んだ距離及び車両の進行方向に基づいて演算された三次元位置座標と、カメラ12による撮影位置の三次元位置座標とのずれを予め実験的に求めておき、このずれを用いて、車両の進んだ距離及び車両の進行方向に基づいて演算された三次元位置座標を補正することにより、各フレーム画像が表す画像の撮影位置の各三次元位置座標を演算するようにしてもよい。
そして、ステップ102では、各フレーム画像と、対応する撮影位置の三次元位置座標と、対応する姿勢角とを対応付けてRAM18dに記憶する。これにより、各フレーム画像とその撮影位置とそのカメラの姿勢角とが対応付けられる。
次のステップ104では、RAM18dに記憶された各フレーム画像の各々において、直線エッジを抽出する。ここで、ステップ104では、例えば、各フレーム画像を構成する各画素の輝度の差を演算することにより直線エッジを抽出する抽出方法を用いて、直線エッジを抽出することができる。
次のステップ106では、各フレーム画像の各々における同一の直線エッジの対応付けを行う。すなわち、ステップ106では、各フレーム画像の各々における同一の直線エッジを同一直線エッジとして対応付ける。
次のステップ108では、複数のフレーム画像のうちの2つのフレーム画像を用いて、2つのフレーム画像の撮影位置、及び2つのフレーム画像の各々における同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジの位置座標から求まる直線エッジの三次元空間における相対的な方向を用いて、三角測量の原理に基づいて、同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出する。なお、ステップ108で算出された三次元位置座標は暫定的なものである。
例えば、図4(A)に示すような、動画像20の複数のフレーム画像22のうちの2つフレーム画像22を用いて、図4(B)に示すように、2つのフレーム画像22の撮影位置24a、24b、及び2つのフレーム画像22の各々における同一直線エッジ28として対応付けられた直線エッジ26aの端点の位置座標(X,Y)、(X,Y)と、このフレーム画像22の姿勢角とから求まる直線エッジ26aの三次元空間における相対的な方向(図4(B)の例では、矢印Aが示す方向)、直線エッジ26bの端点の位置座標(X,Y)、(X,Y)と、このフレーム画像22の姿勢角とから求まる直線エッジ26bの三次元空間における相対的な方向(図4(B)の例では、矢印Bが示す方向)を用いて、三角測量の原理に基づいて、同一直線エッジ28の端点の三次元空間における三次元位置座標(X,Y,Z)、(X,Y,Z)を算出する。
次のステップ110では、ステップ108において算出された三次元位置座標で表される直線エッジ(図4(B)の例では、同一直線エッジ28)を、動画像の複数のフレーム画像の各々に投影する。
次のステップ112では、投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた直線エッジを構成する画素の各々と、投影された直線エッジとの距離の和を演算し、演算された距離の和を複数のフレーム画像の各々について加算した総和が最小となるように、投影される直線エッジ(すなわち、ステップ108において算出された三次元位置座標で表される直線エッジ)の端点の三次元位置座標を変更して複数のフレーム画像の各々に投影することを繰返し、総和が最小となったときの端点の三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定する。
図5を参照して説明すると、ステップ110では、同一直線エッジ28を複数のフレーム画像22の各々に投影し、ステップ112では、投影された直線エッジLと、投影された直線エッジLと同一の直線エッジとして対応付けられた直線エッジ32を構成する画素(図5の例では、p〜p)の各々との距離の和Eを下記の式(1)により演算する。
ここで、
k:投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた本フレーム画像における直線エッジを構成する画素pの数
:n番目の画素
L:投影された直線エッジ
distance(L,p):直線Lと画素pとの距離
である。
そして、演算された距離の和Eを複数のフレーム画像の各々について加算した総和ETotalが最小となるように、投影される直線エッジLの端点の三次元位置座標を変更して複数のフレーム画像22の各々に投影することを繰返し、総和ETotalが最小となったときの端点の三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正する。ここで、図6を参照して、補正の具体的な方法について説明する。本願の発明者らは、鋭意研究の結果、図6(A)に示されるように、直線エッジ50が、所定範囲内(図6(A)の例では鉛直方向に対して±α度内)の縦方向に延び、かつ直線エッジ50の周辺に存在する縦方向に延びた他の直線エッジ52と異なる方向に延びている場合には、図6(B)に示すように、直線エッジ50が、他の直線エッジ52と同一方向に延びた直線エッジとなる可能性が非常に高いという規則(知識)を発見した。これにより、より精度の高い直線エッジを検出するために、この知識に基づいた拘束条件、すなわち直線エッジ50が、所定範囲内の縦方向に延び、かつ直線エッジ50の周辺に存在する縦方向に延びた他の直線エッジ52と異なる方向に延びている場合には、図6(B)に示すように、直線エッジ50が、他の直線エッジ52と同一方向に延びた直線エッジとなる条件に従うように、他の直線エッジ52と同一方向に延びた直線エッジとなるように補正を行う。
また、本願の発明者らは、鋭意研究の結果、画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在する直線エッジとなる可能性が高いという知識を発見した。これにより、ステップ112で、この知識に基づいた拘束条件、すなわち画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在する直線エッジとなる条件に従うように、画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在する直線エッジとなるように補正を行ってもよい。すなわち、直線エッジ50が、所定範囲内の縦方向に延び、かつ直線エッジ50の周辺に存在する縦方向に延びた他の直線エッジ52と異なる方向に延びている場合には、図6(B)に示すように、直線エッジ50が、他の直線エッジ52と同一方向に延びた直線エッジとなる条件、及び画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在する直線エッジとなる条件の少なくとも一方の条件に従うように補正を行ってもよい。
そして、ステップ112では、補正後の直線エッジ50の端点の三次元位置座標50A、50Bを、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標として推定する。これにより、図7に示されるように、上述したような距離の和Eを複数のフレーム画像の各々について加算した総和が最小となるような三次元位置座標を推定する推定方法のみでは、推定された三次元位置座標が領域(グレー部分の直線エッジ位置の推定予測範囲)80内において不定になってしまうおそれがあるが、三次元位置座標を推定する際に、知識に基づいた拘束条件を用いることによって三次元位置を推定することにより、より精度の高い三次元位置座標を推定することができる。
次のステップ114では、直線エッジ対応付更新処理を実行する。ここで、ステップ114の直線エッジ対応付更新処理の処理ルーチンの詳細について図8を用いて説明する。
まず、ステップ200で、ステップ112において推定された三次元位置座標で表された直線エッジを複数のフレーム画像の各々に再投影する。
次のステップ202では、再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた直線エッジを構成する画素の各々と、再投影された直線エッジとの距離の和E´を、全てのフレーム画像の各々において、下記の式(2)により演算する。
ここで、
k´:再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた本フレーム画像における直線エッジを構成する画素p´の数
p´:n番目の画素
L´:再投影された直線エッジ
distance(L´,p´):直線L´と画素p´との距離
である。
次のステップ204では、演算された和E´と所定値αとを各フレーム画像毎に比較して、和E´が所定の閾値αより大きくなるフレーム画像があるか否かを判定する。なお、所定の閾値αは、例えば、実験的または統計的に2つの直線エッジが同一の直線エッジとして対応付けられる場合における1つの直線エッジと他の直線エッジを構成する画素の各々との距離の最大値を求めておき、この最大値を所定の閾値αとして設定しておけばよい。
ステップ204で、和E´が所定の閾値αより大きくなるフレーム画像があると判定された場合には、このフレーム画像における再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた直線エッジは、再投影された直線エッジとは同一の直線エッジではないと判断して、次のステップ206に進む。
ステップ206では、ステップ204において和E´が所定の閾値αより大きくなると判定されたフレーム画像における再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた直線エッジと、再投影された直線エッジとの対応付けを解消する。これにより、ステップ204において和E´が所定の閾値αより大きくなると判定されたフレーム画像における再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられた直線エッジと、再投影された直線エッジとは同一の直線エッジであるとはみなされなくなる。そして、次のステップ208へ進む。
一方、ステップ204で、和E´が所定の閾値αより大きくなるフレーム画像がないと判定された場合には、次のステップ208に進む。
ステップ208では、再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられていない全ての直線エッジについて、この直線エッジを構成する画素の各々と、再投影された直線エッジとの距離の和E´´を、全てのフレーム画像の各々において、下記の式(3)により演算する。
ここで、
k´´:再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられていない本フレーム画像における直線エッジを構成する画素p´´の数
p´´:n番目の画素
L´:再投影された直線エッジ
distance(L´,p´´):直線L´と画素p´´との距離
である。
そして、次のステップ210で、和E´´が所定の閾値α以下となる直線エッジがあるか否かを全てのフレーム画像について判定する。
ステップ210で、和E´´が所定の閾値α以下となる直線エッジがあると判定された場合には、再投影された直線エッジとは同一の直線エッジであり新たに対応付けする必要があると判断して、次のステップ212へ進む。
次のステップ212では、和E´´が所定の閾値α以下となると判定された直線エッジと投影された直線エッジとを同一直線エッジとして対応付ける。そして、本直線エッジ対応付更新処理を終了する。
一方、ステップ212で、和E´´が所定の閾値α以下となる直線エッジがないと判定された場合には、本直線エッジ対応付更新処理を終了する。
以上説明した本直線エッジ対応付更新処理によれば、ノイズ等の影響によってステップ106において誤って対応付けられた直線エッジが、ステップ206での処理によってその対応付けが解消されると共に、ノイズ等の影響によってステップ106で誤って対応付けられなかった直線エッジが、ステップ212での処理によって対応付けられる。これにより、同一直線エッジの対応付けの精度がより一層高くなる。
ここで、図3の三次元地図生成処理の説明に戻る。次のステップ116では、上記で説明したステップ114の直線エッジ対応付更新処理においてステップ206で対応付けが解消されたか、またはステップ212で新たに対応付けられたか、もしくはその両方であるか(すなわち、対応付けが更新されたか)否かを判定する。
ステップ116で、対応付けが更新されたと判定された場合には、ステップ112に戻り、対応付けが更新された状況で、上記で説明した処理の内容と同様に、三次元空間における三次元位置座標を推定する。このように、ステップ116で同一直線エッジの対応付けの精度がより一層高くなるように対応付けを更新し、ステップ118で対応付けが更新された後の状況で、三次元位置座標を推定するので、推定された三次元位置座標の精度はより高くなる。
一方、ステップ116で、対応付けが更新されなかったと判定された場合には、次のステップ118に進む。ステップ118では、ステップ112で推定された同一直線エッジの三次元空間における端点の三次元位置座標を、この同一直線エッジを識別するための情報(例えば、ID)と対応付けて、三次元地図情報として、記憶手段としてのHDD18bに記憶するように制御する。
これにより、図9に示すように、同一直線エッジ毎に、端点の三次元位置座標が登録された三次元地図情報40がHDD18bに記憶される。同図に図示されるように、三次元地図情報40には、同一直線エッジ毎にレコード40aが登録される。各レコード40aは、同一直線エッジを識別するための情報(図7の例ではID)が登録されるフィールド40b、同一直線エッジの端点を識別するための情報が登録されるフィールド40c、各端点に対応する三次元位置座標が登録されるフィールド40dを備えている。
なお、本三次元地図生成処理のステップ100〜104は抽出手段70で実行され、ステップ106は対応処理手段72で実行され、ステップ108〜112は推定手段74で実行され、ステップ114及びステップ116は対応処理制御手段76で実行され、ステップ118は制御手段78で実行される。
以上説明したように、本実施の形態の三次元地図生成装置10は、異なる複数の撮影位置の各々から対象物を撮影することにより、撮影位置の各々に応じた画像の各々を表す画像データを取得し、画像データに基づいて、画像の各々における直線エッジを抽出し、画像の各々における同一の直線エッジを同一直線エッジとして対応付け、複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、三次元位置座標で表された直線エッジを画像の各々に投影し、抽出された直線エッジを構成する画素の各々と投影された直線エッジとの距離の和を画像の各々について加算した総和が最小となるように、三次元位置座標を変更して画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定し、推定された三次元位置座標を、三次元地図情報として記憶手段としてのHDD18bに記憶するように制御する。
本実施の形態の三次元地図生成装置10によれば、複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、三次元位置座標で表された直線エッジを画像の各々に投影し、抽出された直線エッジを構成する画素の各々と投影された直線エッジとの距離の和を画像の各々について加算した総和が最小となるように、三次元位置座標を変更して画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定するので、精度の高い三次元位置座標を推定することができる。そして、この精度の高い三次元位置座標が、三次元地図情報としてHDD18bに記憶される。この記憶された三次元地図情報は、上記で説明したように三次元位置座標であり、例えば、三次元の対象物(例えば、ランドマーク)を地図上に生成する際に、この対象物の精度の高い位置情報として用いることが可能である。また、周囲の画像を取得するためのカメラ等の撮像手段と、この撮像手段によって取得された画像から直線エッジを検出する機能を備えた情報機器とが設けられた移動体、例えば車両等において、記憶手段(例えば、HDD)に記憶された三次元地図情報を読み出して、検出された直線エッジに対応する位置情報を取得することで、検出された直線エッジの精度の高い三次元位置座標を取得することができる。そして、取得した三次元位置座標に基づいて、特開2005−115420号公報等に記載されている公知の技術を用いることにより精度の高いカメラベクトル(カメラの三次元位置座標及びそれぞれの座標軸の回転角)を求めることができる。このため、求められたカメラベクトルに含まれるカメラの三次元位置座標を、カメラを搭載した移動体の位置と同一としてみなすと、本実施の形態の三次元地図生成装置10を用いることで、精度の高い移動体の三次元位置座標を求めることができる。
また、本実施の形態において、三次元地図生成装置10は、推定された三次元位置座標で表された直線エッジを画像の各々に再投影し、抽出された直線エッジを構成する画素の各々と再投影された直線エッジとの距離の和が所定の閾値以下となる抽出された直線エッジのみ再投影された直線エッジに対して同一直線エッジとして対応付けて、新たに同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジが存在する場合、及び同一直線エッジとして対応付けられていた直線エッジが新たに同一直線エッジとして対応付けられなくなった場合の少なくとも一方の場合に、再び、複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を推定する。これにより、同一直線エッジとして対応付けられる直線エッジの正確性が高まり、より精度の高い三次元位置座標を推定することができる。
なお、本実施の形態では、ステップ112で、投影された直線エッジと抽出された直線エッジを構成する画素の各々との距離の和Eを演算する例について説明したが、投影された直線エッジを構成する画素の各々と抽出された直線エッジとの距離の和をEとして同様に演算するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップ202で、再投影された直線エッジと抽出された直線エッジを構成する画素の各々との距離の和E´を演算する例について説明したが、抽出された直線エッジと再投影された直線エッジを構成する画素の各々との距離の和をE´として同様に演算するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ステップ208で、再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられていない全ての直線エッジについて、この直線エッジを構成する画素の各々と、再投影された直線エッジとの距離の和E´´を演算する例について説明したが、再投影された直線エッジと同一の直線エッジとして対応付けられていない全ての直線エッジについて、この直線エッジと、再投影された直線エッジを構成する画素の各々との距離の和をE´´として同様に演算するようにしてもよい。
また、本実施の形態において、ステップ102で、相対位置の各三次元位置座標(X,Y,Z)を演算する例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、図10に示すように、GPS衛星からの電波に基づいて絶対位置を演算する絶対位置演算部としてのGPS受信機17を三次元地図生成装置10に更に設けて、ステップ102で、絶対位置の各三次元位置座標(X,Y,Z)を演算することにより、ステップ102以降の処理で絶対位置の情報を用いることで、ステップ112で、同一直線エッジの三次元空間における絶対位置を表す三次元位置座標を推定するようにしてもよい。これにより、絶対位置を表す三次元位置座標を推定することができる。
また、本実施の形態において、ステップ102で、車速センサ14及び操舵角センサ15からの各検出信号を用いて相対位置の各三次元位置座標を演算する例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、カメラ12からの動画像データを用いて、特開2005−115420号公報等に記載されている公知の技術を用いることによりカメラベクトル(カメラの三次元位置座標及びそれぞれの座標軸の回転角)を求めて、カメラベクトルに含まれるカメラの三次元位置座標を取得することにより、各三次元位置座標を演算するようにしてもよい。
また、ステップ102で、各フレーム画像と、対応する撮影位置の三次元位置座標と、対応する姿勢角とを対応付けてRAM18dに記憶する例について説明したが、ステップ102で、各フレーム画像と、対応する撮影位置の三次元位置座標と、対応する姿勢角とを対応付けてRAM18bに記憶し、RAM18bに所定量の各フレーム画像と、対応する撮影位置の三次元位置座標と、対応する姿勢角とが対応付けられた情報が記憶された場合に、ステップ104以降の処理(ステップ104〜ステップ118の処理)をオフライン処理による一括処理を行うようにしてもよい。この場合には、所定量を適切に調整することで、ステップ104以降の処理において用いられる情報の量が多くなるので、より精度の高い三次元位置座標を推定することが可能となる。
また、本実施の形態では、三次元地図生成処理において、ステップ100からステップ118までを実行する例について説明したが、ステップ114及びステップ116を省略して、ステップ112の次にステップ118を実行するようにしてもよい。
また、カメラ12に近赤外領域の波長帯の画像を撮影可能なカメラを用いるようにしてもよい。これにより、ステップ104での直線エッジの抽出をより頑健に行うことができるようになる。
本発明の実施の形態に係る三次元地図生成装置を示す図である。 本実施の形態に係る三次元地図生成装置のコンピュータを機能的に表した図である。 本実施の形態に係る三次元地図生成装置が実行する三次元地図生成処理の処理ルーチンのフローチャートを示す図である。 本実施の形態に係る三次元地図生成処理を説明するための図である。 本実施の形態に係る三次元地図生成処理を説明するための図である。 三次元地図生成処理の詳細を説明するための図である。 三次元地図生成処理の詳細を説明するための図である。 本実施の形態に係る三次元地図生成装置が実行する直線エッジ対応付更新処理の処理ルーチンのフローチャートを示す図である。 本実施の形態に係る三次元地図情報を模式的に表した図である。 三次元地図生成装置の変形例を示す図である。
符号の説明
10 三次元地図生成装置
12 カメラ
14 車速センサ
15 操舵角センサ
16 ジャイロセンサ
18 コンピュータ
18a ROM
18b HDD
18c CPU
18d RAM
70 抽出手段
72 対応処理手段
74 推定手段
76 対応処理制御手段
78 制御手段
80 記憶手段

Claims (5)

  1. 異なる複数の撮影位置の各々から対象物を撮影することにより、撮影位置の各々に応じた画像の各々を表す画像データを取得する取得手段と、
    前記画像データに基づいて、前記画像の各々における直線エッジを抽出する抽出手段と、
    前記画像の各々における同一の直線エッジを同一直線エッジとして対応付ける対応処理手段と、
    前記複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、前記三次元位置座標で表された直線エッジを前記画像の各々に投影し、前記抽出された直線エッジを構成する画素の各々と前記投影された直線エッジとの距離の和、または前記投影された直線エッジを構成する画素の各々と前記抽出された直線エッジとの距離の和を前記画像の各々について加算した総和が最小となるように、前記三次元位置座標を変更して前記画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった前記三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定する推定手段と、
    前記推定手段で推定された三次元位置座標を、三次元地図情報として記憶手段に記憶するように制御する制御手段と、
    を含む三次元地図生成装置。
  2. 前記所定の知識に基づいた拘束条件は、所定範囲内の縦方向に延び、かつ該直線エッジの周囲に存在する縦方向に延びた他の直線エッジと異なる方向に、推定した三次元位置座標で表される直線エッジが延びている場合には、推定した三次元位置座標で表される直線エッジは、該他の直線エッジと同一方向に延びる直線エッジとなる条件、及び画像の所定の下部に存在する直線エッジは同一平面上に存在する直線エッジとなる条件の少なくとも一方の条件を含む請求項1に記載の三次元地図生成装置。
  3. 前記推定手段によって推定された三次元位置座標で表された直線エッジを前記画像の各々に再投影し、前記抽出された直線エッジを構成する画素の各々と前記再投影された直線エッジとの距離の和、または前記抽出された直線エッジと前記再投影された直線エッジを構成する画素の各々との距離の和が所定の閾値以下となる前記抽出された直線エッジのみ前記再投影された直線エッジに対して同一直線エッジとして対応付けるように前記対応処理手段を制御する対応処理制御手段を更に含み、
    前記推定手段は、前記対応処理制御手段によって新たに同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジが存在する場合、及び同一直線エッジとして対応付けられた直線エッジが前記対応処理制御手段によって新たに同一直線エッジとして対応付けられなくなった場合の少なくとも一方の場合に、再び、前記複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を推定する
    請求項1または請求項2記載の三次元地図生成装置。
  4. 前記推定手段は、GPS衛星からの電波に基づいて絶対位置を演算する絶対位置演算部により絶対位置を表す撮影位置を演算することにより、前記同一直線エッジの三次元空間における絶対位置を表す三次元位置座標を推定する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の三次元地図生成装置。
  5. コンピュータを
    異なる複数の撮影位置の各々から対象物を撮影することにより、撮影位置の各々に応じた画像の各々を表す画像データを取得する取得手段から前記画像データに基づいて、前記画像の各々における直線エッジを抽出する抽出手段、
    前記画像の各々における同一の直線エッジを同一直線エッジとして対応付ける対応処理手段、
    前記複数の撮影位置、及び同一直線エッジの各画像における位置座標に基づいて、前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標を算出すると共に、前記三次元位置座標で表された直線エッジを前記画像の各々に投影し、前記抽出された直線エッジを構成する画素の各々と前記投影された直線エッジとの距離の和、または前記投影された直線エッジを構成する画素の各々と前記抽出された直線エッジとの距離の和を前記画像の各々について加算した総和が最小となるように、前記三次元位置座標を変更して前記画像の各々へ三次元位置座標で表された直線エッジを投影することを繰返し、総和が最小となった前記三次元位置座標を所定の知識に基づいた拘束条件に従うように補正し、補正後の三次元位置座標を前記同一直線エッジの三次元空間における三次元位置座標と推定する推定手段、及び
    前記推定手段で推定された三次元位置座標を、三次元地図情報として記憶手段に記憶するように制御する制御手段
    として機能させるためのプログラム。
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