JP5052430B2 - 車両用熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用熱交換器に関する。
従来、空気流に対して並列に配置された複数の熱交換器を備える車両用熱交換器の技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2004−132564号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、隣接する熱交換器同士の温度差が互いに悪影響を及ぼし、冷却性能の低下の要因になっているという問題点があった。
特に、近年のインタークーラに導入されるガスの温度は特に高温に設定されているため、インタークーラと隣接する熱交換器は熱気の悪影響を受けやすい。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、隣接する熱交換器の温度差に起因する悪影響を防止でき、冷却性能の低下を防止できる車両用熱交換器を提供することである。
請求項1記載の発明では、空気流に対して並列に配置された複数の熱交換器を備える車両用熱交換器において、複数の熱交換器は、コンデンサ、ラジエータ、インタークーラからなり、ラジエータの前方に、コンデンサおよびインタークーラを上下に隣接して配置し、コンデンサとインタークーラとの間に、上下の表皮部の間に該両表皮部同士を繋ぐ柱部と前後方向に貫通形成された貫通路とが交互に複数配置された中空構造で構成した遮熱板を設けたことを特徴とする。


請求項1記載の発明では、隣接する熱交換器同士間に遮熱板を設けている。
これにより、隣接する熱交換器同士の温度差に起因する悪影響を防止でき、冷却性能の低下を防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び上下方向と称して説明する。
図1は実施例1の車両用熱交換器が採用された熱交換器モジュールを示す全体正面図、図2は図1のS2−S2線における断面図(一部省略)である。
図3は実施例1のラジエータの斜視図、図4は実施例1のコンデンサの斜視図、図5は実施例1のコンデンサの正面図、図6は実施例1のインタークーラの斜視図、図7は実施例1のラジエータコアサポートの斜視図である。
図8は実施例1のラジエータコアサポートと遮熱板の取付状態を説明する斜視図、図9は実施例1の遮熱板の斜視図、図10は実施例1の遮熱板の一部の拡大斜視図(一部断面図)、図11は実施例1のエンジン冷却回路及びターボチャージャーガス回路を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、実施例1の車両用熱交換器では、ラジエータ1、コンデンサ2(請求項の熱交換器に相当)、及びインタークーラ3(請求項の熱交換器に相当)がラジエータコアサポート4に搭載されている。
先ず、ラジエータ1について詳述する。
図3に示すように、ラジエータ1は、左右に所定間隔を置いて配置された一対の上流側タンク1a及び下流側タンク1bと、これら両タンク1a,1bの間に配置されたコア部1cを有する所謂クロスフロー型のラジエータが採用されている。
各タンク1a,1bは、それぞれ樹脂製で略器状に形成される他、その開口側周縁部がそれぞれ対応するチューブプレート1d,1eに図示しないシール部材を介して加締め固定されて、内部が密閉されている。
また、上流側タンク1aの上部には、該上流側タンク1aと連通した状態で円筒状の入力パイプ1fが後方へ突設される一方、下流側タンク1bの下部には、該下流側タンク1bと連通した状態で円筒状の出力パイプ1gが突設されている。
また、各タンク1a,1bの上部前面及び下部前面には、公知の特開2007−216749号公報のものと同様にコンデンサ2を固定支持するための固定部1h,1iがそれぞれ設けられている。
各タンク1a,1bの上端部には、円柱状の車両搭載ピン1jが上方に突設されている。
また、一部図示を省略するが、各タンク1a,1bの中途部には後方へ突出した係止ブラケット部1kが設けられている。
コア部1cは、両端部がチューブプレート1d,1eに挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ1oと、隣接するチューブ1oに波状の頂部が接合された波板状のフィン1pとから構成されている。
また、コア部1cのチューブ1oとフィン1pの積層方向両側は、両端部がチューブプレート1d,1eに挿通し固定された一対のレインフォース1q,1rで連結補強されている。
なお、チューブプレート1d,1e、レインフォース1q,1rを含むコア部1cの各構成部材は全てアルミ製であり、これらの接合部のうちの少なくとも一方には、ろう材からなるクラッド層(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みされた後、加熱炉で熱処理されることにより一体的にろう付け接合されている。
次に、コンデンサ2について詳述する。
図4に示すように、コンデンサ2は、左右に所定間隔を置いて配置された一対のヘッダタンク2a,2bと、これら両タンク2a,2bの間に配置されたコア部2cが備えられている。
図5に示すように、ヘッダタンク2aの内部は、4枚のディバイドプレートD1で3つの室R1,R3,R6に区分けされると共に、その上部には室R1と連通接続された図示しない入力ポートを有する入力コネクタ2dが設けられる一方、下部には室R6と連通接続された図示しない出力ポートを有する出力コネクタ2eが設けられている。
ヘッダタンク2bの内部は、4枚のディバイドプレートD2で3つの室R2,R4,R5に区分けされると共に、アダプタ部2fを介して室R4,R5に連通接続された円柱状のレシーバタンク2gが設けられている。
コア部2cは、両端部がヘッダタンク2a,2bに挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ2hと、隣接するチューブ2hに波状の頂部が接合された波板状のフィン2iとから構成されている。
また、コア部2cのチューブ2hとフィン2iの積層方向両側は、両端部がヘッダタンク2a,2bに挿通し固定された一対のレインフォース2j,2kで連結補強されている。
なお、コンデンサ2の各構成部材は全てアルミ製であり、これらの接合部のうちの少なくとも一方には、ろう材からなるクラッド層(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みされた後、加熱炉で熱処理されることにより一体的にろう付け接合されている。
なお、レシーバタンク2gの内部構造物はこの限りではなく、構造に応じて熱処理後に収容する。
その他、コンデンサ2のコア部cのコアサイズは、ラジエータ1のコア部1cのコアサイズよりも上下方向及び左右方向に共に小さく設定されている。
次に、インタークーラ3について詳述する。
図6に示すように、インタークーラ3は、左右に所定間隔を置いて配置された一対の上流側タンク3a及び下流側タンク3bと、これら両タンク3a,3bの間に配置されたコア部3cが備えられている。
各タンク3a,3bは、それぞれアルミ製(または樹脂製)で略器状に形成される他、その開口側周縁部がそれぞれ対応するチューブプレート3d,3eに図示しないシール部材を介して加締め固定されて、内部が密閉されている。
上流側タンク3aの後面には、該上流側タンク3aと連通した状態で円筒状の入力パイプ3fが後方へ突設される一方、下流側タンク3bの後面には、該下流側タンク3bと連通した状態で円筒状の出力パイプ3gが後方へ突設されている。
また、両タンク3a,3bの底面には円柱状の車両搭載ピン3hが下方へ突設されている。
コア部3cは、両端部がチューブプレート3d,3eに挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ3iと、隣接するチューブ3iに波状の頂部が接合された波板状のフィン3jとから構成されている。
なお、少なくともチューブプレート3d,3eを含むコア部3cの各構成部材は全てアルミ製であり、これらの接合部のうちの少なくとも一方には、ろう材からなるクラッド層(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みされた後、加熱炉で熱処理されることにより一体的にろう付け接合されている。
なお、フィン3jは省略する場合もある。さらに、チューブ3iの内部にインナーフィンを設ける場合もある。
その他、インタークーラ3のコア部3cのコアサイズは、ラジエータ1及びコンデンサ2のコア部1c,2cのコアサイズよりも上下方向に小さく、左右方向に大きく設定されている。
次に、ラジエータコアサポート4について詳述する。
図7に示すように、ラジエータコアサポート4は、樹脂製で車両前方側に開口した略箱状に一体形成されている。
ラジエータコアサポート4の後面となるシュラウド壁4aには、それぞれファン4bが望んだ状態で搭載される円形状の一対のファン開口部4c,4dが形成されている。
ファン開口部4c,4dの下方には、自重により閉じた状態を維持し、空気流により前後方向に回動して開放状態となるフラップ4eがそれぞれ設けられている。
なお、ファン4b及びフラップ4eの設置数、設置位置等については適宜設定できる。
また、図示を一部省略するが、シュラウド壁4aの左右両側には円形状のラジエータ用挿通穴4fと、前方へ矩形状に突設されたラジエータ用固定部4gがそれぞれ形成されている。
加えて、シュラウド壁4aの左右下部両側には、円形状のインタークーラ用挿通穴4hが形成されている。
また、ラジエータコアサポート4の上面iには、円形状のラジエータ用固定穴4jが左右に離間して形成されている。
さらに、ラジエータコアサポート4の下面4kには、円形状のインタークーラ用固定穴4mが左右に離間して形成されている。
ラジエータコアサポート4の対向する側壁4nには、それぞれ内側へ突設された上下一対の板状の係止片4o,4pが形成されている。
そして、図8に示すように、ラジエータコアサポート4の対向する側壁4nの係止片4o,4p同士間に板状の遮熱板5の両端部を前方側から挿入して嵌合固定できるようになっている。
図9、10に示すように、遮熱板5は、樹脂製で全体が平板状に一体形成される他、上下の平らな表皮部5a,5bの間に該両表皮部5a,5b同士を直線状に繋ぐ柱部5cと前後方向に貫通形成された貫通路5dとが交互に複数配置された中空構造が採用されている。
なお、表皮部5a,5bや柱部5cの厚みや間隔等は適宜設定できる。また、柱部5cの形状及び配置に応じて貫通路5dの断面形状を様々な形状にしても良い。
その他、遮熱板5の前後方向長さの寸法は少なくともインタークーラ3のコア部3cよりも大きく設定されている。
次に、ラジエータコアサポートにおけるラジエータ、コンデンサ、インタークーラの搭載について説明する。
図1、2に示すように、このように構成されたラジエータコアサポート4のファン開口部4c,4dにはそれぞれファン4bが搭載されている。
ラジエータ1は、ファン4bの前方位置において、各車両搭載ピン1jをラジエータコアサポート4のそれぞれ対応するラジエータ用固定穴4jに円筒状のマウントゴムM1を介して固定支持され、且つ、各係止ブラケット部1nの一部をそれぞれ対応するラジエータ用固定部4gに支持された状態で搭載されている。
この際、ラジエータ1の入力パイプ1f及び出力パイプ1gはシュラウド壁4aのそれぞれ対応するラジエータ用挿通穴4fに貫通配置されている。
コンデンサ2は、ラジエータ1の前方、且つ、遮熱板5の上方において、その上下左右両端部が公知の特開2007−216749号公報と同様に樹脂製のブラケットB1〜B4を介してラジエータ1のそれぞれ対応する固定部1h,1iに固定された状態で搭載されている。
インタークーラ3は、ラジエータ1の前方、且つ、遮熱板5の下方において、各車両搭載ピン3hをラジエータコアサポート4のそれぞれ対応するインタークーラ用固定穴4mに円筒状のマウントゴムM2を介して固定支持された状態で搭載されている。
この際、インタークーラ3の入力パイプ1f及び出力パイプ1gはシュラウド壁4aのそれぞれ対応するインタークーラ用挿通穴4hに貫通配置されている。
なお、インタークーラ3の上部に図示しないブラケットを設けて周辺部材と固定しても良い。
これにより、遮熱板5は、コンデンサ2とインタークーラ3の間に介在して、これら両者を仕切るように設けられる他、その後端がラジエータ1のコア部1cに近接した位置に配置されている。
次に、作用を説明する。
このようなラジエータ1、コンデンサ2、インタークーラ3等が搭載されたラジエータコアサポート4は、熱交換器モジュールとして車両のエンジンルームに搭載される。
<ラジエータの作動について>
図11に示すように、ラジエータ1は、エンジン冷却回路C1の構成部品として用いられる。
具体的には、エンジン9は、所謂ターボチャージャー付きのエンジンであり、エンジン冷却回路C1において、エンジン9の図示しないウォータージャケットから排出された80℃前後の高温なエンジン冷却水は、先ず、接続管10aを介してラジエータ1に導入される。
図3に示すように、接続管10aからラジエータ1の入力パイプ1fを介して上流側タンク1aに流入した80℃前後の高温なエンジン冷却水は、コア部1cの各チューブ1oを通過して下流側タンク1bに流入する間にコア部1cを通過する車両走行風またはファンによる強制風(図2の破線矢印で図示、請求項の空気流に相当)と熱交換して60℃前後に冷却される。
次に、下流側タンク1bに流入したエンジン冷却水は、出力パイプ1gから排出された後、図11に示す各接続管10b〜10dを介してサーモスタット11及びポンプ12を経由して再びエンジン9へ戻されて環流する。
また、エンジン冷却水の温度が低い間は、サーモスタット11が閉弁することより、エンジン冷却水の全量が接続管10aからバイパス用接続管10eへ流通してラジエータ1を迂回しながらエンジン9との間を環流する。
<インタークーラの作動について>
インタークーラ3は、ターボチャージャーガス回路C2の構成部品として用いられる。
ターボチャージャーガス回路C2において、図外のエアクリーナから導入された吸入空気は、先ず、接続管10fによりターボチャージャー13のコンプレッサ13aへ導入されて180℃〜200℃に加圧・高温化される。
次に、コンプレッサ13aで加圧・高温化された吸入空気は、接続管10gを介してインタークーラ3に導入される。
図6に示すように、接続管10gからインタークーラ3の入力パイプ3fを介して上流側タンク3aに流入した吸入空気の一部は、コア部3cの各チューブ3iを介して下流側タンク3bに流入する間にコア部3cを通過する車両走行風またはファンの強制風(図2の破線矢印で図示、請求項の空気流に相当)と熱交換して60℃前後まで冷却される。
次に、下流側タンクb内の吸入空気は、出力パイプ3gから排出された後、図11に示す接続管10h(インテークマニホールド)によりエンジン9の図示しない吸気ポートへ供給される。
これにより、エンジン9の過給効率を高めてエンジン出力を向上できる。
最後に、エンジン9の図示しない排気ポートから排出された排気ガスは、接続管10i(エキゾーストマニホールド)によりターボチャージャー13へ導入されてタービン13bを駆動した後、接続管10jにより図外の触媒装置やメインマフラー等を介して車外へ排出される。
<コンデンサの作動について>
コンデンサ2は、車室内空調用冷凍回路の構成部品として用いられる。
なお、車室内空調用冷凍回路は公知のものと同様であるため、各構成部品についての詳しい説明は省略するが、空調用コンプレッサ、コンデンサ2、エバポレータ等が環状に接続される蒸気圧縮式冷凍回路である。
図5に示すように、空調用コンプレッサ側から入力コネクタ2dの入力ポートを介してヘッダタンク2aの室R1に流入した約60℃前後の流通媒体(COまたはHFC−134a等)は、室R2、室R3をこの順番にターンしながらコア部2cのそれぞれ対応する各チューブ2hを流通する間にコア部2cを通過する車両走行風またはファンによる強制風(図2の破線矢印で図示、請求項の空気流に相当)と熱交換された後、室R4に流入する。
次に、室R4内の流通媒体は、レシーバタンク2gに流入して図示しない内部構造物により気液分離された後、室R5に流入する。
次に、室R5の液体の流通媒体は、コア部2cの室R5,R6に対応する各チューブ2hを流通する間にコア部2cを通過する車両走行風またはファンによる強制風と熱交換されることにより、約45℃前後まで過冷却されて室R6に流入する。
最後に、室R6内の流通媒体は、出力コネクタ2eの出力ポートから図外のエバポレータ側へ排出される。
<遮熱板について>
ここで、近年、環境を配慮した排気ガスの改善(排気中の未燃焼ガスや有害成分の減少等)とエンジン出力の向上の両立を目的として吸入空気は高圧力・高温化傾向にあり、吸入空気の目標温度を180℃〜200℃(従来は140℃前後、最大42%増)に設定している。
これにより、実施例1の場合には、車両停車中〜低速走行時等にインタークーラから上昇した熱気がコンデンサのコア部に当たって、コンデンサの冷却性能、ひいては車室内空調性能が低下する虞があった。
これに対し、実施例1では、前述したように、遮熱板5をコンデンサ2とインタークーラ3の間でこれら両者を仕切るように設けているため、インタークーラ3からコンデンサ2へ上昇する熱気を遮断して悪影響を防止でき、コンデンサ2の冷却性能の低下を防止できる。
また、遮熱板5の貫通路5dを介して空気流が後方へ流れるため、遮熱板5の厚みに関わらず、空気流を後方のラジエータ1側へスムーズに流すことができる。
また、遮熱板5の後端は、ラジエータ1のコア部1cに近接しているため、インタークーラ3の後方からコンデンサ2に回り込むように熱気が吹き返すのを防止できる。
なお、実施例1ではインタークーラ3を通過した空気流は、主にラジエータコアサポート4の開口したフラップ4eからエンジンルームへ流入するようになっているが、この限りではなく、ファン開口部4c,4dに導いても良い。
<遮熱板の固定方法について>
実施例1では、遮熱板5を樹脂製としてラジエータコアサポート4の係止片4o,4pに嵌合固定しているため、軽量化と取付作業の簡便化を図ることができる。
また、遮熱板5の前後方向位置の調整も可能であるため、ラジエータ1のコア部1cの様々な厚みにも容易に対応可能である。
さらに、遮熱板5の前端を図示しないバンパアーマチュアまたはバンパフェイシアに密着させて設けると、車両停車中においてもインタークーラ3の熱気がコンデンサ2へ向かうのを防止できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、実施例1の発明では、空気流に対して並列に配置されたインタークーラ3とコンデンサ4を備える車両用熱交換器において、隣接するインタークーラ3とコンデンサ4の間に遮熱板5を設けたため、隣接するインタークーラ3とコンデンサ4の温度差に起因する悪影響を防止でき、冷却性能の低下を防止できる。
また、熱交換器をインタークーラ3としたため、熱交換器の中でも特に高温化傾向にあるインタークーラ3と隣接する熱交換器の冷却性能の低下を防止でき、好適となる。
また、遮熱板5を、上下の表皮部5a,5bの間に該両表皮部同士を繋ぐ柱部5cと前後方向に貫通形成された貫通路5dとが交互に複数配置された中空構造で構成したため、断熱性能に優れる上、貫通路5dを介して空気を後方へスムーズに流通させることができる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、空気流に対して並設させる熱交換器の数、並設する方向、種類は適宜設定でき、例えばオイルクーラやサブラジエータ等の熱交換器を適用しても良い。
また、遮熱板5の厚みを大きく設定したり、複数枚重ねて使用する場合もあり得る。
さらに、遮熱板5の挿入代を係止片4o,4pの形状変更等により所定位置に位置決めすることは当然考えられる。
実施例1で説明したラジエータコアサポート及び熱交換器の詳細な部位の形状や固定構造等は適宜設定できる。
実施例1の車両用熱交換器が採用された熱交換器モジュールを示す全体正面図である。 図1のS2−S2線における断面図(一部省略)である。 実施例1のラジエータの斜視図である。 実施例1のコンデンサの斜視図である。 実施例1のコンデンサの正面図である。 実施例1のインタークーラの斜視図である。 実施例1のラジエータコアサポートの斜視図である。 実施例1のラジエータコアサポートと遮熱板の取付状態を説明する斜視図である。 実施例1の遮熱板の斜視図である。 実施例1の遮熱板の一部の拡大斜視図(一部断面図)である。 実施例1のエンジン冷却回路及びターボチャージャーガス回路を説明する図である。
符号の説明
B1、B2、B3、B4 ブラケット
C1 エンジン冷却回路
C2 ターボチャージャーガス回路
D1、D2 ディバイドプレート
M1、M2 ゴムマウント
R1、R2、R3、R4、R5、R6 室
1 ラジエータ
1a 上流側タンク
1b 下流側タンク
1c コア部
1d、1e チューブプレート
1f 入力パイプ
1g 出力パイプ
1h、1i 固定部
1j 車両搭載ピン
1k 係止ブラケット部
1o チューブ
1p フィン
1q、1r レインフォース
2 コンデンサ
2a、2b ヘッダタンク
2c コア部
2d 入力コネクタ
2e 出力コネクタ
2f アダプタ部
2g レシーバタンク
2h チューブ
2i フィン
2j、2k レインフォース
3 インタークーラ
3a 上流側タンク
3b 下流側タンク
3c コア部
3d、3e チューブプレート
3f 入力パイプ
3g 出力パイプ
3h 車両搭載ピン
3i チューブ
3j フィン
4 ラジエータコアサポート
4a シュラウド壁
4b ファン
4c、4d ファン開口部
4e フラップ
4f ラジエータ用挿通穴
4g ラジエータ用固定部
4h インタークーラ用挿通穴
4i 上面
4j ラジエータ用固定穴
4k 下面
4m インタークーラ用固定穴
4n 側壁
4o、4p 係止片
5 遮熱板
5a、5b 表皮部
5c 柱部
5d 貫通路
9 エンジン
10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i、10j 接続管
11 サーモスタット
12 ポンプ
13 ターボチャージャー
13a コンプレッサ
13b タービン

Claims (1)

  1. 空気流に対して並列に配置された複数の熱交換器を備える車両用熱交換器において、
    前記複数の熱交換器は、コンデンサ、ラジエータ、インタークーラからなり、
    前記ラジエータの前方に、前記コンデンサおよび前記インタークーラを上下に隣接して配置し、
    前記コンデンサと前記インタークーラとの間に、上下の表皮部の間に該両表皮部同士を繋ぐ柱部と前後方向に貫通形成された貫通路とが交互に複数配置された中空構造で構成した遮熱板を設けたことを特徴とする車両用熱交換器。
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