JP5042108B2 - 液晶表示装置及びバックライト照明装置 - Google Patents

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本発明は、液晶パネルとその画像表示領域の背面を照明するバックライト照明装置を有する液晶表示装置、及びバックライト照明装置に関するものである。
液晶表示装置(LCD)は、線順次走査の駆動において走査線の選択時間だけでなく、フレーム時間を通して画素からの光が目によって知覚される応答様式を持つホールド型の表示装置である。一方、陰極線管表示装置(CRT)は、画素の蛍光体がパルス的に励起されて発光し、それ以外のフレーム時間において画素からの光が目によって知覚されないインパルス型の表示装置である。一般的に、ホールド型の表示装置の動画表示性能は、インパルス型の表示装置の動画表示性能に比べて劣っている(例えば、非特許文献1参照)。
液晶表示装置の動画表示性能を改善するために、画像の動きを検出し、この動きの検出結果に基づいて、周期、位相又はパルス幅の異なる調光パルスを発生し、この調光パルスによって光源を断続的に駆動させることにより、光源を断続的に発光させる提案がある(例えば、特許文献1参照)。また、複数のバックライトを液晶パネルの線順次走査にあわせて順次点滅させる走査バックライト方式の提案もある(例えば、非特許文献1参照)。
苗村省平著、「はじめての液晶ディスプレイ技術」、工学調査会、2004年4月20日、p.190 特開2002−287700号公報(段落0019〜0020、段落0091、段落0094〜0096、図1、図3)
しかしながら、特許文献1で提案されている方法では、画像の動き検出及びその検出結果に基づくバックライト調光を行なっており、これらを実現するためには高速な演算処理を行う手段が必要であり、装置の構成が複雑になるという問題がある。
また、非特許文献1で提案されている走査バックライト方式では、液晶パネルの背面側の複数のバックライトを順次点滅させてブランキングが行なわれるので、CRTに近い疑似インパルス型の動画表示性能を実現できるが、画面輝度が大幅に低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、構成が簡単であり、画面輝度の低下を抑制でき、インパルス型に近い動画表示特性を有する液晶表示装置及びこの液晶表示装置を実現するバックライト光源装置を提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、液晶パネルと、入力映像信号に基づいて前記液晶パネルを駆動させる液晶駆動手段と、前記液晶パネルの画像表示領域の背面を照明するバックライト照明手段と、前記液晶駆動手段及び前記バックライト照明手段の動作を制御する制御手段とを有する液晶表示装置であって、前記バックライト照明手段は、複数本の光ビームを出射する光源手段と、中心軸を中心にして同軸的に連結され、各々が複数の鏡面を有し、前記複数本の光ビームのいずれかを反射する複数の回転多面鏡と、前記複数の回転多面鏡を前記中心軸を中心にして回転させる回転駆動手段とを有し、前記複数の回転多面鏡の各々において、前記中心軸に直交する方向に対する前記複数の鏡面の倒れ角は、複数の異なる角度を含み、前記制御手段は、前記液晶駆動手段により前記液晶パネルを駆動させ、前記回転駆動手段により前記複数の回転多面鏡を回転させ、前記光源手段から前記複数本の光ビームを出射させることによって、前記光源手段から出射され、前記複数の鏡面のいずれかで反射した前記複数本の光ビームで前記液晶パネルの画像表示領域の背面に形成される複数の光スポットを、前記液晶パネルの画像表示領域の背面において水平走査方向及び垂直走査方向に2次元走査させることを特徴としている。
また、本発明のバックライト照明装置は、液晶パネルの画像表示領域の背面を照明するバックライト照明装置であって、複数本の光ビームを出射する光源手段と、中心軸を中心にして同軸的に連結され、各々が複数の鏡面を有し、前記複数本の光ビームのいずれかを反射する複数の回転多面鏡と、前記複数の回転多面鏡を前記中心軸を中心にして回転させる回転駆動手段と、前記光源手段及び前記回転駆動手段の動作を制御する制御手段とを有し、前記複数の回転多面鏡の各々において、前記中心軸に直交する方向に対する前記複数の鏡面の倒れ角は、複数の異なる角度を含み、前記制御手段は、前記回転駆動手段により前記複数の回転多面鏡を回転させ、前記光源手段から前記複数本の光ビームを出射させることによって、前記光源手段から出射され、前記複数の鏡面のいずれかで反射した前記複数本の光ビームで前記液晶パネルの画像表示領域の背面に形成される複数の光スポットを、前記液晶パネルの画像表示領域の背面において水平走査方向及び垂直走査方向に2次元走査させることを特徴としている。
本発明の液晶表示装置によれば、バックライト光源手段の構成を簡単な構成で実現でき、また、インパルス型に近い優れた動画表示性能を実現できるという効果がある。また、本発明の液晶表示装置によれば、複数の光スポットを互いに重なり合うように走査することができるので、画面輝度の向上を図ることができるという効果がある。
本発明のバックライト光源装置によれば、構成を簡単することができ、また、液晶パネルの画像表示領域の背面を照明することにより、インパルス型に近い優れた動画表示性能を発揮させることができるという効果がある。また、本発明のバックライト光源装置によれば、複数の光スポットを互いに重なり合うように走査することができるので、液晶パネルにおける画面輝度の向上を図ることができるという効果がある。
図1は、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の構成及び機能を示す機能ブロック図である。図1に示されるように、本実施の形態の液晶表示装置は、液晶パネル11と、入力映像信号に基づいて液晶パネル11を駆動させる液晶駆動手段としての液晶ドライバ12と、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面を照明するバックライト照明手段としてのバックライト照明装置20と、液晶ドライバ12及びバックライト照明装置20の動作を制御するタイミングコントローラ30とを有している。バックライト照明装置20は、光源手段としての投射光学機能部1と、複数の回転多面鏡3a,3b,3cと、モータ4及び回転速度と回転位相を適正に維持しながらモータ4を駆動させるモータ駆動部5を有している。モータ4及びモータ駆動部5は、複数の回転多面鏡3a,3b,3cを回転させる回転駆動手段として機能する。
図1に示されるように、投射光学機能部1は、複数の投射光学機能要素1a,1b,1cを有し、投射光学機能要素1a,1b,1cは、光ビーム6a,6b,6cを回転多面鏡3a,3b,3cに向けて出射する。投射光学機能要素1a,1b,1cは、例えば、レーザー発光素子又はLED素子を光源とする光学装置であるが、複数の光ビームを出射できる構成であれば、高輝度水銀ランプのような発光ランプを光源とする光学装置とすることも可能である。投射光学機能部1の投射光学機能要素1a,1b,1cの個数は、液晶パネル11の画像表示領域11aにおける映像の輝度を所定値にするために必要な数となる。本実施の形態においては、投射光学機能要素の個数は、3個である。しかし、出射光量出力が大きい投射光学機能要素を用いた場合には、投射光学機能要素の個数を減らすことができる。また、出射光量出力が小さい投射光学機能要素を用いた場合には、投射光学機能要素の個数を増やす必要がある。
図1に示されるように、回転多面鏡3a,3b,3cは、中心軸2を中心として同軸的に連結され、各々が複数の鏡面を有する。回転多面鏡3a,3b,3cは、一体的に連結されてもよく、また、モータ4の回転軸のような他の部材を介して連結されてもよい。回転多面鏡3a,3b,3cは、複数の光ビーム6a,6b,6cをそれぞれ反射して、反射光ビーム7a(後述する図3においては、7a1,…,7a8),7b,7cを液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に照射する。モータ4は、回転多面鏡3a,3b,3cを中心軸2を中心にして矢印Da方向に回転させる。回転多面鏡3a,3b,3cの個数は、光源である投射光学機能部1の投射光学機能要素の個数と同じである。本実施の形態においては、3個の回転多面鏡3a,3b,3cが同軸的に配置された場合を説明するが、回転多面鏡の個数は、2個又は4個以上であってもよい。
本実施の形態においては、回転多面鏡3a,3b,3cの各々の鏡面の数は、回転多面鏡3a,3b,3cの各々による2次元走査における水平走査回数と等しい。1個の回転多面鏡の1回転による水平走査回数は、水平走査を行う光学系の設計仕様によって決定される。光スポット9a,9b,9cを2次元走査させる場合、光スポット9a,9b,9cの直径を固定値と仮定すれば、水平走査の回数を大きく設定すれば液晶パネル11の垂直走査方向Dvにおいて小さいピッチにて光スポット9a,9b,9cが走査されるため、水平走査を繰り返すことで光スポット9a,9b,9cがオーバラップし、積分効果によって輝度ムラが小さくなる利点がある。しかし、回転多面鏡3a,3b,3cの各々の鏡面の数が多くなるため、水平走査角度が小さくなり、回転多面鏡3a,3b,3cと液晶パネル11との距離を長くすることが必要となるため、装置が大きくなる。また、光スポット9a,9b,9cの直径を大きく設定すれば、水平走査の際に前回の水平走査とのオーバラップ量が増えるため輝度ムラが小さくなるが、出画画面の輝度情報からバックライトの光量を適応的に制御してコントラスト改善を行う所謂エリア制御の際にエリア境界領域の分解能が低下する。
逆に、光スポット9a,9b,9cの直径を小さく設定すれば、2次元走査の際に輝度ムラが生じないように水平走査数を多く設定する必要がある。このように光スポット9a,9b,9cの直径サイズと、水平走査の回数とはトレードオフの関係にある。本実施の形態においては、比較的小さな直径の複数の光スポットを垂直走査方向Dv(縦方向)にオーバラップして配列させ、これらを同時に2次元走査させる構成としたので、空間分解能を確保しつつ輝度ムラの少ない緻密な2次元走査を可能としている。本実施の形態では、光スポット9a,9b,9cの直径は液晶パネル11の画像表示領域11aの垂直走査方向Dvの長さの8分の1であり、1フレーム期間における1本の光ビームによる水平走査回数が8回の場合を説明しているが、本発明はこの例に限定されない。なお、バックライト光源装置20は、光スポット9a,9b,9cの大きさが、略同じ大きさになるように構成される。
図2は、図1に示される複数の回転多面鏡3a,3b,3cの分解斜視図である。図2に示されるように、回転多面鏡3aは、8面の平面状の鏡面3a1,…,3a8を有し、回転多面鏡3bは、8面の平面状の鏡面3b1,…,3b8を有し、回転多面鏡3cは、8面の平面状の鏡面3c1,…,3c8を有する。本実施の形態においては、回転多面鏡3a,3b,3cの各々が、8面の鏡面を有する場合を説明しているが、各回転多面鏡の鏡面の数は、3乃至7面、9面以上のように他の面数とすることも可能である。
各回転多面鏡3a,3b,3cの回転軸2に直交する断面形状は、略正n角形(nは3以上の整数)となる。本実施の形態においては、2次元走査の水平走査数は8回であるから、各回転多面鏡3a,3b,3cの鏡面は8面であり、断面形状は略正八角形である。
複数の回転多面鏡3a,3b,3cは、単一のモータ4の回転軸2に接続されているため、制御対象である回転多面鏡3a,3b,3cが複数個あるにもかかわらず、駆動要素のモータ4やモータ制御部5が1つで済むため、装置は安価であり装置サイズもコンパクトになる。さらに、各回転多面鏡3a,3b,3cは剛体的に接続されているので各回転多面鏡3a,3b,3cの動作の同期を取るための制御が不要であり、制御が簡単である。また、機構的に、各回転多面鏡3a,3b,3cの動作の同期が取れることが約束されているので、装置の信頼性が高い。
図3(a)乃至(h)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3aの鏡面3a1,…,3a8の倒れ角θ1,…,θ8を示す図である。倒れ角θ1,…,θ8は、中心軸2に平行な方向2aに直交する方向に対する鏡面3a1,…,3a8の角度である。図3(a)乃至(h)に示されるように、回転多面鏡3aにおける複数の鏡面3a1,…,3a8の倒れ角θ1,…,θ8は、複数の異なる角度を含む。他の回転多面鏡3b及び3cについても、回転多面鏡3aと同様に、複数の鏡面3b1,…,3b8の倒れ角は、複数の異なる角度を含み、複数の鏡面3c1,…,3c8の倒れ角は、複数の異なる角度を含む。図3(a)乃至(h)には、回転多面鏡3aにおける8面の鏡面3a1,…,3a8の倒れ角θ1,…,θ8が、すべてが異なる角度である場合を示している。ただし、8面の鏡面3a1,…,3a8の倒れ角θ1,…,θ8は、必ずしもすべて異なる必要はなく、例えば、回転多面鏡3aの半分の4面の鏡面3a1,…,3a4において倒れ角θ1,…,θ4が互いに異なり、中心軸2を挟んで対向する4面の鏡面3a5,…,3a8の倒れ角θ5,…,θ8をそれぞれ鏡面3a1,…,3a4の倒れ角θ1,…,θ4と同じにするような場合も本発明に含まれる。8面の鏡面3b1,…,3b8の倒れ角及び8面の鏡面3c1,…,3c8の倒れ角についても、8面の鏡面3a1,…,3a8の倒れ角と同様である。
また、回転多面鏡3aの鏡面3a1,…,3a8の倒れ角θ1,…,θ8と、回転多面鏡3bの鏡面3b1,…,3b8の倒れ角と、回転多面鏡3cの鏡面3c1,…,3c8の倒れ角とが同じ場合、すなわち、3個の回転多面鏡3a,3b,3cの形状が同じ形状である形態も可能である。しかし、3個の回転多面鏡3a,3b,3cの鏡面の倒れ角が互いに異なる、すなわち、3個の回転多面鏡3a,3b,3cの形状が異なる形状である形態も可能である。3個の回転多面鏡3a,3b,3cの形状が同じ形状である形態の場合には、通常、3個の回転多面鏡3a,3b,3cに入射する光ビーム6a,6b,6cの入射方向を調整する必要が生じるが、回転多面鏡3a,3b,3cを同一形状とすることによって、装置の製造コストの削減が可能である。また、3個の回転多面鏡3a,3b,3cの形状が異なる形状である形態の場合には、3個の回転多面鏡3a,3b,3cに入射する光ビーム6a,6b,6cの入射方向を同じ方向にすること可能であり、投射光学機能部1の構成を簡単にすることができる。
タイミングコントローラ30から出力されるタイミング信号に応じて、液晶パネル11は液晶ドライバ12によって駆動され、回転多面鏡3a,3b,3cはモータ4によって回転し、投射光学機能部1は、投射光学機能要素1a,1b,1cから3本の光ビーム6a,6b,6cを出射する。投射光学機能部1から出射された光ビーム6a,6b,6cは、回転多面鏡3a,3b,3cの複数の鏡面のいずれかで反射し、3本の反射光ビーム7a,7b,7cで液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に形成される3個の光スポット9a,9b,9cを、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上において水平走査方向Dh及び垂直走査方向Dvに2次元走査させる。タイミングコントローラ30は、例えば、回転多面鏡3a,3b,3cの1回転の周期が、入力映像信号の垂直同期信号に同期するように、液晶ドライバ12及びバックライト照明装置20の動作を制御する。
図4は、図1及び図2に示される回転多面鏡3aの各鏡面3a1,…,3a8で反射した光ビーム7a1,…,7a8が液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に照射されたときの水平走査ライン(光スポットの中心位置)の垂直走査方向Dvの間隔(シフト量)Vpを示す図である。図4には、本実施の形態において、回転多面鏡3aで反射した光ビーム7a(7a1,…,7a8)の角度が示されており、回転多面鏡3aを構成する各鏡の倒れ角の違いによって、垂直走査方向Dvに間隔Vpで2次元走査する場合を記述している。図4に示されるように、本実施の形態においては、回転多面鏡3aの各鏡面3a1,…,3a8で反射した光ビーム7a1,…,7a8により液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に形成される水平走査方向に走査される光スポット9aの垂直走査方向Dvの間隔(中心位置の間隔)は等間隔Vpである(後述する図5(a)にも示す)。また、図示していないが、本実施の形態においては、回転多面鏡3bの各鏡面3b1,…,3b8で反射する光ビーム7bにより液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に形成される水平走査方向に走査される光スポット9bの垂直走査方向Dvの間隔(中心位置の間隔)は等間隔Vpである(後述する図6(a)にも示す)。さらに、図示していないが、本実施の形態においては、回転多面鏡3cの各鏡面3c1,…,3c8で反射する光ビーム7cにより液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に形成される水平走査方向に走査される光スポット9cの垂直走査方向Dvの間隔(中心位置の間隔)は等間隔Vpである(後述する図7(a)にも示す)。そして、3つの回転多面鏡3a,3b,3cの各々で反射する光ビームにより液晶パネル11の画像表示領域11aの背面に形成される水平走査方向に走査される光スポット9a,9b,9cの垂直走査方向Dvの間隔はVp/3であり等間隔であり、複数の光スポット9a,9b,9cのうちの垂直走査方向Dvに互いに隣接する光スポットは、互いに重なり合う領域を有する(後述する図8(a)にも示す)。
図5(a)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3aによって反射した光ビーム7aの照射により液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポット9a(水平走査軌跡の位置に応じて、9a1,…,9a8とも記す。)の2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図である。図5(a)において、光スポット9a1,…,9a8は、回転多面鏡3aの鏡面3a1,…,3a8で反射した光ビーム7a(反射する鏡面3a1,…,3a8に応じて、7a1…,7a8とも記す。)によって液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポットである。光スポットを示す符号9a1,…,9a8の後に付けられた記号「_s」は、回転多面鏡3aの鏡面3a1,…,3a8の各々による水平走査方向Dhの走査の開始位置の光スポットであることを示す。また、光スポットを示す符号9a1,…,9a8の後に付けられた記号「_e」は、回転多面鏡3aの鏡面3a1,…,3a8の各々による水平走査方向Dhの走査の終了位置の光スポットであることを示す。また、図5(a)において、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面を水平走査方向Dhに走査する光スポット9a1,…,9a8の垂直走査方向Dvの位置と軌跡並びに走査方向は、白色矢印を用いて記述している。走査順序は、例えば、液晶パネル11の最上部から最下部までを順に走査する。1画面における光スポット9aの水平走査の回数は、回転多面鏡3aの鏡面の数に等しい。本実施の形態においては、水平走査の回数は8回であり、鏡面の数は8面である。本実施の形態においては、光スポット9aの隣接し合う水平走査軌跡の縦方向の間隔(シフト量)はVpであり、間隔Vpは等間隔で光スポット9aの直径と等しく設定されている。間隔Vpが等間隔に設定されている理由は、光スポット9aの2次元走査による液晶パネル11の輝度分布を均等にするためである。このような2次元走査は、図4に示す回転多面鏡3aの各鏡面3a1,…,3a8の倒れ角によって実現する。図5(a)において、座標軸の原点は回転多面鏡3aの各鏡面3a1,…,3a8で反射する光ビーム7aの出射位置を示し、白色矢印は各鏡面3a1,…,3a8で反射する光ビーム7a1,…,7a8の光軸の位置を示す。図5(a)のように光ビーム7aの光軸は、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面において、回転多面鏡3aの回転に伴い上から下へ間隔Vpなる等しいピッチにて変化するように構成されている。回転多面鏡3aの各鏡面3a1,…,3a8の倒れ角は、光ビーム7a1,…,7a8の光軸が、図5(a)の白色矢印のように走査されるように構成される。光スポット9aの2次元走査の起点の垂直走査方向Dvの位置は、液晶パネル11の上辺から、光スポット9aの半径である0.5VpからVpを投射光学機能部1の総数で除算した量を減算した量をシフトした位置となる。図5(a)においては、上辺から
0.5Vp−(Vp/3)=Vp/6
の位置になる。
図5(b)は、1本の光ビーム7a(7a1,…,7a8)による光スポット9a1,…,9a8の2次元走査による液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の垂直走査方向Dvの光量Waの分布を示す図である。図5(b)において、縦軸は液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の垂直走査方向Dvの位置であり、図5(a)の液晶パネル11の垂直走査方向Dvの位置と対応している。図5(b)の横軸は光量Waであり、左端は光量ゼロを示し、右になるほど光量が大きいことを示す。光スポット9aの光量分布は正規分布と仮定した場合、図5(b)に示されるように、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上の垂直走査方向Dvの光量Wa分布は水平走査回数の連続した波型の強度分布となる。
図6(a)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3bによって反射した光ビーム7bの照射により液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポット9b(水平走査軌跡の位置に応じて、9b1,…,9b8とも記す。)の2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図である。図6(a)において、光スポット9b1,…,9b8は、回転多面鏡3bの鏡面3b1,…,3b8で反射した光ビーム7bによって液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポットである。光スポットを示す符号9b1,…,9b8の後に付けられた記号「_s」は、回転多面鏡3bの鏡面3b1,…,3b8の各々による水平走査方向Dhの走査の開始位置の光スポットであることを示す。また、光スポットを示す符号9b1,…,9b8の後に付けられた記号「_e」は、回転多面鏡3bの鏡面3b1,…,3b8の各々による水平走査方向Dhの走査の終了位置の光スポットであることを示す。また、図6(a)において、光スポット9bが液晶パネル11の画像表示領域11aの背面を水平走査方向Dhに走査する垂直走査方向Dvの位置と軌跡並びに走査方向は、白色矢印を用いて記述している。光スポット9bの形状や光量分布は光スポット3aの場合と同じであり、2次元走査のパターンも同様である。異なる点は、光スポット9bの走査位置が光スポット9aに対し垂直下方に、Vpを投射光学機能部1の総数で除算した量をシフトした位置、すなわち、Vp/3シフトした位置となることである。
図6(b)は、1本の光ビーム7bによる光スポット9b1,…,9b8の2次元走査による液晶パネル11の垂直走査方向Dvの光量Wbの分布を示す図である。図6(b)において、縦軸は液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の垂直走査方向Dvの位置であり、図6(a)の液晶パネル11の垂直走査方向Dvの位置と対応している。図6(b)の横軸は光量Wbであり、左端は光量ゼロを示し、右になるほど光量が大きいことを示す。光スポット9bの光量分布は正規分布と仮定した場合、図6(b)に示されるように、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上の垂直走査方向Dvの光量Wb分布は水平走査回数の連続した波型の強度分布となる。
図7(a)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3cによって反射した光ビーム7cの照射により液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポット9c(水平走査軌跡の位置に応じて、9c1,…,9c8とも記す。)の2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図である。図7(a)において、光スポット9c1,…,9c8は、回転多面鏡3cの鏡面3c1,…,3c8で反射した光ビーム7cによって液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポットである。光スポットを示す符号9c1,…,9c8の後に付けられた記号「_s」は、回転多面鏡3cの鏡面3c1,…,3c8の各々による水平走査方向Dhの走査の開始位置の光スポットであることを示す。また、光スポットを示す符号9c1,…,9c8の後に付けられた記号「_e」は、回転多面鏡3bの鏡面3b1,…,3b8の各々による水平走査方向Dhの走査の終了位置の光スポットであることを示す。また、図7(a)において、光スポット9cが液晶パネル11の画像表示領域11aの背面を水平走査方向Dhに走査する垂直走査方向Dvの位置と軌跡並びに走査方向は、白色矢印を用いて記述している。光スポット9cの形状や光量分布は光スポット3aの場合と同じであり、2次元走査のパターンも同様である。異なる点は、光スポット9cの走査位置が光スポット9bに対し垂直下方に、Vpを投射光学機能部1の総数で除算した量をシフトした位置、すなわち、Vp/3シフトした位置となることである。
図7(b)は、1本の光ビーム7cによる光スポット9c1,…,9c8の2次元走査による液晶パネル11の垂直走査方向Dvの光量Wcの分布を示す図である。図7(b)において、縦軸は液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の垂直走査方向Dvの位置であり、図7(a)の液晶パネル11の垂直走査方向Dvの位置と対応している。図7(b)の横軸は光量Wcであり、左端は光量ゼロを示し、右になるほど光量が大きいことを示す。光スポット9cの光量分布は正規分布と仮定した場合、図7(b)に示されるように、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上の垂直走査方向Dvの光量Wc分布は水平走査回数の連続した波型の強度分布となる。
図8(a)は、図1及び図2に示される3個の回転多面鏡3a,3b,3cによって反射した3本の光ビーム7a,7b,7cの照射により液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に形成された光スポット9a,9b,9cの2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図である。図8(a)は、図5(a)に示される光スポット9a(9a1,…,9a8)と、図6(a)示される光スポット9b(9b1,…,9b8)と、図7(a)に示される光スポット9c(9c1,…,9c8)をすべて示している。図8(a)から理解できるように、光スポット9a,9b,9cは液晶パネル11の垂直走査方向Dvに対し、等間隔で規則正しく並んでいることが確認できる。各水平走査線の垂直走査方向Dvのシフトピッチは、Vpを投射光学機能部1の総数で除算した量であり、本実施の形態においては、Vp/3である。
図8(b)は、3本の光ビーム7a,7b,7cによる光スポット9a1,…,9a8,9b1,…,9b8,9c1,…,9c8の2次元走査による液晶パネル11の垂直走査方向Dvの光量Wtの分布を示す図である。図8(b)において、縦軸は液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の垂直走査方向Dvの位置であり、図8(a)の液晶パネル11の垂直走査方向Dvの位置と対応している。図8(b)の横軸は光量Wtであり、左端は光量ゼロを示し、右になるほど光量が大きいことを示す。図8(b)の光量Wtは、図5(b)に示される光量Waと、図6(b)に示される光量Wbと、図7(b)に示される光量Wcの合計光量である。図8(b)から理解できるように、液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の垂直走査方向Dvの輝度がほぼ一定となっており輝度ムラが少ないことが確認できる。本実施の形態においては、各々の光スポット9a,9b,9cは隣接した光スポットに対し直径の3分の2をオーバラップしており、その平均化効果によって輝度ムラが改善されている。
次に、本実施の形態に係る液晶表示装置の動作を説明する。映像信号は、タイミングコントローラ30に入力される。タイミングコントローラ30は、入力映像信号に基づいて、モータ制御部5、投射光学機能部1、及び液晶ドライバ12に制御信号を出力する。液晶ドライバ12は、液晶パネル11の各画素の駆動制御を行うコントロール信号を、タイミングコントローラ30から受け取り、液晶パネル11の各画素の駆動を行う。液晶パネル11は、線順次走査の駆動方式によって駆動される。映像信号の垂直同期信号を起点として、まず最上位ラインを駆動し、順次1ラインずつ下方に最下位ラインまで水平同期信号と同期して駆動する。したがって、1ライン毎のライン更新周期は水平同期信号の周期と略同一である。垂直同期信号は、映像信号の1フレーム周期Tと同じである。タイミングコントローラ30、液晶ドライバ12、液晶パネル11は、従来の液晶表示装置のものと同様に構成されている。投射光学機能部1は、タイミングコントローラ30からの制御信号に基づき、回転多面鏡3a,3b,3cに向けて光ビーム6a,6b,6cを出射する。
モータ制御部5は、タイミングコントローラ30からの回転速度の指令値及び回転位相の指令値を受け取り、モータ4がこれらの指令値に従う動作をするように機能する。回転速度の指令値は、例えば、モータ4の回転周期が映像信号の1フレーム周期Tになる回転速度を与える指令値である。また、回転位相の指令値は、例えば、モータ4の1回転する際の回転位相を映像信号の垂直同期信号に対して所定時間遅延したタイミングに制御する指令値である。このような構成によって、モータ4及びモータ4の回転軸2に、その回転軸を剛体接続された回転多面鏡3a,3b,3cは、1フレーム期間に1回転する周期の等角速度回転を行い、さらにその回転位相は、映像信号の垂直同期信号に対して同期した位相になる。
回転多面鏡3a,3b,3cは、投射光学機能部1からの光ビーム6a,6b,6cを鏡面にて反射し、反射した光ビーム7a,7b,7cによって液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上に光スポット9a,9b,9cを形成し、且つ、回転により光スポット9a,9b,9cを液晶パネル11の画像表示領域11aの背面上にて2次元走査させる。液晶表示装置は、回転多面鏡3a,3b,3cが1回転すると、1回の2次元走査動作が完了するように、構成される。
図9(a)乃至(c)は、本実施の形態において1本の光ビームの2次元走査による液晶パネル11の垂直走査方向Dvの光量分布を示す図であり、図9(d)は、本実施の形態において3個の回転多面鏡3a,3b,3cによる2次元走査による液晶パネル11の画像表示領域11aの背面における垂直走査方向Dvの光量分布を示す図である。図9(a)乃至(d)はそれぞれ、図5(b)、図6(b)、図7(b)、図8(b)と同じである。図9(a)乃至(d)を用いて、本実施の形態の液晶表示装置において輝度ムラが小さくすることの説明を行う。図9(a)には、回転多面鏡3aにより反射された光ビーム7aの光スポット9aの2次元走査による液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の光量分布が示され、図9(b)には、回転多面鏡3bにより反射された光ビーム7bの光スポット9bの2次元走査による液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の光量分布が示され、図9(c)には、回転多面鏡3cにより反射された光ビーム7cの光スポット9cの2次元走査による液晶パネル11の画像表示領域11aの背面の光量分布が示されている。図9(d)には、3個の回転多面鏡3a,3b,3cによる2次元走査による液晶パネル11の垂直走査方向Dvの光量分布を加算した光量分布、すなわち、回転多面鏡3a,3b,3cにより実際に2次元走査の際できる光量分布が示されている。なお、図9(a)乃至(d)において、垂直走査方向Dvの位置は液晶パネル11の画像表示領域11aの垂直走査方向Dvの絶対位置である。回転多面鏡3a,3b,3cによる光量分布は、ピーク間ピッチがVpの周期関数的な分布になる。光量分布の各々の波形パターンは、等しいが、位相がVp/3ずつずれる特性となる。この位相のずれによって、各々の光スポット9a,9b,9cは隣接した光スポットに対し直径の3分の2をオーバラップすることになり、その平均化効果によって輝度ムラが改善される。図9(d)の波形から理解できるように、平均光量が各回転多面鏡からの平均光量の3倍となり、かつ光量ムラの小さい2次元走査を実現することができる。
以上に説明したように、本実施の形態においては、液晶表示装置のバックライト光源装置20は、投射光学機能要素1a,1b,1cからの光ビーム6a,6b,6cによって液晶パネル11の画像形成領域11aの背面上に形成される光スポット9a,9b,9cをオーバラップさせながら2次元走査を行うので、液晶パネル11の1画素が発光する期間は大幅に短縮され、インパルス型の動画表示性能に近い表示を実現できる。
また、本実施の形態においては、液晶表示装置のバックライト光源装置20は、複数の投射光学機能要素1a,1b,1cからの複数の光ビーム6a,6b,6cによって液晶パネル11の画像形成領域11aの背面上に形成される複数の光スポット9a,9b,9cをオーバラップさせながら2次元走査を行うので、液晶パネル11の画像形成領域11aにおける輝度むらを低減でき、かつ高輝度にすることが可能になる。
さらに、本実施の形態の液晶表示装置のバックライト光源装置20は、複数の光源からなる投射光学機能部1と、2次元走査を実現する1つのモータ4と、その回転軸2に設置された複数の回転多面鏡3a,3b,3cにて実現できるので、装置の構成を簡単することができ、装置の製造コストを低減することができる。また、簡単な構成により、装置の小型化、軽量化も可能になる。また、簡単な構成により、製造歩留まりの向上を実現できる。
さらにまた、本実施の形態の液晶表示装置のバックライト光源装置20において、投射光学機能要素1a,1b,1cに半導体レーザやLEDを用いた場合には、バックライト光源装置20の長寿命化を実現でき、また、エネルギー消費量の削減も実現できる。
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の構成及び機能を示す機能ブロック図である。 図1において一体的に連結されている複数の回転多面鏡の分解斜視図である。 (a)乃至(h)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3aの各鏡面の中心軸に直交する方向に対する角度である倒れ角を示す図である。 図1及び図2に示される回転多面鏡の各鏡面で反射した光ビームが液晶パネルの画像表示領域の背面に照射されたときの水平走査ライン(光スポットの中心位置)の垂直走査方向の間隔を示す図である。 (a)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3aによって反射した光ビームの照射により液晶パネルの画像表示領域の背面上に形成された光スポットの2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図であり、(b)は、1本の光ビーム7aの2次元走査による液晶パネルの垂直走査方向の光量分布を示す図である。 (a)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3bによって反射した光ビームの照射により液晶パネルの画像表示領域の背面上に形成された光スポットの2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図であり、(b)は、1本の光ビーム7bの2次元走査による液晶パネルの垂直走査方向の光量分布を示す図である。 (a)は、図1及び図2に示される回転多面鏡3cによって反射した光ビームの照射により液晶パネルの画像表示領域の背面上に形成された光スポットの2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図であり、(b)は、1本の光ビーム7cの2次元走査による液晶パネルの垂直走査方向の光量分布を示す図である。 (a)は、図1及び図2に示される3個の回転多面鏡によって反射した3本の光ビームの照射により液晶パネルの画像表示領域の背面上に形成された光スポットの2次元走査の走査位置及び走査順序の一例を示す図であり、(b)は、3本の光ビームの2次元走査による液晶パネルの垂直走査方向の光量の分布を示す図である。 (a)乃至(c)は、本実施の形態において1本の光ビームの2次元走査による液晶パネルの垂直走査方向の光量分布を示す図であり、(d)は、本実施の形態において3個の回転多面鏡による2次元走査による液晶パネルの垂直走査方向の光量分布を示す図である。
符号の説明
1 投射光学機能部、 1a,1b,1c 投射光学機能要素、 2 回転軸、 2a 回転軸に平行な方向、 3a,3b,3c 回転多面鏡、 3a1,…,3a8 回転多面鏡3aの鏡面、 3b1,…,3b8 回転多面鏡3bの鏡面、 3c1,…,3c8 回転多面鏡3cの鏡面、 4 モータ、 5 モータ制御部、 6a 投射光学機能要素1aから出射された光ビーム、 6b 投射光学機能要素1bから出射された光ビーム、 6c 投射光学機能要素1cから出射された光ビーム、 7a(7a1,…,7a8) 回転多面鏡3aで反射した光ビーム、 7b 回転多面鏡3bで反射した光ビーム、 7c 回転多面鏡3cで反射した光ビーム、 9a(9a1,…,9a8) 光ビーム7aにより形成される光スポット、 9b(9b1,…,9b8) 光ビーム7bにより形成される光スポット、 9c(9c1,…,9c8) 光ビーム7cにより形成される光スポット、 11 液晶パネル、 11a 画像表示領域、 12 液晶ドライバ、 20 バックライト光学装置、 30 タイミングコントローラ、 Dh 水平走査方向、 Dv 垂直走査方向。

Claims (13)

  1. 液晶パネルと、
    入力映像信号に基づいて前記液晶パネルを駆動させる液晶駆動手段と、
    前記液晶パネルの画像表示領域の背面を照明するバックライト照明手段と、
    前記液晶駆動手段及び前記バックライト照明手段の動作を制御する制御手段と
    を有する液晶表示装置であって、
    前記バックライト照明手段は、
    複数本の光ビームを出射する光源手段と、
    中心軸を中心にして同軸的に連結され、各々が複数の鏡面を有し、前記複数本の光ビームのいずれかを反射する複数の回転多面鏡と、
    前記複数の回転多面鏡を前記中心軸を中心にして回転させる回転駆動手段と
    を有し、
    前記複数の回転多面鏡の各々において、前記中心軸に直交する方向に対する前記複数の鏡面の倒れ角は、複数の異なる角度を含み、
    前記制御手段は、前記液晶駆動手段により前記液晶パネルを駆動させ、前記回転駆動手段により前記複数の回転多面鏡を回転させ、前記光源手段から前記複数本の光ビームを出射させることによって、前記光源手段から出射され、前記複数の鏡面のいずれかで反射した前記複数本の光ビームで前記液晶パネルの画像表示領域の背面に形成される複数の光スポットを、前記液晶パネルの画像表示領域の背面において水平走査方向及び垂直走査方向に2次元走査させる
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記回転多面鏡の隣り合う鏡面の倒れ角は、異なる角度であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶パネルの画像表示領域の背面に形成される前記複数の光スポットのうちの、同じ回転多面鏡の複数の鏡面によって水平走査方向に走査される光スポットの垂直走査方向の複数の位置は、垂直走査方向に等間隔に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記複数の回転多面鏡の複数の鏡面で反射した複数本の光ビームによって前記液晶パネルの画像表示領域の背面上に形成される前記複数の光スポットは、前記複数の光スポットの中心位置が垂直走査方向に等間隔になり、
    前記複数の光スポットのうちの垂直走査方向に互いに隣り合う光スポットは、互いに重なり合う領域を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記複数の光スポットのうちの垂直走査方向に互いに隣り合う光スポットの中心位置の間隔は、前記複数の回転多面鏡のうちの一の回転多面鏡の複数の鏡面で反射した複数本の光ビームによって前記液晶パネルの画像表示領域の背面上に形成される複数の光スポットのうちの垂直走査方向に互いに隣り合う光スポットの中心位置の間隔を、前記複数の回転多面鏡に含まれる回転多面鏡の総数で除算した値に設定されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記複数の回転多面鏡の鏡面の倒れ角は、前記複数の回転多面鏡の間で互いに同じ角度であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記複数の回転多面鏡の鏡面の倒れ角は、前記複数の回転多面鏡の間で互いに異なる角度であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記制御手段は、前記回転多面鏡の1回転の周期が、前記入力映像信号の垂直同期信号に同期するように、前記液晶駆動手段及び前記バックライト照明手段の動作を制御すること特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 液晶パネルの画像表示領域の背面を照明するバックライト照明装置であって、
    複数本の光ビームを出射する光源手段と、
    中心軸を中心にして同軸的に連結され、各々が複数の鏡面を有し、前記複数本の光ビームのいずれかを反射する複数の回転多面鏡と、
    前記複数の回転多面鏡を前記中心軸を中心にして回転させる回転駆動手段と、
    前記光源手段及び前記回転駆動手段の動作を制御する制御手段と
    を有し、
    前記複数の回転多面鏡の各々において、前記中心軸に直交する方向に対する前記複数の鏡面の倒れ角は、複数の異なる角度を含み、
    前記制御手段は、前記回転駆動手段により前記複数の回転多面鏡を回転させ、前記光源手段から前記複数本の光ビームを出射させることによって、前記光源手段から出射され、前記複数の鏡面のいずれかで反射した前記複数本の光ビームで前記液晶パネルの画像表示領域の背面に形成される複数の光スポットを、前記液晶パネルの画像表示領域の背面において水平走査方向及び垂直走査方向に2次元走査させる
    ことを特徴とするバックライト照明装置。
  10. 前記回転多面鏡の隣り合う鏡面の倒れ角は、異なる角度であることを特徴とする請求項に記載のバックライト照明装置。
  11. 前記複数の回転多面鏡の鏡面の倒れ角は、前記複数の回転多面鏡の間で互いに同じ角度であるであることを特徴とする請求項又は10に記載のバックライト照明装置。
  12. 前記複数の回転多面鏡の鏡面の倒れ角は、前記複数の回転多面鏡の間で互いに異なる角度であることを特徴とする請求項又は10に記載のバックライト照明装置。
  13. 前記制御手段は、前記回転多面鏡の1回転の周期が、前記入力映像信号の垂直同期信号に同期するように、前記光源手段及び前記回転駆動手段の動作を制御すること特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載のバックライト照明装置。
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