JP5044899B2 - 電池洗浄装置と電池洗浄方法 - Google Patents

電池洗浄装置と電池洗浄方法 Download PDF

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Description

本発明は、缶型電池を洗浄することによって、その外面に付着した電解液を除去する技術に関するものである。
金属製の電池ケース内に、電極積層体と電解液を収容する缶型電池が知られている。電池ケースには、電解液注入口が設けられている。缶型電池は、製造の最終段階で電解液注入口から電池ケース内に電解液を注入する。そのときに、電池ケースの電荷液注入口の周囲に電解液が付着してしまうことがある。電解液を注入してから、電解液注入口をプラグで塞ぎ、その状態で缶型電池に充電する。電池は、最初に充電するときに、大量のガスが発生する。従って、缶型電池に充電すると、電池ケースの内圧が高くなる。このため、プラグを一旦外して電池ケースの内圧を開放する必要がある。プラグを外すと、電解液注入口からガスとともに噴出した電解液が、電解液注入口の周囲に付着する。
電解液を注入したときや、プラグを一旦外したときに付着した電解液をそのままにしておくと、電池ケースが腐食してしまう。電解液が付着したことによって電池ケースが腐食するのを防止するために、作業者が操作する洗浄ノズルから噴射する洗浄液で電池ケースに付着した電解液を洗い流している。
洗浄ノズルから噴射する洗浄液で電池ケースに付着した電解液を洗い流すのでは、洗い残しが生じてしまい、電池ケースが腐食することがある。
本発明は、その問題を解決するためになされたものであり、缶型電池に付着した電解液を確実に除去可能な技術を実現する。
本発明が提供する電池洗浄装置は、洗浄槽と、支持手段と、噴射手段を備えている。洗浄槽は、洗浄液が入れられる。支持手段は、洗浄槽内に設けられており、缶型電池外面の電解液注入口周囲の所定領域が洗浄液に浸漬する状態で缶型電池を支持する。噴射手段は、洗浄槽内の洗浄液中に配置される噴射孔を持っており、洗浄液を噴射孔から洗浄液中に配置された前記所定領域内の所定部位に向けて噴射する。このとき、噴射手段は、バブルを含んだ洗浄液を噴射することが好ましい。
この電池洗浄装置は、支持手段が缶型電池外面の電解液注入口周囲の所定領域が洗浄槽内の洗浄液に浸漬するように缶型電池を支持した状態で、洗浄液中に配置されている噴射孔から洗浄液を所定領域内の所定部位に向けて噴射する。洗浄液に浸漬した所定領域内の所定部位に向けて洗浄液中から洗浄液を噴射することによって、電解液注入口の周囲に付着した電解液を確実に除去することができる。
上記の電池洗浄装置において、支持手段を降下位置と上昇位置との間で案内する案内手段と、洗浄槽内の洗浄液面よりも上方の空間に洗浄槽外の空気を供給する手段を備えていることが好ましい。その場合には、案内手段が支持手段を降下位置に案内すると、前記所定領域が洗浄液に浸漬し、案内手段が支持手段を上昇位置に案内すると、前記所定領域が洗浄槽内で洗浄液外に露出する。
案内手段が支持手段を上昇位置に案内することによって所定領域が洗浄液外に露出し、空気供給手段が洗浄槽内の洗浄液面よりも上方の空間に洗浄槽外の空気を供給すると、洗浄後に缶型電池に付着した洗浄液を早く乾燥することができる。
上記の電池洗浄装置において、缶型電池を支持している支持手段を、付勢することによって上昇位置に配置する手段を備えることが好ましい。
このように構成されていると、缶型電池を上昇した位置に安定的に配置することができる。
本発明の電池洗浄方法は、第1工程と第2工程を備えている。第1工程では、洗浄槽に入れられている洗浄液に、缶型電池外面の電解液注入口周囲の所定領域が浸漬するように缶型電池の位置と姿勢を調整する。第2工程では、洗浄液中に配置された缶型電池の前記所定領域内の所定部位に向けて、洗浄槽内の洗浄液中に配置されている噴射孔から洗浄液を噴射する。この第2工程では、バブルを含んだ洗浄液を噴射することが好ましい。
この電池洗浄方法のように、洗浄液に浸漬した所定領域内の所定部位に向けて洗浄液中から洗浄液を噴射することによって、缶型電池の電解液注入口の周囲に付着した電解液を確実に除去することができる。
本発明は、缶型電池外面の電解液注入口周囲の所定領域が洗浄槽内の洗浄液に浸漬した状態で、洗浄液中に配置されている噴射孔から洗浄液を所定領域内の所定部位に向けて噴射する。よって、缶型電池の電解液注入口周囲に付着した電解液を確実に除去することができる。
本発明の好適な実施形態を例示する。
(形態1)
空気が混合した洗浄液を噴射手段の噴射孔から噴射する電池洗浄装置。
(形態2)
空気供給手段が洗浄槽に供給する空気を除湿する手段を備える電池洗浄装置。
(形態3)
所定領域を洗浄槽内で洗浄液外に露出させる第3工程と、洗浄槽内の洗浄液面よりも上方の空間に空気を供給する第4工程を備える電池洗浄方法。
本発明に係る缶型電池を洗浄する技術について、図面を参照しながら説明する。
最初に、缶型電池について説明する。本実施例の缶型電池は、リチウムイオン二次電池である。
図1に示すように、缶型電池10は、電池ケース12、電極積層体(図示省略)、正極端子14、負極端子15、シール17、プラグ16を備えている。電池ケース12は、金属製(例えば、アルミ製)であり、絞り加工されたケース本体25と、溶接されることによってケース本体25の開口部に蓋をしている板状の蓋部材20を有している。
電極積層体は、電池ケース12に収容されており、正極シートと負極シートとセパレータシートを複数積層して巻回したものである。正極端子14は、電池ケース12の蓋部材20上に設けられており、基台21と、基台21から突出している接続部23を持っている。接続部23は、外周にネジが切られているとともに、電極積層体の正極と電気的に繋がっている。負極端子15も、正極端子14と同様の構成であり、基台22と、電極積層体の負極と電気的に繋がっている接続部24を持っている。
電池ケース12の蓋部材20には、電解液注入口26が形成されている。電解液注入口26は、内周部にネジが切られている。シール17は、弾性体(例えば、シリコンゴム)であるとともに平面形状がドーナツ状であり、電解液注入口26を取り囲むように配置されている。プラグ16は、六角穴付きボルトである。プラグ16を、蓋部材20との間にシール17を介装した状態で電解液注入口26にネジ込むことにより、電解液注入口26を塞ぐことができる。
缶型電池10は、製造の最終段階で、電解液注入口26から電解液を電池ケース12内に注入する。そのときに、電解液注入口26の周辺の蓋部材20に電解液が付着してしまうことがある。また缶型電池10は、電解液を注入してから電解液注入口26をプラグ16で塞ぎ、その状態で充電する。すると、電解液から大量のガスが発生することによって、電池ケース12の内圧が高くなる。その内圧を開放するために、プラグ16を一旦外す必要がある。プラグ16を外すと、電解液注入口26からガスととともに電解液が噴き出す。このため、電解液注入口26の周辺の蓋部材20に電解液が付着する。電解液を注入したときや、プラグ16を一旦外したときに蓋部材20に付着した電解液をそのままにしておくと、蓋部材20が腐食してしまう。従来は、作業者が洗浄ノズルを操作し、その洗浄ノズルから蓋部材20の電解液が付着している部分に洗浄液を噴射して電解液を洗い流している。電解液を洗い流した後に、缶型電池10に付着している洗浄液をウエスで拭き取っている。このような作業を実行しても、電解液の洗い残しが生じてしまうことがある。また、洗浄ノズルを用いて電解液を洗い流し、さらにウエスで洗浄液を拭き取るのは、いかにも面倒である。
本実施例の電池洗浄装置は、蓋部材20に電解液が付着した缶型電池10を、確実にかつ効率良く洗浄することができる。以下、電池洗浄装置について詳しく説明する。
図2に示すように、電池洗浄装置40は、洗浄槽41、昇降部42、洗浄液噴射部(噴射手段)61、送風部(空気供給手段)71を備えている。
洗浄槽41は、上部が開放された箱状に形成されている。昇降部42は、洗浄槽41内に配置されており、支持台43、第1柱状部材44、第2柱状部材45、第1スプリング46、第2スプリング47、昇降位置設定部材50を備えている。支持台43は、矩形板状であり、板厚方向に貫通する開口51が形成されている。開口51は、缶型電池10の蓋部材20よりも小さく、かつ正極端子14の基台21と負極端子15の基台22が入り込める大きさに設定されている。すなわち、蓋部材20が下方を向いた状態の缶型電池10を、支持台43上に、支持台43と蓋部材20が当接した状態で載置することができる。支持台43の長手方向の一方側端部68には、円形状の第1貫通孔52が形成されている。支持台43の長手方向の他方側端部60には、円形状の第2貫通孔53が形成されている。第1柱状部材44は、その下端が洗浄槽41の底面55に固定された状態で、支持台43の第1貫通孔52に挿通されている。第2柱状部材45は、その下端が洗浄槽41の底面55に固定された状態で、支持台43の第2貫通孔53に挿通されている。支持台43は、第1柱状部材44と第2柱状部材45に案内されて昇降することができる。
第1スプリング46と第2スプリング47は、コイルスプリングである。第1スプリング46は、中央を第1柱状部材44が通過した状態で洗浄槽41の底面55と支持台43との間に介装されており、支持台43を上方に付勢している。第2スプリング47は、中央を第2柱状部材45が通過した状態で洗浄槽41の底面55と支持台43との間に介装されており、支持台43を上方に付勢している。昇降位置設定部材50は、洗浄槽41の底面55に下端が固定されている。昇降位置設定部材50には、洗浄槽41の内方側を向く上昇位置設定片56と、同じく洗浄槽41の内方側を向く降下位置設定片57が形成されている。支持台43の他方側端部60は、昇降位置設定部材50の上昇位置設定片56と降下位置設定片57との間に入り込んでいる。従って、支持台43は、第1スプリング46と第2スプリング47によって上方に付勢された状態で、他方側端部60の上面が昇降位置設定部材50の上昇位置設定片56の下面に当接した位置で安定する(以下、この位置を「上昇位置」と呼ぶ)。支持台43に対して、第1スプリング46と第2スプリング47の付勢力に抗する力を下方向きに加えると、支持台43は降下する。支持台43は、他方側端部60の下面が昇降位置設定部材50の降下位置設定片57の上面に当接する位置まで降下する(以下、この位置を「降下位置」と呼ぶ)。
洗浄液噴射部61は、第1配管62、ポンプ64、第2配管63を有している。第1配管62とポンプ64は、洗浄槽41の外部に配置されている。第1配管62の一端65は、洗浄槽41の側壁下部に接続されており、洗浄槽41内と連通している。第1配管62の他端66は、ポンプ64に接続されている。第2配管63の一端67は、ポンプ64に接続されている。第2配管63は、洗浄槽41の側壁下部を水平方向に通過してから上向きに曲がっている。第2配管63の他端(噴射孔)70は、ラッパ状に拡がっており、上向きに開口している。
送風部71は、送風管73と送風ファン72(図2では図示省略。図3、図4に図示)を有している。送風管73の一端74は、洗浄槽41の側壁に接続されており、洗浄槽41内と連通している。送風管73の他端75は、送風ファン72に接続されている。
電池洗浄装置40で電解液が付着した缶型電池10を洗浄するときには、図3に示すように、洗浄槽41に絶縁性の洗浄液76を入れる。そして、支持台43上に缶型電池10を蓋部材20が下方を向いた状態で載置する。缶型電池10に下向きの力を加え、支持台43が降下位置に配置されるまで、缶型電池10を降下させる。缶型電池10のプラグ16は、第2配管63の他端70の上方に配置される。洗浄液76の液面77は、缶型電池10の蓋部材20よりも僅かに高くなるように調整しておく。
その状態でポンプ64を駆動すると、第1配管62を経由して洗浄槽41内の洗浄液76がポンプ64に吸い込まれる。ポンプ64に吸い込まれた洗浄液76は、さらに第2配管63を通過し、その他端70から上方に向けて噴射する。他端70がラッパ状に形成されていることによって、洗浄液76は拡がりながら他端70から噴射する。第2配管63から噴射した洗浄液76は、蓋部材20の電解液注入口26の周辺に強く当り、付着している電解液を除去する。
第2配管63は、他端70の上流側で分岐することによって、他端70を複数設けることもできる。他端70を複数設けることによって、蓋部材20のより広い範囲を洗浄することができる。
第2配管63を通過する洗浄液76に空気を混合することによって、バブル(泡)を含んだ洗浄液76を第2配管63の他端70から噴射してもよい。例えば、ポンプ64に、吐出する洗浄液76に外気を混合させるタイプのものを採用する。バブルを含んだ洗浄液76は、より強く運動するので、より高い洗浄効果を得ることができる。
支持台43を降下位置にロックする機構を設けることもできる。
缶型電池10の洗浄が終了したら、ポンプ64の駆動を停止する。そして、缶型電池10に加えていた下向きの力を解除する。缶型電池10に加えていた下向きの力を解除すると、第1スプリング46と第2スプリング47の付勢力によって、支持台43とともに缶型電池10が上昇する。
図4は、支持台43が上昇位置に上昇した状態を示している。支持台43が上昇位置まで上昇すると、缶型電池10は洗浄液76の液面77よりも上方に配置される。その状態では、洗浄液が缶型電池10の正極端子14や負極端子15や蓋部材20やケース本体25の蓋部材20に近い部位に付着している。
送風部71の送風ファン72を駆動すると、送風管73を経由して空気が洗浄槽41内に送風される。洗浄槽41内に送風されることによって、缶型電池10に付着している洗浄液が乾燥する。
除湿器で洗浄槽41に送風する空気を除湿することもできる。除湿器で洗浄槽41に送風する空気を除湿すると、缶型電池10に付着した洗浄液をより効率的に(より早く)乾燥できる。
缶型電池10に付着した洗浄液が乾燥したら、電池洗浄装置40から缶型電池10を取り出す。このようにして、缶型電池10に付着した電解液が確実に除去されるとともに、洗浄時に缶型電池10に付着した洗浄液を早く乾燥させることができる。
図5は、缶型電池とフイルム型電池について、本発明の技術で洗浄を行った場合と、従来の技術で洗浄を行った場合とで、その後の腐食発生の有無を比較したものである。従来の技術とは、作業者が操作する洗浄ノズルから噴射される洗浄液で電解液を洗い流すものである。フイルム型電池とは、樹脂製のシート間にアルミ等の金属箔をサンドイッチしたフイルムが電極積層体を包んでいる構成の電池である。図5では、本発明の技術と従来の技術のそれぞれについて、電解液注入時での電解液の付着と、ガス開放時での電解液の付着について、場合分けして示している。腐食の有無の比較に供した電池(供試体)の数は、それぞれの場合について10個ずつである。腐食の有無は、供試体を60℃の環境温度に1000時間に亘って暴露し、腐食による白化が生じたか、生じないかで判断した。フイルム型電池の場合には、金属箔が樹脂製のシートに覆われていないフイルムの端部について、腐食の有無を確認した。なお、図5中の数値は、分子が腐食を生じた供試体数であり、分母が腐食の有無を確認した供試体数である(例えば、「2/10」とは、供試体10個中の2個に腐食が認められたことを意味する)。
図5に示すように、本発明の技術の場合、缶型電池とフイルム型電池の双方に腐食は認められなかった。従来の技術では、フイルム型電池において、電解液注入時に電解液が付着した場合に、2個の供試体に腐食が認められた。また、従来の技術では、缶型電池において、ガス開放時に電解液が付着した場合に、1個の供試体に腐食が認められた。さらには、従来の技術では、フイルム型電池において、ガス開放時に電解液が付着した場合に、3個の供試体に腐食が認められた。
このように、従来の技術で腐食が起きるのは、付着した電解液の洗い残しがどうしても生じてしまうからである。これに対して、本発明の電池洗浄装置を用いると、電解液が付着した缶型電池やフイルム型電池を充分に洗浄できるので、腐食の発生を確実に防止することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
缶型電池の斜視図。 電池洗浄装置の斜視図。 電池洗浄装置の模式的断面図。 電池洗浄装置の模式的断面図。 洗浄後の腐食発生の有無を比較する表。
符号の説明
10:缶型電池
12:電池ケース
14:正極端子
15:負極端子
16:プラグ
17:シール
20:蓋部材
21、22:基台
23、24:接続部
25:ケース本体
26:電解液注入口
40:電池洗浄装置
41:洗浄槽
42:昇降部
43:支持台
44:第1柱状部材
45:第2柱状部材
46:第1スプリング
47:第2スプリング
50:昇降位置設定部材
51:開口
52:第1貫通孔
53:第2貫通孔
55:底面
56:上昇位置設定片
57:降下位置設定片
60:他方側端部
61:洗浄液噴射部
62:第1配管
63:第2配管
64:ポンプ
65:一端
66:他端
67:一端
68:一方側端部
70:他端
71:送風部
72:送風ファン
73:送風管
74:一端
75:他端
76:洗浄液
77:液面

Claims (4)

  1. 浄液が入れられる洗浄槽と、
    洗浄槽内に設けられており、缶型電池外面の電解液注入口周囲の所定領域が洗浄液に浸漬する状態で缶型電池を支持する支持手段と、
    洗浄槽内の洗浄液中に配置される噴射孔を持っており、洗浄液を噴射孔から洗浄液中に配置された前記所定領域内の所定部位に向けて噴射する噴射手段と、
    を備え
    前記噴射手段は、バブルを含んだ洗浄液を噴射することを特徴とする電池洗浄装置。
  2. 支持手段を降下位置と上昇位置との間で案内する案内手段と、
    洗浄槽内の洗浄液面よりも上方の空間に洗浄槽外の空気を供給する空気供給手段を備えており、
    案内手段が支持手段を降下位置に案内すると、前記所定領域が洗浄液に浸漬し、
    案内手段が支持手段を上昇位置に案内すると、前記所定領域が洗浄槽内で洗浄液外に露出する請求項1の電池洗浄装置。
  3. 缶型電池を支持している支持手段を、付勢することによって上昇位置に配置する手段を備える請求項2の電池洗浄装置。
  4. 洗浄槽に入れられている洗浄液に、缶型電池外面の電解液注入口周囲の所定領域が浸漬するように缶型電池の位置と姿勢を調整する第1工程と、
    洗浄液中に配置された缶型電池の前記所定領域内の所定部位に向けて、洗浄槽内の洗浄液中に配置されている噴射孔から洗浄液を噴射する第2工程と、
    を備え
    前記第2工程では、バブルを含んだ洗浄液を噴射することを特徴とする電池洗浄方法。
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