JP5034419B2 - 撮影レンズ - Google Patents

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本発明は、デジタルスチルカメラ等のカメラに搭載される撮影レンズに関する。
近年、CCD等の固体撮像素子が採用されたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の普及率が伸びている。また、携帯電話やノート型パソコン等の携帯通信機器に上記固体撮像素子及び撮影レンズが搭載されたものが増えていることもあり、これに用いる撮影レンズの需要も急速に高まっている。このような携帯通信機器の小型化・薄型化、高性能化に伴い、これらに搭載される撮影レンズの小型化・薄型化、高性能化が求められるとともに、普及させるための低コスト化が求められている。
このような要求に対し、従来から3枚程度のレンズを利用したものがある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1所載の撮影レンズは、物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズを具備するレンズ系から構成される撮影レンズであって、第1レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面の少なくとも何れか一方が非球面形状のメニスカスレンズであり、第2レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面の少なくとも何れか一方が非球面形状のメニスカスレンズであり、第3レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面の少なくとも何れか一方が非球面形状のメニスカスレンズである撮影レンズである。
特開2005−292235号公報
上記特許文献1所載の撮影レンズによれば、小型サイズでありながらも、3枚レンズ構成により、諸収差を良好に補正することができるとされているが、このような構成では、さらに光学全長の短い低背なレンズを実現しようとすると、収差の補正が困難となり、高画素撮像素子(ここでは2.0メガ以上)に対応した撮像レンズを提供することが困難となる。例えば、レンズ系を短くすると、色収差が大きくなるため、アッベ数に自由度のあるガラス非球面レンズを使用し、色収差の補正を実現しなければならない。また、低背なレンズにすると、製造誤差に対する光学性能劣化が顕著となる。
そこで、本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、レンズ系の全長を短くしても、良好な収差の補正が可能となる高性能な撮影レンズを提供することを目的とする。
本発明に係る撮影レンズは、物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズを具備するレンズ系から構成される撮影レンズであって、第1レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状のメニスカスレンズであり、第2レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状のメニスカスレンズであり、第3レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状のレンズであり、レンズ系は、以下の条件を満たすことを特徴とする。
r1>0、r2>0、r3<0、r4<0、r5<0、r6>0 ・・・(1)
尚、r1は第1レンズの物体側レンズ面の曲率半径、r2は第1レンズの像側レンズ面の曲率半径、r3は第2レンズの物体側レンズ面の曲率半径、r4は第2レンズの像側レンズ面の曲率半径、r5は第3レンズの物体側レンズ面の曲率半径、r6は第3レンズの像側レンズ面の曲率半径を表す。
上記構成に係る撮影レンズにおいては、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状で正の(パワー、屈折力または焦点距離を有する)メニスカスレンズであるプラスチック製の第1レンズと、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状で負の(パワー、屈折力または焦点距離を有する)メニスカスレンズであるプラスチック製の第2レンズと、同じく物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状で負の(パワー、屈折力または焦点距離を有する)プラスチック製の第3レンズとの3枚のレンズによりレンズ系が構成される。また、開口絞りは、第1レンズの前(物体側)に設けられる。
上記条件式(1)は、レンズ系の全長を短くしつつも、収差の補正を良好に行い得るための条件式である。即ち、上記条件式(1)を満たすことにより、レンズの全長を短くすることができると共に、上記特許文献1所載の撮影レンズでは、r5>0であるが、本発明においては、r5<0とすることで、レンズの全長を短くしても、規定する像高さ位置まで光線を持ち上げることができ、収差の補正が良好となる。
ここで,本発明に係る撮影レンズは、第2レンズが以下の条件を満たすプラスチックレンズからなるレンズ系であることを特徴とする。
Nd>1.6、υd<30 ・・・(2)
尚、ここでNdは第2レンズの屈折率、νdは第2レンズのアッベ数を表す。
上記条件式(2)は、第2レンズの材料に関する条件式である。即ち、第2レンズとして、凹面に屈折率が高く、低アッベ数なフルオレン系ポリエステル材料を採用することにより、低背化及び良好な色収差の補正を実現できる。
より具体的に言えば、アッベ数が小さい材料を凹面に使用することにより、色収差を小さくすることができるので、色収差の補正が有利となる。また、屈折率が高いことにより、低背なレンズにした場合、従来から一般的に使用されるポリカーボネート製のものよりも曲率半径を小さくする必要がなく、そのため、誤差による性能劣化が少ない。
また、本発明に係る撮影レンズは、さらに以下の条件を満たすレンズ系であることを特徴とする。
1.0<TL/f<1.1 ・・・(3)
尚、TLはレンズ系の全長で第3レンズの像側レンズ面と撮像面の間に配置された固体撮像素子におけるフィルタ等の光学部材を含んだ長さを表し、fはレンズ系の焦点距離を表す。
上記条件式(3)は、光学性能を良好に維持しつつも、レンズ系の全長を短くするための条件式である。即ち、レンズ系の焦点距離に対するレンズ系の全長の比が上記条件式(3)の下限を下回ると、焦点距離よりも全長が短くなり(主点がレンズより前に出る)、収差の補正が困難となる。一方、上限を超えると、レンズ系の全長が長くなり、小型化が困難となる。収差の補正と小型化を両立させるには、上記条件式(3)を満たすことが最も有効なのである。
以上、本発明の発明者の鋭意研究の結果、レンズ系を3枚のレンズで構成し、レンズ系の各パラメータが上記条件式(1)(2)(3)の各条件式すべてを満足させることにより、レンズ系の全長を短くしても、良好な収差の補正が可能となる高性能な撮影レンズを開発できる
また、本発明に係る撮影レンズは、さらに以下の条件を満たすレンズ系を採用することができる。
0.6<f1/f<0.7 ・・・(4)
2.0<|f2|/f<4.0 ・・・(5)
1.0<|f3|/f<2.0 ・・・(6)
尚、f1は第1レンズの焦点距離、f2は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fはレンズ系の焦点距離を表す。
上記条件式(4)は、第1レンズのパワーに関する条件式である。即ち、第1レンズは結像の中心的役割を担うレンズであるが、レンズ系の焦点距離に対する第1レンズの焦点距離の比が上記条件式(4)の上限を超えると、第1レンズの屈折力が弱くなるため、レンズ系の全長を長くしなければ光学性能を維持できない。一方、下限を下回ると、第1レンズが過度に屈折力を持つようになるため、球面収差、コマ収差の補正が困難となると共に、製造誤差発生時の光学性能の劣化が顕著となる。
上記条件式(5)は、第2レンズのパワーに関する条件式である。即ち、レンズ系の焦点距離に対する第2レンズの焦点距離の比が上記条件式(5)の上限を超えると、第2レンズの屈折力が弱くなるため、レンズ系の全長を長くしなければ光学性能を維持できない。一方、下限を下回ると、第2レンズが過度に屈折力を持つようになるため、球面収差、コマ収差の補正が困難となると共に、製造誤差発生時の光学性能の劣化が顕著となる。
上記条件式(6)は、第3レンズのパワーに関する条件式である。即ち、レンズ系の焦点距離に対する第3レンズの焦点距離の比が上記条件式(6)の上限を超えると、第3レンズの屈折力が弱くなるため、軸外の諸収差、特に歪曲収差、コマ収差及び光線角度(テレセントリック性)を良好に補正できない。一方、下限を下回ると、第3レンズが過度に屈折力を持つようになるため、第1レンズ、第2レンズとのバランスが崩れ、軸外の諸収差の補正が困難となる。
また、本発明に係る撮影レンズは、さらに以下の条件を満たすレンズ系を採用することができる。
2.1<r2/r1<2.7 ・・・(7)
r2/f1<1.0 ・・・(8)
尚、f1は第1レンズの焦点距離を表す。
上記条件式(7)は、第1レンズの像側レンズ面の面形状に関する条件である。即ち、第1レンズの物体側レンズ面の曲率半径に対する像側レンズ面の曲率半径の比が上記条件式(7)の下限を下回ると、負の作用を持つ像側レンズ面の曲率半径が小さくなるため、第1レンズの正の屈折力が低下し、その結果、球面収差、コマ収差が大きくなって、光学性能が低下する。一方、上限を超えると、負の作用を持つ像側レンズ面の曲率半径が大きくなるため、光線を像高の高い位置に射出することが困難となり、その結果、軸外の諸収差及び光線のテレセントリック性が劣化する。また、上記条件式(7)の場合、値が小さくなるほど、製造誤差発生時の性能劣化量が小さくなり、そのため、値が2.1に近いほど、製造誤差による性能劣化の小さい第1レンズを実現することが可能となる。
上記条件式(8)は、第1レンズの像側レンズ面の形状に関する条件である。即ち、上記条件式(7)を満たすことを前提として、上記条件式(8)を満たすことにより、製造誤差(特に平行偏芯)による性能劣化の小さい第1レンズを実現することが可能となる。
また、本発明に係る撮影レンズは、第1レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面、第2レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面、第3レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面の少なくとも何れかに回折光学素子面を有するレンズ系を採用することができる。
回折光学素子面は、主として色収差の補正の役割を担うが、回折光学素子面では、他の収差の補正を考慮する必要がないため、その屈折力を小さくすることができ、回折光学素子面での色収差以外の収差の発生を抑えることができ、レンズ系全体として諸収差を良好に補正できる。
以上の如く、本発明に係る撮影レンズによれば、レンズ系の全長を短くしつつも、収差補正を良好に行うことができるようになる。また、メガピクセルセンサに対応した光学性能を持つ低背なレンズであって、製造誤差に強いレンズを実現することができる。さらに、プラスチックレンズを使用することにより、安価なレンズであって、物理的に成型可能な形成を維持しつつも、薄型のレンズを実現することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態における撮影レンズの断面図である。本実施形態に係る撮影レンズは、図1に示すように、物体側より順に、開口絞り1、第1レンズ2、第2レンズ3及び第3レンズ4を具備するレンズ系から構成される。撮像レンズは、何れも固体撮像素子(例えばCCD)に対して光学像を形成する撮像用(例えばデジタルスチルカメラ用)の単焦点レンズである。そして、第1レンズ2は、物体側レンズ面R1に凸面を有する正のメニスカスレンズであり、第2レンズ3は、像側レンズ面R4に凸面を有する正のメニスカスレンズであり、第3レンズ4は、像側レンズ面R6に凹面を有するレンズである。また、第3レンズ4の像側レンズ面R6と撮像面IMGとの間にCCD等の固体撮像素子におけるカバーガラスまたはフィルタ等の光学部材5が配置される。
以上の構成を有する本実施形態における撮影レンズの各パラメータ値は以下に示す通りである。ここで、rjは物体側から順にj番目の面番号Rjにおける曲率半径(mm)、djは物体側から順にj番目の面中心間隔(mm)、Ndはd線における各レンズの屈折率、νdはd線における各レンズのアッベ数、fはレンズ系の焦点距離(mm)、Fno.はFナンバー、TLはレンズ系の全長(mm)を意味する。尚、面番号横の*は、非球面形状の屈折光学面又は非球面と等価な屈折作用を有する面であることを示す。
また、非球面形状は、面頂点の接平面からの光軸方向の距離(サグ量)をx、光軸からの高さhとして、rを近軸曲率半径、κを円錐定数、am (m=4,6,8,10,12,14,16)を第m次の非球面係数としたとき、次式で表される。
x={(1/r)h2}/〔1+{1−(1+κ)(1/r)221/2
+a44+a66+a88+a1010+a1212+a1414・・・(X)
そこで、以下では、上記式(X)におけるamの値を示し、非球面形状を特定している。
Figure 0005034419
尚、本実施形態においては、第1レンズ2の物体側レンズ面R1の曲率半径r1=0.9429mmであり、第1レンズ2の像側レンズ面R2の曲率半径r2=2.2000mmであり、第2レンズ3の物体側レンズ面R3の曲率半径r3=−1.1735mmであり、第2レンズ3の像側レンズ面R4の曲率半径r4=−1.5340mmであり、第3レンズ4の物体側レンズ面R5の曲率半径r5=−8.4037mmであり、第3レンズ4の像側レンズ面R6の曲率半径r6=5.2876mmであり、第2レンズ3の屈折率Nd=1.607であり、第2レンズ3のアッベ数νd=27であり、レンズ系の全長TL=4.285mmであり、第1レンズ2の焦点距離f1=2.733888mmであり、第2レンズ3の焦点距離f2=−14.3472mmであり、第3レンズ4の焦点距離f3=−6.02278mmであり、レンズ系の焦点距離f=4.17mmである。
よって、r1=0.9429、r2=2.2000、r3=−1.1735、r4=−1.5340、r5=−8.4037、r6=5.2876は、上記条件式(1)を満たしており、Nd=1.607、νd=27は、上記条件式(2)を満たしており、TL/f=1.0276は、上記条件式(3)を満たしており、f1/f=0.6556は、上記条件式(4)を満たしており、|f2|/f=3.4406は、上記条件式(5)を満たしており、|f3|/f=1.4443は、上記条件式(6)を満たしており、r2/r1=2.3332は、上記条件式(7)を満たしており、r2/f1=0.8047は、上記条件式(8)を満たしている。
図2は、図1の撮影レンズにおける収差図である。図2(a)は、球面収差を示し、図2(b)は、非点収差を示し、図2(c)は、歪曲収差を示す。
本実施の形態においては、従来技術に比較して、非常にコンパクトな撮影レンズを実現しているにも関わらず、各収差とも良好に補正されている。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る撮影レンズの第2実施形態について説明する。図3は、本発明の第2実施形態における撮影レンズの断面図である。
本実施形態に係る撮影レンズが第1実施形態と異なる点は、第1レンズ2及び第2レンズ3のレンズ形状である。但し、第1レンズ1が、物体側レンズ面R1に凸面を有する正のメニスカスレンズであり、第2レンズ2が、像側レンズ面R4に凸面を有する正のメニスカスレンズである点は、共通している。
以上の構成を有する本実施形態における撮影レンズの各パラメータ値は以下に示す通りである。ここでも、各値の意味するところは第1実施形態と同じである。
Figure 0005034419
尚、本実施形態においては、第1レンズ2の物体側レンズ面R1の曲率半径r1=0.9239mmであり、第1レンズ2の像側レンズ面R2の曲率半径r2=2.0000mmであり、第2レンズ3の物体側レンズ面R3の曲率半径r3=−1.2388mmであり、第2レンズ3の像側レンズ面R4の曲率半径r4=−1.5992mmであり、第3レンズ4の物体側レンズ面R5の曲率半径r5=−8.4037mmであり、第3レンズ4の像側レンズ面R6の曲率半径r6=5.2876mmであり、第2レンズ3の屈折率Nd=1.607であり、第2レンズ3のアッベ数νd=27であり、レンズ系の全長TL=4.285mmであり、第1レンズ2の焦点距離f1=2.78538mmであり、第2レンズ3の焦点距離f2=−15.797mmであり、第3レンズ4の焦点距離f3=−6.02278mmであり、レンズ系の焦点距離f=4.17mmである。
よって、r1=0.9239、r2=2.0000、r3=−1.2388、r4=−1.5992、r5=−8.4037、r6=5.2876は、上記条件式(1)を満たしており、Nd=1.607、νd=27は、上記条件式(2)を満たしており、TL/f=1.0276は、上記条件式(3)を満たしており、f1/f=0.6680は、上記条件式(4)を満たしており、|f2|/f=3.7882は、上記条件式(5)を満たしており、|f3|/f=1.4443は、上記条件式(6)を満たしており、r2/r1=2.1647は、上記条件式(7)を満たしており、r2/f1=0.7180は、上記条件式(8)を満たしている。
図4は、図3の撮影レンズにおける収差図である。図4(a)は、球面収差を示し、図4(b)は、非点収差を示し、図4(c)は、歪曲収差を示す。
本実施の形態においても、従来技術に比較して、非常にコンパクトな撮影レンズを実現しているにも関わらず、各収差とも良好に補正されている。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、設計変更や改良等を行うのは自由である。
例えば、第1レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面、第2レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面、第3レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面の少なくとも何れかに回折光学素子面を有するレンズ系を採用することができる。
回折光学素子面は、主として色収差の補正の役割を担うが、回折光学素子面では、他の収差の補正を考慮する必要がないため、その屈折力を小さくすることができ、回折光学素子面での色収差以外の収差の発生を抑えることができ、レンズ系全体として諸収差を良好に補正できる。
本発明に係る撮影レンズは、レンズ系を3枚のレンズで構成し、レンズ系の各パラメータが条件式(1)〜(8)を満足させることにより、レンズ系の全長を短くしつつも、収差補正を良好に行うことができるという効果を奏し、デジタルスチルカメラ等のカメラに搭載される撮影レンズとして有用である。
本発明の第1実施形態における撮影レンズの断面図 図1の撮影レンズにおける収差図 本発明の第2実施形態における撮影レンズの断面図 図3の撮影レンズにおける収差図
符号の説明
1 開口絞り
2 第1レンズ
3 第2レンズ
4 第3レンズ
5 光学部材

Claims (4)

  1. 物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズを具備するレンズ系およびから構成される撮影レンズであって、
    第1レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状のメニスカスレンズであり、
    第2レンズは、プラスチックレンズであって、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状のメニスカスレンズであり、
    第3レンズは、物体側レンズ面及び像側レンズ面ともに非球面形状のレンズである撮像レンズであって、
    r1を第1レンズの物体側レンズ面の曲率半径、
    r2を第1レンズの像側レンズ面の曲率半径、
    r3を第2レンズの物体側レンズ面の曲率半径、
    r4を第2レンズの像側レンズ面を曲率半径、
    r5は第3レンズの物体側レンズ面の曲率半径、
    r6は第3レンズの像側レンズ面の曲率半径、としたときに以下の条件を満足し、

    r1>0、r2>0、r3<0、r4<0、r5<0、r6>0 ・・・(1)

    かつ、第2レンズの屈折率Ndとそのアッベ数νdが、以下の条件を満足し、

    Nd>1.6、νd<30 ・・・(2)

    さらにレンズ系の全長(像側レンズ面と撮像面の間に配置された固体撮像素子におけるフィルタ等の光学部材を含んだ長さ)をTL、レンズ系の焦点距離をfとした場合、以下の条件を満足することを特徴とする撮影レンズ。

    1.0<TL/f<1.1 ・・・(3)
  2. レンズ系は、さらに以下の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ
    0.6<f1/f<0.7 ・・・(4)
    2.0<|f2|/f<4.0 ・・・(5)
    1.0<|f3|/f<2.0 ・・・(6)
    尚、f1は第1レンズの焦点距離、f2は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、fはレンズ系の焦点距離を表す。
  3. レンズ系は、さらに以下の条件を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影レンズ
    2.1<r2/r1<2.7 ・・・(7)
    r2/f1<1.0 ・・・・・・・(8)
    尚、f1は第1レンズの焦点距離を表す。
  4. レンズ系は、第1レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面、第2レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面、第3レンズの物体側レンズ面、像側レンズ面の少なくとも何れかに回折光学素子面を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の撮影レンズ。
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