JP5047260B2 - 降水量予測システム、降水量予測方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、中長期の降水量の予測精度を向上することのできる、降水量予測システム、降水量予測方法およびプログラムを提供することを目的とする。
以下、本発明の一実施形態に係る貯水施設の運用支援システムについて説明する。本実施形態の運用支援システムは、ダムなどの貯水施設における水位を適切に運用するための支援を行う。本実施形態の運用支援システムでは、過去の気象のパターンを用いて降水量を予測し、統計モデルを用いて貯水施設に河川や降水などにより流入する水の量(以下、単に流入量という。)の確率分布を算出し、発電電力量を最大化するように、水位の計画を策定する。
降水量予測システム10は、降水量を予測する。本実施形態では、降水量予測システム10は、過去の天気の概況をパターン化しておき、将来の天気予報をパターン化して、同じパターンの過去の日付の降水量のパーセンタイル値を用いて降水量の予測を行う。
天気パターン登録部112は、各セルに「0」を設定したパターン表161を生成する(S1512)。天気パターン登録部112は、天気概況情報に含まれている、昼の天気概況と、夜の天気概況とのそれぞれについて以下の処理を行う。
次に、流入量予測システム20について説明する。流入量予測システム20は、貯水施設への流入量を予測する。本実施形態では、流入量予測システム20は、過去の気温、降水量、降雪量、積雪量、融雪量、流入量を、後述する統計モデルを用いて回帰分析することにより回帰係数を推計し、気温および降水量の予測値(例えば、気象予報による予報値を採用することができる。)と、推計した回帰係数とを統計モデルに適用して流入量を予測する。なお、流入量の予測は所定の第1単位期間(本実施形態では、一日とする。)単位で行い、流入量の確率分布は、第1単位期間よりも長い第2単位期間(本実施形態では、一ヶ月とする。)単位で行うものとする。
降雪量モデルA2は、気温Ttがδ以下である場合の降水量P2tを説明変数とし、降雪量Stを目的変数とした回帰モデルであり、次式で表される。
積雪量モデルA3は、積雪量Dtが、前日までの積雪量Dt−1に当日の降雪量Stを加え、そこから融雪量Mtを引いたものに一致するという関係を示すモデルであり、次式で表される。
融雪量モデルA4は、気温Ttから融雪が始まる気温μ2を減じた値に積雪量Dtを乗じた値と、P1tとを説明変数とし、融雪量Mtを目的変数とした回帰モデルであり、次式で表される。
融雪量モデルA4において、気温Ttがμ2よりも低ければ第1項は0になり、前日までの積雪量Dt−1が0であれば融雪量Mtは0になる。
流入量確率モデルA6は、月単位の均衡流入量μ3と、均衡流入量μ3から前月の正規化流入量Fm−1 *を減じたものと、残差項となるumとを説明変数とし、規格化流入量の増加量ΔFm *を目的変数としたモデルであり、次式で表される。
降雪気温推計部211は、降水量モデルA1および気象実績情報に基づいて降雪気温δを推計し、推計した降雪気温δをパラメタ記憶部232に登録する。なお、降雪気温推計部211によるδの推計処理の詳細については後述する。
融雪量モデル推計部212は、積雪量モデルA3を融雪量モデルA4に代入した式
を回帰分析して、回帰係数α2、α3およびμ2を推計する。融雪量モデル推計部212は、推計した回帰係数α2、α3およびμ2をパラメタ記憶部232に登録する。
流入量分布送信部222は、流入量分布生成部221が生成した流入量の分布を送信する。
まず、降雪気温推計部211による降雪気温δの推計処理について説明する。図17は、降雪気温推計部211による降雪気温δの推計処理の流れを示す図である。
まず、降雪気温推計部211は、気象実績データベース233から降雪量が0より大きい気象実績情報を取得する(S2501)。これにより、図18に示すように、気象実績データベース233に記憶されている気象実績情報のうち、降雪量が0より大きいもののみが抽出される。
降雪量=a×気温+b×降水量
を回帰分析して、回帰係数aおよびbを推計する(S2502)。
以上のようにして融雪気温δが決定される。
次に、流入量の予測について説明する。図20は、本実施形態の流入量予測システム20における流入量予測処理の流れを示す図である。なお、図20の処理では、日付tが予測対象となる日付であるものとしている。
また、本実施形態の各回帰モデルについて、誤差項に系列相関があるような場合には、降雪気温推計部211がPrais-Winstein変換やコクラン・オーカット法によりパラメータを推計するようにしてもよい。この場合、例えば、コクランオーカット法により流入量モデルA5のパラメータを推計する場合、残差をεtとし、説明変数Xt*=Xt−ρXt−1として(すなわち、Ft*=Ft−ρFt−1、P1t*=P1t−ρP1t−1、Mt*=Mt−ρMt−1などとして)、流入量モデルA5を式のようにすることができる。
上記式(A5”)を変形すると次式となる。
次に、流入量分布の作成処理について説明する。流入量分布は、前月の流入量を条件とした条件付確率の分布である。本実施形態では、流入量Fmは、流入量Fmは、所定の最小値(以下、最小流入量といい、Fminと表記する。)から最大値(以下、最大流入量といい、Fmaxと表記する。)までの間を、単位量(例えば、1立法メートルや、10立方メートル、1000立方メートルなどである。以下、単位流入量という。)ずつ増減する離散値であるものとし、流入量分布は、最小流入量Fminから最大流入量Fmaxまで単位流入量ごとの流入量に対応付けて、確率が記述された表であるものとする。
ここで、残差umには系列相関がないことから、A6’は、さらに次式のように変形できる。
すなわち、条件付確率Pr(Fm|Fm−1)は、前期(m−1月)の流入量に応じて変化するドリフト項α4(μ3−Fm−1 *)Imと、残差項umImとから構成されることになる。
流入量確率モデル推計部219は、各月(1月〜12月)をmとして、以下の処理を行う。
流入量確率モデル推計部219は、気象実績データベース233から、全ての年のm月の日付に対応する流入量を平均してImを算出し(S2541)、全ての年のm−1月の日付に対応する流入量を平均してIm−1を算出する(S2542)。
また、流入量確率モデル推計部219は、流入量確率モデルA6”の残差umを次式により計算する(S2549)。
流入量確率モデル推計部219は、残差項umImを算出する(S2550)。
運用計画システム30は、長期の運用計画の対象となる期間(以下、長期運用期間という。本実施形態では1年とする。)における発電電力量が最大となるように、中期の運用計画の対象となる期間(以下、中期運用期間という。本実施形態では、1ヶ月とする。)ごとの最適な水位についてのシミュレーションを行い、その後、中期運用期間における最適な水位となり、かつ、短期の運用対象となる期間(以下、短期運用期間という。本実施形態では6日とする。)における売電額が最大となるように、短期運用期間中の各単位期間(本実施形態では1日とする。)ごとの水位を求める。なお、以下の説明において、貯水施設における水位は、所定の単位量(例えば、1メートルや5メートルなどである。以下、単位水位という。)ごとの離散値であるものとする。長期運用期間における発電電力量が最大となるような中期運用期間での水位は、確率論的動的計画法(Stochastic Dynamic Programming; SDP)により求める。短期運用期間における各単位期間の水位は、貯水施設における水位の最大最小値や水力発電に利用する水量(以下、取水量といい、Qと表記する。)の最大最小値などの制約の下に、流入量予測システム20が予測した予測流入量を用いて、各日の水位を単位水位ずつ変化させてシミュレーションし、売電額が最大となるような水位を算出する。
モデルB2は、最高運用水位Hmaxに基づいて貯水量の上限(以下、上限貯水量といい、Vmaxと表記する。)を算出するためのものであり、次式により表される。
モデルB3は、最低運用水位Hminに基づいて貯水量の下限(以下、下限貯水量といい、Vminと表記する。)を算出するためのものであり、次式により表される。
モデルB4は、1日の0時から24時(すなわち次の日の0時)の貯水量に基づいて、単位期間の開始時点から終了時点までの貯水量の差(以下、貯水量差といい、ΔVと表記する。)を算出するものであり、ある日付tの0時における貯水量をVtとして、次式により表される。
モデルB5は、流入量Rから維持流量S0および貯水量差ΔVを引いた水量(R0)を算出するためのものであり、次式により表される。
モデルB6は、最小取水量Qmin、最大取水量Qmax、最低運転出力Q0minおよびR0に基づいて、取水量Qを決定するためのもの(取水量算出モデル)であり、次式により表される。
すなわち、R0が、最小取水量Qmin以上であり、かつ、最大取水量Qmax以下である場合には、R0が取水量Qとなり、R0が最小取水量Qminよりも小さい場合には最小取水量Qminが取水量Qとなり、R0が最大取水量よりも大きい場合には最大取水量Qmaxが取水量Qとなる。ただし、R0が最低運転出力Q0minよりも小さい場合は、取水量Qは0となる。
モデルB8は、1日の終了時点における運用水位、放水位Houtおよび損失落差Hlosに基づいて、有効落差hnを算出するためのものであり、日付tの0時における運用水位をHtとし、水位を海抜高さに変換するための所定の定数をbとして、次式により表される。
モデルB9は、取水量Qおよび有効落差hnに基づいて1日に発電される発電電力Pnを算出するためのものであり、発電の変換効率に係る係数をc、重力加速度をgとして、次式により表される。
モデルB10は、発電電力Pnに基づいて1日に発電される発電電力量Enを算出するためのもの(電力量算出モデル)であり、次式により表される。
モデルB11は、ある日付についての発電電力量Enと、その日付に対応する電力価格とに基づいて売電額を算出するためのものであり、次式により表される。
中期計画部314は、流入量分布と上記の統計モデルとを用いて確率論的動的計画法により最適な水位を算出する。具体的には、中期計画部314は、次式を満たす水位の組合せを求める。
式B12において、GE(Hm,Hm+1,Fm)は、月mの開始時点mにおいて水位がHmであり、月mの終了時点(月m+1の開始時点)m+1における水位がHm+1であり、月mの流入量がFmである場合の発電電力量Enである。ここで、月mにおける発電電力量は、上記モデルB10により算出される1日あたりの発電電力量Enに、月mの日数を乗じることにより算出される。
以上のようにして最適な水位が決定される。
中期計画部314は、処理のステージを示すSTに1を設定し(S3601)、最終月(本実施形態では第12月)から第1月までの各月について、確率的動的計画法による水位の計画処理を行う(S3602)。図31は、確率的動的計画法による水位計画処理に用いられる表である水位流入量別発電電力量表352の構成を示す図である。図31に示す水位流入量別発電電力量表352には、第12月の水位H12と、第12月の流入量F12とに対応づけて、第12月における発電電力量が登録される。
図32は、最終月(12月)についての水位計画処理の流れを示す図である。中期計画部314は、1つ前の処理に係る月である第1月(第12月から第1月までの各月に対して処理が行われるため、第12月の1つ前の処理に係る月は第1月となる。)までの累計発電電力量E(1,H1,F1)を0とし(S3621)、最終月の水位H12に、最低水位Hminを設定する(S3622)。中期計画部314は、12月までの累計発電電力量E(12,H12,F12)に0を設定し(S3623)、12月の流入量F12に、最小流入量Fminを設定する(S3624)。中期計画部314は、1月の水位H1に最低水位Hminを設定し(S3625)、諸元記憶部331に記憶されている各諸元を上述したモデルに適用して、発電電力量Enを算出する(S3626)。中期計画部314は、Enに31(12月の日数)を乗じて、1ヶ月の発電電力量の期待値GEを算出する(S3627)。中期計画部314は、1月の流入量F1の発生確率を取得し(S3628)、各F1について、F12を条件としたF1の条件付確率を累計発電電力量E(12,H12,F12)に乗じた値を合計してGEに加算し、E1(12,H12,F12)を算出する(S3629)。
本実施形態の運用計画システム30によれば、将来の流入量の予測値を用いて、長期運用期間における発電電力量の期待値を大きくする、中期運用期間の開始時点および終了時点の水位の組合せを求めることができる。したがって、貯水施設の運用者は、中期運用期間の開始時点に、最適水位データベース334を参考にして、その時点での水位に対応する1ヶ月後の水位を目標の水位として貯水施設を運用することにより、1年間の発電電力量を大きくすることが可能となる。よって、貯水施設の運用者の経験が浅い場合であっても容易に最適な水位に調整することができる。
上述のように、中期計画部314は、中期運用期間(月)の開始時点および終了時点の最適な水位の組合せを求めるのに対し、短期計画部334は、短期運用期間(6日)における売電額を大きくするように、短期運用期間における水位を計画する。
図35は、運用水位のシミュレーションに用いられる画面60の一例を示す図である。画面60には、運用期間の入力欄611、初期貯水量の入力欄612、最終目的貯水量の入力欄613、および各種諸元の表示欄621〜627が設けられている。
図36(a)は、比較的豊水期として知られている2003年7月における取水量および運用水位の変化を示すグラフである。貯水施設では、運用者の経験によって運用水位が決定されており、2003年7月期における売電額の実績値は約258(百万円)であった。これに対して、上記シミュレーションの結果の貯水量Vの組合せに対応する売電額は約269(百万円)となった。すなわち、約4%の売電額の上昇がみられた。
20 流入量予測システム
30 運用計画システム
40 通信ネットワーク
101 CPU
102 メモリ
103 記憶装置
104 通信インタフェース
105 入力装置
106 出力装置
111 天気概況取得部
112 天気パターン登録部
113 予測降水量取得要求受信部
114 天気予報取得部
115 降水量予測部
116 予測降水量送信部
131 天気概況データベース
132 天気パターンデータベース
201 CPU
202 メモリ
203 記憶装置
204 入力装置
205 出力装置
211 降雪気温推計部
212 融雪量モデル推計部
213 流入量モデル推計部
214 予測気温取得部
215 予測降水量取得部
216 予測流入量取得要求受信部
217 流入量予測部
218 予測流入量送信部
219 流入量分布取得要求受信部
220 流入量発生確率モデル推計部
221 流入量分布生成部
222 流入量分布送信部、
231 モデル記憶部
232 パラメタ記憶部
233 気象実績データベース
211 降雪気温推計部
212 融雪量モデル推計部
213 流入量モデル推計部
214 予測気温取得部
215 予測降水量取得部
216 予測流入量取得要求受信部
217 流入量予測部
218 予測流入量送信部
219 流入量分布取得要求受信部
220 流入量発生確率モデル推計部
221 流入量分布生成部
222 流入量分布送信部
231 モデル記憶部
232 パラメタ記憶部
233 気象実績データベース
311 諸元入力部
312 貯水量設定値入力部
313 流入量分布取得部
314 中期計画部
315 予測流入量取得部
316 短期計画部
331 諸元記憶部
332 モデル記憶部
333 電力価格データベース
334 最適水位データベース
351 水位流入量別目標水位表
352 水位流入量別発電電力量表
Claims (9)
- 降水量の予測を行うシステムであって、
過去の日付における天気を示す天気語および前記天気が発生した時間を示す時間語を含む天気概況と当該日付における降水量とを含む概況情報を取得する概況取得部と、
前記概況情報に含まれる前記天気概況から前記天気語および前記時間語を抽出し、前記天気語および前記時間語を並べたパターンを生成する概況パターン生成部と、
前記パターンに対応付けて前記降水量を記憶する降水量記憶部と、
将来の天気を示す天気語および前記将来の天気が発生する時間を示す時間語を記述した天気予報を取得する天気予報取得部と、
前記天気予報から前記天気語および前記時間語を抽出し、前記天気語および前記時間語を並べた前記パターンである予報パターンを生成する予報パターン生成部と、
前記予報パターンに対応する前記降水量を前記降水量記憶部から読み出し、読み出した前記降水量を集計して降水量の予測値を算出する予測降水量算出部と、
前記降水量の予測値を出力する予測降水量出力部と、
を備えることを特徴とする降水量予測システム。 - 請求項1に記載の降水量予測システムであって、
前記天気概況および前記天気予報に含まれうる前記天気語は、「大雨」「雨」「雪」「曇」「晴」であり、
前記天気概況および前記天気予報に含まれうる前記時間語は、「時々」「一時」「後」であること、
を特徴とする降水量予測システム。 - 請求項1に記載の降水量予測システムであって、
前記予測降水量算出部は、前記予報パターンに対応する複数の前記降水量を前記降水量記憶部から読み出し、読み出した前記降水量を少ない順にソートし、ソートした前記降水量から所定のパーセンタイル値を前記降水量の予測値とすること、
を特徴とする降水量予測システム。 - 請求項1に記載の降水量予測システムであって、
前記概況パターン生成部および前記予報パターン生成部は、前記天気概況および前記天気予報から前記天気語および前記時間語以外の単語を削除した文字列を、前記天気語の直後で分割して、前記時間語および前記天気語から構成される文字列である天気チャンクを生成し、前記天気チャンクの組合せを前記パターンとして生成すること、
を特徴とする降水量予測システム。 - 請求項4に記載の降水量予測システムであって、
前記天気概況および前記天気予報に含まれうる前記天気語のそれぞれについて、前記降水量に関係する度合いが設定され、前記天気概況および前記天気予報に含まれうる前記時間語のそれぞれについて、前記降水量に関係する度合いが設定され、
前記概況パターン生成部および前記予報パターン生成部は、
前記天気チャンクのリストを生成し、
前記天気概況および前記天気予報に含まれうる前記天気語のそれぞれについて、前記天気語を含む前記天気チャンクが前記リストに複数含まれている場合、当該複数の天気チャンクに含まれている前記時間語のうち、前記度合いが最も強いものを特定し、当該複数の天気チャンクのうち、特定した前記時間語が含まれていないものを前記リストから削除し、
前記天気概況および前記天気予報に含まれうる前記時間語のそれぞれについて、前記時間語を含む前記天気チャンクが前記リストに複数含まれている場合、当該複数の天気チャンクに含まれている前記天気語のうち、前記度合いが最も強いものを特定し、当該複数の天気チャンクに、特定した前記天気語が含まれていないものを前記リストから削除し、
前記リストをパターンとすること、
を特徴とする降水量予測システム。 - 降水量の予測を行う方法であって、
コンピュータが、
過去の日付における天気の変化を記述した天気概況と当該日付における降水量とを含む概況情報を取得し、
前記概況情報に含まれる前記天気概況から、天気を表す単語である天気語、および前記天気に係る時間の経過を示す時間語を抽出し、前記天気語および前記時間語を並べたパターンを生成し、
前記パターンに対応付けて前記降水量をメモリに記憶し、
将来の天気を記述した天気予報を取得し、
前記天気予報から前記天気語および前記時間語を抽出し、前記天気語および前記時間語を並べた前記パターンである予報パターンを生成し、
前記予報パターンに対応する前記降水量を前記メモリから読み出し、読み出した前記降水量を集計して降水量の予測値を算出し、
前記降水量の予測値を出力すること、
を特徴とする降水量予測方法。 - 請求項6に記載の降水量予測方法であって、
前記コンピュータは、前記予報パターンに対応する複数の前記降水量を前記メモリから読み出し、読み出した前記降水量を少ない順にソートし、ソートした前記降水量から所定のパーセンタイル値を前記降水量の予測値とすること、
を特徴とする降水量予測方法。 - 請求項6に記載の降水量予測方法であって、
前記コンピュータは、前記天気概況および前記天気予報から前記天気語および前記時間語以外の単語を削除した文字列を、前記天気語の直後で分割して、前記時間語および前記天気語を含む文字列である天気チャンクを生成し、前記天気チャンクの組合せを前記パターンとして生成すること、
を特徴とする降水量予測方法。 - 降水量の予測を行うためのプログラムであって、
コンピュータに、
過去の日付における天気の変化を記述した天気概況と当該日付における降水量とを含む概況情報を取得するステップと、
前記概況情報に含まれる前記天気概況から、天気を表す単語である天気語、および前記天気に係る時間の経過を示す時間語を抽出し、前記天気語および前記時間語を並べたパターンを生成するステップと、
前記パターンに対応付けて前記降水量をメモリに記憶するステップと、
将来の天気を記述した天気予報を取得するステップと、
前記天気予報から前記天気語および前記時間語を抽出し、前記天気語および前記時間語を並べた前記パターンである予報パターンを生成するステップと、
前記予報パターンに対応する前記降水量を前記メモリから読み出し、読み出した前記降水量を集計して降水量の予測値を算出するステップと、
前記降水量の予測値を出力するステップと、
を実行させるためのプログラム。
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