JP5043587B2 - 金属ストリップ連続熱処理設備 - Google Patents

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Description

本発明は、ラジアントチューブバーナなど、加熱帯の雰囲気を昇温させる加熱手段からの廃熱を効率よく利用することが可能な金属ストリップ連続熱処理設備に関する。
金属ストリップ連続熱処理設備として、省エネルギ化を達成するために、加熱帯の手前に、予熱帯を設置するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。従来、予熱帯aの雰囲気は、図2〜図4に示す種々の方式で形成されている。図2は、予熱帯aと加熱帯bを連通させて、予熱帯aの雰囲気を非酸化雰囲気とするものである。図3は、予熱帯aと加熱帯bの雰囲気をシール部cで遮断し、加熱帯bを非酸化雰囲気とする一方で、予熱帯aの雰囲気を、空気(外気)とするものである。図4は、予熱帯aと加熱帯bの雰囲気をシール部cで遮断して、加熱帯bを非酸化雰囲気とする一方で、予熱帯aの雰囲気を、加熱帯bの雰囲気を昇温させたラジアントチューブバーナdの排ガスとするものである。ラジアントチューブバーナdの排ガスは、600℃以上の高温である。
予熱帯aの雰囲気を加熱するには、図2の方式では、加熱帯bの非酸化雰囲気が予熱帯aに導入され、予熱帯aに導入されたこの非酸化雰囲気を、ラジアントチューブバーナdの排ガスと熱交換器eで熱交換して加熱するようにしている。図3の方式では、予熱帯aに導入される空気を、ラジアントチューブバーナdの排ガスと熱交換器fで熱交換して加熱するようにしている。図4の方式では、ラジアントチューブバーナdの排ガスをそのまま、予熱帯aの雰囲気としている。いずれの方式にあっても、予熱帯aの内圧を調整するために、圧力調整弁gを設けた排気系hから予熱帯a内の雰囲気を排出するようにしている。
特開平10−102151号公報
ラジアントチューブバーナdなど、加熱帯bの雰囲気を昇温させる加熱手段からの廃熱利用の面からすると、図2〜図4に示した各方式では、次のような課題があり、十分に廃熱を利用することができていなかった。
図2の方式では、加熱帯bと連通されている予熱帯aの非酸化雰囲気は、ラジアントチューブバーナdによって相当高い温度に昇温されている。このような高温の非酸化雰囲気を熱交換器eでラジアントチューブバーナdの排ガスと熱交換しても、熱交換効率が低く、廃熱をほとんど利用することができなくて、熱交換器eからきわめて高温の排ガスが排出されていた。
図3の方式では、予熱帯aの内部雰囲気を、酸化雰囲気である空気としている。空気雰囲気中では、金属ストリップiを高温に予熱することは好ましくない。したがって、空気を熱交換器fでラジアントチューブバーナdの排ガスと熱交換しても、十分に廃熱を利用することはできず、図1の方式と同様に、熱交換器fからきわめて高温の排ガスが排出されていた。
図4の方式では、ラジアントチューブバーナdから送り込まれる排ガスで予熱帯内圧力が上昇するため、排ガスを排気系hから排出するようにしている。この際、排出される排ガスは依然として、相当な高温状態にあって、ラジアントチューブバーナdの廃熱を効率よく利用できてはいなかった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、ラジアントチューブバーナなど、加熱帯の雰囲気を昇温させる加熱手段からの廃熱を効率よく利用することが可能な金属ストリップ連続熱処理設備を提供することを目的とする。
本発明にかかる金属ストリップ連続熱処理設備は、空気導入系から導入された空気雰囲気中で、連続的に送り込まれる金属ストリップを予熱する予熱帯と、上記予熱帯側から連続的に送り込まれる金属ストリップを非酸化雰囲気中で加熱する加熱帯と、該加熱帯の非酸化雰囲気を昇温させる加熱手段と、上記予熱帯と上記加熱帯との間に、該予熱帯の空気雰囲気から遮断してかつ該加熱帯と連通させて設けられ、非酸化雰囲気中で金属ストリップを予熱帯温度よりも高い温度で予熱する第2予熱帯と、上記加熱手段からの廃熱を排出する廃熱排出系と、該廃熱排出系に設けられ、流通する廃熱で上記第2予熱帯の非酸化雰囲気を加熱する高温側熱交換部と、上記廃熱排出系に、上記高温側熱交換部よりも下流に設けられ、流通する廃熱で上記予熱帯へ導入される空気を加熱する低温側熱交換部とを備えたことを特徴とする。
前記排気系は、前記予熱帯からの排気でプロセス媒体を加熱するプロセス用熱交換部を備えることを特徴とする。
本発明にかかる金属ストリップ連続熱処理設備にあっては、ラジアントチューブバーナなど、加熱帯の雰囲気を昇温させる加熱手段からの廃熱を効率よく利用することができる。
以下に、本発明にかかる金属ストリップ連続熱処理設備の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる金属ストリップ連続熱処理設備1は基本的には、図1に示すように、空気導入系2から導入された空気雰囲気中で、連続的に送り込まれる金属ストリップ3を予熱する予熱帯4と、予熱帯4側から連続的に送り込まれる金属ストリップ3を非酸化雰囲気中で加熱する加熱帯7と、加熱帯7の非酸化雰囲気を昇温させる加熱手段としてのラジアントチューブバーナ8と、予熱帯4と加熱帯7との間に、予熱帯4の空気雰囲気から遮断してかつ加熱帯7と連通させて設けられ、非酸化雰囲気中で金属ストリップ3を予熱帯温度よりも高い温度で予熱する第2予熱帯9と、ラジアントチューブバーナ8からの廃熱を排出する廃熱排出系10と、廃熱排出系10に設けられ、流通する廃熱で第2予熱帯9の非酸化雰囲気を加熱する高温側熱交換部11と、廃熱排出系10に、高温側熱交換部11よりも下流に設けられ、流通する廃熱で予熱帯4へ導入される空気を加熱する低温側熱交換部12とを備えて構成される。排気系5には、予熱帯4からの排気でプロセス媒体を加熱するプロセス用熱交換部13が備えられる。さらに、予熱帯4から排気する排気系5と、排気系5に設けられ、予熱帯内圧力を調整する圧力調整機構の一例である圧力調整弁6が備えられる。
本実施形態にかかる金属ストリップ連続熱処理設備1は、主に、初段に設けられ、連続的に供給される金属ストリップ3を予熱する予熱帯4と、予熱帯4の次段に設けられ、予熱帯4で予熱された金属ストリップ3をさらに高い温度で予熱する第2予熱帯9と、第2予熱帯9の次段に設けられ、第2予熱帯9で予熱された金属ストリップ3を加熱処理する加熱帯7とを備えて構成される。
予熱帯4には、金属ストリップ3の装入部4aおよび送り出し部4bが設けられる。第2予熱帯9には、予熱帯4から送り込まれる金属ストリップ3の導入部9aが設けられる。これら予熱帯4と第2予熱帯9との間には、それらの送り出し部4bおよび導入部9aそれぞれに設けた図示しないシール機構により、これら予熱帯4と第2予熱帯9の内部雰囲気を相互に遮断して独立した構造とするシール部14が設けられる。第2予熱帯9と加熱帯7との間には、これらを連通して、金属ストリップ3を第2予熱帯9から加熱帯7へ送り込むための絞り通路部15が設けられる。予熱帯4、第2予熱帯9および加熱帯7の内部にはそれぞれ、金属ストリップ3の搬送を案内するローラ16が適宜に配設される。
連続的に供給される金属ストリップ3は、装入部4aから予熱帯4に送り込まれる。予熱帯4に送り込まれた金属ストリップ3は、送り出し部4bからシール部14を介して導入部9aへ送られて、第2予熱帯9に送り込まれる。第2予熱帯9に送り込まれた金属ストリップ3は、さらに絞り通路部15を介して、加熱帯7へ送り込まれる。
予熱帯4には、空気ファン2aを備えた空気導入系2が接続される。予熱帯4内部には、空気導入系2を介して、空気ファン2aによって吸引された空気(外気)が導入され、これにより酸化雰囲気である空気雰囲気が形成される。また、予熱帯4には、内部の空気雰囲気を外部へ排気する排気系5が接続される。排気系5には、予熱帯内圧力を調整する圧力調整弁6が設けられる。圧力調整弁6は、チェックバルブのように、予熱帯内圧力が予め設定した圧力を超えると開放されて、空気雰囲気を排気系5へ排気するようになっている。
他方、加熱帯7と第2予熱帯9は、絞り通路部15を介して互いに連通されていて、加熱帯7の内部雰囲気が第2予熱帯9へと流通される。これら加熱帯7内部および第2予熱帯9内部には、例えば、水素ガスと窒素ガスの混合ガスが封入されて、非酸化雰囲気が形成される。
第2予熱帯9には、循環ファン17aを備えた循環系17が接続される。循環系17は、循環ファン17aにより第2予熱帯9から非酸化雰囲気を吸引し、吸引した非酸化雰囲気を第2予熱帯9へ還流させるようになっている。
加熱帯7には、内部の非酸化雰囲気を昇温させるために、ラジアントチューブバーナ8が設けられる。ラジアントチューブバーナ8は、ブロア8aから供給される燃焼空気で燃料を燃焼させて発熱し、非酸化雰囲気を昇温する。加熱帯7の非酸化雰囲気は、ラジアントチューブバーナ8による加熱によって、700〜950℃程度に昇温される。ラジアントチューブバーナ8には、これより廃熱を含む排ガスを排出する廃熱排出系10が接続される。
排ガスが流通する廃熱排出系10にはその途中に、高温側熱交換部11が設けられるとともに、高温側熱交換部11よりも下流側に位置させて、低温側熱交換部12が設けられる。高温側熱交換部11は、循環系17と接続され、ラジアントチューブバーナ8の高温廃熱で第2予熱帯9の非酸化雰囲気を加熱する。第2予熱帯9の非酸化雰囲気は、加熱帯7からの流入と高温側熱交換部11による加熱とによって、例えば400℃以上、好ましくは450〜500℃に維持されることが望ましい。また、低温側熱交換部12は、空気導入系2と接続され、高温側熱交換部11での熱交換で降温された低温廃熱によって、予熱帯4へ導入される空気を加熱する。低温側熱交換部12による導入空気の加熱により、予熱帯4の空気雰囲気温度は、200〜250℃に昇温されることが望ましい。
図示しないけれども、予熱帯4および第2予熱帯9の雰囲気温度は必要に応じて、これらに設けた温度センサで検出した温度信号に基づいて、ラジアントチューブバーナ8や空気ファン2a、循環ファン17a、さらには図示しない設備内RCファンをコントローラで制御することによって制御するようにしてもよい。
また、予熱帯4に接続された排気系5には、他のプロセスで使用される液体や気体などのプロセス媒体を予熱帯4からの排気で加熱するために、プロセス用熱交換部13が設けられる場合もある。予熱帯4からの排気は熱風であることから、プロセス用熱交換部13によることなく、直接他のプロセスに利用してもよい。
次に、本実施形態にかかる金属ストリップ連続熱処理設備1の作用について説明する。本熱処理設備1で金属ストリップ3を熱処理するにあたっては、まず、加熱帯7、第2予熱帯9および予熱帯4の内部雰囲気を昇温させる。
加熱帯7のラジアントチューブバーナ8を発熱させて、加熱帯4内部に封入した非酸化雰囲気を昇温させる。加熱帯7の内部雰囲気は、絞り通路部15を介して、第2予熱帯9へも流入される。ラジアントチューブバーナ8の稼働による廃熱を含む排ガスは、廃熱排出系10に流通する。第2予熱帯9では、循環ファン17aの稼働により、第2予熱帯9の内部雰囲気が循環系17を循環する。廃熱排出系10を流通する排ガス中の高温廃熱は、高温側熱交換部11での熱交換により、循環系17を流通する第2予熱帯9の内部雰囲気を加熱し、第2予熱帯9の内部雰囲気温度を維持する。これにより、ラジアントチューブバーナ8の廃熱は、第2予熱帯9の酸化雰囲気の加熱に利用され、排ガス温度は降温される。
他方、予熱帯4には、空気ファン2aの稼働により空気導入系2から空気が導入されて、空気雰囲気が形成される。廃熱排出系10を流通する廃熱を含む排ガスは、高温側熱交換部11から流出された後、低温側熱交換部12に流入する。排ガス中の低温廃熱は、低温側熱交換部12での熱交換により、空気導入系2を流通して予熱帯4に導入される空気を加熱する。これにより、ラジアントチューブバーナ8の廃熱はさらに、予熱帯4の空気雰囲気の加熱に利用され、排ガス温度はさらに降温される。低温となった廃熱を含む排ガスはその後、廃熱排出系10から外部へ排出される。予熱帯4では、予熱帯内圧力が予め設定した圧力を超えると、圧力調整弁6により空気雰囲気が排気系5へ排出され、これにより予熱帯内圧力が調整される。
このようにして予熱帯4、第2予熱帯9および加熱帯7の内部雰囲気温度が昇温されると、金属ストリップ3は、予熱帯4の装入部4aから送り込まれて予熱帯4で予熱され、次いで、第2予熱帯9に送り込まれてさらに高い温度で予熱され、その後、加熱帯7へ送り込まれて加熱処理される。
他方、予熱帯4に接続された排気系5を流通する排気は、プロセス熱交換部13に流入され、これにより他のプロセスに用いられるプロセス媒体を加熱し、この加熱により低温となって外部に排気される。
以上説明した本実施形態にかかる金属ストリップ連続熱処理設備1にあっては、予熱帯4と加熱帯7との間に、予熱帯4よりもさらに高い温度で金属ストリップ3を予熱する第2予熱帯9を備えるとともに、ラジアントチューブバーナ8の廃熱を含む排ガスの廃熱排出系10に、第2予熱帯9の循環系17と接続した高温側熱交換部11および高温側熱交換部11の下流側に位置させて予熱帯4の空気導入系2と接続した低温側熱交換部12を設けるようにしたので、加熱帯7の雰囲気を昇温させるラジアントチューブバーナ8の廃熱を、2段階で回収して金属ストリップ3の予熱に効率よく利用することができ、省エネルギ化を促進することができる。また、ラジアントチューブバーナ8の排ガスの排出温度を下げることができて、廃熱排出系10の出口側構造を簡単化することができる。
廃熱排出系10に、排ガスの流れ方向に沿って、高温側熱交換部11と低温側熱交換部12とを順次配設し、高温側熱交換部11で第2予熱帯9の高温雰囲気を高温廃熱により加熱し、低温側熱交換部12で、温度が下がった低温廃熱によって、比較的低温で足りる予熱帯4の空気雰囲気を加熱するようにしたので、これら予熱帯4および第2予熱帯9の温度条件に適合させて、合理的にラジアントチューブバーナ8の廃熱を利用することができる。
また、空気導入系2から空気を導入して予熱帯4の内部雰囲気を形成するようにしたので、予熱帯4からの排気量を大量に確保することができ、この排気熱も有効利用することができる。本実施形態にあっては、排気系5に圧力調整弁6を設けたので、当該排気量を確保しつつ、予熱帯内圧力を適切に調整することができる。さらに、排気系5にプロセス熱交換部13を設けたので、排気系5から排出される排気によって他のプロセス媒体を効率よく加熱して、予熱帯4からの排気熱も有効に利用することができる。
上記実施形態にあっては、圧力調整機構として、排気系5に設けた圧力調整弁6を例示して説明したが、これに限らず、バブラーなどの圧力開放手段を用いるようにしても良い。
本発明にかかる金属ストリップ連続熱処理設備の好適な一実施形態を示す概略構成図である。 従来の金属ストリップ連続熱処理設備の一例を示す概略図である。 従来の金属ストリップ連続熱処理設備の他の例を示す概略図である。 従来の金属ストリップ連続熱処理設備のさらに他の例を示す概略図である。
符号の説明
1 金属ストリップ連続熱処理設備
2 空気導入系
3 金属ストリップ
4 予熱帯
5 排気系
6 圧力調整弁
7 加熱帯
8 ラジアントチューブバーナ
9 第2予熱帯
10 廃熱排出系
11 高温側熱交換部
12 低温側熱交換部
13 プロセス用熱交換部

Claims (2)

  1. 空気導入系から導入された空気雰囲気中で、連続的に送り込まれる金属ストリップを予熱する予熱帯と、
    上記予熱帯側から連続的に送り込まれる金属ストリップを非酸化雰囲気中で加熱する加熱帯と、
    該加熱帯の非酸化雰囲気を昇温させる加熱手段と、
    上記予熱帯と上記加熱帯との間に、該予熱帯の空気雰囲気から遮断してかつ該加熱帯と連通させて設けられ、非酸化雰囲気中で金属ストリップを予熱帯温度よりも高い温度で予熱する第2予熱帯と、
    上記加熱手段からの廃熱を排出する廃熱排出系と、
    該廃熱排出系に設けられ、流通する廃熱で上記第2予熱帯の非酸化雰囲気を加熱する高温側熱交換部と、
    上記廃熱排出系に、上記高温側熱交換部よりも下流に設けられ、流通する廃熱で上記予熱帯へ導入される空気を加熱する低温側熱交換部とを備えたことを特徴とする金属ストリップ連続熱処理設備。
  2. 前記排気系は、前記予熱帯からの排気でプロセス媒体を加熱するプロセス用熱交換部を備えることを特徴とする請求項1に記載の金属ストリップ連続熱処理設備。
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