JP5046139B2 - 常閉式自転車ハブラチェット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車に適用する常閉式のハブラチェット構造に関し、より詳しくは、そのラチェット部材の貫通孔に、転がり部材が設置され、歯ディスク座とラチェット部材との回転位差により、転がり部材が転がり、制御溝に合わせて、外方向への押圧効果が実現される常閉式自転車後輪ハブラチェット構造に関する。
従来の自転車の駆動用車輪(通常後輪)には、フリーホイールと一体又は別体で、ハブが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。このハブラチェット構造は、図9と図10のように、端面に複数の制御ブロック51が突出する歯持ちディスク部50と、ラチェット部61とラチェット62及び弾性部品63を有するラチェット部材60と、止めリング70と、ハブラチェットケーシング80を有している。この制御ブロック51には、ともに、連動溝52が形成され、ラチェット座61の外壁面に、複数のラチェット溝611が形成され、ラチェット部611に、ラチェット62が収納され、上記ラチェット62から突出した連動柱621が、摺動可能に連動溝52に設置されている。
また、上記ラチェット座61の外壁面とラチェット62の外表面には、ともに、貫通孔64を囲むように、リング状に、締めつけリング溝65が形成され、締めつけリング溝65内に、弾性部品63が嵌設されている。また、止めリング70には、ラチェット座61の定位ブロック612と係合して、同期になる定位溝71が形成され、また、上記止めリング70は、貫通孔72に、減衰部材73が設置され、また、減衰部材73の内縁が、止めスリーブ74に当接している。
さらに、ハブラチェットケーシング80は、内壁に、ベベルリング81が係合され、上記ベベルリング81が、リング状に、ラチェット62の外端に設置されている。
自転車に乗って、ペダルを踏むと、その歯持ちディスク座50が、チェーンに連動し、歯持ちディスク座50とラチェット部材60とに、回転位差が発生する。この時、歯持ちディスク座50の連動溝52が、軸方向に転動して、ラチェット62の連動柱621を、内側端から外側端へ摺動させ、これにより、歯持ちディスク座50とラチェット部材60が連動状態になる。一方、ペダルを、逆方向に踏むと、上記歯持ちディスク座50が、逆方向に転動して、歯持ちディスク座50の制御ブロック51にある連動溝52により、逆方向に上記ラチェット62の連動柱621を摺動させ、連動柱621が、外側端から内側端へ摺動し、即ち、ラチェット62を、ラチェット溝611の中に押入れ、ラチェット62とハブラチェットケーシング80端のベベルリング81が、当接できなくなる。そのため、自転車を、降りて押し進む時、そのペダルは、転動しなくなり、また、ラチェット62とハブラチェットケーシング80端のベベルリング81とが、連続的に衝突することにより発生した騒音を解消できるようになる。
しかしながら、前記の従来の構造によれば、下記の原因による解決すべき点がある。
1.ラチェット62は、歯持ちディスク座50とラチェット部材60の回転位差により、制御され、また、ラチェット62の連動柱621が、連動溝52内での摺動を利用しているので、連動柱621に、摺動摩擦が発生すれば、その作動が、スムーズにならず、使用時の摩損が大きくなって、耐久性が悪くなるという問題がある。
2.止めリング70は、減衰部材73を貫通孔72に位置することにより回転抵抗が生まれ、これにより、歯持ちディスク座50とラチェット部材60との位差を制御しており、減衰部材73が、スパイラルスプリングであるため、外部張力が、均一的ではなく、また、容易に弾性疲労しやすく、そして、抵抗を調整できないという問題がある。
実用新案登録第3124853号
従って、本発明の主な課題は、ラチェットの揺動作動が、よりスムーズになり、使用による摩損を低減でき、部材の安定性を向上させ、耐久性の改善が可能な常閉式自転車ハブラチェット構造を提供することにある。
そこで、本発明者は、上記問題点を解決し、本発明の課題を解決するために、鋭意検討した結果、ラチェット部材の貫通孔に、転がり部材を設置して、また、歯ディスク座とラチェット部材との回転位差を利用することにより、転がり部材が、ロール方式で、制御溝に合わせて、外方向へ押圧するようにすれば、かかる問題を解消しうることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明の主な目的は、ラチェット部材の貫通孔に、転がり部材が設置され、また、歯ディスク座とラチェット部材との回転位差を利用して、転がり部材を、ロール方式で制御溝に合わせることにより外方向への押圧効果が得られることから、ラチェットの揺動作動が、よりスムーズになり、使用による摩損を低減でき、部材の安定性を向上させ、耐久性の改善が可能な常閉式自転車ハブラチェットを提供するものである。
本発明の他の目的は、その減衰部材の貫通孔の内部に、複数のスティールボールと弾性部品が実装され、弾性部品の張力で、スティールボールを当接して、スティールボールが、直接に、スリーブに圧迫し、これにより、減衰部材の回転抵抗が発生し、また、上記弾性部品の張力が、ラッチの螺着状態によって調整されるため、減衰部材の安定性を向上させた常閉式自転車ハブラチェット構造を提供することにある。
かくして、本発明によれば、請求項1において、
歯ディスク座、ラチェット部材、減衰部材及びハブラチェットケーシングを備えた常閉式自転車ハブラチェット構造であって、
前記歯ディスク座は、心軸が摺動可能に設置され、一側にラチェット座が伸び、上記ラチェット座のリング状周縁に、複数の制御溝が設けられ、
前記ラチェット部材は、ラチェット座に嵌設され、制御溝に対応して、複数の収納室が形成され、上記収納室に、ラチェットが枢設されて、貫通孔が貫設され、上記貫通孔に、転がり部材が設置され、転がり部材の位置が、制御溝とラチェットとの間に制限され、また、軸方向に突起が突出し、
前記減衰部材は、係止溝とラチェット部材の突起とにより、結合され、また、スリーブが摺動的に心軸に嵌設され、スリーブ端に、若干の貫通孔が形成され、貫通孔内に、ともに、スティールボールと弾性部品が設置され、ラッチにより、貫通孔の外端にロックされることにより、スティールボールが、スリーブに圧迫して、減衰部材の転動抵抗が形成され、
前記ハブラチェットケーシングは、収納空間が形成され、収納空間を利用して、上記ラチェット部材と減衰部材に被さり、また、上記収納空間内において、ベベルリングが結合され、ベベルリングが、ラチェットの外端に設置されることにより、前記のラチェットと噛合うようにしてなる
ことを特徴とする常閉式自転車ハブラチェット構造が提供される。
また、請求項2に係る発明によれば、
歯ディスク座とラチェット座との間に、複数の突出部と、突出部の間隔で複数の凹み部を設け、また、ラチェット部材から、凹み部に向って、等量の制限ブロックが突出し、また、制限ブロックが、突出部による制限により、ラチェット部材の回転範囲を制御できるようにしたことを特徴とする常閉式自転車ハブラチェット構造が提供される。
また、請求項3に係る発明によれば、
歯ディスク座とラチェット座との間に、複数の突出部と、突出部の間隔で、複数の凹み部を設け、また、ラチェットから凹み部に向って、等量の制限柱が突出し、また、制限柱が、突出部による制限により、ラチェット部材の回転範囲を制御できるようにしたことを特徴とする常閉式自転車ハブラチェット構造が提供される。
また、請求項4に係る発明によれば、
ラチェット部材の外壁面とラチェットの外表面とに、締めつけリング溝を形成し、締めつけリング溝内に、弾性リングを設置し、弾性リングに、欠け口を形成し、上記欠け口の一端縁に、内方向へ湾曲された固定部を形成し、また、固定部を、締めつけリング溝内にあるラチェット部材の固定孔に合わせることにより、ラチェットが、収納室において、締めつけられて位置付けられるようにしたことを特徴とする常閉式自転車ハブラチェット構造が提供される。
また、請求項5に係る発明によれば、
ラチェット座の外表面に、補助スリーブを嵌設し、上記補助スリーブに、ラチェット座の硬度より高い材料からなる制御溝と同じような凹溝を形成したことを特徴とする常閉式自転車ハブラチェット構造が提供される。
本発明によれば、下記の効果を奏することができる。
1.ラチェット部材の貫通孔内に、転がり部材が設置され、また、歯ディスク座とラチェット部材とを利用して、回転位差を形成するため、転がり部材は、ロール方式で、制御溝に合わせて、外方向への押圧効果が得られ、これにより、ラチェットの揺動が、よりスムーズになり、また、使用することによる摩損を低減でき、耐久性を向上させることができる。
2.減衰部材の貫通孔の内部に、複数のスティールボールと弾性部品が実装され、弾性部品の張力で、スティールボールに当接し、スティールボールが、直接に、スリーブに圧迫するため、減衰部材の回転抵抗が発生し、また、上記弾性部品の張力が、ラッチの螺着状態で調整できるため、減衰部材の安定性を向上させることができる。
次に、図面に従って、本発明に係るハブラチェットについて具体的に説明する。もっとも、本発明は、それらによって限定されるものではない。
図1乃至図3及び図8を参照しながら、本発明の常閉式自転車後輪ハブラチェット構造について説明する。常閉式自転車後輪ハブラチェット構造は、歯ディスク座10とラチェット部材20、減衰部材30及びハブラチェットケーシング40を備えたものである。
なお、本明細書において、「歯ディスク座」、「歯持ちディスク座」は通常の「フリーハブボディ」に相当し、また、「歯ディスク溝」はスプラインに相当する。
歯ディスク座10は、歯ディスク(図示せず)と一体成型で単一歯ディスク状になる。或いは、歯ディスク座10は、リング状表面において、軸方向に、複数枚の歯ディスクが嵌設できる複数の歯ディスク溝11が形成されている。これにより、歯ディスク座10と歯ディスクとが、同期になり、上記歯ディスク座10において、摺動可能に心軸12が設置され、一側にラチェット座13が伸び、上記ラチェット座13のリング状周縁に、複数の制御溝131が設けられる。上記ラチェット座13は、外表面に、ラチェット座13の硬度より高い材料からなり、制御溝131に対応する凹溝が形成された補助スリーブ16が嵌設され、上記歯ディスク座10とラチェット座13との間に、複数の突出部14が設けられ、突出部14の間隔で、複数の凹み部15が設けられている。
ラチェット部材20は、ラチェット座13に嵌設され、制御溝131に対応する複数の収納室21が形成され、上記収納室21の中に、ラチェット22が枢設され、収納室21の底端が拡大してピボット孔211が形成される。ラチェット22において、ピボット孔211に合わせて軸部221が形成され、軸部221を軸心として、ラチェット22が揺動できるように構成されている。また、収納室21に、貫通孔212が設けられ、上記貫通孔212に、制御溝131とラチェット22との間に制限されるように、転がり部材23が収納される。ラチェット部材20において、歯ディスク座10の凹み部15に突入する等量の制限ブロック24が設けられている。
また、制限ブロック24は、突出部14の制限により、ラチェット部材20の回転範囲が制御される。そして、ラチェット22においても、凹み部15に突入する等量の制限柱222が設けられ、制限柱222も、同じように、突出部14の制限により、ラチェット部材20の回転範囲が制御される。また、上記ラチェット部材20の外壁面とラチェット22の外表面に、ともに、締めつけリング溝25、223が形成され、締めつけリング溝25、223に、弾性リング26が収納される。
これにより、ラチェット22が、収納室21に締めつけられて位置付けられ、上記弾性リング26は、欠け口262が形成され、上記欠け口262の一端縁に、内へ湾曲された固定部261が形成される。固定部261が、締めつけリング溝25内からラチェット部材20に形成された固定孔251に貫設される。これにより、上記弾性リング26が固定され、また、上記ラチェット部材20は、軸方向に突起27が設けられている。
減衰部材30は、係止溝31でラチェット部材20の突起27に結合され、また、上記減衰部材30に、摺動可能に心軸12に嵌設されるスリーブ32が嵌設され、上記スリーブ32の両端が、それぞれ、歯ディスク座10端の軸受101とハブラチェットケーシング40端の軸受102に当接している。これにより、スリーブ32を利用して、歯ディスク座10とハブラチェットケーシング40のギャップが固定される。
また、上記減衰部材30は、スリーブ32端に向って、若干の貫通孔33が形成される。貫通孔33内に、スティールボール34と弾性部品35が設置され、ラッチ36が、貫通孔33の外端にロックされることにより、スティールボール34が、スリーブ32に圧迫して、減衰部材30の転動抵抗が形成されている。
ハブラチェットケーシング40には、上記ラチェット部材20と減衰部材30を被収納空間41が形成され、また、上記収納空間41内に、ベベルリング42が結合され、ベベルリング42が、ラチェット22の外端に設置されるため、上記のラチェット22と噛合うことができる。
以上の構造により、上記ラチェット22は、収納室21内において、転がり部材23と減衰部材30とにより制限され、また、減衰部材30の抵抗により、開閉の作動を行い、そして、常態下、閉鎖状態に維持でき、騒音無しで連動できる効果が得られる。
本発明に係る常閉式自転車後輪ハブラチェットについて、図2と図3を参照しながら、更に説明する。
ラチェット部材20が、歯ディスク座10のラチェット座13に嵌設され、また、収納室21から、制御溝131の外端に対向して、転がり部材23により、貫通孔212に設置される。これにより、転がり部材23が、完全に、制御溝131に収納される。また、上記ラチェット22が、収納室21の側面から挿入される。
また、ラチェット22の軸部221が、ピボット孔211に収納され、上記弾性リング26が、ラチェット部材20とラチェット22とにより形成された締めつけリング溝25、223に嵌設されるため、ラチェット22の変位を防止できる。減衰部材30は、スリーブ32に嵌設され、また、貫通孔33に、順にスティールボール34と弾性部品35が挿入され、また、ラッチ36の締りにより、弾性部品35を圧迫できる。
これにより、スティールボール34が、スリーブ32に圧迫して適当な抵抗が生じる。また、スリーブ32が、転動可能に心軸12に嵌設され、同時に、減衰部材30の係止溝31とラチェット部材20の突起27とが結合されて位置付けられるため、減衰部材30とラチェット部材20とが、同期になる。
また、上記ハブラチェットケーシング40は、収納空間41端から、歯ディスク座10のラチェット座13端に嵌入し、収納空間41でその減衰部材30とラチェット部材20に被さり、この時、ハブラチェットケーシング40のベベルリング42は、ラチェット部材20の周りに位置して、ラチェット22と噛合って連動できる。上記スリーブ32は、歯ディスク座10端とハブラチェットケーシング40端の軸受101、102によって圧迫されて、歯ディスク座10とハブラチェットケーシング40との間に制限される効果が得られる。
本発明に係る常閉式ハブラチェット構造は、図2乃至図5のように、主として、自転車の後輪に設置される。
上記歯ディスク座10により、歯ディスク(図示せず)が接続され、上記歯ディスクが、自転車のパネル端に連動されるチェンによって連動され、心軸12が、フレームに結合され、また、ハブラチェットケーシング40に、上記自転車の後輪が接続される。自転車が静止している時、上記ラチェット22が、弾性リング26の締めつけにより、収納室21内に位置し、また、減衰部材30で、ラチェット部材20の外側に当接し、これにより、ラチェット22の左右偏移を防止できる。
また、転がり部材23が、ラチェット座13の制御溝131内に収納され、ラチェット22の収縮状態により、ラチェット22とハブラチェットケーシング40のベベルリング42が、互いに当接せず、また、自転車に乗ってペダルを踏むと、その歯ディスク座10は、チェンによって連動され、上記歯ディスク座10が転動すると同時に、そのラチェット部材20が、突起27により、減衰部材30に連動され、また、減衰部材30の抵抗により、容易に転動できなくなる。これにより、歯ディスク座10とラチェット部材20の回転位差が発生し、この時、ラチェット座13の制御溝131が、軸方向に転動して、ラチェット22の底端にある転がり部材23を押し、転がり部材23が、ロール方式により、制御溝131から脱離し、それにより、ラチェット22を押し出す効果が得られる。上記ラチェット22は、軸部221を軸心として、収納室21の外端へ揺動して、ラチェット22が、ベベルリング42と噛合う。これにより、歯ディスク座10とラチェット部材20とが、連動状態になり、同時に、ラチェット22が、収納室21外へ揺動する時、そのラチェット22が、周りのベベルリング42に当接し、ベベルリング42に連動されて、ハブラチェットケーシング40が転動し、自転車の後輪が連動されて転動する。また、ペダルを、逆方向に踏むと、図6と図7のように、上記歯ディスク座10は、逆方向に転動する。上記歯ディスク座10は、ラチェット座13の制御溝131において、逆方向に転動し、ラチェット部材20端が、減衰部材30の抵抗により、静止状態になる。この時、転がり部材23が、ラチェット座13とラチェット部材20の回転位差により、制御溝131内に落ち込む。この時、ラチェット22に、転がり部材23により当接せず、ベベルリング42で、逆方向に、ラチェット22を収納室21に押し込み、ラチェット22とハブラチェットケーシング40端のベベルリング42とが、当接しない。そのため、ラチェット22とベベルリング42とが、持続的に衝撃による騒音をなくし、また、衝撃による損傷を防止することができる。
また、後輪端によってハブラチェットケーシング40が転動する場合、上記ラチェット22が、ベベルリング42に連動され、減衰部材30端に発生した抵抗に合わせて、ラチェット22が、安定的に収納室21に閉じ込まれ、即ち、ラチェット22とベベルリング42とが、係合しない状態に維持される。そのため、ハブラチェットケーシング40の前後へ回転する時、ともに、上記ラチェット部材20が連動されず、また、上記ラチェット部材20は、制限ブロック24と制限柱222とが、歯ディスク座10の突出部14に対応することにより、回転角度を制限する効果が得られ、転がり部材23が、制御溝131の適当な位置でのみロールし、これにより、連動状態の安定性が向上する。
以上のように、自転車を押して進む時、パネルが転動しない効果が得られ、また、これにより、騒音をなくし、実用性を向上させることができる。
以上は、本発明のより好ましい実施態様であり、本発明は、それらによって限定されるものではなく、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の特許請求の範囲内に含まれることは明らかである。
本発明の一実施形態による常閉式自転車後輪ハブラチェット構造の斜視図である。 本発明の一実施形態による常閉式自転車後輪ハブラチェット構造の分解斜視図である。 本発明の一実施形態による常閉式自転車後輪ハブラチェット構造の側面一部断面図である。 本発明の一実施形態による常閉式自転車後輪ハブラチェット構造の歯ディスク座の正回転状態の概念斜視図である。 本発明の図3に示したハブラチェット構造のA−A断面の正回転作動図である。 本発明の一実施形態による常閉式自転車後輪ハブラチェット構造において歯ディスク座の逆回転状態の概念斜視図である。 本発明の図3に示したハブラチェット構造のA−A断面の逆回転作動図である。 本発明の一実施形態による常閉式自転車ハブラチェット構造において歯ディスク座に補助スリーブが嵌設された状態の概念図である。 従来のハブラチェット構造の斜視図である。 従来のハブラチェット構造の断面概念図である。
本発明
10 歯ディスク座
101、102 軸受
11 歯ディスク溝
12 心軸
13 ラチェット座
131 制御溝
14 突出部
15 凹み部
16 補助スリーブ
20 ラチェット部材
21 収納室
211 ピボット孔
212 貫通孔
22 ラチェット
221 軸部
222 制限柱
23 転がり部材
24 制限ブロック
25、223 締めつけリング溝
251 固定孔
26 弾性リング
261 固定部
262 欠け口
27 突起
30 減衰部材
31 係止溝
32 スリーブ
33 貫通孔
34 スティールボール
35 弾性部品
36 ラッチ
40 ハブラチェットケーシング
41 収納空間
42 ベベルリング
従来
50 歯持ちディスク座
51 制御ブロック
52 連動溝
60 ラチェット部材
61 ラチェット座
611 ラチェット溝
62 ラチェット
621 連動柱
63 弾性部品
64 貫通孔
65 締めつけリング溝
70 止めリング
71 定位溝
72 貫通孔
73 減衰部材
74 止めスリーブ
80 ハブラチェットケーシング
81 ベベルリング

Claims (5)

  1. 歯ディスク座、ラチェット部材、減衰部材及びハブラチェットケーシングを備えた常閉式自転車ハブラチェット構造であって、
    前記歯ディスク座は、心軸が摺動可能に設置され、一側にラチェット座が伸び、上記ラチェット座のリング状周縁に、複数の制御溝が設けられ、
    前記ラチェット部材は、ラチェット座に嵌設され、制御溝に対応して、複数の収納室が形成され、上記収納室に、ラチェットが枢設されて、貫通孔が貫設され、上記貫通孔に、転がり部材が設置され、転がり部材の位置が、制御溝とラチェットとの間に制限され、また、軸方向に突起が突出し、
    前記減衰部材は、係止溝とラチェット部材の突起とにより、結合され、また、スリーブが摺動的に心軸に嵌設され、スリーブ端に、若干の貫通孔が形成され、貫通孔内に、ともに、スティールボールと弾性部品が設置され、ラッチにより、貫通孔の外端にロックされることにより、スティールボールが、スリーブに圧迫して、減衰部材の転動抵抗が形成され、
    前記ハブラチェットケーシングは、収納空間が形成され、収納空間を利用して、上記ラチェット部材と減衰部材に被さり、また、上記収納空間内において、ベベルリングが結合され、ベベルリングが、ラチェットの外端に設置されることにより、前記のラチェットと噛合うようにしてなる
    ことを特徴とする常閉式自転車ハブラチェット構造。
  2. 歯ディスク座とラチェット座との間に、複数の突出部と、突出部の間隔で複数の凹み部を設け、また、ラチェット部材から、凹み部に向って、等量の制限ブロックが突出し、また、制限ブロックが、突出部による制限により、ラチェット部材の回転範囲を制御できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の常閉式自転車ハブラチェット構造。
  3. 歯ディスク座とラチェット座との間に、複数の突出部と、突出部の間隔で、複数の凹み部を設け、また、ラチェットから凹み部に向って、等量の制限柱が突出し、また、制限柱が、突出部による制限により、ラチェット部材の回転範囲を制御できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の常閉式自転車ハブラチェット構造。
  4. ラチェット部材の外壁面とラチェットの外表面とに、締めつけリング溝を形成し、締めつけリング溝内に、弾性リングを設置し、弾性リングに、欠け口を形成し、上記欠け口の一端縁に、内方向へ湾曲された固定部を形成し、また、固定部を、締めつけリング溝内にあるラチェット部材の固定孔に合わせることにより、ラチェットが、収納室において、締めつけられて位置付けられるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の常閉式自転車ハブラチェット構造。
  5. ラチェット座の外表面に、補助スリーブを嵌設し、上記補助スリーブに、ラチェット座の硬度より高い材料からなる制御溝と同じような凹溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載の常閉式自転車ハブラチェット構造。
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