JP5035105B2 - 操作スイッチ及び電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、携帯利用されるデジタルカメラ、携帯電話機、ゲーム機などの小型機器の操作部に用いられるような操作スイッチに関する。
近年、デジタルカメラ等の携帯機器が小型化する一方、表示器は大型化する傾向があり、操作スイッチは使い易い大きさを確保しつつも、さらなる小型化が必要とされている。ここに用いられる操作スイッチは、中央部が押下可能に設けられた押子を押下したとき、あるいはその周囲の回転操作体を傾動させて特定の回転方向の位置を押下したとき、これらの下面が、下方に配置されている中央スイッチや周辺スイッチを押下し、その押下された部位から信号を取り出して検知するように構成されている。
このような検知構成に際しては、非接触式の操作スイッチが知られているが、非接触式よりも経済的な検知構成を有する接触式の操作スイッチが採用されている。
この接触式の操作スイッチは、押子や回転操作体と対応して押下される受圧部位に、図15に示すように、フレキシブル基板151が配置されている。このフレキシブル基板151に配置されている中央接点152と、その周囲の上下左右の位置に配置されている4個の周辺接点153と、環状に配置された回転位置検知用の環状接点群154が備えられている。
前記中央接点152と周辺接点153には、押しボタンスイッチ(図面省略)が対設され、前記押子または回転操作体が押下されることに基づき、押しボタンスイッチを介して中央接点152、または何れかの周辺接点153が導通される。これにより、押下された位置の電気的信号を出力させて検知部位を検知する構成を有している。
さらに、環状接点群154はフレキシブル基板151において、中央接点152と、周辺接点153との間の配置領域155に環状に配置したものが知られている(例えば特許文献1参照)。あるいは、周辺接点の外側に環状接点群を配置した接点構造も知られている(例えば特許文献2参照)。
該環状接点群154の環状方向には、図15において、その上部の第1共通接点156から右回りに、第1接点157、第2共通接点158、第2接点159が環状に配置されている。
これらの環状接点群154に対し、図16に示すように、可動接点部材として回転接触する円盤状の導電円板161が対設されている。この導電円板161は本体側から切り起して対向方向に延出されたバネ性を有する共通導電片162、第1導電片163、第2導電片164の複数の導電片162,163,164を環状に有して回転操作体に保持されている。
そして、この導電円板161が回転操作体と共に回転操作されることで、各導電片162,163,164が前記環状接点群154の各接点156〜159から得られるロータリエンコーダとしての位相信号及び位相差信号により回転操作体の回転位置及び回転方向などを検知している。
しかし、フレキシブル基板に配置される各接点は、該フレキシブル基板が回転操作体の大きさに対応した小さい円形の平面領域に組み込まれるため接点の配置にも制約を受けることになる。このため、過密状態の接点配置構造になっていた。さらに、これらの各接点から接点別に引き出される数多くの配線ラインに際しても、配置領域おいて制約を受けることになり、フレキシブル基板の表面側と裏面側との両面から引き出すような配線ラインを要することになる。
ことに、基板の片面側のみに配線しようとした場合、中央接点からの配線ラインがフレキシブル基板上で他の配線ラインと交差することが余儀なくされることがある。このような場合は、その配線ラインの交差部で段差が生じ、配線の劣化を誘引する原因になる。
さらに、環状接点群の配置領域は限られているため、これらの接触領域に対して導電片を接触させる場合、導電性金属板から複数の導電片を環状方向に切り起こしてバネ性を持たせている。特に、安定した接触圧を確保するためには導電片をできるだけ長くしてバネ圧を安定させることが必要である。ところが、狭い接触領域に複数の導電片を集中させて配置するため、各導電片を長くすることができず、該導電片長さに制約を受けて接点に対する安定した接触圧を確保し難い接触構造になっていた。この結果、導電片の製作に際して、弾性力及び接触角度など寸法精度の高いものが要求されて低コスト化が難しくなる。また、寸法精度が低いと、各々の導電片の接触圧がばらついて不安定な接触になりやすく、耐久性及び信頼性においても性能の低いものになる問題を有していた。
特開2007−66635号公報 特開2005−317337号公報
そこでこの発明は、1つの回転操作体の限られた狭い平面領域に複数のスイッチ構成を可能にするための多数の接点が必要になる接点構造であっても、その多数の接点が平面領域で集中するのを解消することができる操作スイッチ及び操作スイッチを備えた電子機器を提供することを目的とする。
この発明は、平面方向に回転し、その回転方向の複数の回転位置で軸方向に押下操作される回転操作体と、前記回転操作体の下面に固定されたエンコーダ用可動接点板と、前記回転操作体を回転可能に保持するホルダと、前記回転操作体の押下操作に対応して操作される押しボタンスイッチと、前記押しボタンスイッチを複数備えたプリント配線基板と、前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている共通固定接点と前記エンコーダ用可動接点板に常時接触し、両者を導通する共通導電片と、前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている固定接点別に接触すると共に前記エンコーダ用可動接点板にも接触し、両者を導通する複数の導電片と、前記プリント配線基板を上面に配置し、前記ホルダを上下動可能に支持したベースとを備え、前記エンコーダ用可動接点板は、エンコーダ信号出力用に前記複数の導電片の接触子が接触する前記エンコーダ用可動接点板の摺接面である導電金属板の平面周方向に一定間隔毎に貫通して開口されている開口部を、前記回転操作体の内面側の平面周方向に一定間隔毎に突設されている突部に嵌合させ、その嵌合した突部の先端面と、嵌合後の開口部の平面とを同一平面に形成し、前記回転操作体を回動することにより、前記エンコーダ用可動接点板と前記複数の導電片の接離を検出して回動方向を検出する一方、前記回転操作体を押圧することにより、前記ホルダを介して前記押しボタンスイッチを操作する操作スイッチであることを特徴とする。
またこの発明は、中央に配置されて垂直方向に押下操作される押子と、前記押子の周囲に回転可能に環状に配置され、その回転方向の複数の回転位置で軸方向に押下操作される回転操作体と、前記回転操作体の下面に固定されたエンコーダ用可動接点板と、前記回転操作体を回転可能に保持するホルダと、前記押子の押下操作に対応して操作される中央の押しボタンスイッチと、前記回転操作体の押下操作に対応して操作される周辺の押しボタンスイッチと、前記複数の押しボタンスイッチと、共通導電片の接触用に備えられる共通固定接点と、導電片の接触用に備えられる第1固定接点、第2固定接点とを備えたプリント配線基板と、前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている共通固定接点と前記エンコーダ用可動接点板に常時接触し、両者を導通する前記共通導電片と、前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている第1固定接点に接触すると共に前記エンコーダ用可動接点板にも接触し、両者を導通する第1導電片と、前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている第2固定接点に接触すると共に前記エンコーダ用可動接点板にも接触し、両者を導通する第2導電片と、前記プリント配線基板を上面に配置し、前記ホルダを上下動可能に支持したベースとを備え、前記エンコーダ用可動接点板は、エンコーダ信号出力用に前記第1及び第2導電片の接触子が接触する前記エンコーダ用可動接点板の摺接面である導電金属板の平面周方向に一定間隔毎に貫通して開口されている開口部を、前記回転操作体の内面側の平面周方向に一定間隔毎に突設されている突部に嵌合させ、その嵌合した突部の先端面と、嵌合後の開口部の平面とを同一平面に形成し、前記回転操作体を回動することにより、前記エンコーダ用可動接点板と前記第1の導電片と前記第2の導電片の接離を検出して回動方向を検出する一方、前記回転操作体または押子を押圧することにより、前記ホルダを介して前記押しボタンスイッチを操作する操作スイッチであることを特徴とする。
この発明の態様として、前記回転操作体の中央に中央開口部を設け、該中央開口部に軸体を挿通し、その軸体の軸方向と直交して挿通する横孔に、該横孔の内部から外向きに付勢する付勢部材と、該付勢部材の端部に配置される球体とを介在させて設け、前記中央開口部には、内周面の周方向に、前記横孔から外向きに突出する前記球体と対向して該球体を進退させる回転操作感触用の凹凸面を形成した感触機構を構成することができる。
この発明の態様として、前記エンコーダ用可動接点板を内面に有する回転操作体の内面側に形成される内方空間部に対し、その内方空間部の開放面を前記ホルダにより閉鎖して構成することができる。
この発明の態様として、前記導電片は、ホルダより弾性を有して延出され、その延出された自由端側の接触子をプリント配線基板の固定接点に向けて付勢対接させて構成することができる。
この発明の態様として、前記導電片は、ホルダより弾性を有して延出され、その延出された自由端側の接触子をエンコーダ用可動接点板の接点に向けて付勢対接させて構成することができる。
この発明の態様として、前記ホルダとプリント配線基板とが対向する押下ストローク用の対向空間に対し、その周囲に外部と遮断してシールする防塵カバーを備えて構成することができる。
このように構成された操作スイッチを各種の電子機器に組み込んで運用することができる。例えば、デジタルカメラ、医療機器、携帯機器、ゲーム機などに広く適用できる。
この発明によれば、プリント配線基板の限られた平面領域を接点の配置領域とするだけでなく、その上方の空間に対しても接点を配置可能な領域とすることができる接点の分散化構造を可能にすることができる。このため、プリント配線基板での接点の集中化を解消して安定した接点構造を確保することができる。また、接点から引き出されるプリント配線基板での配線ラインに際しても、プリント配線基板の片面のみの配線が可能になり、配線ラインも交差しなくなる。さらに、プリント配線基板に接点を配置する場合に、その配置の自由度が広くとれるので、接点の配置効率が向上し、最適な接点の配置を実現できる。従って、これらの自由度の高い広く分散させた接点に接触させるための導電片の長さを十分に長くとることができる。この結果、接点に対する各導電片の接触圧が安定し、信頼性及び耐久性に優れた接点構造が可能になる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面は中央部とその周辺を押下操作可能な多方向押下型の操作スイッチを示し、図1は操作スイッチ11を備えたデジタルカメラ12の背面図である。この操作スイッチ11は、デジタルカメラ12の表示器13に隣接して配置され、該デジタルカメラ12の撮影条件等の設定用スイッチ、及び保存された写真の選択用スイッチなどに用いられる。
次に、操作スイッチ11の構成について説明する。図2は操作スイッチ11の外観斜視図、図3は操作スイッチ11を上方から見た分解斜視図、図4は操作スイッチ11を下方から見た分解斜視図である。
前記操作スイッチ11は、上方から回転操作体14と、エンコーダ用可動接点板15と、共通導電片16と、第1導電片17と、第2導電片18と、ホルダ19と、ホルダ連結板20と、押子21と、防塵カバー22と、シート23と、押しボタンスイッチ24と、フレキシブル基板25と、ベース26とを備えて構成される。
回転操作体14は合成樹脂性の材料で円盤状に形成され、その円盤状の中央部軸方向に押子挿通孔27が貫通された環状のキャップとして設けられる。この回転操作体14の上面には、径方向に細長く延びる多数の滑り止め突起28が等分配設されている。また、下面には、環状の平面部と、下向きに突出する内周フランジ29と外周フランジ30とで囲まれる環状凹部31が形成されている。この環状凹部31の内面には、複数の円弧形帯状の突部32が周方向に等分して一定間隔毎に突設されている。また、その内周側には複数の小さな軸部33が周方向に等分して突設されている。
さらに、内周フランジ29の外周面には、軸方向に沿って凹状に形成された凹溝34が周方向に等分して備えられている。また、押子挿通孔27に相当する内周フランジ29の内周面には、回転操作感触用の凹凸面35が形成されている。この凹凸面35は周方向に交互に凹凸を有し、周方向に12個の凹凸を形成してエンコーダの位相信号と一致するように設定している。さらに、内周フランジ29の下端には、周方向にホルダ19を連結するための複数の係止突起36が等分して突設されている。前記回転操作体14の内面に形成される環状凹部31には、後述するエンコーダ用可動接点板15が嵌合して取り付けられ、また内周フランジ29の下端に後述するホルダ連結板20が嵌合して取り付けられる。
上述のエンコーダ用可動接点板15は、前記環状凹部31に嵌合可能な大きさの環状の導電金属板により形成され、その平面周方向には一定間隔毎にエンコーダ信号出力用に前記円弧形帯状の突部32と対応させて嵌合可能な略同形状の開口部37を開口している。同様に、該開口部37の内周側には、前記軸部33と対応させて嵌合可能な略同形状の軸孔38を開口している。さらに、該エンコーダ用可動接点板15の内周面には、前記凹溝34と対応させて嵌合可能な略同形状の内周凸部39を形成している。
これにより、エンコーダ用可動接点板15に形成した開口部37と軸孔38と内周凸部39とを、回転操作体14の下面側に形成されている突部32と軸部33と凹溝34とにそれぞれ対応させて押込むように嵌合させることで、図5に示すように、回転操作体14の下面側にエンコーダ用可動接点板15が嵌合して固定される。
この場合、回転操作体14の下面に取り付けられたエンコーダ用可動接点板15の下面に露出する平面部が摺接面40となり、ここに後述する上接触子17a,18aが接触する。このため、摺接面40は平面的で凹凸がないように形成する。つまり、エンコーダ用可動接点板15の摺接面40と、開口部37を貫通する突部32の先端露出面32aとが同一平面になるように設定している。これにより、摺接面40に対する後述する上接触子17a,18aの安定した接触性を確保している。
共通導電片16は、導電金属板により形成され、基端部には例えば4個の取付孔41を有している。そして、該基端部から自由端側にかけて二股に分かれ、そのうちの一方を、弾性力を持たせて上向きに延出させた上接触子16aとして設け、他方を、弾性力を持たせて下向きに延出させた下接触子16bとして設けている。
第1導電片17は第1信号検出用として設けられ、前記共通導電片16と同様に基端部に取付孔41を有し、これより二股に分かれた自由端側の一方を、弾性力を持たせて上向きに延出させた上接触子17aとして設け、他方を、弾性力を持たせて下向きに延出させた下接触子17bとして設けている。
第2導電片18は第2信号検出用として設けられ、同様に基端部に取付孔41を有し、これより二股に分かれた自由端側の一方を、弾性力を持たせて上向きに延出させた上接触子18aとして設け、他方を、弾性力を持たせて下向きに延出させた下接触子18bとして設けている。
そして、これらの導電片16,17,18の上接触子16a,17a,18aが一定の弾性力を持って上述した摺接面40に摺接する。また、各導電片16,17,18の自由端側は、内周側と外周側とに並列させて長く延出させている。これら3個の導電片16,17,18は、後述するホルダ19に保持されて周方向に3等分して配設される。
前記摺接面40の外周側は常に導通して一定の信号が得られる共通接触子側となり、内周側は間欠的な信号が得られるパルス信号出力側となる。このため、共通導電片16は外周側が上接触子16aになり、該上接触子16aが摺接面40の回転軌跡上で常に導通する共通接触子になる。また、第1導電片17と第2導電片18は内周側が上接触子17a,18aになり、該上接触子17a,18aが摺接面40の回転軌跡上で各開口部37と間欠的に接触し、ロータリエンコーダとしてのパルス信号を出力する接触子になる。
また、各導電片16,17,18は、図6にも示すように、上接触子16a,17a,18a側と下接触子16b,17b,18b側との二股に分かれた自由端部に対し、さらにその自由端側を二股に分けて並列させた分割接触子16c,17c,18cに設けている。これにより、各導電片16,17,18の自由端側では長く延びた接触子と分割した接触子によって安定した弾性作用が得られ、接点に接触する場合に滑らかな接触作用が得られる。
上述のホルダ19は合成樹脂性の材料で形成され、前記回転操作体14の環状凹部31を平面的に閉鎖可能な大きさの環状体で、後述するベース26に非回転に支持されている。このホルダ19の上面には、前記各導電片16,17,18を嵌合して固定するための4本の突起42が周方向に3等分して突設され、これらの突起42に、前記各導電片16,17,18の各取付孔41を嵌合させることで、ホルダ19の上面に各導電片16,17,18が取り付けられる。これにより、上接触子16a,17a,18aは接触に適した斜め上向きに延出した状態に取り付けられる。また、ホルダ19の上面周方向には3等分して開口された円弧形帯状の下接触子挿通孔43,44,45を開口しており、該下接触子挿通孔43,44,45に前記下接触子16b,17b,18bを下向きに挿通させてホルダ19の下面より接触に適した斜め下向きに延出させている。
また、ホルダ19の上面外周側には環状平面部46が形成されており、この環状平面部46が回転操作体14の外周フランジ30の下端と対応する。さらに、環状平面部46の内周側には環状に突出する環状縁部47が形成されており、この環状縁部47が回転操作体14の外周フランジ30の内周面と対応する。同様にホルダ19の上面内周側にはホルダ内周フランジ48を突設しており、このホルダ内周フランジ48が回転操作体14の内周フランジ29の外周面に接触対応する。これにより、回転操作体14とホルダ19とが安定して対応する。
また、ホルダ19は回転操作体14の下面と該ホルダ19の上面との対向面間に形成される環状凹部31の開放面を平面的に閉鎖するものであり、上述した上接触子16a,17a,18aが摺接面40に弾性変位して安定して接触するための空間を確保している。
ことに、回転操作体14の環状凹部31の開放面を、ホルダ19が略平面対応して閉鎖する閉鎖空間19A(図11参照)を形成することにより、環状凹部31に、円滑な接触性を維持させるために注入されているグリスが漏れるようなおそれもない。さらに、この環状凹部31は下方のベース26側と押下ストローク長さ以上離れた上方の空間位置に形成されているため、下方に形成される押下ストローク空間から離れて下方からの塵が侵入し難くなり、防塵効果の高い接点構造となる。
また、ホルダ19の周方向に90度毎に異なる4方の外周面には、保持片49を外向きに突設しており、該保持片49が後述するベース26に保持される。さらに、ホルダ19の下面には、周方向に90度毎に異なる4方の押下位置に対応して各押下突起50を突設している。さらに、下面内周側には、後述するホルダ連結板20を収納ガイドする環状収納凹部51を有している。そして、該ホルダ19は各導電片16,17,18を保持した状態で、後述するホルダ連結板20により回転操作体14に連結される。
上述のホルダ連結板20は、前記ホルダ19の環状収納凹部51に収納可能な大きさの金属製の環状円板であり、その環状円板の周方向には前記回転操作体14の各係止突起36と対応する位置に複数開口して、係止突起36を嵌合して係止する係止孔52を有している。このホルダ連結板20の嵌合係止作用により、図7に示すように、回転操作体14、ホルダ19、ホルダ連結板20が、この順に積層状態に連結される。
また、回転操作体14の中央部には、操作者が指先で回転操作体14を回転操作したときに、その回転操作感触が明瞭に得られる感触機構K(図11参照)を備えている。この感触機構Kは回転操作体14の中央部に開口されている押子挿通孔27と、ここに挿通される後述する押子21とから構成される。
上述の押子21は、図8に示すように、合成樹脂性の材料により円柱状に形成され、回転操作体14の押子挿通孔27に挿通される。その円柱状の軸方向と直交する水平方向には横孔53を有し、この横孔53に、その内部から外向きに付勢するコイルスプリング54と、該コイルスプリング54の両端に対設される球体55とを介在させている。
これにより、押子21を回転操作体14の押子挿通孔27に挿通させて取り付けたとき、コイルスプリング54の両端に位置する球体55が押子挿通孔27の回転操作感触用の凹凸面35と対応し、該球体55が回転操作体14に対して一定の付勢力を付与する。この付勢力により、回転操作体14を回して押下操作位置に回転操作する際に、その都度、球体55が凹凸面35に沿って進退し、付勢力が変化するため回転操作体14の回転抵抗を異ならせる。これにより、明瞭なクリック感が得られる。またこの場合、横孔53の内部にコイルスプリング54及び球体55を介在させることができるため、押子21の配設スペースを有効に利用することができる。
さらに、貫通孔53の貫通位置に対し、周方向に90度異なる押子21の外周面両側には、該押子21の下端及び外周面を開放面とする昇降ガイド用の凹部56を軸方向に形成している。この凹部56が、後述するベース26の押子ガイド片64により押下方向にガイドされる。また、下面中央には、押下位置に対応して押下突起57を突設しており、該押下突起57が後述するドームスイッチ58の中央スイッチS1を押下する。
図9はドームスイッチの外観斜視図、図10は操作スイッチの平面図、図11は操作スイッチの内部構造を示す図10のA−A線矢視断面図、図12はフレキシブル基板の固定接点及び接点対応状態を示す斜視図、図13は下接触子とフレキシブル基板の固定接点との対応状態を示す説明図である。
前記ホルダ19の下方には押下ストローク空間19B(図11参照)を隔ててドームスイッチ58(図9参照)が対設されている。このホルダ19とドームスイッチ58との押下ストローク空間19Bの周囲には、その空間19Bの周囲を外部と遮断してシールする合成樹脂材により断頭円錐形状に形成された防塵カバー22が備えられている。
前記ドームスイッチ58は、シート23、押しボタンスイッチ24、フレキシブル基板25をこの順に積層して一体化したものであり、下層のフレキシブル基板25をベース26の上面に貼り付けることで、ベース26の上面にドームスイッチ58が搭載される。
フレキシブル基板25は、プリント配線基板として中央部に中央固定接点59を有し、その周辺の4方には周辺固定接点60を有している。さらに、周辺固定接点60と重ならない周方向には、共通固定接点61と第1固定接点62と第2固定接点63とを3等分して有している。
そして、1個の中央固定接点59と4個の周辺固定接点60との計5個に対応させて押しボタンスイッチ24を搭載し、その上面をシート23で覆ってフレキシブル基板25の定位置に押しボタンスイッチ24が動かないように貼り付けている。これにより、押子21が押下される押下位置に対応して設置される中央スイッチS1と、回転操作体14が押下される各押下位置に対応して設置される4個の周辺スイッチS2が構成される。
ベース26は、回転操作体14より少し大きい金属円板により形成され、中央部には前記押子21の両側凹部56に係合可能な押子ガイド片64を底面より起立突設している。この場合、押子ガイド片64と対応する上方のフレキシブル基板25及びシート23との対応位置にはそれぞれ貫通する位置にはそれぞれ退避口65を設けて、押子ガイド片64の起立突設を妨げないようにしている。さらに、共通固定接点61と第1固定接点62と第2固定接点63とに対しても、これらが上面に露出するように、同様にシート23に退避口66を設けて、下接触子16b,17b,18bとの接触を可能にしている。
さらに、該ベース26の外周側には、その4方の底面より逆凹形状の昇降ガイド片67を起立突設している。この昇降ガイド片67は逆凹形内に上述した前記ホルダ19の保持片49を係合させて押下ストローク長さを昇降可能に設けている。この4方の昇降ガイド片67に、それぞれ係合保持される保持片49によりホルダ19に保持される最上部の回転操作体14は押下時にその方向に対応して傾動許容される。従って、回転操作体14は僅かに傾動した状態で一定の押下ストローク量が操作される。
このように構成された操作スイッチ11の動作を次に説明する。
この操作スイッチ11が押下待機されている状態では、図11に示すように、ドームスイッチ58に備えられている5個の押しボタンスイッチ24が半円形のドーム型を有し、その中高部が各押下突起50,57の下端と対向している。これらの押しボタンスイッチ24は上方からの押下力に対応して上下方向に弾性変位し、押下力を受けたときに凹み、押下力が開放されると復帰し、元の高さ位置にもどるとドーム型になって、次の押下に備えられる。また、押しボタンスイッチ24と対応するフレキシブル基板25の固定接点は、押下されていないため非導通で検知信号は出力されない。
押子21が押下操作された場合には、その押下力を受けて押子21が押下ストローク沈み込み、中央の押しボタンスイッチ24を押し、該押しボタンスイッチ24が、その押下方向の中央固定接点59に平面的に接触して導通させ、中央固定接点59からの信号を出力させる。そして、押子21の押下力を開放すると、押しボタンスイッチ24が弾性復帰し、押下突起57を介して押子21を上向きに押し上げて元の位置に戻す。
また、回転操作体14が押下操作された場合には、その押下操作された特定位置での押下力を受ける。このとき、回転操作体14は押下突起50を介して特定位置に対応する押しボタンスイッチ24を押し、該押しボタンスイッチ24が、その押下方向の周辺固定接点60に平面的に接触して導通させ、該周辺固定接点60からの信号を出力させる。その後、回転操作体14の押下力を開放すると、押しボタンスイッチ24が弾性復帰し、押下突起50を介してホルダ19を上向きに押し上げる。これにより、回転操作体14は元の位置に戻る。
また、回転操作体14及びホルダ19が上動復帰する場合、下方のドームスイッチ58とホルダ19との間に外気が流入するが、この際に塵埃が侵入しようとしても、防塵カバー22が備えてあるので塵埃の侵入を遮断することができる。よって、塵埃の侵入による劣化を解消した優れた接点構造を維持できる。
また、回転操作体14を回転操作した場合、図5に示すように、この回転操作体14に組み込まれたエンコーダ用可動接点板15が同方向に回転し、このエンコーダ用可動接点板15の摺接面40に、図6に示すように、ホルダ19に固定されている非回転の上接触子16a,17a,18aが接触してロータリエンコーダとしての位相信号を検出する。また、この摺接面40は同一平面に形成してあるため、摺接面40に対する上接触子16a,17a,18aの安定した接触性を確保している。
一方、図12(A)に示すように、共通固定接点61と第1固定接点62と第2固定接点63を備えたフレキシブル基板25に対しては、図12(B)に示すように、下接触子16b,17b,18bが何れも非回転で常に接触した状態を維持する。これにより、上接触子16a,17a,18aから得られる信号とにより回転操作体14が回転操作された位置、回転方向、回転速度の信号が検出される。また、回転操作体14が回転操作されたときは、押子21に設けられたコイルスプリング54の両端に位置する球体54が押子挿通孔27の回転操作感触用の凹凸面35と対応し、回転操作体14に対して一定の付勢力を付与して回転抵抗を与えるため、回転操作体14を30度ずつ回す度にクリック感が得られ、回動操作したことが操作者の手に明瞭に伝達される。またこの際、前記感触機構Kの回転操作感触部分と、接点部分とは隔離されているため、互いの消耗粉により接点部分が悪影響を受けるようなことはない。
このように、多方向押下型の操作スイッチを構成するに際して、上層のエンコーダ用可動接点板15と、中層の各導電片16,17,18と、下層のフレキシブル基板25とを上下方向に分散させた3層構造である。さらに、図13(A)に示すように、下接触子16b,17b,18bは非回転であり、しかも下層のフレキシブル基板25にはエンコーダ用の接点が上層へと取り除かれているため、広くなった下層の平面領域に固定接点を広く分散させて設けることができ、該固定接点への対応が容易になる。このため、図13(B)に示すように、下接触子16b,17b,18bの自由端側では長く延びた接触子の弾性作用と分割した接触子の弾性作用によって安定した弾性作用が得られ、接触子が安定して固定接点に接触する。
また、中層の各導電片16,17,18に際して、前記閉鎖空間19Aに該当する上層から中層までの上方の空間は押下操作によって変動しない固定空間であり、前記押下ストローク空間19Bに該当する中層から下層までの下方の空間は押下操作毎に変化する可変空間である。よって、回転操作体14が押下操作された場合に、下層領域に延出される下接触子16b,17b,18bのみが押下方向に圧縮される如く弾性変位することになる。一方、上層領域に延出される上接触子16a,17a,18aは、押下操作力により圧縮されないため、外力を受けない。このため、上層領域に延出される上接触子16a,17a,18aは押下方向の外力が加わらないため、負荷が小さく導電片のバネの応力設計が容易になり、耐久性が向上する。
さらに、回転操作体14における4方向の押下位置と重ねて、その押下方向の上層と下層とに分散させた接点構造を構築することができる。よって、配置領域において、固定接点の配置自由度が向上することから円盤状の外周側に、固定接点61,62,63及び導電片16,17,18を配置することが可能になり、これに伴い長い導電片を設けることができる。この結果、大きな接点ストロークを確保することができるほか、組立てのばらつきによる影響を抑制することができる効果がある。
また、操作スイッチ11の外径が小さくなる程、必然的に接点の配置パターンも小さくなり、フレキシブル基板25の貼りずれや、配置パターンずれ等による出力信号への影響が大きくなると考えられるが、非回転のホルダ19に導電片16,17,18が固定されているため、これらの非回転の導電片16,17,18と非回転のフレキシブル基板25の固定接点とは非回転ゆえに接触性能が向上し、固定接点61,62,63との接触ずれを生じさせる要素が少なくなり、常に安定した出力信号が得られる。
図14は押子21の他の例を示し、この押子21は横孔53に挿通されるコイルスプリング54と球体55との間にバネ座141を介在させて構成したものである。このバネ座141は球体55の球面に沿う円弧形状を有して面接触するように構成し、バネ座のない線接触のものに比べてコイルスプリング54の付勢圧が球体55に安定して伝達するように設定している。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の付勢部材は、実施例のコイルスプリング54に対応し、
以下同様に、
中央開口部は、押子挿通孔27に対応し、
軸体は、押子21に対応し、
電子機器は、デジタルカメラ12に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の実施例では3個の導電片を組合せた操作スイッチ11を示したが、さらに多く組合せてもよい。また、上述の実施例では押子21を備えた操作スイッチ11を示したが、押子21のない回転操作体14だけの操作スイッチとして構成することもできる。
操作スイッチを備えたデジタルカメラの背面図。 操作スイッチの外観斜視図。 操作スイッチを上方から見た分解斜視図。 操作スイッチを下方から見た分解斜視図。 回転操作体にエンコーダ用可動接点板を嵌合した状態を示す斜視図。 ホルダに導電片を固定した状態を示す斜視図。 回転操作体とホルダとを連結した状態を示す斜視図。 押子とコイルスプリングと球体とを示す斜視図。 ベースに組み込まれたドームスイッチを示す外観斜視図。 操作スイッチの平面図。 操作スイッチの内部構造を示す図10のA−A線矢視断面図。 フレキシブル基板の固定接点及び接点対応状態を示す斜視図。 下接触子とフレキシブル基板の固定接点との対応状態を示す説明図。 押子の他の例を示す縦断面図。 従来のフレキシブル基板の接点配置状態を示す平面図。 従来のフレキシブル基板の固定接点に回転接触する導電円板との関係を示す斜視図。
11…操作スイッチ
12…デジタルカメラ
14…回転操作体
15…エンコーダ用可動接点板
16,17,18…導電片
16a,17a,18a…上接触子
16b,17b,18b…下接触子
19…ホルダ
21…押子
22…防塵カバー
25…フレキシブル基板
26…ベース
61,62,63…固定接点
K…感触機構

Claims (8)

  1. 平面方向に回転し、その回転方向の複数の回転位置で軸方向に押下操作される回転操作体と、
    前記回転操作体の下面に固定されたエンコーダ用可動接点板と、
    前記回転操作体を回転可能に保持するホルダと、
    前記回転操作体の押下操作に対応して操作される押しボタンスイッチと、
    前記押しボタンスイッチを複数備えたプリント配線基板と、
    前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている共通固定接点と前記エンコーダ用可動接点板に常時接触し、両者を導通する共通導電片と、
    前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている固定接点別に接触すると共に前記エンコーダ用可動接点板にも接触し、両者を導通する複数の導電片と、
    前記プリント配線基板を上面に配置し、前記ホルダを上下動可能に支持したベースとを備え、
    前記エンコーダ用可動接点板は、
    エンコーダ信号出力用に前記複数の導電片の接触子が接触する前記エンコーダ用可動接点板の摺接面である導電金属板の平面周方向に一定間隔毎に貫通して開口されている開口部を、前記回転操作体の内面側の平面周方向に一定間隔毎に突設されている突部に嵌合させ、その嵌合した突部の先端面と、嵌合後の開口部の平面とを同一平面に形成し、
    前記回転操作体を回動することにより、前記エンコーダ用可動接点板と前記複数の導電片の接離を検出して回動方向を検出する一方、前記回転操作体を押圧することにより、前記ホルダを介して前記押しボタンスイッチを操作することを特徴とする
    操作スイッチ。
  2. 中央に配置されて垂直方向に押下操作される押子と、
    前記押子の周囲に回転可能に環状に配置され、その回転方向の複数の回転位置で軸方向に押下操作される回転操作体と、
    前記回転操作体の下面に固定されたエンコーダ用可動接点板と、
    前記回転操作体を回転可能に保持するホルダと、
    前記押子の押下操作に対応して操作される中央の押しボタンスイッチと、
    前記回転操作体の押下操作に対応して操作される周辺の押しボタンスイッチと、
    前記複数の押しボタンスイッチと、共通導電片の接触用に備えられる共通固定接点と、導電片の接触用に備えられる第1固定接点、第2固定接点とを備えたプリント配線基板と、
    前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている共通固定接点と前記エンコーダ用可動接点板に常時接触し、両者を導通する前記共通導電片と、
    前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている第1固定接点に接触すると共に前記エンコーダ用可動接点板にも接触し、両者を導通する第1導電片と、
    前記ホルダに保持されて前記プリント配線基板に形成されている第2固定接点に接触すると共に前記エンコーダ用可動接点板にも接触し、両者を導通する第2導電片と、
    前記プリント配線基板を上面に配置し、前記ホルダを上下動可能に支持したベースとを備え、
    前記エンコーダ用可動接点板は、
    エンコーダ信号出力用に前記第1及び第2導電片の接触子が接触する前記エンコーダ用可動接点板の摺接面である導電金属板の平面周方向に一定間隔毎に貫通して開口されている開口部を、前記回転操作体の内面側の平面周方向に一定間隔毎に突設されている突部に嵌合させ、その嵌合した突部の先端面と、嵌合後の開口部の平面とを同一平面に形成し、
    前記回転操作体を回動することにより、前記エンコーダ用可動接点板と前記第1の導電片と前記第2の導電片の接離を検出して回動方向を検出する一方、前記回転操作体または押子を押圧することにより、前記ホルダを介して前記押しボタンスイッチを操作することを特徴とする
    操作スイッチ。
  3. 前記回転操作体の中央に中央開口部を設け、該中央開口部に軸体を挿通し、その軸体の軸方向と直交して挿通する横孔に、該横孔の内部から外向きに付勢する付勢部材と、該付勢部材の端部に配置される球体とを介在させて設け、
    前記中央開口部には、内周面の周方向に、前記横孔から外向きに突出する前記球体と対向して該球体を進退させる回転操作感触用の凹凸面を形成した感触機構を構成してなる
    請求項1に記載の操作スイッチ。
  4. 前記エンコーダ用可動接点板を内面に有する回転操作体の内面側に形成される内方空間部に対し、その内方空間部の開放面を前記ホルダにより閉鎖した
    請求項1からの何れか1項に記載の操作スイッチ。
  5. 前記導電片は、ホルダより弾性を有して延出され、その延出された自由端側の接触子をプリント配線基板の固定接点に向けて付勢対接させた
    請求項1からの何れか1項に記載の操作スイッチ。
  6. 前記導電片は、ホルダより弾性を有して延出され、その延出された自由端側の接触子をエンコーダ用可動接点板の接点に向けて付勢対接させた
    請求項1からの何れか1項に記載の操作スイッチ。
  7. 前記ホルダとプリント配線基板とが対向する押下ストローク用の対向空間に対し、その周囲に外部と遮断してシールする防塵カバーを備えた
    請求項1からの何れか1項に記載の操作スイッチ。
  8. 請求項1からの何れか1項に記載の操作スイッチを備えたことを特徴とする電子機器。
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