以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるメダル預入払出システムの全体構成を示す図である。
このシステムは、ゲームセンタ等の遊技店に設置された遊技機(メダルゲーム機70)でのメダルゲームに使用する遊技媒体(メダル)の貸出、預入、払出し等の取引処理を行うものであり、図1に示すように、例えば、該遊技店の事務所内に設置される管理装置10と、メダルゲーム機70等と共に遊技フロアに設置されるメダル預入払出装置20とをLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等の伝送路50を介して相互に通信可能に接続して構成される。
管理装置10は、遊技フロアに設置されるメダル預入払出装置20やメダルゲーム機70等を含む遊技システム全体を制御統括するコントローラであり、例えば、図2に示すように、主制御部であるCPU11(以下、主制御部)、ハードディスクなどの記憶装置12、動作プログラム等の各種情報を記憶するメモリ13、マウスやキーボード等の入力装置14、CRT等の表示装置15、メダル預入払出装置20やメダルゲーム機70等の被管理装置と伝送路50を介して通信(各種情報の送受)を行う通信インタフェース(I/F)部16、各種情報を印刷出力する印刷装置17を備えたPC(パーソナル・コンピュータ)等の情報処理端末により構成される。
主制御部11には、メダル預入払出装置20と協働して上述したメダルの貸出、預入、払出し等の取引処理を実行する制御機能が備わる。
また、メモリ13には、予め入会手続を行った遊技客(会員)の情報を管理する会員管理テーブル131が備わる。この会員管理テーブル131のデータ内容(図9参照)や、運用方法等については後で詳述する。
一方、メダル預入払出装置20は、管理装置10における会員登録手続後に遊技客(新規加入会員)に渡される会員カードを用いて、該遊技客がメダルゲーム機70で遊技を行うために用いるメダルの貸出、メダルゲーム機70での遊技によって遊技客が獲得したメダルの預入、預入メダル数の範囲内でのメダル払出等の取引処理を行う装置であり、図3〜図5に示す構成により実現される。
図3は、メダル預入払出装置20の正面外観構造を示す概念図である。
図3に示すように、メダル預入払出装置20は、中が空洞の箱形の筐体から成る本体部201と、該本体部201の前面に取り付けられ、該本体部201に対して開閉可能な扉体202を備えて構成される。
扉体202は、錠機構209を備え、該錠機構209に適合する鍵を用いて本体部201の前面開口部を塞いだ状態に施錠でき、また、施錠された状態から上記鍵を用いて錠機構209を解錠することにより本体部201の前面開口部が開いた状態に開放できる構造を有する。
扉体202の前面には、後述する認証カメラ21の撮像窓口となる認証部203、遊技客(会員)がメダルの貸出、預入、払出し等の取引処理を選択するための取引処理選択画面221(図6参照)等の各種操作画面をパネル(液晶パネル)上に表示する表示機能と、パネルにタッチすることにより各種指令等を入力する操作(入力)機能を有する操作/表示部22、後述するカード処理部23が処理する会員カードの挿入、排出を行うカード挿入排出口204、後述する貨幣入出金処理部24がメダル貸出の際に処理する貨幣の入金、つり銭の排出を行なう貨幣入出金口205、後述するジャーナルプリンタ25により印刷されたレシートを排出するレシート発行口206、メダル貸出処理の完了により払い出される貸出要求枚数分のメダルを遊技客が取出し可能に排出するメダル取出口207、メダルゲーム機70でのゲームで獲得したメダルを預け入れる際に該メダルを投入するメダル投入口208が設けられる。
また、この扉体202の裏側には、その前面に設けられる上記認証部203、カード挿入排出口204、レシート発行口206、錠機構209に各々対応して、それぞれ、小型CCDカメラ等によって成り、該装置を利用する利用客の顔を認証部203を通して撮像することにより該遊技客の顔画像情報を取得する認証カメラ21、カード挿入排出口204を通じて会員カードを受け入れて会員番号(ID)読取等のカード処理を行うカード処理部23、取引内容や集計結果を記録媒体(ロール紙等)上に印刷してレシートとしてレシート発行口206より排出するジャーナルプリンタ25、扉体202の錠機構209が解錠されたことを検知する扉開閉検知センサ26(図5参照:図3には図示せず)が設けられる。
図4は、メダル預入払出装置20における扉体202開放時の本体部201内部構造を示す概念図である。
図4に示すように、メダル預入払出装置20の本体部201内部には、図3に示した貨幣入出金口205より遊技客が投入した貨幣を受入れてメダル貸出に係わる入出金処理を行う貨幣入出金処理部24、遊技客が預け入れるためにメダル投入口208に投入したメダルを受入れてその枚数を計数するメダル預入部(以下、預入ホッパ)27、計数後に預入ホッパ27から送られるメダルを収容(貯留)する下タンクとしてのメダル収容部28、所定のタイミング〔下タンクや上タンク(後述のメダル払出部31)の貯留枚数の兼ね合い〕でメダル収容部28から送り込まれるメダルを洗浄するメダル洗浄部29、洗浄後のメダルを後述のメダル払出部31(上タンク)までリフトアップ(揚送)するメダル搬送リフト30、メダル搬送リフト30により揚送されてくるメダルを受け取り、所定の投出中演出を経て該メダルをメダル取出口207に投出する(遊技客に払い出す)メダル払出部(以下、払出ホッパ)31、後述の通信インタフェース(I/F)部32(図5参照)により伝送路50を介して管理装置10等のネットワーク内各機器と通信し、メダルの預入、払出し処理全体及び係員設定/集計処理を行う制御用パソコンとしての機能回路部、並びに、上記制御用パソコンと通信し、ホッパメカ駆動制御や貨幣入出金処理部24との通信制御を行なう中央処理装置(CPU)としての機能回路部が実装される制御基板33、当該装置に電力を供給する電源装置34(図5参照)を具備して構成される。
図5は、メダル預入払出装置20における上記各構成要素間の接続関係を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、メダル預入払出装置20は、認証カメラ21、操作/表示部22、カード処理部23、貨幣入出金処理部24、ジャーナルプリンタ25、扉開閉検知センサ26、預入ホッパ27、メダル収容部28、メダル洗浄部29、メダル搬送リフト30、払出ホッパ31、通信I/F部32、電源装置34等、上述した各構成要素を、図4における制御基板33に相当する制御部(以下、符号330を付す)に接続して構成される。
制御部330は、操作/表示部22での取引処理選択操作に基づいて該当各部を駆動して該操作により選択されたメダル貸出、メダル預入、メダル払出等の各取引処理に係わる制御動作を管理装置10と協働して実行する。
特に、預入ホッパ27、メダル搬送リフト30、払出ホッパ31等のメカ部に関しては以下のような駆動制御を行う。
例えば、メダル預入に際して、制御部330は、遊技客が預け入れるために投入したメダルを預入ホッパ27で受け入れて計数した後、メダル収容部28に収容させるように制御する。
その後は、払出ホッパ31内のタンク(上タンク)やホッパ部でのメダル貯留枚数との兼ね合いにより、所定のタイミングで、メダル収容部28からメダル洗浄部29にメダルを送って該メダルを洗浄し、次いで、該洗浄後のメダルをメダル搬送リフト30により払出ホッパ31のタンク内まで揚送し、更に、所定枚数ずつホッパ部に送り込んで貯留するように制御する。
そして、メダル払出処理時、あるいは、メダル貸出処理時には、払出ホッパ31から払出しあるいは貸出要求された枚数のメダルを繰出してメダル取出口207に投出する。その際、上タンクのメダルの貯留数が足りなくなったらその分を補充、給送するように制御する。
なお、上記メダル払出あるいはメダル貸出処理時において、制御部330は、利用客にメダル投出中であることが明確に認知できるような何等かの演出(例えば、メダルをテーブル上で回しながら下げ搬送する等)を加えてメダルを投出する制御を行うようになっている。
制御部330には、認証済レシート発行制御部331、メモリ部333が設けられる。
認証済レシート発行制御部331は、ジャーナルプリンタ5に指示して後述する認証済レシート251(図16に示す認証済レシート251a、図18に示す認証済レシート251b)を印字し、レシート発行口206より排出(発行)させる制御を行う。
メモリ部333は、認証済レシート251に印字する情報等、各種情報を記憶する。
上記構成から成るメダル預入払出装置20でのメダル貸出、メダル預入、メダル払出の各取引処理を利用するためには、遊技客は、事前に、当該遊技店の会員として登録する手続を行う必要がある。
この会員登録の手続としては、まず、会員登録を希望する遊技客は、会員申込書に、例えば、本人の氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、希望のユーザID等の所定事項を記入したうえで、該会員申込書を店員に渡す。
店員は、遊技客(申込者)から会員申込書を受け取ると、管理装置10を用いて、該会員申込書の記載内容を見ながら会員情報として必要な所定事項(例えば、氏名、住所、電話番号、ユーザID)を入力装置14から入力し、事前にメモリ13内に構築されている会員管理テーブル131の所定カードID(会員ID)エリアに格納(該利用者を会員として予備登録)した後、該カードIDが記憶されている会員カードを遊技客(会員)に手渡す。
会員カードを受取った遊技客は、その後、メダル預入払出装置20で、該会員カード(あるいは、会員申込書で申告したユーザID)を用いて自分の顔を認証カメラ21で撮像し、該撮像画像から得られる顔画像情報(以下、顔データという)を上記会員管理テーブル131上の本人の会員情報と関連付けて登録する処理を行い、会員登録を完了させる。
このメダル預入払出装置20を用いた会員登録処理について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、メダル預入払出装置20における待機画面の表示例を示す概念図である。
図6に示すように、メダル預入払出装置20では、待機状態において、操作/表示部22のパネル上に、「メダル預入」ボタン22a、「メダル新規預入」ボタン22b、「メダル払出」ボタン22c、「メダル貸出」ボタン22dの各ボタンを入力指示ツールとして有し、かつ、これら各ボタンを用いて所望の取引処理を選択することを促すメッセージ“希望する取引処理を選択して下さい”を有する取引処理選択画面221を表示している。
会員申込書を提出し、会員管理テーブル131上にその中の所定事項が会員情報として登録された後に会員カードを受取った遊技客(申込者)は、待機画面として操作/表示部22に表示中の上記取引処理選択画面221上で「メダル新規預入」ボタン22bを押下(タッチ)することにより、顔データの関連付けを含む新規入会処理を開始させることができる。
図7及び図8は、メダル預入払出装置20における新規入会処理の一連の流れを示すフローチャートである。
図7において、メダル預入払出装置20(制御部330)は、表示中の待機画面上での各ボタン22(22a、22b、22c、22d)へのタッチによる処理選択状況を監視し(ステップS101)、該監視中に「メダル新規預入」ボタン22bが押下されたことを認識すると(ステップS101で新規預入ボタン押下)、入金を禁止する処理(ステップS102)を行う。
次に、この入金禁止の状態を終了するまでの期間内に入金があったか否かをチェックし(ステップS103)、ここで、入金があった場合(ステップS103NO)、後述するメダル貸出処理へと移行する。
また、入金なしと判定された場合(ステップS103YES)、会員カードの投入待ち状態に移行し、当該状態で、カード(会員カード)が投入されたか、スキップ操作がなされたか、取消操作があったかをチェックする(ステップS104)。
ここで、取消し操作がなされると(ステップS104で取消)、取消の旨を操作/表示部22に表示し(ステップS111)、次いで、カードがあるか否かをチェックし(ステップS112)、カードがあれば(ステップS112YES)該カードを排出(ステップS113)した後に待機画面表示状態に戻し、カードがない場合(ステップS112NO)にはそのまま待機画面表示状態に戻す。
また、カード投入待ち状態でスキップの操作がなされると(ステップS104でスキップ)、制御部330は、ユーザ名の入力を促す画面を操作/表示部22に表示し(ステップS131)、ユーザ名の入力が完了するまで入力待ち状態を維持する(ステップS132)。
この間、ユーザ名が入力されると、制御部330は、管理装置10に問合せして該入力されたユーザIDに対応するユーザ名の検索処理を実施させ(ステップS133)、該検索結果を受け取って会員管理テーブル131中に該ユーザ名が登録されているか否かをチェックし(ステップS134)、該ユーザ名が登録されていない場合には(ステップS134で無効)、ステップS131に戻ってユーザ名再取得処理を続け、該ユーザ名が登録されている場合には(ステップS334で有効)、図8に示すステップS135以降の処理に進む。
図8のステップS135において、制御部330は、認証カメラ21を起動して利用者の顔を認証部203を通して撮像し、該撮像により認証カメラ21より出力される画像情報から顔部分を切り出し処理して得た顔データを含む顔撮影画面を操作/表示部22に表示する。
次いで、撮影画面確認操作を待ち(ステップS136)、ここで、確認OKの指示があった場合(ステップS136でOK)、上記切り出し処理した顔データをユーザIDと共に管理装置10に送り、会員管理テーブル131に当該ユーザIDに対応する顔画像エリアに該顔データを登録する処理を行う(ステップS137)。
その後、管理装置10から登録処理の結果の通知を待ち、登録OKを受信することにより登録正常終了を確認した場合(ステップS138で正常終了)、会員登録証明書をジャーナルプリンタ25で印字して排出する(ステップS139)と共に、登録完了を知らせる画面を操作/表示部22に表示(ステップS140)した後、図7のステップS112,S113を経て待機状態に復帰する。
また、管理装置10から登録NGを受信することにより登録正常終了しなかった場合(ステップS138でNG)、図7のステップS112,S113を経て待機状態に復帰する。尚、上記ステップS139において発行される会員登録証明書とは、登録処理が正常に終了したことを示す証明書である。
一方、図7のステップS104でのカード投入待ち状態で会員カードが投入されると(ステップS104でカード投入)、制御部330は、カード処理部23が投入されたカードから読取ったカードIDをキーに管理装置10に問合せを行なって該カードIDに対応するユーザ名を取得する処理(ステップS121)を行う。
ここで、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応してユーザ名が登録されていないためにユーザ名を取得できなかった場合(ステップS122で失敗)、登録不可である旨を通知する画面を操作/表示部22に表示し(ステップS123)、ステップS112以降の処理に進む。
これに対して、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応して格納されているユーザ名を取得できた場合(ステップS122で登録済)、図8に示すステップS140に進み、既に会員登録済である旨を通知する登録完了画面を操作/表示部22に表示し(ステップS140)、その後、図7のステップS112,S113を経て待機状態に復帰する。
このように、本発明のシステムでは、申込者(遊技客)が提出した会員申込書に記載された情報の中の必要な事項を係員が会員管理テーブル131に入力した後、更に、申込者自身が、メダル預入払出装置20で、本人の顔データを上記会員管理テーブル131上の本人の会員情報と関連付けて登録する処理を行うことによって会員登録が完了する。
図9は、図7及び図8に示す新規入会処理を経て管理装置10のメモリ13内に構築された会員管理テーブル131の情報内容の一例を示す表図である。
図9において、会員管理テーブル131には、係員が入会申込書を基に入力した会員の氏名、住所、電話番号、ユーザID(ユーザ名)と、申込者がメダル預入払出装置20を用いて撮像して得た顔データとが関連付けられて各会員の会員ID(カードID)に対応して登録されている。
なお、この会員管理テーブル131において、顔画像の欄には、リンク先情報が記憶され、実際の顔データは、当該リンク先の記憶エリアに画像ファイルとして格納されている。
このように、会員管理テーブル131に対して、会員情報と顔データとを関連付けて登録することにより会員登録を完了した遊技客は、その後、当該メダル預入払出装置20を用いてメダルの預入、払出、貸出の各取引を利用可能となる。
なお、管理装置10では、図9に示すように、会員管理テーブル131を用いて、メダル枚数(残枚数)、ポイント(貸し出しに際して貸出額に応じて付与される)についても各会員ID毎に管理している。
この会員管理テーブル131上のメダル枚数について、管理装置10は、メダル預入払出装置20と協働してメダル預入処理及びメダル払出処理を実施する中で、該メダル預入処理時に預け入れられた枚数を会員IDに対応して加算処理し、メダル払出処理時に払い出された枚数を会員IDに対応して減算する処理を経て、逐次、更新管理する。
また、ポイントについては、メダル貸出に際して貸出金額に応じてポイントを加算し(図14のステップS534参照)、ポイントが利用された場合にはその分を減算する処理を行っている。
次に、メダル預入払出装置20が管理装置10と協働して実施するメダル貸出処理、メダル預入処理、及びメダル払出処理について説明する。
図10は、メダル預入払出装置20におけるメダル貸出処理の流れを示すフローチャートである。
図10において、メダル預入払出装置20(制御部330)は、表示中の待機画面上での各ボタン22(22a、22b、22c、22d)へのタッチによる処理選択状況を監視し(ステップS201)、該監視中に「メダル貸出」ボタン22dが押下されたことを認識すると(ステップS201でメダル貸出ボタン押下)、カード(会員カード)の挿入を促す旨を操作/表示部22に表示し(ステップS202)、カードの挿入及び現金(貨幣)の投入待ち状態に進む(ステップS203)。
また、上記処理選択状況の監視中に現金投入が開始された場合(ステップS201で現金投入)、現金投入を引き続き受付ける旨を操作/表示部22に表示し(ステップS202)、現金の投入待ち状態に進む(ステップS203)。
カード挿入及び現金投入待ち状態、あるいは現金投入待ち状態において、操作/表示部22上で取消し操作が行われると(ステップS203で取消)、制御部330は、取消の旨を操作/表示部22に表示し(ステップS211)、次いで、カードが挿入済みであるか否かをチェックし(ステップS212)、カードが挿入済みであれば(ステップS212YES)該カードを排出(ステップS213)した後、更に、現金が投入済みであるか否かをチェックする(ステップS214)。
なお、上記ステップS212において、カードが挿入されていない場合(ステップS212NO)は、直ちにステップS214に進む。
ステップS214において、現金が投入済でないと判定された場合(ステップS214NO)、現金の投入を禁止する状態を維持したままステップS216に進む。
また、ステップS214において、現金が投入済であると判定された場合(ステップS214YES)、該投入済みの現金(貨幣)を排出(返金)する処理を行い(ステップS215)、次いで、当該返金処理が正常に終了したか否かをチェックする(ステップS216)。
ここで、返金処理が正常終了した場合(ステップS216で正常終了)は、待機画面表示状態(ステップS201)に戻し、返金処理が異常終了した場合(ステップS216で異常終了)は、係員呼び出し処理(ステップS239)に進む。
また、カード挿入及び現金投入待ち状態、あるいは現金投入待ち状態において、カード処理部23にカードが投入されると(ステップS203でカード投入)、制御部330は、カード処理部23が投入されたカードから読取ったカードIDをキーに管理装置10に問合せを行なって該カードIDに対応するユーザ名を取得する処理(ステップS221)を行う。
ここで、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応してユーザ名が登録されていないためにユーザ名を取得できなかった場合(ステップS222で失敗)、処理(貸出金額に応じたポイント付与)が受付不可である旨を通知する画面を操作/表示部22に表示し、かつ、該カードを返却(ステップS223)した後、ステップS203に戻る。
また、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応して格納されているユーザ名を取得できた場合(ステップS222で成功)、該ユーザ名を保持し、ステップS203に戻る。
ここで、カード投入を受け入れ、ユーザ名を取得してステップS203に戻った場合(ステップS221→S222で成功→S203)、当該ステップS203において、その後も、現金の投入を受付けつつ、有効ボタン(例えば、貸出金額ボタン等)が押下されたか否かの監視を続ける。
また、ステップS203において、取消し操作もカード投入もなされない場合は、現金の投入受付けを継続しつつ、有効ボタン(例えば、貸出金額ボタン等)が押下されたか否かの監視を続ける。
この状態で、現金の投入が完了し、貸出金額を確定するために貸出金額ボタン(有効ボタン)が押下された場合(ステップS203で有効ボタン)、制御部330は、以後の入金を禁止する状態にして(ステップS231)、指定された貸出金額を認識する等の処理を行い、該処理の完了後、上記入金禁止状態を終了する(ステップS232)。
この間、制御部330は、上記入金禁止状態の終了が正常終了したか異常終了したかを監視し、異常終了した場合(ステップS232で異常終了)は、係員呼び出し処理(ステップS239)に進む。
また、上記入金禁止状態の終了が正常終了した場合(ステップS232で正常終了)、次いで、制御部330は、カードが投入されているか否かをチェックし(ステップS233)、カードが投入されていない場合(ステップS233で無し)は、ステップS236に進む。
また、カードが投入されている場合(ステップS233であり)は、店舗ポイント加算処理を実施する(ステップS234)。
この店舗ポイント加算処理は、ステップS231の入金禁止後に認識した貸出金額と、ステップS222で取得したユーザ名とを含むポイント加算処理要求を管理装置10に送信し、管理装置10では、メダル預入払出装置20から受信した上記ポイント加算処理要求に従い、該要求と共に受信された貸出金額に相当するポイント数を確定したうえで、該ポイント数を、会員管理テーブル131における当該要求と共に受信されたユーザ名に対応するポイント欄(図9参照)に格納するという手順で実現される。
管理装置10では、メダル預入払出装置20と協働して行う上記店舗ポイント加算処理が正常に完了すると、ポイント更新処理が完了した旨をメダル預入払出装置20に送信する。
一方、メダル預入払出装置20は、ステップS234における店舗ポイント加算処理に際して上記ポイント加算処理要求を管理装置10に送信した後、該管理装置10からポイント更新処理完了通知を受信できたか否かによりポイント更新処理が正常終了したか異常終了したかをチェックする(ステップS235)。
ここで、ポイント更新処理が異常終了したと判定された場合(ステップS235で異常終了)、係員呼び出し処理(ステップS239)に進む。
これに対して、ポイント更新処理が正常終了した場合(ステップS235で正常終了)、制御部330は、指定された金額分のメダルを貸し出す処理、並びに、投入金額と指定金額の差分をつり銭として払い出す処理を行う(ステップS236)。
その際、メダルを払い出し(貸出し)ている間は、その旨を操作/表示部22に表示しながら、メダル払出が正常に終了した異常終了したかをチェックする(ステップS237)。
ここで、メダル払い出しが正常終了した場合(ステップS237で正常終了)には、制御部330は、当該処理により払い出した(貸し出した)メダル枚数や、“ご利用ありがとうございました”といったメッセージ等を含む払出(貸出)結果情報を操作/表示部22に表示し(ステップS238)、その後、ステップS212以降の処理に進む。
これに対して、メダル払い出しが異常終了した場合(ステップS237で異常終了)には、係員呼び出し処理(ステップS239)に進む。
係員呼び出し処理においては、ステップS216での返金処理の異常終了、ステップS232での入金禁止に関する異常終了、ステップS235でのポイント更新処理の異常終了、ステップS237でのメダル払出異常終了のいずれの場合も適宜な方法で係員が呼び出され(ステップS239)、該異常終了した取引のトラブル対応が当該係員に委ねられる。
図10に示すメダル貸出処理によってメダルの貸出しを受けた遊技客(会員)は、このメダルを使ってメダルゲーム機70でゲームを行い、該ゲームでメダルを獲得した場合には、メダル預入払出装置20を利用して該メダルを自分の口座(会員管理テーブル131における自分の会員IDに対応するメダル枚数エリア)に預け入れることができる。
図11及び図12は、メダル預入払出装置20におけるメダル預入処理の一連の流れを示すフローチャートである。
図11において、メダル預入払出装置20(制御部330)は、表示中の待機画面上での各ボタン22(22a、22b、22c、22d)へのタッチによる処理選択状況を監視し(ステップS301)、該監視中に「メダル預入」ボタン22aが押下されたことを認識すると(ステップS301でメダル預入ボタン押下)、入金を禁止する処理(ステップS302)を行う。
次に、この入金禁止の状態を終了するまでの期間内に入金があったか否かをチェックし(ステップS303)、ここで、入金があった場合(ステップS303NO)、後述するメダル貸出処理へと移行する。
また、入金なしと判定された場合(ステップS303YES)、カード(会員カード)の投入待ち状態にし、当該状態で、カードが投入されたか、スキップ操作がなされたか、取消操作があったかをチェックする(ステップS304)。
ここで、取消し操作がなされると(ステップS304で取消)、取消の旨を操作/表示部22に表示し(ステップS311)、次いで、カードがあるか否かをチェックし(ステップS312)、カードがあれば(ステップS312YES)該カードを排出(ステップS313)した後に待機画面表示状態に戻し、カードがない場合(ステップS312NO)にはそのまま待機画面表示状態に戻す。
また、カード投入待ち状態でスキップの操作がなされると(ステップS304でスキップ)、制御部330は、ユーザ名の入力を促す画面を操作/表示部22に表示し(ステップS331)、ユーザ名の入力が完了するまで入力待ち状態を維持する(ステップS332)。
この間、ユーザ名が入力されると、制御部330は、管理装置10に問合せして該入力されたユーザIDに対応するユーザ名の検索処理を実施させ(ステップS333)、該検索結果を受け取って会員管理テーブル131中に該ユーザ名が登録されているか否かをチェックし(ステップS334)、該ユーザ名が登録されていない場合には(ステップS334で無効)、ステップS331に戻ってユーザ名再取得処理を続け、該ユーザ名が登録されている場合には(ステップS334で有効)、図12に示すステップS335以降の処理に進む。
図12のステップS335において、制御部330は、操作/表示部22に表示される撮影用指示ツールを用いた利用者による撮影操作に応じて認証カメラ21を起動して該利用者の顔を撮像した後、顔部分の画像情報(顔データ)を切り出し処理し(ステップS335)、該切り出し処理して得た顔データと表示中の顔データで認証を開始して良いか否かの指示ボタン等から成る認証開始待画面を操作/表示部22に表示する(ステップS336)。
この認証開始指示待ち状態で、認証待画面を用いて認証開始指示操作が行われると(ステップS336で認証)、制御部330は、ステップS334で取得したユーザ名とステップS335で撮影した顔データを管理装置10に送り、該顔データが会員管理テーブル131に当該ユーザIDに対応して格納されている顔画像情報と一致するか否かを照合させると共に、該ユーザIDに対応するメダル枚数領域に格納されるメダル残枚数を管理装置10から取得する処理を行う(ステップS337)。
引き続き、管理装置10からの照合結果の受信を待ち、該受信した照合結果を基に認証NG(ステップS335で撮影した顔データが登録されている顔データと不一致)であると判定されると(ステップS338でNG)、認証トライ回数が予め決められた回数(n回)に達するまでの間は、再撮影が可能である旨を操作/表示部22に表示(ステップS339)して再撮影指示待ちの状態とし(ステップS340)、この状態で利用客が取消操作を行った場合(ステップS340で取消)にはステップS311以降の処理に進み、再撮影操作を行った場合(ステップS340で再撮影)にはステップS335以降の処理を、再撮影回数が満了するまで繰り返し実施する。
この間、ステップS338において、管理装置10から受信した照合結果を基に認証OK(ステップS335で撮影した顔データが登録されている顔データに一致する)であると判定されると(ステップS338でOK)、制御部330は、認証がOKである旨と、ステップS337で取得したメダル残枚数と、計数ボタン等を含む計数指示待画面を操作/表示部22に表示する(ステップS341)。
この計数指示待状態で、遊技客によってメダルが投入され、計数ボタンが押下された場合(ステップS342で計数開始)、制御部330は、預入ホッパ27で遊技客により投入されたメダルの計数を開始し、メダル計数中の間はその旨を操作/表示部22に表示しながら(ステップS343)、計数が正常に終了した異常終了したかをチェックする(ステップS344)。
ここで、計数が正常に終了した場合(ステップS344で正常終了)、次いで、制御部330は、メダル計数値とメダル預入更新要求を管理装置10に送信し、該管理装置10に会員管理テーブル131の当該ユーザ名に対応するメダル枚数に当該メダル計数値を加算する処理を行わせ(ステップS345)、該メダル預入データの更新処理が正常に終了したか否かの結果の受信待ち状態に入る。
ここまでの処理において、計数が異常終了した場合(ステップS344で異常終了)、及び、該メダル預入データ更新処理が異常終了した場合(ステップS346で失敗)には、適宜な方法で係員が呼び出され(ステップS350)、該異常終了した取引のトラブル対応が当該係員に委ねられる。
これに対し、メダル預入データ更新処理が正常終了したとの結果を受信すると(ステップS346で正常終了)、メダルの投入、継続投入の意思を確認するための画面を操作/表示部22に表示し(ステップS347)、メダル投入あるいは継続投入の指示確認待ち状態に制御する(ステップS348)。
ここで、継続投入が指示されると(ステップS348で継続)、制御部330は、ステップS342以降に戻ってメダルの継続投入、計数、メダル残枚数更新処理を続行する。
また、上記確認待ち状態でメダルの預入が正常終了したことを確認した旨の指示されると(ステップS348で確認)、制御部330は、当該処理によるメダル預入枚数や“ご利用ありがとうございました”といったメッセージ等を含む預入情報を操作/表示部22に表示し(ステップS349)、その後、図11のステップS312、S313を経て待機状態に復帰する。
一方、図11のステップS304でのカード投入待ち状態でカードが投入されると(ステップS304でカード投入)、制御部330は、カード処理部23が投入されたカードから読取ったカードIDをキーに管理装置10に問合せを行なって該カードIDに対応するユーザ名を取得する処理(ステップS321)を行う。
ここで、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応してユーザ名が登録されていないためにユーザ名を取得できなかった場合(ステップS322で失敗)、預入処理が受付不可である旨を通知する画面を操作/表示部22に表示し(ステップS323)、ステップS312以降の処理に進む。
これに対して、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応して格納されているユーザ名を取得できた場合(ステップS322で登録済)、図12に示すステップS341に進み、以後、ステップ342からS350までの既に説明した通りのメダル預入処理を実行する。
図11及び図12に示すメダル預入処理によって自分の口座(会員管理テーブル131における自分の会員IDに対応するメダル枚数エリア)にメダルを預入れた遊技客(会員)は、次回、自分の口座から、預入れてある枚数の範囲内でメダルを引き出して(払出しを受けて)、該メダルを用いてメダルゲーム機70でのゲームを行うことができる。
図13及び図14は、メダル預入払出装置20におけるメダル払出処理の一連の流れを示すフローチャートである。
図13において、メダル預入払出装置20(制御部330)は、表示中の待機画面上での各ボタン22(22a、22b、22c、22d)へのタッチによる処理選択状況を監視し(ステップS401)、該監視中に「メダル払出」ボタン22cが押下されたことを認識すると(ステップS401でメダル払出ボタン押下)、入金を禁止する処理(ステップS402)を行う。
次に、この入金禁止の状態を終了するまでの期間内に入金があったか否かをチェックし(ステップS403)、ここで、入金があった場合(ステップS403NO)、後述するメダル貸出処理へと移行する。
また、入金なしと判定された場合(ステップS403YES)、会員カードの投入待ち状態にし、当該状態で、カードが投入されたか、スキップ操作がなされたか、取消操作があったかをチェックする(ステップS404)。
ここで、取消し操作がなされると(ステップS404で取消)、取消の旨を操作/表示部22に表示し(ステップS411)、次いで、カードがあるか否かをチェックし(ステップS412)、カードがあれば(ステップS412YES)該カードを排出(ステップS413)した後に待機画面表示状態に戻し、カードがない場合(ステップS412NO)にはそのまま待機画面表示状態に戻す。
また、カード投入待ち状態でスキップの操作がなされると(ステップS404でスキップ)、制御部330は、ユーザ名の入力を促す画面を操作/表示部22に表示し(ステップS431)、ユーザ名の入力が完了するまで入力待ち状態を維持する(ステップS432)。
この間、ユーザ名が入力されると、制御部330は、管理装置10に問合せして該入力されたユーザIDに対応するユーザ名の検索処理を実施させ(ステップS433)、該検索結果を受け取って会員管理テーブル131中に該ユーザ名が登録されているか否かをチェックし(ステップS434)、該ユーザ名が登録されていない場合には(ステップS434で無効)、ステップS431に戻ってユーザ名再取得処理を続け、該ユーザ名が登録されている場合には(ステップS434で有効)、図14に示すステップS435以降の処理に進む。
また、図13のステップS404でのカード投入待ち状態でカードが投入されると(ステップS404でカード投入)、制御部330は、カード処理部23が投入されたカードから読取ったカードIDをキーに管理装置10に問合せを行なって該カードIDに対応するユーザ名を取得する処理(ステップS421)を行う。
ここで、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応してユーザ名が登録されていないためにユーザ名を取得できなかった場合(ステップS422で失敗)、払出処理が受付不可である旨を通知する画面を操作/表示部22に表示し(ステップS423)、ステップS412以降の処理に進む。
これに対して、会員管理テーブル131に当該カードIDに対応して格納されているユーザ名を取得できた場合(ステップS422で成功)、図14に示すステップS435以降の処理に進む。
図14のステップS435において、制御部330は、利用者の撮影操作に応じて認証カメラ21を起動して該利用者の顔を撮像した後、顔部分の画像情報(顔データ)を切り出し処理し(ステップS435)、該切り出し処理して得た顔データと表示中の顔データで認証を開始して良いか否かの指示ボタン等から成る認証開始待画面を操作/表示部22に表示する(ステップS436)。
この認証開始指示待ち状態で、認証待画面を用いて認証開始指示操作が行われると(ステップS436で認証)、制御部330は、ステップS434で取得したユーザ名とステップS435で撮影した顔データを管理装置10に送り、該顔データが会員管理テーブル131に当該ユーザIDに対応して格納されている顔画像情報と一致するか否かを照合させると共に、該ユーザIDに対応するメダル枚数領域に格納されるメダル残枚数を管理装置10から取得する処理を行う(ステップS437)。
引き続き、管理装置10からの照合結果の受信を待ち、該受信した照合結果を基に認証NG(ステップS435で撮影した顔データが登録されている顔データと不一致)であると判定されると(ステップS438でNG)、認証トライ回数が予め決められた回数(n回)に達するまでの間は、再撮影が可能である旨を操作/表示部22に表示(ステップS439)して再撮影指示待ちの状態とし(ステップS440)、この状態で利用客が取消操作を行った場合(ステップS440で取消)にはステップS411以降の処理に進み、再撮影操作を行った場合(ステップS440で再撮影)にはステップS435以降の処理を、再撮影回数が満了するまで繰り返し実施する。
この間、ステップS438において、管理装置10から受信した照合結果を基に認証OK(ステップS435で撮影した顔データが登録されている顔データに一致する)であると判定されると(ステップS438でOK)、制御部330は、認証がOKである旨と、ステップS437で取得したメダル残枚数と、払出要求枚数指定ボタンや取消ボタン等を含む払出指示待画面を操作/表示部22に表示する(ステップS441)。
この払出枚数指示待状態で、遊技客により上記払出要求枚数指定ボタンを用いて払出要求メダル枚数が入力されたか、上記取消ボタンによる取消し操作がなされかをチェックし、取消し操作がなされた場合(ステップS442で取消)は図13のステップS411移行の処理に進む。
また、遊技客によって払出要求メダル枚数が入力された場合、残枚数より多い払出要求枚数が指定された場合には(ステップS442で枚数不足)再入力を受付け、残枚数範囲内の払出要求枚数が指定された場合には(ステップS442で枚数入力)、該入力された払出要求メダル枚数とメダル預かりデータ更新要求を管理装置10に送信し、該管理装置10に会員管理テーブル131の当該ユーザ名に対応するメダル枚数から当該払出要求枚数分のメダル数を減算させる処理を行わせ(ステップS443)、該メダル預かりデータの更新処理が正常に終了したか否かの結果の受信待ち状態に入る。
ここで、メダル預かりデータ更新処理が正常終了したとの結果を受信すると(ステップS444で正常終了)、次いで、制御部330は、払出ホッパ31等を駆動することによりメダルの払出しを開始し(ステップS445)、メダルを払い出している間は、その旨を操作/表示部22に表示しながら、メダル払出が正常に終了した異常終了したかをチェックする(ステップS446)。
ここで、メダル払い出しが正常終了した場合(ステップS446で正常終了)、制御部330は、当該処理により払い出したメダル枚数や、“ご利用ありがとうございました”といったメッセージ等を含む払出結果情報を操作/表示部22に表示し(ステップS447)、その後、図13のステップS412、S413を経て待機状態に復帰する。
これに対し、上記処理中、メダル預かりデータの更新処理が異常終了した場合(ステップS444で失敗)、並びに、メダル払い出しが異常終了した場合(ステップS446で異常終了)には、当該払出不能に陥った取引に関して既に会員認証が完了している旨の情報を印字した認証済レシート(特許請求の範囲における認証済記録媒体)を発行する処理(ステップS450)に移行する。
図15は、図14のステップS450における認証済レシート発行処理の第1の例を示すフローチャートである。
図15に示す認証済レシート発行処理は、メダル預入払出装置20の認証済レシート発行制御部331(図5参照)により行われる。
このメダル預入払出装置20において、制御部330は、当該メダル預入払出装置20におけるメダル預かりデータの更新処理の異常終了や、メダル払い出しの異常終了等の検知機能、並びにこれらの異常の内容(ネットワーク異常、払出ホッパ31の故障やメダル詰まり、メダル不足等)を解析(認識)する処理機能を有し、図14における一連の処理中、例えば、メダル預かりデータの更新処理が異常終了したこと(図14:ステップS444で失敗)、並びに、メダル払い出しが異常終了したこと(同:ステップS446で異常終了)を検知することにより、認証済レシート発行制御部331に指示して図15に示す認証済レシート発行処理を開始させる。
ここで、例えば、メダル払い出しが異常終了したこと(図14:ステップS446で異常終了)を検知されると、認証済レシート発行制御部331は、まず、当該異常(メダル払出中の異常)が発生したことを管理装置10に通知し(ステップS510)、次いで、ステップS511に進む。
これに対し、メダル預かりデータの更新処理が異常終了したこと(図14:ステップS444で失敗)を検知された場合には、管理装置10または伝送路50が故障していて通信が行えないと判断し、ステップS510をスキップしてステップS511に進む。
ステップS511において、認証済レシート発行制御部331は、認証済レシートを印字するために必要な情報として、例えば、当該メダル払出不能に陥った取引に関する取引日時、自装置における当該取引の取引番号、取引内容、当該取引を使用した利用者の会員コード(会員ID)及び氏名(会員名)、自装置の号機番号等の情報を取得する(ステップ511)。
ここで、上記各情報(取引日時、自装置での取引番号、取引内容、会員コード及び会員名、号機番号)のうち、取引日時、取引番号、取引内容については、払出不能状態となるまでの間に記録しておいた取引ログ(図示せず)から取得する。
これを実現すべく、メダル預入払出装置20(制御部330)では、メダル払出処理が開始されると、自装置での取引番号を発番し、該発番(自装置での取引番号)に対応して、取引日時及び取引内容を取引ログとして例えばメモリ部333に記録開始する。
この処理に関し、例えば、上記ステップS446のメダル払出動作中は、メダル払出処理開始後に払出ホッパ31から払い出されたメダル数を計数すると共に、当該計数値(払出メダル枚数)を上記ステップS422で指定された払出要求メダル枚数から減算して未払出メダル数を逐次算出する処理を行いながら、該未払出メダル枚数を払出要求メダル枚数と共に取引ログに記憶していく。
一方、認証済レシート発行制御部331は、ステップS446でのメダル払出動作中にメダル払出不能となったことを検知すると、当該時点の取引ログを参照し、その中から、取引日時、自装置での取引番号、取引内容(未払出メダル枚数、払出要求メダル枚数)を取得する(ステップS511)。
また、会員コード及び会員名については、例えば、上記ステップS437において、管理装置10と交信して顔データ等を取得する際に一緒に取得して記憶しておき、メダル払出不能となったことを認識した際に取得する(ステップS511)。
また、号機番号については、自装置(例えば、メモリ部333)に事前登録されている号機番号をメダル払出不能となったことを認識した際に読み出して取得する(ステップS511)。
上述の如く、認証済レシートを印字するために必要な情報を取得(ステップS511)した後、認証済レシート発行制御部331は、該取得した各情報を基に、当該各情報を所定のフォーマットで認証済レシートとして印字するための画像情報を生成する(ステップS513)。
次いで、認証済レシート発行制御部331は、当該画像情報の印字指令をジャーナルプリンタ25に送り、該ジャーナルプリンタ25により当該画像情報に基づく画像を認証済レシートとして記録媒体(ロール紙等)上に印字させ、該認証済レシートをレシート発行口206より排出(発行)させる制御を実行する(ステップS515)。
引き続き、制御部330は、上記ステップS444若しくは上記ステップ446でメダル払出不能に陥った原因を解析し(ステップS517)、その解析結果を基に、払出ホッパ31の動作異常によるものか否かをチェックする(ステップS519)。
ここで、例えば、ネットワーク異常や、メダル預入払出装置20でのメダル切れ等、払出ホッパ31の動作異常に起因しないメダル払出不能であると判定された場合(ステップS519NO)、係員呼び出し処理(ステップS520)に進む。
係員呼び出し処理においては、適宜な方法で係員が呼び出され、メダル払出不能に至った原因(払出ホッパ31の動作異常に起因しないもの)に応じて、ネットワークの通信回復措置、メダルの補充等、メダル払出可能状態に復旧させるための対応が当該係員に委ねられる。
これに対し、例えば、払出ホッパ31の故障や、払出ホッパ31でのメダル詰まり等、払出ホッパ31の動作異常に起因するメダル払出不能であると判定された場合(ステップS519YES)、制御部330は、図13のステップS412,S413を経て待機状態に復帰させる。
図16は、図15における一連の処理中、ステップS515でジャーナルプリンタ25によりレシート発行口206を通じて発行される認証済レシート251aの一例を示す図である。
図16に示すように、この認証済レシート251aには、レシート名〔「認証済(未終了取引)レシート」:下部には、当該取引に関して会員認証が完了している旨を示す情報“認証OKです”が印字される。〕61をはじめとして、該認証済レシート251aを発行する元となった取引の取引日時(この例では、「2005年12月25日(日) 13時35分」)62、当該認証済レシート251aを発行したメダル預入払出装置20の号機番号(同、「321号機」)63、当該装置20における当該取引の取引番号(同、「No.12345」)64、当該取引を利用した利用者(会員)の会員コード(同、「A00001」)及び会員名(同、「山田 太郎」)65、当該取引の取引内容66、及びバーコード67が印字されている。
このうち、取引内容66としては、当該取引に際して利用者が入力した引出要求メダル枚数(この例では、170 メダル)、メダル払出しが不能となった時点の未払出メダル枚数(同、50 メダル)、及びメダル残高の各情報が含まれている。
また、バーコード67は、この認証済レシート251aに印字される各情報のうち、会員コード及び会員名65、取引内容66等、後で、会員管理テーブル131における当該会員のメダル残枚数を減算更新する際に用いる情報が記録されている。
このように、認証済レシート251aには、メダル払出機能が使用不可能(メダル払出不能)になったことで未終了となった取引(メダル払出)に関して会員認証が完了していることを証明する旨の情報(レシート名61)と、取引日時62、号機番号63、取引番号64、会員コード及び会員名65、取引内容66、バーコード67等の被証明情報が印字されている。
この認証済レシート251aの発行を受けた利用者は、該認証済レシート251aを遊技店内の有人カウンタに持ち込むことで、該認証済レシート251aに印字(記載)された情報に従ってメダルの払出しを受けることができる。
利用者が、上記認証済レシート251aを有人カウンタに居る店員に渡すと、店員は、渡された認証済レシート251aの記載内容を見て、未払い分のメダルを手渡しで該利用者に渡すことになる。
その際、店員は、認証済レシート251aがメダル払出し未終了の際にシステムにより会員認証された場合にのみ発行されるという前提を踏まえて、該認証済レシート251aを渡された場合は、例えば、これを持ち込んだ利用者から電話番号を聞いて管理装置に問合せして本人確認するという簡単な手続の後、当該認証済レシート251aに記載された「未払出メダル枚数」を確認し、当該枚数分のメダルを払い出すことができる。
具体的に、例えば、認証済レシート251a(図16参照)を渡された場合、「未払出メダル枚数=50 メダル」を確認し、50枚のメダルを払い出すことができる。
このように、店員は、認証済レシート251aを受取ることで、“会員認証は、装置側で完了済みである”との認識のもとに、電話番号等で簡単に本人確認を行うことができる。
一方、利用者は、メダル預入払出装置20でメダル払出不能に遭遇した時も、その時点で会員認証が完了している場合に発行される認証済レシート251aを用い、店員を介して、滞りなく未払出分のメダルの払出しを受け、遊技を続行できる。
また、遊技店側では、メダル預入払出装置20でメダル払出機能が使えなくなった時、認証済レシート251aを用いて、手渡しではありながらメダルの払出しを行うことで、遊技媒体を引出して再プレイするという会員に対するサービスを継続できる。
なお、この例に係わる認証済レシート125aのバーコード67に、当該認証済レシート251a中の会員コードに対応する当該会員の電話番号(例えば、図14のステップS437での通信時に、他の情報と共に、管理装置10から取得する)等を記録しておくようにすれば、該バーコード67からバーコード読取装置(図示せず)により電話番号を読み取って管理装置に送信して照合してもらうことで本人確認を実施でき、認証済レシート125aを利用者から受取った際の当該利用者の本人確認作業がより簡単に行える。
上記認証済レシート251aに基づき未払出メダル数を利用者に手渡した店員は、その後、管理装置10において、入力装置14を操作し、会員管理テーブル131における当該利用者の会員コードに対応するメダル枚数更新処理を行う。
このメダル枚数更新処理は、例えば、表示装置15に表示されるメニューの中から、「会員管理テーブル131の更新」を選択し、認証済レシート251aから読み取った会員コードに対応する会員情報を呼び出して表示し、当該会員情報中の「メダル枚数」の数から、同、認証済レシート251aから読み取った未払出メダル枚数分を減算する操作を行ったうえで「更新」の開始を指示するという手順で行うことができる。
また、本実施例のように、認証済レシート251aに、当該認証済レシート251a中の会員コード、取引情報(払出要求メダル枚数、未払出メダル枚数)等の情報を記録したバーコード67を印字してあるタイプでは、該バーコード67をバーコード読取装置(図示せず)で読み取って会員コード、払出要求メダル枚数、未払出メダル枚数を抽出し、該抽出した情報を管理装置10に送信して会員管理テーブル131の当該会員コードに対応したメダル残枚数から当該未払出メダル枚数を減算して更新する処理を行わせることができ、未払出メダルの手渡しに伴う会員管理テーブル131上のメダル枚数更新処理を極めて容易に行うことができる。
なお、本実施例では、認証レシート251に、当該認証済レシート251a中の会員コード、取引情報、あるいは電話番号等を記録したバーコード67を印字した例を挙げたが、バーコード67に限らず、機械可読符号全般を適用できる。
図17は、図14のステップS450における認証済レシート発行処理の第2の例を示すフローチャートであり、図15に示した第1の例に係わる認証済レシート発行処理と同様の処理ステップには同一の符号を付している。
図17に示すように、第2の例に係わる認証済レシート発行処理において、認証済レシート発行制御部331は、例えば、メダル払い出しが異常終了したこと(図14:ステップS446で異常終了)を検知することにより、当該異常(メダル払出中の異常)が発生したことを管理装置10に通知(ステップS510)した後、認証済レシートを印字するために必要な情報として、第1に係わる認証済レシート発行処理で述べた取引日時、取引番号、取引内容、会員コード(会員ID)及び氏名(会員名)、号機番号の他、更に、メダル払出不能となった当該取引の利用者の顔データを取得する(ステップ512)。
ここで、利用者の顔データは、例えば、今回のメダル払出処理において、カードIDあるいはユーザ名で会員認証を行うために、上記ステップS435(図14参照)で認証カメラ21で該利用者(会員)の顔を撮像して得た顔データをその後も保存しておき、メダル払出不能となったことを認識した際に読み出して取得する。
その後、認証済レシート発行制御部331は、上記ステップS512で取得した各情報(利用者の顔データを含む)を基に、当該各情報を所定のフォーマットで認証済レシートに印字するための画像情報を生成し(ステップS514)、次いで、ジャーナルプリンタ25に印字指令を送って、該画像情報に基づく画像を認証済レシートとして記録媒体上に印字させ、該認証済レシートを発行させる制御を実行する(ステップS516)。
この第2の例に係わる認証済レシート発行処理中のステップS512,S514,S516の各処理が、第2の例に係わる認証済レシート発行処理中のステップS511,S513,S515の各処理と異なる点は、第1の例に係わる各処理では、認証済レシートを印字するために必要な情報として、取引日時、取引番号、取引内容、会員コード(会員ID)及び氏名(会員名)、号機番号を取得して、認証済レシートに印字するのに対して、第2の例に係わる各処理では、これら各情報に加えて、更に、利用者の顔データも取得し、認証済レシートに該顔データに基づく顔画像も合わせて印字する点である。
図18は、図17における一連の処理中、ステップS516でジャーナルプリンタ25によりレシート発行口206を通じて発行される認証済レシート251bの一例を示す図である。
図18に示すように、この認証済レシート251bには、レシート名「認証済(未終了取引)レシート」61、該認証済レシート251bを発行する元となった取引の取引日時(この例では、「2005年12月25日(日) 20時35分」)62、当該認証済レシート251bを発行したメダル預入払出装置20の号機番号(同、「325号機」)63、当該装置20における当該取引の取引番号(同、「No.12563」)64、当該取引を利用した利用者(会員)の会員コード(同、「A00025」)及び会員名(同、「栄光 次郎」)65、当該取引の取引内容66、バーコード67の他、当該取引を利用した利用者(「栄光 次郎」)の顔画像68が印字されている。
この第2の例に係わる認証済レシート251bは、その発行を受けた利用者が該認証済レシート251bを有人カウンタに持ち込んで、係員に渡して未払い分のメダルを払い出してもらうという、第1の例に係わる認証済レシート251aと同様の使い方ができる。
但し、この第2の例に係わる認証済レシート251bは、利用者の顔画像68も含んだ内容であるため、有人カウンタで利用者から該認証済レシート251bを渡された店員は、当該認証済レシート251bに記載された顔画像68と利用者の顔を照合して会員認証が完了している当該利用者の本人確認をより確実に行うことができ、当該認証済レシート251bを拾って未払い分メダルの払出しを要求する者が現れた場合も簡単に本人ではないことを認知でき、利用者本人以外の不正利用を防止できるという更なる効果も見込める。
なお、上記第1及び第2のいずれの例においても、図17のステップS519において、例えば、払出ホッパ31の故障や、払出ホッパ31でのメダル詰まり等、払出ホッパ31の動作異常に起因するメダル払出不能であると判定された場合(ステップS519YES)、システムを停止させずに、待機状態に復帰させる。
待機状態においては、操作/表示部22に取引処理選択画面221(図6参照)を表示して、該画面221上の各取引を選択的に受付けて、会員認証完了後に、当該選択された処理を実行する。
すなわち、本発明では、払出ホッパ31の故障や、払出ホッパ31でのメダル詰まり等、払出ホッパ31の動作異常によってメダル払出しが行えなくなっても、メダル払出処理以外の処理を受付可能に制御するものであり、メダル払出しが行えなくなっただけでシステムをダウンさせるのではなく、メダル預入処理等、可能な取引処理を会員に対して継続的に提供することで、できる限り有効な店舗運用を図るものである。
以上説明したように、本発明によれば、会員認証が完了した後、メダルの払出が実行不能となった場合、該メダル払出不能となった取引が会員認証済である旨を証する情報を印字した認証済レシートを発行するようにしたため、メダル払出しを受けられなかった利用者が、発行された認証済レシートを有人カウンタの店員に渡すことで、該店員を介し、該認証済レシートに印字された情報を基にメダル払出し受けることができ、会員に対するメダル払出しを滞らせることなく店舗の運用を続けることができる。
また、認証済レシートは、当該取引に関して装置側で会員認証が完了している証となるため、これを渡された店員は、その利用者を容易にしかも確実に特定でき、遊技媒体の払出しを円滑に行える。
また、本発明では、会員認証に際して認証カメラで撮像して得た利用者の顔データを印字した認証済レシートを発行するため、この認証済レシートを受付けた店員は、該認証済レシートを差し出した利用者の顔と印字された顔データを照合して一目で本人確認が行え、他人の認証済証を拾った客による不正な引出し行為を防止できる。
また、本発明では、メダル払出要求受付時に利用者により入力された払出要求メダル数を印字した認証済レシートを発行するため、例えば、メダルを1枚も引出すことなく発行された当該認証済レシートを受付けた店員は、該認証済レシート上の払出要求メダル枚数を見て当該数のメダルを速やかに払い出すことができる。
また、本発明では、メダル払出動作実行途中で払出不能になった場合、当該払出不能となった時点で算出される未払出メダル数を印字した認証済レシートを発行するため、この認証済レシートを受付けた店員は、該認証済レシート上の未払出メダル枚数を確認して当該未払出メダル枚数分のメダルを速やかに払い出すことができる。
また、本発明では、メダルが払出不能となった場合、メダル払出部の動作異常による払出不能状態か否かを判別し、メダル払出部の動作異常による払出不能状態であると判定された場合、メダル払出処理以外の処理を受付可能に制御するようにすることで、メダル払出不能状態に陥った当該装置において、メダル預入処理等、メダル払出処理以外の取引処理を続行でき、システムダウンを回避して店舗運用を継続できる。
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記実施例では、認証カメラ21で撮像して得た利用者(会員)の顔データを用いて会員認証を行っているが、本発明は、利用者(会員)の指紋、静脈、アイリス等の情報を用いて会員認証を行う場合にも適用できる。
これらの情報を用いて会員認証を行う構成では、会員認証完了後にメダル払出不能となった際には、上記第1の例の認証済レシート251aと同様、利用者の顔データの無い認証済レシートが発行されることになるが、該認証済レシートを持ち込んだ利用者が、会員本人であるか否かの確認は、第1の例と同様、当該認証済レシートに印字された機械可読符号中に記録した電話番号等の情報を読取装置で読取り、管理装置にアクセス、照合することにより実現できる。
また、上記実施例では、会員認証が完了した後、遊技媒体の払出が実行不能となった場合、該遊技媒体払出不能となった取引が会員認証済である旨を証する情報をロール紙に印字した認証済レシートを発行する例を挙げているが、該認証済レシートに代えて、磁気カードやICカード等の記録媒体(遊技媒体払出不能となった取引が会員認証済である旨を証する情報を記録したもの)を発行する構成としても良い。この場合、メダル預入払出装置には、認証済記録媒体発行手段として、カード発行機能を備える必要がある。
また、上記実施例では、メダルゲームに使用するメダルの貸出、預入、払出等の取引処理を行うメダル預入払出装置への適用例を挙げたが、本発明は、これに限らず、パチンコホールの貯玉システム、カジノ向けのチケット精算機等、利用者を会員認証して該当する口座に遊技媒体を預け入れておき、利用者から引き出し(払出し)を要求された場合に、該利用者を会員認証して該当する口座から遊技媒体を払出す預入払出処理機能を有するシステム全般に適用できる。
更には、利用者から引き出し(払出し)を要求された場合に、該利用者を会員認証して該当する口座から遊技媒体を払出す払出処理機能のみを有する払出専用機に適用することもできる。
この場合、遊技媒体の預入れは、別の装置(預入処理機能、あるいは、預入処理機能及び払出処理機能を有する装置)を使って行えば良い。
10…管理装置、11…CPU(主制御部)、12…記憶装置、13…メモリ、131…会員管理テーブル、14…入力装置、15…表示装置、16…通信インタフェース(I/F)部、17…印刷装置、20…メダル預入払出装置、21…認証カメラ、22…操作/表示部、221…取引処理選択画面、23…カード処理部、24…貨幣入出金処理部、25…ジャーナルプリンタ、251,251a,251b…認証済レシート、26…扉開閉検知センサ、27…メダル預入部(預入ホッパ)、28…メダル収容部、29…メダル洗浄部、30…メダル搬送リフト、31…メダル払出部(払出ホッパ)、32…通信インタフェース(I/F)部、33…制御基板、330…制御部、331…認証済レシート発行制御部、333…メモリ部、34…電源装置、50…伝送路、70…メダルゲーム機