JP5055209B2 - ウエハー形バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、弁箱を管フランジ間に挟み込んで固定するウエハー形バルブに関する。
従来、圧力調整弁などの弁箱にあっては、管材との接続端部がフランジである形式、所謂フランジ形が低圧から高圧まで幅広く一般的に使用されているが、この様に弁箱にフランジが形成されているフランジ形では、そのバルブ自体が大重量となるばかりでなく、そのフランジの材料費だけでも製作コストが高騰する。
このため、弁箱にフランジを形成せず、弁箱を管フランジに挟み込んでボルトとナットで管フランジ同士を締結することで配管する様にしたウエハー形バルブが開発された(例えば特許文献1参照)。
このバルブは、その弁箱から上方へ延設したカバーフランジネックの側壁を括れる様に形成して成り、かかる括れ部が、配管の際に、管フランジの上部間に隣接して架設されるボルトを避けて、その架設状態を妨げないので、カバーフランジネックは前記隣接するボルト間を挿通でき、管フランジの円周上に配置される多数のボルトはナットで均一に締結され、バルブは管材間に介装固定される。
特許第3863550号公報
しかしながら、上記ウエハー形バルブでは、フランジを有していないので、配管時において、管フランジに対しバルブの接続端部が同軸となる様にバルブを支持しながら、管フランジ間に弁箱を挟み込んでボルトとナットで管フランジ同士を締結せねばならず、その作業が非常に面倒で手間を要していた。
上記課題に鑑み、本発明のウエハー形バルブは、ボルト及びナットで締結される管フランジの間に挟持され、且つ、圧力流体の出入口を夫々に有する管フランジとの接続端部をフランジレスと成した弁箱と、該弁箱から上方へ延出すると共に、内部に圧力流体が通過可能な空間を有し、且つ、弁体の開度を制御する駆動部と弁体とを連繋した弁棒を挿通するカバーフランジネックとを備えて成り、該カバーフランジネックには、管フランジの間に架設されると共に管フランジの円周上で隣接するボルトの夫々が貫通可能な貫通路を前記内部空間と区画して設け、該内部空間と前記貫通路との隔壁のみをバルブの大きさに応じて使用される管フランジの種類によって異なる前記ボルト同士の間隔より幅小に括れる様に形成したことを特徴とする。
又、各接続端部の管フランジとの接合面に、環状溝を凹設すると共に、該環状溝にシール材を装填しても良い。
要するに本発明は、弁箱をボルト及びナットで締結される管フランジの間に挟持し、且つ、圧力流体の出入口を夫々に有する管フランジとの接続端部をフランジレスと成したので、フランジ形のバルブに比し、バルブの全重量の大幅な軽量化、面間(接続端部間)寸法の短尺化、配管に要するボルト本数の半減化が可能と成り、管材間における弁箱の介装スペースを縮小できると共に、配管時の据え付け作業を効率的に行え、配管状態での管材に対する負荷を軽減できる上に、フランジに要する材料費を削減できるので、製作コストを飛躍的に低減できる。
又、弁箱から上方へ延設すると共に、内部に圧力流体が通過可能な空間を有し、且つ、弁体の開度を制御する駆動部と弁体とを連繋した弁棒を挿通するカバーフランジネックには、管フランジの間に架設されると共に管フランジの円周上で隣接するボルトの夫々が貫通可能な貫通路を前記内部空間と区画して設けたので、端部に管フランジを有する管材の間にバルブを挟んで配管するに際し、前記弁箱を管フランジ間に挟持した状態で、管フランジ間に架設される前記隣接するボルトの夫々を貫通路に通すことでその架設状態を妨げることがなく、管フランジの全てのボルト穴にボルトを支障なく通すことができ、該ボルトをナットで締結することにより、バルブを難なく管材間に介装する様に配管できる。
そして、本発明では、上記ボルトの貫通路をカバーフランジネックに設けることにより、配管に際し、バルブの貫通路と管フランジのボルト穴にボルトを挿通することにて、管フランジに対してバルブの接続端部を同軸上に設定できる、所謂バルブの位置決めが容易に行えると共に、バルブの姿勢を安定的に保持できるため、従来品に比しその配管作業をより効率的に行うことができる。
しかも、管フランジに対するバルブの安定した取付け姿勢は、当然ながら使用中においても維持され得るので、使用中に配管系統に生ずる振動等によってバルブが位置ズレすることもない。
又、本発明によれば、上記内部空間と貫通路との隔壁のみをバルブの大きさに応じて使用される管フランジの種類によって異なる上記ボルト同士の間隔より幅小に括れる様に形成したので、バルブの大きさに応じ規格化された管フランジの種類によってボルト間の間隔が異なり、その間隔が狭くても、管フランジの全てのボルト穴にボルトを支障なく通すことができ、該ボルトをナットで締結することによりバルブを難なく管材間に介装する様に配管でき、この様にカバーフランジネックを貫通するボルト間の間隔が狭く、貫通路間に対応するカバーフランジネックの内部が、貫通路の形成によって狭まることになっても、ボルトの架設方向では狭める必要がないので、貫通路間に対応するカバーフランジネックの内部を流通する圧力流体の通過面積を、駆動部による弁体の操作に支障を来すことがない様に、充分に確保でき、そのバルブ機能をより良好に果たすことができる。
各接続端部の管フランジとの接合面に、環状溝を凹設すると共に、該環状溝にシール材を装填したので、配管時において、上記の如くバルブの貫通路と管フランジのボルト穴にボルトを挿通すれば、接続端部と管フランジとが同軸上に位置決めされ、これらが接合されるだけでシール材が何らの手間を要することなく接続端部と管フランジの間に同軸上に介在して接続端部と管フランジとを密封接合でき、シール材を別体として接続端部と管フランジ間に介装する場合に比し、その作業効率を飛躍的に向上させられる等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の実施の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るウエハー形バルブの配管状態を示す正面図、図2は図1のX−X断面図、図3は前記バルブの縦断面図、図4は図3のY−Y断面端面図を示す。
このウエハー形バルブは、一次側圧力又は二次側圧力を感知して動作する駆動部1と、該駆動部1に連繋して流路2を開閉する弁体3とから成る直動式バルブであり、図示のバルブは直動式減圧弁を示している。
このウエハー形直動式減圧弁は、流路2(一次側流路2aと二次側流路2b)を設けた弁箱4に、二次側流路2bの圧力変動に応じて弁体3の開度を制御する駆動部1を組み込み、二次側流路2bの圧力を検出すべく二次側流路2bに連通して設けた駆動部1の圧力検出室5を設けており、配管状態では、管材P、P1の接続端部に設けた管フランジF、F1間に弁箱4を挟み込み、管フランジF、F1に通した(長ねじ)ボルトB、B1…をナットN、N1…で締結することにより、管フランジF、F1間に介装支持される様に成している。
弁箱4は、その左右側方に入口6及び出口7の夫々を開設すると共に、内部に入口6及び出口7の夫々に通ずる一次側流路2a及び二次側流路2bを設けている。
弁箱4内の中央には、一次側流路2aと二次側流路2bを上下に区画した隔壁8を設け、該隔壁8に弁口9を開設して両流路2a、2bを連通して成り、入口6と出口7の流路2をS字形と成している。
又、弁箱4は、管フランジF、F1の間に挟持される様に、流路2の出入口6、7を夫々に有する管フランジF、F1との接続端部10、11をフランジレスとし、従前のフランジ形の弁箱に比しフランジの肉厚分だけ面間寸法が短くなる様に設定している。
そして、接続端部10、11における管フランジF、F1との接合面の夫々には、環状溝12を凹設すると共に、該環状溝12にOリング、平型パッキン等のシール材13(図示例ではOリング)を装填している。
弁箱4上部は、ボデーカバー部フランジ(後述のボンネット15との接続用のフランジ)14を周設して成る円形皿状の凹部16を、上端に設けたカバーフランジネック17を上方へ延設している。
ボンネット15は、略筒状にして下端を凹部16に対応する様に拡径形成すると共に、その下部開口端にフランジ15aを周設している。
そして、凹部16とボンネット15とをダイヤフラム18を介して接合して夫々のフランジ14、15aを図示しないボルトとナットにて締結し、ダイヤフラム18で区画した上方空間(ボンネット15内部)に調節ばね19を配設し、又下方(凹部16内部)空間を圧力検出室5と成して駆動部1を構成している。
調節ばね19は、圧縮コイルばね(図示例では角ばね)から成り、ダイヤフラム18上面に接合したダイヤフラム押さえと兼用のばね受け20と、ボンネット15の上端より螺挿したボルトから成る調節ねじ21で下方押圧されるばね受け22との間に圧縮介装されている。
そして、調節ねじ21を上下に移動して調節ばね19の弾性力を調整し、その下部のダイヤフラム18の変位を調整している。
尚、ボンネット15の上端には調節ねじ21に螺着したロックナット23を設けている。
圧力検出室5(凹部16)は、カバーフランジネック17の内部に有する圧力流体が通過可能な空間を通じて一次側流路2a及び二次側流路2bの夫々と別々に連通する様に、その下部が開口されており、一次側流路2aと連通する一方の開口部24は弁口9に対応する様に圧力検出室5の下部中央に円形状に形成され、二次側流路2bと連通する他方の開口部25は略矩形状に形成され、一方の開口部24に隣接している。
よって、カバーフランジネック17内には、開口部24、25を隣接して区画する様に、隔壁8の上端が立ち上がり形成され、該隔壁8にて一次側流路2aとの連通路26と二次側流路2bとの連通路27とに区画している。
カバーフランジネック17は、弁箱4の接続端部10、11を管フランジF、F1に当接して、該管フランジF、F1にボルトB、B1…を通した状態で、管フランジF、F1間に架設されると共に、管フランジF、F1の円周上で隣接する(図示例では管フランジF、F1の上部間に隣接して架設される)ボルトB、B1の夫々が貫通可能な貫通路28を、カバーフランジネック17の内部空間(連通路26、27)と区画して設けている。
貫通路28は、連通路26、27の幅方向(ボルトB、B1の架設方向に直交する方向)に対応するカバーフランジネック17の外側幅DがボルトB、B1の間隔より幅広であるから、カバーフランジネック17の左右側方にボルトB、B1を貫通させる様に設けたものであり、左右の貫通路28の間隔D1は、バルブの大きさに応じて選択使用される管フランジF、F1の種類によって異なる前記ボルトB、B1同士(管フランジF、F1の隣接するボルト穴)の間隔以下に設定、言い換えれば、内部空間26、27と貫通路28との間の隔壁のみがバルブの大きさに応じて選択使用される管フランジF、F1の種類によって異なる前記ボルトB、B1同士の間隔より幅小に括れる様に形成される。
そのため、カバーフランジネック17において、各貫通路28の形成箇所では、連通路26、27の夫々は、当然ながら他の部分より幅が狭く形成される。
連通路26は、後述の弁棒29が挿通され、該弁棒29が挿通してもなお圧力流体が連通路26の貫通路28形成箇所に相当する部分を通過可能であれば、バルブ機能に支障はないが、かかる部位は、貫通路28の形成によって圧力流体が絞られることになるので、駆動部1による弁体3の操作性をより良好とするには、貫通路28形成箇所における圧力流体の通過面積をより広くするのが望ましい。
又、管フランジF、F1は、バルブの大きさに応じ規格化されたものが使用されるので、管フランジF、F1の種類に応じボルトB、B1間の間隔が異なり、その間隔が狭く、貫通路28形成箇所における連通路26がその幅方向で狭く形成されることになっても、ボルトB、B1…の架設方向におけるカバーフランジネック17の側壁を狭めたりする必要がないので、連通路26は圧力流体の所定の通過面積の確保が可能で、駆動部1による弁体3の操作に支障を来すことはない。
ダイヤフラム18の下面には、ダイヤフラム受け30を接合すると共に、該ダイヤフラム受け30の下部には、これより小径で連通路26の口径と同径なピストン31を一体形成している。
ピストン31は、貫通路28より上方の連通路26に摺動自在に挿嵌されており、ピストン31に周設した凹溝にUパッキン32を装着し、一次側流路2aと圧力検出室5とを水密状に区画している。
ピストン31の下部中心には連通路26及び弁口9を挿通する弁棒29を垂設し、該弁棒29の下端には弁口9を開閉する弁体3を取付け、該弁体3と駆動部1とを連繋している。
弁体3は一次側圧力を開弁方向に受ける様に、弁口9の下方開口端に設けた弁座33に着離自在に設けて成り、ダイヤフラム18の変位により開度が制御される様に成している。
そして、ダイヤフラム18が最下限に変位した状態で、ダイヤフラム受け30が連通路26の開口部24の周縁に着座し、かかる状態での弁体3のリフトを規制している。
又、弁体3の下部中心には案内棒34を垂設し、該案内棒34は弁箱4の底部に突設した筒状凹部35に摺動自在に挿嵌している。
尚、ピストン31の有効受圧面積は、弁体3の一次側の有効受圧面積より若干大きく設定している。
この様に配管されたバルブは、二次側流路2bに連通路27を介して連通する圧力検出室5の二次側圧力によるダイヤフラム18への上向き(閉弁方向)の力と、調節ばね19による下向き(開弁方向)の力がバランスすることにより、弁体3の開度が制御され、二次側圧力を一次側圧力より低いある一定の圧力に保持する。
次に、上記ウエハー形バルブの一部を変形した第二実施例を図5〜7に基づき説明する。
このウエハー形バルブは、上記実施例(以下、第一実施例と称する。)における貫通路28を主に変更したものであり、その他の構成は第一実施例と基本的に同一なため、上記と同一又は相当部分には同一の符号を図中に付し説明は省略する。
この第二実施例にあっては、カバーフランジネック17は、第一実施例の様に幅狭な箇所はなく、上下に渡って横断面は同一に形成されている。
そして、カバーフランジネック17外側において、配管時に弁箱4を挟み込む管フランジF、F1の上部で隣接するボルト穴との対面側(第一実施例において貫通路28と同一軸線上)に、該ボルト穴に挿通される頭付きボルト(図示例では六角ボルト)HBを螺着する雌ねじ部36を突設している。
次に、ウエハー形バルブの第三実施例を図8〜12に基づき説明する。
このウエハー形バルブは、第一、二実施例の様な直動式ではなく、パイロット(作動)式と成したもので、その主要部は第一実施例と基本的に同一であり、上記と同一又は相当部分には同一の符号を図中に付し説明は省略する。
このウエハー形パイロット式バルブは、その本体Vに内装した弁体3の作動に必要な動力(一次側圧力と二次側圧力との圧力差)をパイロット弁V1によって増減する様に制御することで弁体3を開閉するものであり、図示のバルブはパイロット式減圧弁を示すものにして、主管(管材P、P1)中に配管される本体Vに備えた弁体3は、一次側圧力と二次側圧力との圧力差を動力として動作するもので、力平衡機構を有する小口径の減圧弁をパイロット弁V1とし、該パイロット弁V1を通って制御された圧力が弁体3の駆動部1に送り込まれることによって駆動部1に連繋した弁体3が主管に連通する本体V内の流路2を開閉する。
本体Vは、流路2(一次側流路2aと二次側流路2b)を設けた弁箱4に、パイロット弁V1から送り込まれる圧力の変動に応じて弁体3の開度を制御する駆動部1を組み込んでいる。
弁箱4上部に延設したカバーフランジネック17は、その上端にボデーカバー部フランジ14を周設した凹部16を設けている。
凹部16は、カバーフランジネック17の内部に有する圧力流体が通過可能な空間を通じて一次側流路2aに連通する様に、且つその下部が弁口9に対応する様に開口されており、この開口部24に対応する様に隔壁8の上端が立ち上がり形成され、該隔壁8にて一次側流路2a及び該一次側流路2aに連続する連通路(カバーフランジネック17の内部空間)26と、二次側流路2bとに区画している。
カバーフランジネック17には、第一実施例と同様に、配管状態でその弁箱4を挟み込む管フランジF、F1の上部間に隣接して架設されるボルトB、B1の夫々が貫通可能な貫通路28を、カバーフランジネック17の内部空間(連通路26)と区画して設け、該内部空間26と貫通路28との隔壁のみをバルブの大きさに応じて使用される管フランジF、F1の種類によって異なる前記ボルトB、B1同士の間隔より幅小に括れる様に形成している。
ボンネット15は、略円形逆皿状にしてその下部開口端にボデーカバー部フランジ14に対応するフランジ15aを周設している。
そして、凹部16とボンネット15とをダイヤフラム18を介して接合して夫々のフランジ14、15aをボルト(一部はアイボルト)にて締結し、ダイヤフラム18を介して下方空間(凹部16空間)と上方空間(ボンネット15内部)に区画し、このボンネット15内部に調節ばね19を配設すると共に、ボンネット15内部を圧力室5と成して駆動部1を構成している。
調節ばね19は、ダイヤフラム18上面中央に接合したダイヤフラム押さえ20と、ボンネット15内側の上端中央との間に圧縮介装されている。
ダイヤフラム18の下面中央には、ダイヤフラム受け30を接合し、該ダイヤフラム受け30とダイヤフラム押さえ20とにより、ダイヤフラム18の上下を挟持し、これらの3部材18、20、30の中心に弁棒29を貫通させて固定一体化している。
弁棒29の下端側は弁口9を開閉する弁体3を貫通固定し、該弁体3と駆動部1とを弁棒29を介して連繋している。
弁体3は一次側圧力を閉弁方向に受ける様に、弁口9の上方開口端に設けた弁座33に着離自在に設けて成り、ダイヤフラム18の変位により開度が制御される様に成している。
又、弁棒29の下端は、弁口9の下方開口端側に設けた案内筒部35に摺動自在に挿通され、該案内筒部35は、その外周に放射状に複数突設した支持腕35aの先端を弁口9の下方開口端に連結し、隣接する支持腕35a間の空隙と弁口9とが連通し、圧力流体の流通を可能としている。
又、ボンネット15の上端中央には、調節ばね19より小径でボンネット15内外に垂直に突出した支持筒37を設け、該支持筒37内には、下端より所定長さ上方に穿設した案内孔38aを設けた流量調整棒38を気密状に螺着し、該流量調整棒38の案内孔38aに弁棒29の上端を摺動自在に挿入している。
そして、流量調整棒38を上下に移動して、弁棒29上端と案内孔38a上部の閉塞端との間隔を調整することにより、弁棒29の上限を規制し、弁体3のリフト、即ち圧力流体の流量を調整する様に成しており、この流量調整棒38の移動によって案内孔38a上部の閉塞端を弁棒29の上端に当接することにより弁体3を強制的に全閉して一次側を止水することも可能である。
パイロット弁V1は、弁体39に弁棒40を介して連結されると共に、二次側圧力室41の圧力変動で変位するダイヤフラム42と、該ダイヤフラム42を弁体39の開弁方向へ付勢する圧力設定ばね43とから成る力平衡機構部44を備えた直動式の減圧弁である。
パイロット弁V1の弁箱45は、その左右(図10において上下)に開設した圧力流体の流入口46と流出口47に通ずる一次側圧力室48と二次側圧力室41とを隔壁49にて区画形成すると共に、該隔壁49には、弁体39が開閉する弁口50を介して一次側圧力室48と二次側圧力室41とを連通させ、二次側圧力室41に連通する様に上方(図10において左側)を開口した弁箱45上部と、圧力設定ばね43をばね押さえ51を介して開弁方向へ押圧する調節ねじ52を螺着したばねカバー53との間にダイヤフラム42を介装している。
尚、パイロット弁V1は、二次側圧力を一次側圧力より低いある一定圧力に保持する減圧機能を有するものであれば、その構成は上記に限定されない。
そして、パイロット弁V1の流入口46は、本体Vの一次側流路2aに第一管路54を介して接続され、パイロット弁V1の流出口47は、本体Vの二次側流路2bに第二管路55を介して接続されている。
第一管路54は、その途中で分岐して圧力室5に接続されており、かかる分岐部には、3方に接続口を有するT字状の管継手56を配管している。
管継手56において、同一軸線上に開口した上方接続口と下方接続口の夫々には、パイロット弁V1との連結管54a(以下、パイロット連結管54aと称する。)及び一次側流路2aとの連結管54b(以下、一次側連結管54bと称する。)を接続し、前記上方及び下方接続口に直交する側方接続口は圧力室5との連結管57(以下、分岐管57と称する。)を接続している(図11参照)。
又、管継手56内で対峙する一次側連結管54bの出口とパイロット連結管54aの入口の夫々には、各連結管54b、54aより小径な流出絞り口58及び流入絞り口59を設け、パイロット連結管54a及び分岐管57の夫々を経てパイロット弁V1及び圧力室5へ流入する圧力流体の流量を調整してパイロット弁V1の一次側圧力室48内及び圧力室5内に急激な圧力変動を生じさせない様に成している。
この様に配管されたバルブは、本体Vの圧力室5に送り込まれた圧力をパイロット弁V1によって制御、即ちパイロット弁V1によって圧力室5内の圧力を増すことで閉弁補助のための調節ばね19の力とダイヤフラム18への下向きの力とを閉弁方向へ作用させたり、パイロット弁V1によって圧力室5内の圧力を減らすことで一次側圧力によるダイヤフラム18への上向きの力を開弁方向へ作用させ、これらのダイヤフラム18に対する下向きに働く力と上向きに働く力がバランスすることにより、弁体3の開度が制御され、二次側圧力を一次側圧力より低いある一定の圧力に保持する。
尚、上記各実施例では、ウエハー形バルブを減圧弁として示したが、減圧弁に限らず、他の圧力調整弁(背圧弁、差圧弁等)、電磁弁、定水位弁や、その他のバルブにおいても、上記と同様に、その弁箱4の接続端部10、11をフランジレスとし、弁箱4から上方延設したカバーフランジネック17に貫通路28又は雌ねじ部36を設けることで適用できる。
そして、上記の様に構成された各実施例におけるウエハー形バルブにあっては、配管に際し、弁箱4の接続端部10、11の夫々を管材P、P1に設けた管フランジF、F1に接合して、該管フランジF、F1の各ボルト穴の夫々にボルトB、B1…(第二実施例のものに限ってはボルトB、B1…、HB)を通す。
かかる状態において、第一、第三実施例では、管フランジF、F1の上部間に隣接して架設されるボルトB、B1の夫々は左右の貫通路28に通され、カバーフランジネック17が前記ボルトB、B1の間隔よりも太くてもその架設状態を妨げないから、管フランジF、F1の円周上に配置される多数のボルトB、B1…はナットN、N1…で均一に締結され、バルブ(弁箱4)は管材P、P1(管フランジF、F1)間に介装固定される。
又、第二実施例では、管フランジF、F1において、上部で隣接するボルト穴に頭付きボルトHBを通してこれを雌ねじ部36に螺着し、管フランジF、F1におけるその他のボルト穴には第一、第三実施例と同様に長ねじボルトB、B1…を通して、ナットN、N1…で締結し、バルブ(弁箱4)は管材P、P1(管フランジF、F1)間に介装固定される。
上記配管に際し、第一、第三実施例のものでは、最初にバルブの貫通路28と管フランジF、F1のボルト穴にボルトB、B1を挿通することにより、第二実施例のものでは、最初に管フランジF、F1の上部で隣接するボルト穴に挿通した頭付きボルトHBをバルブの雌ねじ部36に螺着することにより、管フランジF、F1に対してバルブ(弁箱4)の接続端部10、11を同軸上に位置決めして、バルブの姿勢を安定的に保持でき、その配管の作業効率を飛躍的に向上させられる。
しかも、管材P、P1(管フランジF、F1)に対するバルブの安定した取付け姿勢は、配管時のみならず使用中においても維持でき、使用中に配管系統に生ずる振動等によってバルブが位置ズレすることもない。
又、上記いずれの実施例のものも、管フランジF、F1間に弁箱4が上記の様に介装固定されることにより、各接続端部10、11に設けた環状溝12内のシール材13が弾性変形し、管フランジF、F1における接続端部10、11との接続端面に密着して接続端部10、11と管フランジF、F1とを密封する。
ウエハー形バルブの配管状態を示す正面図である。 図1のX−X断面図である。 同上バルブの縦断面図である。 図3のY−Y断面端面図である。 第二実施例におけるウエハー形バルブの配管状態を示す正面図である。 図5のX−X断面図である。 同上バルブの縦断面図である。 第三実施例におけるウエハー形バルブの配管状態を示す正面図である。 同上バルブの平面図である。 図8のX−X断面図である。 前記バルブの縦断面図である。 図11のY−Y断面端面図である。
符号の説明
1 駆動部
3 弁体
4 弁箱
6 入口
7 出口
10 接続端部
11 接続端部
12 環状溝
13 シール材
17 カバーフランジネック
26 内部空間(連通路)
27 内部空間(連通路)
28 貫通路
29 弁棒
B、B1… ボルト
F、F1 管フランジ
N、N1… ナット

Claims (2)

  1. ボルト及びナットで締結される管フランジの間に挟持され、且つ、圧力流体の出入口を夫々に有する管フランジとの接続端部をフランジレスと成した弁箱と、該弁箱から上方へ延出すると共に、内部に圧力流体が通過可能な空間を有し、且つ、弁体の開度を制御する駆動部と弁体とを連繋した弁棒を挿通するカバーフランジネックとを備えたウエハー形バルブにおいて、カバーフランジネックには、管フランジの間に架設されると共に管フランジの円周上で隣接するボルトの夫々が貫通可能な貫通路を前記内部空間と区画して設け、該内部空間と前記貫通路との隔壁のみをバルブの大きさに応じて使用される管フランジの種類によって異なる前記ボルト同士の間隔より幅小に括れる様に形成したことを特徴とするウエハー形バルブ。
  2. 各接続端部の管フランジとの接合面に、環状溝を凹設すると共に、該環状溝にシール材を装填したことを特徴とする請求項1記載のウエハー形バルブ。
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