JP5044703B2 - 密集度削減のための電力回路網スタック・バイア除去 - Google Patents

密集度削減のための電力回路網スタック・バイア除去 Download PDF

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Description

この発明は、集積回路(IC)の電力回路網に関し、特に、電圧降下目標値が越えられないように保持し且つ初期電力回路網の接続性を維持しつつ電力回路網スタック・バイアを除去することによってICの密集度を削減する方法に関する。
産業用IC設計での電力供給電圧レベルは、低電力エレクトロニクスを目指す継続的な傾向の故に下がり続けているので、電力(又は接地)回路網内の電圧降下によって生ずるノイズが益々重要になっている。結果として、電圧降下を最小とするため高密度電力回路網が必要とされる。この高密度電力回路網は、最上位電力回路網から標準セル・レイルまでその全経路に作成される多数のスタック・バイアを含む。この明細書にて使用のように、スタック・バイアとは、隣接しない金属層内にあり且つ介在する接続金属線を有しない2つの金属線を接続する複数個のバイアと定義される。例えば、図1は、3つのバイア101、102、及び103を含む例示的なスタック・バイア100を図解する。スタック・バイア100は、金属線104と105(これらは別の金属層内に形成される)を接続しており、金属線を接続する介在部分を有していない(すなわち、バイア101と102の間の境界は金属線への接続を有しておらず、同様に、バイア102と103の間の境界も金属線への接続を有していない。)
米国特許第7,346,869号明細書
不都合なことに、スタック・バイアの使用は、IC上に密集状態を引き起こす。例えば、図2は、複数個のバイア201を含む電力回路網200の1つのバイア層の例示的な上面を図解しており(図解目的のため3つのみ符号付けしている)、その全てがスタック・バイアの位置を表している。実際の電力回路網では、非常に多数のバイアが含まれており、IC設計(バイア層との関係の単純化のために図示しない)のコンポーネントに沿って容易に密集状態を生ずる。この密集状態を削減するための従来の方法は、明白な不都合を有していた。
例えば、ICのダイ寸法の増加により密集度を削減可能ではあるが、しかし、これは、高額のコストと長いターンアラウンド時間を招くこととなる。ロウ/カラムのN個おき(ここでのNは1よりも大きな整数である)のスタック・バイアの一律除去によっても密集度の削減は可能であるが、しかし、これは、比較的大きな電圧降下と電力回路網接続性の喪失を招くこととなる。通常のバイアをカットの数の少ない比較的小さなバイアで置き換えても密集度の削減は可能であるが、しかし、これは、比較的大きな電圧降下と比較的大きな電子移動を招くこととなる(バイアは、1以上のカット(すなわち、孔)を有しており、この中には2つの金属線を接続するべく金属が充填されていることをご留意願います。通常、金属線の幅が広くなるのに伴い、バイアにそれだけ多い数のカットが生じ、これにより、必然的に1つの「バイア」からバイア・アレイが形成される。カット数の減少は、不都合にも、そのようなバイアの抵抗を増加することとなる)。密集問題部位でスタック・バイアを手操作によって除去しても密集度の削減は可能であるが、しかし、これは、比較的大きな電圧降下と電力回路網接続性の喪失と比較的長いターンアラウンド時間を招いてしまう。
したがって、電圧降下要求に合致し、電力回路網接続性の無喪失を保証し、且つ、ターンアラウンド時間を最小化する一方で、IC上の密集度を削減する技術に対する需要が起こっている。
集積回路(IC)の電力回路網内のスタック・バイアを自動的に削減する方法を提供する。便宜なことに、この方法は、また、電力回路網接続性を維持し、且つ、電力回路網内の電圧降下を最小化する。この方法において、IC設計、前記IC設計の電力回路網、前記電力回路網の電圧降下目標値、及び、前記IC設計と前記電力回路網に基づいた密集度情報が決定される。
密集度は、密集度マップ内の各グリッドに対する特定方向(すなわち、水平方向又は垂直方向)に配置されたトラック数(各トラックは、IC要素又はその部分を設置するのに適した所定の領域を意味する)を見つけることによって決定される。グリッド内に(各方向にて)配置可能なトラック数は、利用可能なリソグラフィー技術によって決まると同様に、技術ノードによっても決まる。設計要素及びスタック・バイアが配置されたグリッドのトラック数が所定の閾値を越えたならば、そのグリッドは、密集状態であるとみなされる。
この段階で、これらのスタック・バイア、すなわち電力回路網内の接続必須スタック・バイア、非密集スタック・バイア、及び処理可能スタック・バイアが識別される。接続必須スタック・バイアとは、IC設計を実行し且つ電力回路網の接続性を維持するのに必要なスタック・バイアのいずれをもいう。
1実施例では、接続必須スタック・バイアの識別工程は、図表での電力回路網のモデル化を含み、この図表内のエッジは、ワイヤ部分、バイア、又はスタック・バイアを表す。この図表内のノードは、2つの又は複数のエッジの間の交点を表す。この図表内のソース・ノードは、電力を供給する電力パッド又は電力ピンを表す。この図表内の上位ソース・ノードは、前記ソース・ノードの全てを接続するノードである。この図表内のシンク・ノードは、電流シンク、例えば、電力を消費する1つの標準セル又はマクロ・ブロックの電力ピンを表す。各ワイヤ部分、バイア、又はスタック・バイアの密集度コストは、密集度マップ(これは、IC設計の電力回路網とコンポーネントの両方を含む)に基づいてそれ自身が関連する総計密集度オーバーフローを解析することによって決定される。次に、各エッジは、対応するワイヤ、バイア、又はスタック・バイアに基づいて密集度ウエイト(重み)に関連付けられる。
前記図表において、上位ソース・ノードから各シンク・ノードに至る少なくとも1つのパスが存在するようにエッジの最小セット(すなわち、エッジが最小の組又はグループ)が識別される。同時に、このエッジの最小セットの総計密集度ウエイトは最小化される。このエッジのセットを、この明細書では「基本エッジ」と呼ぶものとする。生成されるこのエッジの最小セット内のエッジのいずれにも対応するスタック・バイアを、接続必須スタック・バイアと識別する。
基本エッジを識別する1実施例においては、前記図表内の全ノード接続のために前記図表から最小全域木(MST)が抽出される。次に、MSTエッジのみから構成されるパスが、各シンク・ノードから上位ソース・ノードへとさかのぼる。これらのパス内のエッジは、基本エッジとして識別される。基本エッジを識別する別の実施例では、上位ソース・ノードから各シンク・ノードに至る最短パスが見つけ出されるが、ここでの、各エッジの距離(distance)が密集度ウエイトである。基本エッジを識別するさらに別の実施例では、上位ソース・ノードから各シンク・ノードへの経路を有する多重シンク図表に基づく最小スタイナー木(Minimum Steiner Tree)が探査される。
非密集スタック・バイアとは、一般的に、非密集領域内のスタック・バイアのいずれをも言う。グリッドを基本とする密集度マップと1つのスタック・バイアとを仮定した場合、介在する層におけるこのスタック・バイアの各形状(矩形形状又は直線形状)は、それが重なる複数のグリッドに分割される。各グリッドにおいて、グリッドの内側にてスタック・バイアの部分(下位形状)によって占められるトラックの数は、前記層の方向(ここで、各層は、設計要素が設置されるトラックに関する所定の方向性を有する)を考慮して計算される。グリッドに所定のオーバーフローが有る場合には、下位形状の密集度コストは、どちらが小であるにせよ、下位形状によって使用されるトラックの数又はオーバーフローのいずれかとして計算される。スタック・バイアの密集度コストは、スタック・バイアを含む下位形状の密集度コストの合計である。この密集度コストの合計が、所定の閾値よりも小ならば、そのスタック・バイアは、非密集スタック・バイアとして識別される。1実施例では、この所定の閾値は、0である。
接続必須スタック・バイア又は非密集スタック・バイアではないスタック・バイアのいずれをも、この明細書において「処理可能スタック・バイア」と呼ぶこととする(接続必須スタック・バイアと非密集スタック・バイアのセットは、重なることもあり、重ならないこともあることにご留意願います)。この方法の1つの側面にしたがい、電力回路網のいずれの処理可能スタック・バイアも除去が可能である。
1実施例においては、処理可能スタック・バイアの密集度ウエイトの合計とともに、全スタック・バイアの総計密集度ウエイトが、計算される。前記処理可能スタック・バイアの密集度ウエイトの合計を前記総計密集度ウエイトと比較することによって、密集状態が電力回路網スタック・バイアによるものがどうかを明らかにし、また、密集度削減のためのスタック・バイア除去が、価値があるかどうか、すなわち、電力回路網接続性を維持しつつ電力回路網電圧降下への影響を考慮することなく最良の結果が可能かどうかを明らかにする利点が得られる。
次に、電力回路網内において電圧降下目標値が越えられたかどうかの判定が行われる。電圧降下目標値が越えられた時には、少なくともIC上の最大電圧降下の重大度(severity)の大きさ(measurement)がアップデートされる。最大電圧降下を有するノードは、最悪問題部位と指定される。1実施例において、電圧降下目標値よりも大きな電圧降下の伴った電力回路網内のノードは、電圧降下問題部位と指定される。これらの電圧降下問題部位に対する除去された各処理可能スタック・バイアの応答度(sensitivity)、すなわち、除去された処理可能スタック・バイアが電力回路網に事実上復帰された場合のこれらの電圧降下問題部位上の改善に対する除去された各処理可能スタック・バイアの応答度が解析される。公知の合同随伴ネットワーク解析方法を利用して、電圧降下問題部位の所定のセットに対する各スタック・バイアの電圧降下応答度が、ただ1つの電力回路網電圧降下シミュレーションによって効率的に解析される。
このアップデートの後、電圧降下改善スタック・バイア(すなわち、電圧降下問題部位の重大度において少なくとも所定の改善を示した処理可能スタック・バイア)のセットが、電力回路網に復帰される。電圧降下目標値が越えられたかどうかを判定するステップと、1以上の問題部位における電圧降下の重大度をアップデートするステップと、電圧降下改善スタック・バイアのセットを電力回路網に復帰させるステップは、電圧降下目標値が越えられなくなるまで繰り返される。
この段階で、電力回路網に残っている処理可能スタック・バイア(すなわち、接続必須スタック・バイア、非密集スタック・バイア、及び電圧降下改善スタック・バイア以外のスタック・バイア)のいずれもが物理的に除去される。次に、削減されたスタック・バイアを有する電力回路網が出力される。指定されたスタック・バイアの物理的な除去の後に実行される追加的なステップには、例えば、密集度検証のための全体的なルーティング(経路設定)の実行及び電力回路網接続性と電圧降下を検証するための電力回路網解析の実行が含まれる。
1実施例では、電圧降下改善スタック・バイアのセットを事実上復帰させるステップは、電圧応答度及び密集度コストに基づき処理可能スタック・バイアを分類する過程を含む。処理可能スタック・バイアを分類する過程は、密集度コストによって割られた電圧応答度の比を決定する過程を含む。1実施例では、この分類する過程は、また、分類された処理可能スタック・バイアを分割する過程と、電圧降下目標値が越えられたかどうかを判定するステップに戻る前に、1つのセット、すなわち、最高の比を有するセットのみを加え戻す過程を含む。1実施例では、各セットは、実質的に同一である結合された密集度コストを有する。この方法において、密集度に対する影響は最小にされる一方、電圧降下問題部位上の改善可能性は最大にされ、これにより、生成物の最良品質を達成するとともにコンバージェンスを改善する。
例示的スタック・バイアを図解する。 複数個のバイアを含む電力回路網の1つの層の例示的上面を図解する。 例示的な電力回路網スタック・バイア削減技法を図解する。 グリッド・パターンを有する例示的な密集度マップを図解する。 第1の金属層内の金属線を第2の金属層内の金属線に接続するスタック・バイアを含む例示的な電力回路網を図解する。 処理可能スタック・バイアが実際に除去され、これにより、接続必須スタック・バイアが残された電力回路網を図解する。 接続必須スタック・バイアに電圧降下改善スタック・バイアが加えられた後の電力回路網を図解する。 複数個のノードを有するICの例示的な電圧降下マップを図解する。 電力回路網スタック・バイア削減技法を含む例示的デジタルASIC設計フローの簡略図表を示す。
IC上の密集度を削減する従来の方法は、不都合なことに、比較的高額のコスト、比較的長いターンアラウンド時間、電力回路網接続性の喪失、及び/又は、比較的大きな電圧降下を招く。IC上の密集度を削減し、一方で、有効に電力回路網接続性を維持し且つ電圧降下目標値を越えないようにする自動的技法を以下に説明する。
図3は、例示的電力回路網スタック・バイア削減技法300を図解する。ステップ301において、IC設計、初期電力回路網、このIC設計と初期電力回路網に基づく密集度情報、及び、電圧降下目標値が決定される。スタック・バイアに関する密集度情報とは、ICの介在層においてこのスタック・バイアが配置されたリソースに関連する総計密集度を意味する。例えば、図解のための図1に戻って参照するに、スタック・バイア100の密集度情報は、バイア101と102の境界及びバイア102と103の境界に形成されたICの層に関係する。このスタック・バイアが除去されても、線104と105は後に残る。したがって、バイア101の頭部矩形部分及びバイア103の底部矩形部分に関連する密集度コストは無視することができる。1実施例では、電圧降下目標値(すなわち、IC上の受容可能な電圧降下とIC上の受容不可能な電圧降下の間を区別する閾電圧降下)は使用者によって決められる。例えば、使用者は、「集積回路用電力回路網分析器」との標題の米国特許第7,346,869号明細書(特許文献1)に記載された電力回路網分析器の使用が可能であり、これは、引証としてこの明細書に加えられる。コンパイラ・ツールによって実行可能なこの電力回路網分析器が、電圧降下目標値を出力する。別の実施例では、電圧降下目標値は、システム入力として提供される(例えば、同一使用者の別の電力回路網の電圧降下目標値を使用して)。
密集度は、密集度マップ(これはIC設計の当業者に公知である)内の各グリッドに関して特定の方向(すなわち、水平方向又は垂直方向のいずれか)で配置される多数のトラック(各トラックは、単一IC設計を設置するのに適した所定領域を意味する)を見つけることによって決定される。グリッド内に(各方向で)配置可能なトラック数は、利用可能なリソグラフィー技法と同様に技術ノードに依拠する。設計要素とスタック・バイアとが配置されたグリッドのトラック数が所定の閾値を越えた場合に、そのグリッドは密集状態にあるとみなされる。例えば、グリッドのトラック数が8で、そのグリッド内に現に設置される設計要素が11トラックを占めている場合には、そのグリッドは密集状態であり、3のオーバーフローを有する(すなわち、11−8=3)。所定のグリッドでの必要よりも供給の方が多い場合には、最小オーバーフローは0である。すなわち、比較的大きなオーバーフローは、比較的大きなグリッドの密集度に対応する。
個々のバイアが完全に積層されない場合、スタック・バイアは直線的なので、密集度の決定には、2つのバイアの組み合わされた周縁が考慮されることとなる。例えば、図4は、グリッド・パターン401を有する例示的密集度マップ400を図解する。図4に示すように、スタック・バイアを形成する2つのバイア402と403は、矩形状ではなく、組み合わされた直線で形成された周縁404を有する。この直線で形成された周縁404は、周縁404が重なる各グリッドに関する密集度の正確な決定を提供するのに有効に利用することができる。簡略化のため、IC設計の他のスタック・バイア及びコンポーネントは示されていないことにご留意願います。
図3の参照に戻るに、ステップ302は、接続必須スタック・バイア、非密集スタック・バイア、及び、処理可能スタック・バイアを特定する。接続必須スタック・バイアとは、IC設計の実行に必要なスタック・バイアのいずれをも意味する。1実施例では、接続必須スタック・バイアを特定する過程は、電力回路網を図表としてモデル化する過程を含んでおり、ここで、図表内のエッジは、ワイヤ部分、バイア、又はスタック・バイアを表している。図表内のノードは、2つの又は多数のエッジの間の交点を表している。図表内のソース・ノードは、電力を供給する電力パット又はピンを表している。図表内の上位ソース・ノードは、ソース・ノードの全てを接続するノードである。図表内のシンク・ノードは、電流シンクを表しており、例えば、電力を消費する1つの標準セル又はマクロ・ブロックの電力ピンである。各ワイヤ部分、バイア、又はスタック・バイアの密集度コストは、密集度マップに基いてそれ自身が関係する総計密集度オーバーフローを解析することによって決定される(これには、IC設計の電力回路網とコンポーネントの両者が含まれる)。各エッジは、次に、対応するワイヤ、バイア、又はスタック・バイアに基づく密集度ウエイトに関係する。
エッジの最小セットは、上位ソース・ノードから各シンク・ノードに至る少なくとも1つのパスの存在で図表内に特定される。明白に、同時に、エッジのこの最小セットの総計密集度ウエイトは最小にされる。エッジのこのセットを、この明細書では、基本エッジと呼ぶこととする。結果として生成されるエッジの最小セット内のエッジのいずれにも対応するスタック・バイアを、接続必須スタック・バイアとして特定する。
基本エッジを特定するための1実施例では、図表内の全てのノードを接続するべく図表から最小全域木(MST)が抽出される。MSTエッジを構成するだけのパスは、次に、各シンク・ノードから上位ソース・ノードへとさかのぼって確認される。これらのパス内のエッジが、基本エッジとして識別される。基本エッジを特定するための別の実施例では、上位ソース・ノードから各シンク・ノードに至る最も短いパスを見出すが、各エッジの距離が密集度ウエイトである。基本エッジを特定するためのさらに別の実施例では、上位ソース・ノードから各シンク・ノードへと経路設定されている、多重シンクの図表に基づく最小スタイナー木が探査される。
非密集スタック・バイアとは、一般的に、非密集領域内のスタック・バイアのいずれをもいう。1つのスタック・バイアとグリットに基づく密集度マップがある場合には、このスタック・バイアの介在する層での各形状(矩形形状又は直線形状)は、それが重なる複数のグリッド内に分けられる。各グリッドに関しては、このグリッドの内側でスタック・バイアの一部(下位形状)によって占められるトラックの数は、この層の方向を考慮して計算される(ここで、各層は、設計要素が設置されるトラックに対して所定の方向を有している)。グリッドに所定のオーバーフローが有る場合には、下位形状の密集度コストは、下位形状によって使用されているトラック数又はオーバーフローのいずれが小であっても、このどちらかとして計算される。スタック・バイアの密集度コストは、スタック・バイアを構成する下位形状のコストの合計である。その合計が所定の閾値よりも小さい場合には、そのスタック・バイアは、非密集スタック・バイアとみなされる。1実施例では、この閾値は0である。
接続必須スタック・バイア又は非密集スタック・バイアではないスタック・バイアはいずれも処理可能スタック・バイアと識別される(接続必須スタック・バイアと非接続スタック・バイアのセットは重ならないことにご留意願います)。
ステップ303では、電力回路網から処理可能スタック・バイアを除去する。
例えば、図5Aは、(第1の金属層内の)金属線502と(第2の金属層内の)金属線503を接続するスタック・バイア501を含む例示的電力回路網500を図解する。図5Bは、処理可能スタック・バイア511が除去された(周縁が鎖線で示される)後、これにより、接続必須スタック・バイアと非密集スタック・バイア510が後に残された電力回路網500を図解する(周縁が肉太の実線で示される)。
1実施例では、全スタック・バイアの総計密集度ウエイトが、処理可能スタック・バイアの密集度ウエイトの合計と同様に計算される。この合計を前記総計密集度ウエイトと比較することによって、密集状態が電力回路網スタック・バイアによるものがどうかということ及び密集度削減のためスタック・バイアの削減が価値があるかどうかということ、すなわち、電力回路網接続性を維持しつつ、電力回路網電圧降下への影響を考慮することなく最良の結果を達成し得るかどうかということを有効に示すことができる。
例えば、電力回路網を有するIC設計内の(オーバーフローで計測した)総計密集度は、1,000である。電力回路網スタック・バイアによる総計密集度は、600、又は60%である。前記処理可能スタック・バイアによる総計密集度は、500、又は50%である。すなわち、この削減技法によって控えめな50%の上限の密集度削減が達成可能なので、電力回路網スタック・バイア削減の実行には価値がある。
別の実施例では、電力回路網を有するIC設計内の(オーバーフローで計測した)総計密集度は、1,000である。電力回路網スタック・バイアによる総計密集度は、50、又は5%である。全ての処理可能スタック・バイアによる総計密集度は、10、又は1%である。すなわち、密集状態は電力スタック・バイアによるものではなく、そして、この削減技法の適用によって達成される密集度削減の控えめな上限は1%にすぎないので、電力回路網スタック・バイア削減の実行には価値がない。
この段階で、ステップ304は、電力回路網に関する電圧降下目標値が越えられたかどうかを決定する。例えば、スタック・バイアの数を接続性維持のために必要な最低限の数に削減するならば、密集状態領域内の密集度を有効に最小化することができるが、この数では、電力回路網全体にわたり十分な電力配分を確保するには不十分である。
電圧降下目標値が越えられた時には、ステップ305で、IC上の少なくとも最大電圧降下の重大度の大きさがアップデートされる。この最大電圧降下を有するノードが、最悪問題部位として指定される。1実施例では、電圧降下目標値よりも大きな電圧降下を有する電力回路網内ノードが、電圧降下問題部位として指定され、これらの部位の電圧降下重大度がアップデートされる。
これらの電圧降下問題部位に関する除去された各処理可能スタック・バイアの電圧応答度が、ステップ305で、また、解析される。1実施例では、処理可能スタック・バイアが電力回路網に復帰された場合に、特定の処理可能スタック・バイアが識別された電圧降下問題部位に与える影響を、電圧応答度で計測する。最も効率的に電力回路網内での電圧降下を最小化することを目的として、低い電圧応答度を有する処理可能スタック・バイアより前に高い電圧応答度を有する処理可能スタック・バイアが復帰される。電圧降下問題部位のセットは、1以上の電圧降下箇所(これは電圧降下目標値に基づいて変化する)を有することにご留意願います。1実施例では、電圧応答度の解析は、少なくとも1つの電圧降下部位、例えば、最悪電圧降下部位との比較で実行される。公知の合同随伴ネットワーク解析方法を使用して、電圧降下問題部位の定められたセットに関する各スタック・バイアの電圧降下応答度は、たった1つの電力回路網電圧降下シミュレーションによって効率的に解析することができる。
このアップデートの後に、ステップ306で、電圧降下問題部位の重大度に少なくとも所定の改善を示した処理可能スタック・バイア(この明細書では、電圧降下改善スタック・バイアという)のセットが、電力回路網に復帰させられる。図6を参照してさらに詳細に説明される1実施例では、密集度コストと電圧応答度を含むアルゴリズムが、ステップ306での追加的スタック・バイアのセットを決定するのに使用される。上述したように、密集度コストは、例えば、オーバーフローがより大きい、密集度コストがより高い、グリッド内配置トラックのオーバーフローに関係する。
電圧降下改善スタック・バイア、接続必須スタック・バイア、及び、例えば,ワイヤ部分である他の電力回路網要素に沿った非密集スタック・バイアの新しいセットが、その時点での、電力回路網を構成し、ステップ304で、IC上の最大電圧降下を再計算し、且つ、その最大電圧降下が電圧降下目標値を越えたかどうかを決定するのに使用される。ステップ304−306は、電圧降下目標値が越えられない、となるまで、すなわち、電圧降下問題部位が検出されない、となるまで、繰り返される。図5Cは、電圧降下改善スタック・バイア512が、接続必須及び非密集スタック・バイア511に加えられた後の電力回路網500を図解する。電圧降下改善スタック・バイアは、ICの電圧降下を改善するので、電圧効果問題部位の重大度は、ステップ306で、削減され、次に、ステップ305で、アップデートされることにご留意願います。明白に、これらのステップでは、新しい電圧降下問題部位は発生しない。実際、ステップ304、305及び306が繰り返されるのに伴い、IC上の電圧降下問題部位の箇所は、除去される。
ステップ304の決定において、電圧降下目標値が越えられない場合(すなわち、電圧降下問題部位が存在しない場合)、ステップ307において密集度削減が見積もられる。1実施例では、密集度の削減は、全ての削減されたスタック・バイアの密集度コストの合計として見積もられる。この見積もりは、その時点で存在するルーティング(経路)に基づいており、1つのグリッド内の空いているトラックは、隣接するグリッドでの必要によって、新しいルーティング(経路)による迂回を介して使用可能なので、この見積もりは、控えめとなる傾向がある。ステップ308では、接続必須スタック・バイア、非密集スタック・バイア、及び電圧降下改善スタック・バイア以外のスタック・バイアを除去する。
この段階で、IC密集度検証のために、ステップ309において、全体的なルーティング(経路形成)が実行される。全体的なルーティングは、特定のIC設計と利用可能なリソースに基づいていることをご留意願います。様々な処理可能スタック・バイア除去によって、より有効なリソースが生成され、密集度の検証のために全体的なルーティングが再度実行される。ステップ310において、新たに最適化された電力回路網の電圧降下と接続性を検証するべく、電力回路網解析が実行される。ステップ311では、削減されたスタック・バイアにより新たに最適化された電力回路網が出力される。
電圧応答度を決定すべく、電圧降下マップが作成される。図6は、複数個のノード601を有するICの例示的な電圧降下マップ600を図解する(簡略のため601A,601B,601Cのみ示す)。1実施例において、各エッジ610(簡略のため610A,610B,610C,610Dのみ示す)が、電力回路網のスタック・バイアに対応する。エッジ610は、典型的には、例えば、ワイヤ部分、バイア、及びスタック・バイアである電力回路網要素を表すことにご留意願います。したがって、各エッジ610は、1つの抵抗とみなされる。対照的に、各ノード601は、2つの又は多数のエッジの間の交点又は接続点を表すものとして使用される。電圧降下マップ600において、電力ソース(本例では1.5V)が1以上のノード601(簡略のため図6では1つのみを示す)に導入される。電圧降下マップ600の各ノード601は、設計の要素602(簡略のため1つの要素のみ示す)並びにその配置と電力消費に依拠する関連電圧と、電力ソースからその特定ノードに至るパスに関係する等価抵抗を有する。要素602は、電力回路網内の電流シンクとしてモデル化される。
不都合なことに、1つのスタック・バイアの除去は、電力回路網内の他のノードの電圧に影響する。例えば、エッジ610Aに関連するスタック・バイアの除去は、例えば、ノード601Aのような、いずれかのノードの電圧に影響を与える。電力回路網スタック・バイア削減技法の1つの特徴に従い、各エッジ610は、電圧降下問題部位への影響に関して評価される。例えば、ノード601Cを、1.2Vの電圧を有するただ1つの識別された電圧降下問題部位であると仮定する(1.35Vを電圧降下目標値として)。次に、エッジ610Aに関連するスタック・バイアが電力回路網に復帰したときに、ノード601Cの電圧への影響に関してエッジ610Aの評価が行われる。1実施例では、電圧降下問題部位での電圧降下改善が大きければ大きい程、評価されるスタック・バイア(及びこれに対応するノード)の電圧応答度が大きくなる。上述したように、スタック・バイアのこの電圧応答度が、ステップ306において、電力回路網に復帰させるべきスタック・バイアを決定するのに使用される(図3)。
1実施例において、密集度コストで割られた電圧応答度(すなわち、電圧応答度/密集度コスト)より成るアルゴリズムが、電力回路網に復帰させるべき処理可能スタック・バイア511(図5B)の決定に使用される。上述したように、密集度コストは、例えば、オーバーフローのような各種の方法で決定可能である。処理可能スタック・バイアは、ICの密集状態の領域の中にのみ存在しており、結果として、密集度は正である(そして、分母の「0」は回避される)ことが確保されることにご留意願います。
1実施例では、除去された全ての処理可能スタック・バイアは、電圧応答度/密集度コストの比に基づいて、例えば、高い方から低い方へ、分類される。比較的高い比を有する処理可能スタック・バイアは、比較的低い比を有する処理可能スタック・バイアよりも前に選択される。この比と選択工程とを利用することによって、比較的小さな密集度を有する処理可能スタック・バイアの復帰への選択が、概ね、比較的大きな密集度を有する処理可能スタック・バイアの前に行われる。同様に、比較的大きな電圧応答度を有する処理可能スタック・バイアの電力回路網への復帰の選択が、比較的小さな電圧応答度を有する処理可能スタック・バイアの前に行われる。すなわち、上述した電圧応答度/密集度コストの比、これらの比の分類、及びこの分類に基づく電圧降下改善スタック・バイアの選択が、IC上の最悪電圧箇所の改善を最高にするとともに、密集度を有効に最小化する。
1実施例では、選択工程をさらに最適とするべく、電力回路網に加えられるべき電圧降下改善スタック・バイアに関する所望の繰り返し数に基づいて、分類されたスタック・バイアのグループが形成される。例えば、電圧応答度/密集度コストの比に基づいて100個の処理可能スタック・バイアが分類され、そして、最高で5回の繰り返しが必要であると仮定する。したがって、分類された処理可能スタック・バイアの5つのグループが形成される。1実施例では、この5つのグループの各々の中のスタック・バイアの結合したオーバーフローは、実質的に等しい。この例では、各グループ内のスタック・バイアの数を変更することが可能である。例えば、第1のグループ(最高の比を有する)では40個のスタック・バイア、第2のグループ(二番目に高い比を有する)では20個のスタック・バイア、第3のグループでは15個のスタック・バイア、そして、第4のグループでは20個のスタック・バイア、そして、第5のグループ(最低の比を有する)では5個のスタック・バイアとすることができる。この様式で、電圧降下への影響を最大にし、一方で、密集度への影響を最小にし、これにより、コンバージェンスを向上する。
図7は、電力回路網スタック・バイア削減技法を含む例示的なデジタルASIC設計フローの略示説明図を示す。ハイレベルで製品アイデア(ステップ700)から工程が始まり、EDAソフトウエア設計工程(ステップ710)で実現される。設計が仕上がったならば、テープ出力(イベント740)される。テープ出力の後、製造工程(ステップ750)並びにパッケージ及びアセンブリ工程(ステップ760)を実施して、最後に、完成チップ(結果770)が生ずる。
EDAソフトウエア設計プロセス(ステップ710)は、実際には複数のステップ712−730から構成されており、簡略化のために直線的に示している。実際のASIC設計プロセスでは、特定の設計は、所定の試験に合格するまでステップを逆戻りしなければならないこともある。同様に、任意の実際の設計プロセスでは、これらのステップは、異なる順序及び組み合わせで行われることがある。従って、この説明は、特定のASICのための具体的な或いは推奨する設計フローとしてよりも、むしろ背景説明(context)及び一般的な説明のために提供される。
EDAソフトウエア設計プロセス(ステップ710)の構成するステップを簡単に説明する。
システム設計(ステップ712):
設計者は、実装したい機能性を記述し、what−ifプランニングを実施して機能性改良や費用確認などを行う。ハードウエア−ソフトウエア・アーキテクチャ・ハーティショニングは、このステップで行うことができる。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Model Architect,Saber,System Studio,及びDesignWare製品を含む。
論理設計及び機能性の検証(ステップ714):
このステップでは、システム内のモジュールのためのVHDL又はVerilogコードを書き込み、その設計を機能性の精度について検査する。より具体的には、設計を検査することによって、正しい出力を生成することを保証する。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、VCS,VERA,DesignWare,Magellan,Formality,ESP,及びLEDA製品を含む。
試験のための合成及び設計(ステップ716)
このステップでは、VHDL/Verilogを、ネットリストに変換する。ネットリストは、目標技術のために最適化される。完成品チップの検査を可能とする試験の設計及び実装を行う。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Design Compiler,Power Compiler,Tetramax,及びDesignWare製品を含む。
ネットリスト検証(ステップ718):
このステップで、ネットリストは、タイミング制約との適合性及びVHDL/Verlogソース・コードへの対応性に関して検査される。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Formality,PrimeTime,及びVCS製品を含む。
設計プランニング(ステップ720):
このステップでは、チップに関する全体的フロアプランが作成し、タイミング及び最上位ルーティングについて解析する。この段階で使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Astro及びIC Complier製品を含む。1実施例では、設計プランニングの間に、図3を参照して記述された電力回路網スタック・バイア削減技法が、ICコンパイラ・ツールで実行される。
物理的な実装(ステップ722):
このステップでは、配置(回路素子の位置決め)及びローティング(回路素子の接続)を行う。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Astro及びIC Complier製品を含む。1実施例では、電力回路網スタック・バイア削減技法300は、また、物理的な実装の間に、ICコンパイラ・ツールで実行される。
分析及び抽出(ステップ724):
このステップでは、回路機能をトランジスタレベルで検証し、これによりwhat−if解析による改良を可能とする。この段階で使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、AtroRail,PrimeRail,Primetime,及びStar RC/XT製品を含む。
物理的な検証(ステップ726):
このステップでは、様々なチェック機能を実行し、製造、電気的な結果、リソグラフィックの結果、及び回路構成について正確性を保証する。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Hercules製品を含む。
分解能向上(ステップ728):
このステップでは、レイアウトの幾何学的操作を行い、設計の製造可能性を改善する。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、Proteus,ProteusAF,及びPSMGen製品を含む。
マスクデータ準備(ステップ730):
このステップでは、完成品チップを作成するのに使用するリソグラフィーのために、マスク作成用の「テープ出力」データを提供する。このステップで使用されるSynopsys,Inc.製の例示的EDAソフトウエア製品は、CATS(R)のシリーズ製品が含まれる。
この発明は、1つのデータ保存システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、且つそれらに対してデータ及び命令を送信するように接続された少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサを含むプログラム可能なシステム上で実行する1つ或いは複数のコンピュータプログラムに有利に実装することができる。
各コンピュータプログラムは、高次手続き型又はオブジェクト指向型プログラミング言語で、或いは所望に応じてアセンブリ言語又は機械語で実装することができる。いずれにせよ、その言語は、コンパイラ型言語又はインタープリタ型言語である。適切なプロセッサには、例えば、汎用マイクロプロセッサ及び特定用途向けマイクロプロセッサの両者のほか、他の種類のマイクロコントローラが含まれる。一般的に、プロセッサは、読み出し専用メモリ及び/又はランダムアクセスメモリから命令及びデータを受信する。一般的に、コンピュータは、データファイルの保存用として1つ或いは複数の大容量記憶装置を有しており、その大容量記憶装置には、磁気ディスク(例えば、内蔵されたハードディスク及びリムーバブルディスク)、光磁気ディスク、及び光ディスクが含まれる。コンピュータプログラム命令及びデータを具体的に実施するのに適合する記憶装置には、全ての形態の不揮発性メモリ(例えば、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリ装置、及びフラッシュメモリ装置)、磁気ディスク(例えば、内蔵されたハードディスク及びリムーバブルディスク)、光磁気ディスク、及びCD−ROMディスクが含まれる。前述したいずれのものも、特定用途向け集積回路(ASIC)により補足することができる又はそれに組み込むことができる。
この明細書において添付図面を参照してこの発明の実例的な実施例について説明したが、この発明がこれらの具体的実施例に限定されないことを理解されるべきである。これらは、開示された具体的な形態にこの発明を徹底することまたは限定することを意図していない。すなわち、多くの改良及び変更が明白であろう。
例えば、グリッド・パターンの電力回路網が論述されているが、そのようなグリッド・パターン内に1端子フローティング・ワイヤを含むことも可能である。これらの1端子フローティング・ワイヤは、その位置が未定のマクロの接続のために含ましめることができる。この場合、そのマクロに接続されるスタック・バイアは、接続必須スタック・バイアと指定される。1実施例においては、指定されたスタック・バイアの実際の除去(ステップ308、図3)の前に、ICの電子移動(EM)マップが、使用者によって事前検査される。この段階で、使用者は、EMコンプライアンスを確保するべく、さらに別のスタック・バイアを手操作で含ませるように決定する。
1実施例では、スタック・バイア削減が遂行された時の、より一層正確な時間変更電力回路網電圧降下分析のため、ワイヤ(又はバイア)抵抗に沿ったワイヤ・キャパシタンスとパッド・インダクタンスが、さらに、電力回路網から抽出される。別の実施例では、スタック・バイアは、除去されず、比較的大きな抵抗を有するものの、比較的僅かの量のリソースを占める比較的小さなスタック・バイア(例えば、内側に少数のカットを有するバイア)で選択的に取り替えられる。さらに別の実施例では、スタック・バイア除去の時に、スタック・バイア密度拘束(すなわち、単位チップ領域内のスタック・バイアの最小数)が、さらに、考慮される。さらに別の実施例では、電力回路網接続性を維持し且つ電圧降下を最小化する一方で、密集度を削減するべく、他の電力回路網要素、例えば、ワイヤが、さらに寸法変更され又は除去される。
したがって、この発明の範囲は、以下の請求項とその均等物によって画定される。
100 スタック・バイア
101 バイア
102 バイア
103 バイア
104 金属線
105 金属線
200 電力回路網
201 バイア
400 密集度マップ
401 グリッド・パターン
402 バイア
403 バイア
404 周縁
500 電力回路網
501 スタック・バイア
502 金属線
503 金属線
510 非密集スタック・バイア
511 処理可能スタック・バイア
512 電圧降下改善スタック・バイア
600 電圧降下マップ
601 ノード
602 設計要素
610 エッジ

Claims (11)

  1. 集積回路(IC)設計における電力回路網内のスタック・バイアを削減するためのコンピュータにより実行される方法であって、
    IC設計、電力を供給するソースノード及び該電力を消費するシンクノードを含む前記IC設計における電力回路網、前記電力回路網の電圧降下目標値、並びに、前記IC設計及び前記電力回路網に基づく密集度情報の入力を受け付ける過程
    前記ソースノードから各シンクノードに至る電力回路網の接続性を維持するのに必要なスタック・バイアとして与えられる、前記電力回路網の接続必須スタック・バイア及び前記密集度情報に基づいて、IC要素及びスタック・バイアが配置された、あるグリッド内のトラックの数が所定の閾値を超えない領域内のスタック・バイアとして与えられる非密集スタック・バイア特定する過程
    前記電力回路網内で、前記接続必須スタック・バイア及び前記非密集スタック・バイア以外のスタック・バイアとして規定される処理可能スタック・バイアを該電力回路網から仮想的に除去する過程
    前記電力回路網内において前記電圧降下目標値を超える電圧降下を示すノードとして規定される電圧降下問題部位がなかったかどうかを決定する過程
    前記電圧降下問題部位があったとき少なくとも前記ICの最大電圧降下の重大度をアップデートする過程
    前記アップデートの後、仮想的に除去された前記処理可能スタック・バイアのうち、前記電圧降下問題部位の電圧降下の重大度に少なくとも所定の改善を示す電圧降下改善スタック・バイアのセットを前記電力回路網に仮想的に復帰させる過程
    前記電圧降下問題部位がなくなるまで、前記決定する過程、前記アップデートする過程及び前記仮想的に復帰させる過程を繰り返す過程
    前記接続必須スタック・バイア、前記非密集スタック・バイア及び前記電圧降下改善スタック・バイア以外の電力回路網のスタック・バイア除去する過程と、
    スタック・バイアが削減された電力回路網を出力する過程を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記除去する過程の後に、密集度検証のための全体的なルーティングを実行する過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記除去する過程の後に、電圧降下及び接続性検証のための電力回路網分析を実行する過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記復帰させる過程が、電圧応答度及び密集度コストに基づいて前記処理可能スタック・バイアを分類する過程を含み、前記電圧応答度は、前記処理可能スタック・バイアの各々を仮想的に除去する際に生じうる電圧降下の大きさとして規定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記分類する過程が、前記電圧応答度を前記密集度コストで除して求められる比を決定する過程を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 各処理可能スタック・バイアの前記電圧応答度は、処理可能スタック・バイアの前記電力回路網への復帰による前記電力回路網の少なくとも1つの前記電圧降下問題部位への影響を解析することによって決定されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 各処理可能スタック・バイアの前記密集度コストは、前記処理可能スタック・バイアに関連するオーバーフローを解析することによって決定されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記電圧降下問題部位がなかったかどうかを決定する過程にもどる前に、分類された処理可能スタック・バイアをグループに分け、1つのグループのみを加え戻す過程をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記1つのグループは、前記比が最大のグループであることを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 各グループは、同結合された密集度コストを有することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記IC設計の密集による問題がスタック・バイアによるものかどうかを決定する過程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
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