JP5053619B2 - 微細構造体の製造方法 - Google Patents
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Description
[実施の形態1]
はじめに、本発明に係る実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図1(a)に示すように、例えば単結晶シリコンからなる半導体基板101に、溝102及び溝(凹部)103が形成された状態とする。溝102は深さ100μm,幅200μm程度に形成され、溝103は、深さ100μm,幅400μm程度に形成されている。また、溝102及び溝103は、共に同じ方向に延在している。
次に、本発明に係る実施の形態2について説明する。図2は、実施の形態2における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図2(a)に示すように、前述同様に、半導体基板101に、溝102及び溝103が形成された状態とし、また、前述同様のSTP法により、基材105に形成された薄膜204が、半導体基板101に貼り付けられた状態とする。この後、貼り付けられた薄膜204より基材105を剥離する。これらのことにより、図2(b)に示すように、溝102及び溝103の上を覆うように、半導体基板101の上に薄膜204が形成された状態が得られる。このように、STP法により形成された薄膜204では、形成面の全域において、破損などが抑制された状態で、高い膜厚均一性や高い表面平坦性が得られる。
次に、本発明に係る実施の形態3について説明する。図3は、実施の形態3における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図3(a)に示すように、前述同様に、半導体基板101に、溝102及び溝103が形成された状態とする。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板101に貼り付けられ、溝102及び溝103の上を覆うように、半導体基板101の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。このように、STP法により形成された感光性レジスト膜104では、形成面の全域において、破損などが抑制された状態で、高い膜厚均一性及び高い表面平坦性が得られる。
次に、本発明に係る実施の形態4について説明する。図4は、実施の形態4における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図4(a)に示すように、前述同様に、半導体基板101に、溝102及び溝103が形成された状態とする。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板101に貼り付けられ、溝102及び溝103の上を覆うように、半導体基板101の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。
次に、本発明に係る実施の形態5について説明する。図5は、実施の形態5における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図5(a)に示すように、前述同様に、例えば単結晶シリコンよりなる半導体基板501に、共に深さ100μm・幅300μmの溝502及び溝503が、形成された状態とする。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板501に貼り付けられ、溝502及び溝503の上を覆うように、半導体基板501の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。
次に、本発明に係る実施の形態6について説明する。図6は、実施の形態6における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図6(a)に示すように、前述同様に、例えば単結晶シリコンよりなる半導体基板601に、幅300μmの溝602及び幅100μmの溝603が、共に深さ100μm程度に形成された状態とする。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板601に貼り付けられ、溝602及び溝603の上を覆うように、半導体基板601の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。
次に、本発明に係る実施の形態7について説明する。図7は、実施の形態7における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図7(a)に示すように、前述同様に、例えば単結晶シリコンよりなる半導体基板701に、平面視矩形の凹部702及び凹部703が形成された状態とする。例えば、凹部702は、一辺が200μm程度の正方形で深さ100μm程度の直方体に形成され、凹部703は、一辺が400μm程度の正方形で深さ100μm程度の直方体に形成されている。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板701に貼り付けられ、凹部702及び凹部703の上を覆うように、半導体基板701の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。このように、STP法により形成された感光性レジスト膜104では、形成面の全域において、破損などが抑制された状態で、高い膜厚均一性及び高い表面平坦性が得られる。
次に、本発明に係る実施の形態8について説明する。図8は、実施の形態8における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図8(a)に示すように、前述同様に、例えば単結晶シリコンよりなる半導体基板801に、溝802及び溝803が形成された状態とする。例えば、溝802は、深さ90μm,幅200μm程度に形成され、溝803は、深さ90μm,幅300μm程度に形成されている。また、溝802及び溝803は、共に同じ方向に延在している。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板801に貼り付けられ、溝802及び溝803の上を覆うように、半導体基板801の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。
次に、本発明に係る実施の形態9について説明する。図9は、実施の形態9における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、図9(a)に示すように、前述同様に、例えば単結晶シリコンよりなる半導体基板901に、溝902及び溝903が形成された状態とする。例えば、溝902は、深さ100μm,幅200μm程度に形成され、溝903は、深さ100μm,幅400μm程度に形成されている。また、溝902及び溝903は、共に同じ方向に延在している。また、前述同様のSTP法により、感光性レジスト膜104が、半導体基板901に貼り付けられ、溝902及び溝903の上を覆うように、半導体基板901の上に感光性レジスト膜104が形成された状態とする。
次に、本発明に係る実施の形態10について説明する。図10は、実施の形態10における微細構造体の製造方法を説明するための工程図である。先ず、前述した実施の形態9と同様にすることで、図10(a)に示すように、半導体基板1001に、溝1002とともに、この底部にこれより幅が狭い溝1004が形成され、溝1003とともに、この底部にこれより幅が狭い溝1005が形成され、また、溝1005の底部にこれより幅が狭い溝1007が形成された状態とする。
Claims (9)
- 主表面に第1の凹部を備えた基板の前記主表面に前記第1の凹部の底部に接触することなく薄膜を貼り付けて、前記基板の上に前記第1の凹部を覆うように前記薄膜が形成された状態とする第1工程と、
フォトリソグラフィ技術により、前記第1の凹部の一部の形成領域を含み、かつ前記第1の凹部より小さい面積の開口パターンが、前記薄膜に形成された状態とする第2工程と、
前記開口パターンが形成された前記薄膜をマスクとした選択的なエッチングにより前記基板を加工して、前記第1の凹部の形成領域内部の前記基板の前記主表面に第2の凹部が形成された状態とする第3工程と
を少なくとも備えることを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1記載の微細構造体の製造方法において、
前記第1工程の前に、前記基板の前記主表面に前記第1の凹部が形成された状態とする工程をさらに備える
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1又は2記載の微細構造体の製造方法において、
前記第1の凹部の底面と前記第2の凹部の側面とが同一材料である
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の微細構造体の製造方法において、
前記第1工程では、
前記薄膜が形成された基材を用意し、
前記基材に形成されている前記薄膜を前記基板の前記主表面に貼り付け、
前記基板に貼り付けられた前記薄膜より前記基材を剥離し、
前記基板の上に前記薄膜が形成された状態とする
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の微細構造体の製造方法において、
前記第3工程の後に前記薄膜を除去する
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の微細構造体の製造方法において、
前記基板はシリコンから構成され、
前記選択的なエッチングは、フッ素を含むガスを用いる
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の微細構造体の製造方法において、
前記薄膜は、感光性を備え、
前記第2工程では、前記薄膜を露光して現像することで、前記開口パターンが、前記薄膜に形成された状態とする
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の微細構造体の製造方法において、
前記第2工程では、
前記薄膜の上に感光性を有する感光性レジスト膜が形成された状態とし、
前記感光性レジスト膜を露光して現像することで、前記開口パターンに対応するマスクパターンが前記感光性レジスト膜に形成された状態とし、
前記マスクパターンが形成された前記感光性レジスト膜をマスクとしたエッチングにより、前記薄膜に前記開口パターンが形成された状態とする
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の微細構造体の製造方法において、
前記第1の凹部の深さおよび幅が100μm以上である
ことを特徴とする微細構造体の製造方法。
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