JP5051465B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板をケースに収容してなる電気接続箱に関する。
従来より、ヘッドライト等の車載電装品の通電、及び断電を実行する電気接続箱が知られている(例えば特許文献1)。この電気接続箱は、回路基板をケースに収容してなるものであり、ケースには、コネクタ等の各種部品が外部から装着される。
部品が装着される部品装着部と回路基板との間には、これらの間を電気的に接続する複数の端子が配索されている。複数の端子は、部品装着部側と回路基板側とに貫通した姿勢で端子保持部に保持されている。
ところで、電気接続箱が車両のエンジンルーム内に格納されて使用される場合には、降雨や洗車等により電気接続箱に水が降りかかる可能性がある。すると、部品装着部からケース内に水が入り込み、端子保持部に保持された端子を短絡させることが懸念される。
このため、上記の電気接続箱では、端子保持部の端に排水口を設けるとともに、端子保持部のうち部品装着部側の面(端子の突出面)を、排水口に向かって下る傾斜面としている。これにより、部品装着部から侵入して端子保持部に至った水は、傾斜面の傾斜に導かれて排水口からケースの外に排出されるようになっている。
特開2003−348732公報
しかしながら、上記のような防水構造では、排水口から排出できる水量に比べて大量の水が、何らかの原因でケース内に入り込んだ場合、端子保持部に水が溜まって端子間が短絡することが懸念される。ここで、許容電圧が異なる端子間で短絡が起こった場合には、過電流により車載電装品が損傷等するおそれがあるので問題である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、許容電圧が異なる端子間での短絡を防止することが可能な電気接続箱を提供することを目的とする。
本発明の電気接続箱は、回路基板と、前記回路基板を収容するケースと、前記ケースに設けられて外部から部品が装着される部品装着部と、一端が前記回路基板に接続されるとともに、他端が前記部品装着部に配される複数の端子と、前記回路基板と前記部品装着部との間に設けられて、前記複数の端子を前記回路基板側と前記部品装着部側とに貫通した姿勢で保持する端子保持部と、前記端子保持部から前記部品装着部側へ突出して前記複数の端子の根元部分を埋設し、前記複数の端子のうち許容電圧が異なる端子の露出部分の根元位置に高低差を有する突出部と、を備えることに特徴を有する。
このような構成によれば、許容電圧が異なる端子の根元位置に高低差が生じるから、許容電圧が異なる端子間での短絡を防止することができる。
前記突出部を、突出端に向かって先細りの形状としてもよい。これにより、突出部の突出端に水が溜まりにくい。
前記端子保持部には、前記ケースの外側に連通する排水口が設けられ、前記端子保持部のうち前記突出部が設けられた側の面は、前記排水口側に向かって下る傾斜面としてもよい。
このような構成によれば、端子保持部のうち突出部が設けられた側の面に達した水は、傾斜面の傾斜に導かれて排水口に至り、ケースの外側へ排出される。したがって、端子保持部のうち突出部が設けられた側の面に水が溜まりにくく、許容電圧が異なる端子間での短絡をより確実に防止することができる。
本発明によれば、許容電圧が異なる端子間での短絡を防止することが可能な電気接続箱を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10によって説明する。
本実施形態における電気接続箱Pは、回路基板10をケース20内に収容してなり、図示しない電源と図示しない車載電装品との間に配されて通電および断電を実行するものである。電気接続箱Pは、ケース20に設けられたコネクタ部27およびヒューズ装着部26を上側に向けた姿勢で車両のエンジンルームに格納される。以下、各構成部材において、図2の上側(コネクタ部27およびヒューズ装着部26側)を上方、下側を下方とし、また図3の左側を左方、右側を右方、下側を前方、上側を後方として説明する。
回路基板10は、水平姿勢(基板面が水平となる姿勢)でケース20内に収容されている。回路基板10は略方形をなし、上面には図示しない導電路が形成されるとともに、リレー等の電子部品11が半田付け等により導電路に接続されている。電子部品11は、回路基板10の右後方の略半部分にまとめて実装され、左前方の略半部分には、後述する端子13,14が接続される挿通孔15がまとめて貫通形成されている。
ケース20は合成樹脂製であって、ロアケース21とアッパケース22とからなる。ロアケース21は、回路基板10よりも一回り大きい略方形をなして上方へ開口する浅い箱型とされている。
ロアケース21の底壁21Aの略中央位置には、水抜き孔23が設けられている。水抜き孔23は、略円形をなしてロアケース21の底壁21Aを上下方向に貫通している。ロアケース21の底壁21Aの上面は、周縁から中央(水抜き孔23)に向かって緩く下る傾斜をなしている。また、ロアケース21の側壁には、上方へ開放された切欠部24が前後2箇所に設けられ、各切欠部24には、後述するインナカバー30の排水口37が嵌合する。
アッパケース22は、ロアケース21よりも一回り大きい略方形をなして下方へ開口する深い箱型とされ、上方からロアケース21に被さってロアケース21の上方および側方を覆う。アッパケース22は、回路基板10の上方に略水平に配される上壁と、ロアケース21の側方を覆って垂下する垂下壁22Bとを有している。垂下壁22Bの下端には、複数箇所にロック爪28が設けられ、各ロック爪28がロアケース21の下端に形成されたロック凹部29に係合することで、ロアケース21とアッパケース22とが組み付け状態にロックされる(図4および図5参照)。
垂下壁22Bには、後述するインナカバー30の排水口37の外側を覆う排水カバー部25が設けられている。排水カバー部25は、垂下壁22Bの他の部分よりも外側に張り出して設けられている。
アッパケース22の上壁22Aには、ヒューズ12(本発明の部品に該当する)が装着されるヒューズ装着部26(本発明の部品装着部に該当する)と、図示しない外部コネクタが装着されるコネクタ部27とが設けられている。
ヒューズ装着部26は、アッパケース22の上壁22Aのうち前後方向略中央の左寄りの部分に設けられている(図3参照)。ヒューズ装着部26には、上方からヒューズ12が挿抜可能とされている。ヒューズ装着部26には、ヒューズ装着部26の奥壁を貫通したヒューズ端子13(本発明の端子に該当する)が、前後2列に並んで配され、前列のヒューズ端子13と後列のヒューズ端子13とが、それぞれヒューズ12を介して接続される。
コネクタ部27A,27Bは、ヒューズ装着部26を間に挟んで前側の部分と後側の部分とに設けられている。なお、前側のコネクタ部を第1コネクタ部27A、後側のコネクタ部を第2コネクタ部27Bと称する。各コネクタ部27A,27Bは、上下方向に開口する略筒状をなし、下方の開口を介してコネクタ端子14が各コネクタ部27A,27B内に突出している。各コネクタ端子14は、上方から各コネクタ部27A,27Bに嵌合した外部コネクタの端子に電気的に接続される。
回路基板10の上側には、インナカバー30が組み付けられている。インナカバー30は、全体として回路基板10よりも一回り大きい形状をなし、回路基板10の上方を覆って回路基板10の上面に水が付着することを防いでいる。
インナカバー30は、回路基板10の上面全体を覆う略方形の蓋部31を有している。蓋部31の4つの角部には、固定部32が下方へ突出して設けられ、各固定部32には、ネジ孔33が上下方向に貫通形成されている。固定部32を回路基板10の角部に位置合わせしてその上面に載置し、回路基板10の下方からネジ33Aを締め付けることで、インナカバー30が回路基板10に組み付けられて固定される。
インナカバー30の蓋部31には、電子部品11の真上に配される部分(部品被覆部31Aと称する)が他の部分よりも上方へ盛り上がって設けられている。部品被覆部31Aは、大まかには蓋部31の右後側の略半部分に設けられている(図10参照)。
インナカバー30には、ヒューズ端子13およびコネクタ端子14をそれぞれ上下方向(蓋部31の板厚方向)に貫通した姿勢で保持する端子保持部34,35が設けられている。端子保持部34,35は、蓋部31のうち部品被覆部31Aを除く左下側の略半部分の領域に設けられている。なお、インナカバー30は、モールド成形により各端子13,14に隙間なく(液密状に)一体化している。各端子13,14は、上下方向に細長い形状をなし、各端子13,14の下端部は回路基板10に形成された挿通孔15内に挿通され、回路基板10の導電路に半田付け等により接続されている。
端子保持部34,35のうちヒューズ端子13を保持するヒューズ端子保持部34(本発明の端子保持部に該当する)は、アッパケース22のヒューズ装着部26の下方の領域に設けられている。ヒューズ端子保持部34は、上方から見ると左右に長い略長方形をなし、ヒューズ端子13は、左右方向に略等間隔で4本ずつ前後2列に並べられている(図10参照)。
左右方向に並ぶヒューズ端子13のうち両端に配された前後一対のヒューズ端子13は、中央に配されたヒューズ端子13の回路に比べて許容電圧が高く設定された回路の端子である。以後、ヒューズ端子13のうち両端に配されたヒューズ端子13を高電圧端子13A、中央に配されたヒューズ端子13を低電圧端子13Bと称する。なお、左右に隣り合う低電圧端子13B同士の許容電圧、および両端に配された高電圧端子13A同士の許容電圧はそれぞれ略同等とされている。
ヒューズ端子保持部34の上面には、各ヒューズ端子13の根元部分を埋設する突出部40が設けられている。突出部40については、後ほど詳しく説明する。
端子保持部34,35のうちコネクタ端子14を保持するコネクタ端子保持部35は、アッパケース22のコネクタ部27の下方に設けられている。なお、第1コネクタ部27Aの下方の領域に設けられたコネクタ端子保持部35を第1コネクタ端子保持部35A、第2コネクタ部27Bの下方に設けられたコネクタ端子保持部35を第2コネクタ端子保持部35Bと称する。
第1コネクタ端子保持部35Aは、上方から見ると蓋部31の前縁に沿う左右に長い略長方形をなし、コネクタ端子14が前後2列に並んで設けられている。第2コネクタ端子保持部35Bは、上方から見ると蓋部31の左縁に沿う前後に長い略長方形をなし、コネクタ端子14が左右2列に並んで設けられている。
コネクタ端子保持部35の上面には、各コネクタ端子14の根元部分を埋設して上方へ突出する凸部36が設けられている。凸部36は、前後左右に隣り合うコネクタ端子14同士で異なる高さに設定されている。すなわち、コネクタ端子14の露出部分の下端位置は、隣接するコネクタ端子14間で異なる設定にされている。また、凸部36のうち他の部分よりも上方に突出している部分の側面は、上方へ向かって幅寸法を狭める傾斜をなしている。
インナカバー30の前側および後側には、ケース20の外側に連通する排水口37が設けられている。前側の排水口37は右角寄りに、後側の排水口37は左角寄りに設けられ、言い換えると、排水口37はインナカバー30の略対角線上に配されている。
各排水口37は、蓋部31から外側(前方または後方)へわずかに突出するとともに、その突出した位置から略直角に垂下する形状をなしている。各排水口37は、上端部がロアケース21の切欠部24に嵌合し、ロアケース21の側壁の外面に沿って下方へ延びている(図8参照)。各排水口37の下端は、固定部32の下端よりも下方に突出している。各排水口37の両側縁には、誘導壁37Aが設けられ、排水口37は外側に開放された溝状をなしている(図9参照)。誘導壁37Aは、蓋部31の周壁31Cに連続して設けられており、水は、排水路39から誘導壁37Aに沿って排水口37を流下する。なお、排水口37の外側は、排水口37の全長にわたり排水カバー部25により覆われる。
インナカバー30のヒューズ端子保持部34およびコネクタ端子保持部35の上面は、蓋部31の前後方向の略中央位置、言い換えると、ヒューズ端子保持部34の前後2列のヒューズ端子13の間の位置を頂上として、前方(前側の排水口37)および後方(後側の排水口37)へ向かって下る傾斜の傾斜面38とされている(図8参照)。この傾斜面38と、蓋部31のうち部品被覆部31Aを構成する側壁31Bと、蓋部31の周縁に沿って立ち上がる周壁31Cとが、排水口37に通ずる排水路39を構成している。排水路39は、全体としてインナカバー30の前後方向の中央部分から蓋部31の左縁および前縁に沿って形成されている。
さて、ヒューズ端子保持部34の上面には、各ヒューズ端子13の根元部分を埋設して上側(ヒューズ装着部26側)へ突出する突出部40が設けられている。突出部40はインナカバー30の一部分であり、各ヒューズ端子13の根元部分に密着している。
突出部40は、左右方向に並ぶ4本のヒューズ端子13を一度に埋設する下段突出部40Aを有している(図5参照)。下段突出部40Aは、左右方向に細長く連続する略直方体状をなし、ヒューズ端子13の並列方向に沿って前後2列にわけて略平行に設けられている(図10参照)。前後の下段突出部40Aはほぼ同形同大とされている。下段突出部40Aの傾斜面38からの高さ寸法は左右方向にわたり略一定で、蓋部31の周壁31Cの高さ寸法と同等の寸法とされている。なお、各ヒューズ端子13は、各下段突出部40Aの前後方向の略中央位置に並列している。
各下段突出部40Aの左右両端には、上段突出部40Bが設けられている。上段突出部40Bは、左右両端に配された各高電圧端子13Aの根元部分に沿って下段突出部40Aの上面から上方に突出している。
各上段突出部40Bは、上方から見ると、高電圧端子13Aの全周を略一定の厚さ寸法で個別に覆う横長の長方形状をなしている。上段突出部40Bの周面41は、上方へ向かって前後方向および左右方向に互いに接近する傾斜をなしており、上段突出部40Bは全体として先細りのテーパ形状とされている。各上段突出部40Bの下端における前後方向の幅寸法(すなわち各上段突出部40Bの前後方向の最大寸法)は、下段突出部40Aの前後方向の幅寸法と等しくされている。また、各上段突出部40Bの下端における左右方向の幅寸法(すなわち各上段突出部40Bの左右方向の最大寸法)は、下段突出部40Aの左右方向の幅寸法の約4分の1の寸法とされている。上段突出部40Bの上面は、ヒューズ装着部26の奥壁の下面に近接する高さに配されている。
突出部40の両端部と中央部との間には、段差が形成されている。そして、高電圧端子13Aの露出部分の下端位置(すなわち上段突出部40Bの上面位置)と低電圧端子13Bの下端位置(すなわち下段突出部40Aの上面位置)との間には高低差が設けられている。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
降雨や洗車等により、電気接続箱Pには水が降りかかることが多いので、万が一ケース20に亀裂が入る等の予期せぬ事態が発生した場合には、ケース20内に大量の水が侵入するおそれがある。すると、インナカバー30のヒューズ端子保持部34の上面に水が溜まり、ヒューズ端子13が短絡することが懸念される。ここで、低電圧端子13Bと高電圧端子13Aとが短絡した場合には、低電圧端子13Bの回路に許容電流を超えた電流が流れ、この回路に接続された車載電装品が破損等してしまうおそれがある。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、ヒューズ端子13の根元部分は突出部40に埋設され、低電圧端子13Bと高電圧端子13Aとでは、露出部分の下端位置に高低差が設けられている。したがって、低電圧端子13Bの露出部分に水滴が付着したとしても、その水滴が高電圧端子13Aの露出部分に到達することを防ぐことができ、もって両端子13A,13Bが短絡することを防止できる。すなわち、予期せぬ事態が発生しても、許容電圧がほぼ等しいヒューズ端子13同士が短絡するにとどめられ、許容電圧が大きく異なる低電圧端子13Bと高電圧端子13Aとの間での短絡は防止できるから、過電流により車載電装品が破損等する事態を回避することができる。
加えて、インナカバー30には、ケース20の外側に連通する排水口37が設けられ、ヒューズ端子保持部34の上面(突出部40が設けられた側の面)は、排水口37側に向かって下る傾斜の傾斜面38とされている。これにより、ヒューズ端子保持部34の上面に達した水は、傾斜面38の傾斜に導かれて排水口37に至り、排水口37を流下してロアケース21の外側に排出される。したがって、ヒューズ端子保持部34の上面に水が溜まりにくく、低電圧端子13Bと高電圧端子13Aとの間での短絡をより確実に防止することができる。
また、上段突出部40Bは、先細りの形状とされているから、上段突出部40Bの上端に水が溜まりにくくされている。なお、上段突出部40Bは、インナカバー30の周壁よりも上方に突出しているから、ヒューズ端子保持部34の上面に水が溜まったとしても、上段突出部40Bの上端(すなわち高電圧端子13Aの露出部分)まで達しにくい構造となっている。
また、結露等によりケース20内に付着した水は、ロアケース21の底壁21Aに到達して水抜き孔23から外部へ排出されるから、ケース20内に水滴が溜まることを防止できる。
また、コネクタ端子保持部35の上面には凸部36が設けられ、前後左右に隣り合うコネクタ端子14の露出部分の下端位置は、上下方向にずれている。これにより、隣り合うコネクタ端子14間のピッチを比較的小さく設定した場合でも、コネクタ端子14間の沿面距離を大きく確保することができ、もってコネクタ端子14同士が短絡することを抑制することができる。
加えて、コネクタ部27A,27Bの開口からコネクタ端子14を伝って、または落下して凸部36に付着した水は、凸部36の側面36Aを伝って速やかに下方に流下するから、その上端面に水が滞留することを抑制できる。
以上説明したように本実施形態によれば、ヒューズ端子保持部34から上側へ突出してヒューズ端子13の根元部分を埋設し、ヒューズ端子13のうち低電圧端子13Bと高電圧端子13Aとの間で段差を形成する突出部40が備えられ、低電圧端子13Bと高電圧端子13Aとの根元位置に高低差が生じるから、許容電圧が異なる端子13A,13B間での短絡を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態によれば、ヒューズ端子13を保持するヒューズ端子保持部34に突出部40を設けたが、これに限らず、各種の端子(例えばコネクタ端子)を保持する端子保持部に突出部を設けてもよい。
(2)上記実施形態によれば、上段突出部40Bは各高電圧端子13Aの根元部分に設けられているが、上段突出部を設けることにより高電圧端子と低電圧端子との間に高低差が生じれば上段突出部をどのように設けてもよく、例えば上段突出部を低電圧端子の根元部分に設けても良い。また、許容電圧が異なる端子群が3つ以上ある場合には、その分だけ高さの異なる上段突出部を設けて各端子群毎に高低差が生じるようにすればよい。
本実施形態にかかる電気接続箱の外観斜視図 同分解斜視図 同上面図 同下面図 図3のA−A断面図 図3のB−B断面図 図3のC−C断面図 図3のD−D断面図 インナカバーの外観斜視図 同上面図
符号の説明
P…電気接続箱
10…回路基板
12…ヒューズ(部品)
13…ヒューズ端子(端子)
20…ケース
26…ヒューズ装着部(部品装着部)
34…ヒューズ端子保持部(端子保持部)
37…排水口
38…傾斜面
40…突出部

Claims (3)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板を収容するケースと、
    前記ケースに設けられて外部から部品が装着される部品装着部と、
    一端が前記回路基板に接続されるとともに、他端が前記部品装着部に配される複数の端子と、
    前記回路基板と前記部品装着部との間に設けられて、前記複数の端子を前記回路基板側と前記部品装着部側とに貫通した姿勢で保持する端子保持部と、
    前記端子保持部から前記部品装着部側へ突出して前記複数の端子の根元部分を埋設し、前記複数の端子のうち許容電圧が異なる端子の露出部分の根元位置に高低差を有する突出部と、を備えることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記突出部を、突出端に向かって先細りの形状とすることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記端子保持部には、前記ケースの外側に連通する排水口が設けられ、
    前記端子保持部のうち前記突出部が設けられた側の面は、前記排水口側に向かって下る傾斜面とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
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