JP5053813B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式等を採用した画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置の高画質化に伴い、色ずれ補正技術が様々提案されている。例えば、非接触の光学センサから得られた画像信号を元に、中間転写ベルトや、感光体ドラムなどの速度を検知する事が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この非接触の光学センサは、中間転写ベルトや感光体ドラムなどの対象物の微小な凹凸などを特徴点として検出し、単位時間あたりの特徴点の移動量より速度を検知している。
特許文献1に記載された発明によれば、光学センサの検知結果に応じて、中間転写ベルトや感光体ドラムを駆動しているモータ等の速度や、画像形成のタイミングを変化させることにより色ずれのない高画質な画像形成を行うことができる。
特開2002−202705号公報
しかしながら、特許文献1に記載の非接触の光学センサをクリーニング機構のない部位に設置すると、飛散したトナーなどが中間転写ベルトや感光体ドラム上の特徴点に積もって特徴点を検知できなくなり、表面速度を正確に検知できなくなる。また、堆積したトナーによりセンサ自体が汚れてしまい、誤検知を生じることにもなる。
一方、クリーニング機構のある部位に非接触の光学センサを設置した場合は、クリーニング機構が中間転写ベルトや感光体ドラムの表面を研磨してしまうため、特徴点を検出するための凹凸が無くなり正確な速度検知ができなくなる。さらに、非接触の光学センサを内周面に設置した場合も駆動ローラなどによるマイクロスリップの影響で凹凸が減少し同様の問題が生じる。
そこで、本発明は、中間転写ベルトや感光体ドラムの周回速度を正確に検知することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、周回する像担持体を介してトナー像を転写材に形成する画像形成装置であって、前記像担持体の表面を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた複数回の読取結果に基づいて、前記像担持体の移動量を演算する移動量演算手段と、前記像担持体上に特徴パターンを形成する特徴パターン形成手段と、前記移動量演算手段が前記像担持体の移動量を演算できない場合には、前記特徴パターン形成手段により前記像担持体上に特徴パターンを形成させる制御手段と、有することを特徴とする。
本発明によれば、中間転写ベルトや感光体ドラムのような像担持体の周回速度を正確に検知することができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。本実施形態の画像形成装置1は、電子写真方式で画像形成動作を行う複数の画像形成部を並列に配し、かつ、中間転写方式を採用したカラー画像形成装置である。
本実施形態にて、画像形成装置1は、画像読取部1Rと、画像出力部1Pとを有する。画像読取部1Rは、原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送信する。画像出力部1Pは、4つ並設された画像形成部10a〜10dと、給紙ユニット20と、中間転写ユニット30と、定着ユニット40と、クリーニングユニット50と、フォトセンサ60と、制御ユニット80とを有する。
更に、個々のユニットについて詳しく説明する。各画像形成部10a〜10dは同じ構成とされ、各画像形成部10a〜10dでは、第一の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム11a〜11dを有する。各感光体ドラム11a〜11dは、回転自在に軸支され、矢印方向に周回するよう回転駆動される。
感光体ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12a〜d、光学系13a〜13d、折り返しミラー16a〜16d、現像装置14a〜14d、及びクリーニング装置15a〜15dが配置されている。
まず、一次帯電器12a〜12dは、感光体ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、光学系13a〜13dは、画像読取部1Rからの記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザビームなどの光線を照射する。折り返しミラー16a〜16dは、光学系13a〜13dから照射された光線を反射して感光体ドラム11a〜11d上に露光する。これによって、感光体ドラム11a〜11d上に静電潜像が形成される。
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、「トナー」という。)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像が顕像化される。顕像化された可視画像は、画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdにて中間転写ユニット30を構成する第二の像担持体としてのベルト状の中間転写体、即ち、中間転写ベルト31に転写される。中間転写ユニット30については、後で詳述する。
画像転写領域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、清掃手段としてのクリーニング装置15a、15b、15c、15dにより中間転写体に転写されずに感光体ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
給紙ユニット20は、転写材Pを収納するためのカセット21と、カセット21より転写材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22と、ピックアップローラ22から送り出された転写材Pを更に搬送するための給紙ローラ対23を有する。また、給紙ユニット20は、給紙ローラ対23により給紙された転写材Pを案内する給紙ガイド24と、各画像形成部10a〜10dの画像形成タイミングに合わせて転写材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジストローラ25とを有する。
次に、中間転写ユニット30について詳細に説明する。中間転写ユニット30は、中間転写ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33、及び二次転写対向ローラ34等から構成される。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32と、従動ローラ33と、二次転写対向ローラ34との間に張設巻回されている。駆動ローラ32は、中間転写ベルト31に駆動を伝達するローラである。従動ローラ33は、中間転写ベルト31の回動に従動し、ばね(図示せず)の付勢によって中間転写ベルト31に適度なテンションを与えるテンションローラである。
また、駆動ローラ32と従動ローラ33の間に一次転写平面Aが形成される。中間転写ベルト31としては、例えばPI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)などが用いられる。駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32は、後述するステッピングモータ107によって回転駆動される。
各感光体ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写用帯電器35a〜35dが配置されている。一方、二次転写対向ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト31とのニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写ローラ36は、中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。
また、中間転写ベルト31の二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニングユニット50が配置される。クリーニングユニット50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレード51と、廃トナーを収納する廃トナーボックス52とを備えている。
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒータなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、そのローラに加圧される加圧ローラ41b(このローラにも熱源を備える場合もある)と、熱を内部に閉じ込めるための定着断熱カバーとを備えている。トナー像を転写された転写材Pは、搬送ガイド43により定着ローラ対41a、41bのニップ部に導かれ、定着ローラ対41a、41bのニップ部を抜けると内排紙ローラ44、縦パスローラ45a、45bにより搬送される。そして、転写材Pは、外排紙ローラ46によりさらに搬送され、排紙トレイ47に排紙される。
次に、上記構成の画像形成装置の動作について説明する。後述するCPU105により画像形成動作開始信号が発せられると、選択された用紙サイズなどにより選択されたカセットから給紙動作を開始する。
カセット21から転写材Pが給紙される場合を例に挙げて説明する。まず、ピックアップローラ22により、カセット21から転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ対23によって転写材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25まで搬送される。このとき、レジストローラ25は停止しており、転写材Pの先端はレジストローラ25のニップ部に突き当たる。
その後、画像形成部10a〜10dが画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25は回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部10a〜10dより中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいて一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部10a〜10dでは、画像形成動作開始信号が発せられると、感光体ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送される。
ここで、各画像形成部10a〜10d間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて、その次のトナー像が転写される。以下も同様の工程が繰り返され、最終的に4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
その後、転写材Pが二次転写領域Teに進入し、中間転写ベルト31に接触すると、転写材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧が印加される。これにより、前述したプロセスにより中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が転写材Pの表面に転写される。その後、転写材Pは搬送ガイド43によって定着ローラ対41a、41bまで案内される。
そして、定着ローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が転写材P表面に定着される。その後、転写材Pは、内排紙ローラ44、縦パスローラ45a、45b、外排紙ローラ46により搬送され、排紙トレイ47上に排紙される。
次に、転写材Pに対して両面に画像を形成する場合における画像形成装置1の動作を説明する。ここで、前述した動作と重複する点は説明を割愛する。
前述の動作と同様に、カセット21から給紙を行った場合を例に説明すると、カセット21から送り出された転写材Pは、前述した工程を経て定着ローラ対41a、41bにて一面目の画像が定着される。一面目の画像が定着された後、内排紙ローラ44、縦パスローラ45a(用紙サイズによっては、縦パスローラ45b、外排紙ローラ46)によって搬送される。
転写材Pの後端が70の位置を通過して所定距離進んだ後に、縦パスローラ45a(用紙サイズによっては、縦パスローラ45b、外排紙ローラ46)は停止し、所定時間停止した後逆方向に転写材Pの搬送を始める。転写材Pが定着ユニット40に搬送されないように70の位置には不図示のフラッパなどの仕組みを必要に応じて設ける。1面目が印刷された転写材Pは両面給紙ガイド71を搬送される。
両面給紙ガイド71を搬送される転写材Pが、カセット21から搬送された転写材Pと接触しないように、後述するCPU105が給紙ガイド24に転写材Pを再給紙するタイミングを制御する。そして、給紙ガイド24に再給紙された転写材Pは、1面目同様に2面目に画像形成動作が行われ、定着ユニット40にて2面目の定着が行われる。その後、転写材Pは、内排紙ローラ44、縦パスローラ45a、45b、外排紙ローラ46により搬送され、排紙トレイ47に排紙される。
図2は、中間転写ベルト31周辺の拡大図である。読取手段としての非接触センサ100は、中間転写ベルト31の表面を検知できる位置に配置される。中間転写ベルト31の幅方向の位置に関して、非接触センサ100は、クリーニングブレード51によりクリーニングされる中間転写ベルト31の領域に対向する位置に配置される。また、特徴パターン形成手段としての粗し部材101は、着脱可能に設けられた回転体であり、非接触センサ100により検知される中間転写ベルト31の領域に対向する位置に配置されている。
なお、粗し部材101は、駆動ローラ32や従動ローラ33など中間転写ベルト31を挟んで粗し部材101に対向する部材がある場所に設置するのが望ましく、さらにクリーニングブレード51近傍に設置することが望ましい。本実施形態では、非接触センサ100を外周面に設置しているが、内周面に設置しても同様の効果を得る事ができる。
図3は、非接触センサ100の概略図である。非接触センサ100は、発光部121、受光部122、受光した光量に基づき所定時間Tごとに各画素における濃度を決定する画像処理部123、及び2つ以上の画像を元に移動量を算出する移動量演算部124を有する。
図4は、非接触センサ100により読み取られた画像を示す図である。非接触センサ100は、所定時間Tごとに、所定範囲(本実施形態ではAmm四方とし、各辺10ブロックの画素を検知できるとする)の画像をサンプリングする。図4(a)及び(b)は、時間的に連続して得られる二つの画像を表し、図4(a)の画像が得られてから所定時間T後に得られた画像が図4(b)の画像である。
図4(a)において、枠で囲まれた各辺10ブロックの範囲が非接触センサ100での読み取り可能範囲であり、受光光量が低く濃い点(点線で囲まれた部分)が非接触センサ100によって検知される特徴点となる。特徴点は、周りの画素より受光光量の低い点がいくつか集まっている箇所に設定することが望ましい。
図4(b)において、特徴点のうち3つが認識され、その全てが右に2ブロック、下に1ブロック動いたと認識されるため、図4(a)から図4(b)に移動する間に2A/10Tの移動速度が検知される。
なお、画像処理部123及び移動量演算部124が、非接触センサ100に包括されている例について説明したが、必ずしも非接触センサ100内にある必要はない。以下では、画像処理部123及び移動量演算部124を設けずに、画像処理や移動量の演算をCPU105で行う場合について説明する。
図5は、画像形成装置1の制御ブロック図である。制御手段としてのCPU105は、制御プログラムを記憶するROM108と、データの読み書きを行うためのRAM109に接続されている。また、CPU105は、非接触センサ100に接続され、中間転写ベルト31の表面画像を所定時間Tごとに取得することで、複数回読み取り動作を行う。
CPU105は、非接触センサ100により得られた画像から中間転写ベルト31の移動速度を算出し、理想値に対するずれに対してフィードバック量を算出する。そして、CPU105は、ドライバ106を介して駆動ローラ32を駆動するためのステッピングモータ107にフィードバック制御することで、中間転写ベルトの周回速度の制御を行う。
図6は、粗し部材101の概略図である。粗し部材101は、表面に凸部を設けており、この凸の部分がベルトに当接することにより、中間転写ベルト31に凹凸を形成する。通常、粗し部材101は中間転写ベルト31から離間した位置に待機しており、中間転写ベルト31の表面を荒らす場合には、不図示のモータ、SL、CLなどにより中間転写ベルト31に当接される。その状態で、中間転写ベルト31を駆動させ、最低限中間転写ベルト31が1周する間当接させ続けることにより、中間転写ベルト31の表面を荒らす。
また、中間転写ベルト31の周長を、粗し部材101の周長(凸の頂上部分の外周長)の整数倍にして、複数周回にわたり粗し部材101を中間転写ベルト31に当接させたまま回転させる。これによって、複数周回にわたり同じ位置に同じ特徴パターンを形成することになるので、より明確な凹凸を設けることができる。ただし、粗し部材101の周長と、中間転写ベルト31の周長を整数倍にすることは必須ではない。
また、非接触センサ100が検知する範囲をAmm四方とし、中間転写ベルト31の単位時間Tあたりの移動量をBmmとした場合、A−Bの範囲に最低限2つの特徴点が形成されるように、粗し部材101による表面粗しパターンを形成する。また、粗し部材101のパターンは非接触センサの検知範囲Amm以上の周期をもって形成する。つまり、粗し部材101は、非接触センサ100の読取範囲よりも短い間隔で中間転写ベルト31の表面を粗すよう構成されている。
ここで、単位時間Tとは前述したように、非接触センサ100が画像をサンプリングする周期である。
図7は、中間転写ベルト31の表面粗し制御を示すフローチャートである。このフローチャートを実行するためのプログラムはROM108に記憶されており、CPU105により実行される。なお、CPU105は、所定時間Tごとに非接触センサ100により検知された中間転写ベルト31の表面の画像を、RAM109に記憶させている。
まず、CPU105は、非接触センサ100により検知された中間転写ベルト31の表面の画像をRAM109から読み出し、画像の濃度差が所定以上あるかどうかを判断する(S700)。画像の濃度差が所定以上ある場合は、CPU105は、中間転写ベルト31の表面の画像に特徴点が2つ以上あるかどうかを判断する(S701)。
特徴点が2つ以上ある場合には、CPU105は、前回読み取られた中間転写ベルト31の表面の画像と、今回読み取られた中間転写ベルト31の表面の画像とを比較する。そして、CPU105は、図4を用いて前述した方法で中間転写ベルト31の移動速度を算出する(S702)。
そして、CPU105は、算出した中間転写ベルト31の移動速度に基づいて、ドライバ106を介して駆動ローラ32を駆動するためのステッピングモータ107に対してフィードバック制御を行う(S703)。
一方、ステップS700で画像の濃度差が所定以上ないと判断された場合、またはステップS701で特徴点が2つ以上ないと判断された場合、ステップS704に進む。CPU105は、N回連続(N=1以上)、及び/又は、累計M回(M=1以上)画像の濃度差が所定以上ない又は特徴点が2つ以上ないと判断された場合、中間転写ベルト31の表面に粗し処理を行う(S705)。
つまり、ステップS704でYesの場合は、中間転写ベルト31の移動量を演算できないので、CPU105は粗し部材101を制御して中間転写ベルト31上に特徴パターンを形成させる。
ステップS705で粗し処理が行われた後、CPU105は、非接触センサ100により検知された中間転写ベルト31の表面の画像をRAM109から読み出し、再び画像の濃度差が所定以上あるかどうかを判断する(S706)。画像の濃度差が所定以上ある場合は、CPU105は、再び中間転写ベルト31の表面の画像に特徴点が2つ以上あるかどうかを判断する(S707)。
特徴点が2つ以上ある場合にはステップS703に進み、CPU105は、前述したフィードバック制御を行う。ステップS706で画像の濃度差が所定以上ないと判断された場合、またはステップS707で特徴点が2つ以上ないと判断された場合、CPU105は、機能制限モードで動作させるか本体を停止させる(S708)。
なお、クリーニング等による凹凸の減少を防ぐ為に、定常的若しくは定期的に粗し部材101を動作させてもよいが、ダウンタイムの増加、像担持体(中間転写ベルトや感光体ドラム)の寿命の低下といった問題が生じる。そこで、ステップS704でYesの場合にだけ粗し部材101を動作させることで、像担持体へのダメージを最低限に抑え、かつ、ダウンタイムを軽減することができる。
本実施形態では、フィードバック制御によりステッピングモータ107の回転速度を制御対象としたが、画像の書き出しタイミング等、他の対象にフィードバック制御を行っても有効である。
なお、中間転写ベルト31の表面状態が、制御する状態に適していない場合として、画像の濃度差が所定以上ない場合、特徴点が2つ以上ない場合を例に説明したが、これに限られるものではなく、個数は適宜設定すればよい。例えば、非接触センサ100の入力信号の振幅が所定以上(例えば、0.2Vや、検知初期における振幅の1/5に達したとき等)ない場合に、上述の制御を行っても構わない。
図8は、CPU105による特徴点の数の判断方法を説明する図である。前述したように非接触センサ100にて検知する範囲をAmm四方とし、中間転写ベルト31の単位時間Tあたりの移動量をBmmとした場合、A−Bの範囲に最低限2つの特徴点が形成されるように、粗し部材101のパターンが形成されている。したがって、図8のように特徴点が2つある場合でも、A−Bの範囲には1つしか特徴点がないため、CPU105は、中間転写ベルト31の移動速度を検知困難と判断する。
図9は、CPU105による濃度差の判断方法を説明する図である。非接触センサ100は、16階調の濃度を検知でき、図内の数字は16階調の濃度を示している。その際、図9に示されるように、一度に検知した全画素の濃度が所定濃度差(例えば3)以内の場合、CPU105は、画像の濃度差が所定以上(この例では4以上)ないので、中間転写ベルト31の移動速度を検知困難と判断する。
図10及び図11は、CPU105による振幅に基づく判断方法を説明する図である。図10のように、各位置における非接触センサ100の入力信号の振幅が大きい場合、CPU105は、中間転写ベルト31の移動速度を検知可能と判断する。一方、図11のように、振幅が小さくなった場合はノイズとのS/N比をとることが難しくなるため、CPU105は、中間転写ベルト31の移動速度を検知困難と判断する。
(第2の実施形態)
図12は、第2の実施形態における中間転写ベルト31周辺の拡大図である。第2の実施形態では、感光体ドラム11上に非接触センサ100及び粗し部材101を設けていることを特徴とする。なお、画像形成装置1の構成は、第1の実施形態と同じであるため、説明を割愛する。
非接触センサ100は、感光体ドラム11の表面を検知できる場所であって、クリーニング装置15によりクリーニングされる感光体ドラム11の領域に対向する位置に配置されている。
また、着脱可能な粗し部材101は、非接触センサ100が検知する領域に対向する位置に配置されている。感光体ドラム11の周長を粗し部材101の周長の整数倍にし、複数周回に渡り粗し部材を当接させたまま回転させる事でより明確な凹凸を設けることが可能となる。ただし、感光体ドラム11の周長を粗し部材101の周長の整数倍にすることは必須ではない。その他の判断基準や動作などは、第1の実施形態と基本的に同様であるので、説明を割愛する。
このように、感光体ドラム11の表面を粗すように設けられた粗し部材101と、感光体ドラム11の表面を検知する非接触センサ100を設けることにより、感光体ドラム11の回転速度を正確に検知することができる。
(第3の実施形態)
第1、第2の実施形態において、粗し部材101はモータ等の駆動部材により中間転写ベルト31や、感光体ドラム11に当接されると説明をした。第3の実施形態では、モータ等の駆動部材の数を減らしてコストダウンを図ることを目的とする。なお、画像形成装置1の構成は、第1の実施形態と同じであるため、説明を割愛する。
図13は、第3の実施形態における粗し部材101周辺の概略図である。図13(a)に示すように、通常は、ばね300により粗し部材101が中間転写ベルト31又は感光体ドラム11に対し離間されている。一方、図13(b)に示すように、中間転写ベルト31又は感光体ドラム11が逆回転したとき、不図示のワンウェイギアにより、カム301がローラを押下するように設定し、不図示のトルクリミッタにより適正な押し圧を保ちつつ回転をするようにする。
このような粗し部材101の当接機構を設けることにより、モータ等の駆動部材を少なくでき、コストダウンを図ることができる。
なお、本発明の実施形態1乃至3では、像担持体(中間転写ベルト31や感光体ドラム11)の表面状態を変化させる手段として粗し部材101を用いて像担持体に微小な傷をつける方法を説明したがこれに限られるものではない。例えば、像担持体の表面を粗して表面状態を変化させる代わりに、マーキング装置で像担持体の表面にマーキングを施しても、同様の効果を得ることができる。例えば、マーキング装置としては、像担持体の表面にスタンプを押して特徴パターンをマーキングするスタンプ装置や、インクジェット方式でインクを塗布して特徴パターンをマーキングする装置が考えられる。
以上で説明したように、本発明の実施形態によれば、像担持体の速度を正確に検知することができる。また、必要なときにしか粗し動作を行わないので、中間転写ベルト31や感光体ドラム11へのダメージを最低限に抑え、かつ、ダウンタイムを軽減することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 中間転写ベルト31周辺の拡大図である。 非接触センサ100の概略図である。 非接触センサ100により読み取られた画像を示す図である。 画像形成装置1の制御ブロック図である。 粗し部材101の概略図である。 中間転写ベルト31の表面粗し制御を示すフローチャートである。 CPU105による特徴点の数の判断方法を説明する図である。 CPU105による濃度差の判断方法を説明する図である。 CPU105による振幅に基づく判断方法を説明する図である。 CPU105による振幅に基づく判断方法を説明する図である。 第2の実施形態における、中間転写ベルト31周辺の拡大図である。 第3の実施形態における、粗し部材101周辺の概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
1P 画像出力部
1R 画像読取部
10 画像形成部
11 感光体ドラム
15 クリーニング装置
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
50 クリーニングユニット
80 制御ユニット
100 非接触センサ
101 粗し部材
105 CPU
106 ドライバ
107 ステッピングモータ
108 ROM
109 RAM
121 発光部
122 受光部
123 画像処理部
124 移動量演算部

Claims (14)

  1. 周回する像担持体を介してトナー像を転写材に形成する画像形成装置であって、
    前記像担持体の表面を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた複数回の読取結果に基づいて、前記像担持体の移動量を演算する移動量演算手段と、
    前記像担持体上に特徴パターンを形成する特徴パターン形成手段と、
    前記移動量演算手段が前記像担持体の移動量を演算できない場合には、前記特徴パターン形成手段により前記像担持体上に特徴パターンを形成させる制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記移動量演算手段により演算された前記像担持体の移動量に基づき、前記像担持体の周回速度を制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体を清掃する清掃手段を有し、
    前記読取手段は、前記像担持体が前記清掃手段により清掃された領域を読み取ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記特徴パターン形成手段は、凸部が設けられた粗し部材により前記像担持体の表面を粗し、前記像担持体の表面状態を変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記粗し部材は、凸部が設けられた回転体であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記粗し部材の凸部のパターンは、前記読取手段の読取範囲よりも短い周期のパターンであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記粗し部材の凸部のパターンは、前記像担持体における前記読取手段により読み取られる領域に2つ以上の特徴点が形成されるよう構成されていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体の周長は、前記粗し部材の周長の整数倍になっていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  9. 前記特徴パターン形成手段は、前記像担持体の表面にマーキングを行う手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体は、感光体ドラムであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体は、感光体ドラムからトナー像を転写される中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記読取手段により読み取られた画像の各画素における濃度のばらつきに基づき、前記特徴パターン形成手段を動作させるかどうかを制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記読取手段により読み取られた画像における特徴点の個数に基づき、前記特徴パターン形成手段を動作させるかどうかを制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記読取手段により得られた信号の振幅に基づき、前記特徴パターン形成手段を動作させるかどうかを制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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