JP5034341B2 - モータの着磁方法 - Google Patents
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Description
永久磁石とバックヨークとを有するロータを備え、着磁時に少なくとも上記バックヨークに対して上記永久磁石の反対側に空間があって、かつ、上記ロータは略円筒形状をしており、上記ロータの内側にステータが配置され、上記ステータの外周面と上記ロータの内周面がエアギャップを隔てて対向するモータの着磁方法であって、
上記ロータの上記永久磁石側に、上記ロータとの間に隙間をあけて、または密着させて着磁器の着磁ヨーク部を配置し、
上記バックヨークに対して上記永久磁石の反対側の上記空間に、磁性体からなる補助ヨークを配置して、
上記着磁器により上記ロータの着磁を行うと共に、
上記ロータの上記バックヨークと上記補助ヨークとの間の空隙長が、上記着磁器の着磁ヨーク部と上記ロータとの間の空隙長よりも小であることにより、上記補助ヨークの内側に上記ロータを位置決めすることを特徴とする。
また、上記略円筒形状のロータの内側に配置されたステータの外周面とロータの内周面がエアギャップを隔てて対向しているアウターロータ型モータにおいて、このモータの着磁方法を適用して、永久磁石とバックヨークを組み合わせた状態でロータを着磁しても、少ない着磁電流で大きな着磁効果を得ることができる。
また、一実施形態のモータの着磁方法によれば、略円筒形状のロータの内側に配置されたステータの外周面とロータの内周面がエアギャップを隔てて対向している構成のアウターロータ型モータにおいて、このモータの着磁方法を適用して、永久磁石とバックヨークを組み合わせた状態でロータを着磁しても、少ない着磁電流で大きな着磁効果を得ることができる。
図1はこの発明の第1実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアウターロータ型モータのアウターロータと外部着磁装置の斜視図であり、6はアウターロータ、40は上記アウターロータ6を着磁するための着磁器の一例としての外部着磁装置である。このアウターロータ型モータは、略円筒形状のアウターロータ6の内側に配置されたステータ(図示せず)の外周面とアウターロータ6の内周面がエアギャップを隔てて対向する構成をしている。
L1<L2
の関係を満たすように設定されていることによって、外部着磁装置40とアウターロータ6との接触によるアウターロータ6の破損を防ぎつつ、補助ヨーク44によりアウターロータ6を固定することが可能となる。これは、バックヨークがロータのエアギャップ側よりも強度が強いからである。
図3はこの発明の第2実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアウターロータと外部着磁装置の斜視図であり、106はアウターロータ、140は上記アウターロータ106を着磁するための外部着磁装置である。
図5はこの発明の第3実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアウターロータ型モータを用いたスクロール圧縮機の要部の縦断面図を示している。このスクロール圧縮機は、本体部201と、上記本体部201から延びる円筒形状の支持部202と、上記支持部202内に挿通された回転軸203と、上記支持部202の外周に固定されたステータ204と、上記支持部202から突出した回転軸203の先端側にロータ支持部205を介して固定され、ステータ204の外周側を囲うように配置された円筒形状のアウターロータ206と、上記支持部202の内側かつ本体部201側に設けられた回転軸受208と、上記支持部201の内側かつ回転軸受208とは連続しない位置に設けられた副軸受209とを備えている。また、各々の軸受には、軸内より油を給油する各々給油穴が設けられている。このスクロール圧縮機では、本体部201と支持部202を一体に形成している。
L11<L12
の関係を満たすように設定されていることによって、ステータ204とアウターロータ206との接触によるアウターロータ206の破損を防ぎつつ、補助ヨーク244によりアウターロータ206を固定することが可能となる。
図6はこの発明の第4実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアウターロータ型モータを用いたスクロール圧縮機の要部の縦断面図である。この第4実施形態のアウターロータ型モータを用いた圧縮機は、補助ヨークの固定方法を除いて第3実施形態のアウターロータ型モータを用いたスクロール圧縮機と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付して説明を省略する。
図7はこの発明の第5実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアキシャルギャップ型モータの要部の縦断面図である。
図8はこの発明の第6実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアキシャルギャップ型モータの要部と外部着磁装置の縦断面図である。
図9はこの発明の第7実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアキシャルギャップ型モータの要部と外部着磁装置の縦断面図である。この第7実施形態のアキシャルギャップ型モータの要部と外部着磁装置は、ロータ位置決め部を除いて第6実施形態と同一の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略する。
図11はこの発明の第8実施形態のモータの着磁方法により着磁を行うアキシャルギャップ型モータの要部の断面図である。
5,205…ロータ支持部
6,106,206…アウターロータ
7…ボス
14,114,214,433,533,633…永久磁石
15,115,215…ロータコア
40,140,540…外部着磁装置
42,142…着磁ヨーク部
43,143…外周部
44,244,344,444,544,644…補助ヨーク
45…着磁コイル
50,150…接続部
51,151…直流電源
116…切り欠き部
146…平面部
201…本体部
202…支持部
204,421,621…ステータ
208…回転軸受
209…副軸受
210…圧縮部
211…固定スクロール
212…旋回スクロール
212a…鏡板
213…ボス
245…環状部材
345…ケーシング
410…ケーシング
423…コイル
424…ステータコア
424a…バックヨーク
424b…ティース
431,531,631…ロータ
434,534,634…バックヨーク
435,535,632…ロータ板
510…位置決めピン
511…環状部材
524…バックヨーク
542…ティース
545…着磁コイル
Claims (9)
- 永久磁石(14,114,214)とバックヨークとを有するロータ(6,106,206)を備え、着磁時に少なくとも上記バックヨークに対して上記永久磁石(14,114,214)の反対側に空間があって、かつ、上記ロータ(6,106,206)は略円筒形状をしており、上記ロータ(6,106,206)の内側にステータ(204)が配置され、上記ステータ(204)の外周面と上記ロータ(6,106,206)の内周面がエアギャップを隔てて対向するモータの着磁方法であって、
上記ロータ(6,106,206)の上記永久磁石(14,114,214)側に、上記ロータ(6,106,206)との間に隙間をあけて、または密着させて着磁器(40,140,204)の着磁ヨーク部(42,142)を配置し、
上記バックヨークに対して上記永久磁石(14,114,214)の反対側の上記空間に、磁性体からなる補助ヨーク(44,244,344)を配置して、
上記着磁器(40,140,204)により上記ロータ(6,106,206)の着磁を行うと共に、
上記ロータ(6,106,206)の上記バックヨークと上記補助ヨーク(44,244,344)との間の空隙長が、上記着磁器(40,140,204)の着磁ヨーク部(42,142)と上記ロータ(6,106,206)との間の空隙長よりも小であることにより、上記補助ヨーク(44,244,344)の内側に上記ロータ(6,106,206)を位置決めすることを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1に記載のモータの着磁方法において、
上記補助ヨーク(44)側に設けられ、上記ロータ(106)の回転を防止する回転防止手段(146)を上記補助ヨーク(44)に有することを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1または2に記載のモータの着磁方法において、
上記ロータ(6,106,206)の上記バックヨークは、モータとして組んだ状態にて磁気飽和しないことを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のモータの着磁方法において、
上記着磁器(40,140)の着磁ヨーク部の磁性材の上記永久磁石(14,114)に対向する面が上記永久磁石(14,114)の磁極面積よりも狭く、かつ、上記補助ヨーク(44)の上記永久磁石(14,114)に対向する面が上記永久磁石(14,114)の磁極面積よりも広いことを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のモータの着磁方法において、
上記補助ヨーク(44,244,344)は、上記着磁器(40,140,204)の着磁ヨーク部(42,142)との相対的な位置が定まっていることを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のモータの着磁方法において、
着磁後に、着磁時とは磁極が逆となり、かつ、着磁時より十分小さい電流を上記着磁器(40,140)の着磁コイルに流しながら上記着磁器(40,140)と上記ロータ(6,106)を離すことを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のモータの着磁方法において、
上記着磁器(204)は、上記ロータ(206)とエアギャップを隔てて配置されたステータが兼ねることを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1に記載のモータの着磁方法において、
上記補助ヨーク(44,244)の内周面または上記ロータ(6,106,206)の外周面の少なくとも一方に、摩擦係数が鉄の加工面よりも低いコーティングが予め施されていることを特徴とするモータの着磁方法。 - 請求項1または8に記載のモータの着磁方法において、
上記ロータ(6,106)と上記着磁器(40,140)と上記補助ヨーク(44)を着磁時の位置に配置するとき、または、着磁後に上記着磁器(40,140)と上記ロータ(6,106)を離すとき、上記ロータ(6,106)をガイド(40a)により案内することを特徴とするモータの着磁方法。
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