JP5034596B2 - フィルタ装置及びフィルタ係数の算出方法 - Google Patents

フィルタ装置及びフィルタ係数の算出方法 Download PDF

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本発明は、フィルタ装置及びフィルタ係数の算出方法に関する。
従来、入力信号に対して所定の周波数帯域の特性を変更して出力するフィルタ装置がある。具体的には、入力される音声信号の周波数特性を変更するイコライザ(Equalizer)、無線機の受信部におけるIF(Intermediate Frequency)フィルタなどがある。例えば、特許文献1には、イコライザを備える音声出力装置が開示されている。
特開2005−347876号公報
上述した従来のフィルタ装置は、調整すべき周波数特性に基づいて窓関数を用いてフィルタ係数を算出し、その算出されたフィルタ係数で入力信号に対する調整を行う窓関数法や、入力信号を複数のバンドパスフィルタを用いて複数の帯域に分割し、各帯域の利得調整を行う方法などにより、入力信号に対する周波数特性の調整を行う。
ここで、図8、9を参照して窓関数を用いる従来のフィルタ装置について説明する。図8(a)は、オーディオイコライザとしてのフィルタ装置230を備える無線装置200の構成を模式的に示している。図8(b)は、窓関数でフィルタ係数を算出して入力信号に対する調整を行うフィルタ装置230の構成を模式的に示している。図9(a)は、従来の窓関数法によるフィルタ係数算出を例示している。図9(b)は、窓関数法による周波数特性の調整を例示している。
図8(a)に示すように、無線装置200は、アンテナ210、復調器220、フィルタ装置230、増幅器240、スピーカ250を備える構成である。無線装置200は、アンテナ210を介して取得した電気信号を復調器220で再生すべき音声信号に復調し、その音声信号の周波数特性をフィルタ装置230で調整した後に、増幅器240で増幅してスピーカ250から再生する。
図8(b)に示すように、フィルタ装置230は、ADC231(Analog to Digital Converter)、フィルタ部232、DAC233(Digital to Analog Converter)、周波数特性入力部234、フィルタ係数演算部235などを備える。フィルタ装置230への入力信号は、ADC231でデジタル信号に変換されてフィルタ部232で周波数特性が調整された後、DAC233でアナログ信号に変換されて出力される。
フィルタ部232は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などによるFIR(Finite Impulse Response)フィルタであり、フィルタ係数演算部235で演算されたフィルタ係数に基づいたFIRフィルタ演算を行う。フィルタ係数演算部235は、周波数帯域毎の利得等の設定入力を受け付ける調節つまみなどである周波数特性入力部234からの指示に基づく周波数特性を逆フーリエ変換してインパルス応答を求める逆FFT演算部235a(Fast Fourier Transform)、そのインパルス応答に窓関数を乗算してフィルタ係数を取得する窓関数演算部235bを有するDSPなどである。
図9(a)に示すように、フィルタ係数演算部235は、周波数特性入力部234で周波数特性の設定(図示例ではローパスフィルタとして設定)が行われた際に、その周波数特性に基づいて逆フーリエ変換し、窓関数を乗算してフィルタ係数を算出する。また、図9(b)に示すように、フィルタ係数演算部235は、周波数帯域毎に詳細な利得設定を行い、その設定に基づいたフィルタ係数を算出する。
次に、図10、11を参照して複数のバンドパスフィルタを用いる従来のフィルタ装置について説明する。図10(a)は、オーディオイコライザとしてのフィルタ装置330を備える無線装置300の構成を模式的に示している。図10(b)は、複数のバンドパスフィルタを用いるフィルタ装置230の構成を模式的に示している。図11は、複数のバンドパスフィルタによる周波数特性の調整を例示している。
図10(a)に示すように、無線装置300は、アンテナ310、復調器320、フィルタ装置330、増幅器340、スピーカ350を備える構成である。無線装置300は、アンテナ310を介して取得した電気信号を復調器320で再生すべき音声信号に復調し、その音声信号の周波数特性をフィルタ装置330で調整した後に、増幅器340で増幅してスピーカ350から再生する。
図10(b)に示すように、フィルタ装置330は、ADC331、フィルタ部332、利得調整部333、加算器334、ADC335、利得入力部336などを備える。フィルタ装置330への入力信号は、ADC331でデジタル信号に変換されてフィルタ部332で帯域毎の信号に分割された後、利得調整部333で帯域毎の利得調整が行われる。次いで、利得調整部333により調整された帯域毎の信号が加算器334で合成され、ADC335でアナログ信号に変換されて出力される。
フィルタ部332は、入力信号を帯域毎の信号に分割するためフィルタ332a〜332eなどの複数のバンドパスフィルタで構成されている。利得調整部333は、周波数帯域毎の利得等の設定入力を受け付ける調節つまみなどである利得入力部336からの指示に基づいて、帯域毎の信号の利得調整を行う増幅器333a〜333eで構成されている。このフィルタ部332、利得調整部333は、例えば一つのDSPで実現される機能部である。
図11に示すように、フィルタ装置330は、入力信号を一旦帯域毎の信号に分割して利得調整を行った後、合成することで、音声信号などにおける周波数特性の調整を行う。
上述したように、従来のフィルタ装置には、窓関数法を用いるものと、複数のバンドパスフィルタを用いるものがある。しかしながら、窓関数法を用いる場合は、演算量の多い逆フーリエ変換を行っているため、フィルタ係数の算出に大きな負荷がかかっていた。特に、図9(b)に示すように、周波数解像度に合わせて利得設定を行う場合には、周波数解像度が増すことで演算量が増えてしまう。このため、リアルタイムにフィルタ係数の更新などを行うには、高速な演算処理能力を有するDSPが必要であり、コストの増大を招いていた。
複数のバンドパスフィルタをDSPなど用いて実現する場合は、帯域分割処理を行う際に多くの演算が必要であり、処理能力の高いDPSを用いることによるコストの増大を招いていた。また、演算量の問題から分割できる帯域の数にも限界があるため、バンドストップフィルタのように急峻なフィルタを構成することが困難であり、良質な出力信号を得ることができなかった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、入力信号の周波数特性を調整する際に、低コストで良質な出力信号を得ることが可能な技術を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、設定されるフィルタ係数に基づいて入力信号の周波数特性を調整して出力するフィルタ装置であって、
周波数帯域毎に利得を設定する利得設定手段と、
前記周波数帯域毎に基準となる基準波形を生成する生成手段と、
前記周波数帯域毎に、前記生成された基準波形を前記設定された利得で積算し、当該積算結果に当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数を積算してフィルタ係数を算出し、当該周波数帯域毎のフィルタ係数を合成して、前記設定すべきフィルタ係数を算出するフィルタ係数演算手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記周波数帯域毎に基準となる基準波形と当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数とを積算した演算結果を前記周波数帯域毎に記憶する記憶手段を更に備え、
前記フィルタ係数演算手段は、前記周波数帯域毎に、前記記憶手段に記憶された演算結果と前記設定された利得とを積算して、前記周波数帯域毎のフィルタ係数を算出する。
請求項3に記載の発明は、設定されるフィルタ係数に基づいて入力信号の周波数特性を調整して出力するフィルタ装置におけるフィルタ係数の算出方法であって、
周波数帯域毎に利得を設定し、前記周波数帯域毎に基準となる基準波形を生成し、前記周波数帯域毎に、前記生成された基準波形を前記設定された利得で積算し、当該積算結果に当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数を積算してフィルタ係数を算出し、当該周波数帯域毎のフィルタ係数を合成して、前記設定すべきフィルタ係数を算出する。
本発明によれば、入力信号の周波数特性を調整する際において、低コストで良質な出力信号を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図7を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定しない。また、この発明の実施の形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の用途や用語はこれに限定するものではない。
先ず、フィルタ装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、フィルタ装置1の機能的構成を模式的に示している。
図1に示すように、フィルタ装置1は、ADC10、フィルタ部20、DAC30、フィルタ係数演算部40、周波数特性入力部50を備える構成である。フィルタ装置1への入力信号は、ADC10でデジタル信号に変換されてフィルタ部20で周波数特性が調整された後、DAC30でアナログ信号に変換されて出力される。
フィルタ部20は、例えばDSPなどによるFIRフィルタであり、設定されたフィルタ係数に基づいて公知のFIRフィルタ演算を行う。フィルタ係数演算部40は、周波数帯域毎の利得の設定を受け付ける調節つまみ等である周波数特性入力部50の設定に基づいてフィルタ部20に設定すべきフィルタ係数を算出するDSPなどである。
ここで、フィルタ部20に設定すべきフィルタ係数の演算について図2〜図6を参照して説明する。図2は、フィルタ装置1におけるフィルタ係数の演算に係る構成を模式的に示している。図3(a)は、レイズドコサイン窓関数による周波数帯域のフィルタ係数の算出を時間領域で例示している。図3(b)は、レイズドコサイン窓関数による周波数帯域のフィルタ係数の算出を周波数領域で例示している。図4(a)、図4(b)は、複数の周波数帯域のフィルタ係数の合成例を周波数領域で示している。図5は、周波数帯域毎に算出されたフィルタ係数の加算を時間領域で例示している。図6は、テーブル情報を用いてフィルタ係数の演算を行う構成を模式的に示している。
図2に示すように、周波数特性入力部50は、周波数帯域毎に利得を設定する利得設定部50a〜50nを有する。フィルタ係数演算部40は、周波数帯域毎に、発信部41a〜41n、演算器42a〜42n、レイズドコサイン演算部43a〜43nを有し、当該周波数帯域毎に算出された演算結果を加算する加算器44を備える。
発信部41a〜41nは、周波数帯域毎に基準となる波形、例えば、周波数帯域の中心周波数と同じ周波数の正弦波形を生成する。演算器42a〜42nは、発信部41a〜41nで周波数帯域毎に生成される基準波形に周波数特性入力部50で設定される当該周波数帯域の利得を積算する。
レイズドコサイン演算部43a〜43nは、演算器42a〜42nでの周波数帯域毎の積算結果に当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数を積算する。この周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数を時間領域で展開したものは、次式に示すとおりである。但し、αはロールオフ率、Nは窓関数長である。
Figure 0005034596
図3(a)に示すとおり、レイズドコサイン演算部43a〜43nでは、各周波数帯域において利得調整後の正弦波に上述したレイズドコサイン窓関数を乗算することで、当該各周波数帯域におけるフィルタ係数が算出される。また、時間領域において周波数帯域の中心周波数の正弦波とレイズドコサイン窓関数を乗算することは、図3(b)に示すとおり、周波数領域ではこれらの畳み込みに相当し、周波数帯域の中心周波数とするレイズドコサイン特性を持ったフィルタ係数を生成することである。
また、周波数帯域の中心周波数とするレイズドコサイン特性を持ったフィルタ係数は、上記式におけるレイズドコサイン窓関数の性質として、各周波数帯域の中心周波数間の1/2の周波数で50%の減衰量を有する。即ち、隣り合う周波数帯域のフィルタ係数は、その中間周波数で互いの影響量が等値となる。
このため、加算器44で周波数帯域毎のフィルタ係数を加算してフィルタ装置1におけるフィルタ係数を算出した場合、その周波数特性は滑らかなものとなる。具体的には、図4(a)に示すように、中心周波数がf1、f2、f3の周波数帯域の利得を等しく設定した場合、加算器44で加算して合成されるフィルタ装置1のフィルタ特性は、f1〜f3の間でフラットなものとなる。
また、図4(b)に示すように、中間周波数が周波数b1の利得を利得G1、周波数b2の利得を利得G2と設定した場合であっても、加算器44で加算して合成されるフィルタ装置1のフィルタ特性は、周波数b1、b2の間で滑らかに接続される。
なお、加算器44における周波数帯域毎のフィルタ係数の加算は、時間領域については図5に示すとおりであり、各周波数帯域のフィルタ係数(k1…kn)を加算することでフィルタ装置1に設定すべきフィルタ係数kを算出している。
図6に示すように、フィルタ係数演算部40における各周波数帯域のフィルタ係数の算出は、例えばnの周波数帯域において、不揮発性メモリである記憶部45nに格納されたテーブル情報と周波数特性入力部50で設定される当該周波数帯域の利得とを積算してもよい。
この記憶部45nに記録されるテーブル情報は、上述した周波数帯域の基準波形である正弦波形と当該周波数帯域のレイズドコサイン窓関数とを積算した結果の波形情報であり、フィルタ装置1におけるフィルタのタップ数以上の時間長分が記録されたものである。このテーブル情報は、周波数特性入力部50で利得を設定する周波数帯域が定まる、つまり、フィルタ装置1の設計段階で予め演算しておくことができる値である。
よって、周波数帯域毎に記憶部に格納されたテーブル情報を用いて各周波数帯域のフィルタ係数を演算することで、演算量を減らすことができ、より高速にフィルタ係数の算出を行うことができる。
以上のように、フィルタ装置1は、入力信号の周波数特性を調整するためのフィルタ係数を算出する構成として、周波数帯域毎に利得を設定する利得設定部50a〜50nと、その周波数帯域毎に基準となる基準波形を生成する発信部41a〜41nと、その周波数帯域毎に、演算器42a〜42nで生成された基準波形を設定された利得で積算し、レイズドコサイン演算部43a〜43nで当該積算結果にレイズドコサイン窓関数を積算してフィルタ係数を算出して加算器44でその周波数帯域毎のフィルタ係数を加算するフィルタ係数演算部40とを有する。
このため、フィルタ装置1は、周波数帯域毎の利得及び窓関数の積算と、その周波数帯域毎の積算結果の加算と、を行うだけで設定すべきフィルタ係数を算出することができ、FFT等の負荷の高い演算処理を行う必要がない。よって、処理能力の低いDSPを用いる低コストな構成であっても実施することができる。
また、フィルタ装置1は、演算負荷の低減により、分割する周波数帯域の数を増やすことができるため、バンドストップフィルタのような急峻なフィルタを構成することができ、ユーザの要望に応じたより良質な出力信号を取得することができる。
更に、フィルタ装置1は、周波数帯域毎に、基準となる基準波形と当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数とを積算した積算結果である波形情報を、フィルタのタップ数以上の時間長分記録したテーブル情報として予め記憶部に格納し、フィルタ係数演算部40は、そのテーブル情報と設定された利得とを積算して周波数帯域毎のフィルタ係数を算出する構成である。
このため、フィルタ装置1は、基準となる基準波形と周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数とを積算する分の演算を省くことができ、より高速にフィルタ係数の算出を行うことができる。
なお、上述したフィルタ装置1は、無線装置の受信部におけるIFフィルタや音声信号の周波数特性を調整する音声信号処理装置であるイコライザなどに利用することができる。ここで、フィルタ装置1をIFフィルタやイコライザとして利用する形態について図7を参照して説明する。
図7(a)は、無線装置100の機能的構成を模式的に示している。図7(b)は、音声処理部174の機能的構成を模式的に示している。
図7(a)に示すように、無線装置100は、アンテナ110、増幅器120、RFフィルタ130(Radio Frequency)、発振器140、混合器150、ADC160、DSP170、DAC180、スピーカ190を備える構成である。
無線装置100において、アンテナ110を介して取得した電気信号は、増幅器120、RFフィルタ130で所望の周波数帯域が高周波増幅され、発振器140と混合器150で周波数変換が行われた後、ADC160でデジタル信号に変換されて、DSP170に入力される。DSP170でデジタル処理が施された信号は、DAC180でアナログ信号に変換された後、スピーカ190で音声再生される。
DSP170は、フィルタ係数によるFIR演算処理を行うことでADC160から入力される信号の不要な周波数帯域成分を除去するIFフィルタ171、周波数変換して音声信号へ変換する発振器172と演算器173、その変換後の音声信号に対して周波数特性の調整などを行う音声処理部174を有する構成である。
音声処理部174は、図7(b)に示すように、音声入力信号に対して、フィルタ係数によるFIR演算処理を行うことで周波数特性の調整を行うオーディオイコライザ174a、調整後の信号を増幅する増幅器174bを有する。
DSP170は、IFフィルタ171や音声処理部174のフィルタ係数演算を前述したフィルタ装置1と同様に行うことで、FFT等の負荷の高い演算処理を行う必要がなく、処理能力の低いDSPを用いる低コストな構成であっても実施することができる。また、演算負荷の低減により、フィルタ係数の算出時間を短縮することができるため、IFフィルタ171で同調する周波数帯域を変更する場合や音声処理部174で会話再生用の設定から音楽再生用の設定へ切り替える場合に発生するタイムラグを少なくし、より良好な音声再生を実現できる。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
フィルタ装置の機能的構成を模式的に示すブロック図である。 フィルタ装置におけるフィルタ係数の演算に係る構成を模式的に示すブロック図である。 (a)は、レイズドコサイン窓関数による周波数帯域のフィルタ係数の算出を時間領域で例示する概念図であり、(b)は、レイズドコサイン窓関数による周波数帯域のフィルタ係数の算出を周波数領域で例示する概念図である。 (a)は、複数の周波数帯域のフィルタ係数の合成例を周波数領域で示すグラフであり、(b)は、複数の周波数帯域のフィルタ係数の合成例を周波数領域で示すグラフである。 周波数帯域毎に算出されたフィルタ係数の加算を時間領域で例示する概念図である。 テーブル情報を用いてフィルタ係数の演算を行う構成を模式的に示すブロック図である。 (a)は、無線装置の機能的構成を模式的に示すブロック図であり、(b)は、音声処理部の機能的構成を模式的に示すブロック図である。 (a)は、無線装置の構成を模式的に示す概念図であり、(b)は、従来のフィルタ装置の構成を模式的に示す概念図である。 (a)は、従来の窓関数法によるフィルタ係数算出を例示する概念図であり、(b)は、窓関数法による周波数特性の調整を例示するグラフである。 (a)は、無線装置の構成を模式的に示す概念図であり、(b)は、従来のフィルタ装置の構成を模式的に示す概念図である。 複数のバンドパスフィルタによる周波数特性の調整を例示する概念図である。
符号の説明
1 フィルタ装置
10 ADC
20 フィルタ部
30 DAC
40 フィルタ係数演算部
41a〜41n 発信部
42a〜42n 演算器
43a〜43n レイズドコサイン演算部
44 加算器
45n 記憶部
50 周波数特性入力部
50a〜50n 利得設定部

Claims (3)

  1. 設定されるフィルタ係数に基づいて入力信号の周波数特性を調整して出力するフィルタ装置であって、
    周波数帯域毎に利得を設定する利得設定手段と、
    前記周波数帯域毎に基準となる基準波形を生成する生成手段と、
    前記周波数帯域毎に、前記生成された基準波形を前記設定された利得で積算し、当該積算結果に当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数を積算してフィルタ係数を算出し、当該周波数帯域毎のフィルタ係数を合成して、前記設定すべきフィルタ係数を算出するフィルタ係数演算手段と、
    を備えるフィルタ装置。
  2. 前記周波数帯域毎に基準となる基準波形と当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数とを積算した演算結果を前記周波数帯域毎に記憶する記憶手段を更に備え、
    前記フィルタ係数演算手段は、前記周波数帯域毎に、前記記憶手段に記憶された演算結果と前記設定された利得とを積算して、前記周波数帯域毎のフィルタ係数を算出する請求項1に記載のフィルタ装置。
  3. 設定されるフィルタ係数に基づいて入力信号の周波数特性を調整して出力するフィルタ装置におけるフィルタ係数の算出方法であって、
    周波数帯域毎に利得を設定し、前記周波数帯域毎に基準となる基準波形を生成し、前記周波数帯域毎に、前記生成された基準波形を前記設定された利得で積算し、当該積算結果に当該周波数帯域に係るレイズドコサイン窓関数を積算してフィルタ係数を算出し、当該周波数帯域毎のフィルタ係数を合成して、前記設定すべきフィルタ係数を算出するフィルタ係数の算出方法。
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