JP5038047B2 - 液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5038047B2
JP5038047B2 JP2007192882A JP2007192882A JP5038047B2 JP 5038047 B2 JP5038047 B2 JP 5038047B2 JP 2007192882 A JP2007192882 A JP 2007192882A JP 2007192882 A JP2007192882 A JP 2007192882A JP 5038047 B2 JP5038047 B2 JP 5038047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
region
film transistor
thin film
resist layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007192882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008098606A (ja
Inventor
王湧鋒
余良彬
潘智瑞
董▲ちゅん▼豪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AU Optronics Corp
Original Assignee
AU Optronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AU Optronics Corp filed Critical AU Optronics Corp
Publication of JP2008098606A publication Critical patent/JP2008098606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5038047B2 publication Critical patent/JP5038047B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

本発明は、液晶表示装置及びその製造方法に関し、特に液晶表示装置の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)アレイ基板及びその製造方法に関する。
近年、光電技術は常に新しいものが出現している上、デジタル時代の到来により、液晶表示装置の市場は大きく発展してきた。液晶表示装置は、高画質、小体積、軽量、低駆動電圧、低消費電力など多くの長所を有するため、PDA、携帯電話、ビデオレコーダ、ノートブック型コンピュータ、デスクトップ型表示装置、車用表示装置、プロジェクションテレビなど、消費者用の通信及び電子製品に広く利用され、次第に陰極線管を代替し、表示装置の主流となっている。
現在、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ(TFT Array)基板の製造方法は、主に蒸着、フォトリソグラフィ及びエッチングの三種類の製造工程の組合せからなる。この三種類の製造工程の中では、フォトリソグラフィの生産コストが一番高い。そのため、液晶表示装置の生産コストを低減させるため、薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程に必要なフォトリソグラフィの工程数を減らし、使用するマスクの数を減らすことが求められていた。
本発明の目的は、薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程で用いるマスクを2つだけにすることにより、液晶表示装置の生産コストを大幅に低減させてスループットを向上させる液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明は、基板上に透明導電層を形成する工程と、前記透明導電層上に第1のレジスト層を形成する工程と、第1のマスクで前記第1のレジスト層をパターニングした後、前記第1のレジスト層をマスクとして、前記透明導電層及び前記基板をエッチングし、前記第1のレジスト層、前記透明導電層及び前記基板の中に平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを形成する工程とを含み、前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び少なくとも1つの第1の端子領域を有し、前記少なくとも1つの容量線トレンチは、少なくとも1つの容量線領域及び少なくとも1つの第2の端子領域を有し、さらに、前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの中及び前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの周縁部の前記第1のレジスト層上に、第1の金属層、誘電体層、シリコン層及び不純物ドープトシリコン層を順次形成する工程と、適当な溶剤を用いて、前記第1のレジスト層、並びに前記第1のレジスト層の上にある各層を剥離する工程と、前記不純物ドープトシリコン層及び前記透明導電層の上に第2の金属層を形成する工程と、前記第2の金属層上に第2のレジスト層を形成する工程と、第2のマスクで前記第2のレジスト層をパターニングした後、前記第2のレジスト層をマスクとして下向きにエッチングを行い、薄膜トランジスタ領域にシリコン層が露出されるまで下向きにエッチングを行って薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極及びその下にあるオーミックコンタクト層を画定し、容量線領域に第1の金属層が露出されるまで下向きにエッチングを行って上部電極及びデータ線を画定し、第1の端子領域及び第2の端子領域に第1の金属層が露出されるまで下向きにエッチングを行う工程と、を含む液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法を提供する。
また、本発明は、基板上に透明導電層を形成する工程と、前記透明導電層上に犠牲層を形成する工程と、前記犠牲層上に第1のレジスト層を形成する工程と、第1のマスクで前記第1のレジスト層をパターニングした後、前記第1のレジスト層をマスクとして、前記犠牲層、前記透明導電層及び前記基板をエッチングし、前記第1のレジスト層、前記犠牲層、前記透明導電層及び前記基板の中に平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを形成する工程とを含み、前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び少なくとも1つの第1の端子領域を有し、前記少なくとも1つの容量線トレンチは、少なくとも1つの容量線領域及び少なくとも1つの第2の端子領域を有し、前記第1の端子領域及び前記第2の端子領域は、前記基板の中のトレンチの深さが末端方向に向かうに従い0に近くなる斜面形状であり、さらに、前記少なくとも1つの走査線トレンチ及び前記少なくとも1つの容量線トレンチの中と、前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの周縁部の前記第1のレジスト層上とに、第1の金属層、誘電体層、シリコン層及び不純物ドープトシリコン層を順次形成する工程と、前記走査線トレンチと前記容量線トレンチの側壁に露出しており同じ材料からなる前記犠牲層及び前記誘電体層にサイドエッチングを行い、前記犠牲層及び前記誘電体層の側面のプロファイルを後退させる工程と、適当な溶剤を用いて、前記第1のレジスト層、並びに前記第1のレジスト層の上にある各層を剥離する工程と、露出された前記犠牲層、前記透明導電層及び前記不純物ドープトシリコン層の上に第2の金属層を形成する工程と、前記第2の金属層上に第2のレジスト層を形成する工程と、第2のマスクで前記第2のレジスト層をパターニングした後、前記第2のレジスト層をマスクとして下向きにエッチングを行い、薄膜トランジスタ領域にシリコン層が露出されるまで下向きにエッチングを行って薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極及びその下にあるオーミックコンタクト層を画定し、さらに前記薄膜トランジスタ領域周囲において第2の金属層、犠牲層及び透明導電層を除去して画素電極を画定し、容量線領域に第1の金属層が露出されるまで下向きにエッチングを行って上部電極及びデータ線を画定し、前記第1の端子領域及び前記第2の端子領域に誘電体層が露出されるまで下向きにエッチングを行い、さらに前記第1の端子領域及び前記第2の端子領域周囲において基板が露出されるまで下向きにエッチングを行う工程と、露出された各層上に保護層を形成する工程と、下向きにエッチングを行った後に残存された前記第2のレジスト層及びその上の各層を除去する工程と、側壁が露出された前記犠牲層、前記誘電体層、並びに前記犠牲層及び前記誘電体層の上にある各層を除去する工程と、を含む液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法を提供する。
また、本発明は、基板上に透明導電層を形成する工程と、前記透明導電層上に第1のレジスト層を形成する工程と、第1のマスクで前記第1のレジスト層をパターニングした後、前記第1のレジスト層をマスクとして、前記透明導電層及び前記基板をエッチングし、前記第1のレジスト層、前記透明導電層及び前記基板の中に平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを形成する工程とを含み、前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び少なくとも1つの第1の端子領域を有し、前記少なくとも1つの容量線トレンチは、少なくとも1つの容量線領域及び少なくとも1つの第2の端子領域を有し、さらに、前記少なくとも1つの走査線トレンチ及び前記少なくとも1つの容量線トレンチの中及び前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの周縁部の前記第1のレジスト層上に、第1の金属層、誘電体層、シリコン層及び保護層を順次形成する工程と、適当な溶剤を用いて、前記第1のレジスト層、並びに前記第1のレジスト層の上にある各層を剥離する工程と、前記透明導電層上及び前記保護層上に第2のレジスト層を形成する工程と、第2のマスクで前記第2のレジスト層をパターニングした後、前記第2のレジスト層をマスクとして下向きにエッチングを行い、薄膜トランジスタ領域において前記保護層を除去し、前記薄膜トランジスタ領域の周囲の一方においては透明導電層及び一定の深さまでの基板を除去し、さらに前記薄膜トランジスタ領域の周囲の他方において透明導電層を露出させることによって、2つのソース/ドレイン領域を画定し、容量線領域において前記保護層を除去し、前記容量線領域の周囲において透明導電層を露出させることによって、上部電極領域及びデータ線領域を画定し、第1の端子領域及び第2の端子領域について、その中から前記保護層、前記シリコン層及び前記誘電体層を除去し、前記第1の金属層を露出する工程と、前記ソース/ドレイン領域、前記上部電極領域、前記データ線領域、前記第1の端子領域、前記第2の端子領域及び残存された前記第2のレジスト層の上に、不純物ドープトシリコン層及び第2の金属層を順次形成する工程と、透明電極層の露出側壁のサイドエッチングを行い、前記透明電極層の側面のプロファイルを後退させる工程と、残存された前記第2のレジスト層を除去する工程と、を含む液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法を提供する。
また、本発明は、基板、少なくとも1つの薄膜トランジスタ、少なくとも1つの走査線、少なくとも1つの蓄積容量、少なくとも1つのデータ線及び少なくとも1つの画素電極を備える液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板であって、上記のいずれかの薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法で製造され、前記基板は、平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを有し、前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域及び走査線領域を有し、前記少なくとも1つの薄膜トランジスタは、前記走査線トレンチの前記薄膜トランジスタ領域の中に位置し、前記少なくとも1つの走査線は、前記走査線トレンチの前記走査線領域の中に位置し、前記薄膜トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、前記少なくとも1つの蓄積容量は、前記容量線トレンチの中に位置し、前記少なくとも1つのデータ線は、前記基板上に位置し、前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチに渡って配置され、前記薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極の1つと電気的に接続され、前記少なくとも1つの画素電極は、前記基板上の前記少なくとも1つのデータ線と前記少なくとも1つの走査線との間に位置し、前記薄膜トランジスタのもう一つのソース/ドレイン電極と電気的に接続されている液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板を提供する。
また、前記走査線トレンチ及び前記容量線トレンチの末端領域の中とその周囲の前記基板上とに配置された複数のボンディングパッドをさらに備えることが好ましい。
本発明の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法は、ハーフトーンマスク及びリフトオフの方法を利用するため、薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程で用いるマスクを2つだけにすることができる。そのため、製造コストを低減させてスループットを向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1Aから図1Dは、本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。図2A及び図2Bは、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。
図1A及び図2Aを参照する。図2Aは、図1Aの平面図である。図1A及び図2Aに示すように、基板100上に透明導電層102及び第1のレジスト層104を順次形成してから、第1のマスクによりリソグラフィエッチング工程を行い、基板100上に走査線トレンチ106及び容量線トレンチ108を同時に形成する。基板100の走査線トレンチ106及び容量線トレンチ108以外の箇所は、透明導電層102及び第1のレジスト層104により依然として覆われている。
図2Aの走査線トレンチ106は、薄膜トランジスタ領域106a(図1Aの線A−A’の断面図に示す)、走査線領域106b及び端子領域106cの3つの領域に分けられている。容量線トレンチ108は、容量線領域108b(図1Aの線B−B’の断面図に示す)及び端子領域108c(図1Aの線C−C’の断面図に示す)の2つの領域に分けられている。上述の端子領域106cと端子領域108cとは構造が同じであるため、以下、端子領域106c、108cについては特に説明しない。
図1B及び図2Aを参照する。図1B及び図2Aに示すように、基板100上の走査線トレンチ106及び容量線トレンチ108の中と、第1のレジスト層104上とには、第1の金属層112、誘電体層114、アモルファスシリコン層116及び不純物ドープトアモルファスシリコン層118が順次蒸着される。その後、従来の適当な溶剤を用いて第1のレジスト層104を剥離すると、それに伴って第1のレジスト層104上に位置する第1の金属層112、誘電体層114、アモルファスシリコン層116及び不純物ドープトアモルファスシリコン層118が剥離され、走査線トレンチ106及び容量線トレンチ108の中の第1の金属層112、誘電体層114、アモルファスシリコン層116及び不純物ドープトアモルファスシリコン層118のみが残存される。
走査線トレンチ106の薄膜トランジスタ領域106aの中の第1の金属層112、誘電体層114及びアモルファスシリコン層116の各々は、薄膜トランジスタのゲート電極、ゲート誘電体層及びチャネル領域として用いられる。容量線トレンチ108の容量線領域108bの中の第1の金属層112は、蓄積容量の容量線として用いられ、蓄積容量の下部電極として兼用される。
図1Cに示すように、基板100上に第2の金属層120及び第2のレジスト層122を順次形成する。その後、例えば、ハーフトーンマスクを第2のマスクとして用い、第2のレジスト層122に対してフォトリソグラフィ工程を1回行ってパターニングし、図1Cに示すように第2のレジスト層122のプロファイルを形成する。画素領域及び薄膜トランジスタ領域106aのチャネル領域上の第2のレジスト層122は、その一部が露光されるため、一部の厚さを有する第2のレジスト層122が残存される。画素領域とデータ線との間の領域、薄膜トランジスタ領域106aのゲート領域、走査線領域106b及び端子領域106c、108cは、露光が完全に行われるため、これらの領域上の第2のレジスト層122は現像液により完全に除去される。その他の薄膜トランジスタ領域106aのソース/ドレイン領域、容量線領域108b及びデータ線領域は、露光が完全に行われずに、厚さが最も大きい第2のレジスト層122が残存される。
図1D及び図2Bを参照する。図2Bは、図1Dの平面図である。図1D及び図2Bに示すように、異方性エッチング法を利用して下向きにエッチングを行う。第2のレジスト層122は、各領域の厚さが異なるため、それぞれの領域はエッチングの深さが異なる。
図1Dの線A−A’の断面図に示すように、一部の厚さを有する第2のレジスト層122により覆われた薄膜トランジスタ領域106aは、アモルファスシリコン層116が露出されるまで下向きにエッチングを行う。ここで、第2の金属層120及び不純物ドープトアモルファスシリコン層118を同時に画定すると、薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極120a及びその下にあるオーミックコンタクト層118aが形成される。薄膜トランジスタ領域106aの周囲には、一部の厚さを有する第2のレジスト層122が覆う領域があり、第2の金属層120だけが除去されている。薄膜トランジスタ領域106aの周囲には、第2のレジスト層122を覆う領域がなく、第2の金属層120及び透明導電層102が除去され、透明導電層102に画素電極102aが画定されている。
図1Dの線B−B’の断面図に示すように、露出された容量線領域108bには、第1の金属層112が露出されるまで下向きにエッチングが行われる。容量線領域108bの周囲は、一部の厚さを有する第2のレジスト層122だけにより覆われた領域があり、第2の金属層120だけが除去されている。そのため、この領域に第2の金属層120を画定することにより、データ線120b及び蓄積容量の上部電極120cを同時に形成することができる。
図1Dの線C−C’の断面図に示すように、露出された端子領域108cには、第1の金属層112が露出されるまで下向きにエッチングが行われる。端子領域108cの周囲領域は、第2の金属層120及び透明導電層102が除去され、基板100が露出される。
最後に、残存された第2のレジスト層122を再び除去し、薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を終了する。
第1実施形態において、まず第1のマスクを利用し、透明電極及び基板の中に走査線トレンチ及び容量線トレンチを形成し、走査線に関連する薄膜トランジスタ領域及び端子領域と、容量線に関連する蓄積容量領域及び端子領域をまず画定する。走査線トレンチ及び容量線トレンチの中に、必要な様々な材料層を順次蒸着した後、第2のマスク(例えば、ハーフトーンマスク)を使用し、後続工程に必要な薄膜トランジスタ構造、コンデンサ上の電極構造及びデータ線の構造をそれぞれ画定する。そのため、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程で用いられるマスクは、2つだけとなる。
(第2実施形態)
図3Aから図3Gは、本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。図4A及び図4Bは、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。
図3Aを参照する。図3Aに示すように、まず基板300上に、透明導電層302、犠牲層304及び第1のレジスト層306を順次形成する。その後、例えば、ハーフトーンマスクを第1のマスクとして用い、第1のレジスト層306に対してフォトリソグラフィ工程を1回行い、第1のレジスト層306をパターニングし、図3Aに示す第1のレジスト層306のプロファイルを形成する。容量線領域、走査線領域及び薄膜トランジスタゲート領域は、露光が完全に行われるため、これらの領域上には第1のレジスト層306が全くなくなる。走査線領域及び容量線領域の末端の端子領域は、末端方向に向かうに従い、第1のレジスト層306の露光量が低減し、これら領域上を覆う第1のレジスト層306は、厚さが徐々に小さくなっている。第1のレジスト層306により完全に覆われているその他の領域は、全く露光されていない。
図3B及び図4Aを参照する。図4Aは、図3Bの平面図である。ここで第1のレジスト層306はマスクであり、露出された犠牲層304、透明導電層302及び基板300は、下向きに順次エッチングが行われ、基板300上に走査線トレンチ308及び容量線トレンチ310が形成されている。走査線トレンチ308は、薄膜トランジスタ領域308a(図3Bの線A−A’の断面図に示す)、走査線領域308b及び端子領域308cの3つの領域に分けられている。容量線トレンチ310は、容量線領域310b(図3Bの線B−B’の断面図に示す)及び端子領域310c(図3Bの線C−C’の断面図に示す)に分けられている。走査線トレンチ308及び容量線トレンチ310の末端の端子領域308c、310cは、末端に向かうに従い浅くなり、図3Aの線C−C’の断面図に示す第1のレジスト層306の高さの変化はプロファイルと一致する。また、上述の端子領域308cと端子領域310cとは構造が同じであるため、以下、端子領域308c、310cについては特に説明しない。
図3Cを参照する。図3Cに示すように、続いて走査線トレンチ308及び容量線トレンチ310の中と、第1のレジスト層306上及び露出された透明導電層302上とに、第1の金属層312、誘電体層314、アモルファスシリコン層316及び不純物ドープトアモルファスシリコン層318が順次蒸着される。上述の犠牲層304及び誘電体層314は、同じ材料からなる。図3Cの線C−C’の断面図に示すように、端子領域310cが斜面形状であり、容量線領域310bの底部と基板300の上面とが接触されている。そのため、上述の第1の金属層312、誘電体層314、アモルファスシリコン層316及び不純物ドープトアモルファスシリコン層318は、容量線領域310bの底部から透明導電層302上まで接続され、蒸着法のステップカバレッジ(step coverage)が良好か否かによって制限を受けることがない。
図3Dを参照する。図3Dに示すように、まず等方性エッチングにより露出された誘電体層314及び犠牲層304の側面にサイドエッチングを行い、誘電体層314及び犠牲層304の側面のプロファイルを後退させる。その後、従来の適当な溶剤により第1のレジスト層306の剥離を行う。それに伴い、第1のレジスト層306上に位置する第1の金属層312、誘電体層314、アモルファスシリコン層316及び不純物ドープトアモルファスシリコン層318も一緒に剥離され、図3Dに示すような構造が残存される。
続いて、薄膜トランジスタ領域308aに位置する第1の金属層312、誘電体層314及びアモルファスシリコン層316の各々を薄膜トランジスタのゲート電極、ゲート誘電体層及びチャネル領域として用いる。容量線領域310bに位置する第1の金属層312は、蓄積容量の下部電極及び容量線として用いられる。
図3Eを参照する。図3Eに示すように、犠牲層304、露出された透明導電層302及び不純物ドープトアモルファスシリコン層318の上に1層の第2の金属層320を蒸着した後、第2のレジスト層322を塗布する。その後、例えば、ハーフトーンマスクを第2のマスクとして用い、第2のレジスト層322に対してフォトリソグラフィ工程を1回行い、第2のレジスト層322をパターニングし、図3Eに示す第2のレジスト層322のプロファイルを形成する。
画素領域、薄膜トランジスタ領域308aのソース/ドレイン領域、蓄積容量の上部電極領域、データ線領域及び端子領域上の第2のレジスト層322は、露光が全く行われないため、完全に残存している。薄膜トランジスタ領域308aのチャネル領域上の第2のレジスト層322は一部が露光されるため、一部の高さを有する第2のレジスト層322が残存している。画素電極領域の(ソース/ドレイン電極とのコンタクト部分及び上部電極とのコンタクト部分以外の)周辺領域上の第2のレジスト層322は、露光が完全に行われるため、全く残存されていない。
図3Fを参照する。図3Fに示すように、異方性エッチング法により下向きにエッチングを行う。第2のレジスト層322は、領域ごとに厚さが異なるため、各領域のエッチングは深さが異なる。
図3Fの線A−A’の断面図に示すように、一部の厚さを有する第2のレジスト層322により覆われた薄膜トランジスタ領域308aは、アモルファスシリコン層316が露出されるまで下向きにエッチングされる。ここで第2の金属層320及び不純物ドープトアモルファスシリコン層318を同時に画定し、薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極320a及びその下のオーミックコンタクト層318aを形成する。薄膜トランジスタ領域308aの周囲は、第2のレジスト層322の領域で覆われず、第2の金属層320、犠牲層304及び透明導電層302が除去され、透明導電層302に画素電極302aが画定される。
図3Fの線B−B’の断面図に示すように、露出された容量線領域310bは、第1の金属層312が露出されるまで下向きにエッチングされる。ここで第2の金属層320を画定すると、データ線320b及び蓄積容量の上部電極320cも同時に形成される。
図3Fの線C−C’の断面図に示すように、露出された端子領域308cは、誘電体層314が露出されるまで下向きにエッチングされる。端子領域308cの周囲は、第2のレジスト層322により覆われた領域がないため、基板300より上にある全ての層が除去され、基板300が露出される。
続いて、露出された各種材料層上に一層の保護層324が蒸着される。上述の保護層324は、例えば、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコンなどの誘電体材料からなってもよい。その後、第2のレジスト層322及びその上の保護層324を剥離し、図3Fに示すような構造を得る。
図3G及び図4Bを参照する。図4Bは、図3Gの平面図である。犠牲層304及び誘電体層314は、同じ材料からなるため、適当なエッチング液を使用することにより、露出された犠牲層304及び誘電体層314を有する側面を剥離する。露出された犠牲層304及び誘電体層314を有する側面の剥離を行うと、同時に犠牲層304及び誘電体層314上に位置する各材料層も一緒に剥離され、図3Gに示すような構造を得て、薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程が完了する。
上述の保護層324は、チャネル領域のアモルファスシリコン層316として用いる薄膜トランジスタ領域308aと、蓄積容量のキャパシタ誘電体層の誘電体層314として用いる容量線領域310bとを保護し、エッチング液による侵食を防ぐ。
第2実施形態では、第1のハーフトーンマスクをまず利用し、透明電極及び基板の中に走査線トレンチ及び容量線トレンチを形成し、第1の金属層の関連パターンを画定する。ここで走査線トレンチ及び容量線トレンチは、端子領域端に近づくに従い深さが小さくなり、端子領域のボンディングパッド部を基板上に配置し、後続のワイヤボンディング工程が都合よく行えるようにする。続いて、犠牲層のバックエッチングを利用し、薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び容量線領域に位置する第2の金属層と、端子領域に位置する第1の金属層とは、それぞれ透明導電層と一緒に接触されてもよい。第2のハーフトーンマスクを再び利用し、画素電極、ソース/ドレイン電極、蓄積容量の上部電極及びデータ線のパターンを各々画定する。そのため、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程に必要なマスクは2つだけとなる。
(第3実施形態)
図5Aから図5Eは、本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。図6A及び図6Bは、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。
図5A及び図6Aを参照する。図6Aは、図5Aの平面図である。基板500上に透明導電層502及び第1のレジスト層504を順次形成してから、第1のマスクによりリソグラフィエッチング工程を行い、基板500上に走査線トレンチ506及び容量線トレンチ508を同時に形成する。基板500の走査線トレンチ506及び容量線トレンチ508以外の箇所は、透明導電層502及び第1のレジスト層504により依然として覆われている。
図5Aに示すように、走査線トレンチ506は、薄膜トランジスタ領域506a(図5Aの線A−A’の断面図に示す)、走査線領域506b及び端子領域506cの3つの領域に分けられている。容量線トレンチ508は、容量線領域508b(図5Aの線B−B’の断面図に示す)及び端子領域508c(図5Aの線C−C’の断面図に示す)の2つの領域に分けられている。また、上述の端子領域506cと端子領域508cとは構造が同じであるため、以下、端子領域506c、508cについては特に説明しない。
図5B及び図6Aを参照する。図5B及び図6Aに示すように、基板500上の走査線トレンチ506及び容量線トレンチ508の中と、第1のレジスト層504上とに、第1の金属層512、誘電体層514、アモルファスシリコン層516及び保護層524を順次蒸着する。その後、従来の適当な溶剤により第1のレジスト層504を剥離し、それに伴い第1のレジスト層504上に位置する第1の金属層512、誘電体層514、アモルファスシリコン層516及び保護層524を一緒に剥離し、走査線トレンチ506及び容量線トレンチ508の中の第1の金属層512、誘電体層514、アモルファスシリコン層516及び保護層524だけを残存させる。上述の保護層524は、例えば、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコンなどの誘電体材料からなってもよい。
走査線トレンチ506の薄膜トランジスタ領域506aの中の第1の金属層512、誘電体層514及びアモルファスシリコン層516の各々は、薄膜トランジスタのゲート電極、ゲート誘電体層及びチャネル領域に順次形成される。容量線トレンチ508の容量線領域508bの中の第1の金属層512は、蓄積容量の容量線として用い、蓄積容量の下部電極として兼用する。
図5Cを参照する。図5Cに示すように、基板500上に第2のレジスト層522を塗布してから、例えば、ハーフトーンマスクを第2のマスクとして用い、第2のレジスト層522に対してフォトリソグラフィ工程を1回行い、第2のレジスト層522をパターニングし、図5Cに示すように第2のレジスト層522のプロファイルを形成する。
薄膜トランジスタ領域506aと隣接する画素領域との間、端子領域508cの第2のレジスト層522は、露光が完全に行われて第2のレジスト層が全くなくなる。薄膜トランジスタ領域506aのソース/ドレイン領域と、容量線領域508bの上部電極領域及びデータ線領域上の第2のレジスト層522との露光量は少ないため、薄い1層の第2のレジスト層522が残存される。薄膜トランジスタ領域506aと画素電極とのコンタクト領域及び容量線領域508bの上部電極と画素電極とのコンタクト領域上の第2のレジスト層522の露光量はさらに少ないため、比較的厚い第2のレジスト層522が残存される。画素領域、薄膜トランジスタ領域506aのチャネル領域、コンデンサ上の電極領域とデータ線領域との間の間隔領域(容量線領域508bの中)及び端子領域508cの周囲領域上の第2のレジスト層522は、露光が全く行われていないため、第2のレジスト層322が完全に残存される。
図5Dを参照する。図5Dに示すように、異方性エッチング法を利用して下向きにエッチングを行う。第2のレジスト層522は、領域ごとに厚さが異なるため、各領域のエッチング深度は異なる。
図5Dの線A−A’の断面図に示すように、一部の厚さを有する第2のレジスト層522により覆われた薄膜トランジスタ領域506aは、アモルファスシリコン層516が露出されるまで下向きにエッチングを行う。薄膜トランジスタ領域506aの周囲は、第2のレジスト層522の領域により覆われていないため、透明導電層502及び一部の深度を有する基板500が除去され、透明導電層502に画素電極502aが画定されている。薄膜トランジスタ領域506aの周囲は、一部の厚さを有する第2のレジスト層522の領域により覆われ、透明導電層502を露出させ、薄膜トランジスタ領域506aと画素電極とのコンタクト領域を形成する。
図5Dの線B−B’の断面図に示すように、一部の厚さを有する第2のレジスト層522の容量線領域508bは、アモルファスシリコン層516が露出されるまで下向きにエッチングされる。容量線領域508bの周囲は、一部の厚さを有する第2のレジスト層522の領域により覆われ、透明導電層502を露出させ、容量線領域508bの上部電極と画素電極とのコンタクト領域に形成される。
図5Dの線C−C’の断面図に示すように、露出された端子領域508cは、第1の金属層512より上に形成された層が全て除去される。
その後、露出された基板500、アモルファスシリコン層516、透明導電層502及び第2のレジスト層522上に、不純物ドープトアモルファスシリコン層518及び第2の金属層520を順次形成する。
図5E及び図6Bを参照する。図6Bは、図5Eの平面図である。図5E及び図6Bに示すように、まず等方性エッチングにより透明導電層502の露出された側面にサイドエッチングを行い、透明導電層502の側面のプロファイルを後退させて画素電極502aを画定することにより、透明導電層502と第2の金属層520とのオフされるべき箇所にショートが発生することを防ぐことができる。続いて、第2のレジスト層522の剥離を行い、それに伴い第2のレジスト層522上の不純物ドープトアモルファスシリコン層518及び第2の金属層520を一緒に剥離し、薄膜トランジスタアレイ基板全体の製造工程を完了する。
薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程が完了すると、残存された第2の金属層520は、薄膜トランジスタ領域506aの保護層524の両側にソース/ドレイン電極520aが形成され、残存された不純物ドープトアモルファスシリコン層518は、オーミックコンタクト層518aに形成される。容量線領域508bに残存された第2の金属層520は、それぞれデータ線520b及び上部電極520cに形成される。また、端子領域508cに残存された第2の金属層520は、ボンディングパッド520dに形成される。
第3実施形態の1回目のリソグラフィエッチング工程は、第1実施形態と同様に、まず第1のマスクを利用し、透明電極及び基板の中に走査線トレンチ及び容量線トレンチを形成し、走査線に関連する薄膜トランジスタ領域及び端子領域と、容量線に関連する蓄積容量領域及び端子領域をまず画定する。その後、走査線トレンチ及び容量線トレンチの中に、必要な様々な材料層を順次蒸着するが、第1実施形態の不純物ドープトアモルファスシリコン層は保護層により代替されている。その後、第2のマスクを用いて2回目のリソグラフィエッチング工程を行い、薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極、蓄積容量の上部電極、データ線と端子領域とのボンディングパッドなどの領域の保護層を除去する。その後、上述の領域上に、不純物ドープトアモルファスシリコン層及び第2の金属層を順次蒸着し、必要な薄膜トランジスタ構造、コンデンサの上部電極構造及びデータ線構造をそれぞれ画定する。そのため、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程で用いられるマスクは、2つだけとなる。
上述の実施形態から分かるように、本発明の液晶表示装置のアレイ基板の製造方法は、例えば、ハーフトーンマスク、レジスト層のリフトオフの方法などを用いるため、薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程で用いるマスクが2つだけとなる。そのため、製造コストを低減させてスループットを向上させることができる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と範囲を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本出願による特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を行うときの状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の異なる製造工程を行うときの状態を示す平面図である。
符号の説明
100 基板
102 透明導電層
102a 画素電極
104 第1のレジスト層
106 走査線トレンチ
106a 薄膜トランジスタ領域
106b 走査線領域
106c 端子領域
108 容量線トレンチ
108b 容量線領域
108c 端子領域
112 第1の金属層
114 誘電体層
116 アモルファスシリコン層
118 不純物ドープトアモルファスシリコン層
118a オーミックコンタクト層
120 第2の金属層
120a ソース/ドレイン電極
120b データ線
120c 上部電極
122 第2のレジスト層
300 基板
302 透明導電層
302a 画素電極
304 犠牲層
306 第1のレジスト層
308 走査線トレンチ
308a 薄膜トランジスタ領域
308b 走査線領域
308c 端子領域
310b 容量線領域
310 容量線トレンチ
310c 端子領域
312 第1の金属層
314 誘電体層
316 アモルファスシリコン層
318 不純物ドープトアモルファスシリコン層
318a オーミックコンタクト層
320 第2の金属層
320a ソース/ドレイン電極
320b データ線
320c 上部電極
322 第2のレジスト層
324 保護層
500 基板
502 透明導電層
502a 画素電極
504 第1のレジスト層
506 走査線トレンチ
506a 薄膜トランジスタ領域
506b 走査線領域
506c 端子領域
508 容量線トレンチ
508b 容量線領域
508c 端子領域
512 第1の金属層
514 誘電体層
516 アモルファスシリコン層
518 不純物ドープトアモルファスシリコン層
518a オーミックコンタクト層
520 第2の金属層
520a ソース/ドレイン電極
520b データ線
520c 上部電極
520d ボンディングパッド
522 第2のレジスト層
524 保護層

Claims (5)

  1. 基板上に透明導電層を形成する工程と、
    前記透明導電層上に第1のレジスト層を形成する工程と、
    第1のマスクで前記第1のレジスト層をパターニングした後、前記第1のレジスト層をマスクとして、前記透明導電層及び前記基板をエッチングし、前記第1のレジスト層、前記透明導電層及び前記基板の中に平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを形成する工程とを含み、
    前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び少なくとも1つの第1の端子領域を有し、前記少なくとも1つの容量線トレンチは、少なくとも1つの容量線領域及び少なくとも1つの第2の端子領域を有し、
    さらに、前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの中及び前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの周縁部の前記第1のレジスト層上に、第1の金属層、誘電体層、シリコン層及び不純物ドープトシリコン層を順次形成する工程と、
    適当な溶剤を用いて、前記第1のレジスト層、並びに前記第1のレジスト層の上にある各層を剥離する工程と、
    前記不純物ドープトシリコン層及び前記透明導電層の上に第2の金属層を形成する工程と、
    前記第2の金属層上に第2のレジスト層を形成する工程と、
    第2のマスクで前記第2のレジスト層をパターニングした後、前記第2のレジスト層をマスクとして下向きにエッチングを行い、薄膜トランジスタ領域にシリコン層が露出されるまで下向きにエッチングを行って薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極及びその下にあるオーミックコンタクト層を画定し、容量線領域に第1の金属層が露出されるまで下向きにエッチングを行って上部電極及びデータ線を画定し、第1の端子領域及び第2の端子領域に第1の金属層が露出されるまで下向きにエッチングを行う工程と、を含むことを特徴とする、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  2. 基板上に透明導電層を形成する工程と、
    前記透明導電層上に犠牲層を形成する工程と、
    前記犠牲層上に第1のレジスト層を形成する工程と、
    第1のマスクで前記第1のレジスト層をパターニングした後、前記第1のレジスト層をマスクとして、前記犠牲層、前記透明導電層及び前記基板をエッチングし、前記第1のレジスト層、前記犠牲層、前記透明導電層及び前記基板の中に平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを形成する工程とを含み、
    前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び少なくとも1つの第1の端子領域を有し、前記少なくとも1つの容量線トレンチは、少なくとも1つの容量線領域及び少なくとも1つの第2の端子領域を有し、前記第1の端子領域及び前記第2の端子領域は、前記基板の中のトレンチの深さが末端方向に向かうに従い0に近くなる斜面形状であり、
    さらに、前記少なくとも1つの走査線トレンチ及び前記少なくとも1つの容量線トレンチの中と、前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの周縁部の前記第1のレジスト層上とに、第1の金属層、誘電体層、シリコン層及び不純物ドープトシリコン層を順次形成する工程と、
    前記走査線トレンチと前記容量線トレンチの側壁に露出しており同じ材料からなる前記犠牲層及び前記誘電体層にサイドエッチングを行い、前記犠牲層及び前記誘電体層の側面のプロファイルを後退させる工程と、
    適当な溶剤を用いて、前記第1のレジスト層、並びに前記第1のレジスト層の上にある各層を剥離する工程と、
    露出された前記犠牲層、前記透明導電層及び前記不純物ドープトシリコン層の上に第2の金属層を形成する工程と、
    前記第2の金属層上に第2のレジスト層を形成する工程と、
    第2のマスクで前記第2のレジスト層をパターニングした後、前記第2のレジスト層をマスクとして下向きにエッチングを行い、薄膜トランジスタ領域にシリコン層が露出されるまで下向きにエッチングを行って薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極及びその下にあるオーミックコンタクト層を画定し、さらに前記薄膜トランジスタ領域周囲において第2の金属層、犠牲層及び透明導電層を除去して画素電極を画定し、容量線領域に第1の金属層が露出されるまで下向きにエッチングを行って上部電極及びデータ線を画定し、前記第1の端子領域及び前記第2の端子領域に誘電体層が露出されるまで下向きにエッチングを行い、さらに前記第1の端子領域及び前記第2の端子領域周囲において基板が露出されるまで下向きにエッチングを行う工程と、
    露出された各層上に保護層を形成する工程と、
    下向きにエッチングを行った後に残存された前記第2のレジスト層及びその上の各層を除去する工程と、
    側壁が露出された前記犠牲層、前記誘電体層、並びに前記犠牲層及び前記誘電体層の上にある各層を除去する工程と、を含むことを特徴とする、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  3. 基板上に透明導電層を形成する工程と、
    前記透明導電層上に第1のレジスト層を形成する工程と、
    第1のマスクで前記第1のレジスト層をパターニングした後、前記第1のレジスト層をマスクとして、前記透明導電層及び前記基板をエッチングし、前記第1のレジスト層、前記透明導電層及び前記基板の中に平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを形成する工程とを含み、
    前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域、走査線領域及び少なくとも1つの第1の端子領域を有し、前記少なくとも1つの容量線トレンチは、少なくとも1つの容量線領域及び少なくとも1つの第2の端子領域を有し、
    さらに、前記少なくとも1つの走査線トレンチ及び前記少なくとも1つの容量線トレンチの中及び前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチの周縁部の前記第1のレジスト層上に、第1の金属層、誘電体層、シリコン層及び保護層を順次形成する工程と、
    適当な溶剤を用いて、前記第1のレジスト層、並びに前記第1のレジスト層の上にある各層を剥離する工程と、
    前記透明導電層上及び前記保護層上に第2のレジスト層を形成する工程と、
    第2のマスクで前記第2のレジスト層をパターニングした後、前記第2のレジスト層をマスクとして下向きにエッチングを行い、薄膜トランジスタ領域において前記保護層を除去し、前記薄膜トランジスタ領域の周囲の一方においては透明導電層及び一定の深さまでの基板を除去し、さらに前記薄膜トランジスタの周囲の他方において透明導電層を露出させることによって、2つのソース/ドレイン領域を画定し、容量線領域において前記保護層を除去し、前記容量線領域の周囲において透明導電層を露出させることによって、上部電極領域及びデータ線領域を画定し、第1の端子領域及び第2の端子領域について、その中から前記保護層、前記シリコン層及び前記誘電体層を除去し、前記第1の金属層を露出する工程と、
    前記ソース/ドレイン領域、前記上部電極領域、前記データ線領域、前記第1の端子領域、前記第2の端子領域及び残存された前記第2のレジスト層の上に、不純物ドープトシリコン層及び第2の金属層を順次形成する工程と、
    透明電極層の露出側壁のサイドエッチングを行い、前記透明電極層の側面のプロファイルを後退させる工程と、
    残存された前記第2のレジスト層を除去する工程と、を含むことを特徴とする、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  4. 基板、少なくとも1つの薄膜トランジスタ、少なくとも1つの走査線、少なくとも1つの蓄積容量、少なくとも1つのデータ線及び少なくとも1つの画素電極を備える液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板であって、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法で製造され、
    前記基板は、平行かつ交互に配列された少なくとも1つの走査線トレンチ及び少なくとも1つの容量線トレンチを有し、前記少なくとも1つの走査線トレンチは、少なくとも1つの薄膜トランジスタ領域及び走査線領域を有し、
    前記少なくとも1つの薄膜トランジスタは、前記走査線トレンチの前記薄膜トランジスタ領域の中に位置し、
    前記少なくとも1つの走査線は、前記走査線トレンチの前記走査線領域の中に位置し、前記薄膜トランジスタのゲート電極と電気的に接続され、
    前記少なくとも1つの蓄積容量は、前記容量線トレンチの中に位置し、
    前記少なくとも1つのデータ線は、前記基板上に位置し、前記少なくとも1つの走査線トレンチと前記少なくとも1つの容量線トレンチに渡って配置され、前記薄膜トランジスタのソース/ドレイン電極の1つと電気的に接続され、
    前記少なくとも1つの画素電極は、前記基板上の前記少なくとも1つのデータ線と前記少なくとも1つの走査線との間に位置し、前記薄膜トランジスタのもう一つのソース/ドレイン電極と電気的に接続されていることを特徴とする、液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板。
  5. 前記走査線トレンチ及び前記容量線トレンチの末端領域の中とその周囲の前記基板上とに配置された複数のボンディングパッドをさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板。
JP2007192882A 2006-10-14 2007-07-25 液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法 Active JP5038047B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW95137965 2006-10-14
TW095137965 2006-10-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008098606A JP2008098606A (ja) 2008-04-24
JP5038047B2 true JP5038047B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=39381087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007192882A Active JP5038047B2 (ja) 2006-10-14 2007-07-25 液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5038047B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101274719B1 (ko) 2010-06-11 2013-06-25 엘지디스플레이 주식회사 박막트랜지스터 기판 및 그 제조 방법과 그를 가지는 평판 표시 소자

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190762A (ja) * 1986-02-18 1987-08-20 Oki Electric Ind Co Ltd 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JPH0534709A (ja) * 1991-07-25 1993-02-12 Sony Corp 液晶表示装置
JP3713197B2 (ja) * 2000-11-06 2005-11-02 洋太郎 畑村 液晶表示装置
JP3983019B2 (ja) * 2001-08-24 2007-09-26 シャープ株式会社 埋め込み構造を有する基板の製造方法および表示装置の製造方法
JP4651929B2 (ja) * 2002-11-15 2011-03-16 Nec液晶テクノロジー株式会社 液晶表示装置の製造方法
KR100598737B1 (ko) * 2003-05-06 2006-07-10 엘지.필립스 엘시디 주식회사 박막 트랜지스터 어레이 기판 및 그 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008098606A (ja) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018214727A1 (zh) 柔性显示基板及其制作方法、显示装置
US7235813B2 (en) Thin film transistor and pixel structure thereof
US7098062B2 (en) Manufacturing method of pixel structure of thin film transistor liquid crystal display
US20050133792A1 (en) Pixel structure and fabricating method thereof
US8017423B2 (en) Method for manufacturing a thin film structure
US7939828B2 (en) Pixel structure and method for fabricating the same
US7768015B2 (en) Pixel structure of display panel and method of making the same
US8120032B2 (en) Active device array substrate and fabrication method thereof
US20170033235A1 (en) Pixel structure and method for fabricating the same
US8426894B2 (en) Pixel structure
US8216891B2 (en) LCD TFT array plate and fabricating method thereof
US20090148987A1 (en) Method for fabricating pixel structure
KR100738168B1 (ko) 박막 트랜지스터를 이용한 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
US8586986B2 (en) Pixel structure
US20130119385A1 (en) Pixel structure and method of fabricating the same
JP5038047B2 (ja) 液晶表示装置の薄膜トランジスタアレイ基板及びその製造方法
US8288212B2 (en) Pixel structure of a thin film transistor liquid crystal display and fabricating method thereof
US20120280332A1 (en) Pixel structure and method for fabricating the same
US8293564B2 (en) Method of manufacturing thin film transistor substrate
JP4512600B2 (ja) ピクセル構造の製造方法
KR0176179B1 (ko) 수직형 박막트랜지스터와 그 제조방법, 및 이를 이용한 초박막액정표시소자용 화소 어레이
US8431929B2 (en) Semiconductor structures
US20040150809A1 (en) [mask for fabricating a contact and contact process thereof]
CN1963651A (zh) 液晶显示器的薄膜晶体管阵列基板及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5038047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250