JP5053400B2 - 無線lan装置、プロトコル実行方法及びそのプログラム - Google Patents

無線lan装置、プロトコル実行方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線ネットワークにおいて無線通信を行う無線LAN装置に関する。
無線LANにおいては、無線LAN機器の電波到達範囲内に通信範囲が制限される。このため、1つの無線LAN機器の電波到達範囲を超える広範囲のエリアに亘って通信を行いたい場合には、複数のアクセスポイントを設置して、WDS(Wireless Distribution System)に準拠して、アクセスポイント間で無線パケットを中継する技術が開発されている。さらに、WDSに準拠したアクセスポイントには、無線端末としての無線子機(以下、単に子機ともいう)と、子機間の通信を中継する無線親機(以下、単に親機ともいう)とを備えたものが開発されている(例えば、下記特許文献1)。このようにアクセスポイントが親機と子機とを備えることにより、インフラストラクチャモードによってアクセスポイント間の接続関係を確立して、WDSモードに移行することができる。
こうした子機と親機とを備えた無線LAN装置において、他の無線LAN装置と接続関係を構築するためなどに、非対称のプロトコルを用いた処理が行われる。例えば、AOSS(AirStation One-Touch Secure System、株式会社バッファローの登録商標)やWPS(Wi-Fi Protected Setup)などを用いて、ネットワーク機器の暗号・認証等の無線接続情報の自動設定処理が行われる。こうした際には、ひとつの無線LAN装置の中に親機と子機とが存在し、親機及び子機の設定を共通のトリガ(例えば、1つのボタンの押し下げ)で実現しようとする場合、当該無線LAN装置の子機と親機との間で非対称なプロトコルを実行してしまうおそれがある。そこで、親機と子機とのうちのいずれを動作させるのかを指定する必要があり、操作が複雑になったり、装置構成が複雑になったりするという問題があった。かかる問題は、親機と子機との間で実行されるプロトコルに限らず、非対称なプロトコルを実行する場合に、当該プロトコルを用いた処理の当事者の一方と他方の機能を併せ持つ無線LAN装置に共通する問題であった。
特開2009−303170号公報 特開2005−142907号公報
上述の問題の少なくとも一部を考慮し、本発明が解決しようとする課題は、非対称なプロトコルを用いた処理の当事者の一方と他方との機能を併せ持つ無線LAN装置と、他の無線LAN装置との間で、非対称なプロトコルを用いた処理を、
簡単な装置構成で、または、簡単な操作で実行することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[形態1]無線通信を行う無線LAN装置であって、
非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として前記無線通信を行う第1の通信手段と、
前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信手段と、
第1の通信手段および第2の通信手段の両方に対しての、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1及び/または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を実行する実行手段と、
前記第1または第2の通信手段が前記非対称処理を行う際、該第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外する除外手段と
を備えた無線LAN装置。
[適用例1]無線通信を行う無線LAN装置であって、
非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として前記無線通信を行う第1の通信手段と、
前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信手段と、
前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1及び/または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を実行する実行手段と、
前記第1または第2の通信手段が前記非対称処理を行う際、該第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外する除外手段と
を備えた無線LAN装置。
かかる構成の無線LAN装置は、非対称なプロトコルを用いた非対称処理の実行指示を受け付けて、第1または第2の通信手段が非対称処理を行う際、第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が非対称処理を完遂する前に、非対称処理の当事者から、第1及び第2の通信手段の他方を除外するので、第1及び第2の通信手段のうちのいずれを動作させるかを指定しなくても、第1の通信手段と第2の通信手段との間で、非対称なプロトコルが完遂されることがない。その結果、非対称なプロトコルを用いた処理の当事者の一方と他方との機能を併せ持つ無線LAN装置と、他の無線LAN装置との間で、非対称なプロトコルを用いた処理を、簡単な装置構成で、または、簡単な操作で実行することができる。
[適用例2]前記除外手段は、前記第1及び第2の通信手段の少なくとも一方の識別情報に基づいて、前記非対称処理の進行を部分的に制限することで、前記除外を行う適用例1記載の無線LAN装置。
かかる構成の無線LAN装置は、識別情報に基づいて非対称処理の進行を制限して、第1及び第2の通信手段の他方を除外するので、第1及び第2の通信手段を互いに排他的に動作させる必要がないので、非対称処理を高速化することができる。
[適用例3]前記非対称処理は、前記当事者の間で共有する前記無線通信に係るセキュリティ情報を、前記無線通信によって前記一方の当事者から前記他方の当事者へ自動的に設定する処理である適用例1または適用例2記載の無線LAN装置。
かかる構成の無線LAN装置は、無線通信に係るセキュリティ情報を自動的に設定する処理にも好適に適用することができる。
[適用例4]更に、前記非対称処理が実行される際に、該非対称処理が前記第1及び第2の通信手段のうちのいずれで実行されているかを報知する報知手段を備えた適用例1ないし適用例3のいずれか記載の無線LAN装置。
かかる構成の無線LAN装置によれば、ユーザは、非対称処理が第1及び第2の通信手段のうちのいずれで実行されているかを知ることができる。その結果、ユーザは、非対称処理に異常が生じた場合でも、当該異常の発生を理解することができる。
[適用例5]更に、前記除外手段が除外した前記第1または第2の通信手段の動作を、少なくとも前記非対称処理が完遂するまで停止させる停止手段を備えた適用例1ないし適用例4のいずれか記載の無線LAN装置。
かかる構成の無線LAN装置によれば、非対称処理に不必要な第1または第2の通信手段の動作を停止できるので、非対称処理との間での電波の干渉を避けることができる。また、無駄な電力を消費しないので、省資源化に資する。
また、本発明は、上述した無線LAN装置のほか、適用例6のプロトコル実行方法、適用例7の非対称なプロトコルを実行するためのプログラム、当該プログラムを記録した記憶媒体等としても実現することができる。勿論、これらの実現形態に対しても、適用例2〜適用例5の構成を付加することも可能である。
[適用例6]非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として無線通信を行う第1の通信手段と、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信手段とを備えた無線LAN装置が、前記非対称なプロトコルを実行するためのプロトコル実行方法であって、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付け、前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を開始し、前記第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外し、前記除外がなされた当事者間で前記非対称処理を完遂するプロトコル実行方法。
[適用例7]無線通信を行う無線LAN装置が、非対称なプロトコルを実行するためのプログラムであって、前記非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として前記無線通信を行う第1の通信機能と、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信機能と、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付ける受付機能と、前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1及び/または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を実行する実行機能と、前記第1または第2の通信手段が前記非対称処理を行う際、該第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外する除外機能とをコンピュータに実現させるプログラム。
本発明の実施例としてのアクセスポイントAP1を用いて構築した無線LANシステム20の概略構成を示す説明図である。 アクセスポイントAP1の概略構成を示す説明図である。 自動設定処理の流れを示すフローチャートである。 自動設定処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例としての自動設定処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例としての自動設定処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施例について説明する。
A.第1実施例:
A−1.アクセスポイントAP1の概略構成:
図1は、本発明の実施例としてのアクセスポイントAP1を用いて構築した無線LANシステム20の概略構成を示す説明図である。無線LANシステム20は、アクセスポイントAP1,AP2、無線端末STAを備えており、IEEE802.11規格に準拠して構築される。アクセスポイントAP1は、親機機能と子機機能とを有するアクセスポイントである。アクセスポイントAP2は、親機機能と、有線LANと無線LANとを接続するブリッジ機能とを備えており、有線によって接続されたルータRTを介して、インターネットINTに接続されている。また、アクセスポイントAP1,AP2の親機機能は、アクセスポイント間で無線パケットを中継するWDS(Wireless Distribution System)機能を含んでいる。このアクセスポイントAP1,AP2は、互いに電波到達範囲内に設置されており、相互にWDSに準拠した無線通信が可能である。
無線端末STAは、本実施例では、無線LANカードを備えた、または、無線LANモジュールを内蔵した汎用のパーソナルコンピュータである。この無線端末STAは、アクセスポイントAP1とインフラストラクチャモードによる無線通信が可能であり、また、アクセスポイントAP1,AP2を介して、インターネットINTにアクセスすることが可能である。なお、上述したネットワーク構成は、一例に過ぎず、適宜設定することが可能である。例えば、アクセスポイントAP1と接続可能な無線端末STAは複数台であってもよいし、アクセスポイントAP2に接続する無線端末があってもよい。
アクセスポイントAP1の概略構成を図2に示す。図示するように、アクセスポイントAP1は、CPU30、フラッシュROM40、ROM51、RAM52、スイッチ53、LED54、無線通信インタフェース60を備え、それぞれがバスにより相互に接続されている。
CPU30は、フラッシュROM40やROM51に記憶されたファームウェア等のプログラムをRAM52に展開して実行することで、アクセスポイントAP1の動作全般を制御する。また、CPU30は、所定のプログラムにより、第1通信部31、第2通信部32、受付部33、実行部34、除外部35、報知部36,停止部37としても機能する。実行部34は、AOSS機能を含んでいる。これらの各機能部の詳細については後述する。
スイッチ53は、本実施例では、無線通信に係るセキュリティ情報を自動設定するAOSSの動作の起動指示を与えるための1つの手動スイッチである。なお、スイッチ53は、無線接続を行うための無線接続情報を自動設定するためのインタフェースであればよく、例えば、CPU30がWPS機能を実現可能な場合には、WPSスイッチなどであってもよい。
LED54は、AOSS動作における動作状態、具体的には、親機としてAOSS動作を行っているのか、それとも、子機としてAOSS動作を行っているのかを報知する。本実施例においては、LED54は、AOSS動作の動作状態に応じて、1つの表示部を所定の2色のうちのいずれかに点灯することで、動作の違いを報知する構成とした。ただし、かかる構成に限らず、複数の表示部のいずれかを点灯することにより報知してもよい。もとより、報知方法は、発光装置によるものに限らず、モニタなどに動作状態を表示することで報知してもよいし、音声によって報知してもよい。
無線通信インタフェース60は、無線通信を行うためのインタフェースであり、無線親機インタフェース61と、無線子機インタフェース62とを含んでいる。無線親機インタフェース61は、親機として機能して、子機が送信する無線パケットを中継する。無線子機インタフェース62は、子機として機能して、親機と無線パケットをやり取りする。本実施例においては、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62は、1つの無線モジュールで構成され、仮想的に2つの論理デバイスとして機能する。この無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62には、相互に異なる論理的なMACアドレスがそれぞれ付与されている。以降、無線親機インタフェース61に付与されたMACアドレスをMAC1ともいい、無線子機インタフェース62に付与されたMACアドレスをMAC2ともいう。ただし、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62とは、物理的に分離した2つの異なるモジュールで構成されてもよい。また、本実施例においては、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62は、いずれも2.4GHz帯を使用するが、これに限るものではなく、いずれも5GHz帯を使用するものであってもよいし、一方が2.4GHz帯、他方が5GHz帯を使用するものであってもよい。
アクセスポイントAP2は、AOSS機能を備えた汎用のアクセスポイントであり、アクセスポイントAP1と同様のAOSSスイッチを備えている。無線端末STAは、装着される無線LANカード、または、内蔵される無線LANモジュールがAOSS機能を有しており、パーソナルコンピュータのアプリケーションを介して、AOSS動作の起動指示を与えることができる。
A−2.自動設定処理:
アクセスポイントAP1で実行される自動設定処理について図3及び図4を用いて説明する。ここでの自動設定処理とは、無線LANシステム20を構築するために、AOSSに準拠して、親機機能及び子機機能を有するアクセスポイントAP1と、親機機能を有するアクセスポイントAP2との間で、または、アクセスポイントAP1と、子機機能を有する無線端末STAとの間で共有する無線通信に係るセキュリティ情報を自動設定する処理である。このAOSSに準拠した自動設定処理は、CPU30が実行部34の処理として実行するものであり、AOSS動作指示を受け付けた親機と子機との間で非対称なプロトコルを用いて実行される。以降、AOSSに準拠した処理を簡単設定ともいう。
以下の説明をより明確にするために、まず、従来技術としての簡単設定の流れの概要について以下に説明する。
(1)子機側の簡単設定が起動すると、子機は、親機を検索し、検索された親機と接続関係を確立し、当該親機に対して初期化パケットIPを送信する。
(2)親機側の簡単設定が起動すると、親機は、初期化パケットIPの待機状態となり、初期化パケットIPを受信した際には、その応答として、子機に対して初期化応答パケットIRPを送信する。
(3)初期化応答パケットIRPを受信した子機は、親機に対して設定パケットCPを送信する。
(4)設定パケットCPを受信した親機は、セキュリティ情報を含む設定応答パケットCRPを子機に対して送信する。
(5)子機は、設定応答パケットCRPを受信して、これに含まれるセキュリティ情報を設定する。
かかる従来技術を踏まえ、本実施例の自動設定処理について説明する。アクセスポイントAP1における自動設定処理は、ユーザが、アクセスポイントAP1のスイッチ53を押し下げることで開始される。自動設定処理が開始されると、アクセスポイントAP1のCPU30は、まず、図3に示すように、受付部33の処理として、スイッチ53の押し下げを検知して、ユーザによる自動設定の指示を受け付ける(ステップS110)。本実施例においては、スイッチ53は1つであるから、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62の両方の自動設定の指示を一括して受け付けることとなる。自動設定の指示を受け付けると、CPU30は、無線親機インタフェース61の簡単設定を起動する(ステップS120)。
これにより、無線親機インタフェース61を制御するCPU30は、簡単設定の親機側動作として、AOSS動作指示を受けた子機から送信される初期化パケットIPの待機状態に入り、当該子機から初期化パケットIPを受信した場合には、初期化応答パケットIRPを送信することとなる(ステップS130)。子機から送信される初期化パケットIPには、セキュリティ設定を要求する旨を表すデータのほか、セキュリティ設定が終了するまでの間の暗号化通信に暫定的に用いられる暗号鍵に関する情報などが含まれている。初期化パケットIPに対する初期化応答パケットIRPには、親機のIPアドレスなどが含まれており、この応答を受信した子機は、以降、送信先IPアドレスを指定して、親機と無線通信を行うことができる。
このように親機としての簡単設定の動作を開始すると、CPU30は、無線通信インタフェース60のうちの親機側である無線親機インタフェース61のMACアドレス(以下、MAC1ともいう)を、無線子機インタフェース62側に登録する(ステップS140)。具体的には、CPU30は、無線親機インタフェース61が使用するフラッシュROM40の所定領域を読み込んでMAC1を取得し、無線子機インタフェース62が使用するRAM52の所定領域に登録する。MAC1を登録すると、CPU30は、無線子機インタフェース62の簡単設定を起動する(ステップS150)。
これにより、無線子機インタフェース62を制御するCPU30は、簡単設定の子機側動作としてプローブ応答を送信して親機を検索し、プローブ応答を返した親機との間でインフラストラクチャモードによる接続関係を確立する(ステップS160)。ただし、本実施例では、CPU30は、除外部35の処理として、無線親機インタフェース61を接続対象から除外する構成、換言すれば、上記ステップS140で登録したMAC1を接続要求の宛先から除外する構成とした。上述した無線LANシステム20のネットワーク構成を前提とすれば、無線親機インタフェース61が接続対象から除外されるため、CPU30は、親機であるアクセスポイントAPと接続関係を成立させることとなる。なお、無線親機インタフェース61以外に複数の親機が検索される場合には、無線親機インタフェース61を除いたうちでRSSIが最も強い親機との間で接続関係を確立してもよい。
接続関係を成立させると、CPU30は、簡単設定の子機側動作として、上述した初期化パケットIPをブロードキャストする(ステップS170)。なお、無線子機インタフェース62を制御するCPU30は、上記ステップS160において無線親機インタフェース61と接続関係を確立していないので、この初期化パケットIPが無線親機インタフェース61に受信されることはない。
初期化パケットIPをブロードキャストすると、CPU30は、図4に示すように、子機から初期化パケットIPを受信したか否かを判断する(ステップS180)。上記ステップS170では、CPU30は、無線親機インタフェース61を宛先から除外して初期化パケットIPを送信しているから、無線親機インタフェース61から初期化パケットIPを受信することはない。したがって、初期化パケットIPを受信したと判断されるのは、アクセスポイントAP1以外のAOSS動作指示がなされた子機(上述した無線LANシステム20のネットワーク構成を前提とすれば、無線端末STA)から初期化パケットIPを受信した場合に限られる。
その結果、子機(ここでは無線端末STA)から初期化パケットIPを受信していれば(ステップS180:YES)、CPU30は、停止部37の処理として、上記ステップS150で開始した無線子機インタフェース62の簡単設定の動作を停止する(ステップS190)。かかる構成とすれば、以降の簡単設定の処理に不必要な無線子機インタフェース62の動作を停止できるので、簡単設定との間での電波の干渉を避けることができる。また、無駄な電力を消費しないので、省資源化に資する。
無線子機インタフェース62の簡単設定の動作を停止すると、CPU30は、報知部36の処理として、親機側の簡単設定の動作を行っている旨を示す色でLED54を点滅させる(ステップS200)。かかる構成とすれば、ユーザは、簡単設定が無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62のうちのいずれで実行されているかを知ることができる。その結果、ユーザは、簡単設定の動作に異常が生じた場合でも、当該異常の発生を理解することができる。
LED54を点灯させると、CPU30は、子機から設定パケットCPを受信することを契機として、セキュリティ情報を含んだ設定応答パケットCRPを送信する処理を実行し、親機側の簡単設定を完遂する(ステップS210)。このセキュリティ情報は、本実施例においては、新たに生成したものである。ただし、既に構築された無線LANに、新規にアクセスポイントAP1を追加するような場合には、当該無線LANに係る既存のセキュリティ情報であってもよい。
一方、子機から初期化パケットIPを受信していなければ(ステップS180:NO)、CPU30は、上記ステップS170で送信した初期化パケットIPに対する応答として、親機から初期化応答パケットIRPを受信したか否かを判断する(ステップS220)。上記ステップS170では、CPU30は、無線親機インタフェース61を宛先から除外して初期化パケットIPを送信しているから、無線親機インタフェース61から、初期化パケットIPに対する応答である初期化応答パケットIRPを受信することはない。したがって、初期化応答パケットIRPを受信したと判断されるのは、アクセスポイントAP1以外のAOSS動作指示がなされた親機(上述した無線LANシステム20のネットワーク構成を前提とすれば、アクセスポイントAP2)から初期化応答パケットIRPを受信した場合に限られる。
その結果、親機(ここではアクセスポイントAP2)から初期化応答パケットIRPを受信していれば(ステップS220:YES)、CPU30は、停止部37の処理として、上記ステップS120で開始した無線親機インタフェース61の簡単設定を停止し(ステップS230)、報知部36の処理として、子機側の簡単設定の動作を行っている旨を示す色でLED54を点滅させる(ステップS240)。そして、CPU30は、親機が送信した初期化応答パケットIRPを受信して、初期化応答パケットIRPに含まれるセキュリティ情報を記憶し、設定する処理を実行し、子機側の簡単設定を完遂する(ステップS250)。
このようにして簡単設定を完遂すると、自動設定処理は終了となる。一方、親機から初期化応答パケットIRPを受信していなければ(ステップS220:NO)、CPU30は、所定期間(例えば、2分)が経過するまで、上記ステップS180〜S250の処理を繰り返し(ステップS260)、所定期間が経過すれば(ステップS260:YES)、自動設定処理を終了する。
上述した自動設定処理の各工程のうちS110〜S130,S150,S160(無線親機インタフェース61を除外する点を除く)、S170,S210,S220,S250,S260は、従来のAOSS動作である。本実施例では、これらの処理に係る動作のうち、親機としての通信は、第1通信部31の処理として、子機としての通信は、第2通信部32の処理として、CPU30が実行するものである。
A−3.効果:
かかる構成のアクセスポイントAP1は、非対称なプロトコルを用いたAOSS動作の実行指示を受け付けて、無線親機インタフェース61または無線子機インタフェース62がAOSS動作を行う際、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62の少なくとも一方がAOSS動作を完遂する前に、AOSS動作の当事者から、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62の他方を除外するので、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62のうちのいずれを動作させるかを指定しなくても、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62との間で、AOSS動作が完遂されることがない。その結果、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62のいずれか一方のみを動作させる構成として、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62の各々に対応させたスイッチ53を用意する必要がなく、装置構成を簡単にすることができる。あるいは、AOSSの動作指示を与える際に、UI(User Interface)を用いて、無線親機インタフェース61または無線子機インタフェース62のうちのいずれを動作させるかを設定操作する必要がなく、ユーザの操作を簡単にすることができる。
また、アクセスポイントAP1は、無線親機インタフェース61のMACアドレスを無線子機インタフェース62側に登録し、当該MACアドレスに基づいて、AOSS動作の進行を部分的に制限することで、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62との間でのAOSS動作の完遂を回避する。したがって、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62を互いに排他的に動作させる必要がないので、AOSS動作を高速化することができる。
B.第2実施例:
本発明の第2実施例について説明する。第2実施例におけるアクセスポイントAP1の構成は、第1実施例と同様である。第2実施例としてのアクセスポイントAP1が第1実施例と異なる点は、自動設定処理の流れである。以下、第2実施例としての自動設定処理について、図5及び図6を用いて説明する。なお、図5及び図6においては、第1実施例と同一内容の処理については、先に説明した図3及び図4と同一の符号を付して説明を省略し、第1実施例と異なる点についてのみ以下に説明する。
第2実施例としての自動設定処理が開始されると、CPU30は、図5に示すように、自動設定の指示を受け付けた後(ステップS110)、無線通信インタフェース60のうちの子機側である無線子機インタフェース62のMACアドレスであるMAC2を、無線親機インタフェース61側に登録する(ステップS340)。具体的には、CPU30は、無線子機インタフェース62が使用するフラッシュROM40の所定領域を読み込んでMAC2を取得し、無線親機インタフェース61が使用するRAM52の所定領域に登録する。MAC1を登録すると、CPU30は、第1実施例と同様に、ステップS120〜S150の処理を行った後、簡単設定の子機側動作としてプローブ応答を送信して親機を検索し、プローブ応答を返した親機との間でインフラストラクチャモードによる接続関係を確立する(ステップS360)。このステップS360では、第1実施例と異なり、無線親機インタフェース61を接続対象から除外しない。したがって、上述した無線LANシステム20のネットワーク構成を前提とすれば、CPU30は、親機であるアクセスポイントAP及び無線親機インタフェース61のれぞれと接続関係を成立させることとなる。
接続関係を成立させると、CPU30は、初期化パケットIPをブロードキャストし(ステップS170)、図6に示すように、上記ステップS340で登録したMAC2以外のMACアドレスの子機から初期化パケットIPを受信したか否かを判断する(ステップS380)。つまり、無線子機インタフェース62以外の子機から初期化パケットIPを受信したか否かを判断する。初期化パケットIPを受信したと判断されるのは、アクセスポイントAP1以外のAOSS動作指示がなされた子機(上述した無線LANシステム20のネットワーク構成を前提とすれば、無線端末STA)から初期化パケットIPを受信した場合に限られる。
その結果、子機(ここでは無線端末STA)から初期化パケットIPを受信していれば(ステップS380:YES)、CPU30は、第1実施例と同様に、ステップS190〜S210の処理を行う。一方、子機から初期化パケットIPを受信していなければ(ステップS380:NO)、CPU30は、第1実施例と同様に、ステップS220〜S260の処理を行う。
かかる第2実施例としての構成のように、無線子機インタフェース62のMACアドレスを無線親機インタフェース61側に登録しても、第1実施例と同様の効果を奏する。ただし、第1実施例によれば、子機から初期化パケットIPが送信されないので(上記ステップS160,S170)、無線LANの通信負荷を低減することができる。勿論、無線親機インタフェース61のMACアドレスを無線子機インタフェース62側に登録すると共に、無線子機インタフェース62のMACアドレスを無線親機インタフェース61側に登録し、第1実施例と第2実施例との構成を組み合わせてもよい。
上述した実施形態の変形例について説明する。
C:変形例:
C−1.変形例1:
上述した自動設定処理における各工程の順序は、一例であり、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62との間で簡単設定の動作が完遂することを回避できれば、どのような順序であってもよい。例えば、無線子機インタフェース62の簡単設定を起動した後に、無線親機インタフェース61の簡単設定を起動してもよい。あるいは、第1実施例のステップS180とS220の判断の順序を入れ替えてもよい。
C−2.変形例2:
上述した第1実施例においては、上記ステップS140で登録したMAC1を有する親機(無線親機インタフェース61)を除外して、親機と接続関係を確立する(上記ステップS160)ことで、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62との間で簡単設定の動作が完遂することを回避する構成としたが、かかる構成に限るものではない。例えば、上記ステップS160では、無線親機インタフェース61を除外せずに、上記ステップS220において、登録したMAC1を有する無線親機インタフェース61から受信した初期化応答パケットIRPを除外して、初期化応答パケットIRPの受信の有無を判断してもよい。勿論、かかる構成と、上述した第1実施例との構成とを組み合わせることも可能である。
C−3.変形例3:
上述した実施形態においては、アクセスポイントAP1は、スイッチ53を備え、ユーザがスイッチ53を押し下げたことを検知して、AOSS動作の起動指示を受け付ける構成としたが、起動指示を受け付けるための態様は、かかる構成に限るものではない。例えば、リモートコントローラによって、赤外線通信やBluetooth(登録商標)などによって発行された起動指示を受け付ける構成としてもよいし、アクセスポイントAP1に接続された有線LANを介して、コンピュータなどから、WEBブラウザなどを用いて発行された起動指示を受け付ける構成としてもよい。あるいは、所定の取り決めに従って、例えば、予め定められたイベントの発生を契機として、アクセスポイントAP1のCPU30が発行する起動指示を内部的に受け付ける構成としてもよい。
C−4.変形例4:
上述の実施形態においては、1つのAOSS動作の起動指示を受け付けて、無線親機インタフェース61の処理と、無線子機インタフェース62の処理とを並行して実行する構成について示したが、かかる構成に限られるものではなく、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62とを互いに排他的に順次、動作させることで、AOSSを実現してもよい。例えば、1つのAOSS動作の起動指示を受け付けて、まず、無線子機インタフェース62についてのみ簡単設定を起動し、親機が検索できなければ、あるいは、所定期間内に親機から初期化応答パケットIRPを受信できなければ、無線子機インタフェース62の簡単設定を停止させ、その後、無線親機インタフェース61の簡単設定を起動してもよい。このような構成であっても、無線親機インタフェース61及び無線子機インタフェース62のうちのいずれを動作させるかを指定しなくても、無線親機インタフェース61と無線子機インタフェース62との間で、AOSS動作が完遂されることがない。
C−5.変形例5:
上述の実施形態においては、アクセスポイントAP1と、アクセスポイントAP1以外の親機または子機との間で実行する非対称なプロトコルとして、AOSSに準拠したセキュリティ情報の自動設定処理を例示したが、かかる非対称なプロトコルは、AOSSに準拠した処理に限定するものではなく、WPSなどを用いてネットワーク機器の暗号・認証等の無線接続情報の自動設定処理や、WPA(Wi-Fi Protected Access)、WPA2などを用いて動的な暗号鍵を交換する処理などにも適用可能である。もとより、非対称なプロトコルは、親機と子機との間で実行するものに限らず、非対称なプロトコルを実行するために予め定められた地位に基づいて、非対称なプロトコルを用いた非対称処理の当事者間で実行するものであればよく、例えば、親機と親機との間や、子機と子機との間で実行するものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態における本発明の構成要素のうち、独立クレームに記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略、または、組み合わせが可能である。また、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、無線LAN装置としての構成のほか、プロトコル実行方法、そのプログラム、当該プログラムを記録した記憶媒体等としても実現することができる。
20…無線LANシステム
30…CPU
31…第1通信部
32…第2通信部
33…受付部
34…実行部
35…除外部
36…報知部
37…停止部
40…フラッシュROM
51…ROM
52…RAM
53…スイッチ
54…LED
60…無線通信インタフェース
61…無線親機インタフェース
62…無線子機インタフェース
AP1,AP2…アクセスポイント
STA…無線端末
RT…ルータ
INT…インターネット

Claims (7)

  1. 無線通信を行う無線LAN装置であって、
    非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として前記無線通信を行う第1の通信手段と、
    前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信手段と、
    第1の通信手段および第2の通信手段の両方に対しての、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1及び/または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を実行する実行手段と、
    前記第1または第2の通信手段が前記非対称処理を行う際、該第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外する除外手段と
    を備えた無線LAN装置。
  2. 前記除外手段は、前記第1及び第2の通信手段の少なくとも一方の識別情報に基づいて、前記非対称処理の進行を部分的に制限することで、前記除外を行う請求項1記載の無線LAN装置。
  3. 前記非対称処理は、前記当事者の間で共有する前記無線通信に係るセキュリティ情報を、前記無線通信によって前記一方の当事者から前記他方の当事者へ自動的に設定する処理である請求項1または請求項2記載の無線LAN装置。
  4. 更に、前記非対称処理が実行される際に、該非対称処理が前記第1及び第2の通信手段のうちのいずれで実行されているかを報知する報知手段を備えた請求項1ないし請求項3のいずれか記載の無線LAN装置。
  5. 更に、前記除外手段が除外した前記第1または第2の通信手段の動作を、少なくとも前記非対称処理が完遂するまで停止させる停止手段を備えた請求項1ないし請求項4のいずれか記載の無線LAN装置。
  6. 非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として無線通信を行う第1の通信手段と、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信手段とを備えた無線LAN装置が、前記非対称なプロトコルを実行するためのプロトコル実行方法であって、
    第1の通信手段および第2の通信手段の両方に対しての、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付け、
    前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を開始し、
    前記第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外し、
    前記除外がなされた当事者間で前記非対称処理を完遂する
    プロトコル実行方法。
  7. 無線通信を行う無線LAN装置が、非対称なプロトコルを実行するためのプログラムであって、
    前記非対称なプロトコルを用いた非対称処理の一方の当事者として前記無線通信を行う第1の通信機能と、
    前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の他方の当事者として前記無線通信を行う第2の通信機能と、
    第1の通信機能および第2の通信機能の両方に対しての、前記非対称なプロトコルを用いた前記非対称処理の実行指示を受け付ける受付機能と、
    前記受付手段が受け付けた指示に基づき、前記無線LAN装置の電波到達範囲内に通信可能に存在する前記非対称処理の当事者と、前記第1及び/または第2の通信手段との間で、前記非対称処理を実行する実行機能と、
    前記第1または第2の通信手段が前記非対称処理を行う際、該第1及び第2の通信手段の少なくとも一方が該非対称処理を完遂する前に、前記非対称処理の前記当事者から、該第1及び第2の通信手段の他方を除外する除外機能と
    をコンピュータに実現させるプログラム。
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